JPH1013702A - 画像形成装置 - Google Patents
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- JPH1013702A JPH1013702A JP9073903A JP7390397A JPH1013702A JP H1013702 A JPH1013702 A JP H1013702A JP 9073903 A JP9073903 A JP 9073903A JP 7390397 A JP7390397 A JP 7390397A JP H1013702 A JPH1013702 A JP H1013702A
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Abstract
少ない画像を形成できる画像形成装置を提供することを
目的とする。 【解決手段】 作像時に画像エリア外に色補正用の基準
パターンデータに基づいて作成した基準パターンを付加
して画像を作成し(ステップS109、S110)、次
にその画像の読み取りの際に(ステップS103)、読
み取った基準パターンの読み取りデータと、前記色補正
用の基準パターンとに基づいて原稿の読み取りデータの
色補正条件を変更し(ステップS105、S106)、
コピーを行う(ステップS110)。
Description
カラー複写機等のカラー画像形成装置に関する。
においては、コピーにおいて劣化の少ない画像を得るた
め、色補正を行っていた。ところがこの色補正に用いる
色補正値は固定的な値を用いていたためインクフィルム
等の色特性や記録紙の記録濃度特性が変わった場合ある
いは変えた場合には色再現性が損なわれるという問題が
あった。そこで、インクフィルム等の色特性や記録紙の
記録濃度特性が変わった場合でもその変わった特性に応
じて色補正値を補正する技術が特開平2−199964
号公報に開示されている。当該公報に記載されている技
術は、記録紙上に既知の色データに基づいてサンプルパ
ッチ(補正用のパターンのみが印字される。)を生成
し、そのサンプルパッチの色を読み取り、その読み取っ
た色データと既知の色データとを用いて色補正値を変更
するものである。
では、作像装置の再現特性に基づいて色補正値を変更す
るので同一原稿からのコピーの色再現の安定性は向上で
きるものの、原稿をコピーした画像を原稿としてコピー
する工程を何度も繰り返し行う場合、工程を繰り返す毎
に徐々に画像の色や画質等が変化していき、最終的には
最初の原稿の色から大きく異なってしまう場合があっ
た。この現象によると、作像装置が原稿に忠実に色や画
質等を再現するように動作したとしても、トナーの粒状
性や色特性の影響により、コピー画像の色は、原稿画像
と異なるものとなる。色や画質が原稿画像と異なるもの
となったコピー画像をさらにコピーすると、得られるコ
ピー画像の色や画質は、最初の原稿画像のものから大き
く変化したものとなる。この過程を繰り返すほど、最初
の画像の色と得られるコピー画像の色や画質の違いは大
きいものとなる。
ドコピーであっても劣化の少ない画像を形成できる画像
形成装置を提供することを目的とする。
に本発明は、作像時に画像エリア外に色補正用の基準パ
ターンデータに基づいて基準パターンを作成する基準パ
ターン作成手段と、原稿の読み取りの際に、原稿に作成
された基準パターンを検出し読み取る基準パターン読み
取り手段と、読み取った基準パターンの読み取りデータ
と、前記色補正用の基準パターンデータとに基づいて色
補正条件を変更する色補正条件変更手段と、変更した色
補正条件を用いて、前記読み取った原稿データを補正す
る補正手段とを備えたことを特徴とする。
原稿の読み取り画像データに基づいて画像を形成する画
像形成装置であって、作像時に原稿画像と共にMTF補
正用の基準パターンを作成する基準パターン作成手段
と、原稿読み取りの際に上記作成された基準パターンを
読み取る読み取り手段と、基準パターンの読取値と記憶
している基準パターンとの比較結果に基づいてMTF補
正条件を決定するMTF補正条件決定手段と、決定され
たMTF補正条件に基づいて原稿画像データをMTF補
正するMTF補正手段とを備えたことを特徴としてい
る。
像時に少なくともマシンコードを示す基準パターンを作
成する基準パターン作成手段と、原稿の読み取りの際
に、原稿に作成された基準パターンを検出し読み取る基
準パターン読み取り手段と、読み取った基準パターンの
読み取りデータを用いて、その読み取りデータが示すマ
シンコードを判別するマシンコード判別手段と、判別さ
れたマシンコードに基づいて、色補正条件、又は色補正
条件及びMTF補正値を変更する補正条件変更手段と、
変更された前記色補正係数、又は前記色補正係数及び前
記MTF補正値とを用いて、前記読み取った原稿データ
を補正する補正手段とを備えたことを特徴とする。
ジタルフルカラー複写機全体の構成図である。イメージ
リーダ部10では、原稿ガラス16上の原稿はスキャナ
11で露光走査され、CCDセンサ14により光電変換
される。光電変換されることにより読み込まれた画像デ
ータは画像信号処理部によりA/D変換された後、濃度
変換、色補正処理、MTF補正処理などを経て、印刷デ
ータとしてプリンタ部20に送られる。
γ補正の後、D/A変換され露光データとされる。この
露光データに従って、C、M、Y、BKのトナー毎に静
電潜像を形成すべく、プリントヘッド部21に設けられ
たプリントヘッドが駆動され、レーザー光が感光体22
上に照射される。レーザー光の照射により、帯電チャー
ジャー25で均一に帯電された感光体22上に静電潜像
が形成される。その後、C、M、Y、BKの現像器26
の内、選択され感光体22の近接位置に移動された現像
器によって対応する色の現像が行われる。
れてきた用紙は、転写ドラム28上の吸着位置と同期す
るように送り込まれ、吸着手段35によって転写フィル
ム271上に静電的に吸着される。その用紙に、現像さ
れた感光体22上の画像が、転写チャージャー27によ
って転写される。以上のように、読取り、レーザ露光に
よる潜像形成、現像、転写のプロセス動作を色の数だけ
(通常のフルカラー画像形成作成の場合は4回)繰返し
た後、用紙は、転写ドラムから分離され、定着器30に
より画像が定着される。
られており、図2及び図3の制御フローに示す制御を行
う。当該制御フローについては後述する。図4は、ディ
ジタルフルカラー複写機の制御系のブロック図である。
本図は、CCDセンサ14、画像信号処理部120、プ
リントヘッド制御部130a、イメージリーダ制御部1
40、プリンタ制御部130bからなる。 (1−1)画像信号処理部の説明 図5は、図4の画像信号処理部120のブロック図であ
る。当該画像信号処理部120は、CCDセンサ14が
出力された画像データを、A/D変換、濃度変換、色補
正処理、MTF補正処理などを経て、印刷データとして
プリントヘッド制御部130aに出力する。
画像データは、A/D変換部101で3原色R、G、B
の多値ディジタルデータr、g、bに変換される。その
後、シェーディング補正部102でシェーディング補正
され、さらに8ビットデータに規格化された後、濃度変
換部103、パターン判別部104、及び領域判別部1
07に送られる。シェーディング補正は、露光ランプ1
2の照射ムラやCCDセンサ14の感度ムラを解消する
ものであって、スキャン時にプラテン16の端に設置さ
れた白色基準版17(図1)を読み込んで、このときの
読み取った画像データから各画素の乗算比率を決めて内
部メモリに記憶させておき、原稿読み取り時に各画素デ
ータに上記内部メモリに記憶した乗算比率を乗算して補
正するものである。
タが実際の濃度データに変換され、その濃度データが色
補正演算部105及び色補正部106に送られる。すな
わちCCDセンサ14からの出力データは、露光ランプ
12による原稿の反射率と原稿濃度との対応関係は所定
のlog曲線で示されるので、濃度変換部103におい
て当該log変換を行って、CCDセンサ14からの反
射率データを人間の眼から見たリニアな原稿データに変
換する。
読み取りエリアにおける基準パターンの有無及びその基
準パターンの色を判別する。ここで基準パターンは、例
えば図6に示すように、C、M、Y、BK、R、G、B
等の各色の2×3mmのベタ及びハーフトーンのパター
ンである。この基準パターンは、画像が形成される画像
エリア601外に形成されている。当該パターン判別部
104は、例えば内部に有する基準パターンの位置情報
等とシェーディング補正部102から送られてくる8ビ
