JPH10138003A - 対向2軸旋盤 - Google Patents

対向2軸旋盤

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Publication number
JPH10138003A
JPH10138003A JP8312704A JP31270496A JPH10138003A JP H10138003 A JPH10138003 A JP H10138003A JP 8312704 A JP8312704 A JP 8312704A JP 31270496 A JP31270496 A JP 31270496A JP H10138003 A JPH10138003 A JP H10138003A
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JP
Japan
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headstock
guide
movable
movable headstock
spindle
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Pending
Application number
JP8312704A
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English (en)
Inventor
Osamu Matsuno
修 松野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10138003A publication Critical patent/JPH10138003A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q11/00Accessories fitted to machine tools for keeping tools or parts of the machine in good working condition or for cooling work; Safety devices specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools
    • B23Q11/0042Devices for removing chips
    • B23Q11/0053Devices for removing chips using the gravity force
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B3/00General-purpose turning-machines or devices, e.g. centre lathes with feed rod and lead screw; Sets of turning-machines
    • B23B3/30Turning-machines with two or more working-spindles, e.g. in fixed arrangement
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q1/00Members which are comprised in the general build-up of a form of machine, particularly relatively large fixed members
    • B23Q1/01Frames, beds, pillars or like members; Arrangement of ways
    • B23Q1/017Arrangements of ways

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Turning (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 対向2軸旋盤における切粉の回収率を向上さ
せる。 【解決手段】 ベッド3に固定され第1主軸1aを支持
する固定主軸台4をベッド3に固定し、この固定主軸台
4の軸方向前方に所定距離の空間Aを介してベッド3に
可動主軸台案内台部16を設ける。この可動主軸台案内
台部16には、第2主軸1bを支持する可動主軸台6を
第1主軸1aに対向して進退可能に設置し、固定主軸台
4と可動主軸台案内台部16との間の空間Aを通過して
第2主軸1bを第1主軸1aに接近可能とする。これに
より、固定主軸台4と可動主軸台案内台部16との間に
