JPH10139238A - コイル材供給装置 - Google Patents

コイル材供給装置

Info

Publication number
JPH10139238A
JPH10139238A JP29265596A JP29265596A JPH10139238A JP H10139238 A JPH10139238 A JP H10139238A JP 29265596 A JP29265596 A JP 29265596A JP 29265596 A JP29265596 A JP 29265596A JP H10139238 A JPH10139238 A JP H10139238A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil material
amount
loop
signal
coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29265596A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoaki Akutsu
知明 阿久津
Masahiro Ueda
真宏 上田
Takahiro Sakamoto
孝宏 坂本
Atsushi Sasaki
淳 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Calsonic Corp filed Critical Calsonic Corp
Priority to JP29265596A priority Critical patent/JPH10139238A/ja
Publication of JPH10139238A publication Critical patent/JPH10139238A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)
  • Advancing Webs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、コイル材を繰り出すためのコイル
材供給装置に関し、駆動モータ,減速機等の駆動装置の
破損を確実に防止することを目的とする。 【解決手段】 コイル材15の外周面までの距離を検出
し残量信号DS1を出力する巻取り残量検出手段21
と、コイル材15のループ量を検出しループ量信号を出
力するループ量検出手段23と、巻取り残量検出手段2
1から入力される残量信号DS1の値からコイル材15
の外周寸法を算出して、ループ量検出手段23から入力
されるループ量信号の値がコイル材15のループ量の減
少方向に変化した時に、駆動モータ17に外周寸法に対
応する増速信号を出力してコイル材15の繰出し量を増
加させ、ループ量信号の値がコイル材15のループ量の
増加方向に変化した時に、駆動モータ17に外周寸法に
対応する減速信号を出力してコイル材15の繰出し量を
減少させる繰出し制御手段19とを備えてなることを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧延されたアルミ
ニウム板がコイル状に連続して巻き取られているコイル
材を繰り出すためのコイル材供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車工場等のプレス加工ライン
では、コイル状に連続して巻き取られているアルミニウ
ム板を繰り出して、プレス成形機に供給するためにコイ
ル材供給装置が広く用いられている。図7は、このよう
なコイル材供給装置を示すもので、このコイル材供給装
置には、アンコイラ1が備えられている。
【0003】アンコイラ1の回転軸1aには、コイル材
2が回転自在に保持されている。さらに、アンコイラ1
の回転軸1aには、回転軸1aをコイル材2の繰出し方
向に回転駆動する駆動モータ3が接続されている。この
駆動モータ3は、駆動モータ3に駆動電流を供給する繰
出し制御装置4に接続されている。
【0004】コイル材2の下方には、駆動モータ3によ
り繰り出され、U字形状に弛まされているループ部2a
が形成されている。コイル材2のループ部2aの上面側
には、ループ量の減少によるコイル材2の接触を検出し
て繰出し信号を出力する上側タッチセンサ5が対向して
配置されている。
【0005】また、ループ部2aの下面側には、ループ
量の増加によるコイル材2の接触を検出して繰出し停止
信号を出力する下側タッチセンサ6が対向して配置され
