JPH10139656A - 化粧料組成物 - Google Patents
化粧料組成物Info
- Publication number
- JPH10139656A JPH10139656A JP33740396A JP33740396A JPH10139656A JP H10139656 A JPH10139656 A JP H10139656A JP 33740396 A JP33740396 A JP 33740396A JP 33740396 A JP33740396 A JP 33740396A JP H10139656 A JPH10139656 A JP H10139656A
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- JP
- Japan
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- lanolin
- shellac
- weight
- cosmetic composition
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 水を溶媒の主成分とする化粧料組成物に
おいて、セラックの重量を、化粧料の総重量に対して1
〜30%にすると共に、ラノリン或いは/及びその誘導
体或いは/及び蛋白質或いは/及びその誘導体の内から
選ばれる1種類或いは2種類以上の重量を、配合される
セラックの重量に対する比で1〜30%とした。 【発明の効果】 リップオーバーコートやエナメルコー
トに用いた場合に、従来技術によるものと比較して、塗
膜の自然な光沢や滑らかさを改善すると共に、唇や爪の
上に長期間にわたって塗膜がはげ落ちたりせずに安定に
できる上、唇や爪に悪影響を及ぼさなくなるようにもで
きる。また、安全性の高い化粧品の提供にも寄与でき
る。
おいて、セラックの重量を、化粧料の総重量に対して1
〜30%にすると共に、ラノリン或いは/及びその誘導
体或いは/及び蛋白質或いは/及びその誘導体の内から
選ばれる1種類或いは2種類以上の重量を、配合される
セラックの重量に対する比で1〜30%とした。 【発明の効果】 リップオーバーコートやエナメルコー
トに用いた場合に、従来技術によるものと比較して、塗
膜の自然な光沢や滑らかさを改善すると共に、唇や爪の
上に長期間にわたって塗膜がはげ落ちたりせずに安定に
できる上、唇や爪に悪影響を及ぼさなくなるようにもで
きる。また、安全性の高い化粧品の提供にも寄与でき
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、セラックとラノリン
及びその誘導体或いは/及び蛋白質及びその誘導体を用
いる化粧料に関する。
及びその誘導体或いは/及び蛋白質及びその誘導体を用
いる化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、色落ちや色移りの防止機能を有す
る口紅などが市場に出回っているが、このタイプの口紅
では光沢、つや、潤いに欠け、しかも、口紅が乾燥して
定着するまでに時間がかかるという不具合があった。こ
の理由により、消費者からは、従来から既存のタイプの
口紅を塗布後に上塗りをして、口紅の色落ちや色移りの
防止するためのリップオーバーコートが市販されてい
る。しかし、従来のこのようなリップオーバーコート
は、塗膜の主成分がケイ素化合物やフッ素化合物である
ため、どうしても自然な光沢、つや、潤いが得られなか
ったのが現状である。
る口紅などが市場に出回っているが、このタイプの口紅
では光沢、つや、潤いに欠け、しかも、口紅が乾燥して
定着するまでに時間がかかるという不具合があった。こ
の理由により、消費者からは、従来から既存のタイプの
口紅を塗布後に上塗りをして、口紅の色落ちや色移りの
防止するためのリップオーバーコートが市販されてい
る。しかし、従来のこのようなリップオーバーコート
は、塗膜の主成分がケイ素化合物やフッ素化合物である
ため、どうしても自然な光沢、つや、潤いが得られなか
ったのが現状である。
【0003】そこで、上記した問題を解決するに当た
り、本発明の発明者は、セラックという熱硬化性で高い
硬度を有し、光沢性、つやに優れ、可食性で且つ生分解
可能な人体に対して無害な樹脂があることを知るに至っ
た。尚、このセラックは、化粧石鹸、洗顔料、シャンプ
ー、リンス、染毛料、頭髪用化粧品、一般クリーム・乳
液、ひげそり用クリーム、日焼け・日焼け止めクリー
ム、化粧水・オーデコロン、ひげそり用ローション、日
焼け・日焼け止めローション、化粧油、日焼け・日焼け
