JPH10137991A - 順送り加工装置 - Google Patents
順送り加工装置Info
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- JPH10137991A JPH10137991A JP8301532A JP30153296A JPH10137991A JP H10137991 A JPH10137991 A JP H10137991A JP 8301532 A JP8301532 A JP 8301532A JP 30153296 A JP30153296 A JP 30153296A JP H10137991 A JPH10137991 A JP H10137991A
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Landscapes
- Press Drives And Press Lines (AREA)
- Laser Beam Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 多品種少量生産に対応でき、安全かつ高能率
で加工できる順送り加工装置を提供する。 【解決手段】 パンチ・ダイセットを備えた加工ユニッ
トを有する複数個の加工ユニットを、ベース上に複数の
加工工程に対応させて長尺状の被加工材の送り方向にm
P(mは任意の正の整数、Pは被加工材の送りピッチ)
の間隔に配設し、被加工材のピッチ送りに対して複数の
加工工程を複数個の加工ユニットにより順次実施する順
送り加工装置において、被加工材の送り方向上流側に設
けられ位置決めの基準となるべきパイロット穴を加工す
る加工ユニットと、少なくとも製品の外形加工を行うレ
ーゼ加工手段を備えると共に被加工材に対して少なくと
も水平面内において相対移動可能に形成した加工ユニッ
トと、前記レーザ加工手段を備えた加工ユニットの被加
工材の送り方向下流側に製品の外形寸法の変更を伴なう
塑性加工を行う加工ユニットとを設ける。
で加工できる順送り加工装置を提供する。 【解決手段】 パンチ・ダイセットを備えた加工ユニッ
トを有する複数個の加工ユニットを、ベース上に複数の
加工工程に対応させて長尺状の被加工材の送り方向にm
P(mは任意の正の整数、Pは被加工材の送りピッチ)
の間隔に配設し、被加工材のピッチ送りに対して複数の
加工工程を複数個の加工ユニットにより順次実施する順
送り加工装置において、被加工材の送り方向上流側に設
けられ位置決めの基準となるべきパイロット穴を加工す
る加工ユニットと、少なくとも製品の外形加工を行うレ
ーゼ加工手段を備えると共に被加工材に対して少なくと
も水平面内において相対移動可能に形成した加工ユニッ
トと、前記レーザ加工手段を備えた加工ユニットの被加
工材の送り方向下流側に製品の外形寸法の変更を伴なう
塑性加工を行う加工ユニットとを設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば被加工材に
外形抜き、穴あけ、曲げ絞り等の加工を行う場合に、1
組の装置の中で各工程の加工を行い、順次次の工程に長
尺状の被加工材をピッチ送りして加工を追加して進め、
最終工程で加工を完了させ、所定の製品を得るように構
成した順送り加工装置に関するものであり、特に多品種
少量生産の場合に有効である順送り加工装置に関するも
のである。
外形抜き、穴あけ、曲げ絞り等の加工を行う場合に、1
組の装置の中で各工程の加工を行い、順次次の工程に長
尺状の被加工材をピッチ送りして加工を追加して進め、
最終工程で加工を完了させ、所定の製品を得るように構
成した順送り加工装置に関するものであり、特に多品種
少量生産の場合に有効である順送り加工装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図1(a)(b)は各々本発明における
加工対象である製品の例を示す平面図および側面図であ
る。図1(a)(b)において、製品1は、例えば厚さ
寸法0.5〜1.0mmのステンレス鋼からなり、外形寸法
が幅10〜20mm、長さ寸法(高さ寸法)20〜30
mmに形成され、穴2,3が穿設され、かつ長さ方向に
波形加工されるものである。
加工対象である製品の例を示す平面図および側面図であ
る。図1(a)(b)において、製品1は、例えば厚さ
寸法0.5〜1.0mmのステンレス鋼からなり、外形寸法
が幅10〜20mm、長さ寸法(高さ寸法)20〜30
