JPH1013799A - テレビ電話装置 - Google Patents

テレビ電話装置

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JPH1013799A
JPH1013799A JP15828296A JP15828296A JPH1013799A JP H1013799 A JPH1013799 A JP H1013799A JP 15828296 A JP15828296 A JP 15828296A JP 15828296 A JP15828296 A JP 15828296A JP H1013799 A JPH1013799 A JP H1013799A
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JP
Japan
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signal
image
data
unit
background
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JP15828296A
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English (en)
Inventor
Takashi Tsuchiya
隆 土谷
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MegaChips Corp
Original Assignee
MegaChips Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 背景と人物とを区別し、背景には特定パター
ンを映し出す。 【解決手段】 背景抽出部2は、カメラ1がとらえた撮
像画像をマトリクス状に配列するブロックに分割し、各
ブロックをフレーム間の動きの大きい対象ブロックと小
さい背景ブロックとに選別する。データ合成部7は、対
象ブロックの圧縮画像信号とともに、対象ブロックと背
景ブロックとを識別する信号を通信回線Lへと送出す
る。逆に、この形式のデータ信号が受信されると、画像
データ伸張部6で対象ブロックの圧縮画像信号が伸張さ
れ、画像合成部22では、背景ブロックに対して特定の
背景パターン信号が割り当てられる。モニタ24には、
対象ブロックの画像信号と背景ブロックの背景パターン
信号とが合成された信号が供給されるので、対象ブロッ
クの画像すなわち人物の画像は鮮明に再現され、背景ブ
ロックの画像すなわち背景の画像は特定パターンで表示
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、テレビ電話装置
に関し、特に、テレビ電話装置に固有の利用者の不安材
料を解消するととともに、利用者の幅を拡大するための
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図33は、この発明の背景となる従来の
テレビ電話装置の構成を示すブロック図である。図33
では、画像の伝送、再生に関する部分のみが選択的に描
かれており、音声の伝送、再生に関する部分については
略されている。
【0003】この装置151は、送受信部90、カメラ
91、およびモニタ94を備えている。そして、送受信
部90には、画像データ圧縮部92、および画像データ
伸張部93が備わっている。装置151は、通信回線L
に接続されており、この通信回線Lを通じて、別の装置
151(図示を略する)との間で画像を含めた通信が行
われる。
【0004】画像データ圧縮部92は、カメラ91で撮
像して得られた画像信号を圧縮して、データ長の短い圧
縮画像信号へと変換する。そして、この圧縮画像信号を
通信回線Lへと送出する。画像データ伸張部93は、通
信回線Lを通じて通信相手側から伝送されてきた圧縮画
像信号を、モニタ94へ表示可能な画像信号へと伸張す
る。伸張された画像信号がモニタ94へ入力されること
によって、モニタ94には、通信相手側の画像が映し出
される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のテレビ電話装置
151は、以上のように構成されているので、以下に記
述するような問題点を有していた。まず第1に、図34
に模式的に示すように、モニタ94に映し出される表示
画像95には、送信者側が送信を意図する送信者本人の
人物画像などの対象画像96と、必ずしも送信を意図し
ない背景画像97との双方が、つねに同一の鮮明度で現
れるという問題点があった。
【0006】例えば、家庭内で装置151を使用する際
に、未整理の状態(取り散らかされた状態)に置かれた
ままの部屋の様子が、鮮明な画像として通信相手へと伝
送されることを、利用者が望まない場合が少なくない。
しかしながら、従来の装置151は、利用者のこのよう
な当然の心理に、柔軟に応え得るようには構成されては
おらず、音声のみを伝送する電話機にはなかった新たな
気遣い、不便さを利用者にもたらしていた。
【0007】第2に、対象画像96が通信相手側にどの
ように伝送されているか、すなわち通信相手側のモニタ
94にどのように映し出されているのかを、送信者が把
握することができないという問題点があった。例えば、
通信相手側のモニタ94の画面の中に、送信者本人の画
像が適切に収まっているか、望ましい大きさで映し出さ
れているか、あるいは、容姿はどうかなど、音声のみの
従来の電話機にはなかった通信内容に関する不安、気遣
いを、新たに生起していた。
【0008】第3に、画像が伝送されるとはいえ、音声
は音声のままで伝送されるために、聴覚不自由な人(難
聴者、聾唖者など)に対して、音声のみを伝送する電話
機に比べて、有用な通信手段として必ずしも十分に機能
するには至っていないという問題点があった。
【0009】この発明は、従来の装置における上記した
問題点を解消するためになされたもので、音声のみを伝
送する電話機にない新たに生起する問題点を解消して有
用性を高めるとともに、画像を伝送するという特性を生
かして、利用者の幅をさらに拡大することのできるテレ
ビ電話装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明の装置は、テ
レビ電話装置において、撮像画像を表現する撮像画像信
号を外部より入力し、前記撮像画像をマトリクス状に配
列する複数のブロックに分割し、各ブロックごとに、フ
レーム間の動きの大きさに応じて、動きの大きい対象ブ
ロックと動きの小さい背景ブロックとに選別する背景抽
出部と、前記対象ブロックに属する前記撮像画像信号を
圧縮して圧縮画像信号を得る画像データ圧縮部と、前記
撮像画像の中で前記背景ブロックが占める領域を教示す
る背景領域信号と前記圧縮画像信号とを合成してデータ
信号を生成し、外部へと送信するデータ合成部と、外部
から前記データ信号と同一形式のデータ信号を受信し、
受信した当該データ信号から、前記背景領域信号と前記
圧縮画像信号とを分離するデータ分離部と、分離された
前記圧縮画像信号を伸張して伸張画像信号を得る画像デ
ータ伸張部と、分離された前記背景領域信号にもとづい
て、特定の画像パターンを表現する背景パターン信号を
前記背景ブロックに割り当てるとともに、当該背景パタ
ーン信号と前記伸張画像信号とにもとづいて、表示装置
へ表示可能な画像信号を合成して外部へと出力する画像
合成部と、を備えることを特徴とする。
【0011】第2の発明の装置は、テレビ電話装置にお
いて、撮像画像を表現する撮像画像信号を外部より入力
し、前記撮像画像をマトリクス状に配列する複数のブロ
ックに分割し、各ブロックごとに、フレーム間の動きの
大きさに応じて、動きの大きい対象ブロックと動きの小
さい背景ブロックとに選別する背景抽出部と、前記撮像
画像信号に対して、前記複数のブロックの各1ごとに、
量子化テーブルを参照して行う量子化処理を含む圧縮処
理を施し、圧縮画像信号を得る画像データ圧縮部と、画
質の劣化の度合いの異なる複数の量子化テーブルを記憶
しており、前記複数のブロックの各1ごとに、前記対象
ブロックと前記背景ブロックとのいずれであるかに応じ
て、前記複数の量子化テーブルの中から、画質の劣化の
度合いの小さい量子化テーブルおよび度合いの大きい量
子化テーブルをそれぞれ選択し、前記画像データ圧縮部
が参照する量子化テーブルとして供給する第1量子化テ
ーブル記憶部と、前記複数のブロックの各1が前記対象
ブロックと前記背景ブロックのいずれに属するかを示す
識別信号と、当該各1に属する前記圧縮画像信号とを合
成してデータ信号を生成し、外部へ送信するデータ合成
部と、外部から前記データ信号と同一形式のデータ信号
を受信し、受信した当該データ信号から、前記識別信号
と前記圧縮画像信号とを分離するデータ分離部と、分離
された前記圧縮画像信号に対して、前記複数のブロック
の各1ごとに、量子化テーブルを参照して行う逆量子化
処理を含む伸張処理を施し、得られた伸張画像信号を外
部へと出力する画像データ伸張部と、前記複数の量子化
テーブルと同一の複数の量子化テーブルを記憶してお
り、分離された前記識別信号にもとづいて、前記複数の
ブロックの各1ごとに、前記対象ブロックと前記背景ブ
ロックとのいずれであるかに応じて、前記複数の量子化
テーブルの中から、画質の劣化の度合いの小さい量子化
テーブルおよび度合いの大きい量子化テーブルをそれぞ
れ選択し、前記画像データ伸張部が参照する量子化テー
ブルとして供給する第2量子化テーブル記憶部と、を備
えることを特徴とする。
【0012】第3の発明の装置は、第2の発明のテレビ
電話装置において、前記識別信号にもとづいて、前記画
像データ伸張部が出力する前記伸張画像信号の中で前記
背景ブロックに対応する伸張画像信号に対して、選択的
にぼかし処理を施した上で外部へと出力する、ぼかしフ
ィルタを、さらに備えることを特徴とする。
【0013】第4の発明の装置は、テレビ電話装置にお
いて、撮像画像を表現する撮像画像信号を外部より入力
し、圧縮処理を施して圧縮画像信号を得るとともにデー
タ信号として外部へ送信する画像データ圧縮部と、前記
画像データ圧縮部で得られた前記圧縮画像信号の中か
ら、前記撮像画像の中の分布する断片部分に対応する圧
縮画像信号を抽出する間引き部と、外部から前記データ
信号と同一形式のデータ信号を受信し、受信した当該デ
ータ信号を表示すべき画面上の一部領域に設定された小
画面に、前記間引き部で抽出された前記圧縮画像信号を
表示可能なように、抽出された当該圧縮画像信号と受信
した前記データ信号とを合成して、合成画像信号を得る
データ切換部と、前記合成画像信号を伸張して外部へと
出力する画像データ伸張部と、を備えることを特徴とす
る。
【0014】第5の発明の装置は、第4の発明のテレビ
電話装置において、前記画像データ圧縮部は、前記撮像
画像をマトリクス状に配列する複数のブロックに分割
し、各ブロックごとに、前記撮像画像信号に対して前記
圧縮処理を施し、しかも、すべてのブロックの間で前記
圧縮画像信号のデータ長が一定となるように前記圧縮処