止めオイル、おしろいパウダー、ファンデーション、香
水、パック、爪クリーム、エナメル、エナメル除去液、
眉墨、ほお紅、アイクリーム、アイシャドウ、マスカ
ラ、アイライナー、口紅、リップクリーム、歯磨き、浴
用化粧品等に配合されている処方例が実際に試みられて
いる。(薬事日報社刊:化粧品種別許可基準1994中
第36頁に記載。) しかしながら、ここでのエナメル処方等の問題点は、セ
ラックを用いた場合、目的物を得るために可塑剤を併用
すると、セラックの塗膜の硬度を下げることや、光沢性
・通気性に問題があった。このような理由により、この
処方をオーバーリップコートやエナメルの処方に応用し
ようとすると、セラックの塗膜に柔軟性がないから、も
ろく剥がれやすく長時間の使用に耐えられない上、光沢
も良くないから、見た目に良くなかった。また、塗膜が
皮膚の呼吸を遮断し、爪に圧迫感を与えるので、皮膚や
爪の潤いに悪影響を及ぼす問題点もあった。
り、本発明の発明者は、セラックという熱硬化性で高い
硬度を有し、光沢性、つやに優れ、可食性で且つ生分解
可能な人体に対して無害な樹脂があることを知るに至っ
た。尚、このセラックは、化粧石鹸、洗顔料、シャンプ
ー、リンス、染毛料、頭髪用化粧品、一般クリーム・乳
液、ひげそり用クリーム、日焼け・日焼け止めクリー
ム、化粧水・オーデコロン、ひげそり用ローション、日
焼け・日焼け止めローション、化粧油、日焼け・日焼け
止めオイル、おしろいパウダー、ファンデーション、香
水、パック、爪クリーム、エナメル、エナメル除去液、
眉墨、ほお紅、アイクリーム、アイシャドウ、マスカ
ラ、アイライナー、口紅、リップクリーム、歯磨き、浴
用化粧品等に配合されている処方例が実際に試みられて
いる。(薬事日報社刊:化粧品種別許可基準1994中
第36頁に記載。) しかしながら、ここでのエナメル処方等の問題点は、セ
ラックを用いた場合、目的物を得るために可塑剤を併用
すると、セラックの塗膜の硬度を下げることや、光沢性
・通気性に問題があった。このような理由により、この
処方をオーバーリップコートやエナメルの処方に応用し
ようとすると、セラックの塗膜に柔軟性がないから、も
ろく剥がれやすく長時間の使用に耐えられない上、光沢
も良くないから、見た目に良くなかった。また、塗膜が
皮膚の呼吸を遮断し、爪に圧迫感を与えるので、皮膚や
爪の潤いに悪影響を及ぼす問題点もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来技術の問題点を解決できる化粧料組成物を提供する事
にある。
来技術の問題点を解決できる化粧料組成物を提供する事
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の発明者は上記課
題を達成するために鋭意研究を行った結果、水を溶媒の
主成分とする系において、セラックの重量を、この溶液
の総重量に対して1〜30%にすると共に、ラノリン或
いは/及びその誘導体或いは/及び蛋白質或いは/及び
その誘導体の内から選ばれる1種類或いは2種類以上の
重量を、配合されるセラックの重量に対する比で1〜3
0%としたのである。
題を達成するために鋭意研究を行った結果、水を溶媒の
主成分とする系において、セラックの重量を、この溶液
の総重量に対して1〜30%にすると共に、ラノリン或
いは/及びその誘導体或いは/及び蛋白質或いは/及び
その誘導体の内から選ばれる1種類或いは2種類以上の
重量を、配合されるセラックの重量に対する比で1〜3
0%としたのである。
【0006】尚、上記したセラックの濃度が1%以下な
ら、塗膜形成が難しい一方で、30%以上なら、均一な
膜厚をもつ塗膜形成が難しいので不適である。また、ラ
ノリン或いは/及びその誘導体或いは/及び蛋白質或い
は/及びその誘導体の内から選ばれる1種類或いは2種
類以上の濃度が、セラックに対する重量比で1%以下な
ら、塗膜形成後の膜の硬度を有効に下げることができな
いので、塗膜の形成が難しい一方、30%以上なら、塗
膜が軟化し過ぎる上、塗膜の光沢が損なわれるので不適
である。
ら、塗膜形成が難しい一方で、30%以上なら、均一な
膜厚をもつ塗膜形成が難しいので不適である。また、ラ
ノリン或いは/及びその誘導体或いは/及び蛋白質或い
は/及びその誘導体の内から選ばれる1種類或いは2種
類以上の濃度が、セラックに対する重量比で1%以下な
ら、塗膜形成後の膜の硬度を有効に下げることができな
いので、塗膜の形成が難しい一方、30%以上なら、塗
膜が軟化し過ぎる上、塗膜の光沢が損なわれるので不適
である。