mmに形成され、穴2,3が穿設され、かつ長さ方向に
波形加工されるものである。
【0003】このような製品1を製作する場合には、ま
ず上記厚さ寸法のステンレス鋼板の素材から、四辺形状
の被加工材を例えばパンチ・ダイセットによって打抜い
た後、穴2,3を同様のパンチ・ダイセットによって穴
あけ加工し、次いで波形のパンチ・ダイを有するパンチ
・ダイセットによって波形加工するのが通常の加工手段
である。
ず上記厚さ寸法のステンレス鋼板の素材から、四辺形状
の被加工材を例えばパンチ・ダイセットによって打抜い
た後、穴2,3を同様のパンチ・ダイセットによって穴
あけ加工し、次いで波形のパンチ・ダイを有するパンチ
・ダイセットによって波形加工するのが通常の加工手段
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、素材の
長さ方向の展開寸法の予測が極めて困難であるため、試
行錯誤によりパンチおよびダイの横断面寸法の修正を行
う必要があり、場合によってはパンチおよび/またはダ
イをその都度再製作しなければならず、煩雑な作業を伴
うのみならず、寸法精度の確保もまた困難であるという
問題点がある。
長さ方向の展開寸法の予測が極めて困難であるため、試
行錯誤によりパンチおよびダイの横断面寸法の修正を行
う必要があり、場合によってはパンチおよび/またはダ
イをその都度再製作しなければならず、煩雑な作業を伴
うのみならず、寸法精度の確保もまた困難であるという
問題点がある。
【0005】また上記の作業は、プレス加工装置におけ
る手作業によらざるを得ず、しかも素材寸法が小である
ことから、非能率かつ煩雑であると共に、危険を伴うと
いう問題点も併存する。
る手作業によらざるを得ず、しかも素材寸法が小である
ことから、非能率かつ煩雑であると共に、危険を伴うと
いう問題点も併存する。
【0006】一方、作業能率を向上させるために、1個
の加工用金型の中で各工程を順次行い、被加工材を順次
次の工程に送る型式の順送り加工金型による加工、また
は複数の加工工程に対応するパンチ・ダイセットを被加
工材の送り方向に複数個を配設した型式の順送り加工装
置による加工も考えられるが、生産個数が例えば500
〜1000個であるような多品種少量生産の場合には、
金型若しくはパンチ・ダイセットの製作費用が嵩むと共
に、加工立上りまでの段取時間の比率が大となり、製品
1個当りの製作コストが高騰するという問題点がある。
の加工用金型の中で各工程を順次行い、被加工材を順次
次の工程に送る型式の順送り加工金型による加工、また
は複数の加工工程に対応するパンチ・ダイセットを被加
工材の送り方向に複数個を配設した型式の順送り加工装
置による加工も考えられるが、生産個数が例えば500
〜1000個であるような多品種少量生産の場合には、
金型若しくはパンチ・ダイセットの製作費用が嵩むと共
に、加工立上りまでの段取時間の比率が大となり、製品
1個当りの製作コストが高騰するという問題点がある。
【0007】本発明は、上記従来の技術に存在する問題
点を解決し、特に多品種少量生産の場合においても対応
でき、安全かつ高能率で加工が可能である順送り加工装
置を提供することを課題とする。
点を解決し、特に多品種少量生産の場合においても対応
でき、安全かつ高能率で加工が可能である順送り加工装
置を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明においては、パンチ・ダイセットを備えた
加工ユニットを少なくとも有する複数個の加工ユニット
を、ベース上に複数の加工工程に対応させて長尺状の被
加工材の送り方向にmP(mは任意の正の整数、Pは被
加工材の送りピッチ)の間隔に配設し、被加工材のピッ
チ送りに対して前記複数の加工工程を前記複数個の加工
ユニットにより順次実施するように構成した順送り加工
装置において、被加工材の送り方向上流側に設けられ位
置決めの基準となるべきパイロット穴を加工する加工ユ
ニットと、少なくとも製品の外形加工を行うレーザ加工
手段を備えると共に被加工材に対して少なくとも水平面
内において相対移動可能に形成した加工ユニットと、前
記レーザ加工手段を備えた加工ユニットの被加工材の送
り方向下流側に製品の外形寸法の変更を伴なう塑性加工
を行う加工ユニットとを設け、前記夫々の加工ユニット
は前記パイロット穴を基準として夫々の加工位置が位置
決めされるように構成する、という技術的手段を採用し
た。