ットデータが有する位置情報とを付き合わせることによ
り、基準パターンの有無及びその色を判別する。 (1−2)色補正演算部 色補正演算部105は、基準パターンの読み取りデータ
である濃度変換部103からのデータと、基準パターン
の基準となるデータと、パターン判別部104からの判
別結果とを用いて色補正条件を算出し、色補正部106
に送る。基準パターンの基準となるデータは、当該色補
正演算部105が記憶している。この基準パターンの基
準となるデータは、図6に示す基準パターンを印刷する
際に基となるデータである。当該色補正演算部105
は、画像の印刷の際に、当該データをプリントヘッド制
御部130aに送る。
出は、例えば、一次マスキング法を用いることにより行
う。以下、一次マスキング法を用いて説明する。Dr、
Dg、Db:は基準パターンの読み取りデータであり、
Dc、Dm、Dy:は、予め色補正演算部105内に記
憶されている基準パターンの基準となるデータであると
する。
の基準となるデータには、下記のような関係がある。
分かる。
m、Dy)は、予め色補正演算部105内に記憶されて
いる基準パターンの基準となるデータであり、6色
(C、M、Y、R、G、B)分のデータが例えば以下の
ような数値であるとする。
での値をとるとする。上記のような、6色(C、M、
Y、R、G、B)の基準となるデータのデータ値と、こ
のデータ値に基づいて作成された基準パターンからの読
み取りデータとを用いて連立方程式を作り、それらの解
を最小二乗法を用いてマスキング行列であるBを求め
る。
行列Bは、読み取った基準パターン作成時の各色濃度の
変動量(プロセス変動による第一世代コピーの濃度変化
量〓もともとの原稿と第一世代コピー間の色濃度の違
い)を補正するような色補正条件となる。尚、黒色に関
しては、推定された第一世代コピー時の黒濃度変動分を
BP(墨加刷)量、又は黒濃度調整値等に組み入れるた
めに用いる。黒の読み取り値からは、直接に基準パター
ン作成時の黒濃度の変動量が推測できる。
の生成を行うのは、ディジタルカラー再現のために必要
なC、M、Yを重ね合わせて黒を再現しても、各トナー
の分光特性の影響により、鮮明な黒の再現が難しいため
である。そのため、各色の濃度データから予め黒濃度を
求めておいて、この濃度値に基づいてKのトナーを用い
て鮮明な黒色を再現するようにしている。
互に補色の関係にあり、各濃度値はそれぞれ理論的には
等しいはずであるが、実際はスキャン部11に設定され
たフィルタR、G、Bの透過特性とプリンタ部の各トナ
ーC、M、Yの反射特性が、それぞれリニアには変化し
ないので、色再現性が理想に近い特性になるようにさら
に線形補正を加えて両特性をマッチングさせる必要があ
る。
R、G、Bの濃度データ値Dr’、Dg’、Db’に対
し、次の数6で示されるマスキング係数Mを用いて、数
7のマスキング方程式により線形補正を加え、再現色の
濃度データC、M、Yを得る。
の各要素は、上記フィルタの透過性と各トナーの反射特
性によって決定されるものである。また、黒色データK
は、上記墨加刷処理により経験的に求められたものなの
で、特に変換する必要はなく、そのまま濃度データKと
なる。
算出された色補正条件を用い、濃度変換部103からの
濃度データの色補正を行う。またUCR/BP処理、及
びマスキング処理も行い、濃度データをC、M、Y、B
K各色の印刷データに変換する。但し、領域判別部10
7で基準パターンが検出されなかったときは、予めきめ
られた色補正条件を用いて色補正を行う。
部102からの読み取り画像のデータを用いカラー/
黒、エッジ/非エッジ部等の画像領域判別を行う。その
後MTF補正部108は、領域判別部107の判別結果
を用い、色補正部106で色補正されたデータを最適な
スムージング処理又はエッジ強調処理等のMFT補正を
行う。
108でMTF補正されたデータを倍率変更処理する。
カラーバランス部110は、倍率変更処理されたデータ
を濃度、カラーバランス調整して、プリンタ部20に印
刷データとして出力する。図4のプリントヘッド制御部
130aは、印刷の際に図1のレーザ部21を制御す
る。その際、操作者から図6に示す基準パターンを作成
する旨の指示を受けていた場合は、図6の画像エリア6
01外に、画像信号処理部120から送られてくる基準
パターンの印刷データに基づいて基準パターンを作成す
る。
11を制御する。プリンタ制御部130bは、プリンタ
部20の各部を制御するものであって、用紙カセット3
2からの給紙動作、用紙の搬送動作、感光体22の回転
動作、各チャージャへの電荷の供給等の各動作を同期を
とりながら統一的に制御する。 (1−3)ディジタルフルカラー複写機の動作 次に、当該実施の形態1におけるディジタルフルカラー
複写機の動作について、図2及び図3に示す制御フロー
を用いて説明する。
コピーに先立って各種キー入力を受け付ける(ステップ
S101)。各種キー入力は、例えば図7に示す操作パ
ネル18から受け付ける。当該操作パネル18は、LC
Dタッチパネル61を備え、そのLCDタッチパネル6
1には濃度ボタン63や倍率ボタン64や用紙ボタン6
5やジェネレーションボタン66や基準パターンボタン
67が表示されている。ジェネレーションボタン66
は、補正変更許可か否かの指示を受け付ける。補正変更
許可の指示は、ハードコピーのとき色補正演算部105
に色補正変更条件を算出させその条件に従ってコピーを
行わせる指示である。補正変更不許可の指示のときは、
ハードコピーであっても通常の色補正条件に従ってコピ
ーを行わせる指示である。基準パターンボタン67は、
コピーの際に図6に示す基準パターンを作成するか否か
の指示を受けつける。これらのボタン63〜66が操作
者から操作されることにより各種キー入力を受け付け
る。コピー枚数等は、テンキーから入力する。表示部6
2は受け付けたコピー枚数等を表示する。コピースター
トキー68は、コピー開始の指示を受け付ける。当該操
作パネル18は、さらにICカード70、及びICカー
ド挿入部71を備えている。このICカード70には、
コピー枚数やコピー倍率や用紙サイズや補正変更許可等
のデータが予め記憶され、このICカード70をICカ
ード挿入部71に挿入するだけで、ICカード70に記
憶されているデータが読みとられ、前記ボタン63〜6
6及びテンキーからの入力と同様の作用をなす。
ースタートキー68が押されることによりコピー開始の
指示が受け付けられたら(ステップS102)、プレス
キャン処理を行う(ステップS103)。このプレスキ
ャン処理は、図3の制御フローに示すように原稿の本ス
キャンに先立ち行うスキャン処理であり、原稿サイズ
や、基準パターンの有無等を調べる。
ナ11をランプ点灯し、CCDセンサ14をオンし、V
D信号をオンする(ステップS201)。VD信号はC
CDセンサからの信号の出力開始を示す信号である。こ
こで、補正変更許可の指示がステップS101で受け付
けられていれば(ステップS202)、原稿の画像エリ
ア外に基準パターンがあるか否かをCCDセンサ14を
通じてパターン判別部104に判断させる(ステップS
203)。例えば、図6に示すように原稿の画像エリア
601外にC、M、Y、BK、R、G、B等の基準パタ
ーンがあるか否かを判断する。基準パターンがあれば、
当該基準パターンの各色の色をCCDセンサ14に読み
取らす(ステップS204)。読み取られたデータは、
A/D変換部101、シェーディング補正部102、濃
度変換部103を経て、色補正演算部105内に記憶さ
れる(ステップS205)。さらに、ジェネレーション
モードフラグが画像信号処理部120内にセットされ
る。次に、色補正演算部105に色補正演算を行わせる
(ステップS206)。具体的には、当該色補正演算部
105は、読み取られたデータと、予め記憶している基
準パターンの基準となるデータとを用いて色補正条件を
算出する。次に、スキャナ11に原稿のサイズを検出さ
せる(ステップS207)。その後、ランプを消灯し、
スキャナ11をリターンさせる(ステップS208)。
これで、プレスキャン処理は、終了である。
環境センサ等のセンサ入力と、プロセスコントロール動
作(感光体電位の検出、AIDCパターンによるトナー付着
量検出)に基づき、作像時の条件(VO,VB,LD GAIN,γ-T
ABLE etc)をプリントヘッド制御部130a、プリンタ
制御部130bに設定する(ステップS104)。ここ
でAIDCパターンは、トナー付着量の検出のために感光体
に形成された特有の画像パターンである。VOは、感光体
22の表面電位であり、VBは、現像バイアスの電位であ