ている。そして、上側タッチセンサ5と下側タッチセン
サ6は、繰出し制御装置4に接続されている。
【0006】このコイル材供給装置では、繰り出されて
いるコイル材2がプレス成形機側に引き込まれ、コイル
材2のループ量が減少しループ部2aが上昇すると、コ
イル材が上側タッチセンサ5に接触し、上側タッチセン
サ5から繰出し制御装置4に繰出し信号が出力される。
そして、繰出し制御装置4から駆動モータ3に駆動電流
が出力され、駆動モータ3によりコイル材2が繰出し方
向に所定の回転数で回転駆動されコイル材2が繰り出さ
れる。
【0007】また、上述したコイル材2の繰出しによ
り、コイル材2のループ量が増加しループ部2aが下降
すると、コイル材2が下側タッチセンサ6に接触し、下
側タッチセンサ6から繰出し制御装置4に繰出し停止信
号が出力される。そして、繰出し制御装置4から駆動モ
ータ3に供給されている駆動電流の出力が停止され、コ
イル材2の繰出しが停止される。
【0008】上述したコイル材供給装置では、コイル材
2のループ量が減少した時にコイル材2が繰り出され、
この繰出しにより繰り出されたコイル材2が所定量に達
した時にコイル材2の繰出しが停止されるため、コイル
材2に所定のループ量のループ部2aが形成され、繰り
出されたコイル材2のプレス成形機側への断続的な移動
を確実に緩衝することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
コイル材供給装置では、コイル材2のループ量が減少し
た時にコイル材2が繰り出され、この繰出しにより繰り
出されたコイル材2が所定量に達した時にコイル材2の
繰出しが停止されるため、コイル材2が停止状態から回
転状態に、また回転状態から停止状態に変化する時に、
駆動モータ3,減速機等の駆動装置にコイル材2の多大
な慣性力が作用して、駆動装置が破損する虞があるとい
う問題があった。
【0010】また、コイル材2の巻取り残量の変化と共
にコイル材2の繰出し量が変化し、コイル材2の巻取り
残量が減少した時に、コイル材2を充分に繰り出せるよ
うに駆動モータ3の回転数が一定に設定されているた
め、コイル材2の巻取り残量が多い時に、駆動モータ3
に過大な駆動トルクが作用して、駆動モータ3が焼損す
る虞があるという問題があった。
【0011】本発明は、かかる従来の問題を解決するた
めになされたもので、コイル材の繰出し量をループ量に
応じて変化させること、および、この時の繰出し量をコ
イル材の巻取り残量に係わらず所定の繰出し速度で繰り
出すことができ、駆動モータ,減速機等の駆動装置の破
損を確実に防止することができるコイル材供給装置を提
供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のコイル材
供給装置は、コイル材を回転自在に保持するコイル保持
手段と、前記コイル保持手段に保持される前記コイル材
を繰出し方向に回転駆動する駆動モータと、前記コイル
材から間隔を置いて配置され、前記コイル材の外周面ま
での距離を検出し、検出した距離に対応する残量信号を
出力する巻取り残量検出手段と、前記コイル材のループ
部側に配置され、前記コイル材のループ量を検出し、検
出したループ量に対応するループ量信号を出力するルー
プ量検出手段と、前記巻取り残量検出手段から入力され
る前記残量信号の値から前記コイル材の外周寸法を算出
して、前記ループ量検出手段から入力される前記ループ
量信号の値が前記コイル材のループ量の減少方向に変化
した時に、前記駆動モータに前記外周寸法に対応する増
速信号を出力して前記コイル材の繰出し量を増加させ、
前記ループ量信号の値が前記コイル材のループ量の増加
方向に変化した時に、前記駆動モータに前記外周寸法に
対応する減速信号を出力して前記コイル材の繰出し量を
減少させる繰出し制御手段とを備えてなることを特徴と
する。
【0013】請求項2記載のコイル材供給装置は、請求
項1記載のコイル材供給装置において、前記ループ量検
出手段は、前記コイル材の前記ループ部に対向して配置
され、前記ループ部の前記コイル材を検出してコイル材
検出信号を出力し、上下に間隔を置いて位置される少な
くとも2つのコイル材検出センサを有し、前記繰出し制
御手段は、前記コイル材に近い側の前記コイル材検出セ
ンサからの前記コイル材検出信号の入力が停止した時
に、前記駆動モータに前記外周寸法に対応する増速信号
を出力して前記コイル材の繰出し量を増加させ、前記コ
イル材から遠い側の前記コイル材検出センサから前記コ