理を施し、前記間引き部は、前記複数のブロックの中の
一部のブロックを前記断片部分とすることを特徴とす
る。
【0015】第6の発明の装置は、テレビ電話装置にお
いて、撮像画像を表現する撮像画像信号を外部より入力
し、圧縮処理を施して圧縮画像信号を得る画像データ圧
縮部と、音声を表現する音声信号を外部より入力し、圧
縮処理を施して圧縮音声信号を得る音声データ圧縮部
と、前記音声信号を認識して文字コード信号に変換する
音声認識部と、前記圧縮画像信号、前記圧縮音声信号、
および前記文字コード信号を合成し、データ信号として
外部へ送信するデータ合成部と、外部から前記データ信
号と同一形式のデータ信号を受信し、受信した当該デー
タ信号から、前記圧縮画像信号、前記圧縮音声信号、お
よび前記文字コード信号を分離するデータ分離部と、分
離された前記圧縮画像信号に伸張処理を施して伸張画像
信号を得る画像データ伸張部と、分離された前記圧縮音
声信号を伸張して外部へと出力する音声データ伸張部
と、分離された前記文字コード信号を文字画像信号に変
換するフォントジェネレータと、前記伸張画像信号と前
記文字画像信号とを、同一画面上に表示可能なように合
成して外部へ出力する画像合成部と、を備えることを特
徴とする。
【0016】第7の発明の装置は、テレビ電話装置にお
いて、撮像画像を表現する撮像画像信号を外部より入力
し、圧縮処理を施して圧縮画像信号を得る画像データ圧
縮部と、前記音声信号を認識して文字コード信号に変換
する音声認識部と、前記圧縮画像信号および前記文字コ
ード信号を合成し、データ信号として外部へ送信するデ
ータ合成部と、外部から前記データ信号と同一形式のデ
ータ信号を受信し、受信した当該データ信号から、前記
圧縮画像信号および前記文字コード信号を分離するデー
タ分離部と、分離された前記圧縮画像信号に伸張処理を
施して伸張画像信号を得る画像データ伸張部と、分離さ
れた前記文字コード信号を文字画像信号に変換するフォ
ントジェネレータと、前記伸張画像信号と前記文字画像
信号とを、同一画面上に表示可能なように合成して外部
へ出力する画像合成部と、を備えることを特徴とする。
【0017】第8の発明の装置は、第6または第7の発
明のテレビ電話装置において、前記フォントジェネレー
タを第1フォントジェネレータとして、前記音声認識部
が出力する前記文字コード信号を文字画像信号に変換す
る第2フォントジェネレータを、さらに備え、前記画像
合成部は、前記伸張画像信号と前記第1フォントジェネ
レータで得られた前記文字画像信号とに加えて、前記第
2フォントジェネレータで得られた前記文字画像信号を
も同一画面上に表示可能なように合成して外部へ出力す
ることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】 <1.実施の形態1>はじめに、実施の形態1のテレビ電
話装置について説明する。
【0019】<1-1.装置の概略>図1は、実施の形態1
のテレビ電話装置の構成を示すブロック図である。図1
では、画像の伝送、再生に関する部分のみが選択的に描
かれており、音声の伝送、再生に関する部分については
略されている。
【0020】この装置121は、送信部101、カメラ
1、受信部102、およびモニタ24を備えている。そ
して、送信部101には、背景抽出部2、画像データ圧
縮部5、およびデータ合成部7が備わっており、受信部
102には、データ分離部16、画像データ伸張部6、
画像合成部22、および背景データ記憶部19が備わっ
ている。
【0021】テレビ電話装置121は、通信回線Lに接
続されており、この通信回線Lを通じて別のテレビ電話
装置121との間で通信が行われる。すなわち、互いに
通信し合う一対のテレビ電話装置121の間で、通信回
線Lを通じて一方の送信部101から他方の受信部10
2へとデータ信号が伝送される。
【0022】送信部101は、カメラ1で撮像された画
像(撮像画像)に加工を加え、加工された画像を表現す
るデータ信号を通信回線Lへと送信する。また、受信部
102は通信回線Lから送られてくるデータ信号を、モ
ニタ24へと表示可能な信号へと変換した上で、モニタ
24へと出力する。その結果、モニタ24には、送信部
101で加工が加えられた画像が表示される。モニタ2
4は、例えばCRTを備える画像表示装置である。
【0023】図2〜図4は、テレビ電話装置121の動
作の概略を示す模式図である。図2に示すように、カメ
ラ1で撮像して得られた撮像画像50の中には、送信者
が送信を意図する送信者本人の人物画像である対象画像
51と、送信を意図しない背景画像52とが含まれてい
る。
【0024】送信部101では、図3に示すように、撮
像画像50を複数のブロックに分割した上で、これらの
ブロックの中から背景画像52に属するブロックすなわ
ち背景ブロック53を抽出する。そして、対象画像51
に属するブロックすなわち対象ブロック59の画像を表
現する画像信号と、背景ブロック53に関する情報とを
データ信号として通信回線Lへ送出する。なお、図3で
は、撮像画像50が7×7個(=49個)のブロックに
分割された例を示しているが、これは描画上の便宜のた
めであり、通常は遥かに多数のブロックに分割される。
【0025】受信部102は、通信回線Lを通じて伝送
されたデータ信号にもとづいて、対象ブロック59には
撮像された画像が再現され、背景ブロック53には特定
の画像パターン(以下、「背景パターン」と称する)が
表示されるように、画像の合成を行う。その結果、図4
(a)に例示する撮像画像50は、図4(b)に示す表
示画像60へと変換された上で、モニタ24に表示され
る。図4(b)において、54は背景パターンである。
【0026】すなわち、テレビ電話装置121では、送
信者が送信を望まない画像部分である背景画像52が、
受信者側では再現されることなく、代わりに特定の背景
パターンとして表示される。このため、音声のみを伝送
する従来の電話装置にはなく、画像を伝送するテレビ電
話装置に固有の問題点であった、自己の背景にまで気を
配った通信行為が要求されるという問題点が解消され
る。すなわち、利用者の無用な気遣い、不安材料が解消
された利用価値の高いテレビ電話装置が実現する。
【0027】<1-2.背景抽出部>つぎに、テレビ電話装
置121の各部の動作について詳細に説明する。図5
は、背景抽出部2で実行される処理の手順を示すフロー
チャートである。背景抽出部2の動作が開始すると、ま
ずステップS1において、カメラ1から1フレーム分の
RGB信号(RGB表色系で表現された画像信号)が背
景抽出部2へと入力される。その後、ステップS2にお
いて、RGB信号がYUV信号(YUV表色系で表現さ
れた画像信号)へと変換される。
【0028】つぎに、ステップS3において、動作開始
後、初回の処理であるか否か、すなわち、直前のステッ
プS1で入力されたフレームが、動作開始後第1番目に
入力されたフレームであるか否かが判定される。初回で
あれば、処理はステップS8へとすすみ、動作を終了し
べきか否かが判定される。例えば、通信終了を指示する
スイッチが押下されるなど、利用者が通信を終了すべき
旨の指示を与えたときには、動作を終了すべきであると
判定され、処理は終了する。逆に、動作を終了すべきで
ない場合には、処理はステップS1へと戻り、カメラ1
より新たなフレームのRGB信号が入力される。
【0029】ステップS3において、初回でないと判定
された場合には、処理はステップS4へと移行し、数1
で定義される変化量Dが算出される。図6は、数1に含
まれる各変数の意味を説明する説明図である。ステップ
S1〜S8のループを循環するごとに、ステップS1で
は、フレームFR1,FR2,FR3,・・・・の順に、画
像信号がカメラ1から入力される。
【0030】
【数1】
【0031】ステップS4では、直前のステップS1に
おいて入力されたフレームが、8行8列にマトリクス状
に配列した画素PC(i,j)(i,j=1,・・・,8)で構成されるブ
ロックBKに分割される。そして、各ブロックBKのす
べての画素PC(i,j)について、例えば輝度成分Y(i,j)
が算出される。
【0032】仮に、直前ステップS1において、フレー
ムFR2が入力されたとすると、ステップS4では、フ
レームFR2の輝度成分Y(i,j)である輝度成分Y2(i,
j)が算出される。そして、前回のステップS4で算出さ
れているフレームFR1の輝度成分Y(i,j)である輝度
成分Y1(i,j)が参照され、フレームFR2,FR1の
間で共通のブロックBKごとに、変化量Dが数1にした
がって算出される。数1において、総和の計算は、変数
i,j=1,・・・,8のすべてにわたって行われる。
【0033】変化量Dは、現時点のフレームFR2と前
回のフレームFR1との間での、共通のブロックBKに
おける輝度成分Yの平均的な変化量に対応している。す
なわち、ブロックBKにおける画像の動きの度合いを表
している。一つのフレーム内のすべてのブロックBKに
対して、変化量Dの算出が終了すると、処理はステップ
S5へと移行する。
【0034】ステップS5では、各ブロックBKごと
に、変化量Dが基準値としての所定の定数constと比較
される。そして、変化量Dが定数constよりも大きけれ
ば、ステップS6へと移行し、そのブロックBKが対象
画像に属する、すなわち、ブロックBKが対象ブロック
59に相当するものと判定される。そして、そのブロッ
クBKの画像信号はが画像データ圧縮部5へと送出され
る。逆に、変化量Dが定数const以下であれば、ステッ
プS7へと移行し、そのブロックBKは背景画像に属す
る、すなわち、ブロックBKが背景ブロック53に相当
するものと判定される。そして、そのブロックBKが背
景ブロック53である旨を通知する信号がデータ合成部
7へと送出される。
【0035】すなわち、画像の動きの度合いが一定基準
よりも高ければ、そのブロックBKは、人物などの対象
画像に属すると判断され、逆に低ければ、静止している
背景画像に属しているものと判断される。
【0036】その後、ステップS8において、フレーム
内のすべてのブロックBKについて、判別が終了したか
否かが判定される。終了していなければ、処理はステッ
プS5へと戻り、新たなブロックBKについて、同様の
処理が行われる。以下、ステップS5〜S8のループを
反復することによって、フレーム内のすべてのブロック
BKについて、対象ブロック59と背景ブロック53へ
の判別が行われる。
【0037】すべてのブロックBKについて判別が完了
すると、処理はステップS8からステップS9へと移行
する。そして、終了すべきでないと判定されると、処理
はステップS1へと戻り、新たなフレームFRが入力さ
れる。そして、新たなフレームFRについて同様の処理
が反復される。背景抽出部2では、以上の手順にしたが
って、フレーム内のすべてのブロックBKが、対象ブロ
ック59と背景ブロック53とに選別される。言い替え
ると、フレーム内の画像から背景画像が抽出される。
【0038】なお、図5では、ステップS4において、