り、LD GAIN は、レーザー光量である。次に、現在ジェ
ネレーションモードフラグがセットされていれば(ステ
ップS105)、図3のステップS206で算出した色
補正条件を色補正部106にロードし(ステップS10
6)、当該補正条件を用いて、本スキャン動作を含むコ
ピー処理を各色(C、M、Y、BK)毎に行わせる(ス
テップS110、ステップS111)。
がセットされていなければ、制御部100は、標準の色
補正条件を色補正演算部105からロードし、色補正部
106にセットする(ステップS107)。当該セット
された標準の補正条件を用いて、各色毎にコピー動作を
行う(ステップS110、ステップS111)。また、
ステップS101にて、基準パターンを作成する旨の指
示が受け付けられている場合は(ステップS108)、
プリントヘッド制御部130aに基準パターンを作成す
るように指示する(ステップS109)。具体的には、
色補正演算部105に対して基準パターンの基準となる
データをプリントヘッド制御部130aに送るように指
示する。プリントヘッド制御部130aは、画像信号処
理部120から、つまり色補正演算部105から色補正
部106、MTF補正部108、変倍・移動部109、
カラーバランス部110を経て送られてきた基準パター
ンの基準となるデータに基づいて、図6に示すような基
準パターンを画像エリア601外に作成する。この基準
パターンの作成は、通常、オリジナルの原稿から一世代
目のコピーを行う場合のみ行う。一世代目から二世代目
以降のコピーについては、その都度基準パターンを作成
するのではなく、一世代目で作成された基準パターンを
画像の一部と見なしてコピーする。このように基準パタ
ーンのコピーを繰り返すことにより、オリジナルの原稿
からの色再現性の劣化がそのコピーされた基準パターン
を読み取ることより分かる。その読み取った基準パター
ンのデータを用いることによりより適切な色補正ができ
る。以上の動作を一枚毎に繰り返し、所定の枚数だけコ
ピーしたら終了する(ステップS112)。終了と同時
にジェネレーションモードフラグのセットを解除する。
ードコピーの際、原稿の画像エリア外に設けられた基準
パターンを読み取り、その読み取りデータと基準パター
ンの基準となるデータとを比較することにより最適な色
補正条件を算出し、その色補正条件でコピーを行うの
で、ハードコピーであってもより色再現性の良いコピー
を行うことができる。さらに基準パターンが作成された
一世代目のコピーを元にして二世代目、三世代目とハー
ドコピーが繰り返された場合、その一世代目で作成され
た基準パターンも繰り返しコピーされるので、何世代目
のコピーであっても、その基準パターンを読み取ること
によりオリジナル原稿からみた色再現性の劣化が分か
り、その色再現性に応じた色補正を行うことによりハー
ドコピーを繰り返した場合であっても、色再現性の劣化
が少ない色補正ができる。
グ法を用いて色補正条件を決定したが、この一次マスキ
ング法を用いてコピー毎に色補正条件を算出する構成に
限られず、以下の構成であってもよい。色補正演算部1
05は、基準パターンの読み取りデータと、予め当該色
補正演算部105に格納されている図8に示すLUTと
を用いて、予めLUTに格納されている色補正係数を選
択する構成であっても良い。具体的には、以下の手順で
行う。先ず、基準パターンの読み取りデータから、C、
M、Yの各色の濃度と、予め色補正演算部105が記憶
している基準パターンの基準となるデータとを比較し
て、それぞれの色の濃度変動量を算出する。ここでこの
各色濃度変動量は、C、M、Yの単色のパターンから推
定しても良いが、7色以上のパターンから推定する方が
誤差が最小となるのでが望ましい。次に、算出された濃
度変動量に従って、予め図8に示すLUTに格納されて
いる色補正係数を選択する。以下の図8のLUTのテー
ブルの内容を説明する。欄801は、Cの濃度変動量を
示し、同様に欄802は、Mの濃度変動量を示し、欄8
03は、Yの濃度変動量を示す。ここで、各C、M、Y
の濃度変動量は、〜×1、〜×2、〜×3、×3〜の4
段階に分けられている。欄804のBは、求める色補正
係数を示す。この色補正係数は、C、M、Yのそれぞれ
の濃度変動量の組合わせにより一義的に決定する関係に
ある。従って、算出された各C、M、Yの濃度変動量の
値に応じて、対応する色補正係数(B)が選択される。
03)は、プレスキャン処理中に行うのではなく、コピ
ー処理(ステップS110)の開始のときに基準パター
ンを検出する構成であっても良い。この場合は、予め決
められた位置(読み取り開始位置)に原稿をセットする
必要があるという欠点があるものの、プレスキャンを行
わなくてもよいので、ファーストコピー速度が早くなる
という利点がある。 <実施の形態2>次に、本発明の実施の形態2のディジ
タルフルカラー複写機について説明する。当該実施の形
態2のディジタルフルカラー複写機全体の構成図、及び
制御系のブロック図は、それぞれ図1、図4と同様であ
るので説明を省略する。但し、制御部100は、図9及
び図10の制御フローに示す制御を行う。当該制御フロ
ーについては後述する。また、画像信号処理部120の
代わりに、図11に示す画像信号処理部120を備えて
いる。従って、共通部分については説明を省略し、新た
な画像信号処理部120について説明する。 (2−1)画像信号処理部 図11は、この画像信号処理部120のブロック図であ
る。当該画像信号処理部120は、図5に示す実施の形
態1の構成にコントラスト判定部201を追加し、さら
にMTF補正部108の代わりにMTF補正部208を
備えている以外は実施の形態1と同じである。従って、
共通部分については説明を省略し、コントラスト判定部
201及びMFT補正部208を中心に説明する。 (2−2)コントラスト判定部 コントラスト判定部201は、基準パターンの線部のコ
ントラストを判定してMTF補正値を算出し、それをM
TF補正部208に送る。ここで基準パターンは、例え
ば前述した図6に示すC、M、Y、BK、R、B、G等
の各色のパターン以外に、図12(a)の131に示す
ように格子状のパターンが付加されている。また図12
(b)に示すようにBKのトナーで印刷された格子状の
パターンを各色のパターンの一部に形成しても良い。具
体的には当該コントラスト判定部201は、CCD14
で読み取られた基準パターンの濃度データに基づき、前
記基準パターンの格子状の部分における明部−暗部のコ
ントラストを検出する。さらに具体的には、以下のよう
に行う。
ーンの一部の拡大図である。そのとき矢印141方向に
このパターンを読み取ったとき、濃度変換部103で出
力される濃度データのデータ値と、読取位置を示すグラ
フが図14である。a、bは、コントラスト判定部20
1に予め記憶されているグラフ上の幅のデータである。
当該コントラスト判定部201は、1ライン分のパター
ン読取データを取り込み、予め記憶しているa、bの幅
のデータを用いてデータ値が最大であるDmaxの位置か
ら幅aの位置の濃度データであるデータ値Da を算出す
る。同様に濃度データ値が最小であるDmin の位置から
幅bの位置の濃度データである値Db を算出する。さら
にコントラスト判定部201は、算出したDa 値及びD
b 値からコントラストΔDを求める。ΔDは、Da −D
b の値である。その求めたコントラストΔDと、図15
に示すコントラストΔDとMTF補正値とのテーブルと
を用いて、コントラストΔDに対応するMTF補正値を
選択する。図15に示すテーブルは、コントラスト判定
部201が内部に有するテーブルであり、11段階のM
TF補正値に対応するコントラストΔDの値が割り付け
られている。ここでMTF補正値は、MTF補正部20
8がこの値に基づいてMTF補正を行わせるための値で
ある。MTF補正値の値がプラスになるほどエッジ強調
処理を行うことを意味し、値がマイナスになるほどスム
ージング処理を行うことを意味する。
子状の基準パターンを作成するためのデータを保持して
いる。MTF補正部208は、コントラスト判定部20
1からのMTF補正値と領域判別部107の判別結果と
を用いて、色補正部106からの色補正後のデータに対
して最適なスムージング処理又はエッジ強調処理を施
す。 (2−3)ディジタルフルカラー複写機の動作 次に、当該実施の形態2におけるディジタルフルカラー
複写機の動作について、図9、図10に示す制御フロー
を用いて説明する。
コピーに先立って、図7に示す操作パネル18から各種
キー入力を受け付ける(ステップS301)。その際、