イル材検出信号が入力した時に、前記駆動モータに前記
外周寸法に対応する減速信号を出力して前記コイル材の
繰出し量を減少させることを特徴とする。
【0014】(作用)請求項1記載のコイル材供給装置
では、ループ量検出手段から繰出し制御手段に入力され
るループ量信号の値が、コイル材のループ量の減少方向
に変化すると、繰出し制御手段から駆動モータにコイル
材の外周寸法に対応する増速信号が出力され、所定の繰
出し速度で繰り出されるコイル材の繰出し量が増量され
る。
【0015】また、ループ量検出手段から繰出し制御手
段に入力されるループ量信号の値が、コイル材のループ
量の増加方向に変化すると、繰出し制御手段から駆動モ
ータにコイル材の外周寸法に対応する減速信号が出力さ
れ、所定の繰出し速度で繰り出されるコイル材の繰出し
量が減量される。請求項2記載のコイル材供給装置で
は、コイル材に近い側に配置されているコイル材検出セ
ンサから繰出し制御手段に入力されるコイル材検出信号
の入力が停止すると、繰出し制御手段から駆動モータに
コイル材の外周寸法に対応する増速信号が出力され、所
定の繰出し速度で繰り出されるコイル材の繰出し量が増
量される。
【0016】また、コイル材から遠い側に配置されてい
るコイル材検出センサから繰出し制御手段にコイル材検
出信号が入力されると、繰出し制御手段から駆動モータ
にコイル材の外周寸法に対応する減速信号が出力され、
所定の繰出し速度で繰り出されるコイル材の繰出し量が
減量される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図面に示す
実施形態について説明する。
【0018】図1は、本発明のコイル材供給装置の一実
施形態(請求項1および請求項2に対応)を示してお
り、図において符号11は、工場の床面に設置されてい
るアンコイラ(コイル材保持手段)を示している。アン
コイラ11の架台11aには、回転軸11bが回転自在
に支持されている。この回転軸11bの先端には、回転
軸11bの円周方向に広がるコイル保持板13が取り付
けられている。
【0019】回転軸11bには、アルミニウム板がコイ
ル状に連続して巻き取られているコイル材15が挿入さ
れており、このコイル材15は、コイル保持板13によ
り回転軸11bに保持されている。アンコイラ11の架
台11aには、回転軸11bをコイル材15の繰出し方
向に回転駆動する駆動モータ17が取り付けられてい
る。
【0020】この実施形態では、駆動モータ17は、入
力される駆動電流に応じて回転数が変化する減速機内蔵
モータとされている。そして、駆動モータ17は、繰出
し制御装置(繰出し制御手段)19に接続されている。
【0021】コイル材15の上方には、巻取り残量検出
センサ(巻取り残量検出手段)21がコイル材15の外
周面に対向して配置されている。この実施形態では、巻
取り残量検出センサ21は、繰出し制御装置19に接続
されており、コイル材15の外周面までの距離を検出
し、検出した距離に対応する残量信号DS1を出力する
反射型光センサとされている。
【0022】コイル材15の下方には、駆動モータ17
により繰り出され、U字形状に弛まされているループ部
15aが形成されている。このループ部15aの図の右
側面には、ループ量検出装置(ループ量検出手段)23
が配置されている。ループ量検出装置23には、上下に
間隔を置いて、上から順に第1のコイル材検出センサ2
5,第2のコイル材検出センサ27、および、第3のコ
イル材検出センサ29が取り付けられている。
【0023】この実施形態では、第1のコイル材検出セ
ンサ25,第2のコイル材検出センサ27、および、第
3のコイル材検出センサ29は、受光部に照射される光
の有無によりコイル材15を検出し、受光部に照射され
る光が遮光された時に第1のコイル材検出信号CS1,
第2のコイル材検出信号CS2、および、第3のコイル
材検出信号CS3を出力する光電管センサとされてい
る。
【0024】ループ部15aの図の左側面には、第1の
コイル材検出センサ25,第2のコイル材検出センサ2
7、および、第3のコイル材検出センサ29の受光部に
光を照射する照射装置30が対向して配置されている。
そして、アンコイラ11の図示しないプレス成形機側
(図の右側)には、コイル材15の巻き癖を除去するた
めのレベラ31が設置されている。
【0025】図2は、図1に示した繰出し制御装置19
のブロック図を示すものであり、この繰出し制御装置1
9は、マイクロコンピュータであるCPU33を有して