輝度成分Y(i,j)の変化量をもとに、変化量Dが算出さ
れる例を示したが、輝度成分Y(i,j)に代わって、色差
成分U(i,j),V(i,j)を用いて算出してもよい。
【0039】また、画像データ圧縮部5において実行さ
れる圧縮の過程を背景抽出部2において一部先取りし、
その結果得られるDCT係数(離散コサイン変換係数)
にもとづいて、変化量Dを算出することも可能である。
図7は、その一例を示すフローチャートである。図7に
おいて、図5に示したステップと同一の処理を行うステ
ップについては、同一符号を付して、その詳細な説明を
略する。
【0040】図7に示す手順では、ステップS2につづ
くステップS10において、輝度成分YにDCT変換
(離散コサイン変換)が施される。そして、ステップS
3を通過した後のステップS11において、数1に代わ
って数2にもとづいて、変化量Dの算出が行われる。数
2において、変数C2(i,j),C1(i,j)は、それぞれ現
時点および前回のフレーム内の共通のブロックBKに対
するDCT係数である。数2において、総和の計算は、
変数i,j=1,・・・,8のすべてにわたって行われる。
【0041】
【数2】
【0042】このようにDCT係数にもとづいて変化量
Dを算出しても、図5の処理手順と同様に、各ブロック
BKを対象ブロック59と背景ブロック53とに選別す
ることが可能である。なお、ステップS5で比較の対象
とされる定数constの値は、図5と図7の処理手順の間
で一般には異なっている。また、図7の処理手順におい
て、輝度成分Y(i,j)のDCT係数に代わって、色差成
分U(i,j),V(i,j)のDCT係数が用いられてもよい。
【0043】<1-3.画像データ圧縮部>図8は、画像デ
ータ圧縮部5で実行される処理の手順を示すフローチャ
ートである。画像データ圧縮部5の動作が開始すると、
まずステップS21において、YUV信号にDCT変換
が施される。背景抽出部2において、図7の手順が採用
されたときには、すでにDCT変換された成分について
はDCT変換を略することが可能である。
【0044】つぎに、ステップS22において、量子化
が実行される。量子化の演算は、数3で表現される。数
3において、係数C(i,j)は64個のDCT係数を代表
しており、係数Q(i,j)は、画像データ圧縮部5に備わ
る量子化テーブル(図示を略する)に記述された64個
の係数を代表している。演算記号round[]は、小数を
四捨五入して整数化する演算を表している。
【0045】数3にもとづいて、DCT係数C(i,j)を
量子化係数Cq(i,j)へと変換することによって、量子
化が達成される。すなわち、ステップS22では、各ブ
ロックBKごとに、64個のDCT係数が、量子化テー
ブルを用いて、係数位置(i,jの値)ごとに異なるステ
ップサイズをもって量子化される。
【0046】
【数3】
【0047】つづくステップS23では、ハフマン符号
化が実行される。すなわち、ステップS22で得られた
量子化係数に対して、ハフマン符号化方式にもとづいた
符号化が行われる。
【0048】つぎに、処理はステップS24へと移行
し、動作を終了しべきか否かが判定される。例えば、ス
テップS9(図5)と同様に、通信終了を指示するスイ
ッチが押下されるなど、利用者が通信を終了すべき旨の
指示を与えたときには、動作を終了すべきであると判定
され、処理は終了する。
【0049】逆に、動作を終了すべきでない場合には、
処理はステップS21へと戻り、新たなブロックBKあ
るいはフレームについて同様の処理が反復される。すな
わち、ステップS21〜S24のループは、フレーム単
位、あるいは、ブロックBK単位で反復される。
【0050】以上の処理によって、カメラ1で撮像され
た撮像画像50を表現する画像信号に圧縮が施され、圧
縮画像信号としてデータ合成部7へと送出される。な
お、以上の圧縮処理は、撮像画像50のすべてのブロッ
クBKに対して行われてもよく、あるいは、背景抽出部
2において対象ブロック59として選別されたブロック
BKに対してのみ行われてもよい。
【0051】すなわち、画像データ圧縮部5は、少なく
とも対象ブロック59として選別されたブロックBKに
対して、圧縮が実行されるように構成されておればよ
い。特に、対象ブロック59に対してのみ圧縮を行う場
合には、処理に要する時間が節減されるという利点が得
られる。
【0052】<1-4.データ合成部>図9は、データ合成
部7の動作を説明するための撮像画像50の一例を示す
模式図である。図9に示すように、対象画像51と背景
画像52とを含んだ撮像画像50が、多数のブロックB
Kにマトリクス状に分割されている。そして、これらの
ブロックBKは、背景抽出部2の働きによって、対象ブ
ロック59(図9においてハッチングが施されないブロ
ック)と背景ブロック53(図9においてハッチングが
施されたブロック)とに選別されている。
【0053】撮像画像50の左上端から順に矢印に沿っ
て、BK(1),BK(2),・・・・と番号を付すると、16個
の連続したブロックBK(1)〜BK(16)は背景画像52
に属し、後続する3個のブロックBK(17)〜BK(19)は
対象画像51に属する。また、その後の4個のブロック
BK(20)〜BK(23)は背景画像52に属し、それにつづ
く3個のブロックBK(24)〜BK(26)は対象画像51に
属する。
【0054】図10は、画像データ圧縮部5から出力さ
れる対象画像51に属するブロックBKの圧縮画像信
号、および背景抽出部2から出力される背景画像52に
属するブロックBKに関する情報にもとづいて、データ
合成部7で作成されるデータ信号の1フレーム分の形式
を示す図である。図10に示すように、送信者の指示に
もとづいて背景パターン54の種類を指定する背景パタ
ーン識別信号が、1フレーム分のデータ信号の先頭に付
される。そして、この背景パターン識別信号には、図9
に例示するブロックBKに付された順番に沿って、各ブ
ロックBKの画像に関する情報が後続する。
【0055】図9に示した撮像画像50を例とすると、
背景パターン識別信号の後には、以下のブロックが背景
ブロック53であることを示す背景マーカが付される。
そして、この背景マーカには、背景ブロック53である
ブロックの個数(=16)が後続する。これらのデータ
信号によって、撮像画像50のブロックBK(1)〜BK
(16)が背景ブロック53であること、すなわち背景画像
52に属する旨が伝えられる。すなわち、これらのデー
タ信号は、撮像画像50の中で背景ブロック53が占め
る領域を教示する背景領域信号を構成する。
【0056】ブロックBK(1)〜BK(16)に関する情報
の後には、以下のブロックが対象ブロック59であるこ
とを示す対象マーカが付される。そして、この対象マー
カには、3個のブロックBK(17)〜BK(19)の圧縮画像
信号が後続する。これらのデータ信号によって、ブロッ
クBK(17)〜BK(19)が対象ブロック59である旨と、
それらの画像を表現する圧縮画像信号とが伝えられる。
【0057】以下同様にして、背景ブロック53である
4個のブロックBK(20)〜BK(23)に関する情報である
背景マーカとブロック数(=4)、対象ブロック59で
ある3個のブロックBK(24)〜BK(26)に関する情報で
ある、対象マーカとそれらの圧縮画像信号等が後続す
る。
【0058】データ合成部7では、一つのフレーム内の
すべてのブロックBKに関する情報を伝送するデータ信
号が、以上の形式で作成される。すなわち、合成される
データ信号には、対象ブロック59の圧縮画像信号と、
背景ブロック53が撮像画像50上に占める領域を教示
する背景領域信号とが含まれている。そして、この形式
のデータ信号が、各フレームごとに作成され、通信回線
Lへと送出される。
【0059】この形式のデータ信号では、対象ブロック
59の画像信号が圧縮されているのに加えて、背景ブロ
ック53に関しては、背景パターン識別信号、背景マー
カ、および、背景ブロック数のみが生成されるので、デ
ータ長が短いという利点がある。すなわち、低いビット
レート(単位時間当たりの伝送ビット数)でデータ信号
を通信回線Lへと送出することが可能である。
【0060】<1-5.受信部>受信部102では、通信回
線Lを通じて伝送された図10の形式のデータ信号か
ら、モニタ24に表示可能な画像信号が再構成される。
受信されたデータ信号は、まずデータ分離部16におい
て、対象ブロック59に関する情報である対象マーカお
よび圧縮画像信号と、背景ブロック53に関する情報で
ある背景パターン識別信号、背景マーカ、および背景ブ
ロックの個数データとに分離される。そして、前者は画
像データ伸張部6へと送られ、後者は画像合成部22へ
と送られる。
【0061】画像データ伸張部6では、対象ブロック5
9に関する圧縮画像信号に伸張処理が施される。図11
は、画像データ伸張部6の処理の手順を示すフローチャ
ートである。画像データ伸張部6は、画像データ圧縮部
5で実行される圧縮処理と逆の演算を実行することによ
って、圧縮画像信号からモニタ24で表示可能な画像信
号を再構成する。ただし、画像データ圧縮部5のステッ
プS22で行われた量子化処理のために、再構成される
伸張画像信号は、一般にはもとの画像信号とは完全に同
一ではなく、実効的な画像品質を劣化させない範囲で変
更が加えられたものとなる。
【0062】画像データ伸張部6の動作が開始すると、
まずステップS31において、ハフマン伸張すなわちス
テップS23の処理とは逆の演算が実行される。つぎ
に、ステップS32において、逆量子化すなわちステッ
プS22の処理とは逆の演算が実行される。その後、ス
テップS33において、逆DCT変換すなわちステップ
S21の処理とは逆の演算が実行される。つづいて、ス
テップS34において、YUV表色系の画像信号が、R
GB表色系の画像信号へと変換される。
【0063】その後、処理はステップS35へと移行
し、動作を終了しべきか否かが判定される。例えば、ス
テップS9(図5)と同様に、通信終了を指示するスイ
ッチが押下されるなど、利用者が通信を終了すべき旨の
指示を与えたときには、動作を終了すべきであると判定
され、処理は終了する。
【0064】逆に、動作を終了すべきでない場合には、
処理はステップS31へと戻り、新たなブロックBKあ
るいはフレームについて同様の処理が反復される。すな
わち、ステップS31〜S35のループは、フレーム単
位、あるいは、ブロックBK単位で反復される。以上の
処理によって、対象ブロック59であるブロックの圧縮
画像信号が伸張される。
【0065】画像合成部22では、画像データ伸張部6
から送られる対象ブロック59の伸張画像信号、データ
分離部16から送られる背景ブロック53に関する情
報、さらに、背景データ記憶部19に格納される複数種
類の背景パターン54にもとづいて、モニタ24に表示
すべき画像が合成される。背景データ記憶部19には、
複数種類の背景パターン54をそれぞれ表現する、複数
種類の背景パターン信号が、あらかじめ格納されてい
る。
【0066】以下に、図10に例示するデータ信号を例
にあげて、画像合成部22の動作を説明する。画像合成
