JPH10137439A - ロボツト装置 - Google Patents

ロボツト装置

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JPH10137439A
JPH10137439A JP31274196A JP31274196A JPH10137439A JP H10137439 A JPH10137439 A JP H10137439A JP 31274196 A JP31274196 A JP 31274196A JP 31274196 A JP31274196 A JP 31274196A JP H10137439 A JPH10137439 A JP H10137439A
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JP
Japan
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parameter
signal
attack
unit
hit
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Abandoned
Application number
JP31274196A
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English (en)
Inventor
Makoto Inoue
真 井上
Masahiro Fujita
雅博 藤田
Makoto Sato
信 佐藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Priority to JP31274196A priority Critical patent/JPH10137439A/ja
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  • Aiming, Guidance, Guns With A Light Source, Armor, Camouflage, And Targets (AREA)
  • Toys (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、ロボツト装置において、攻撃、被弾
及び損傷による効果を表す動きを模倣して、より現実的
に効果表現し得るようにする。 【解決手段】外部又は内部から与えられる動作指令と、
予め記憶及び又は外部から与えられる第1のパラメータ
とに基づいて可動部を駆動制御する制御手段と、外部か
らの擬似的攻撃を検出する検出手段と、検出手段の出力
に基づいて擬似的攻撃が命中したか否かを判定する判定
手段とを設け、判定手段が擬似的攻撃が命中したと判定
した場合、第1のパラメータと異なる第2のパラメータ
に基づいて可動部を駆動制御するようにした。これによ
り、被弾時の衝撃及び受けたダメージによる機能低下を
模倣して可動部を駆動制御することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 発明の属する技術分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 発明の実施の形態 (1)第1実施例 (1−1)全体構成 (1−1−1)自律的に行動を決定する場合の構成(図
1) (1−1−2)外部からの信号により制御する場合の構
成(図2) (1−2)運動制御部の基本構成(図3) (1−3)第1実施例による運動制御部の構成(図4) (2)第2実施例(図5) (3)第3実施例(図6) (4)第4実施例(図7) (5)第5実施例(図8) (6)他の実施例 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明はロボツト装置に関
し、例えば人間又はコンピユータ装置との対戦型でなる
ゲームシステムで用いられるロボツト装置に適用して好
適なものである。
【0003】
【従来の技術】従来、ゲームシステムのジヤンルには多
種多様なものがあるが、中でも対戦型のゲームシステム
として、いわゆるシユーテイング型と呼ばれるものがあ
る。これは銃やレーザー等の射撃武器を擬似的に模倣
し、こうした擬似的な射撃武器を用いて敵を攻撃するこ
とにより、勝敗を競うものである。
【0004】このようなシユーテイング型のゲームシス
テムは、ほぼ3種類のタイプに種別することができる。
第1のタイプは、ビデオゲームのようにテレビ画面上に
表示した仮想的な空間内で対戦を行うものであり、武器
の発射、被弾、爆発等の効果を全て画像と音声により表
現する。このタイプの場合、ゲーム上の設定に応じて、
どのような種類の武器でも使用することができ、また爆
発等の効果も比較的自由に演出することができる。しか
し、こうした表現は画面上にCG(Conputer Graphics
)等で表現し得るものに限定されるため、ゲームをす
る人間(以下、これをプレーヤと呼ぶ)が表現により得
られる迫力という面では自ずから限界がある。さらに、
こうした効果の全ては予めプログラムにより設定された
ものであり、偶然性の入り込む余地が無い。
【0005】第2のタイプは、プレーヤが銃等の射撃武
器を模倣した形状の端末装置を用いて画面上に表示され
る標的を狙うものである。これは第1のタイプに比して
述べるならば、半仮想的なものであると言える。このタ
イプの場合は武器を模倣した端末装置という実体のある
ものをプレーヤが使用するため、発射の反動のようなプ
レーヤに対して現実感を付与する効果を実現することが
できる。しかし標的側の効果としては第1のタイプと同
様に画面上でしか表現し得ないという制約がある。さら
に第3のタイプは第2のタイプと同様に銃等の射撃武器
を模倣した端末装置を用いるものであるが、標的が画面
上に表示される仮想的なものでは無く、人形等の実体の
あるものである点が異なる。こうした実体のある標的を
用いるタイプでは標的物としてロボツトを用いる場合が
あり、プレーヤに与える効果として上述のような発射の
反動等の効果を実現し得ると共に、攻撃が標的に命中し
た際にロボツトが倒れたり、爆発音を発したりするとい
う標的側からの表現効果を実現することができる。
【0006】なお、第2及び第3のタイプの場合、実際
の弾丸を発射することが種々の制約から困難である。こ
のため多くの場合、武器を模倣した端末装置から赤外線
や超音波等の信号を発して、この信号を標的側に設けら
れたセンサによつて検出することにより標的に命中した
か否かを判定するようにしている。また逆に、標的側か
ら発せられる信号を端末装置側で検出する場合もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述したシユ
ーテイング型のゲームシステムでは、第3のタイプのよ
うに標的としてロボツトを用いることで、プレーヤ側で
与えられる効果に加えて、攻撃が標的に命中した際にロ
ボツトが倒れたり、爆発音を発したりするという標的側
で表現し得る効果を実現することができる。しかし、ロ
ボツトの動きそのものとしては単純な動作しか表現し得
ず、プレーヤに表現し得る効果としてさほど現実感を有
するものでは無いという問題があつた。
【0008】こうした問題を回避する手法として、ロボ
ツトに対して実際に何らかの弾丸を発射するという手法
が考えられる。このような手法を用いることにより、弾
丸が命中した場合にロボツトが損傷して、より現実感を
プレーヤに表現し得る。しかしこのような手法を用いた
場合、ゲームを行う度にロボツトが破壊されるため経済
的に引き合わず、現実的では無い。
【0009】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、攻撃、被弾及び損傷による効果を表す動きを模倣し
て、より現実的に効果表現し得るロボツト装置を提案し
ようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、外部又は内部から与えられる動作
指令と、予め記憶及び又は外部から与えられる第1のパ
ラメータとに基づいて可動部を駆動制御する制御手段
と、外部からの擬似的攻撃を検出する検出手段と、検出
手段の出力に基づいて擬似的攻撃が命中したか否かを判
定する判定手段とを設け、判定手段が擬似的攻撃が命中
したと判定した場合、第1のパラメータと異なる第2の
パラメータに基づいて可動部を駆動制御するようにし
た。
【0011】擬似的攻撃が命中した場合に第1のパラメ
ータに換えて、第2のパラメータに基づき可動部を駆動
制御するようにしたことにより、被弾時の衝撃及び受け
たダメージによる機能低下を模倣して可動部を駆動制御
することができる。
【0012】また本発明においては、外部又は内部から
与えられる動作指令と、予め記憶及び又は外部から与え
られる第1のパラメータとに基づいて可動部を駆動制御
する制御手段と、擬似的攻撃を行う攻撃手段と、攻撃手
段に攻撃指令を与えて駆動する攻撃制御手段とを設け
て、攻撃制御手段が攻撃手段を駆動した場合、第1のパ
ラメータと異なる第2のパラメータに基づいて可動部を
駆動制御するようにした。
【0013】擬似的攻撃を行つた場合に第1のパラメー
タに換えて、第2のパラメータに基づき可動部を駆動制
御するようにしたことにより、発射時の反動により生じ
る衝撃を模倣して可動部を駆動制御することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施例を詳述する。
【0015】(1)第1実施例 (1−1)全体構成 (1−1−1)自律的に行動を決定する場合の構成 図1において、1は全体としてロボツト装置を示し、自
律行動処理部2によつて行動を決定するようになされて
いる。ロボツト装置1はカメラ3で撮像した画像信号S
1を画像処理部4に入力して所定の画像処理を施し、こ
れにより得られた視覚情報信号S2を自律行動処理部2
に入力する。またロボツト装置1はマイク5により得ら
れる音声信号S3を音声処理部6に入力して所定の音声
