JPH10138144A - 柱状又は管状製品の外面ブラスト装置 - Google Patents

柱状又は管状製品の外面ブラスト装置

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JPH10138144A
JPH10138144A JP30723796A JP30723796A JPH10138144A JP H10138144 A JPH10138144 A JP H10138144A JP 30723796 A JP30723796 A JP 30723796A JP 30723796 A JP30723796 A JP 30723796A JP H10138144 A JPH10138144 A JP H10138144A
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浩信 中澤
Yasutake Oshima
泰毅 大島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業者の熟練を要することなく、自動的に柱
状又は管状製品の外面仕上げを可能とし、しかも広大な
作業スペースを必要としない外面ブラスト装置を提供す
る。 【解決手段】 柱状又は管状製品の外面仕上げに用いら
れるブラスト装置1は、その外郭をチャンバ2によって
形成され、このチャンバ2の天井面には複数本のブラス
トノズル3a,3b,3cが取り付けられている。製品
Wは、ワイヤ9によって牽引されてチャンバ2内を往復
動する製品載置台6に載置され、且つ一対のローラ7
a,7bにより回転駆動を受けるように成されている。
したがって、製品載置台6の移動、製品Wの回転を自動
化することができるため、製品に対すブラスト処理のバ
ラツキを低減させることができると共に、作業者をブラ
スト処理による粉塵や、騒音の環境から解放することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は柱状又は管状製品の
外面に対して砥粒を高圧エアーにより噴射し、高圧エア
ーによる砥粒の衝突により製品の外面を仕上げるように
した柱状又は管状製品の外面ブラスト装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】例えばセラミックス等によって成形され
た炉芯管等のような柱状又は管状製品(以下これをワー
クと称する。)は、ワークの成形時又は化学処理を施し
た際にいわゆるバリ等が発生しており、これを取り除く
必要がある。図8は前記したワークの表面に発生したバ
リ等を、砥粒ブラスト手段により取り除く従来の外面ブ
ラスト装置の例を示したものである。
【0003】このブラスト装置111は、チャンバ11
1a内に水平かつ平行状態に配置された一対のレール1
11bと、このレール111b上を移動可能な車輪11
1cを具備した製品載置台111dが配置されており、
また製品載置台111dの上部には、平行状態に一対の
ローラ111e,111fが回転可能に配置され、長尺
状のワークWが一対のローラ111e,111fの中央
上部に載置することが可能となるように構成されてい
る。
【0004】また、チャンバ111aの天井面には、砥
粒を高圧エアーにより噴射するブラストノズル111g
が配置されると共に、作業者が手を入れて作業するグロ
ーブ111hが側面に取り付けられ、さらにこのグロー
ブ111hを介して成される作業者による作業を観察す
ることができるのぞき窓111iが配置されている。し
たがって、ブラストノズル111gから砥粒を高圧エア
ーにより噴射し、作業者がグローブ111hに手を入れ
てのぞき窓111iから観察しながら、製品載置台11
1d上のワークWを軸心を中心として手で回転させつ
つ、レール111b上を移動させることで、ワークWの
外面に付着したバリ等に対してブラスト処理を施すこと
ができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記したよ
うなブラスト装置においては、製品載置台の移動及びワ
ークWの回転は、作業者がグローブに手を入れて行う手
作業であったため、作業者の熟練度により製品の品質に
バラツキが生じ易いという技術的課題を有していた。ま
た、作業者は加工作業をチャンバに設けたのぞき窓から
観察して行うため、ブラストノズルから噴射された砥粒
などがのぞき窓に付着し、内部の作業状況が観察しにく
い状況での作業となり、製品の不良を発生させる要因に
なるなどの技術的課題も有していた。
【0006】そして、作業者はブラスト処理により生じ
る粉塵や、騒音の環境下でこの作業を実施しなければな
らないといった課題も有していた。また、外面仕上げを
施そうとするワーク、例えば炭化珪素材からなる炉芯
管、均熱管などにおいては、全体の長さが1〜3m程度
の長尺である場合が多く、ワークの長手方向の全体にわ