ジェネレーションボタン66は、補正変更許可か否かの
指示を受け付ける。補正変更許可の指示は、ハードコピ
ーのとき色補正演算部105に色補正変更条件を算出さ
せその条件に従ってコピーを行わせるのみならず、コン
トラスト判定部201にMTF補正値を算出させその条
件にも従ってコピーを行わせる指示である。補正変更不
許可の指示は、ハードコピーであっても通常の色補正条
件、及び通常のMTF補正値に従ってコピーを行わせる
指示である。基準パターンボタン67は、コピーの際に
図12(a)、又は図12(b)に示す基準パターンを
作成するか否かの指示を受けつける。
の指示が受け付けられたら(ステップS302)、プレ
スキャン処理を行う(ステップS303)。このプレス
キャン処理は、図10の制御フローに示すように原稿の
本スキャンに先立ち行うスキャン処理であり、原稿サイ
ズや、基準パターンの有無等を調べる。具体的には、図
10に示すように先ずスキャナ1のランプを点灯し、C
CDセンサ14をオンし、VD信号をオンする(ステッ
プS401)。ここで、補正変更許可の指示がステップ
S301で受け付けられていれば(ステップS40
2)、原稿の画像エリア外に基準パターンがあるか否か
を判断する(ステップS403)。例えば、図12
(a)に示すように原稿の画像エリア外に格子状部13
1を含むC、M、Y、BK、R、G、B等のベタの基準
パターンがあるか否かを判断する。基準パターンがあれ
ば、ジェネレーションモードフラグを制御部100内に
セットする(ステップS404)。次に色補正のため基
準パターンの各色の格子とパッチからなる基準パターン
をCCDセンサ14に読み取せる(ステップS40
5)。そして読み取ったデータを色補正演算部105内
に記憶させる(ステップS406)。次に色補正演算部
105に色補正演算を行わせる(ステップS407)。
次に、コントラスト判定部201にコントラストを判定
させるとともに、読み取った濃度データに基づいてMT
F補正値を算出させる(ステップS408)。次にスキ
ャナ11に原稿のサイズを検出させる(ステップS40
9)。その後、ランプを消灯し、スキャナ11をリター
ンさせる(ステップS410)。これで、プレスキャン
処理は、終了である。
環境センサ等のセンサ入力と、プロセスコントロール動
作(感光体電位の検出、AIDCパターンによるトナー付着
量検出)に基づき、作像時の条件(VO,VB,LD GAIN,γ-T
ABLE etc)を設定する(ステップS304)。ステップ
S301にて、補正変更許可の指示を受け付けていれば
(ステップS305)、図10のステップS407、ス
テップS408で算出した色補正条件を色補正部106
にロードし、MTF補正値をMTF補正部108にロー
ドし(ステップS306)、当該補正条件を用いて、本
スキャン動作を含むコピー処理を各色(C、M、Y、B
K)毎に行う(ステップS310、ステップS31
1)。
いれば、標準の色補正条件及びMTF補正値を用いて
(ステップS307)、プリントヘッド制御部130a
は各色毎にコピー動作を行う(ステップS310、ステ
ップS311)。また、ステップS301にて、基準パ
ターンを作成する旨の指示が受け付けられている場合は
(ステップS308)、プリントヘッド制御部130a
に基準パターンを作成するように指示する(ステップS
309)。具体的には、パターン判別部104及び色補
正演算部105に対して基準パターンの基準となるデー
タをプリントヘッド制御部130aに送るように指示す
る。プリントヘッド制御部130aは、画像信号処理部
120から、つまり色補正演算部105から色補正部1
06、MTF補正部108、変倍・移動部109、カラ
ーバランス部110を経て送られてきた基準パターンの
基準となるデータに基づいて、図12に示すような基準
パターンを画像エリア外に作成する。この基準パターン
の作成は、通常オリジナルの原稿から一世代目のコピー
を行う場合のみ行う。一世代目から二世代目以降のコピ
ーについては、その都度基準パターンを作成するのでは
なく、一世代目で作成された基準パターンをコピーす
る。このように基準パターンのコピーを繰り返すことに
より、オリジナルの原稿からの色再現性の劣化がそのコ
ピーされた基準パターンを読み取ることより分かる。そ
の読み取った基準パターンのデータを用いることにより
より適切な色補正及びMTF補正ができる。以上の動作
を一枚毎に繰り返し、所定の枚数だけコピーしたら終了
する(ステップS112)。その後ジェネレーションモ
ードフラグのセットを解除する。
ードコピーの際、原稿の画像エリア外に設けられた基準
パターンを読み取り、その読み取りデータと基準パター
ンの基準となるデータとを比較することにより最適な色
補正条件及びMTF補正値を算出し、その色補正条件及
びMTF補正値を用いてコピーを行うので、ハードコピ
ーであってもより色再現性が良くエッジのきれの劣化が
少ないコピーを行うことができる。さらに基準パターン
が作成された一世代目のコピーを元にして二世代目、三
世代目とハードコピーが繰り返された場合、その一世代
目で作成された基準パターンも繰り返しコピーされるの
で、何世代目のコピーであっても、その基準パターンを
読み取ることによりオリジナル原稿からみた色再現性の
劣化が分かり、その色再現性に応じた色補正及びMTF
補正を行うことによりハードコピーを繰り返した場合で
あっても、色再現性の劣化及びエッジのきれの劣化が少
ない補正ができる。
スト判定部201は、明部−暗部のコントラストを検出
したが、他のものを検出する構成であってもよい。例え
ば白黒線幅比、線幅、MFT特性、エッジプロフィール
(ここではエッジ部の傾きのこととする。)を検出して
も良い。また、コントラスト判定部201は、図14に
示すように濃度データのデータ値Da 、Db を算出する
ことによりMTF補正値を算出したが、その方法によら
ず以下に示す第1〜第3の方法を用いてもよい。
16に示すような濃度データのデータ値と読取位置を示
すグラフを作成する。次に、濃度データ値が最大である
データ値Dmax 及び最小であるデータ値Dmin より平均
濃度データ値Dm を算出する。その後(Dmax −Dm )
/Dm である値Aを算出する。その求めた値Aと、図1
7に示す値AとMTF補正値とのテーブルとを用いて、
値Aに対応するMTF補正値を選択する。図17に示す
テーブルは、コントラスト判定部201が内部に有する
テーブルであり、MTF補正値に対応する値Aが割り付
けられている。
18に示すような濃度データのデータ値と読取位置を示
すグラフを作成する。次に、Dc =a*(Dmax −Dmi
n )+Dmin 、Dd =b*(Dmax −Dmin )+Dmin
なるデータ値Dc 、Dd を算出する。次に、求めたデー
タ値Dc 、Dd を示す読取位置と、データ値Dc 、Dd
からtan θ1 ,tanθ2,…tan θn を算出し、それを平均
した値tan θave を求める。さらにtan θa veをtan θ
0 で割った値であるtan θave /tan θ0 を求める。次
にその求めた値tan θave /tan θ0 とMTF補正値と
のテーブルを用いて、値tan θave /tan θ0 に対応す
るMTF補正値を選択する。図19に示すテーブルは、
コントラスト判定部201が内部に有するテーブルであ
り、MTF補正値に対応する値tan θave /tan θ0 が
割り付けられている。
づいてMTF補正値を算出するのではなく、ベタに塗ら
れた基準パターンに基づいてMTF補正値を算出する方
法である。具体的には、ベタに塗られた、つまり格子状
部を含まない基準パターンの微細な濃度のばらつきを検
出することによりMTF補正値を算出する。図20は、
ベタに塗られた基準パターンの濃度データのデータ値と
読取位置の関係を示すグラフである。この場合、濃度値
が所定値以上の範囲である測定範囲内の微細な濃度のば
らつきが検出される。当該第3の方法を以下さらに具体
的に説明する。
ータより平均濃度値Dave を算出する。次に下記の数式
に示すように画素の濃度値D(x) と求めた平均濃度値D
aveとの差を各画素毎に求め、その絶対平均値σを求め
る。 σ=1/nΣ|(D(x)−Dave )| 次にその求めた絶対平均値σと、図21に示す絶対平均
値σとMTF補正値とのテーブルとを用いて、値Aに対
応するMTF補正値を選択する。図21に示すテーブル
は、コントラスト判定部201が内部に有するテーブル
であり、MTF補正値に対応する絶対平均値σが割り付
けられている。