部22は、まず、データ分離部16から送られる背景パ
ターン識別信号にもとづいて、この背景パターン識別信
号に対応する背景パターン54を表現する背景パターン
信号を、背景データ記憶部19から選択的に読み出す。
【0067】つぎに、データ分離部16から送られる背
景マーカと背景ブロック数(=16)とにもとづいて、
ブロックBK(1)〜BK(16)に、背景データ記憶部19
から読み出した背景パターン信号を割り当てる。その後
に、画像データ伸張部6から送られるブロックBK(17)
〜BK(19)の画像信号を配列する。さらに、データ分離
部16から送られる背景マーカと背景ブロック数(=
4)とにもとづいて、ブロックBK(20)〜BK(23)に、
背景パターン信号を割り当てる。
【0068】以下同様の処理を繰り返すことによって、
モニタ24に表示可能な形式の1フレーム分の画像信号
が生成され、モニタ24へと出力される。そして、この
処理がフレームごとに繰り返される。その結果、図4
(b)の表示画像60がモニタ24に表示される。
【0069】<2.実施の形態2>実施の形態1では、背
景画像52を特定の背景パターン54に置き換えて表示
するように構成されていたが、背景画像52をぼかして
表示するように構成しても、装置の目的は同様に達成さ
れる。ここでは、そのように構成された実施の形態につ
いて説明する。
【0070】<2-1.装置の概略>図12はこの実施の形
態のテレビ電話装置の構成を示すブロック図である。な
お、以下の図において、図1に示した実施の形態1の装
置と同一部分については、同一符号を付してその詳細な
説明を略する。
【0071】図12に示すように、この装置122は、
送信部103、カメラ1、受信部104、およびモニタ
24を備えている。そして、送信部103には、背景抽
出部81、量子化テーブル記憶部4、画像データ圧縮部
18、およびデータ合成部71が備わっており、受信部
104には、データ分離部72、画像データ伸張部2
0、および量子化テーブル記憶部4が備わっている。テ
レビ電話装置121(図1)と同様に、データ合成部7
1およびデータ分離部72は、通信回線Lへと接続され
ている。
【0072】図13は、テレビ電話装置122の動作の
概略を示す模式図である。図13(a)に例示する送信
側の撮像画像50は、受信側のモニタ24には図13
(b)のように表示される。すなわち、表示画像60で
は、撮像画像50の中の対象画像51は、実質的な画質
を劣化させることなく再現されるのに対して、背景画像
52は画質を著しく劣化させ、ぼかし画像55として表
示される。すなわち、撮像画像50の中の背景画像52
のみが、選択的にぼかして表示される。したがって、テ
レビ電話装置121と同様に、通信相手へ伝えたくない
背景画像52に対する利用者の無用な気遣いが解消され
る。
【0073】<2-2.送信部>背景抽出部81は、図5あ
るいは図7に例示される手順に従って、ブロックBKを
対象ブロック59と背景ブロック53とに選別するよう
に構成されている点は、背景抽出部2と同様である。た
だし、ステップS6,S7において、ブロックBKがい
ずれのブロックに相当するかに応じて、異なる量子化テ
ーブルを指定する量子化テーブル識別信号を、量子化テ
ーブル記憶部4とデータ合成部71へ送出する点が異な
っている。
【0074】量子化テーブル記憶部4には、実効的な画
質を劣化させないように、ステップサイズを小さく設定
する量子化テーブルと、”ぼかし”を実現するほどにス
テップサイズを大きく設定する量子化テーブルとの、2
種類の量子化テーブルが、あらかじめ格納されている。
画像データ圧縮部18は画像データ圧縮部5(図1)と
同様に、図8に例示される手順に沿って圧縮処理を実行
する。ただし、撮像画像50のすべてのブロックBKに
ついて圧縮処理が実行され、しかも、ステップS22
(図8)の量子化処理では、量子化テーブル記憶部4に
格納される量子化テーブルが参照される。
【0075】量子化テーブル記憶部4からは、背景抽出
部81が送出する量子化テーブル識別信号にもとづい
て、背景ブロック53と対象ブロック59の間で異なる
量子化テーブルが読み出される。しかも、対象ブロック
59に対しては、ステップサイズを小さく設定する量子
化テーブルが選択され、逆に、背景ブロック53に対し
ては、ステップサイズを粗く設定する量子化テーブルが
選択される。このため、ステップS22では、対象ブロ
ック59に対しては、実効的な画質を劣化させないよう
に量子化が施され、他方の背景ブロック53に対して
は、”ぼかし”に相当する量子化が施される。
【0076】データ合成部71では、画像データ圧縮部
18から送られる圧縮画像信号と背景抽出部81から送
られる量子化テーブル識別信号とにもとづいて、データ
信号を合成する。図9の撮像画像50の例に対応するデ
ータ信号の形式を図14に示す。1フレーム分のデータ
信号の先頭から順に、背景ブロック53に対応する量子
化テーブル識別信号、16個のブロックBK(1)〜BK
(16)の圧縮画像信号、対象ブロック59に対応する量子
化テーブル識別信号、3個のブロックBK(17)〜BK(1
9)の圧縮画像信号、背景ブロック53に対応する量子化
テーブル識別信号、14個のブロックBK(20)〜BK(2
3)の圧縮画像信号、・・・・・が配列する。
【0077】図14に例示するように、データ合成部7
1は、各ブロックBKの圧縮画像信号と、参照される量
子化テーブルの識別信号とを内容とするデータ信号を生
成して、通信回線Lへと送出する。
【0078】<2-3.受信部>受信部104では、通信回
線Lを通じて伝送された図14の形式のデータ信号か
ら、モニタ24に表示可能な画像信号が再構成される。
受信されたデータ信号は、まずデータ分離部72におい
て、圧縮画像信号と量子化テーブル識別信号とに分離さ
れる。そして、前者は画像データ伸張部20へと送ら
れ、後者は量子化テーブル記憶部4へと送られる。
【0079】画像データ伸張部20では、画像データ伸
張部6と同様に、図11に例示する手順に沿って処理が
実行される。ただし、対象ブロック59だけでなく背景
ブロック53をも含む撮像画像50内のすべてのブロッ
クBKの圧縮画像信号に対して、伸張処理が施される。
しかも、ステップS32(図11)の逆量子化処理で
は、量子化テーブル記憶部4に格納される量子化テーブ
ルが参照される。
【0080】量子化テーブル記憶部4からは、データ分
離部72から送られる量子化テーブル識別信号にもとづ
いて、ブロックBKごとに、背景ブロック53と対象ブ
ロック59のそれぞれに相応した量子化テーブルが選択
的に読み出される。このため、ステップS32では、背
景ブロック53と対象ブロック59のそれぞれに対し
て、ステップS22で施された量子化とは逆の演算が実
行される。
【0081】この逆量子化は、量子化の過程で劣化した
画質を回復させるものではなく、量子化と逆量子化は、
一般に非可逆的なプロセスを構成する。したがって、画
像データ伸張部20によって再構成され、出力される伸
張画像信号を、モニタ24に表示すると、図13(b)
に示した表示画像60が現れる。
【0082】図15は、受信部のもう一つの構成例を示
すブロック図である。この受信部105には、ぼかしフ
ィルタ31がさらに備わっている。そして、データ分離
部72が送出する量子化テーブル識別信号にもとづい
て、背景ブロック53に対して選択的にぼかし処理が施
される。その結果、モニタ24に映し出される表示画像
60では、背景ブロック53どうしの間に生じる歪が、
視覚上目立たなくなる。なお、ぼかしフィルタ31に
は、従来周知の”ぼかし”のためのフィルタが使用可能
である。
【0083】<3.実施の形態3>図16は、実施の形態
3のテレビ電話装置の構成を示すブロック図である。図
16に示すように、この装置123は、送受信部10
6、カメラ1、およびモニタ24を備えている。そし
て、送受信部106には、画像データ圧縮部82、画像
データ伸張部83、データ切換部23、および、間引き
部15が備わっている。データ切換部23および画像デ
ータ圧縮部82には通信回線Lが接続されている。
【0084】図17は、テレビ電話装置123の動作の
概略を示す模式図である。装置123では、モニタ24
に映し出される表示画像60の中に、モニタ画面56が
設定され、このモニタ画面56には送信者側の撮像画像
が表示される。すなわち、モニタ24には、通信相手の
撮像画像とともに、送信者側の撮像画像が並列的に映し
出される。
【0085】このため、利用者は、本人の画像が通信相
手にどのように伝送されているかをモニタしつつ通信を
行うことができるので、本人の画像が不明であることに
由来する利用者の不安が解消される。すなわち、利用者
の不安材料が解消された利用価値の高いテレビ電話装置
が実現する。
【0086】つぎに、装置123の各部の動作について
説明する。カメラ1で撮像して得られた画像信号は、画
像データ圧縮部82へと送られる。画像データ圧縮部8
2では、図18のフローチャートに示す手順に沿って画
像信号に圧縮処理が施される。すなわち、図7のステッ
プS1,S2につづいて、図8のステップS21〜S2
4が実行される。画像データ圧縮部82によって得られ
た圧縮画像信号は、データ信号として通信回線Lへ送出
されると同時に、間引き部15へと入力される。
【0087】図19は、間引き部15の動作を示す模式
図である。図19に示すように、送信者の画像57を含
む撮像画像50に対して、ブロック単位で間引きが行わ
れる。図19において、ハッチングが施されたブロック
が間引きによって抽出されたブロックを表し、ハッチン
グが施されないブロックは間引きによって捨てられたブ
ロックを表している。例えば、ブロックBK(9)は抽出
され、ブロックBK(8)は捨てられる。このように、縦
横の二方向に沿って一定間隔で抽出されたブロックの圧
縮画像信号、すなわち間引き後の圧縮画像信号が、間引
き部15からデータ切換部23へと送られる。
【0088】データ切換部23は、通信回線Lを通じて
伝送されたデータ信号すなわち圧縮画像信号と、間引き
部15から送られる間引き後の圧縮画像信号とを合成し
て、画像データ伸張部83へと送出する。図20および
図21は、データ切換部23の動作を説明する模式図で
ある。図20に示す表示画像60の3つのブロック列
A,B,Cに相当する部分を例として、データ切換部2
3で生成される合成圧縮画像信号の形式が図21に描か
れている。
【0089】これらの図に示すように、通信相手から通
信回線Lを通じて伝送された撮像画像を表示すべき領域
に属するブロック、すなわちブロックBK(22)〜BK(3
2)、BK(36)〜BK(39)には、通信回線Lを通じて受信
した圧縮画像信号が割り当てられ、モニタ画面に属する
ブロック、すなわちブロックBK(33)〜BK(35)、BK
(40)〜BK(42)には、間引き部15から送られる間引き
後の圧縮画像信号が割り当てられる。
【0090】図21に示すように、すべてのブロックの
間で圧縮画像信号は固定長となっている。すなわち、画