処理を施し、これにより得られた音声情報信号S4を自
律行動処理部2に入力する。なおロボツト装置1はRO
M(図示せず)に予め爆発音等の効果音の音声データS
5を記憶しており、例えば対戦相手からの攻撃が命中し
た場合、当該音声データS5を読み出して自律行動処理
部2から音声処理部6に供給して所定の音声処理を施し
た後、スピーカ7から音声出力するようになされてい
る。
【0016】さらにロボツト装置1は姿勢センサ8から
供給されるセンサ信号S6を運動制御部9を介して自律
行動処理部2に入力する。自律行動処理部2は視覚情報
信号S2及びセンサ信号S6によつて、例えば地形の状
態や障害物の有無、姿勢状態等の周囲及び自己の状態を
認識し、こうした認識結果に基づいて障害物を迂回す
る、姿勢を立て直す等の行動を自律的に決定する。また
自律行動処理部2は視覚情報信号S2及び音声情報信号
S3によつて、例えば所定の色識別や所定の音声パター
ン識別等から対戦する他のロボツト装置(図示せず)の
位置を認識し、この認識結果に基づいて対戦相手に向か
つて移動する、対戦相手に攻撃を行う等の行動を自律的
に決定する。
【0017】自律行動処理部2は上述のように決定した
行動に応じて、運動制御部9に動作命令信号S7を、ま
た武器制御部10に攻撃命令信号S8を供給する。運動
制御部9は例えば前進しろ、向きを変えろ等の動作指示
を示す動作命令信号S7に応じて、例えば脚部や腕部等
の関節部分に設けたアクチユエータ11に制御信号S9
を送出して駆動する。また運動制御部9は、これら関節
部分に同様に配されているセンサ12から与えられるセ
ンサ信号S10により関節部分の角度を判別して、関節
部分をどの程度の角度だけ動かせばいいか、駆動状態が
正常であるか等の関節部分の駆動状態を制御する。また
武器制御部10は、例えばどの位置に配された武器を用
いて攻撃しろ等の攻撃指示を示す攻撃命令信号S8に応
じて、要求された位置の武器13に制御信号S11を送
出する。制御信号S11を受けた武器13は赤外線や超
音波等でなる発射信号を出力する。
【0018】さらにロボツト装置1は対戦相手側から出
力された発射信号をセンサ14によつて感知する。セン
サ14は対戦相手の攻撃が命中した場合、すなわち発射
信号がセンサ14を配した位置に照射された場合にこれ
を感知し、命中判定部15にセンサ信号S12を供給す
る。命中判定部15はセンサ信号S12に基づいて、攻
撃が命中したか否かを判定すると共に、命中した場合に
命中した部位がどこであるかや命中した攻撃に用いられ
た武器の種類等を判別し、これらの判定結果を表す被弾
信号S13を生成して自律行動処理部2に送出する。自
律行動処理部2は被弾信号S13に基づいて、被弾によ
り生じた損害状況、すなわちどの機能がどの程度低下し
たかを決定する。自律行動処理部2は、こうした被害状
況に応じて行動を変更したり、勝敗を判定したりする。
【0019】このようにロボツト装置1は、視覚情報信
号S2及びセンサ信号S6による周囲及び自己の状態の
認識結果に基づいて行動を自律的に決定し、また視覚情
報信号S2及び音声情報信号S3による対戦相手の位置
の認識結果に基づいて対戦相手に向かつて移動する、対
戦相手に攻撃を行う等の行動を自律的に決定する。さら
にロボツト装置1は決定した行動に応じて運動制御部9
に動作命令信号S7を、また武器制御部10に攻撃命令
信号S8を供給して移動、攻撃を行う。またロボツト装
置1は対戦相手の攻撃が命中した場合、被弾信号S13
に基づいて決定した被害状況に応じて、行動の変更や勝
敗の判定を行う。かくするにつき、ロボツト装置1は周
囲の状況、自己の状況及び被害状況等に基づいて行動を
自律的に決定すると共に、決定した行動に応じて運動制
御部9に動作命令信号S7を与えて移動を行い、また武
器制御部10に攻撃命令信号S8を与えて対戦相手に対
する攻撃を行う。
【0020】(1−1−2)外部からの信号により制御
する場合の構成 図1との対応部分に同一符号を付して示す図2におい
て、20は全体としてロボツト装置の全体構成を示し、
ゲームを行うユーザ(以下、これをプレーヤと呼ぶ)か
ら与えられる指示命令に従つて移動、攻撃等の行動を実
行する。ロボツト装置20はロボツト装置1(図1)と
ほぼ同様の構成でなると共に、自律行動処理部2に換え
てインターフエイス21を配してなり、プレーヤがリモ
コン22を操作して指示入力する指示命令を無線又は有
線の伝送路を介して入力する。
【0021】リモコン22はプレーヤの操作により指示
入力がなされた所望の行動に応じた指示命令信号S14
を、所定の伝送路を介してロボツト装置20に送信す
る。ロボツト装置20は受信した指示命令信号S14を
インターフエイス21に入力する。インターフエイス2
1は指示命令信号S14により示される行動内容に応じ
て、当該指示命令信号S14を運動制御部9又は武器制
御部10に供給する。すなわち指示命令信号S14によ
る行動が移動等の動作指示を示すものである場合、イン
ターフエイス21は指示命令信号S14を動作命令信号
S7として運動制御部9に供給する。また指示命令信号
S14による行動が対戦相手に対する攻撃指示を示すも
のである場合、インターフエイス21は指示命令信号S
14を攻撃命令信号S8として武器制御部10に供給す
る。なお、運動制御部9及び武器制御部10共に、指示
命令が与えられた後の処理はロボツト装置1と同様にな
される。
【0022】またロボツト装置20は、周囲及び自己の
状態をインターフエイス21から所定の伝送路を介して
リモコン22に送信してプレーヤに通知するようになさ
れている。すなわちロボツト装置20は、視覚情報信号
S2及びセンサ信号S6による周囲及び自己の状態を表
す情報、及び視覚情報信号S2及び音声情報信号S3に
よる対戦相手の位置を表す情報、及び被弾信号S13に
よる対戦相手の攻撃が命中した場合の被害状況を表す情
報をインターフエイス21で取りまとめ、情報信号S1
5としてリモコン22に送信する。リモコン22は情報
信号S15を受信して、予めリモコン22に設けられて
いるモニタやスピーカ(図示せず)に出力することによ
り、上述した各情報をプレーヤに通知する。なおロボツ
ト装置20は被弾信号S13がインターフエイス21に
与えられた場合、ROMに予め記憶されている爆発音等
の効果音の音声データS5を読み出して音声処理部6に
供給し、所定の音声処理を施した後でスピーカ7から音
声出力する。
【0023】(1−2)運動制御部の基本構成 図3(A)において、9は基本構成による運動制御部を
示し、自律行動処理部2(図1)や、インターフエイス
21(図2)を介してプレーヤから与えられる動作命令
信号S7に応じて、実際に関節部等を駆動する駆動制御
手段である。運動制御部9は姿勢センサ8から与えられ
るセンサ信号S6をコントロール部23に入力すると共
に、自律行動処理部2又はインターフエイス21に供給
している(図1及び図2)。ここで姿勢センサ8は方位
角センサや上下方向センサからなり、ロボツト装置1又
は20の姿勢状態を検出して得られる姿勢情報をセンサ
信号S6として送出している。また運動制御部9は自律
行動処理部2又はインターフエイス21から与えられる
動作命令信号S7をコントロール部23に入力する。
【0024】コントロール部23は動作命令信号S7及
びセンサ信号S6に基づき、各関節がとるべき角度を決
定する。コントロール部23は決定した目標の関節角度
を示す角度指示信号S16を、実際に駆動させる関節部
に設けられたサーボ部24に供給する。サーボ部24は
角度指示信号S16を入力すると共に、現状の関節部の
角度をセンサ12から供給されるセンサ信号S10によ
つて検出する。サーボ部24はセンサ信号S10に基づ
き、角度指示信号S16で示される角度に関節部を駆動
するための電流値を算出し、得られた電流値でなる制御
信号S9をアクチユエータ11に供給して関節部を駆動
する。ここでサーボ部24にはサーボの感度や時定数等
を決定する制御パラメータS17が設定されている。具
体的に制御パラメータS17はメモリ等に記憶されてお
り、サーボ部24に角度指示信号S16が与えられた際
に当該メモリから読み出される。サーボ部24はこうし
て読み出される制御パラメータS17を用いて上述の電
流値を算出する。
【0025】例えば時刻をtとし、センサ信号S10に
よる現状での関節部の角度をa(t)とすると共に角度
指示信号S16で示される角度をd(t)とした場合、
【数1】 から関節部を実際に駆動する角度である誤差値e(t)
が得られる。サーボ部24は、こうして得られた誤差値
e(t)に基づき
【数2】 からアクチユエータ11に供給する電流値i(t)を算
出する。ここでα及びβは所定の係数であり、当該係数
を制御パラメータと呼ぶ。サーボ部24は、こうした制
御パラメータによつて駆動すべき目標の角度への収束の
速さや、オーバーシユートの大きさを決定する。因みに
ここでは説明のために脚部を1つだけ示し、当該脚部の
関節部を駆動するアクチユエータ11、センサ12及び
サーボ部24を示したが、通常ロボツト装置1及び20
には複数の関節部が設けられており、その数だけアクチ
ユエータ11、センサ12及びサーボ部24の組も存在
するようになされている。
【0026】なお図3(B)及び(C)に、後述する説
明の便宜のためにロボツト装置1及び20の入力系及び
出力系を具体的に示す。図3(B)はロボツト装置1及
び20の出力系を示し、対戦相手のロボツト装置に対す
る攻撃行動を実行する系である。ロボツト装置1及び2
0は自律行動処理部2又はインターフエイス21から送
出する攻撃命令信号S8を武器制御部10に入力する。
武器制御部10は武器13に制御信号S11を送出し、
制御信号S11を受けた武器13は赤外線や超音波等で
なる発射信号を出射する。また図3(C)はロボツト装
置1及び20の入力系を示し、対戦相手からの攻撃を検
出する系である。ロボツト装置1及び20は対戦相手の
攻撃により入射される赤外線や超音波等でなる発射信号
をセンサ14により検出して、命中判定部15にセンサ
信号S12を供給する。命中判定部15はセンサ信号S