介在する空間A下方のベッド3上面がガイド部材等で遮
られるのを回避でき、切粉回収率が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、互いに対向して
相対的に進退可能に配置した2つの主軸を有する対向2
軸旋盤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、タレット式の対向2軸旋盤におい
て、図8に示すように上面の傾斜したベッド(スラント
ベッド)51を用い、固定側の主軸台52に対して可動
側の主軸台53をレール54上で進退可能とし、両主軸
台52,53の主軸56,57間でワークの受渡しを可
能としたものが使用されている。レール54は、可動側
主軸台53の進退に伴って伸縮するテレスコープ状のカ
バー(図示せず)で覆い、可動側主軸台53の進退の妨
げとなることなく、レール54に切粉等が落ちないよう
にしている。この種のベッド51を傾斜させた旋盤は、
ベッド51上に落ちた切粉が機械の手前側へ滑り落ち、
ベッド51の手前の切粉回収ボックス58またはチップ
コンベヤ(図示せず)に回収されるため、切粉の回収が
行い易い点で優れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、主軸台案内用
のレール54を覆うテレスコープ状のカバーが、切粉の
滑り落ちの妨げとなり、切粉の回収効率を十分に高める
ことが難しい。また、可動側の主軸台53は、ベッド5
1の傾斜した上面に垂直に立ち上がっているため、その
重心位置がレール54上から手前側に外れた位置とな
り、レール54にモーメント荷重が作用してレール54
による案内部に高い剛性が必要となる。そのため案内部
の機構が大型化するという問題点がある。
【0004】この発明は、このような課題を解消し、切
粉の回収率を向上させることのできる対向2軸旋盤を提
供することを目的とする。この発明の他の目的は、可動
側主軸台の案内手段の剛性が低くて済むようにすること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の対向2軸旋盤
は、第1主軸を支持する固定主軸台と、第2主軸を支持
し、前記固定主軸台に対して接近可能な可動主軸台と、
前記可動主軸台を支持し、前記固定主軸台の軸方向前方
に所定距離の空間を介して設けられた可動主軸台案内部
とを備え、前記可動主軸台は、可動主軸台案内部の案内
端から前記空間内に突出して第2主軸を第1主軸に接近
させるものである。この構成によると、可動主軸台は、
固定主軸台から離れた可動主軸台案内台部に支持されて
いて、可動主軸台の後退位置と固定主軸台との間にはベ
ッド上にレール等の案内手段がないため、加工により発
生した切粉は、何ら邪魔されることなく、回収される。
そのため切粉の回収(排出)効率が良い。可動主軸台が
前進して第2主軸を第1主軸に近接させるときは、ワー
クの受渡し時であり、切削荷重が作用しないため、この
ように固定主軸台から離れた可動主軸台案内台部で可動
主軸台を案内するようにしても、剛性不足の問題がな
い。
【0006】上記構成において、前記可動主軸台案内部
は、前記可動主軸台の固定主軸台に対する接近方向に沿
って延びる少なくとも1本の案内軌道を有し、前記可動
主軸台の重心位置は前記案内軌道の鉛直上に位置してい
るものとしてもよい。この構成の場合、案内軌道にモー
メント荷重がかからず、そのため前記案内軌道やこれに
係合する被案内手段等に高い剛性が要求されず、また進
退の抵抗も少なくて可動主軸台の進退駆動用モータも小
容量のもので済む。また、上記構成において、前記可動
主軸台案内台部は、2本の平行な案内軌道を有するもの
とすると共に、これら2本の案内軌道における少なくと
も片方の案内軌道を、以下の構成としてもよい。すなわ
ち、この案内軌道は、可動主軸台案内台部の前記案内端
に設けた突条受け部材と、この突条受け部材よりも可動
主軸台の固定主軸台に対する接近方向の後方位置で後方
へ延びて設けられたガイド突条とを有するものとし、こ
れら突条受け部材およびガイド突条に各々進退自在に係
合するガイド突条および突条受け部材を前記可動主軸台
に設ける。この構成の場合、可動主軸台が固定主軸台に
近づく前進時は、可動主軸台案内台部の突条受け部材と
ガイド突条とによる可動主軸台の支持位置(ガイド突条
と突条受け部材が係合している位置)の間隔が狭まる。
これにより、可動主軸台は後部で片持ち状に支持される
ことになり、可動主軸台の前進領域にレール等の案内を
ベッド側に設けずに可動主軸台を支持することが実現で
きる。また、可動主軸台が切削加工を行う後退位置近傍
にあるときは、可動主軸台案内台部の突条受け部材とガ
イド突条とによる可動主軸台の支持位置の間隔が広が