たって移動させる前記の装置においては、必然的に広大
な作業スペースを必要とするといった課題もあった。
【0007】本発明は、前記した従来の技術的課題を解
決するために成されたものであり、作業環境を改善する
ことができ、また熟練を要することなく自動的に製品の
外面仕上げを可能とすることができ、しかも広大な作業
スペースを必要としない製品の外面ブラスト装置を提供
することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
になされた本発明に係る外面ブラスト装置は、柱状又は
管状製品の外面に対して砥粒を高圧エアーにより噴射
し、高圧エアーによる砥粒の衝突により前記製品の外面
を仕上げるようにした柱状又は管状製品の外面ブラスト
装置であって、砥粒を高圧エアーにより噴射するブラス
トノズルが配置されたチャンバと、前記チャンバ内に敷
設されたレール上を移動し、柱状又は管状製品を載置し
て、製品の軸心を中心として製品を回転駆動させるロー
ラが配置された製品載置台と、前記製品載置台をチャン
バ内で往復動させるように駆動する製品載置台駆動ユニ
ットとが具備されていることを特徴としている。
【0009】また前記製品載置台駆動ユニットは、前記
製品載置台に両端が結合され、その中途部が駆動されて
製品載置台をチャンバ内で往復動させるように牽引する
ワイヤと、このワイヤの中途部を保持して、ワイヤを牽
引駆動するワイヤ駆動部より構成されると共に、前記ワ
イヤ駆動部は前記チャンバ外に配置され、複数個の滑車
の組み合わせによりチャンバ外に導出された前記ワイヤ
の中途部を牽引駆動するように構成されているのが望ま
しい。
【0010】更に、前記ワイヤ駆動部は、モータによっ
て回転駆動されるボールネジと、このボールネジに螺合
してボールネジの回転にしたがってその長手方向に駆動
される移動体より構成され、この移動体に対して前記ワ
イヤの中途部が結合されているのが望ましい。また、前
記チャンバの下底部には前記ブラストノズルにより噴射
された砥粒を回収する回収口が配置されているのが望ま
しい。
【0011】また、前記ブラストノズルは、製品載置台
の移動方向に沿ったチャンバの天井面に所定間隔をおい
て複数個配置され、前記ワイヤ駆動部によってチャンバ
内を移動する製品載置台の位置に応じて、シーケンサに
より前記各ブラストノズルからの砥粒の噴射が制御され
るように構成されているのが望ましい。
【0012】以上のように構成される本発明に係る柱状
又は管状製品の外面ブラスト装置によれば、製品載置台
の移動、ワークの回転を作業者が行うことがなく、自動
化することができるため、品質のバラツキを防止するこ
とができ、作業時間の短縮を図ることができる。また、
製品載置台をワイヤにより牽引駆動するようにし、その
駆動部をチャンバ外に配置するように構成したことによ
り、駆動部の粉塵からの保護、およびメンテナンスを容
易にすることが可能となる。さらにまた、ワークの全長
が1〜3m程度の長尺なものであっても、製品載置台を
往復移動させて、シーケンサによりその都度砥粒を噴射
するブラストノズルの動作を切り替えることにより、チ
ャンバの長手方向の長さを短くすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る柱状又は管状
製品の外面ブラスト装置について図に示す実施の形態に
基づいて説明する。まず図1は、外面ブラスト装置の全
体を側方から見た断面図で示したものである。このブラ
スト装置1は、その外郭がチャンバ2により構成されて
おり、このチャンバ2の長手方向の一端部には扉(図示
せず)を備えた出入口2aが開口されている。このチャ
ンバ2の天井面には、出入口2a側から順にブラストノ
ズル3a,3b,3cが所定間隔で配置されている。こ
のブラストノズル3a,3b,3cには、砥粒物質を高
圧エアーと共にチャンバ2内に送り出すための供給装置
(図示しない)が接続されている。
【0014】一方、チャンバ2の底部には、複数の漏斗
状の回収口4が設けられ、この回収口4はブラスト装置
1の下部に配置された一本の回収管4aに連結され、ブ
ラスト処理後の砥粒を回収することができるように構成
されている。この回収口4の上部には、一対のレール5
が敷設されており、このレール5上にはレール5上を転
動する車輪6aを備えた製品載置台6が載置されてお
り、製品載置台6は前記レール5に沿ってチャンバ2内
を往復移動可能となるように構成されている。
【0015】前記製品載置台6の構成については後で詳
述するが、この製品載置台6には、柱状又は管状製品
(ワーク)Wを載置して、ワークWの軸心を中心として
ワークWを回転駆動させる一対のゴム性のローラ7a,
7bが配置されている。また前記製品載置台6は、製品
載置台駆動ユニット8によりチャンバ2内で往復動され
るように構成されている。この駆動ユニット8は、製品