12に基づいて攻撃が命中したか否かを判定すると共
に、命中した場合に命中した部位がどこであるかや命中
した攻撃に用いられた武器の種類等を判別し、これらの
判定結果を表す被弾信号S13を生成して自律行動処理
部2(図1)又はインターフエイス21(図2)に送出
する。
【0027】(1−3)第1実施例による運動制御部の
構成 図3との対応部分に同一符号を付して示す図4におい
て、25は運動制御部を示し、上述したロボツト装置1
(図1)に配されている。可動部を駆動制御する制御手
段である運動制御部25は基本構成でなる運動制御部9
(図3)にパターン切換え部26、発射反動パターンメ
モリ27及び被弾衝撃パターンメモリ28を追加した構
成でなり、自律行動処理部2(図1)から与えられる動
作命令信号S7をコントロール部23に入力すると共
に、姿勢情報を表すセンサ信号S6をコントロール部2
3に入力する。コントロール部23は動作命令信号S7
及びセンサ信号S6に基づき、各関節がとるべき角度を
決定する。コントロール部23は決定した関節角度を示
す角度指示信号S16をパターン切換え部26に送出す
る。なお、コントロール部23は与えられたセンサ信号
S6を自律行動処理部2に供給している。
【0028】パターン切換え部26は加算部及び加算部
に接続されたスイツチを配しており、ロボツト装置1が
攻撃を行わない場合及び対戦相手からの攻撃により被弾
していない場合、角度指示信号S16を加算部を介して
そのままサーボ部24に送出する。サーボ部24は角度
指示信号S16を入力すると共に現状の関節部の角度を
センサ12から供給されるセンサ信号S10によつて検
出する。サーボ部24はセンサ信号S10に基づき、角
度指示信号S16で示される目標角度に関節部を駆動す
るための電流値を算出し、得られた電流値でなる制御信
号S9をアクチユエータ11に供給して関節部を駆動す
る。ここでサーボ部24にはサーボの感度や時定数等を
決定する制御パラメータS17が設定されている。具体
的に制御パラメータS17はメモリ等に記憶されてお
り、サーボ部24に角度指示信号S16が与えられた際
に当該メモリから読み出される。サーボ部24はこうし
て読み出される制御パラメータS17を用いて上述の電
流値を算出する。
【0029】一方、自律行動処理部2から攻撃命令信号
S8を与えられた武器制御部10は攻撃制御手段であ
り、攻撃手段である武器13に供給する制御信号S11
をパターン切換え部26及び発射反動パターンメモリ2
7に供給する。具体的に武器制御部10は攻撃命令信号
S8を与えられた場合、武器13に制御信号S11を送
出して武器13から赤外線や超音波でなる信号を出射さ
せると共に、パターン切換え部26及び発射反動パター
ンメモリ27に制御信号S11を供給して、パターン切
換え部26に配されているスイツチをオン状態に切り換
えると共に発射反動パターンメモリ27に予め記憶され
たデータを読み出させる。ここで発射反動パターンメモ
リ27に記憶されているデータは、武器を発射した際の
反動によつて生じるであろうロボツト装置1の動きを模
倣する運動パターンである。なお、パターン切換え部2
6は発射反動パターンメモリ27からのデータの読み出
しが完了すると、スイツチをオフ状態に戻す。
【0030】パターン切換え部26は、ロボツト装置1
が攻撃を行つた場合、制御信号S11を読出し信号とし
て発射反動パターンメモリ27から読み出されるデータ
を入力すると共に、当該制御信号S11によつてオン状
態となつたスイツチを介して加算部に供給することによ
り、入力したデータを角度指示信号S16に加算してサ
ーボ部24に送出する。サーボ部24は、こうして発射
反動パターンメモリ27から読み出されたデータを加算
した角度指示信号S16に応じてアクチユエータ11に
供給する電流値を算出して送出することにより、武器を
発射した際の反動により生じる動きを模倣してアクチユ
エータ11を駆動する。
【0031】また検出手段であるセンサ14からのセン
サ信号S12によつて対戦相手からの攻撃が命中したこ
とを判別した判定手段である命中判定部15は、自律行
動処理部2に供給する被弾信号S13をパターン切換え
部26及び被弾衝撃パターンメモリ28に供給する。具
体的に命中判定部15は対戦相手からの攻撃が命中した
ことを判別した場合、自律行動処理部2に被弾信号S1
3を送出して対戦相手の攻撃により被弾したことを通知
すると共に、パターン切換え部26及び被弾衝撃パター
ンメモリ28に被弾信号S13を供給して、パターン切
換え部26に配されているスイツチをオン状態に切り換
えると共に被弾衝撃パターンメモリ28に予め記憶され
たデータを読み出させる。ここで被弾衝撃パターンメモ
リ28に記憶されているデータは、攻撃を受けて被弾し
た際の衝撃によつて生じるであろうロボツト装置1の動
きを模倣する運動パターンである。なお、パターン切換
え部26は被弾衝撃パターンメモリ28からのデータの
読み出しが完了すると、スイツチをオフ状態に戻す。
【0032】パターン切換え部26は、ロボツト装置1
が攻撃を受けて被弾した場合、被弾信号S13を読出し
信号として被弾衝撃パターンメモリ28から読み出され
るデータを入力すると共に、当該被弾信号S13によつ
てオン状態となつたスイツチを介して加算部に供給する
ことにより、入力したデータを角度指示信号S16に加
算してサーボ部24に送出する。サーボ部24は、こう
して被弾衝撃パターンメモリ28から読み出されたデー
タを加算した角度指示信号S16に応じてアクチユエー
タ11に供給する電流値を算出して送出することによ
り、被弾した際の衝撃により生じる動きを模倣してアク
チユエータ11を駆動する。
【0033】以上の構成において、攻撃命令信号S8を
武器制御部10に供給して武器13による攻撃を行つた
場合、武器制御部10から送出する制御信号S11が運
動制御部25に入力される。制御信号S11は運動制御
部25に配されたパターン切換え部26及び発射反動パ
ターンメモリ27に与えられる。制御信号S11は発射
反動パターンメモリ27の読み出し信号として用いら
れ、発射反動パターンメモリ27からは武器の発射時に
生じるであろう運動パターンのデータが読み出される。
読み出されたデータはパターン切換え部26のスイツチ
に入力される。ここで当該スイツチは制御信号S11に
よつてオン状態に切り換えられており、発射反動パター
ンメモリ27から読み出されたデータはスイツチを介し
て加算部に与えられる。
【0034】パターン切換え部26の加算部にはコント
ロール部23から動作命令信号S7に応じて送出される
角度指示信号S16が入力されており、角度指示信号S
16は加算部によつて発射反動パターンメモリ27から
読み出されたデータと加算されてサーボ部24に与えら
れる。サーボ部24は、こうして発射反動パターンメモ
リ27から読み出されたデータを加算した角度指示信号
S16に応じて、制御パラメータS17を用いてアクチ
ユエータ11に供給する電流値を算出して送出すること
により、武器を発射した際の反動により生じる動きを模
倣してアクチユエータ11を駆動する。
【0035】また対戦相手からの攻撃を受けて被弾した
場合、命中判定部15から送出する被弾信号S13が運
動制御部25に入力される。被弾信号S13は運動制御
部25内に設けられたパターン切換え部26及び被弾衝
撃パターンメモリ28に与えられる。被弾信号S13は
被弾衝撃パターンメモリ28の読み出し信号として用い
られ、被弾衝撃パターンメモリ28からは被弾時の衝撃
によつて生じるであろう運動パターンのデータが読み出
される。読み出されたデータはパターン切換え部26の
スイツチに入力される。ここで当該スイツチは被弾信号
S13によつてオン状態に切り換えられており、被弾衝
撃パターンメモリ28から読み出されたデータはスイツ
チを介して加算部に与えられる。
【0036】パターン切換え部26の加算部にはコント
ロール部23から動作命令信号S7に応じて送出される
角度指示信号S16が入力されており、角度指示信号S
16は加算部によつて被弾衝撃パターンメモリ27から
読み出されたデータと加算されてサーボ部24に与えら
れる。サーボ部24は、こうして被弾衝撃パターンメモ
リ28から読み出されたデータを加算した角度指示信号
S16に応じて、制御パラメータS17を用いてアクチ
ユエータ11に供給する電流値を算出して送出すること
により、被弾時の衝撃により生じる動きを模倣してアク
チユエータ11を駆動する。
【0037】このようにロボツト装置1は、武器発射時
の反動で生じる運動パターンを記憶した発射反動パター
ンメモリ27及び、被弾した際の衝撃により生じる運動
パターンを記憶した被弾衝撃パターンメモリ28を配し
た運動制御部25を設け、制御信号S11及び被弾信号
S13を読み出し信号として用いて、発射反動パターン
メモリ27又は被弾衝撃パターンメモリ28から武器の
発射時又は被弾時の運動パターンを読み出すと共に、制
御信号S11又は被弾信号S13によつてパターン切換
え部26のスイツチをオン状態に切り換えて上述の運動
パターンを加算部に与えて、コントロール部23から送
出する角度指示信号S16と加算してサーボ部24に供
給するようにした。
【0038】これによりロボツト装置1は、武器発射時
の反動や被弾時の衝撃、また被弾によるダメージを模倣
した動きを行つてこれらの効果を擬似的に表現すること
ができ、従来のような音響や画像のみの効果表現に比し
て、より現実的な効果表現を実現することができる。こ
うした武器発射時の反動や被弾時の衝撃、また被弾によ
るダメージを模倣した動きは発射反動パターンメモリ2
7及び被弾衝撃パターンメモリ28に予め記憶されたデ
ータに基づいてなされるため、記憶しておくデータを変
更することにより自由に設定を変更し得る。
【0039】また武器の発射時又は被弾時の運動パター
ンを角度指示信号S16に加算するようにしたことによ
り、同じ動きを実行しようとした場合でも姿勢状態又は
周囲の状態、さらにダメージの大小による影響を受ける
ため、偶然の要素を取り込んで効果表現することができ
る。例えば同じ動きを行う場合でも、姿勢状態又は床面