る。そのため、切削加工時は両端支持による安定した支
持状態で加工が行え、支持剛性が高められる。このよう
に、加工時の支持剛性の不足を生じることなく、可動主
軸台の前進領域にレール等の案内をベッド側から無くす
ことができる。このように剛性不足を生じることなく可
動主軸台の前進領域にレール等の案内をベッド側から無
くすことは、可動主軸台案内部の全域にガイド突条を設
け、可動主軸台の全域に突条受け部材を設けても可能で
あるが、前記の構成とすることで、部分的に突条受け部
材を設けるだけで済むため、部品コストを低減できる。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を図1ない
し図6と共に説明する。図1、図2および図3は、この
実施形態の対向2軸旋盤の概略構成を示す平面図、正面
図および右側面図である。この対向2軸旋盤は、互いに
軸心を揃えて左右に対向配置した第1および第2の主軸
1a,1bと、各主軸1a,1bに対応させてそれぞれ
配置した第1および第2のタレット2a,2bとを有す
るタレット旋盤である。第1主軸1aはベッド3に固定
された固定主軸台4に支持されている。第1主軸1aを
回転駆動するスピンドルモータ5aも固定主軸台4に設
置されている。
【0008】第1タレット2aの送り台7aは第1主軸
1aの側方、すなわちベッド3上の固定主軸台4の設置
部より奥側に設置されている。その送り台7aはインデ
ックスハウジング8aを有し、主軸1aの軸方向(Z軸
方向)に移動自在となるようにベッド3のレール9a上
に設置されている。インデックスハウジング8aは、Z
軸方向と直交する方向(X軸方向)に移動自在となるよ
うに送り台7aのレール10a上に設置されていて、こ
のインデックスハウジング8aにタレット2aが支持さ
れている。送り台7aおよびインデックスハウジング8
aは、各々送りねじ11a,12aを介してZ軸サーボ
モータ13aおよびX軸サーボモータ14aにより、
Z,X軸方向に送られる。タレット2aは、正面形状が
多角形のドラム状のものであり、各周面部分からなる工
具ステーションに各種の工具15が装着される。
【0009】第1主軸1aに対して対向配置される第2
主軸1bは、可動主軸台6に支持される。この可動主軸
台6は、固定主軸台4の軸方向前方に所定距離の空間A
を介してベッド3上に設けられた可動主軸台案内台部1
6に、第1主軸1aに対向するZ軸方向に進退可能に設
置される。可動主軸台6のZ軸方向への移動は、送りね
じ17を介してZ軸サーボモータ18により行われる
(図2)。
【0010】可動主軸台案内台部16は、図3および図
4に側面図で示すように、Z軸方向に延びる上下2段の
段面16a,16bを有する階段状に形成されており、
これら段面16a,16bには2本の平行な案内軌道1
9,20が設置されている。各段の段面16a,16b
は水平面であるため、案内軌道19,20の設置が簡単
である。また、この段面16a,16bのなす階段の傾
斜方向と、第2主軸1bおよびスピンドルモータ5b間
の傾斜方向とは略平行となっており、機械をコンパクト
にまとめることができる。前部下段の段面16aに設置
される一方の案内軌道19は、可動主軸台案内台部16
の第1主軸1a側の端部である前端位置に設けられた突
条受け部材21aと、この突条受け部材21aよりも後
方位置で後方へ延びて設けられたガイド突条22aとか
らなる。そのガイド突条22aは、可動主軸台6が原点
位置(最後退位置を原点位置とする)から第1主軸1a
側に向けて進出するときの最大進出ストロークに相当す
る長さに設定されている。一方、これら突条受け部材2
1aおよびガイド突条22aに各々進退自在に係合する
ガイド突条22bおよび突条受け部材21bが、可動主
軸台6の下面に設けられる。ガイド突条22bは、可動
主軸台6の前端位置から後方へ延びて設けられ、その長
さは可動主軸台6の最大進出ストロークに相当する長さ
に設定されている。また、突条受け部材21bは、可動
主軸台6の後端位置に設けられる。
【0011】後部上段の断面16bに設置されるもう一
方の案内軌道20は、可動主軸台案内台部16の前端位
置と、この位置よりも後方位置とに設けられた2つの突
条受け部材21c,21dとからなる。一方、これら両
突条受け部材21c,21dに進退自在に係合してZ軸
方向に延びるガイド突条22cが、可動主軸台6の下面
に設けられる。このガイド突条22cは、可動主軸台6
のZ軸方向長さの全域にわたって設けられる。前記各突
条受け部材21a〜21dは、転がり形式または滑り形
式のリニアベアリングからなる。
【0012】可動主軸台6は、図3,図4に側面図で示
すように、断面概形が逆L字状のものであり、上段側の
案内軌道20に対応する上端に第2主軸1bが支持され