【0007】セラックは化粧品原料として厚生省に認可
されているものであるが、本発明は化粧料に係るもので
あるから、本発明に用いるセラックは、化粧料原料基準
(薬事日報社刊:化粧料基準第2版注解中第637頁に
記載の基準)に合致しているものであればよいが、これ
のみに限る必要はない。
されているものであるが、本発明は化粧料に係るもので
あるから、本発明に用いるセラックは、化粧料原料基準
(薬事日報社刊:化粧料基準第2版注解中第637頁に
記載の基準)に合致しているものであればよいが、これ
のみに限る必要はない。
【0008】ラノリン及びその誘導体としては、ラノリ
ン、ラノリンアルコール、ラノリン脂肪酸、硬質ラノリ
ン、液状ラノリン、還元ラノリン、酢酸ラノリン、水酸
化ラノリン、水素添加ラノリンアルコール、吸着精製ラ
ノリン、ポリオキシエチレンラノリン、ポリオキシエチ
レン還元ラノリン、ポリオキシエチレンラノリンアルコ
ール、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、ポリオ
キシエチレンポリオキシプロピレンラノリン、ポリオキ
シエチレンラノリンアルコール、ラノリン脂肪酸アミ
ド、ラノリン脂肪酸アルカリ塩(K,Na,アンモニア
等)、四級化ラノリン脂肪酸等が挙げられる。但し、好
ましくはポリオキシエチレンラノリン、ポリオキシエチ
レン還元ラノリン、ポリオキシエチレンラノリンアルコ
ール、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、ポリオ
キシエチレンポリオキシプロピレンラノリン、ポリオキ
シエチレンラノリンアルコール等がよい。
ン、ラノリンアルコール、ラノリン脂肪酸、硬質ラノリ
ン、液状ラノリン、還元ラノリン、酢酸ラノリン、水酸
化ラノリン、水素添加ラノリンアルコール、吸着精製ラ
ノリン、ポリオキシエチレンラノリン、ポリオキシエチ
レン還元ラノリン、ポリオキシエチレンラノリンアルコ
ール、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、ポリオ
キシエチレンポリオキシプロピレンラノリン、ポリオキ
シエチレンラノリンアルコール、ラノリン脂肪酸アミ
ド、ラノリン脂肪酸アルカリ塩(K,Na,アンモニア
等)、四級化ラノリン脂肪酸等が挙げられる。但し、好
ましくはポリオキシエチレンラノリン、ポリオキシエチ
レン還元ラノリン、ポリオキシエチレンラノリンアルコ
ール、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、ポリオ
キシエチレンポリオキシプロピレンラノリン、ポリオキ
シエチレンラノリンアルコール等がよい。
【0009】また、蛋白質及びその誘導体としては、加
水分解コラーゲン、水溶性コラーゲン、加水分解シル
ク、大豆蛋白加水分解物、小麦粉酵素分解水溶液等の加
水分解蛋白加水分解物や、ヤシ油脂肪酸加水分解コラー
ゲントリエタノールアミン等のアシル化誘導体や、塩化
N−(3−トリメチルアンモニオ−2−ヒドロキシプロ
ピル)加水分解コラーゲン、塩化N−(3−トリメチル
アンモニオ−2−ヒドロキシプロピル)小麦粉酵素分解
物等の四級化誘導体が挙げられ、これらの他にも平均分
子量が300〜250,000の蛋白質であればよい。
但し、好ましくは、平均分子量が1,000〜250,
000のものがよい。
水分解コラーゲン、水溶性コラーゲン、加水分解シル
ク、大豆蛋白加水分解物、小麦粉酵素分解水溶液等の加
水分解蛋白加水分解物や、ヤシ油脂肪酸加水分解コラー
ゲントリエタノールアミン等のアシル化誘導体や、塩化
N−(3−トリメチルアンモニオ−2−ヒドロキシプロ
ピル)加水分解コラーゲン、塩化N−(3−トリメチル
アンモニオ−2−ヒドロキシプロピル)小麦粉酵素分解
物等の四級化誘導体が挙げられ、これらの他にも平均分
子量が300〜250,000の蛋白質であればよい。
但し、好ましくは、平均分子量が1,000〜250,
000のものがよい。
【0010】
【実施例1〜5】本発明のオーバーリップコートの実施
例として、第1表に示す通り、実施例1〜5を調合し
た。その調合方法は、まず、約60度に加熱した蒸留水
に、25%アンモニア水を処方量通りに滴下する。次
に、セラックを少しずつ溶解させながら処方量添加後、
このセラック水溶液を室温まで冷却した後に、ポリオキ
シエチレンポリオキシプロピレンラノリン或いは小麦粉
酵素分解水溶液を処方量添加溶解後、PHを8.5に調
整した。
例として、第1表に示す通り、実施例1〜5を調合し
た。その調合方法は、まず、約60度に加熱した蒸留水