その発生周期を検出して、各周波数に対するパワースペ
クトルを求める方法等がある。尚、上記ディジタルカラ
ー複写機は、プレスキャン時に予め決められた再現範囲
外の色を検出したときは、基準パターンの検出の有無に
よらず標準の色補正値、MTF補正値を用いて補正を行
う構成であっても良い。 <実施の形態3>次に、本発明の実施の形態3のディジ
タルフルカラー複写機について説明する。当該実施の形
態3のディジタルフルカラー複写機全体の構成図は実施
の形態1の図1と同様であるので説明を省略する。但し
制御部100は図22の構成を有し、図24、25の制
御フローに示す制御を行う。なお、当該制御フローにつ
いては後述する。 (3−1)画像信号処理部 図23は、画像信号処理部120のブロック図である。
当該画像信号処理部120は、図5に示す実施の形態1
の構成の色補正演算部105の代わりに、CPU121
とROM122を備え、また新たにフレームメモリ12
3、HVC変換部124、ラプラシアン変換部125、
一次微分フィルタ部126が備えられている。従って、
共通部分については説明を省略し、上記変更/追加部分
を中心に説明する。
にCCDセンサ14で読み取った原稿の画像データを、
R、G、Bの各色成分毎に一旦格納する。これらの画像
データは、プレスキャン時においてCCDセンサ14で
読み取った原稿が、この複写機のハードコピーである場
合には、操作者が操作パネル18からパターン書き込み
の禁止を指示していない限り、画像印字エリア201
(図26参照)内の画像202とともに上記基準パター
ン203も色分解されて読み込まれており、それらの画
像データは、各色成分毎にフレームメモリ123に書き
込まれる。パターン判別部104は、当該フレームメモ
リ123に書き込まれた画像データを検索し、上記基準
パターン203の画像データを検出すると当該フレーム
メモリ123上での格納位置に関する情報とともにCP
U121に知らせる。この場合、検索の対象となる画像
データはR、G、Bのいずれか1つの色成分の画像デー
タでよい。この画像データは、当該フレームメモリ12
3に格納された後、濃度変換部103とHVC変換部1
24のそれぞれに読み出される。 (3−2)HVC変換部 HVC変換部124は、読み出した画像データを次のよ
うにしてマンセル表色系における均等色空間(以下「マ
ンセル色空間」)における色領域信号の色相角(H
*)、明度(V)、彩度(C*)の各データに変換す
る。そのため、まずr、g,bの画像データを、次の数
8の変換式を用いて、色領域信号v、α、βに変換し、
このαとβに基づいて、彩度(C*)と色調(H*)の
値を求める。
なる変換係数は、色成分用のフィルタの透過特性などに
基づいて予め設定されたものであって、次の数9はその
一例である。
て、縦軸は明度に関係し、そして他の直交する2つの水
平軸は、色調に関係する軸であって、正の方向の座標が
赤味、負の方向が緑味を表すα軸と、正の方向の座標が
黄味、負の方向が青味を表すβ軸とからなり、色空間上
の点Pの明度(V)は、vに等しく、他の彩度(C
*)、色相角(H*)は、同図から明らかなようにそれ
ぞれ次の数10、数11の各式によって算出される。
の角度で示されるが、数10の式においては、これに
(256/360)の係数を乗算することにより256
段階(8ビット)で表示できるようにしている。このよ
うにしてHVC変換部124で求められた彩度(C
*)、明度(V)、色相角(H*)の各色領域信号は、
ラプラシアン変換部125とパターン判別部104およ
び色領域判別部107にそれぞれ出力される。
明度(V)値について、図28で示されるラプラシアン
フィルタ1251を用いて、注目画素とその周辺画素の
明度のデータについてフィルタ処理を行って、その出力
をラプラシアンデータΔVとしてCPU121に送る。 (3−3)色領域判別部 色領域判別部107は、上記H*、V、C*の色領域信
号から当該画像データの属する色領域を判別する。具体
的には、図27に示すマンセル色空間におけるαβ平面
において、その全周の色相角をC、M、Yに対応して3
分割し、当該画像データの色相角H*の値により、C、
M、Yのどの色領域に属するか判断し、一方、彩度C*
の値が「0」(すなわち無彩色)のものについては、K
の色領域に属すると判断し、この判断結果を色領域情報
として、CPU121に出力する。
モリ123から読み出され、濃度変換部103で濃度変
換された各濃度データDr、Dg、Dbは、色補正部1
04と一次微分フィルタ部126のそれぞれに入力され
る。色補正部104は、上述のR、G、Bの濃度データ
Dr、Dg、Dbに基づいて、墨加刷処理(BP処理)
と、下色除去処理(UCR処理)を行う。
およびKの濃度データは、MTF(空間周波数)補正部
108に出力されて、MTF補正を加えられるが、それ
に先立ち、CPU121において次のようにして当該画
像データの領域が判別される。すなわち、まず濃度変換
部103から出力された濃度データDr、Dg、Dbに
ついて、一次微分フィルタ部126において濃度の一次
微分データΔDを求める。そのため、一次微分フィルタ
126は、各色成分の濃度値の平均値を求め、この平均
濃度値について図29に示す縦方向と横方向の一次微分
フィルタ1261、1262によるフィルタ処理を行っ
て、縦方向の一次微分値ΔDvと横方向の一次微分値Δ
Dhを求め、さらにその絶対値の平均値(|ΔDv|+
|ΔDh|)/2を算出し、この値を一次微分データΔ
DとしてCPU121に送る。
の変化が大きいので、CPU121は、上記一次微分デ
ータΔDの値に基づいて、当該画像データが原稿画像に
おけるエッジ部の領域のものか、濃度平坦部の領域のも
のであるかを判別する。この際、図30に示すようなエ
ッジ部判定用の特性曲線が用いられる。同図において、
横軸は一次微分データΔDの大きさを示し、縦軸はエッ
ジ部と判定され得る度合、すなわちエッジ強度の大きさ
を示している。
(ΔD)とすると、g(ΔD)>0の場合に当該画像デ
ータがエッジ部の画像データであると判別されるので、
以後この関数g(ΔD)をエッジ部判定関数と呼ぶ。上
記特性曲線Ln(n=1、2、3、・・・)は、統計的
・実験的に予め求められるものであって、当該複写機の
読み取り精度や原稿画像の質などによって定まり、域値
an(n=1、2、3、・・・)が大きくなるほどエッ
ジ部として判定しにくくなる。
い場合には、域値anが大きな特性曲線を選択してこれ
をエッジ部判定関数g(ΔD)とすることにより、濃度
平坦部が誤ってエッジ部と判別されないようにできる。
このようなエッジ部判定関数g(ΔD)がCPU121
の内部メモリに、上記C、M、Y、Kの色領域毎にテー
ブルとして設定されており、CPU121は、画像デー
タが入力されると、まず色領域判別部107からの色領
域情報に基づき、当該画像データの色領域について設定
されたエッジ部判定関数g(ΔD)のテーブルを参照し
て、上記入力された一次微分データΔDに基づき、当該
画像データがエッジ部か濃度平坦部かを判別して、その
結果を領域判別情報として、MTF補正部108に出力
する。この際、上記一次微分データΔDとラプラシアン
データΔVおよび色領域情報も併せてMTF補正部10
8に出力される。
ら出力された画像データについて、当該画像データの属
する色領域について既に設定されているMTF補正条件
に基づき、次のようにして、エッジ強調処理もしくは平
滑化処理を行う。 (3−4)エッジ強調処理 CPU121からの領域判別情報により、当該画像デー
タがエッジ部のものであると判断した場合、MTF補正
部108は、所定のエッジ強調処理を行う。
インで矢印方向に読み取った場合における、濃度分布
(b)、濃度の一次微分値(c)、当該一次微分値の絶
対値(d)、明度分布(e)、および明度に対するラプ
ラシアンデータ(f)の分布を示す図である。同図に示
すように、CCDセンサ14の読み取り精度やトナーの
粒状性等の関係から、エッジ部においては、どうしても
濃度(もしくは明度)の変化率が鈍っており、これを立
ち上げるための濃度補正が必要となる。これがエッジ強
調処理である。
シアンデータ(f)は、エッジ部に対して顕著な特性を
示しており、このような二つの値(前述の一次微分デー
タΔDおよびラプラシアンデータΔVに相当)を用いて
所定の関数によるエッジ強調処理が可能となる。当該エ
ッジ強調関数として例えば、次式を用いる。
jは、エッジ強調処理後の各再現色の濃度値、Djは、
上記色補正部104から得られた各再現色の濃度値を示
す。関数f(ΔV)は、ラプラシアンデータΔVの変化