めに、本発明においては、パンチ・ダイセットを備えた
加工ユニットを少なくとも有する複数個の加工ユニット
を、ベース上に複数の加工工程に対応させて長尺状の被
加工材の送り方向にmP(mは任意の正の整数、Pは被
加工材の送りピッチ)の間隔に配設し、被加工材のピッ
チ送りに対して前記複数の加工工程を前記複数個の加工
ユニットにより順次実施するように構成した順送り加工
装置において、被加工材の送り方向上流側に設けられ位
置決めの基準となるべきパイロット穴を加工する加工ユ
ニットと、少なくとも製品の外形加工を行うレーザ加工
手段を備えると共に被加工材に対して少なくとも水平面
内において相対移動可能に形成した加工ユニットと、前
記レーザ加工手段を備えた加工ユニットの被加工材の送
り方向下流側に製品の外形寸法の変更を伴なう塑性加工
を行う加工ユニットとを設け、前記夫々の加工ユニット
は前記パイロット穴を基準として夫々の加工位置が位置
決めされるように構成する、という技術的手段を採用し
た。
【0009】
【発明の実施の形態】図1(c)は本発明の実施の形態
における被加工材の加工工程を示す要部平面図であり、
前記図1(a)(b)に示す製品1を加工する場合を示
している。図1(c)において、10は被加工材であ
り、例えばコイル状に巻回された長尺材から巻戻され、
レベラーおよび間欠ピッチ送り装置(何れも図示せず)
を介して平坦化されかつ定ピッチP宛矢印方向に間欠ピ
ッチ送りされる。
における被加工材の加工工程を示す要部平面図であり、
前記図1(a)(b)に示す製品1を加工する場合を示
している。図1(c)において、10は被加工材であ
り、例えばコイル状に巻回された長尺材から巻戻され、
レベラーおよび間欠ピッチ送り装置(何れも図示せず)
を介して平坦化されかつ定ピッチP宛矢印方向に間欠ピ
ッチ送りされる。
【0010】次に11〜18は夫々加工工程であり、被
加工材10に対するパイロット穴4の穴あけ工程11、
外形加工工程12、穴2,3の穴あけ工程13、バリ除
去工程14、洗浄工程15、第1曲げ工程16、第2曲
げ工程17および切り落としのための切断工程18を示
している。
加工材10に対するパイロット穴4の穴あけ工程11、
外形加工工程12、穴2,3の穴あけ工程13、バリ除
去工程14、洗浄工程15、第1曲げ工程16、第2曲
げ工程17および切り落としのための切断工程18を示
している。
【0011】すなわち、まず穴あけ工程11において、
パンチ・ダイセットによって位置決めの基準となるべき
パイロット穴4を穴あけする。この場合、前記送りピッ
チPは、被加工材10の送り初工程におけるパイロット
穴4の加工と、パンチ・ダイセットに設けられ前記パイ
ロット穴4に嵌合するパイロットピンの位置によって決
定される。そして以後の夫々の加工工程においては、パ
イロット穴4とこのパイロット穴4に嵌合するパイロッ
トピンによって位置決めされて加工される。
パンチ・ダイセットによって位置決めの基準となるべき
パイロット穴4を穴あけする。この場合、前記送りピッ
チPは、被加工材10の送り初工程におけるパイロット
穴4の加工と、パンチ・ダイセットに設けられ前記パイ
ロット穴4に嵌合するパイロットピンの位置によって決
定される。そして以後の夫々の加工工程においては、パ
イロット穴4とこのパイロット穴4に嵌合するパイロッ
トピンによって位置決めされて加工される。
【0012】次に外形加工工程12においては、図1
(a)(b)における製品1の外形線5を後述するレー
ザ加工手段によって加工する。図1(c)におけるハッ
チングを施した領域6は被加工材10から切取られる領
域である。この場合、外形線5の上下方向の寸法は、製
品1の平面への展開寸法である。
(a)(b)における製品1の外形線5を後述するレー
ザ加工手段によって加工する。図1(c)におけるハッ
チングを施した領域6は被加工材10から切取られる領
域である。この場合、外形線5の上下方向の寸法は、製
品1の平面への展開寸法である。
【0013】穴あけ工程13においては、穴2,3が後
述するレーザ加工手段によって加工される。次にバリ除
去工程14においては、穴あけ工程13におけるレーザ
加工に伴うバリの除去が行われる。この場合、バリの除
去には、例えばブラッシング手段若しくはブラスト手段
等が使用される。洗浄工程15においては、例えば圧縮
空気若しくは洗浄液の吹付けその他の手段により、被加
工材10の表面が清浄にされる。
述するレーザ加工手段によって加工される。次にバリ除