像データ圧縮部82は、ブロックごとに一定長の圧縮画
像信号を出力する。また、間引き部15も、同じ一定長
でブロックごとの圧縮画像信号を出力する。このため、
データ切換部23では、ブロックごとに圧縮画像信号を
一方と他方とから選択して合成圧縮画像信号を生成する
ことが容易に行われ得る。
【0091】このようにして得られた合成圧縮画像信号
は、画像データ伸張部83によって伸張された上で、モ
ニタ24へと送られる。画像データ伸張部83では、図
11のフローチャートに例示する手順に沿って伸張処理
が行われる。ただし、フレームを構成するすべてのブロ
ックに対して伸張処理が施される。その結果、モニタ2
4には、図17に示した表示画像60が映し出される。
【0092】<4.実施の形態4>図22は、実施の形態
4のテレビ電話装置の構成を示すブロック図である。図
22に示すように、この装置124は、送受信部10
7、カメラ1、マイク9、モニタ24、およびスピーカ
26を備えている。そして、送受信部107には、画像
データ圧縮部82、音声データ圧縮部11、音声認識部
10、データ合成部73、フォントジェネレータ12,
21、データ分離部74、画像データ伸張部83、音声
データ伸張部25、および、画像合成部33が備わって
いる。データ合成部73およびデータ分離部74には、
通信回線Lが接続されている。
【0093】図23は、テレビ電話装置124の動作の
概略を示す模式図である。装置124では、モニタ24
に映し出される表示画像60の中に、通信相手の撮像画
像とともに通信相手が話す音声が文字列62の形式で表
示される。同時に、表示画像60の中の特定領域61
に、通信相手側に表示されるべき送信者の音声の文字列
が、文字列63の形式で表示される。
【0094】このため、利用者は、聴覚に頼ることな
く、通信相手の画像のみでなく音声までも同時に把握す
ることができる。このため、難聴者、聾唖者など聴覚不
自由な人も、容易に利用することが可能となる。また、
利用者本人の音声の文字列がモニタできるので、聴覚不
自由な人を通信相手とする際などに、本人の音声が正し
い文字列として通信相手に伝送されているか否かに関す
る危惧を抱くことなく、安心して利用することが可能と
なる。
【0095】つぎに、装置124の各部の動作について
説明する。カメラ1で撮像して得られた画像信号は、画
像データ圧縮部82によって圧縮された上で、圧縮画像
信号としてデータ合成部73へ送られる。また、マイク
9で集音して得られた音声信号は、音声データ圧縮部1
1と音声認識部10の双方に入力される。
【0096】音声データ圧縮部11は、音声信号に圧縮
処理が施した上で、圧縮音声信号としてデータ合成部7
3へ送出する。また、音声認識部10は、音声信号を認
識して、アスキーコード信号(一般には、文字コード信
号)へと変換する。このアスキーコード信号は、データ
合成部73とフォントジェネレータ12の双方へ送られ
る。
【0097】データ合成部73では、圧縮画像信号、圧
縮音声信号、および、アスキーコード信号が合成され、
データ信号として通信回線Lへ送出される。図24に、
データ合成部73で合成されるデータ信号の1フレーム
分の形式を示す。データ合成部73は、例えば、画像マ
ーカ、圧縮画像信号、音声マーカ、圧縮音声信号、アス
キーコードマーカ(文字コードマーカ)、そして、アス
キーコード信号を、この順序で配列することによって、
1フレーム分のデータ信号を生成する。画像マーカ、音
声マーカ、および、アスキーコードマーカは、それぞ
れ、圧縮画像信号、圧縮音声信号、およびアスキーコー
ド信号が後続することを示す符号である。
【0098】1フレーム分のデータ信号の中で、圧縮画
像信号と圧縮音声信号とが分離されて配置されるが、1
フレーム当たりの時間は1/30秒であるので、モニタ
24およびスピーカ26でそれぞれ再現される画像と音
声との間の時間的なずれは、人間の視覚、聴覚の上で
は、問題にはならない。
【0099】通信回線Lから受信されたデータ信号は、
まずデータ分離部74へと入力される。データ分離部7
4では、図24に示した圧縮画像信号、圧縮音声信号、
およびアスキーコード信号の3種類の信号が、それぞれ
に付された3種類のマーカにもとづいて分離され、それ
ぞれ、画像データ伸張部83、音声データ伸張部25、
およびフォントジェネレータ21へと送られる。
【0100】画像データ伸張部83では、図11のフロ
ーチャートに例示する手順に沿って伸張処理が行われ
る。そして、伸張して得られた伸張画像信号は画像合成
部33へと送られる。
【0101】音声データ伸張部25では、圧縮音声信号
に伸張処理が施される。そして、伸張して得られた音声
信号は、スピーカ26へと送られる。したがって、スピ
ーカ26では、通信相手側のマイク9で集音された音声
が再現される。
【0102】フォントジェネレータ21では、アスキー
コード信号が、画像としての文字を表現する信号すなわ
ち文字画像信号に変換される。すなわち、フォントジェ
ネレータ21では、通信相手の音声に対応する文字画像
信号が得られる。そして、得られた文字画像信号は画像
合成部33へと送られる。
【0103】もう一つのフォントジェネレータ12は、
音声認識部10で得られたアスキーコード信号を文字画
像信号へと変換する。すなわち、フォントジェネレータ
12では、送信者の音声に対応する文字画像信号が得ら
れる。そして、得られた文字画像信号は画像合成部33
へと送られる。
【0104】画像合成部33は、画像データ伸張部83
から送られる通信相手の画像信号、フォントジェネレー
タ21から送られる通信相手の文字画像信号、および、
フォントジェネレータ12から送られる送信者の文字画
像信号を合成して、モニタ24に3種類の画像を並列的
に表示可能な合成画像信号を生成する。得られた合成画
像信号はモニタ24へと送られる。
【0105】図25は、画像合成部33における合成動
作を説明する模式図である。画像合成部33では、表示
画像60の一部に、文字列が配列可能な帯状の文字表示
領域64が設定される。さらに、表示画像60の他の一
部に、特定領域61が設定され、特定領域61の中には
もう一つの帯状の文字表示領域65が設定される。望ま
しくは図25に例示するように、文字表示領域64,6
5は2列(一般には複数列)の帯状の領域として設定さ
れる。
【0106】画像合成部33は、表示画像60の全体
に、画像データ伸張部83から送られる伸張画像信号が
表現する画像、すなわち通信相手の画像を表示するとと
もに、文字表示領域64に、フォントジェネレータ21
から送られる通信相手の文字画像信号が表現する文字列
を表示し、さらに、文字表示領域65に、フォントジェ
ネレータ12から送られる送信者の文字画像信号が表現
する文字列を表示するように、3種の画像信号を合成す
る。
【0107】文字列の表示は、例えばつぎの要領で行わ
れる。すなわち、文字表示領域64へ文字を順次表示し
てゆき、文字表示領域64の第1列の右端に達すると、
第2列へと表示をつづける。第2列の右端まで文字の表
示が完了すると、第2列に表示されていた文字列は第1
列へと移動し、第2列の左端からつぎの文字の表示が続
行される。
【0108】画像合成部33では以上の要領で合成画像
信号が生成されるので、モニタ24には、図23に示し
た表示画像60が映し出される。
【0109】<5.実施の形態5>実施の形態4では、音
声を表現する2つの信号、すなわち圧縮音声信号とアス
キーコード信号の双方が、通信回線Lを通じて送信され
るように構成されていた。これに対して、受信したアス
キーコード信号から音声を再生する手段を設けるなら
ば、圧縮音声信号の送出を省くことが可能となる。ここ
では、そのように構成された実施の形態について説明す
る。
【0110】図26は、実施の形態5のテレビ電話装置
の構成を示すブロック図である。図26に示すように、
この装置125の送受信部108には、画像データ圧縮
部82、音声認識部10、データ合成部75、フォント
ジェネレータ12,21、データ分離部76、画像デー
タ伸張部83、画像合成部33、および、音声生成部3
4が備わっている。
【0111】すなわち、実施の形態4の送受信部107
(図22)と比較すると、音声データ圧縮部11および
音声データ伸張部25が省かれ、代わりに音声生成部3
4が追加されている。また、音声データ圧縮部11およ
び音声データ伸張部25が省かれたことに対応して、デ
ータ合成部73およびデータ分離部74が、それぞれデ
ータ合成部75およびデータ分離部76へと置き換えら
れている。
【0112】データ合成部75では、圧縮画像信号とア
スキーコード信号が合成され、データ信号として通信回
線Lへ送出される。図27に、データ合成部75で合成
されるデータ信号の1フレーム分の形式を示す。データ
合成部75は、例えば、画像マーカ、圧縮画像信号、ア
スキーコードマーカ、および、アスキーコード信号を、
この順序で配列することによって、1フレーム分のデー
タ信号を生成する。すなわち、データ合成部73が合成
するデータ信号(図24)から、あたかも音声マーカお
よび圧縮音声信号が削除された形式を備えている。
【0113】通信相手から通信回線Lを通じて伝送され
たデータ信号は、データ分離部76へと入力される。デ
ータ分離部76では、図27に示した圧縮画像信号およ
びアスキーコード信号の2種類の信号が、それぞれに付
された2種類のマーカにもとづいて分離される。そし
て、アスキーコード信号は画像データ伸張部83へと送
られ、アスキーコード信号は、フォントジェネレータ2
1と音声生成部34の双方へ送られる。
【0114】音声生成部34では、アスキーコード信号
が音声信号へと変換される。そして、変換されて得られ
た音声信号はスピーカ26へ送られる。したがって、ス
ピーカ26では、通信相手側のマイク9で集音された音
声の言語が、別の音声で再現される。
【0115】画像合成部33では、実施の形態4と同様
に、合成画像信号が生成されるので、モニタ24には、
図23に示した表示画像60が映し出される。このた
め、利用者が、聴覚に頼ることなく通信相手の音声を把
握することができるとともに、利用者本人の音声が正し
い文字列として通信相手に伝送されているか否かをモニ
タできる点は、実施の形態4と同様である。
【0116】さらに、図24と図27とを比較すると明
らかなように、このテレビ電話装置125では、通信回
線Lへ送出されるデータ信号のデータ長が短いので、低
いビットレートでデータ信号を通信回線Lへと送出する
ことができるという利点がある。
【0117】<6.実施の形態6>以上に示した各実施の
形態は、互いに組み合わせて実施することが可能であ
る。ここでは、そのような形態の一例について説明す
る。
【0118】<6-1.装置の概略>図28は、この実施の
形態のテレビ電話装置の構成を示すブロック図である。
図28に示すように、この装置126には、カメラ1、
背景抽出部2、背景マーカ発生部3、量子化テーブル記
憶部4a,4b、データ圧縮部18、背景データ記憶部
19a,19b、データ伸張部20a,20b、マイク
9、音声認識部10、音声データ圧縮部11、データ合