の凹凸の有無によつて、ある場合は何の問題も無く行動
でき、またある場合は不安定な動きになり、またダメー
ジが大きい場合は被弾により転倒してしまうという結果
が生じる。また武器の発射時又は被弾時の運動パターン
を角度指示信号S16に加算することでこうした動きを
実現しているため、どのような姿勢又は動作の場合で
も、そうした姿勢又は動作に応じた効果表現を行い得
る。
【0040】さらに、このような反動や衝撃を模倣した
動きを表現する場合でも、実際にこうした反動や衝撃が
加えられるわけでは無いため、反動及び衝撃により損傷
が生じることが無く同じロボツト装置1を何度でも使用
でき、コストの増加を防止することができる。
【0041】以上の構成によれば、運動制御部25によ
つて、制御信号S11又は被弾信号S13を読出し信号
に用いて発射反動パターンメモリ27から発射時に生じ
るであろう運動パターンのデータを又は被弾衝撃パター
ンメモリ28から被弾時に生じるであろう運動パターン
のデータを読み出してパターン切換え部26に入力する
と共に、制御信号S11又は被弾信号S13を切換え信
号に用いてパターン切換え部26のスイツチをオン状態
に切り換えて入力したデータを角度指示信号S16に加
算して送出するようにしたことにより、武器発射時の反
動又は被弾時の衝撃及びダメージを模倣して擬似的に効
果表現する動きを得ることができ、かくするにつき、よ
り現実的な効果表現を実現し得る。
【0042】(2)第2実施例 図3との対応部分に同一符号を付して示す図5におい
て、30は運動制御部を示し、上述したロボツト装置1
(図1)に配されている。運動制御部30は基本構成で
なる運動制御部9(図3)に加算部31及び32、スイ
ツチ33及び35、信号生成部34及び36を追加した
構成でなり、自律行動処理部2(図1)から与えられる
動作命令信号S7をコントロール部23に入力すると共
に、姿勢情報を表すセンサ信号S6を入力する。ここで
姿勢センサ8はセンサ信号S6を加算部31及び32に
送出しており、武器発射時又は被弾時以外の場合、加算
部31及び32はそのままセンサ信号S6をコントロー
ル部23に供給する。
【0043】コントロール部23は動作命令信号S7及
びセンサ信号S6に基づき、各関節がとるべき角度を決
定する。コントロール部23は決定した関節角度を示す
角度指示信号S16をサーボ部24に送出する。なお、
コントロール部23は与えられたセンサ信号S6を自律
行動処理部2に供給している。サーボ部24は角度指示
信号S16を入力すると共に現状の関節部の角度をセン
サ12(図3)から供給されるセンサ信号S10によつ
て検出する。サーボ部24はセンサ信号S10に基づ
き、角度指示信号S16で示される角度に関節部を駆動
するための電流値を算出し、得られた電流値でなる制御
信号S9をアクチユエータ11に供給して関節部を駆動
する。ここでサーボ部24にはサーボの感度や時定数等
を決定する制御パラメータS17が設定されている。具
体的に制御パラメータS17はメモリ等に記憶されてお
り、サーボ部24に角度指示信号S16が与えられた際
に当該メモリから読み出される。サーボ部24はこうし
て読み出される制御パラメータS17を用いて上述の電
流値を算出する。
【0044】一方、武器発射時又は被弾時、加算部31
及び32はセンサ信号S6に所定の信号を加算してコン
トロール部23に送出する。加算部31及び32はスイ
ツチ33を介して信号生成部34に接続されており、ま
たスイツチ35を介して信号生成部36に接続されてい
る。さらにスイツチ33には武器制御部10が送出する
制御信号S11が与えられており、スイツチ35には命
中判定部15が送出する被弾信号S13が与えられてい
る。ここで信号生成部34及び36はランダムなパター
ンでなる乱数信号S18又はS19を生成してスイツチ
33又は35に送出している。
【0045】武器発射時、自律行動処理部2から与えら
れる攻撃命令信号S8に応じて武器制御部10は制御信
号S11を送出する。制御信号S11はスイツチ33に
与えられ、スイツチ33は当該制御信号S11の入力に
応じてオン状態に切り換わる。なお、スイツチ33は制
御信号S11が与えられていない場合、常にオフ状態で
あるものとする。またスイツチ33は制御信号S11が
入力された後、一定時間が経過するとオフ状態に戻る。
スイツチ33には信号生成部34からランダムなパター
ンでなる乱数信号S18が入力されており、制御信号S
11の入力に応じてオン状態に切り換わつた場合、乱数
信号S18を加算部31及び32に送出する。加算部3
1及び32は与えられる乱数信号S18をセンサ信号S
6に加算してコントロール部23に供給する。
【0046】また対戦相手からの攻撃を受け被弾した場
合、センサ14から送出されるセンサ信号S12によつ
て命中判定部15は被弾信号S13を送出する。被弾信
号S13はスイツチ35に与えられ、スイツチ35は当
該被弾信号S13の入力に応じてオン状態に切り換わ
る。なお、スイツチ35は被弾信号S13が与えられて
いない場合、常にオフ状態であるものとする。またスイ
ツチ35は被弾信号S13が入力された後、一定時間が
経過するとオフ状態に戻る。スイツチ35には信号生成
部36からランダムなパターンでなる乱数信号S19が
入力されており、被弾信号S13の入力に応じてオン状
態に切り換わつた場合、乱数信号S19を加算部31及
び32に送出する。加算部31及び32は与えられる乱
数信号S19をセンサ信号S6に加算してコントロール
部23に供給する。
【0047】コントロール部23は、こうして乱数信号
S18又はS19が加算されたセンサ信号S6に応じて
ロボツト装置1の姿勢状態を判別して、動作命令信号S
7に応じた角度指示信号S16をサーボ部24に送出す
る。サーボ部24は角度指示信号S16に示される角度
だけ関節部等を駆動するための電流値を算出してアクチ
ユエータ11(図3)に制御信号S9を送出する。この
ように加算部31及び32は武器発射時、又は被弾時に
制御信号S11又は被弾信号S13によりオン状態に切
り換えられたスイツチ33又は35を介して信号生成部
34又は36から与えられる乱数信号S18又はS19
をセンサ信号S6に加算してコントロール部23に送出
している。運動制御部30は乱数信号S18又はS19
が加算されたセンサ信号S6に基づいて姿勢状態を判別
し、これに基づいて各関節部等の駆動角度を決定するた
め、各関節部等を駆動する上で例えばバランスをくずす
というような不安定な駆動を意図的に行うようになされ
る。
【0048】以上の構成において、攻撃命令信号S8を
武器制御部10に供給して武器13による攻撃を行つた
場合、武器制御部10から送出する制御信号S11がス
イツチ33に供給される。制御信号S11はスイツチ3
3をオン状態に切り換え、これにより信号生成部34が
生成する乱数信号S18がスイツチ33を介して加算部
31及び32に与えられる。加算部31及び32には姿
勢センサ8からロボツト装置1の姿勢情報を示すセンサ
信号S6が与えられており、乱数信号S18は加算部3
1及び32によつてセンサ信号S6に加算されてコント
ロール部23に送出される。
【0049】コントロール部23は乱数信号S18が加
算されたセンサ信号S6に基づいて姿勢状態を判別し、
判別結果に基づいて動作命令信号S7に応じた角度指示
信号S16をサーボ部24に与える。サーボ部24は、
こうして与えられた角度指示信号S16に応じて、制御
パラメータS17を用いてアクチユエータ11に供給す
る電流値を算出して送出することにより、アクチユエー
タ11を駆動する。これによりアクチユエータ11によ
り駆動される各関節部等は、意図的に不安定になされた
駆動を行う。
【0050】また対戦相手から攻撃を受けて被弾した場
合、命中判定部15から送出する被弾信号S13がスイ
ツチ35に入力される。被弾信号S13はスイツチ35
をオン状態に切り換え、これにより信号生成部36が生
成する乱数信号S19がスイツチ33を介して加算部3
1及び32に与えられる。加算部31及び32には姿勢
センサ8からロボツト装置1の姿勢情報を示すセンサ信
号S6が与えられており、乱数信号S19は加算部31
及び32によつてセンサ信号S6に加算されてコントロ
ール部23に送出される。
【0051】コントロール部23は乱数信号S19が加
算されたセンサ信号S6に基づいて姿勢状態を判別し、
動作命令信号S7に応じた角度指示信号S16をサーボ
部24に与える。サーボ部24は、こうして与えられた
角度指示信号S16に応じて、制御パラメータS17を
用いてアクチユエータ11に供給する電流値を算出して
送出することにより、アクチユエータ11を駆動する。
これによりアクチユエータ11により駆動される各関節
部等は、意図的に不安定になされた駆動を行う。
【0052】このようにロボツト装置1は、武器の発射
時又は被弾時に、センサ信号S6による姿勢情報にラン
ダムなパターンでなる乱数信号S18又はS19を加算
してコントロール部23に供給し、意図的に雑音成分と
して乱数信号S18又はS19が加算されたセンサ信号
S6に基づいて姿勢状態を判別して生成した角度指示信
号S16をサーボ部24に供給するようにした。
【0053】ロボツト装置1は武器の発射時又は被弾
時、姿勢情報を表すセンサ信号S6に雑音成分として乱
数信号S18又はS19を加算するようにしたことで、
コントロール部23に姿勢状態を意図的に誤認識させる
ことができ、こうして誤認識した姿勢状態に基づいて各
関節部の駆動を行うことにより意図的に不安定な駆動を
行うことができる。これにより、武器発射時の反動や被
弾時の衝撃を模倣した動きを行つてこれらの効果を擬似
的に表現することができ、従来のような音響や画像のみ
の効果表現に比して、より現実的な効果表現を実現する
ことができる。こうした武器発射時の反動や被弾時の衝
撃を模倣した動きは乱数信号S18及びS19によつて
なされるため、予め所定の運動パターンを設定する必要
が無い。さらに姿勢情報にランダムな信号を加算するこ
とで武器発射時の反動や被弾時の衝撃を模倣した動きを