去工程14においては、穴あけ工程13におけるレーザ
加工に伴うバリの除去が行われる。この場合、バリの除
去には、例えばブラッシング手段若しくはブラスト手段
等が使用される。洗浄工程15においては、例えば圧縮
空気若しくは洗浄液の吹付けその他の手段により、被加
工材10の表面が清浄にされる。
【0014】次に第1曲げ工程16および第2曲げ工程
17においては、波形の断面を有するパンチおよびダイ
による被加工材10の上下方向からの圧着により、図1
(b)に示すような波形の曲げ加工が行われ、切断工程
18において所定の形状に加工された製品1が切り落さ
れるのである。この場合、加工後の製品1に予定通りの
寸法が得られなければ、前記レーザ加工による外形加工
工程12における平面展開寸法を修正し、以後の加工工
程を繰り返し、予定寸法を確保するのである。
17においては、波形の断面を有するパンチおよびダイ
による被加工材10の上下方向からの圧着により、図1
(b)に示すような波形の曲げ加工が行われ、切断工程
18において所定の形状に加工された製品1が切り落さ
れるのである。この場合、加工後の製品1に予定通りの
寸法が得られなければ、前記レーザ加工による外形加工
工程12における平面展開寸法を修正し、以後の加工工
程を繰り返し、予定寸法を確保するのである。
【0015】図2は本発明の実施の形態を示す要部正面
図である。図2において、21はパンチ・ダイセット、
22,23はレーザ加工手段、24はバリ取り洗浄機、
26〜28は夫々パンチ・ダイセットであり、ベース2
0上に被加工材10の送り方向にmP(mは任意の正の
整数、Pは被加工材10の送りピッチ)の間隔に配設さ
れる。この場合、上記パンチ・ダイセット21ないしパ
ンチ・ダイセット28からなる加工ユニットは、前記図
1(c)における穴あけ工程11、外形加工工程12、
穴あけ工程13、バリ除去工程14および洗浄工程1
5、第1曲げ工程16、第2曲げ工程17、ならびに切
断工程18と夫々対応する。29はレーザ発振装置、3
0は間欠ピッチ送り装置である。
図である。図2において、21はパンチ・ダイセット、
22,23はレーザ加工手段、24はバリ取り洗浄機、
26〜28は夫々パンチ・ダイセットであり、ベース2
0上に被加工材10の送り方向にmP(mは任意の正の
整数、Pは被加工材10の送りピッチ)の間隔に配設さ
れる。この場合、上記パンチ・ダイセット21ないしパ
ンチ・ダイセット28からなる加工ユニットは、前記図
1(c)における穴あけ工程11、外形加工工程12、
穴あけ工程13、バリ除去工程14および洗浄工程1
5、第1曲げ工程16、第2曲げ工程17、ならびに切
断工程18と夫々対応する。29はレーザ発振装置、3
0は間欠ピッチ送り装置である。
【0016】図3は図2におけるパンチ・ダイセットの
例を示す要部側面図であり、パンチ・ダイセット21を
例にとって説明するが、他のパンチ・ダイセット26〜
28についても同様である。図3において、31は本体
であり、例えば鉄鋼材料によって略U字状に形成し、下
端部に鳩尾状のあり32を一体に設け、ベース20に設
けたあり溝33と係合させることによって被加工材10
の送り方向(紙面と直角方向)に移動調整可能、かつ被
加工材10の送り方向と直角方向の移動拘束可能に形成
する。そして本体31を位置決め後においてクランプ装
置34によってベース20上に固定するのである。
例を示す要部側面図であり、パンチ・ダイセット21を
例にとって説明するが、他のパンチ・ダイセット26〜
28についても同様である。図3において、31は本体
であり、例えば鉄鋼材料によって略U字状に形成し、下
端部に鳩尾状のあり32を一体に設け、ベース20に設
けたあり溝33と係合させることによって被加工材10
の送り方向(紙面と直角方向)に移動調整可能、かつ被
加工材10の送り方向と直角方向の移動拘束可能に形成
する。そして本体31を位置決め後においてクランプ装
置34によってベース20上に固定するのである。
【0017】次に35はカセットであり、例えば鉄鋼材
料によって略U字状に形成し、上部にパンチ36を上下
動可能に、下部にパンチ36と対をなすダイ37を設
け、本体31に着脱可能に設ける。38はクランプねじ
である。39は油圧シリンダであり、本体31の上端部
に設けられ、作動桿40を介してパンチ36を作動させ
得るように構成する。
料によって略U字状に形成し、上部にパンチ36を上下