成部77、制御部13、画像合成部14,36、間引き
部15、データ切換部37、モニタ24、データ分離部
78、背景マーカ分離部17、フォントジェネレータ2
1、音声データ伸張部25、および、スピーカ26が備
わっている。データ合成部77およびデータ分離部78
には、通信回線Lが接続されている。
【0119】なお、量子化テーブル記憶部4a,4bの
各々は、量子化テーブル記憶部4(図12)と同一に構
成されている。同様に、背景データ記憶部19a,19
bの各々は、背景データ記憶部19(図1)と同一に構
成され、データ伸張部20a,20bの各々は、データ
伸張部20(図12)と同一に構成されている。
【0120】図29は、テレビ電話装置126の動作の
概略を示す模式図である。装置126では、モニタ24
に映し出される表示画像60の中に、モニタ画面56が
設定され、このモニタ画面56には送信者側の撮像画像
が表示される。すなわち、モニタ24には、通信相手側
の撮像画像とともに、送信者側の撮像画像が並列的に映
し出される。
【0121】また、通信相手側と送信者側のいずれに画
像においても、対象画像51、57は鮮明に表示され、
その背景画像は特定の背景パターンで表示されるか、ま
たは、ぼかして表示される。いずれを表示するかは、送
信者の指示にもとづく。また、表示画像60の一部には
文字表示領域64が設定されており、この文字表示領域
64に通信相手の音声が文字列の形式で表示される。さ
らに、モニタ画面56の一部には、文字表示領域65が
設定されており、この文字表示領域65に送信者の音声
が文字列の形式で表示される。
【0122】すなわち、テレビ電話装置126は、すで
に述べたテレビ電話装置121,122,123,12
4の機能を同時に実現する。
【0123】<6-2.データ信号の合成>つぎに、装置1
26の各部の動作について説明する。カメラ1で撮像し
て得られた画像信号は、背景抽出部2へと入力され、さ
らにデータ圧縮部18で圧縮される。データ圧縮部18
で得られた圧縮画像信号は、データ伸張部20aとデー
タ合成部77の双方へ送られる。
【0124】背景抽出部2は、各ブロックを背景ブロッ
ク53と対象ブロック59とに選別する。そして、背景
ブロック53であるブロックに対しては、背景ブロック
53であることを通知する信号を、背景マーカ発生部3
へと送出する。
【0125】背景マーカ発生部3は、背景抽出部2から
送られる信号に応答して、背景パターン識別信号または
量子化テーブル識別信号を出力する。いずれを出力する
かは、制御部13の指示に従う。そして、この指示内容
は、送信者が図示しないスイッチを操作するなど、送信
者の選択操作によって選択可能となっている。
【0126】背景パターン識別信号は、背景データ記憶
部19aへと送られ、量子化テーブル識別信号は、量子
化テーブル記憶部4aへと送られる。同時に、いずれの
識別信号もデータ合成部77へ送られる。量子化テーブ
ル記憶部4aは、複数の量子化テーブルの中から、背景
マーカ発生部3が送出する量子化テーブル識別信号に対
応する一つを選択してデータ圧縮部18へ供給する。デ
ータ圧縮部18は、ブロックごとに、量子化テーブル記
憶部4aが供給する量子化テーブルを参照して、圧縮処
理を実行する。
【0127】データ合成部77には、データ圧縮部18
からの圧縮画像信号、背景マーカ発生部3からの識別信
号に加えて、マイク9で得られた音声信号を音声認識部
10で変換することによって得られたアスキーコード信
号、および、音声データ圧縮部11で圧縮することによ
って得られた圧縮音声信号が入力される。データ合成部
77はこれらの信号を合成することによって、データ信
号を生成し、通信回線Lへと送出する。
【0128】図30〜図32に、データ合成部77で生
成されるデータ信号の形式を例示する。図30は、背景
マーカ発生部3が背景パターン識別信号を出力するとき
の1フレーム分のデータ信号を例示している。データ信
号には、フレーム内のブロックに付された順番に沿っ
て、各ブロックの画像に関する情報が配列している。
【0129】そして、新たに背景ブロック53または対
象ブロック59が現れるごとに、それらの直前に背景マ
ーカが付される。画像に関する情報の後には、アスキー
マーカ、アスキーコード信号、音声マーカ、および、圧
縮音声信号が、この順序で配列されている。音声マーカ
は、圧縮音声信号が後続することを示す符号である。
【0130】図31に、背景マーカおよびアスキーマー
カの一例を示す。背景マーカおよびアスキーマーカは、
例えば16ビットで表現される。そして、背景マーカの
値は、FF00〜FF1Fの範囲に設定され、アスキーマーカの
値は、FF20〜FF21の範囲に設定される。背景マーカは、
その値がFF00〜FF0Fの範囲にあるときには、背景ブロッ
クが後続することを示すとともに、それらの背景ブロッ
クを背景パターンで表示すべき旨を示す。
【0131】しかも、背景マーカの値が、この範囲にあ
るときには、その値に対応した背景パターンを選択すべ
き旨をも示している。すなわち、背景マーカは、複数種
類の背景パターンの中から一つを選択するための背景パ
ターン識別信号としても機能する。背景マーカが、FF00
〜FF0Fの範囲でいずれの値に設定されるか、すなわち、
いずれの背景パターンを選択すべきかは、送信者の選択
操作にもとづいて、制御部13によって指示される。
【0132】背景マーカの値が、FF10であるときには、
対象ブロックが後続することを示す。また、この値は、
複数種類の量子化テーブルの中から、対象ブロックのた
めの一つを選択すべき旨を指示する量子化テーブル識別
信号に対応している。
【0133】背景マーカの値が、FF11〜FF1Fの範囲にあ
るときには、背景ブロックが後続することを示すととも
に、それらの背景ブロックを、ぼかして表示すべき旨を
示す。しかも、背景マーカがこの範囲にあるときには、
その値に対応した、量子化テーブルを選択すべき旨をも
示している。
【0134】すなわち、この範囲にある背景マーカは、
複数種類の量子化テーブルの中から、背景ブロックのた
めの一つを選択するための量子化テーブル識別信号とし
て機能する。背景マーカが、FF11〜FF1Fの範囲でいずれ
の値に設定されるか、すなわち、いずれの量子化テーブ
ルを選択すべきかは、送信者の選択操作にもとづいて、
制御部13によって指示される。
【0135】アスキーマーカは、その値がFF20であると
きには、アスキーコード信号を通信相手側へ送信する旨
を示し、FF21であるときには、送信しない旨を示す。ア
スキーマーカがいずれの値に設定されるか、すなわち、
通信相手側に文字列を表示させるべきか否かは、送信者
の選択操作にもとづいて、制御部13によって指示され
る。
【0136】図30に例示するデータ信号では、背景ブ
ロックの先頭に付される背景マーカの値がFF00であるの
で、背景ブロックは、FF00で識別される背景パターンで
表示されることになる。そして、背景ブロックに関する
情報としては、連続する背景ブロックの個数を示す信号
が、背景マーカに後続して配置される。対象ブロックが
後続することを示す背景マーカ(=FF10)の後には、各
対象ブロックの圧縮画像信号が後続する。
【0137】アスキーマーカの値は、アスキーコード信
号を送出することを示すFF20であるので、アスキーマー
カにはアスキーコード信号が後続して配置される。そし
て、音声マーカの後には圧縮音声信号が後続する。
【0138】図32に例示するデータ信号では、背景ブ
ロックの先頭に付される背景マーカの値がFF11であるの
で、背景ブロックは、FF11で識別される量子化テーブル
を用いて量子化され、その結果、ぼかして表示されるこ
とになる。そして、背景ブロックに関する情報として
は、対象ブロックと同様に、各背景ブロックの圧縮画像
信号が背景マーカに後続する。
【0139】アスキーマーカの値は、アスキーコード信
号を送出しないことを示すFF21であるので、アスキーマ
ーカの後に、アスキーコード信号は配置されない。音声
マーカの後に、圧縮音声信号が後続する点は、図30と
同様である。
【0140】<6-3.画像・音声の再生>図28に戻っ
て、通信回線Lを通じて伝送されたデータ信号は、デー
タ分離部78へ入力される。データ分離部78では、図
30あるいは図32に例示した形式のデータ信号を、背
景マーカ、圧縮画像信号、アスキーコード信号、および
圧縮音声信号の4種類の信号に分離する。そして、背景
マーカは背景マーカ分離部17へと送られ、圧縮画像信
号はデータ伸張部20bへ、アスキーコード信号はフォ
ントジェネレータ21へ、そして、圧縮音声信号は音声
データ伸張部25へと送られる。
【0141】分離して得られたアスキーコード信号は、
フォントジェネレータ21で文字画像信号へと変換され
た上で、画像合成部36へと送られる。また、圧縮音声
信号は、音声データ伸張部25で伸張された上で、スピ
ーカ26へと送られ、音声として再生される。
【0142】背景マーカ分離部17では、データ分離部
78で分離された背景マーカの中から、量子化テーブル
識別信号および背景パターン識別信号を抽出し、それぞ
れ量子化テーブル記憶部4bおよび背景データ記憶部1
9bへと送出する。量子化テーブル記憶部4bは複数種
類の量子化テーブルの中から、量子化テーブル識別信号
に対応する一つを選択してデータ伸張部20bへと供給
する。背景データ記憶部19bは、複数の背景パターン
信号の中から、背景パターン識別信号に対応する一つを
選択して、画像合成部36へと供給する。
【0143】データ伸張部20bは、ブロックごとに量
子化テーブル記憶部4bが供給する量子化テーブルを参
照して、データ分離部78で分離された圧縮画像信号を
伸張する。伸張して得られた伸張画像信号は、画像合成
部36へと送られる。
【0144】画像合成部36では、データ伸張部20b
から送られる画像信号とフォントジェネレータ21から
送られる文字画像信号とを、図29に示した形式で表示
可能なように合成する。背景マーカ分離部17において
量子化テーブル識別信号が抽出されたときには、データ
伸張部20bが出力する伸張画像信号は、背景ブロック
をぼかして表示する。
【0145】一方、背景マーカ分離部17において背景
パターン識別信号が抽出されたときには、データ伸張部
20bからは対象ブロックについてのみ画像信号が出力
される。そして、画像合成部36では、背景ブロックに
対して、背景データ記憶部19bが供給する背景パター
ン信号が割り当てられる。画像合成部36で合成して得
られた合成画像信号は、データ切換部37へと入力され
る。
【0146】<6-4.モニタ画面の画像の生成>量子化テ
ーブル記憶部4aは、背景マーカ発生部3が送出する量
子化テーブル識別信号に対応する量子化テーブルを選択
してデータ圧縮部18へ供給すると同時に、この量子化
テーブルをデータ伸張部20aへも供給する。データ伸
張部20aは、データ圧縮部18で得られた圧縮画像信
号を、量子化テーブル記憶部4aが供給する量子化テー
ブルにもとづいて伸張する。そして、伸張によって得ら