実現するようにしたため、例えばバランスをくずすとい
つた擬似的な効果表現を行う動きを自然に模倣すること
ができる。
【0054】また武器の発射時又は被弾時に乱数信号S
18又はS19をセンサ信号S6に加算するようにした
ことにより、同じ動きを実行しようとした場合でも姿勢
状態又は周囲の状態による影響を受けるため、偶然の要
素を取り込んで効果表現することができる。例えば同じ
動きを行う場合でも、姿勢状態又は床面の凹凸の有無に
よつて、ある場合は何の問題も無く行動でき、またある
場合は不安定な動きになるという結果が生じる。またセ
ンサ信号S6に乱数信号S18又はS19を加算するこ
とでこうした動きを実現しているため、どのような姿勢
又は動作の場合でも、そうした姿勢又は動作に応じた効
果表現を行い得る。
【0055】さらに、このような反動や衝撃を模倣した
動きを表現する場合でも、実際にこうした反動や衝撃が
加えられるわけでは無いため、反動及び衝撃により損傷
が生じることが無く同じロボツト装置1を何度でも使用
でき、コストの増加を防止することができる。
【0056】以上の構成によれば、制御信号S11又は
被弾信号S13をスイツチ33又は35の切換え信号と
して用いて、武器発射時又は被弾時に、信号生成部34
又は36が生成する乱数信号S18又はS19をセンサ
信号S6に加算してコントロール部23に送出するよう
にしたことにより、雑音成分が加算された姿勢情報に基
づいて姿勢状態を判別することで、コントロール部23
に姿勢状態を意図的に誤認識させることができ、誤認識
した姿勢状態に基づいて各関節部の駆動を行うことによ
り、武器発射時の反動又は被弾時の衝撃を模倣して擬似
的に効果表現する動きを得ることができ、かくするにつ
き、より現実的な効果表現を実現し得る。
【0057】(3)第3実施例 図3との対応部分に同一符号を付して示す図6におい
て、40は運動制御部を示し、上述したロボツト装置1
(図1)に配されている。運動制御部40は基本構成で
なる運動制御部9(図3)にパラメータ切換え部41、
メモリ42及び43を追加した構成でなり、自律行動処
理部2(図1)から与えられる動作命令信号S7をコン
トロール部23に入力すると共に姿勢情報を表すセンサ
信号S6を入力する。ここでパラメータ切換え部41の
入力側である一方の各端子部には制御パラメータS1
7、メモリ42から読み出されるパラメータS20、メ
モリ43から読み出されるパラメータS21がそれぞれ
入力されている。武器発射時又は被弾時以外の場合、パ
ラメータ切換え部41は出力側の端子と制御パラメータ
S17を入力する端子とを接続しており、制御パラメー
タS17をそのままサーボ部24に供給する。
【0058】コントロール部23は動作命令信号S7及
びセンサ信号S6に基づき、各関節がとるべき角度を決
定する。コントロール部23は決定した関節角度を示す
角度指示信号S16をサーボ部24に送出する。なお、
コントロール部23は与えられたセンサ信号S6を自律
行動処理部2に供給している。サーボ部24は角度指示
信号S16を入力すると共に現状の関節部の角度をセン
サ12(図3)から供給されるセンサ信号S10によつ
て検出する。サーボ部24はセンサ信号S10に基づ
き、角度指示信号S16で示される角度に関節部を駆動
するための電流値を算出し、得られた電流値でなる制御
信号S9をアクチユエータ11に供給して関節部を駆動
する。サーボ部24はサーボの感度や時定数等を決定す
る制御パラメータS17を用いて上述の電流値を算出す
る。
【0059】一方、武器発射時、ロボツト装置1は武器
制御部10から送出する制御信号S11を運動制御部4
0に供給する。運動制御部40は制御信号S11をパラ
メータ切換え部41に入力する。パラメータ切換え部4
1は制御信号S11の入力に応じて、パラメータS20
が入力されている入力側端子と出力側端子とを接続する
ようにスイツチを切り換える。これによりメモリ42か
ら読み出されるパラメータS20は、パラメータ切換え
部41のスイツチを介してサーボ部24に供給される。
なお、パラメータ切換え部41はパラメータS20が入
力されている入力側端子に接続を切り換えて一定時間が
経過した後、スイツチの接続を制御パラメータS17が
入力される端子と接続するように切り換える。サーボ部
24はパラメータS20を係数として用いることによ
り、コントロール部23から与えられた角度指示信号S
16に応じてアクチユエータ11に供給する電流値を算
出し、得られた電流値でなる制御信号S9をアクチユエ
ータ11に供給して関節部を駆動する。ここでパラメー
タS20は制御パラメータS17に換えて用いられる係
数であり、制御パラメータS17による係数の値を適当
に変更した値である。
【0060】また被弾時、ロボツト装置1は命中判定部
15から送出する被弾信号S13を運動制御部40に供
給する。運動制御部40は被弾信号S13をパラメータ
切換え部41に入力する。パラメータ切換え部41は被
弾信号S13の入力に応じて、パラメータS21が入力
されている入力側端子と出力側端子とを接続するように
スイツチを切り換える。これによりメモリ43から読み
出されるパラメータS21は、パラメータ切換え部41
のスイツチを介してサーボ部24に供給される。なお、
パラメータ切換え部41はパラメータS21が入力され
ている入力側端子に接続を切り換えて一定時間が経過し
た後、スイツチの接続を制御パラメータS17が入力さ
れる端子と接続するように切り換える。サーボ部24は
パラメータS21を係数として用いることにより、コン
トロール部23から与えられた角度指示信号S16に応
じてアクチユエータ11に供給する電流値を算出し、得
られた電流値でなる制御信号S9をアクチユエータ11
に供給して関節部を駆動する。ここでパラメータS21
は制御パラメータS17に換えて用いられる係数であ
り、制御パラメータS17による係数の値を適当に変更
した値である。
【0061】このようにロボツト装置1は、武器発射時
又は被弾時に制御信号S11又は被弾信号S13を切換
え信号として用い、パラメータ切換え部41の出力側端
子と入力側端子との接続を切り換えて、制御パラメータ
S17に換えてパラメータS20又はパラメータS21
をサーボ部24に供給してアクチユエータ11に送出す
る電流値を算出することにより、関節部等の機械的特性
に適合しない係数に基づいて算出された電流値でなる制
御信号S11をアクチユエータ11に供給するようにな
されている。
【0062】以上の構成において、攻撃を行つた場合、
武器制御部10が送出する制御信号S11がパラメータ
切換え部41に入力される。制御信号S11は切換え信
号として用いられ、パラメータ切換え部41の出力側端
子を、メモリ42から読み出されるパラメータS20が
入力される入力側端子と接続するように接続を切り換え
る。これによりパラメータS20はパラメータ切換え部
41を介してサーボ部24に入力される。ここでパラメ
ータS20は制御パラメータS17と異なる値の係数値
であり、関節部等の機械的特性に適合しない係数であ
る。サーボ部24は、このようなパラメータS20に基
づいてアクチユエータ11に送出する電流値を算出し、
得られた電流値でなる制御信号S11をアクチユエータ
11に供給する。
【0063】また被弾した場合、命中判定部15が送出
する被弾信号S13がパラメータ切換え部41に入力さ
れる。被弾信号S13は切換え信号として用いられ、パ
ラメータ切換え部41の出力側端子を、メモリ43から
読み出されるパラメータS21が入力される入力側端子
と接続するように接続を切り換える。これによりパラメ
ータS21はパラメータ切換え部41を介してサーボ部
24に入力される。ここでパラメータS21は制御パラ
メータS17と異なる値の係数値であり、関節部等の機
械的特性に適合しない係数である。サーボ部24は、こ
のようなパラメータS21に基づいてアクチユエータ1
1に送出する電流値を算出し、得られた電流値でなる制
御信号S11をアクチユエータ11に供給する。
【0064】このようにロボツト装置1は、武器発射時
又は被弾時、制御パラメータS17に換えて、関節部等
の機械的特性に適合しない係数であるパラメータS20
又はS21をサーボ部24に供給するようにしたことに
より、関節部等の駆動の際に振動や突発的な動きを意図
的に生じさせることができ、またパラメータの切換え時
でも駆動電流値を算出する係数が突然切り換わるため、
駆動部に衝撃的な動きを発生させることができる。これ
によりロボツト装置1は、武器発射時の反動や被弾時の
衝撃を模倣した動きを行つてこれらの効果を擬似的に表
現することができ、従来のような音響や画像のみの効果
表現に比して、より現実的な効果表現を実現することが
できる。こうした効果表現は、制御パラメータS17の
値を変更したパラメータS20及びS21により実現し
得るため、予め反動や衝撃による運動パターンを形成し
ておく必要は無く、容易に実現することができる。さら
に各関節部を駆動するアクチユエータを制御するための
パラメータを変更することで効果表現を実現しているた
め、各関節部毎に衝撃運動のパターンを容易に変更する
ことができる。
【0065】また武器の発射時又は被弾時にアクチユエ
ータ11に供給する電流値を算出するための係数を関節
部等の機械的特性に適合しない係数とするようにしたこ
とにより、どのような姿勢又は動作の場合でも、そうし
た姿勢又は動作に応じた効果表現を行い得ると共に、同
じ動きを実行しようとした場合でも姿勢状態又は周囲の
状態、さらにダメージの大小による影響を受けるため、
偶然の要素を取り込んで効果表現することができる。例
えば同じ動きを行う場合でも、姿勢状態又は床面の凹凸
の有無によつて、ある場合は何の問題も無く行動でき、
またある場合は不安定な動きになり、またダメージが大
きい場合は被弾により転倒してしまうという結果が生じ
る。
【0066】さらに、このような反動や衝撃を模倣した
動きを表現する場合でも、実際にこうした反動や衝撃が
加えられるわけでは無いため、反動及び衝撃により損傷