いる。このCPU33には、図1に示した第1のコイル
材検出センサ25,第2のコイル材検出センサ27,第
3のコイル材検出センサ29、および、巻取り残量検出
センサ21が接続されている。
【0026】また、CPU33には、モータ駆動回路3
5を介して図1に示した駆動モータ17が接続されてい
る。第1のコイル材検出センサ25は、受光部に照射さ
れる光が遮光されると第1のコイル材検出信号CS1を
出力する。第2のコイル材検出センサ27は、受光部に
照射される光が遮光されると第2のコイル材検出信号C
S2を出力する。
【0027】第3のコイル材検出センサ29は、受光部
に照射される光が遮光されると第3のコイル材検出信号
CS3を出力する。巻取り残量検出センサ21は、巻取
り残量検出センサ21からコイル材15の外周面までの
距離を検出して、検出した距離に対応する値の残量信号
DS1を出力する。
【0028】モータ駆動回路35は、CPU33から回
転数信号が入力されると、駆動モータ17に回転数信号
の値に対応する電流値の駆動電流を出力する。図3は、
上述したコイル材供給装置の繰出し動作を説明するフロ
ーチャートである。コイル材供給装置の稼働スイッチが
ONされて、コイル材供給装置の作動が開始されると、
先ず、モータ駆動回路35に予め設定されている基準回
転数の値に対応する回転信号が出力される(ステップS
1)。
【0029】これにより、モータ駆動回路35から基準
回転数に対応する電流値の駆動電流が駆動モータ17に
供給され、コイル材15の繰出しが開始される。次に、
巻取り残量検出センサ21から残量信号DS1が入力さ
れる(ステップS2)。
【0030】次に、予め設定されている巻取り残量検出
センサ21からコイル材15の中心までの距離の値から
残量信号DS1の値が減じられ、コイル材15の半径が
算出された後、この半径からコイル材15の外周長さが
算出され、求められた外周長さの値に対応する回転数補
正係数が算出される(ステップS3)。次に、第1のコ
イル材検出センサ25から第1のコイル材検出信号CS
1が入力されているか否かが判断される(ステップS
4)。
【0031】そして、第1のコイル材検出信号CS1が
入力されていない図4に示す状態であると判断された時
には、プレス成形機側の需要に対してコイル材15の繰
出しが充分に行われていないため、処理が後述するステ
ップS14に進められる。一方、第1のコイル材検出信
号CS1が入力されていると判断された時には、第2の
コイル材検出センサ27から第2のコイル材検出信号C
S2が入力されているか否かが判断される(ステップS
5)。
【0032】そして、第2のコイル材検出信号CS2が
入力されていない図5に示した状態であると判断された
時には、基準回転数の120%の値に回転数補正係数が
乗じられた値の回転信号が算出される(ステップS
6)。次に、モータ駆動回路35に算出された値の回転
信号が出力され(ステップS7)、処理がステップS2
に戻される。
【0033】これにより、モータ駆動回路35から回転
信号の値に対応する駆動電流が供給され、コイル材15
の外周寸法に応じた回転数で、コイル材15の繰出し速
度が低下される。一方、ステップS6において、第2の
コイル材検出信号CS2が入力されていると判断された
時には、第3のコイル材検出センサ29から第3のコイ
ル材検出信号CS3が入力されているか否かが判断され
る(ステップS8)。
【0034】そして、第3のコイル材検出信号CS3が
入力されていない図1に2点鎖線で示した状態であると
判断された時には、この実施形態のループ量の適量値で
あるので、コイル材15の繰出し速度を変化させる必要
がないので、処理がステップS2に戻される。一方、第
3のコイル材検出信号CS3が入力されている図1に示
した状態であると判断された時には、基準回転数の80
%の値に回転数補正係数が乗じられた値の回転信号が算
出される(ステップS9)。
【0035】次に、モータ駆動回路35に算出された値
の回転信号が出力される(ステップS10)。これによ
り、モータ駆動回路35から回転信号の値に対応する駆
動電流が供給され、コイル材15の外周寸法に応じた回
転数で、コイル材15の繰出し速度が上昇される。
【0036】次に、予め所定の時間に設定されているタ
イマの計時が開始され、ステップS11の状態が継続さ
れる(ステップS11)。次に、第3のコイル材検出セ
ンサ29から第3のコイル材検出信号CS3が入力され
ているか否かが判断される(ステップS12)。そし