動可能に、下部にパンチ36と対をなすダイ37を設
け、本体31に着脱可能に設ける。38はクランプねじ
である。39は油圧シリンダであり、本体31の上端部
に設けられ、作動桿40を介してパンチ36を作動させ
得るように構成する。
【0018】なお図2におけるレーザ加工手段22,2
3は、例えばYAG(Y3 Al5 O 12:Nd3+)レーザ
により形成し、少なくとも被加工材10に対し水平面内
において相対移動(XY軸制御送り)可能に形成し、レ
ーザ発振装置29からのレーザ光を光ファイバケーブル
19を介して被加工材10に放射することにより、被加
工材10に所定の加工を行い得るように形成する。
3は、例えばYAG(Y3 Al5 O 12:Nd3+)レーザ
により形成し、少なくとも被加工材10に対し水平面内
において相対移動(XY軸制御送り)可能に形成し、レ
ーザ発振装置29からのレーザ光を光ファイバケーブル
19を介して被加工材10に放射することにより、被加
工材10に所定の加工を行い得るように形成する。
【0019】また上記パンチ・ダイセット21ないしパ
ンチ・ダイセット28からなる加工ユニットは、被加工
材10の送り方向において、微細に位置調整、位置決め
できるように構成されており、これにより加工精度を確
保し得るのである。
ンチ・ダイセット28からなる加工ユニットは、被加工
材10の送り方向において、微細に位置調整、位置決め
できるように構成されており、これにより加工精度を確
保し得るのである。
【0020】上記のような構成により、前記のように長
尺状の被加工材10を図2において矢印方向にピッチ送
りすることにより、図1(c)に示すような加工工程を
経て、所定形状の図1(a)(b)に示すような製品1
を得ることができる。この場合、試加工実施後において
例えば外形加工工程12または穴あけ工程13における
レーザ加工手段22,23(図2参照)の加工寸法を調
整する必要がある場合には、試加工の結果に基づいてレ
ーザ加工手段22,23の制御送りデータを変更すれば
よい。
尺状の被加工材10を図2において矢印方向にピッチ送
りすることにより、図1(c)に示すような加工工程を
経て、所定形状の図1(a)(b)に示すような製品1
を得ることができる。この場合、試加工実施後において
例えば外形加工工程12または穴あけ工程13における
レーザ加工手段22,23(図2参照)の加工寸法を調
整する必要がある場合には、試加工の結果に基づいてレ
ーザ加工手段22,23の制御送りデータを変更すれば
よい。
【0021】また製品1の加工仕様が変更された場合に
おいても、上記レーザ加工手段22,23の制御送りデ
ータを変更するのみにより対応できるため、従来のよう
な金型の修正または新製が不要であり、特に多品種少量
生産の場合に段取時間の短縮が可能であり、量産立上り
を迅速に実施することができる。
おいても、上記レーザ加工手段22,23の制御送りデ
ータを変更するのみにより対応できるため、従来のよう
な金型の修正または新製が不要であり、特に多品種少量
生産の場合に段取時間の短縮が可能であり、量産立上り
を迅速に実施することができる。
【0022】なお図1(c)においては省略してある
が、最終工程、例えば第2曲げ工程17の後段に測定工
程を設け、製品の測定値から外形加工工程12または穴
あけ工程13におけるレーザ加工寸法を自動的に変更す
るように構成してもよい。
が、最終工程、例えば第2曲げ工程17の後段に測定工
程を設け、製品の測定値から外形加工工程12または穴
あけ工程13におけるレーザ加工寸法を自動的に変更す
るように構成してもよい。
【0023】
【発明の効果】本発明は以上記述のような構成および作
用であるから、下記の効果を奏することができる。 (1)長尺状の被加工材に対して相対移動可能に形成し
たレーザ加工手段により、外形加工または外形加工と穴
あけ加工とを行い得るため、専用の打抜きまたは穴あけ
加工用のパンチ・ダイセットを使用する必要がなく、特
に多品種少量生産の場合においても順送り加工が可能で
あり、安全かつ高能率で加工することができる。 (2)加工部位の調整が極めて容易であるため、加工精
度を高度に維持することができる。 (3)製品の加工仕様が変更された場合においても、レ
ーザ加工手段への制御送りデータの変更のみで対応でき
るため、段取時間を大幅に短縮でき、製品の製作コスト
の低減が可能である。
用であるから、下記の効果を奏することができる。 (1)長尺状の被加工材に対して相対移動可能に形成し