れた伸張画像信号は画像合成部14へと入力される。
【0147】背景データ記憶部19aは、複数の背景パ
ターン信号の中から、背景マーカ発生部3から送られる
背景パターン識別信号に対応する一つを選択して画像合
成部14へと供給する。また、フォントジェネレータ1
2は、音声認識部10から送られるアスキーコード信号
を文字画像信号に変換して、画像合成部14へと入力す
る。
【0148】画像合成部14は、画像合成部36と同一
に構成されている。すなわち、画像合成部14では、デ
ータ伸張部20aから送られる伸張画像信号とフォント
ジェネレータ12から送られる文字画像信号とを合成す
る。背景マーカ発生部3において量子化テーブル識別信
号が生成されたときには、データ伸張部20aが出力す
る伸張画像信号は、背景ブロックをぼかして表示する。
【0149】一方、背景マーカ発生部3において背景パ
ターン識別信号が生成されたときには、データ伸張部2
0aからは対象ブロックについてのみ画像信号が出力さ
れる。そして、画像合成部14では、背景ブロックに対
して、背景データ記憶部19aが供給する背景パターン
信号が割り当てられる。
【0150】すなわち、通信相手側から送られてきた画
像を合成するためのデータ伸張部20b、背景データ記
憶部19b、フォントジェネレータ21、および画像合
成部36に加えて、それらと各々同一に構成される、デ
ータ伸張部20a、背景データ記憶部19a、フォント
ジェネレータ12、および画像合成部14が備わってい
る。そして、前者の装置群が通信相手側から送られてき
た画像を合成するのと全く同様に、後者の装置群は送信
側の画像を合成する。このように、装置126には、同
一の装置群が二組備わっている。
【0151】画像合成部14で合成されて得られる合成
画像信号は、間引き部15によって間引きされた上で、
データ切換部37へと入力される。データ切換部37
は、画像合成部36から送られる合成画像信号と、間引
き部15から送られる間引き後の合成画像信号とを、適
宜切り換えて選択し、モニタ24へと送出する。その結
果、モニタ24には、図29に示した表示画像60が映
し出される。
【0152】なお、図32に例示したように、通信回線
Lから受信したデータ信号にアスキーコード信号が含ま
れないときには、フォントジェネレータ21において文
字画像信号は生成されない。したがって、図29の表示
画像60において、文字表示領域64に文字列が表示さ
れない。また、通信回線Lへと送信されるデータ信号に
アスキーコード信号が含まれないときには、図29の表
示画像60において、文字表示領域65に文字列が表示
されない。
【0153】さらに、通信回線Lへと送信されるデータ
信号にアスキーコード信号が含まれるときであっても、
画像合成部14は、送信者の選択操作にもとづく制御部
13からの指示にしたがって、フォントジェネレータ1
2から送られる文字画像信号を無視することも可能であ
る。すなわち、送信者の選択によって、文字表示領域6
5への文字列の表示のみを停止することも可能である。
【0154】<7.変形例>以上の各実施の形態のテレビ
電話装置では、カメラ1およびモニタ24をも備えるよ
うに構成される例を示したが、一般には、カメラ1、モ
ニタ24、さらに、スピーカ26を、外部に接続される
べき外部装置とし、それらを除く送信部と受信部のみを
備えるように構成されてもよい。このように構成された
テレビ電話装置を使用する際には、カメラ1、モニタ2
4等を外部装置として別途準備し、テレビ電話装置へと
接続することが必要である。
【0155】
【発明の効果】第1の発明の装置は、背景抽出部にカメ
ラ等の撮像装置を接続し、画像合成部にモニタなどの表
示装置を接続し、さらに、データ合成部とデータ分離部
には通信回線等の伝送路を通じて通信相手側の同一装置
を接続することによって使用に供される。そして、撮像
装置がとらえた撮像画像の中で、動きの大きい対象ブロ
ックについては、その画像信号の圧縮、伝送、伸張を経
た上で、表示装置へと正常に再現される。
【0156】これに対して、動きの小さい背景ブロック
については、伝送後に特定の背景パターン信号が付与さ
れることによって、特定の背景パターンで表示される。
したがって、送信者本人の画像は通信相手側で正常に再
現され、送信者側の背景の画像は背景パターンに置き換
えられて再現される。このため、利用者は、自己の背景
について気を遣うことなく、安心して通信行為を行うこ
とが可能である。
【0157】また、伝送路に送出されるデータ信号の中
には、圧縮画像信号は対象ブロックに関してのみ含ま
れ、背景ブロックに関しては、背景領域信号が含まれる
のみであるために、データ信号のビットレートを低く抑
えることができる。
【0158】第2の発明の装置は、背景抽出部にカメラ
等の撮像装置を接続し、画像データ伸張部にモニタなど
の表示装置を接続し、さらに、データ合成部とデータ分
離部には通信回線等の伝送路を通じて通信相手側の同一
装置を接続することによって使用に供される。そして、
撮像装置がとらえた撮像画像の中で、動きの大きい対象
ブロックについては、その画像信号に画質の劣化の度合
いの小さい圧縮処理が施され、伝送、および伸張を経た
上で、表示装置へ表示される。したがって、対象ブロッ
クは良好な画質で表示装置に再現される。
【0159】これに対して、動きの小さい背景ブロック
については、その画像信号に画質の劣化の度合いの大き
な圧縮処理が施され、伝送、および伸張を経た上で表示
されるので、大きく劣化した画質、すなわちぼかした画
質で再現される。したがって、送信者本人の画像は通信
相手側で正常に再現され、送信者側の背景の画像はぼか
して再現される。このため、利用者は、自己の背景につ
いて気を遣うことなく、安心して通信行為を行うことが
可能である。
【0160】第3の発明の装置では、背景ブロックに対
して選択的にぼかし処理を施すぼかしフィルタが備わる
ので、隣接する背景ブロックの間に生じる歪が、視覚上
目立たなくなる。
【0161】第4の発明の装置は、画像データ圧縮部に
カメラなどの撮像装置を接続し、画像データ伸張部にモ
ニタなどの表示装置を接続し、さらに、画像データ圧縮
部とデータ切換部に通信回線等の伝送路を通じて通信相
手側の同一装置を接続することによって使用に供され
る。そして、送信者側の撮像画像信号が圧縮された上で
伝送路へと送出されるとともに、間引き部で間引かれた
上で、データ切換部によって、通信相手側から送られた
圧縮画像信号と合成され、さらに伸張されて表示装置へ
表示される。このため、表示装置の画面に通信相手側の
画像が表示されるとともに、画面上の一部領域に設定さ
れた小画面に、通信相手側へ伝送される送信者側の画像
が表示される。したがって、利用者は本人の画像が通信
相手にどのように伝送されているかをモニタしつつ通信
を行うことができるので、本人の画像が不明であること
に由来する利用者の不安が解消される。
【0162】第5の発明の装置では、撮像画像がマトリ
クス状に配列する複数のブロックに分割され、各ブロッ
クごとに圧縮処理が施され、しかも、すべてのブロック
の間で圧縮画像信号のデータ長が一定となるように圧縮
処理がなされ、複数のブロックの中から一部を選ぶこと
で間引きが行われる。このため、データ切換部では、同
一データ長の圧縮画像信号どうしを合成すればよいの
で、合成画像信号を生成する手順が簡単となる。
【0163】第6の発明の装置は、画像データ圧縮部に
カメラなどの撮像装置を接続し、音声認識部および音声
データ圧縮部にマイクを接続し、画像合成部にはモニタ
などの表示装置を接続し、音声データ伸張部にはスピー
カなどの音声再生装置を接続し、さらに、データ合成部
とデータ分離部には通信回線等の伝送路を通じて通信相
手側の同一装置を接続することによって使用に供され
る。
【0164】マイクで得られた音声信号は文字コード信
号へと変換されて、圧縮画像信号および圧縮音声信号と
ともに伝送路へと送出される。通信相手側からこれらの
信号が送られてくると、文字画像信号はフォントジェネ
レータによって文字画像信号へと変換され、圧縮画像信
号が伸張されて得られた伸張画像信号と合成された上
で、表示装置へと送られる。このため、表示装置には、
通信相手側の音声を表す文字が画像とともに映し出され
る。また、圧縮音声信号は伸張されて音声再生装置へと
送られることによって、音声として再生される。
【0165】すなわち、利用者は通信相手側の音声を、
聴覚と同時に視覚によっても把握することが可能とな
る。したがって、利用者の幅が聴覚不自由な人を含めて
広く拡大される。
【0166】第7の発明の装置は、画像データ圧縮部に
カメラなどの撮像装置を接続し、音声認識部にマイクを
接続し、画像合成部にはモニタなどの表示装置を接続
し、音音声生成部にはスピーカなどの音声再生装置を接
続し、さらに、データ合成部とデータ分離部には通信回
線等の伝送路を通じて通信相手側の同一装置を接続する
ことによって使用に供される。
【0167】マイクで得られた音声信号は文字コード信
号へと変換されて、圧縮画像信号とともに伝送路へと送
出される。通信相手側からこれらの信号が送られてくる
と、文字画像信号はフォントジェネレータによって文字
画像信号へと変換され、圧縮画像信号が伸張されて得ら
れた伸張画像信号と合成された上で、表示装置へと送ら
れる。このため、表示装置には、通信相手側の音声を表
す文字が画像とともに映し出される。また、文字画像信
号は、さらに音声生成部によって音声信号に変換された
上で、音声再生装置へと送られることによって、音声と
しても再生される。
【0168】すなわち、利用者は通信相手側の音声を、
聴覚と同時に視覚によっても把握することが可能とな
る。したがって、利用者の幅が聴覚不自由な人を含めて
広く拡大される。さらに、伝送路へ伝送されるデータ信
号は、圧縮画像信号と文字コード信号のみであるため
に、データ長が短く、ビットレートを低く抑えることが
できるという利点がある。
【0169】第8の発明の装置では、送信者側の音声信
号を変換して得られた文字コード信号が、もう一つのフ
ォントジェネレータによって文字画像信号へと変換さ
れ、さらに、通信相手側の画像信号、文字画像信号とと
もに合成された上で、表示装置へと送られる。その結
果、表示装置には、通信相手側の音声を表す文字と画像
とに加えて、送信者側の音声を表す文字が映し出され
る。
【0170】このため、利用者は、自分の音声が正しい
文字に変換されて通信相手側に伝送されているか否か
を、つねに確認しつつ通信行為を行うことができる。す
なわち、文字変換にともなう利用者の不安、危惧が解消
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の装置のブロック図である。
【図2】 実施の形態1の装置の動作説明図である。
【図3】 実施の形態1の装置の動作説明図である。
【図4】 実施の形態1の装置の動作説明図である。
【図5】 実施の形態1の背景抽出部のフローチャート
である。
【図6】 実施の形態1の装置の動作説明図である。
【図7】 実施の形態1の背景抽出部の別のフローチャ
ートである。