に対して図31のようなMTF補正特有の関係を有する
関数(以下、「MTF」関数という)であり、一方、関
数g(ΔD)は、上述したエッジ部判定関数である。
ッジ強調関数g(ΔD)を乗算することにより、上記Δ
V、ΔDの大きさを反映した濃度補正係数が決定され、
この係数を濃度データDjに乗算することにより、エッ
ジ部が強調される。したがってMTF補正部108は、
入力された画像データがCPU121からの領域判別情
報により、エッジ部のものであると判明した場合には、
当該画像データの一次微分データΔD、ラプラシアンデ
ータΔVに基づき、上記エッジ強調関数によりエッジ部
を強調して出力する。
D))の大きさは、エッジ部判定関数g(ΔD)につい
ては後述するように領域判別の段階で特定されてしまう
ので、実質上はMTF補正関数f(ΔV)に依存するこ
とになるが、これは図31を見ても分かるように各係数
a、b,a’、b’の大きさによって規定されるので、
これらの係数を以下「エッジ強調関数」と総称する。
もしくは出荷時に上記色領域毎に最適値が設定され、後
述するMTF補正条件変更時において必要に応じて変更
されることになる。 (3−5)平滑化処理 上記領域判別情報により、当該画像データが濃度平坦部
のものであることが判明した場合には、MTF補正部1
08は、二次元の空間フィルタを利用して、平滑化処理
を行う。
ィルタを用いて、注目画素に対する周辺画素の画像デー
タについて重み付け加算による移動平均を行って画像ノ
イズを低減させるものであって、これにより画質の滑ら
かな画像が再現される。そのため、MTF補正部108
には、例えば図33に示すような3種類のスムージング
フィルタ1081、1082、1083が設定されてお
り(この順に平滑化の程度が高くなる)、このうち一つ
のフィルタを選択して平滑化処理を行うが、どのフィル
タを選択するかは上述のエッジ強調決定係数と同様、組
立時もしくは出荷時に上記色領域毎に最適なものが設定
され、後述のMTF補正条件時において必要に応じて変
更される。
いて、その色領域毎に設定されたエッジ強調関数もしく
はスムージングフィルタにより必要な補正を受けた画像
データは、次段の変倍・移動部109において、予め操
作者により指定された倍率に変倍され、もしくは所定の
位置に移動された後、カラーバランス部110において
カラーバランスの調整を受け、プリンタ部に出力され
る。 (3−6)MTF補正条件の変更 ここにMTF補正条件とは、上述のMTF補正における
領域判断のためのエッジ部判定基準やエッジ強調処理の
程度および平滑化処理の程度の各条件をいう。このよう
なMTF補正条件の変更は、ジェネレーションコピーに
おいて、予め画像エリア内、または外に作像時のMTF
特性を示す基準パターンを形成したハードコピー原稿を
スキャナにて読み取り、その基準パターン読み取り画像
データと上記印字データとを各色領域毎に比較すること
によって行われる。 (3−7)エッジ部判定基準の変更 操作者が操作パネル18により、コピー倍率やコピー枚
数および基準パターン書き込みの要否、MTF補正条件
の可否などのキー入力をした後に、コピーキーを押して
コピーをスタートさせると、プレスキャンが開始され、
CCDセンサ14から、その色成分毎の画像データを得
る。当該画像データは、A/D変換部101でディジタ
ルの多値信号に変換された後、シェーディング補正部1
02でCCDセンサ14の感度ムラや露光ランプ12の
照射ムラが解消され、一旦、フレームメモリ123に
R、G、Bの色成分毎に書き込まれる。
読み出してHVC変換した後、まずパターン判別部10
4に送り、パターン判別部104は、当該画像データの
各H*、V、C*値に基づいて、基準パターン203の
ハーフトーン部2031、エッジパターン部2032の
各パターン(図34を参照)を検出して、その位置情報
(すなわち、上記フレームメモリ123における格納位
置の情報)をCPU121に送り、CPU121は当該
位置情報(以下、「パターン位置情報」という)を内部
メモリに格納する。
必ずしもH*、V、C*の3色領域信号の全てを検出の
対象とする必要はなく、このうち少なくとも一つ、例え
ば、Vの値のみから検出してもよい。次にCPU121
は、濃度変換部103に、基準パターン203におけ
る、C、M、Y、Kの各色のパターンについて、所定の
走査ラインにおける画像データを読み出して濃度変換
し、その濃度データを一次微分フィルタ部126に出力
するように指示する。一次微分フィルタ部126は、上
述した手順により一次微分データΔDを求めて、CPU
121に出力する。
ゼンタのパターンの画像データを矢印の走査ライン上で
読み出した場合の、一つの色成分(例えばR)について
の反射率データ、濃度データ、濃度の一次微分データの
分布特性を示す図である。ハーフトーン部2031にお
いては、濃度が異なる各マスの境界以外には、濃度変化
がないので、本来ならばその一次微分データは、ほとん
ど「0」に近い値のはずであるが、同図(d)に示すよ
うに、当該ハーフトーン部2031での一次微分データ
が大きくなっている。これは、経時的変化等の諸要因に
基づいて生じた画像ノイズであるが、この部分をエッジ
部と判定してしまうと、MTF補正部108はこの間違
った領域判別情報に基づいてエッジ強調処理するので、
再現画像の濃度平坦部において擬似輪郭が発生してしま
うことになる。
エッジ部の判定基準を変更する。すなわち当該ハーフト
ーン部の濃度データの一次微分データΔD(但し、濃度
の境界部のものを除く)をサンプリングして、そのうち
最大の一次微分データΔDmaxを求め、図30のエッジ
強度の特性曲線により表されるエッジ部判定関数g(Δ
D)に代入し、g(ΔDmax)≦0となる特性曲線Lnhf
を選択する。
エッジ部の一次微分データΔDをサンプリングして、そ
のうち最小の一次微分データΔDmin(一般的には、一
番細い線部の一次微分データ)について、エッジ部と判
断されるような、すなわち、g(ΔDmin)>0となる
ような特性曲線Lnegを選択する。このように選択され
た、特性曲線LnhfとLnegのうち共通な特性曲線Lnco
が、エッジ部判定関数g(ΔD)として設定される。も
し、当該共通な特性曲線Lncoが複数本ある場合には、
そのうち中間にある特性曲線を設定すればよいし、ハー
フトーン部を優先させたい場合には、共通な特性曲線L
ncoのうち一番右より(域値anが一番大きい)の特性
曲線を選択し、エッジ部を優先させたい場合には、一番
左より(域値anが一番小さい)特性曲線を選択するよ
うに操作パネル18から指示できるようにしてもよい。
関数g(ΔD)は、CPU121内部メモリの当該色領
域に対応する箇所に上書き保存され、以後、該当する色
領域の画像データの領域判別に用いられる。このように
すれば、濃度平坦部が誤ってエッジ部と判断されること
はなく、さらにエッジ部が濃度平坦部と判断されること
がなくなり、正しい領域判別が可能となる。 (3−8)スムージングフィルタの選択 次に、図34における走査ライン上のマゼンタの領域の
ハーフトーン部2031の画像データをもう一度フレー
ムメモリ123から読み出して濃度変換部103および
色補正部104での処理後、MTF補正部108でMT
F補正を行う。
像データが、一次微分フィルタ部126に入力されて一
次微分データΔDが求められ、これによりCPU121
において領域判別されるが、既にエッジ部判定基準が上
述のように正しく変更されているので、当該画像データ
は濃度平坦部のものであると確実に判別され、この情報
がMTF補正部108に与えられる。
データに対して予め設定されているスムージングフィル
タに基づいて平滑化処理を施した後、CPU121にフ
ィードバックする。CPU121は、当該平滑化処理後
の画像データと、その画像データに対応する基準印字デ
ータとを比較して、その誤差が許容範囲であるか否かを
判断し、許容範囲を超える場合には、その誤差が一番少
なくなるように上記フィルタを選択しなおす。
像データの濃度値と対応する基準印字データの濃度差の
絶対値を求め、これを各画素について積算して、その総
和が予め設定された許容範囲内にあるか否かを判断し、
当該許容範囲を越えている場合には、その総和が一番少
なくなるようなスムージングフィルタを変更し、当該変
更したスムージングフィルタにより再度平滑化処理し
て、基準印字データとの誤差を求めることを繰り返し、
当該誤差が許容範囲内になったときに、そのフィルタを
新たなスムージングフィルタとして選択する。
あたっては、予め上記濃度値誤差のレベルに対応したス
ムージングフィルタの種類をテーブルとして保持してお