ている。また、下段側の案内軌道19に対応する可動主
軸台6の前面側には、第2主軸1bを回転駆動するスピ
ンドルモータ5bが支持されている。これにより、可動
主軸台案内台部16の2本の平行な案内軌道19,20
間の幅内に可動主軸台6の重心位置Oが位置するよう
に、可動主軸台6が可動主軸台案内台部16上に支持さ
れる。また、可動主軸台案内台部16および案内軌道1
9,20も上記のように構成されているので、スラント
ベッドに可動主軸台を直接配置した従来例の場合のよう
に、可動主軸台6にベッド3の手前側へ傾倒させるモー
メントがかかることもなく、このため剛性が要求され
ず、また可動主軸台6の進退駆動を容量の小さいZ軸サ
ーボモータ18で安定良く円滑に行うことができる。図
5(B),(C)に示すように、可動主軸台6の主軸端
の下方に延びる部分の上面6aは、主軸正面側から見て
山形の断面形状であって、かつ前方へ下降傾斜してお
り、そのため、可動主軸台6上に落ちた切粉が円滑に下
方に落ちる。両主軸1a,1bで挟まれる空間Aの下方
のベッド3上面は、図4に断面図で示すように前方へ下
降傾斜させてあり、その前部からベッド3の後方に向け
て切粉回収用のチップコンベヤ23が設置されている。
すなわち、切粉回収領域にはチップコンベヤ23が設置
されており、可動主軸台6は切粉回収領域上を越えて突
出し、第2主軸1bを第1主軸1aに近接させる。可動
主軸台6が第1主軸から遠ざかるときは、切粉回収領域
より後方へ戻ることになる。
【0013】第2主軸1bに対応させて配置される第2
タレット2bは、第1タレット2aとほぼ同様の構成で
あり、その送り台7bは第2主軸1bの側方、すなわち
ベッド3の可動主軸台案内台部16の設置部より奥側に
設置されている。その送り台7bは、X軸方向に移動自
在となるようにベッド3のレール10b上に設置されて
おり、送りねじ12bを介してX軸サーボモータ14b
により、X軸方向に送られる。なお、第2タレット2b
のZ軸方向の移動手段は設けず、Z軸方向の移動は可動
主軸台6の移動で対処する。
【0014】上記対向2軸旋盤における可動主軸台6の
進退動作を、図5および図6を参照して説明する。可動
主軸台6は、図5に示す原点位置に待機するとき、可動
主軸台案内台部16の下段側の段面16aに設けられた
案内軌道19では、前端位置の突条受け部材21aが可
動主軸台6のガイド突条22bに係合し、後方位置のガ
イド突条22aが可動主軸台6の突条受け部材21bに
係合していて、これらの係合位置間の間隔が広がってい
る。また、可動主軸台案内台部16の上段側の段面16
bに設けられた案内軌道20では、両突条受け部材21
c,21dが可動主軸台6のガイド突条22cに係合し
ている。一方、先述したように、可動主軸台6は、その
重心が平行に設置された上下2段の案内軌道19,20
の幅内に来るように配置されている。このように、この
待機状態では、突条受け部材21a,21bの間隔が広
がっていて、また可動主軸台6の重心位置も両案内部材
19,20間にあるため、可動主軸台6は、可動主軸台
案内台部16に安定よく支持され、可動主軸台6および
可動主軸台案内台部16の案内軌道19,20を含めた
機構は、十分な剛性が備わった状態となる。
【0015】第1主軸1aで片面加工した半加工ワーク
Wを受け取るために、可動主軸台6が原点位置から最も
離れ、第2主軸1bが第1主軸1aに最も接近するとき
(たとえば進出ストローク=650mm程度)、可動主軸
台6は図6(A),(B)に示すように可動主軸台案内
台部16に対して片持ち状態となる。この状態でも、上
段側の段面16bに設けられる案内軌道20では、両突
条受け部材21c,21dが可動主軸台6のガイド突条
22cに係合しており、下段側の段面16aに設けられ
る案内軌道19では、前端位置の突条受け部材21aが
可動主軸台6のガイド突条22bに係合し、後方位置の
ガイド突条22aが可動主軸台6の突条受け部材21b
に係合している。このため、第1主軸1aに向けて可動
主軸台6を安定良く進出させることができる。このと
き、進出する可動主軸台6およびその下面に設けられて
いるガイド突条22b,22cは、両主軸1a,1b間
の空間A下方のベッド3上面より若干上方に離れた位置
を水平移動することになるので、ベッド上面3aに付着
した切粉で進出動作を妨げられる等の問題は生じない。
なお、可動主軸台6および可動主軸台案内台部16の案
内軌道19,20を含めた機構の剛性は低下するが、こ
の場合はワーク受取りを行うだけであり、さほど剛性を
要求されないので問題はない。
【0016】第2主軸1bで受け取った半加工ワーク
を、対応する第2タレット2bで加工する場合、可動主
軸台6は図6(C),(D)に示すように先の原点位置