に、25%アンモニア水を処方量通りに滴下する。次
に、セラックを少しずつ溶解させながら処方量添加後、
このセラック水溶液を室温まで冷却した後に、ポリオキ
シエチレンポリオキシプロピレンラノリン或いは小麦粉
酵素分解水溶液を処方量添加溶解後、PHを8.5に調
整した。
【0011】尚、オーバーリップコートを塗布後の速乾
性を狙うのであれば、C2〜6程度の炭素鎖長を有する
揮発性のアルコールやエーテルを配合してもよい。
性を狙うのであれば、C2〜6程度の炭素鎖長を有する
揮発性のアルコールやエーテルを配合してもよい。
【0012】
【比較例1〜5】実施例1〜5の比較例として、第2表
の通り比較例1〜5を調合した。その調合方法は、実施
例1〜5の場合と同様である。但し、比較例5にはポリ
オキシエチレンポリオキシプロピレンラノリン或いは小
麦粉酵素分解水溶液は一切添加しない。
の通り比較例1〜5を調合した。その調合方法は、実施
例1〜5の場合と同様である。但し、比較例5にはポリ
オキシエチレンポリオキシプロピレンラノリン或いは小
麦粉酵素分解水溶液は一切添加しない。
【0013】そして、実施例1〜5と比較例1〜5とに
ついて、使用時の光沢性、滑らかさ、潤い、色
落防止性について、被験者を5人として行った試験結果
を第3表に示す。(試験条件の詳細は第3表にて記
載。)
ついて、使用時の光沢性、滑らかさ、潤い、色
落防止性について、被験者を5人として行った試験結果
を第3表に示す。(試験条件の詳細は第3表にて記
載。)
【0014】
【実施例6〜10】本発明の水系エナメルコート実施例
として、第4表に示す通り、実施例6〜10を調合し
た。その調合方法は、まず、約60度に加熱した蒸留水
に、25%アンモニア水を処方量通りに滴下する。次
に、セラックを少しずつ溶解させながら処方量添加後、
このセラック水溶液を室温まで冷却した後に、ポリオキ
シエチレンポリオキシプロピレンラノリン或いは小麦粉
酵素分解水溶液を処方量添加溶解後、PHを8.5に調
整した。
として、第4表に示す通り、実施例6〜10を調合し
た。その調合方法は、まず、約60度に加熱した蒸留水
に、25%アンモニア水を処方量通りに滴下する。次
に、セラックを少しずつ溶解させながら処方量添加後、
このセラック水溶液を室温まで冷却した後に、ポリオキ
シエチレンポリオキシプロピレンラノリン或いは小麦粉
酵素分解水溶液を処方量添加溶解後、PHを8.5に調
整した。
【0015】尚、エナメルコートを塗布後の速乾性を狙
うのであれば、C2〜6程度の炭素鎖長を有する揮発性
のアルコールやエーテルを配合してもよい。
うのであれば、C2〜6程度の炭素鎖長を有する揮発性
のアルコールやエーテルを配合してもよい。
【0016】
【比較例6〜10】実施例6〜10の比較例として、第
5表の通りに比較6〜10を調合した。その調合方法
は、実施例6〜10の場合と同様である。但し、比較例
10にはポリオキシエチレンポリオキシプロピレンラノ
リン或いは小麦粉酵素分解水溶液は一切添加しない。
5表の通りに比較6〜10を調合した。その調合方法
は、実施例6〜10の場合と同様である。但し、比較例
10にはポリオキシエチレンポリオキシプロピレンラノ
リン或いは小麦粉酵素分解水溶液は一切添加しない。
【0017】そして、実施例6〜10と比較例6〜10
とについて、使用時の光沢性、滑らかさ、潤い、
色落防止性について、被験者を5人として行った試験
結果を第6表に示す。 (試験条件の詳細は第6表にて
記載。)
とについて、使用時の光沢性、滑らかさ、潤い、
色落防止性について、被験者を5人として行った試験
結果を第6表に示す。 (試験条件の詳細は第6表にて
記載。)
【0018】以上の実施例は、極限られた一部の例に過
ぎず、本発明は上記の実施例でもって何ら限定されるも
のではない。
ぎず、本発明は上記の実施例でもって何ら限定されるも
のではない。
【0019】
【発明の効果】第3表で得られた結果の通り、本発明に
よるリップオーバーコートは、従来技術によるものと比
較して、その使用時、セラックそのものが有する自然な
光沢や滑らかさを、更に唇の自然な光沢や滑らかさが得
られる。また、塗膜自体が柔軟なものになって口紅の上
にしっかりと定着するから、この結果、長期間にわたっ
て塗膜がはげ落ちたりせずに安定で、しかも、口紅の色
落ちも高度に防止できる。また、塗膜自体が通気性を帯
びるので、リップコートとして用いると、唇に自然な潤
いを得ることができる。
よるリップオーバーコートは、従来技術によるものと比
較して、その使用時、セラックそのものが有する自然な
光沢や滑らかさを、更に唇の自然な光沢や滑らかさが得