て、第3のコイル材検出信号CS3が入力されていない
図1に2点鎖線で示した状態であると判断された時に
は、この実施形態のループ量の適量値であるので、コイ
ル材15の繰出し速度を変化させる必要がないので、処
理がステップS2に戻される。
【0037】一方、第3のコイル材検出信号CS3が入
力されている図1に示した状態であると判断された時に
は、コイル材15の繰出し量を減少させることが不可能
な状態であるため、モータ駆動回路35への回転信号の
出力が停止される(ステップS13)。次に、予め設定
されている生産ライン停止処理が行われ(ステップS1
4)、処理が終了される。
【0038】以上のように構成されたコイル材供給装置
では、コイル材15の外周面までの距離を検出し残量信
号DS1を出力する巻取り残量検出センサ21を配置
し、コイル材15のループ部15aの先端を検出して第
1のコイル材検出信号CS1,第2のコイル材検出信号
CS2,第3のコイル材検出信号CS3を出力する第1
のコイル材検出センサ25,第2のコイル材検出センサ
27,第3のコイル材検出センサ29をコイル材15の
ループ部15aに対向して配置して、繰出し制御装置1
9により、巻取り残量検出センサ21から入力される残
量信号DS1から回転数補正係数を算出して、コイル材
15のループ量が減少しループ部15aの先端が上昇し
た時に、20%増加させた基準回転数に回転数補正係数
を乗じた値の回転信号をモータ駆動回路35に出力し
て、コイル材15の繰出し速度を上昇させ、一方、コイ
ル材15のループ量が増加しループ部15aの先端が下
降した時に、20%減少させた基準回転数に回転数補正
係数を乗じた値の回転信号をモータ駆動回路35に出力
して、コイル材15の繰出し速度を下降させるようにし
たので、コイル材15の繰出し量をループ量に応じて変
化させること、および、この時の繰出し量を図6に示す
ようにコイル材15の巻取り残量が減少して変化した時
にも所定の繰出し速度で繰り出すことができ、駆動モー
タ17,減速機等の駆動装置の破損を確実に防止するこ
とができる。
【0039】また、コイル材15のループ部15aの先
端を検出して、第1のコイル材検出信号CS1,第2の
コイル材検出信号CS2,第3のコイル材検出信号CS
3を出力し、光電管センサからなる第1のコイル材検出
センサ25,第2のコイル材検出センサ27,第3のコ
イル材検出センサ29をループ部15aの側面に上下に
間隔を置いて配置したので、コイル材15のループ部1
5aのループ量を簡易な手段により確実に検出すること
ができる。
【0040】なお、上述した実施形態では、光電管セン
サからなる第1のコイル材検出センサ25,第2のコイ
ル材検出センサ27,第3のコイル材検出センサ29を
ループ部15aの側面に上下に間隔を置いて3つ配置し
た例について説明したが、本発明はかかる実施形態に限
定されるものではなく、少なくとも2つ以上配置すれば
良い。
【0041】そして、コイル材検出センサの数は、プレ
ス加工ラインに必要とされるコイル材のループ量,コイ
ル材の重量等に応じて配置数量を増やすことも可能であ
り、この場合には、コイル材の繰出し速度の変化量を細
かく設定することができ、駆動モータ,減速機等の駆動
装置の破損を確実に防止することができる。
【0042】
【発明の効果】以上のように構成された請求項1記載の
コイル材供給装置では、コイル材の外周面までの距離を
検出し残量信号を出力する巻取り残量検出手段を配置
し、コイル材のループ量を検出しループ量信号を出力す
るループ量検出手段を配置して、繰出し制御手段によ
り、巻取り残量検出手段から入力される残量信号の値か
らコイル材の外周寸法を算出して、ループ量検出手段か
ら入力されるループ量信号の値がコイル材のループ量の
減少方向に変化した時に、駆動モータに外周寸法に対応
する増速信号を出力してコイル材の繰出し量を増加さ
せ、ループ量信号の値がコイル材のループ量の増加方向
に変化した時に、駆動モータに外周寸法に対応する減速
信号を出力してコイル材の繰出し量を減少させるように
したので、コイル材の繰出し量をループ量に応じて変化
させること、および、この時の繰出し量をコイル材の巻
取り残量に係わらず所定の繰出し速度で繰り出すことが
でき、駆動モータ,減速機等の駆動装置の破損を確実に
防止することができる。
【0043】請求項2記載のコイル材供給装置では、ル
ープ部のコイル材を検出してコイル材検出信号を出力
し、上下に間隔を置いて位置される少なくとも2つのコ
イル材検出センサをコイル材のループ部に対向して配置