載置台6に両端が結合された、円環状のワイヤ9と、こ
のワイヤ9の中途部を保持して、ワイヤ9を牽引駆動す
るワイヤ駆動部10より構成されている。なお、この製
品載置台駆動ユニット8の構成については後で詳述す
る。
【0016】次に図2は、チャンバ2内を往復動される
ようになされた製品載置台6を上部から見た状態を示し
たものであり、また図3は、図2における右側面から見
た状態を拡大して示したものである。図2および図3に
おいて、製品載置台6には長尺状のベース金具61が具
備され、このベース金具61の上面に第1と第2のゴム
性の回転ローラ7a、7bがそれぞれの端部が軸受け6
2によって回転可能に支持されている。
【0017】またベース金具61の両端部付近には、支
持シャフト63が貫通状態で取り付けられており、この
支持シャフト63の両端部、即ちベース金具61の長手
方向に対する左右両側には、それぞれの周面にV状の溝
が施された前記車輪6aが取り付けられている。前記第
2の回転ローラ7bを支持する一方の軸受け62部分に
は、図3に示すようにギヤー機構64が配置されてお
り、モータ65による回転が、このギヤー機構64によ
り減速され、回転ローラ7bを定速度で回転駆動するよ
うに構成されている。
【0018】また、図2に示すように前記回転ローラ7
bを支持する他方の軸受け62部分には、タイミングプ
ーリ66bが設けられ、タイミングベルト66cを介し
て、回転ローラ7aの軸受け62部分に設けられたタイ
ミングプーリ66aに回転力が伝達されるように構成さ
れている。即ち、回転ローラ7bがモータ65により回
転されると、タイミングベルト66cを介して回転ロー
ラ7aにその回転が伝えられて、回転ローラ7aが回転
ローラ7bと同方向で、かつ同速度で回転することがで
きるように構成されている。
【0019】前記タイミングプーリ66a,66b部分
及び前記ギヤー機構64部分には、ブラスト処理時の砥
粒飛散からこれらを保護するため、カバ−67、68が
設けられている。したがって、一対の回転ローラ7a、
7bの中央部に載置されるワークWは、回転ローラ7
a、7bの駆動によりその軸心を中心として定速度で回
転駆動されることとなる。
【0020】また、前記ベース金具61に貫通する支持
シャフト63の両端部に取り付けられた各車輪6aは、
図3に仮想線で示す断面三角状の一対のレール5に載置
され、製品載置台6はレール5上を移動可能となってい
る。なお前記モータ65への電源供給は、図1に示すよ
うに、その一端が製品載置台6側に接続され、他端がチ
ャンバ2外に設けられた滑車11aを介して巻き取りド
ラム11bに巻回された電源ケーブル11により行われ
る。
【0021】次に、図4は前記製品載置台6をチャンバ
2内において往復動させるための製品載置台駆動ユニッ
ト8の構成を斜視図によって示したものである。まずワ
イヤ9の一端は、製品載置台6の前部側面6aから、チ
ャンバ2の外部に設けられる第1の滑車9aによりチャ
ンバ2の長手方向と直角方向に曲げられ、第2の滑車9
bによりチャンバ2の長手方向と平行な方向に曲げら
れ、チャンバ2の外側面に設けられたワイヤ駆動部10
に取り付けられている。
【0022】また、ワイヤ9の他端は、製品載置台6の
後部側面6bから、チャンバ2の外部に設けられる第3
の滑車9cにより鉛直下方に曲げられた後、第4の滑車
9dにより前記チャンバ2の長手方向と直角方向に曲げ
られる。そして、第4の滑車9eによりチャンバ2の長
手方向と平行な方向に曲げられ、さらに第5の滑車9f
により上方に曲げられた後、第6の滑車9gを介して前
記ワイヤ駆動部10に取り付けられている。なお、前記
第5の滑車9fには、その滑車9fの枢軸と直角方向に
前後動して、ワイヤ9のテンションを調節できるように
構成されている。
【0023】次に、図5はチャンバ2の外側面に設けら
れたワイヤ駆動部10の詳細な構成を示したものであ
る。このワイヤ駆動部10は、長尺状のケース101を
具備し、このケース101内には、ねじ溝102aが形
成されたボールネジ102の両端が軸受け103a,1
03bを介して取り付けられている。このボールネジ1
02の端部はフランジ102bを介してモータ104が
結合され、このモータ104を回転駆動させることによ
り、ボールネジ102を回転させることができるように
成されている。また、このボールネジ102のねじ溝1
02aには移動体105が螺合されていて、この移動体
105の一部には貫通孔105aが形成され、この貫通
孔105aにはボールネジ102と平行に設けられたガ
イドレール106が挿入されている。そして移動体10
5に対して前記ワイヤ9が取り付けられている。
【0024】従って、前記モータ104に通電して、こ
れを回転駆動させることにより、ボールネジ102が回
転され、ボールネジ102に螺合されている移動体10