が生じることが無く同じロボツト装置1を何度でも使用
でき、コストの増加を防止することができる。
【0067】以上の構成によれば、武器発射時又は被弾
時に制御信号S11又は被弾信号S13を切換え信号と
して用い、パラメータ切換え部41の接続を切り換えて
制御パラメータS17に換えて、関節部等の機械的特性
に適合しない係数であるパラメータS20又はS21を
サーボ部24に供給し、こうした係数によつて関節部の
駆動を制御するようにしたことにより、武器発射時の反
動又は被弾時の衝撃及びダメージを模倣して擬似的に効
果表現する動きを得ることができ、かくするにつき、よ
り現実的な効果表現を実現し得る。
【0068】(4)第4実施例 図3との対応部分に同一符号を付して示す図7におい
て、50は運動制御部を示し、上述したロボツト装置1
(図1)に配されている。運動制御部50は基本構成で
なる運動制御部9(図3)に、コントロール部23及び
自律行動処理部2(図1)と接続されたメモリ51を追
加した構成でなる。
【0069】ロボツト装置1は自律行動処理部2から送
出する動作命令信号S7をコントロール部23に入力す
ると共に、姿勢情報を表すセンサ信号S6をコントロー
ル部23に入力する。ここで運動制御部50に配された
メモリ51には関節部の最大運動速度及び最大駆動角度
を表すテーブルデータS22が予め記憶されてコントロ
ール部23に供給されており、コントロール部23は動
作命令信号S7及びセンサ信号S6に基づき、各関節が
とるべき角度及び駆動速度をテーブルデータS22で示
されている最大運動速度及び最大駆動角度の範囲内で決
定する。コントロール部23は決定した関節角度及び運
動速度を示す角度指示信号S16をサーボ部24に送出
する。なお、コントロール部23は与えられたセンサ信
号S6を自律行動処理部2に送出している。
【0070】サーボ部24は角度指示信号S16を入力
すると共に現状の関節部の角度をセンサ12(図3)か
ら供給されるセンサ信号S10によつて検出する。サー
ボ部24はセンサ信号S10に基づき、角度指示信号S
16で示される角度及び駆動速度で関節部を駆動するた
めの電流値を算出し、得られた電流値でなる制御信号S
9をアクチユエータ11に供給して関節部を駆動する。
サーボ部24はサーボの感度や時定数等を決定する制御
パラメータS17を用いて上述の電流値を算出する。
【0071】対戦相手からの攻撃を受けて被弾した場
合、命中判定部15は自律行動処理部2に被弾信号S1
3を送出する。自律行動処理部2は被弾信号S13に基
づいて攻撃を受けた部位、及び攻撃により受けたダメー
ジを判定する。自律行動処理部2は判定により得られた
ダメージ量に応じて、被弾した関節部の最大運動速度及
び最大駆動角度を、当初メモリ51に設定されている値
に比して小さい値で新たに決定する。自律行動処理部2
は、こうして決定した新たな関節部の最大運動速度及び
最大駆動角度を示す書換え信号S23をメモリ51に送
出する。メモリ51は書換え信号S23によつて、関節
部の最大運動速度及び最大駆動角度を表すテーブルデー
タS22が新たな値に書き換えられ、以降はこうして書
き換えられたテーブルデータS22をコントロール部2
2に供給する。このようにロボツト装置1は受けたダメ
ージ量に応じて、メモリ51に設定されている関節部の
最大運動速度及び最大駆動角度を表すテーブルデータS
22を更新して、当該最大運動速度及び最大駆動角度の
範囲内で関節部を駆動する。
【0072】以上の構成において、メモリ51に記憶さ
れている関節部の最大運動速度及び最大駆動角度を表す
テーブルデータS22はコントロール部23に供給さ
れ、コントロール部23はこの範囲内で各関節がとるべ
き角度及び駆動速度を決定し、サーボ部24に角度指示
信号S16を送出している。対戦相手からの攻撃を受け
た場合、センサ14から送出されるセンサ信号S12は
命中判定部15に入力され、攻撃が命中したか否かが判
定される。攻撃が命中したと判定された場合、命中判定
部15から被弾信号S13が自律行動制御部2に供給さ
れる。自律行動処理部2は被弾信号S13に基づきダメ
ージ量及び被弾部位を判定し、被弾した関節部の最大運
動速度及び最大駆動角度を当初メモリ51に設定されて
いる値に比して小さい値で新たに決定する。こうして決
定された値を示す書換え信号S23は自律行動処理部2
から送出される。メモリ51内のテーブルデータS22
は書換え信号S23に示された値に書き換えられ、コン
トロール部23により制御される関節部は更新された新
たなテーブルデータS22の範囲内で駆動が制御され
る。
【0073】このように運動制御部50は、メモリ51
に記憶されている関節部の最大運動速度及び最大駆動角
度を規定するテーブルデータS22を、受けたダメージ
量に応じて自律行動処理部2が送出する書換え信号S2
3によつてより小さな値に書き換え、コントロール部2
3に当該更新されたテーブルデータS22を供給するこ
とにより、ダメージ量に応じて限定された運動速度及び
駆動角度で関節部の駆動を制御するようになされてい
る。これにより運動制御部50は被弾により受けたダメ
ージによる機能低下を模倣して関節部を駆動することが
でき、従来のような音響や画像のみの効果表現に比し
て、より現実的な効果表現を実現することができる。被
弾によるダメージを模倣した動きはテーブルデータS2
2の値を変更することによりなされるため、簡易な構成
でかつ容易に表現し得る。また関節部の運動速度及び駆
動角度を制限するのみであるため、即座に転倒又は行動
不可能になり得ず、ダメージを受けながらも対戦を続行
し得る。さらにダメージ量に応じて制限する運動速度及
び駆動角度の変位量を変えることにより、機能低下を模
倣する動きをどのようにも設定し得る。
【0074】また武器の発射時又は被弾時の運動パター
ンを関節部の最大運動速度及び最大駆動角度を限定する
ことで機能低下を表現するようにしたことにより、同じ
動きを実行しようとした場合でも姿勢状態又は周囲の状
態、さらにダメージの大小による影響を受けるため、偶
然の要素を取り込んで効果表現することができる。例え
ば同じ動きを行う場合でも、姿勢状態又は床面の凹凸の
有無によつて、ある場合は何の問題も無く行動でき、ま
たある場合は不安定な動きになり、またダメージが大き
い場合は被弾により転倒してしまうという結果が生じ
る。またどのような姿勢又は動作の場合でも、そうした
姿勢又は動作に応じた効果表現を行い得る。さらに、こ
のような機能低下を模倣した動きを表現する場合でも実
際に損傷を受けて機能低下するわけでは無く、再度対戦
を行う場合にはテーブルデータS22の値を初期値に戻
すことにより同じロボツト装置1を何度でも使用でき、
コストの増加を防止することができる。
【0075】以上の構成によれば、関節部の最大運動速
度及び最大駆動角度を規定するテーブルデータS22を
記憶したメモリ51を配した運動制御部50を設けて、
被弾時、自律行動処理部2から書換え信号S23を送出
してテーブルデータS22の値をダメージ量に応じたよ
り小さい値に更新することにより、関節部の運動速度及
び駆動角度をダメージ量に応じて限定し得、ダメージに
よる機能低下を模倣して擬似的に効果表現する動きを実
現し得る。かくするにつき、攻撃を受けたことによる効
果をより現実的に表現することができる。
【0076】(5)第5実施例 図3との対応部分に同一符号を付して示す図8におい
て、60は運動制御部を示し、上述したロボツト装置1
(図1)に配されている。運動制御部60は基本構成で
なる運動制御部9(図3)のサーボ部24に制御パラメ
ータS17を供給するメモリを自律行動処理部2と接続
した構成でなる。
【0077】ロボツト装置1は自律行動処理部2から与
えられる動作命令信号S7をコントロール部23に入力
すると共に、姿勢情報を表すセンサ信号S6をコントロ
ール部23に入力する。コントロール部23は動作命令
信号S7及びセンサ信号S6に基づき、各関節がとるべ
き角度及び駆動速度を決定する。コントロール部23は
決定した関節角度及び運動速度を示す角度指示信号S1
6をサーボ部24に送出する。なお、コントロール部2
3は与えられたセンサ信号S6を自律行動処理部2に送
出している。
【0078】サーボ部24は角度指示信号S16を入力
すると共に現状の関節部の角度をセンサ12(図3)か
ら供給されるセンサ信号S10によつて検出する。サー
ボ部24はセンサ信号S10に基づき、角度指示信号S
16で示される角度及び駆動速度で関節部を駆動するた
めの電流値を算出し、得られた電流値でなる制御信号S
9をアクチユエータ11に供給して関節部を駆動する。
ここでサーボ部24にはメモリ61から制御パラメータ
S17が供給されており、サーボの感度や時定数等を決
定するために、駆動部の機械的特性に応じた係数として
設定されている。サーボ部24はこの係数を用いて上述
の電流値を算出することにより、関節部の駆動が滑らか
になるように制御している。
【0079】対戦相手からの攻撃を受けて被弾した場
合、命中判定部15は自律行動処理部2に被弾信号S1
3を送出する。自律行動処理部2は被弾信号S13に基
づいて攻撃を受けた部位、及び攻撃により受けたダメー
ジを判定する。自律行動処理部2は判定により得られた
ダメージ量に応じて、書換え信号S24をメモリ61に
送出して制御パラメータS17の値を他の値に書き換え
る。ここで新たに書き換えられる制御パラメータS17
の値は駆動部の機械的特性に適合しない値であり、受け
たダメージ量が大きい程、制御パラメータS17の初期
値との差分が大きな値に更新される。以降、メモリ61
は書換え信号S24によつて書き換えられた値でなる制
御パラメータS17をコントロール部22に供給する。
このようにロボツト装置1は受けたダメージ量に応じ
て、メモリ61に設定されている制御パラメータS17
の値を他の値に更新して、更新された当該制御パラメー
タS17に基づいてアクチユエータ11に供給する電流
値を算出し、これにより関節部を駆動する。
【0080】以上の構成において、メモリ61に記憶さ
れている制御パラメータS17はサーボ部24に供給さ