き、このテーブルを参照して決定してもよいし、また、
濃度値の誤差が許容範囲内になっても、さらに上記フィ
ードバック動作を繰り返して当該誤差が最小となるスム
ージングフィルタを設定してもよい。
設定されたスムージングフィルタをマゼンタの色領域の
画像データについて適用すべく内部メモリに上書き保存
する。 (3−9)エッジ強調関数の変更 上述のマゼンタの色領域におけるスムージングフィルタ
の選択と並行して、あるいは当該フィルタの選択と前後
して、CPU121において、次のようにしてエッジ強
調関数の変更がなされる。
出されて濃度変換および色補正された、テストパターン
203のエッジパターン2032の画像データは、MT
F補正部108に入力されるが、これは、エッジ部の画
像データであるので、上記新たに設定されたエッジ部判
定基準によって既にエッジ部と判断されているため、M
TF補正部108は、当該エッジパターン2032の画
像データに対して、エッジ強調処理を行う。
U121にフィードバックされる。CPU121は、当
該エッジ強調された画像データとROM122に格納さ
れた基準印字データとを比較し、その誤差が許容範囲内
になるように上記エッジ強調関数を変更する。具体的に
は、例えばMTF補正後の各画像データの濃度値と対応
する基準印字データの濃度差の絶対値を求め、これを各
画素について積算して、その総和が予め設定された許容
範囲にあるか否かを判断し、当該許容範囲を超えている
場合にはその誤差が許容範囲内になるように、前述のエ
ッジ強調関数、すなわち、D’j=Dj*(f(ΔV)
*g(ΔD))を変更する。
数g(ΔD)は特定されているので、実際にはMTF補
正関数f(ΔV)における係数、a、b,a’、b’
(エッジ強調補正係数)の値を最高値に変更し、この値
をMTF補正部108に送ることになる。CPU121
は、当該エッジ強調補正係数を変更して、MTF補正部
108に再度エッジパターン部の画像データをエッジ強
調処理させ、この補正後の画像データと基準印字データ
とを比較する動作を繰り返して、当該誤差が許容範囲内
になったときにそのエッジ強調補正係数を新たなエッジ
強調補正係数として設定する。
しては、予め基準印字データとの誤差値に対応する各補
正係数の値をテーブルとして格納しておいて、このテー
ブルを参照して決定するようにしてもよいし、また濃度
値の誤差が最小となるエッジ強調補正係数を設定しても
よい。MTF補正部108は、上述のようにして設定さ
れたMTF補正関数f(ΔV)における各係数をマゼン
タの色領域の画像データについて適用すべく内部メモリ
に上書き保存する。
F補正条件の変更について述べたが、上述の操作が、他
のC、M、Y、Kの色領域についても同様になされ、そ
れぞれの変更された補正条件が、各色領域に対応してC
PU121もしくはMTF補正部108の内部メモリ内
に上書き保存される。また、各色領域について1本の走
査ラインに基づいて、補正係数を決定したが、一つの色
領域について複数本の走査ラインの画像データを読み取
って、それぞれMTF補正条件を決定し、これらのうち
一番基準印字データとの誤差が小さくなるものを選択す
るようにしてもよい。 (3−10)MTF補正条件変更における制御動作 次に図24のフローチャートに基づき、上記MTF補正
条件の変更におけるCPU121の制御動作について説
明する。
倍率やコピー枚数および基準パターン書き込みの要否、
MTF補正条件の可否などのキー入力をした後に、コピ
ーキーを押してコピースタートさせると(ステップS5
01、S502)、プレスキャンが開始される(ステッ
プS503)。図25は、上記プレスキャン時の動作の
詳細を示すフローである。このフローにおいて、まずイ
メージリーダ部10によりスキャナに対してCCDセン
サ14に電圧を印加するように指示するCCD信号を送
るとともに(CCD−ON)、当該CCDセンサ14か
らの画像データの出力開始を促すためのVD信号を発し
(VD−ON)、露光ランプ12をONにして(LAM
P−ON)、プレスキャンを開始する(ステップS60
1)。原稿をプレスキャンして得られた各色成分毎の画
像データは、シェーディング補正後、フレームメモリ1
23に書き込まれる。
H*、V、C*の色領域信号に変換されて、ラプラシア
ン変換部125で明度(V)のラプラシアンデータΔV
が求められる一方、予め操作者が操作パネル18から補
正条件変更不要の指示をしていなければ、補正条件変更
許可と判断(ステップS602)してパターン判別部1
07において当該テストパターンの画像データについて
個々のパターンを検出し、これをパターン位置情報とし
てCPU121に出力する(ステップS603)。
濃度変換部103で濃度変換された後、一次微分フィル
タ部126に入力され、一次微分データΔDが求められ
る。そこでCPU121は、上記ラプラシアンデータΔ
Dと一次微分データΔDを取り込み(ステップS60
4、S605)、まず一次微分データΔDより上述のエ
ッジ部判定関数g(ΔD)(図30)を用いて当該画像
データについてエッジ部か濃度平坦部かの領域を判別す
る(ステップS606、S607)。
のものであると判別されると、先のパターン位置情報と
照合して、その画像データが確かにハーフトーン部20
3の画像データであるか否かを確認し、ハーフトーン部
2031のものでなければ、すなわちエッジパターン部
2032の画像データであれば、上記エッジ部判定基準
は間違っていたことになるので、上述の方法によりエッ
ジ部判定関数g(ΔD)を変更し(S608)、ステッ
プS606に戻って、再度領域判別させる。
ジ部と判断されれば、当該エッジ部判定関数g(ΔD)
が正しく変更されたことになるし、再度ハーフパターン
部と判別されると、もう一度変更して、正しく領域判別
されるまで、この動作が繰り返される。さて、ステップ
S606において濃度平坦部であると判断され、しかも
ステップS607においてパターン位置情報と照合して
ハーフトーン部2031のものであると確認された場合
には、当該エッジ部判定関数g(ΔD)は正しく設定さ
れているので、変更の必要はなく、CPU121は、当
該濃度平坦部の画像データについてMTF補正部108
に平滑化処理するように指示し(ステップS609)、
この平滑化された画像データを取り込んで対応する位置
の上記テストパターンの基準印字データと比較し、その
誤差が許容範囲内か否かを判定する(ステップS61
0、S611)。
ジングフィルタの設定に問題があるので、これを変更し
て(ステップS612)、以下ステップ611において
誤差が許容範囲内と判定されるまで、ステップS609
〜S612の動作を繰り返す。一方、ステップS606
においてエッジ部の画像データであると判断された場
合、パターン位置情報と照合して、当該画像データが確
かにエッジパターン部2032のものであるか否かを確
認し、もし当該画像データが、ハーフトーン部2031
のものであれば、上記エッジ部判定基準は間違っていた
ことになるので、上述と同様の方法によりエッジ部判定
関数g(ΔD)を変更して、再度領域の判別をさせる
(ステップS606、S613、S614)。
ば、当該エッジ部判定関数g(ΔD)が正しく変更され
たことになり、さらに再度エッジ部と判別されると、も
う一度上記動作を繰り返して、正しく変更されるまで、
この動作が繰り返される。さて、ステップS606にお
いてエッジ部であると判断され、しかもステップS61
3においてもエッジパターン部の画像データであると確
認された場合には、CPU121は、当該エッジ部の画
像データについてMTF補正部108にエッジ強調処理
するように指示し(S615)、このエッジ強調処理さ
れた画像データを取り込んで対応する位置の上記テスト
パターンの基準印字データとを比較し、その誤差が許容
範囲内か否かを判定する(ステップS616、S61
7)。
強調関数の設定に問題があるので、上述の方法によりこ
れを変更し(ステップS618)、以下、ステップS6
17において誤差が許容範囲内と判定されるまで、ステ
ップS615〜S618の動作を繰り返す。以上のよう
にして、一つの色領域におけるハーフトーン部およびエ
ッジパターン部の画像データと基準印字データとの差異
が所定の許容範囲内になれば、当該色領域におけるMT
F補正条件の変更が終了したことになるので、次の色領
域における走査ライン上の画像データについて上記の動
作を繰り返し、全ての色領域についてMTF補正条件の
設定が終了した段階で、MTF補正条件変更の動作を終
了する(ステップS611、S617、S623、S6