5はガイドレール106に規制されながらボールネジ1
02上を移動する。そして、移動体105には上述した
ようにワイヤ9が取り付けられているため、例えば移動
体105が図5において左側へ移動すれば、チャンバ2
内の製品載置台6は、ワイヤ9を介してレール5上をチ
ャンバ2の奥側(右側)方向へと牽引されることとな
る。また、モータ104を逆回転させて、移動体105
が図5において右側へ移動すれば、チャンバ2内の製品
載置台6はワイヤ9を介してレール5上を出入口2a
(左側)方向へと牽引されることとなる。
【0025】次に図6は以上のように構成されたブラス
ト装置1を用い、ワークWの表面をブラスト処理する場
合のシーケンス制御の一例について示したものである。
ワークWの表面にブラスト処理を施すにあたっては、ま
ず図1に示すチャンバ2の出入口2aの扉を開き、チャ
ンバ2の出入口2a側である移動基端部にある製品載置
台6に対してワークWを載置し、チャンバ2の出入口2
aの扉を閉じる。そして運転スイッチ(図示せず)を投
入すると、電源ケーブル11を介して製品載置台6のモ
ータ65へ電源が供給され、モータ65の駆動によって
回転ローラ7a、7bが回転してワークWが製品載置台
6上で回転を開始する。これと同時に、出入口2a側に
存在する第1番目のブラストノズル3aからの砥粒の噴
射が開始される。
【0026】また、ワイヤ駆動ユニット8を構成するワ
イヤ駆動部10に配置されたモータ104にも通電さ
れ、移動体105が図5において左側方向へと移動する
ことにより、ワイヤ9を介して製品載置台6は牽引さ
れ、製品載置台6は図6(a)に示されたように製品載
置台の移動基端部Aから第1の位置Bに向かって移動す
る。この移動動作により、ワークWは図7に示すように
その後部(イ部分)のブラスト処理が施されることとな
る。
【0027】ワークWが移動基端部Aから第1の位置B
まで移動し、ワークWに対する第1ステップの処理が終
了すると、第1番目のブラストノズル3aからの砥粒の
噴射は停止される。そして、ワイヤ駆動部10の移動体
105が引き続き同方向に若干移動することで、図6
(b)に示すように、ワークWの端部はBの位置からC
の位置まで移動する。続いて第2番目のブラストノズル
3bからの砥粒の噴射が開始され、今度はワイヤ駆動部
10は製品載置台6を、図6(b)に示すように、製品
載置台の前記第1の位置B(C)から移動基端部Aに向
かって移動させる。この移動動作により、ワークWは図
7に示すようにその中央部(ロ部分)のブラスト処理が
施されることとなる。
【0028】ワークWが移動基端部Aまで移動し、ワー
クWに対する第2ステップの処理が終了すると、第2番
目のブラストノズル3bからの砥粒の噴射は停止され
る。続いて、第3番目のブラストノズル3cからの砥粒
の噴射が開始され、今度はワイヤ駆動部10は製品載置
台6を、図6(c)に示すように、製品載置台の移動基
端部Aから前記第1の位置Bに向かって移動させる。こ
の移動動作により、ワークWは図7に示すようにその前
部(ハ部分)のブラスト処理が施されることとなる。そ
して、製品載置台6が第1の位置Bに到達した時点で、
第3番目のブラストノズル3cからの砥粒の噴射が停止
され、また製品載置台6のモータ65への電源の供給も
停止し、ワイヤ駆動部10は製品載置台6を移動基端部
Aに戻すことで、一連のブラスト処理のシーケンスを終
了する。
【0029】なお、以上説明したシーケンスは、図7に
示すようにブラスト未処理部分が生じないように互いに
一部がオーバラップ(二重斜線部分)してブラスト処理
が施されるように成されている。なおまた、以上のブラ
スト処理においては、3本存在するブラストノズルの
内、常に1本のみを動作させるようにしている。これは
ブラストノズルからの安定な砥粒の噴射を求めるために
成されているものであり、それぞれのブラストノズルに
対して噴射装置を個別に配置できる場合においては、3
本のブラストノズルから同時に砥粒を噴射し、製品載置
台6をその移動基端部Aから第1の位置Bに向かって移
動させるのみでワークW全体のブラスト処理を終了させ
ることができる。
【0030】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
係る柱状又は管状製品の外面ブラスト装置によれば、製
品載置台の移動、ワークの回転を自動化することができ
るため、製品に対すブラスト処理のバラツキを低減させ
ることができると共に、作業者をブラスト処理による粉
塵や、騒音の環境から解放することができる。また、製
品載置台を例えばワイヤにより牽引駆動するようにし、
その駆動部をチャンバ外に配置するように構成すること
で、駆動部の粉塵からの保護、およびメンテナンスを容
易にすることが可能となる。
【0031】さらに、ワークの全長が1〜3m程度の長
尺なものであっても、製品載置台を往復移動させて、シ