れ、サーボ部24は制御パラメータS17の値を係数と
して用いることによりアクチユエータ11を角度指示信
号S16に応じた角度だけ駆動する電流値を算出してい
る。対戦相手からの攻撃を受けた場合、センサ14から
送出されるセンサ信号S12は命中判定部15に入力さ
れ、攻撃が命中したか否かが判定される。攻撃が命中し
たと判定された場合、命中判定部15から被弾信号S1
3が自律行動制御部2に供給される。自律行動処理部2
は被弾信号S13に基づきダメージ量を判定し、制御パ
ラメータS17の値を当初メモリ61に設定されている
値に比して関節部の機械的特性に適合しない他の値で新
たに決定する。こうして決定された値を示す書換え信号
S24は自律行動処理部2から送出される。メモリ61
内の制御パラメータS17は書換え信号S24に示され
た値に書き換えられ、サーボ部24により制御される関
節部は更新された新たな制御パラメータS17の値に基
づき算出される電流値により駆動が制御される。このた
めサーボ部24は例えばサーボの感度が高すぎて駆動が
安定せずに振動を生じたり、時定数が大きすぎて外力に
対する反応が遅くなつたりと、動きを意図的に阻害する
ように関節部の駆動を制御する。
【0081】これにより運動制御部60は被弾により受
けたダメージによる機能低下を模倣して関節部を駆動す
ることができ、従来のような音響や画像のみの効果表現
に比して、より現実的な効果表現を実現することができ
る。被弾によるダメージを模倣した動きは制御パラメー
タS17の値を変更することによりなされるため、基本
構成(図3)に追加する構成を最小にすることで実現で
き、簡易な構成でかつ容易に表現し得る。
【0082】また関節部を駆動する際にアクチユエータ
11に供給する電流値を算出するための係数である制御
パラメータS17の値を変更することで機能低下を表現
するようにしたことにより、同じ動きを実行しようとし
た場合でも姿勢状態又は周囲の状態、さらにダメージの
大小による影響を受けるため、偶然の要素を取り込んで
効果表現することができる。例えば同じ動きを行う場合
でも、姿勢状態又は床面の凹凸の有無によつて、ある場
合は何の問題も無く行動でき、またある場合は不安定な
動きになり、またダメージが大きい場合は被弾により転
倒してしまうという結果が生じる。またどのような姿勢
又は動作の場合でも、そうした姿勢又は動作に応じた効
果表現を行い得る。さらに、このような機能低下を模倣
した動きを表現する場合でも実際に損傷を受けて機能低
下するわけでは無く、再度対戦を行う場合には制御パラ
メータS17の値を初期値に戻すことにより同じロボツ
ト装置1を何度でも使用でき、コストの増加を防止する
ことができる。
【0083】以上の構成によれば、被弾時、受けたダメ
ージ量に応じて自律行動処理部2から書換え信号S24
をメモリ61に送出して、メモリ61に記憶されている
制御パラメータS17の値を、関節部の機械的特性に適
合しない他の値に書き換えるようにしたことにより、関
節部の駆動を意図的に阻害して機能低下を模倣した動き
を実現することができ、かくするにつき、簡易な構成
で、攻撃を受けたことによる効果をより現実的に表現す
ることができる。
【0084】(6)他の実施例 なお上述の第1〜第5実施例においては、自律行動処理
部2(図1)により自律的に行動を決定するロボツト装
置1に運動制御部25、30、40、50又は60を設
けた場合について述べたが、本発明はこれに限らず、外
部から与えられる指示命令に従つて行動を実行するロボ
ツト装置20(図2)に適用してもよい。
【0085】また上述の第1実施例においては、発射反
動パターンメモリ27と被弾衝撃パターンメモリ28と
を別々に設けた運動制御部25の場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、例えばメモリを1つだけ設
けるようにしてもよい。すなわち武器発射時の反動及び
被弾時の衝撃による運動パターンを1つのパターンで兼
用して1つのメモリに記憶すると共に、制御信号及び被
弾信号をともに当該メモリに読出し信号として与えるよ
うにする。これにより構成をより簡易にすることができ
る。
【0086】また上述の第1実施例においては、アクチ
ユエータ11及びサーボ部24でなる1組に1つ、発射
反動パターンメモリ27と被弾衝撃パターンメモリ28
とを設けた場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、例えば複数のアクチユエータ及びサーボ部で発射反
動パターンメモリと被弾衝撃パターンメモリとを共有し
て用いるようにし、各アクチユエータに同一の反動及び
衝撃運動をさせるようにしてもよい。
【0087】さらに上述の第1〜第5実施例において
は、脚部の各関節部に設けたアクチユエータ11を駆動
することによつて移動を行うロボツト装置1の場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、例えば脚部に換
えて車輪を設け、当該車輪を回転駆動することにより移
動するようにしてもよい。
【0088】また上述の第1〜第5実施例においては、
脚部に設けた関節部を駆動するアクチユエータ11及び
駆動状態を検出するセンサ12、武器13、対戦相手か
らの攻撃を検出するセンサ14、姿勢状態を検出するセ
ンサ8等がそれぞれ1つづつ配されたロボツト装置1の
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、これら
の構成を複数設けるようにしてもよい。
【0089】また上述の第1〜第5実施例においては、
姿勢センサ8として方位角センサ及び上下方向センサを
配した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
例えば回転角速度センサを設けてもよい。
【0090】また上述の第2実施例においては、それぞ
れ異なる乱数信号S18及びS19を生成する信号生成
部34及び36を設けて、武器発射時、被弾時に応じて
異なるランダムパターンをセンサ信号S6に加算する運
動制御部30の場合について述べたが、本発明はこれに
限らず、例えば武器発射時、被弾時に関わらず、同一の
乱数信号をセンサ信号に加算するようにしてもよい。
【0091】また上述の第2実施例においては、姿勢セ
ンサ8に配された方位角センサ、上下方向センサに武器
発射時、被弾時のそれぞれに応じて乱数信号S18又は
乱数信号S19を加算する運動制御部30の場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、例えば各センサ毎
にそれぞれ信号生成部を設けて、それぞれのセンサに応
じた乱数信号を加算するようにしてもよい。
【0092】さらに上述の第2実施例においては、姿勢
センサ8に配された方位角センサ、上下方向センサ共に
乱数信号S18又は乱数信号S19を加算する運動制御
部30の場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、例えば一部のセンサのみに乱数信号を加算するよう
にしてもよい。
【0093】また上述の第3実施例においては、武器発
射時の反動を模倣した動きを実現するためのパラメータ
S20と、被弾時の衝撃を模倣した動きを実現するため
のパラメータS21とを別々に設けた運動制御部40の
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば
制御パラメータと切り換えるパラメータを1つだけ用意
しておき、当該パラメータを兼用して武器発射時の反動
及び被弾時の衝撃を模倣した動きを実現するようにして
もよい。
【0094】さらに上述の第3実施例においては、アク
チユエータ11及びサーボ部24でなる1組についてパ
ラメータS20及びS21を記憶したメモリ42及び4
3を設けた場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、例えば複数のアクチユエータ及びサーボ部で1組の
パラメータS20及びS21を共有するようにしてもよ
い。
【0095】また上述の第4実施例においては、関節部
の最大運動速度及び最大駆動角度を記憶したメモリ51
を設けて、被弾した際に最大運動速度及び最大駆動角度
をダメージ量に応じた値に更新するようになされたロボ
ツト装置1の場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、例えば車輪駆動によるロボツト装置の場合に、最
大運動速度及び最大駆動角度に換えて、車輪部の最大回
転速度を設定するようにしてもよい。これにより車輪駆
動により移動するロボツト装置の場合でも、ダメージ量
に応じた動きを模倣して機能低下を表現した動きを実現
することができる。
【0096】また上述の第4実施例においては、メモリ
51に設定された関節部の最大運動速度及び最大駆動角
度をダメージ量に応じた値に更新することにより機能低
下を表現した動きを実現するロボツト装置1の場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、例えば最大運動
速度及び最大駆動角度を小さくするだけで無く、時間経
過に応じて一度に又は少しづつ、大きくするように更新
してもよい。これによりロボツト装置は時間経過に伴う
機能回復を表現することができる。
【0097】さらに上述の第4実施例においては、メモ
リ51に関節部の最大運動速度及び最大駆動角度を表す
テーブルデータS22の値を1つ設定しておき、コント
ロール部23から角度指示信号S16を送出してサーボ
部24に供給し、サーボ部24によつて1つの関節部を
駆動制御する場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、例えばコントロール部によつて複数の関節部を制
御する場合、メモリに複数の関節部についてのテーブル
データを記憶しておき、被弾した部位のテーブルデータ
のみを更新するようにしてもよい。
【0098】また上述の第4実施例においては、メモリ