られる。また、塗膜自体が柔軟なものになって口紅の上
にしっかりと定着するから、この結果、長期間にわたっ
て塗膜がはげ落ちたりせずに安定で、しかも、口紅の色
落ちも高度に防止できる。また、塗膜自体が通気性を帯
びるので、リップコートとして用いると、唇に自然な潤
いを得ることができる。
【0020】第6表で得られた結果の通り、本発明によ
るエナメルコートは、従来技術によるものと比較して、
その使用時、セラックそのものが有する自然な光沢や滑
らかさを一層引き立たせることができる。また、塗膜自
体が柔軟なものになって爪の上にしっかりと定着するか
ら、この結果、長期間にわたって塗膜がはげ落ちたりせ
ずに安定にできる。また、塗膜自体が通気性を帯びるの
で、本発明で得られるエナメルコートは、塗った爪の圧
迫感を抑えることができるので、爪に悪影響を及ぼさな
くなるようにできる。
るエナメルコートは、従来技術によるものと比較して、
その使用時、セラックそのものが有する自然な光沢や滑
らかさを一層引き立たせることができる。また、塗膜自
体が柔軟なものになって爪の上にしっかりと定着するか
ら、この結果、長期間にわたって塗膜がはげ落ちたりせ
ずに安定にできる。また、塗膜自体が通気性を帯びるの
で、本発明で得られるエナメルコートは、塗った爪の圧
迫感を抑えることができるので、爪に悪影響を及ぼさな
くなるようにできる。
【0021】さらに、上述したように、塗膜の主成分で
あるセラックは天然由来であり、ラノリンや蛋白質も天
然物であって、可食性で且つ生分解可能なため、人体に
対して無害であるので、本発明の化粧料組成物は安全性
の高い化粧品の提供にも寄与できる。
あるセラックは天然由来であり、ラノリンや蛋白質も天
然物であって、可食性で且つ生分解可能なため、人体に
対して無害であるので、本発明の化粧料組成物は安全性
の高い化粧品の提供にも寄与できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 7/043 A61K 7/043
Claims (1)
- 【請求項1】 水を溶媒の主成分とする化粧料組成物に
おいて、セラックの重量を、化粧料の総重量に対して1
〜30%にすると共に、ラノリン或いは/及びその誘導
体或いは/及び蛋白質或いは/及びその誘導体の内から
選ばれる1種類或いは2種類以上の重量を、配合される
セラックの重量に対する比で1〜30%とすることを特
徴とする化粧料組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33740396A JPH10139656A (ja) | 1996-11-12 | 1996-11-12 | 化粧料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33740396A JPH10139656A (ja) | 1996-11-12 | 1996-11-12 | 化粧料組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10139656A true JPH10139656A (ja) | 1998-05-26 |
Family
ID=18308311
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33740396A Pending JPH10139656A (ja) | 1996-11-12 | 1996-11-12 | 化粧料組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10139656A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010168299A (ja) * | 2009-01-21 | 2010-08-05 | Ezaki Glico Co Ltd | セラックを有効成分とする抗菌剤及びこれを含有する抗菌性組成物 |
-
1996
- 1996-11-12 JP JP33740396A patent/JPH10139656A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010168299A (ja) * | 2009-01-21 | 2010-08-05 | Ezaki Glico Co Ltd | セラックを有効成分とする抗菌剤及びこれを含有する抗菌性組成物 |
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