から若干第1主軸1a側に進出した位置とされる(たと
えば進出ストローク=110mm程度)。加工に伴い生じ
る切粉は、両主軸1a,1b間の空間Aの下方のベッド
上面3aを滑落してベッド3の手前部に配置された切粉
回収用のコンベヤ23上に落下し、このコンベヤ23で
機外に搬出回収される。この場合、切粉が滑落するベッ
ド3の傾斜した上面3aには、従来例の場合のような可
動主軸台6を進退させるガイドレールが横たわっていな
いので、切粉回収率が向上することになる。また、この
加工位置においても、可動主軸台6はほぼ全体が可動主
軸案内台部16上に支持されているので、可動主軸台6
および可動主軸台案内台部16の案内軌道19,20を
含めた機構は、加工時に必要な剛性を十分備えることに
なり、何ら問題はない。
【0017】なお、前記実施形態では、可動主軸台6
は、下部が第2主軸1bの主軸端のよりも前方へ突出す
るものとしたが、図7に示すように、可動主軸台6は全
体が第2主軸1bの主軸端よりも後方に位置する形状と
しても良い。これにより、可動主軸台6上に切粉が落ち
ず、切粉は全て傾斜したベット1上等に直接に落ちるこ
とになり、一層切粉の回収効率が向上する。
【0018】
【発明の効果】この発明の対向2軸旋盤は、可動側主軸
台を固定側主軸台から離れた可動主軸台案内部で支持す
るようにしたため、切粉の落ちる領域に可動側主軸台の
レール等の案内手段を設けることが不要で、切粉の回収
率を向上させることができる。また、可動主軸台案内台
部の案内軌道の鉛直上に前記可動主軸台の重心位置が位
置するようにした場合は、モーメント荷重が作用せず、
案内軌道に高い剛性が要求されず、また進退用のモータ
も小容量のものですむ。さらに、この発明の請求項3記
載の発明の場合は、可動主軸台を、高い支持剛性の不要
なワーク受渡し時、すなわち前進位置にある時は片持ち
状に支持し、加工時、すなわち後退位置にあるときは両
端支持とできて、切粉の回収効率を向上させながら、加
工時の剛性が確保できる。しかも部品コストを低減でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る対向2軸旋盤の平
面図である。
【図2】同対向2軸旋盤の正面図である。
【図3】同対向2軸旋盤の右側面図である。
【図4】図1におけるIV−IV矢視断面図である。
【図5】(A)〜(C)は同対向2軸旋盤における可動
主軸台が原点位置にあるときの平面図、正面図および左
側面図である。
【図6】(A),(B)は同可動主軸台が最も進出した
位置にあるときの平面図および正面図、(C),(D)
は加工位置にあるときの平面図および正面図である。
【図7】この発明の他の実施形態における可動主軸台の
部分正面図である。
【図8】従来例の斜視図である。
【符号の説明】
1a…第1主軸、1b…第2主軸、3…ベッド、4…固
定主軸台、6…可動主軸台、16…可動主軸台案内台
部、19,20…案内軌道、21a,21b…突条受け
部材、22a,22b…ガイド突条、A…空間、O…重
心位置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1主軸を支持する固定主軸台と、第2
    主軸を支持し、前記固定主軸台に対して接近可能な可動
    主軸台と、前記可動主軸台を支持し、前記固定主軸台の
    軸方向前方に所定距離の空間を介して設けられた可動主
    軸台案内部とを備え、前記可動主軸台は、可動主軸台案
    内部の案内端から前記空間内に突出して第2主軸を第1
    主軸に接近させる対向2軸旋盤。
  2. 【請求項2】 前記可動主軸台案内部は、前記可動主軸
    台の固定主軸台に対する接近方向に沿って延びる少なく
    とも1本の案内軌道を有し、前記可動主軸台の重心位置
    は前記案内軌道の鉛直上に位置している請求項1記載の
    対向2軸旋盤。
  3. 【請求項3】 前記可動主軸台案内台部は2本の平行な
    案内軌道を有し、これら2本の案内軌道における少なく
    とも片方の案内軌道は、前記可動主軸台案内台部の前記
    案内端に設けた突条受け部材と、この突条受け部材より
    も可動主軸台の固定主軸台に対する接近方向の後方位置
    で後方へ延びて設けられたガイド突条とを有し、これら
    突条受け部材およびガイド突条に各々進退自在に係合す
    るガイド突条および突条受け部材を前記可動主軸台に設
    けた請求項1または請求項2記載の対向2軸旋盤。
JP8312704A 1996-11-08 1996-11-08 対向2軸旋盤 Pending JPH10138003A (ja)

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