して、繰出し制御手段により、コイル材に近い側のコイ
ル材検出センサからのコイル材検出信号の入力が停止し
た時に、駆動モータに外周寸法に対応する増速信号を出
力してコイル材の繰出し量を増加させ、コイル材から遠
い側のコイル材検出センサからコイル材検出信号が入力
した時に、駆動モータに外周寸法に対応する減速信号を
出力してコイル材の繰出し量を減少させるようにしたの
で、コイル材のループ部のループ量を簡易な手段により
確実に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコイル材供給装置の一実施形態を示す
正面図である。
【図2】図1のコイル材供給装置の繰出し制御装置を示
すブロック図である。
【図3】図1のコイル材供給装置の動作を示すフローチ
ャートである。
【図4】図1のコイル材供給装置のコイル材のループ量
が変化した状態を示す正面図である。
【図5】図1のコイル材供給装置のコイル材のループ量
が変化した状態を示す正面図である。
【図6】図5のコイル材供給装置のコイル材の巻取り残
量が減少した状態を示す正面図である。
【図7】従来のコイル材供給装置を示す正面図である。
【符号の説明】
11 アンコイラ(コイル材保持手段) 15 コイル材 15a ループ部 17 駆動モータ 19 繰出し制御装置(繰出し制御手段) 21 巻取り残量検出センサ(巻取り残量検出手段) 23 ループ量検出装置(ループ量検出手段) 25 第1のコイル材検出センサ 27 第2のコイル材検出センサ 29 第3のコイル材検出センサ DS1 残量信号 CS1 第1のコイル材検出信号 CS2 第2のコイル材検出信号 CS3 第3のコイル材検出信号
フロントページの続き (72)発明者 佐々木 淳 東京都中野区南台5丁目24番15号 カルソ ニック株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイル材(15)を回転自在に保持する
    コイル保持手段(11)と、 前記コイル保持手段(11)に保持される前記コイル材
    (15)を繰出し方向に回転駆動する駆動モータ(1
    7)と、 前記コイル材(15)から間隔を置いて配置され、前記
    コイル材(15)の外周面までの距離を検出し、検出し
    た距離に対応する残量信号(DS1)を出力する巻取り
    残量検出手段(21)と、 前記コイル材(15)のループ部(15a)側に配置さ
    れ、前記コイル材(15)のループ量を検出し、検出し
    たループ量に対応するループ量信号を出力するループ量
    検出手段(23)と、 前記巻取り残量検出手段(21)から入力される前記残
    量信号(DS1)の値から前記コイル材(15)の外周
    寸法を算出して、前記ループ量検出手段(23)から入
    力される前記ループ量信号の値が前記コイル材(15)
    のループ量の減少方向に変化した時に、前記駆動モータ
    (17)に前記外周寸法に対応する増速信号を出力して
    前記コイル材(15)の繰出し量を増加させ、前記ルー
    プ量信号の値が前記コイル材(15)のループ量の増加
    方向に変化した時に、前記駆動モータ(17)に前記外
    周寸法に対応する減速信号を出力して前記コイル材(1
    5)の繰出し量を減少させる繰出し制御手段(19)
    と、 を備えてなることを特徴とするコイル材供給装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコイル材供給装置におい
    て、 前記ループ量検出手段(23)は、 前記コイル材(15)の前記ループ部(15a)に対向
    して配置され、前記ループ部(15a)の前記コイル材
    (15)を検出してコイル材検出信号(CS1,CS
    2,CS3)を出力し、上下に間隔を置いて位置される
    少なくとも2つのコイル材検出センサ(25,27,2
    9)を有し、 前記繰出し制御手段(19)は、 前記コイル材(15)に近い側の前記コイル材検出セン
    サ(25,27,29)からの前記コイル材検出信号
    (CS1,CS2,CS3)の入力が停止した時に、前
    記駆動モータ(17)に前記外周寸法に対応する増速信
    号を出力して前記コイル材(15)の繰出し量を増加さ
    せ、前記コイル材(15)から遠い側の前記コイル材検
    出センサ(25,27,29)から前記コイル材検出信