【図8】 実施の形態1の画像データ圧縮部のフローチ
ャートである。
【図9】 実施の形態1の装置の動作説明図である。
【図10】 実施の形態1の装置のデータ信号の構造図
である。
【図11】 実施の形態1の画像データ伸張部のフロー
チャートである。
【図12】 実施の形態2の装置のブロック図である。
【図13】 実施の形態2の装置の動作説明図である。
【図14】 実施の形態2の装置のデータ信号の構造図
である。
【図15】 実施の形態2の別の装置のブロック図であ
る。
【図16】 実施の形態3の装置のブロック図である。
【図17】 実施の形態3の装置の動作説明図である。
【図18】 実施の形態3の画像データ圧縮部のフロー
チャートである。
【図19】 実施の形態3の間引き部15の動作説明図
である。
【図20】 実施の形態3の装置の動作説明図である。
【図21】 実施の形態3の装置のデータ信号の構造図
である。
【図22】 実施の形態4の装置のブロック図である。
【図23】 実施の形態4の装置の動作説明図である。
【図24】 実施の形態3の装置のデータ信号の構造図
である。
【図25】 実施の形態4の装置の動作説明図である。
【図26】 実施の形態5の装置のブロック図である。
【図27】 実施の形態5の装置のデータ信号の構造図
である。
【図28】 実施の形態6の装置のブロック図である。
【図29】 実施の形態6の装置の動作説明図である。
【図30】 実施の形態6の装置のデータ信号の構造図
である。
【図31】 実施の形態6の装置のデータ信号の構造図
である。
【図32】 実施の形態6の装置のデータ信号の構造図
である。
【図33】 従来の装置のブロック図である。
【図34】 従来の装置の動作説明図である。
【符号の説明】
2,18 背景抽出部 4,4a,4b 量子化テーブル記憶部 5,18,82 画像データ圧縮部 6,20,20a,20b,83 画像データ伸張部 7,71,73,75,77 データ合成部 14,22,33 画像合成部 15 間引き部 16,72,74,76,78 データ分離部 10 音声認識部 11 音声データ圧縮部 12,21 フォントジェネレータ 23 データ切換部 25 音声データ伸張部 31 ぼかしフィルタ 34 音声生成部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビ電話装置において、 撮像画像を表現する撮像画像信号を外部より入力し、前
    記撮像画像をマトリクス状に配列する複数のブロックに
    分割し、各ブロックごとに、フレーム間の動きの大きさ
    に応じて、動きの大きい対象ブロックと動きの小さい背
    景ブロックとに選別する背景抽出部と、 前記対象ブロックに属する前記撮像画像信号を圧縮して
    圧縮画像信号を得る画像データ圧縮部と、 前記撮像画像の中で前記背景ブロックが占める領域を教
    示する背景領域信号と前記圧縮画像信号とを合成してデ
    ータ信号を生成し、外部へと送信するデータ合成部と、 外部から前記データ信号と同一形式のデータ信号を受信
    し、受信した当該データ信号から、前記背景領域信号と
    前記圧縮画像信号とを分離するデータ分離部と、 分離された前記圧縮画像信号を伸張して伸張画像信号を
    得る画像データ伸張部と、 分離された前記背景領域信号にもとづいて、特定の画像
    パターンを表現する背景パターン信号を前記背景ブロッ
    クに割り当てるとともに、当該背景パターン信号と前記
    伸張画像信号とにもとづいて、表示装置へ表示可能な画
    像信号を合成して外部へと出力する画像合成部と、 を備えることを特徴とするテレビ電話装置。
  2. 【請求項2】 テレビ電話装置において、 撮像画像を表現する撮像画像信号を外部より入力し、前
    記撮像画像をマトリクス状に配列する複数のブロックに
    分割し、各ブロックごとに、フレーム間の動きの大きさ
    に応じて、動きの大きい対象ブロックと動きの小さい背
    景ブロックとに選別する背景抽出部と、 前記撮像画像信号に対して、前記複数のブロックの各1
    ごとに、量子化テーブルを参照して行う量子化処理を含
    む圧縮処理を施し、圧縮画像信号を得る画像データ圧縮
    部と、 画質の劣化の度合いの異なる複数の量子化テーブルを記
    憶しており、前記複数のブロックの各1ごとに、前記対
    象ブロックと前記背景ブロックとのいずれであるかに応
    じて、前記複数の量子化テーブルの中から、画質の劣化
    の度合いの小さい量子化テーブルおよび度合いの大きい
    量子化テーブルをそれぞれ選択し、前記画像データ圧縮
    部が参照する量子化テーブルとして供給する第1量子化
    テーブル記憶部と、 前記複数のブロックの各1が前記対象ブロックと前記背
    景ブロックのいずれに属するかを示す識別信号と、当該
    各1に属する前記圧縮画像信号とを合成してデータ信号
    を生成し、外部へ送信するデータ合成部と、 外部から前記データ信号と同一形式のデータ信号を受信
    し、受信した当該データ信号から、前記識別信号と前記
    圧縮画像信号とを分離するデータ分離部と、 分離された前記圧縮画像信号に対して、前記複数のブロ
    ックの各1ごとに、量子化テーブルを参照して行う逆量
    子化処理を含む伸張処理を施し、得られた伸張画像信号
    を外部へと出力する画像データ伸張部と、 前記複数の量子化テーブルと同一の複数の量子化テーブ
    ルを記憶しており、分離された前記識別信号にもとづい
    て、前記複数のブロックの各1ごとに、前記対象ブロッ
    クと前記背景ブロックとのいずれであるかに応じて、前
    記複数の量子化テーブルの中から、画質の劣化の度合い
    の小さい量子化テーブルおよび度合いの大きい量子化テ
    ーブルをそれぞれ選択し、前記画像データ伸張部が参照
    する量子化テーブルとして供給する第2量子化テーブル
    記憶部と、 を備えることを特徴とするテレビ電話装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のテレビ電話装置におい
    て、 前記識別信号にもとづいて、前記画像データ伸張部が出
    力する前記伸張画像信号の中で前記背景ブロックに対応
    する伸張画像信号に対して、選択的にぼかし処理を施し
    た上で外部へと出力する、ぼかしフィルタを、さらに備
    えることを特徴とするテレビ電話装置。
  4. 【請求項4】 テレビ電話装置において、 撮像画像を表現する撮像画像信号を外部より入力し、圧
    縮処理を施して圧縮画像信号を得るとともにデータ信号
    として外部へ送信する画像データ圧縮部と、 前記画像データ圧縮部で得られた前記圧縮画像信号の中
    から、前記撮像画像の中の分布する断片部分に対応する
    圧縮画像信号を抽出する間引き部と、 外部から前記データ信号と同一形式のデータ信号を受信
    し、受信した当該データ信号を表示すべき画面上の一部
    領域に設定された小画面に、前記間引き部で抽出された
    前記圧縮画像信号を表示可能なように、抽出された当該
    圧縮画像信号と受信した前記データ信号とを合成して、
    合成画像信号を得るデータ切換部と、 前記合成画像信号を伸張して外部へと出力する画像デー
    タ伸張部と、 を備えることを特徴とするテレビ電話装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のテレビ電話装置におい
    て、 前記画像データ圧縮部は、前記撮像画像をマトリクス状
    に配列する複数のブロックに分割し、各ブロックごと
    に、前記撮像画像信号に対して前記圧縮処理を施し、し
    かも、すべてのブロックの間で前記圧縮画像信号のデー
    タ長が一定となるように前記圧縮処理を施し、 前記間引き部は、前記複数のブロックの中の一部のブロ
    ックを前記断片部分とすることを特徴とするテレビ電話
    装置。
  6. 【請求項6】 テレビ電話装置において、 撮像画像を表現する撮像画像信号を外部より入力し、圧
    縮処理を施して圧縮画像信号を得る画像データ圧縮部
    と、 音声を表現する音声信号を外部より入力し、圧縮処理を
    施して圧縮音声信号を得る音声データ圧縮部と、 前記音声信号を認識して文字コード信号に変換する音声
    認識部と、 前記圧縮画像信号、前記圧縮音声信号、および前記文字
    コード信号を合成し、データ信号として外部へ送信する
    データ合成部と、 外部から前記データ信号と同一形式のデータ信号を受信
    し、受信した当該データ信号から、前記圧縮画像信号、
    前記圧縮音声信号、および前記文字コード信号を分離す
    るデータ分離部と、 分離された前記圧縮画像信号に伸張処理を施して伸張画
    像信号を得る画像データ伸張部と、 分離された前記圧縮音声信号を伸張して外部へと出力す
    る音声データ伸張部と、 分離された前記文字コード信号を文字画像信号に変換す
    るフォントジェネレータと、 前記伸張画像信号と前記文字画像信号とを、同一画面上
    に表示可能なように合成して外部へ出力する画像合成部
    と、 を備えることを特徴とするテレビ電話装置。
  7. 【請求項7】 テレビ電話装置において、 撮像画像を表現する撮像画像信号を外部より入力し、圧
    縮処理を施して圧縮画像信号を得る画像データ圧縮部
    と、 前記音声信号を認識して文字コード信号に変換する音声
    認識部と、 前記圧縮画像信号および前記文字コード信号を合成し、
    データ信号として外部へ送信するデータ合成部と、 外部から前記データ信号と同一形式のデータ信号を受信
    し、受信した当該データ信号から、前記圧縮画像信号お
    よび前記文字コード信号を分離するデータ分離部と、 分離された前記圧縮画像信号に伸張処理を施して伸張画
    像信号を得る画像データ伸張部と、 分離された前記文字コード信号を文字画像信号に変換す
    るフォントジェネレータと、 前記伸張画像信号と前記文字画像信号とを、同一画面上
    に表示可能なように合成して外部へ出力する画像合成部
    と、 を備えることを特徴とするテレビ電話装置。
  8. 【請求項8】 請求項6または請求項7に記載のテレビ
    電話装置において、 前記フォントジェネレータを第1フォントジェネレータ
    として、前記音声認識部が出力する前記文字コード信号
    を文字画像信号に変換する第2フォントジェネレータ
    を、さらに備え、 前記画像合成部は、前記伸張画像信号と前記第1フォン
    トジェネレータで得られた前記文字画像信号とに加え
    て、前記第2フォントジェネレータで得られた前記文字
    画像信号をも同一画面上に表示可能なように合成して外
    部へ出力することを特徴とするテレビ電話装置。
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