51に関節部の最大運動速度及び最大駆動角度を表すテ
ーブルデータS22を記憶しておき、被弾した際にテー
ブルデータS22の値を書き換えることにより、攻撃に
より受けたダメージ量に応じて関節部の最大運動速度及
び最大駆動角度を限定する場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、例えば関節部の最大運動速度又は最
大駆動角度の一方のみをメモリに記憶するようにしても
よい。
【0099】また上述の第5実施例においては、メモリ
61に設定された制御パラメータS17の値をダメージ
量に応じて更新することにより機能低下を表現した動き
を実現するロボツト装置1の場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、例えば制御パラメータの値を小さ
くするだけで無く、時間経過に応じて一度に又は少しづ
つ、大きくするように更新してもよい。これによりロボ
ツト装置は時間経過に伴う機能回復を表現することがで
きる。
【0100】さらに上述の第5実施例においては、アク
チユエータ11及びサーボ部24でなる1組について制
御パラメータS17を記憶したメモリ61を1つ設けた
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば
1つのメモリから送出する制御パラメータを複数のアク
チユエータ及びサーボ部で共有して用いるようにしても
よい。
【0101】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、外部又は
内部から与えられる動作指令と、予め記憶及び又は外部
から与えられる第1のパラメータとに基づいて可動部を
駆動制御する制御手段と、外部からの擬似的攻撃を検出
する検出手段と、検出手段の出力に基づいて擬似的攻撃
が命中したか否かを判定する判定手段とを設け、判定手
段が擬似的攻撃が命中したと判定した場合、第1のパラ
メータと異なる第2のパラメータに基づいて可動部を駆
動制御するようにしたことにより、被弾時の衝撃及び受
けたダメージによる機能低下を模倣して可動部を駆動制
御することができ、かくするにつき、被弾及び損傷によ
る効果を表す動きを模倣して、より現実的に効果表現し
得る。
【0102】また本発明によれば、外部又は内部から与
えられる動作指令と、予め記憶及び又は外部から与えら
れる第1のパラメータとに基づいて可動部を駆動制御す
る制御手段と、擬似的攻撃を行う攻撃手段と、攻撃手段
に攻撃指令を与えて駆動する攻撃制御手段とを設けて、
攻撃制御手段が攻撃手段を駆動した場合、第1のパラメ
ータと異なる第2のパラメータに基づいて可動部を駆動
制御するようにしたことにより、発射時の反動により生
じる衝撃を模倣して可動部を駆動制御することができ、
かくするにつき、攻撃による効果を表す動きを模倣し
て、より現実的に効果表現し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例によるロボツト装置の全体
構成を示すブロツク図である。
【図2】本発明の第1実施例によるロボツト装置の全体
構成を示すブロツク図である。
【図3】運動制御部の基本構成、及びロボツト装置の入
力系、出力系の説明に供するブロツク図である。
【図4】第1実施例による運動制御部の構成を示すブロ
ツク図である。
【図5】第2実施例による運動制御部の構成を示すブロ
ツク図である。
【図6】第3実施例による運動制御部の構成を示すブロ
ツク図である。
【図7】第4実施例による運動制御部の構成を示すブロ
ツク図である。
【図8】第5実施例による運動制御部の構成を示すブロ
ツク図である。
【符号の説明】
1、20……ロボツト装置、2……自律行動処理部、3
……カメラ、4……画像処理部、5……マイク、6……
音声処理部、7……スピーカ、8……姿勢センサ、9、
25、30、40、50、60……運動制御部、10…
…武器制御部、11……アクチユエータ、12、14…
…センサ、13……武器、15……命中判定部、21…
…インターフエイス、22……リモコン、23……コン
トロール部、24……サーボ部、26……パターン切換
え部、27……発射反動パターンメモリ、28……被弾
衝撃パターンメモリ、31、32……加算部、33、3
5……スイツチ、34、36……信号生成部、41……
パラメータ切換え部、42、43、51、61……メモ
リ。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部又は内部から与えられる動作指令と、
    予め記憶及び又は外部から与えられる第1のパラメータ
    とに基づいて可動部を駆動制御する制御手段と、 外部からの擬似的攻撃を検出する検出手段と、 上記検出手段の出力に基づいて上記擬似的攻撃が命中し
    たか否かを判定する判定手段とを具え、 上記制御手段は、 上記判定手段が上記擬似的攻撃が命中したと判定した場
    合、上記第1のパラメータと異なる第2のパラメータに
    基づいて上記可動部を駆動制御することを特徴とするロ
    ボツト装置。
  2. 【請求項2】上記第1のパラメータは上記可動部の目標
    角度でなり、 上記制御手段は、 所定のパラメータ値でなる被弾衝撃パラメータを記憶し
    た記憶手段と、 上記判定手段が上記擬似的攻撃が命中したと判定した場
    合、上記第1のパラメータに上記被弾衝撃パラメータを
    加算することにより上記第2のパラメータを生成するパ
    ラメータ変更手段とを具えることを特徴とする請求項1
    に記載のロボツト装置。
  3. 【請求項3】上記第1のパラメータは姿勢検出手段の検
    出結果である姿勢情報を示し、 上記制御手段は、 乱数パラメータを生成する乱数発生手段と、 上記判定手段が上記擬似的攻撃が命中したと判定した場
    合、上記第1のパラメータに上記乱数パラメータを加算
    して上記第2のパラメータを生成するパラメータ変更手
    段とを具えることを特徴とする請求項1に記載のロボツ
    ト装置。
  4. 【請求項4】上記第1のパラメータは上記可動部の駆動
    の際になされる演算処理に用いられる所定の係数であ
    り、 上記制御手段は、 上記第2のパラメータを記憶した記憶手段と、 上記判定手段が上記擬似的攻撃が命中したと判定した場
    合、上記第2のパラメータを読み出すパラメータ切換え
    手段とを具えることを特徴とする請求項1に記載のロボ
    ツト装置。
  5. 【請求項5】上記第1のパラメータは上記可動部の最大
    運動速度及び又は最大可動範囲を示す上限パラメータで
    あり、 上記制御手段は、 上記第1のパラメータを記憶した記憶手段と、 上記判定手段が上記擬似的攻撃が命中したと判定した場
    合、当該擬似的攻撃に基づく仮想的なダメージ量を算出
    して、上記第1のパラメータを上記ダメージ量に応じた
    値でなる上記第2のパラメータに更新するパラメータ更
    新手段とを具えることを特徴とする請求項1に記載のロ
    ボツト装置。
  6. 【請求項6】上記第1のパラメータは上記可動部の駆動
    の際になされる演算処理に用いられる所定の係数であ
    り、 上記制御手段は、 上記判定手段が上記擬似的攻撃が命中したと判定した場
    合、当該擬似的攻撃に基づく仮想的なダメージ量を算出
    して、上記第1のパラメータを上記ダメージ量に応じた
    値でなる上記第2のパラメータに更新するパラメータ更
    新手段とを具えることを特徴とする請求項1に記載のロ
    ボツト装置。
  7. 【請求項7】外部又は内部から与えられる動作指令と、
    予め記憶及び又は外部から与えられる第1のパラメータ
    とに基づいて可動部を駆動制御する制御手段と、 擬似的攻撃を行う攻撃手段と、 上記攻撃手段に攻撃指令を与えて駆動する攻撃制御手段
    とを具え、 上記制御手段は、 上記攻撃制御手段が上記攻撃手段を駆動した場合、上記
    第1のパラメータと異なる第2のパラメータに基づいて
    上記可動部を駆動制御することを特徴とするロボツト装
    置。
  8. 【請求項8】上記第1のパラメータは上記可動部の目標
    角度でなり、 上記制御手段は、 所定のパラメータ値でなる発射反動パラメータを記憶し
    た記憶手段と、 上記攻撃制御手段が上記攻撃手段を駆動した場合、上記
    第1のパラメータに上記発射反動パラメータを加算する
    ことにより上記第2のパラメータを生成するパラメータ
    変更手段とを具えることを特徴とする請求項7に記載の
    ロボツト装置。
  9. 【請求項9】上記第1のパラメータは姿勢検出手段の検
    出結果である姿勢情報を示し、 上記制御手段は、 乱数パラメータを生成する乱数発生手段と、 上記攻撃制御手段が上記攻撃手段を駆動した場合、上記
    第1のパラメータに上記乱数パラメータを加算して上記
    第2のパラメータを生成するパラメータ変更手段とを具
    えることを特徴とする請求項7に記載のロボツト装置。
  10. 【請求項10】上記第1のパラメータは上記可動部の駆
    動の際になされる演算処理に用いられる所定の係数であ
    り、 上記制御手段は、 上記第2のパラメータを記憶した記憶手段と、 上記攻撃制御手段が上記攻撃手段を駆動した場合、上記
    第2のパラメータを読み出すパラメータ切換え手段とを
    具えることを特徴とする請求項7に記載のロボツト装
    置。
JP31274196A 1996-11-08 1996-11-08 ロボツト装置 Abandoned JPH10137439A (ja)

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JP31274196A JPH10137439A (ja) 1996-11-08 1996-11-08 ロボツト装置

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