    号(CS1,CS2,CS3)が入力した時に、前記駆
    動モータ(17)に前記外周寸法に対応する減速信号を
    出力して前記コイル材(15)の繰出し量を減少させる
    ことを特徴とするコイル材供給装置。
JP29265596A 1996-11-05 1996-11-05 コイル材供給装置 Pending JPH10139238A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29265596A JPH10139238A (ja) 1996-11-05 1996-11-05 コイル材供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29265596A JPH10139238A (ja) 1996-11-05 1996-11-05 コイル材供給装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10139238A true JPH10139238A (ja) 1998-05-26

Family

ID=17784599

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29265596A Pending JPH10139238A (ja) 1996-11-05 1996-11-05 コイル材供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10139238A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115180211A (zh) * 2021-04-07 2022-10-14 苏州优斯登物联网科技有限公司 一种物料监控系统、监控方法及物料自动包装设备

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115180211A (zh) * 2021-04-07 2022-10-14 苏州优斯登物联网科技有限公司 一种物料监控系统、监控方法及物料自动包装设备
CN115180211B (zh) * 2021-04-07 2024-01-05 苏州优斯登物联网科技有限公司 一种物料监控系统、监控方法及物料自动包装设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0398808A (ja) 硬貨包装機用包装紙供給装置
CN1221700A (zh) 一种调节施加于薄片上的张力之装置
JP2632188B2 (ja) コンベアによりずれ重なり流の形で給排される印刷物の巻取り繰出し装置
US5019684A (en) Wire disconnection position detecting apparatus
US3889891A (en) Method and apparatus for transferring tape from a plurality of rolls
JPH07503690A (ja) 線状の製品をつば付リールに巻取るための方法及び装置
JPH10139238A (ja) コイル材供給装置
JP3403537B2 (ja) 長尺材の巻出し巻取り装置の巻径演算装置
JPH07253695A (ja) 給紙制御装置
JPS5919028A (ja) コイル材送給装置
JP3522868B2 (ja) 巻取り・巻戻し制御装置
CN112247011A (zh) 一种用于新能源车牌制造的流水线
EP0036987A1 (en) Bulk material handler and feeder
JP2654229B2 (ja) 包装機におけるフィルム巻取ロールの回転制動タイミング制御装置
JP2745040B2 (ja) 紡機におけるスライバーの切断方法
CN210208706U (zh) 一种用于膜放卷的长度控制装置
JP3210528B2 (ja) ワイヤソー装置
CN217322708U (zh) 一种胶带放料装置
CN219078379U (zh) 一种柔性排盒机构
JP3277204B2 (ja) ロール紙供給装置
KR200269059Y1 (ko) 복권자동판매기용 복권공급장치
JPH08268686A (ja) ウインチ
JPH0515921A (ja) 自動減速制御装置
KR200167656Y1 (ko) 표면보호 테이프의 커팅선 마킹장치
JPS58188251A (ja) シ−ト状材料の継ぎ合せ制御装置