たレーザ加工手段により、外形加工または外形加工と穴
あけ加工とを行い得るため、専用の打抜きまたは穴あけ
加工用のパンチ・ダイセットを使用する必要がなく、特
に多品種少量生産の場合においても順送り加工が可能で
あり、安全かつ高能率で加工することができる。 (2)加工部位の調整が極めて容易であるため、加工精
度を高度に維持することができる。 (3)製品の加工仕様が変更された場合においても、レ
ーザ加工手段への制御送りデータの変更のみで対応でき
るため、段取時間を大幅に短縮でき、製品の製作コスト
の低減が可能である。
【図1】本発明における加工対象である製品およびその
加工工程を示す説明図であり、(a)は製品の平面、
(b)は製品の側面、(c)は被加工材の加工工程の平
面を示す。
加工工程を示す説明図であり、(a)は製品の平面、
(b)は製品の側面、(c)は被加工材の加工工程の平
面を示す。
【図2】本発明の実施の形態を示す要部平面図である。
【図3】図2におけるパンチ・ダイセットの例を示す要
部側面図である。
部側面図である。
10 被加工材 21,26〜28 パンチ・ダイセット 22,23 レーザ加工手段
Claims (1)
- 【請求項1】 パンチ・ダイセットを備えた加工ユニッ
トを少なくとも有する複数個の加工ユニットを、ベース
上に複数の加工工程に対応させて長尺状の被加工材の送
り方向にmP(mは任意の正の整数、Pは被加工材の送
りピッチ)の間隔に配設し、被加工材のピッチ送りに対
して前記複数の加工工程を前記複数個の加工ユニットに
より順次実施するように構成した順送り加工装置におい
て、 被加工材の送り方向上流側に設けられ位置決めの基準と
なるべきパイロット穴を加工する加工ユニットと、少な
くとも製品の外形加工を行うレーザ加工手段を備えると
共に被加工材に対して少なくとも水平面内において相対
移動可能に形成した加工ユニットと、前記レーザ加工手
段を備えた加工ユニットの被加工材の送り方向下流側に
製品の外形寸法の変更を伴なう塑性加工を行う加工ユニ
ットとを設け、前記夫々の加工ユニットは前記パイロッ
ト穴を基準として夫々の加工位置が位置決めされるよう
に構成したことを特徴とする順送り加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8301532A JPH10137991A (ja) | 1996-11-13 | 1996-11-13 | 順送り加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8301532A JPH10137991A (ja) | 1996-11-13 | 1996-11-13 | 順送り加工装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10137991A true JPH10137991A (ja) | 1998-05-26 |
Family
ID=17898074
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8301532A Pending JPH10137991A (ja) | 1996-11-13 | 1996-11-13 | 順送り加工装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10137991A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100412281B1 (ko) * | 1998-10-17 | 2004-09-01 | 주식회사 만도 | 랙바가공시스템 |
-
1996
- 1996-11-13 JP JP8301532A patent/JPH10137991A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100412281B1 (ko) * | 1998-10-17 | 2004-09-01 | 주식회사 만도 | 랙바가공시스템 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060315 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060509 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061010 |