ーケンサによりその都度砥粒を噴射するブラストノズル
の動作を切り替えることにより、チャンバの長手方向の
長さを短くすることができる。したがって広大な作業ス
ペースを必要とせず、換言すればブラスト装置の全体を
小型化させることができる。
【0032】さらにまた、本発明によると従来の手作業
による処理に比較してブラスト処理のバラツキを低減さ
せることができるため、製品とブラストノズルとの距離
をより近接させて処理時間の短縮を図ることが可能とな
り、生産性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る外面ブラスト装置を側面から見た
断面図である。
【図2】図1に示す外面ブラスト装置の一部を構成する
製品載置台の平面図である。
【図3】図2に示す製品載置台をその長手方向端部から
見た拡大図である。
【図4】製品載置台駆動ユニットの構成を示した斜視図
である。
【図5】製品載置台駆動ユニットを構成するワイヤ駆動
部の構成を示した平面図である。
【図6】本発明に係る外面ブラスト装置のシーケンス制
御の例を示した模式図である。
【図7】図6に示すシーケンス制御によってブラスト処
理された製品の状態を示す正面図である。
【図8】従来のブラスト処理の作業状態を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 ブラスト装置 2 チャンバ 2a 出入口 3a,3b,3c ブラストノズル 4 回収口 4a 回収管 5 レール 6 製品載置台 6a,6b 車輪 7a,7b ローラ 8 製品載置台駆動ユニット 9 ワイヤ 9a〜9g 滑車 10 ワイヤ駆動部 102 ボールネジ 105 移動体 W 製品(ワーク)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱状又は管状製品の外面に対して砥粒を
    高圧エアーにより噴射し、高圧エアーによる砥粒の衝突
    により前記製品の外面を仕上げるようにした柱状又は管
    状製品の外面ブラスト装置であって、 砥粒を高圧エアーにより噴射するブラストノズルが配置
    されたチャンバと、 前記チャンバ内に敷設されたレール上を移動し、柱状又
    は管状製品を載置して、製品の軸心を中心として製品を
    回転駆動させるローラが配置された製品載置台と、 前記製品載置台をチャンバ内で往復動させるように駆動
    する製品載置台駆動ユニットとが具備されていることを
    特徴とする柱状又は管状製品の外面ブラスト装置。
  2. 【請求項2】 前記製品載置台駆動ユニットは、前記製
    品載置台に両端が結合され、その中途部が駆動されて製
    品載置台をチャンバ内で往復動させるように牽引するワ
    イヤと、このワイヤの中途部を保持して、ワイヤを牽引
    駆動するワイヤ駆動部より構成されると共に、 前記ワイヤ駆動部は前記チャンバ外に配置され、複数個
    の滑車の組み合わせによりチャンバ外に導出された前記
    ワイヤの中途部を牽引駆動するように構成されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の管状製品の外面ブラス
    ト装置。
  3. 【請求項3】 前記ワイヤ駆動部は、モータによって回
    転駆動されるボールネジと、このボールネジに螺合して
    ボールネジの回転にしたがってその長手方向に駆動され
    る移動体より構成され、この移動体に対して前記ワイヤ
    の中途部が結合されていることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2のいずれかに記載の柱状又は管状製品の外
    面ブラスト装置。
  4. 【請求項4】 前記チャンバの下底部には前記ブラスト
    ノズルにより噴射された砥粒を回収する回収口が配置さ
    れていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいず
    れかに記載の柱状又は管状製品の外面ブラスト装置。
  5. 【請求項5】 前記ブラストノズルは、製品載置台の移
    動方向に沿ったチャンバの天井面に所定間隔をおいて複
    数個配置され、前記ワイヤ駆動部によってチャンバ内を
    移動する製品載置台の位置に応じて、シーケンサにより
    前記各ブラストノズルからの砥粒の噴射が制御されるよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求
    項4のいずれかに記載の柱状又は管状製品の外面ブラス
    ト装置。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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