19)。
条件を変更することにより、原稿の画像データに対し
て、その画像データに属する色領域毎に最適なMTF補
正がなされる。なお、ステップS608で変更されたエ
ッジ部判定関数g(ΔD)とステップS614で変更さ
れたエッジ部判定関数g(ΔD)は通常一致するが、両
方の条件を満たすものが複数個ある場合には、もはやM
TF補正条件の変更では捕らえないほど複写機各部の性
能の劣化が進んでいると考えられるので、例えば操作パ
ネル18の表示部に「MTF補正条件の変更不能」と表
示させて、操作者に必要な部品の交換を促すようにすれ
ばよい。
した後、図24のステップS504に戻り、センサ入力
処理およびプロセス動作処理に移る。上述のようにディ
ジタルカラー複写機においては、感光体ドラム22の表
面に静電潜像を形成し、この静電力により各色のトナー
を感光体ドラム22に付着させた後、用紙に転写させる
ので、トナーや感光体の帯電量により再現画像の質が大
きく左右されることになる。当該帯電量は、環境温度や
湿度が大きく影響するので、図示しない温度センサや湿
度センサによって複写機内部の温度、湿度を検出すると
ともに、感光体の電位や、トナー付着量検出量に感光体
ドラムに形成されたパターン(AIDCパターン)のト
ナー付着量等を検出し、それぞれの検出値をプリンタ制
御部130(図22参照)に入力する(センサ入力処
理)。
出値により、プリンタ部20における各作像条件、例え
ばV0(感光体ドラムの表面電位)やVB(現像バイアス
電位)の各電位、およびレーザダイオード増幅率やγテ
ーブルに設定されたγ補正値等の諸条件を適切に変更し
た後(プロセスコントロール処理)、本スキャンに移る
(ステップS504、S505)。
られた原稿の画像データは、画像信号処理部120にお
いて、上述のMTF補正処理を含む画像処理が施されて
プリンタ制御部130に出力され、プリントされる。こ
の際、まず、基準パターンのプリントの要否を判断し、
予め操作パネル18より基準パターンのプリント禁止の
指示がなされてなければ、CPU121は、ROM12
2から当該基準パターンの再現色に関する印字データを
読み込んで、プリンタ制御部130に送って、当該基準
パターンのプリントを行いながら(ステップS50
7)、上記画像処理され、再現色のデータに変換された
画像データに基づき画像をプリントする(ステップS5
08)。
の各色について行い、全ての再現色についてプリントが
終了した時点で1枚目のコピーが完了する(ステップS
509)。上記ROM122の印字データに基づく基準
パターンのプリントは、通常オリジナル原稿から一世代
目のコピーを行う場合にのみ行われ、後のジェネレーシ
ョンコピーにおいては、その都度ROM122の印字デ
ータにより基準パターンを作成するのではなく、一世代
目でプリントされた基準パターンを画像の一部とみなし
てコピーする。このように基準パターンのコピーを繰り
返すことにより、オリジナル原稿からの細線再現性の劣
化がそのコピーされた基準パターンを読み取ることによ
り判定でき、その都度的確なMTF補正が可能となる。
上記ステップS506〜S509までの動作を、その枚
数だけ繰り返して、次のキー入力を待つ(ステップS5
10)。なお、ステップS506において、基準パター
ン書き込み禁止であれば、ステップS507の基準パタ
ーンのプリントは行われない。したがって、それがオリ
ジナル原稿のコピーである場合には、基準パターンの余
白は不要となって画像印字エリアを大きく取ることが可
能となるので、その分だけ再現画像を大きくプリントす
るように変倍部109(図23)において倍率を自動的
に調整するようにしてもよい。
作者がコピーを希望する原稿が特定の原稿であると判別
された場合には、それに応じたMTF補正条件を決定し
てMTF補正を行うので、特定の原稿が、例えばハード
コピーである場合でも適切なMTF補正を行ってジェネ
レーションコピーにおける細線再現性の劣化を最小限に
抑制し、再現性の良い画像を再現することができる。 <実施の形態4>次に、本発明の実施の形態4のディジ
タルフルカラー複写機について説明する。当該実施の形
態4のディジタルフルカラー複写機全体の構成図、及び
制御系のブロック図は、それぞれ実施の形態1の図1、
図4と同様であるので説明を省略する。但し、制御部1
00は、図35及び図36の制御フローに示す制御を行
う。当該制御フローについては後述する。また、画像信
号処理部120の代わりに、図37に示す画像信号処理
部120を備えている。従って、共通部分については説
明を省略し、画像信号処理部120について説明する。
ロック図である。当該画像信号処理部120は、図5に
示す実施の形態1の構成のパターン判別部104、色補
正演算部105、MTF補正部108の代わりに、マシ
ンコード判別部304、色補正選択部305、MTF補
正部308を備えている以外は実施の形態1と同じであ
る。従って、共通部分については説明を省略し、マシン
コード判別部304、色補正選択部305、MTF補正
部308を中心に説明する。
ンの読み取りデータに基づいて、その基準パターンが示
すマシンコード等を判別する。当該基準パターンは、例
えば図38に示すような画像エリアの一部、或は全面に
マシンコードや作像時の設定条件(ユーザ設定、画像処
理条件、プロセス設定条件、周囲環境条件等)を示すコ
ードデータを示すパターンであり、Y単色で作成されて
いる。具体的には、当該マシンコード判別部304は、
基準パターンの読み取りデータに基づいて、コードデー
タを抽出する。次に、内部に有するマシンコード一覧表
と抽出されたコードデータとを比較することにより、抽
出されたコードデータがマシンコードを含んでいるか否
かを判別する。
部304で判別されたマシンコードと、マシンコードと
色補正条件との対応表を用いて、色補正条件を選択し、
色補正演算部105にその色補正条件を送る。当該対応
表は、色補正選択部305が内部に有する対応表であ
り、マシンコードと色補正条件の組みが複数格納されて
いる。当該組みにおける色補正条件は、その組みのマシ
ンコードが示すマシン(複写機など)の特性を考慮して
自機にてコピーを行う際に最適と思われる色補正条件で
ある。
部304で判別されたマシンコードと、マシンコードと
MTF補正値との対応表を用いて、MTF補正を行う。
当該対応表は、MTF補正部308が内部に有している
対応表であり、マシンコードとMTF補正値との組みを
複数格納している。当該組みにおけるMTF補正値は、
その組みのマシンコードが示すマシン(複写機など)の
特性を考慮して自機にてコピーを行う際に最適と思われ
るMTF補正値である。
ルフルカラー複写機の動作について、図35及び図36
に示す制御フローを用いて説明する。先ず、当該ディジ
タルフルカラー複写機はコピーに先立って各種キー入力
を受け付ける(ステップS701)。各種キー入力は、
例えば図7に示す操作パネル18から受け付ける。ジェ
ネレーションボタン66は、補正変更許可か否かの指示
を受け付ける。補正変更許可の指示は、ハードコピーの
とき色補正選択部305に適切な色補正条件を選択さ
せ、かつMTF補正部308に適切なMTF補正値を選
択させ、その選択された色補正条件及びMTF補正値に
従ってコピーを行わせる指示である。補正変更不許可の
指示のときは、ハードコピーであっても通常の色補正条
件及びMTF補正値に従ってコピーを行わせる指示であ
る。基準パターンボタン67は、コピーの際に図38に
示す基準パターンを作成するか否かの指示を受けつけ
る。表示部62は受け付けたコピー枚数やマシンコード
等を表示する。
ースタートキー68が押されることによりコピー開始の
指示が受け付けられたら(ステップS702)、プレス
キャン処理を行う(ステップS703)。このプレスキ
ャン処理は、図36の制御フローに示すように原稿の本
スキャンに先立ち行うスキャン処理であり、原稿サイズ
や、基準パターンの有無等を調べる。
ように、先ずスキャナ11をランプ点灯し、CCDセン
サ14をオンし、VD信号をオンする(ステップS80
1)。ここで、補正変更許可の指示がステップS701
で受け付けられていれば(ステップS802)、画像エ
リアの一部、又は全面にマシンコード等を示す基準パタ
ーンがあるか否かを判断する(ステップS803)。例
えば、図38に示すようにマシンコード等を示すY単色
の基準パターンがあるか否かを判断する。基準パターン
があれば、当該基準パターンをCCDセンサ14に読み
取らせる(ステップS804)。読み取られたデータ
は、A/D変換部101、シェーディング補正部10
2、濃度変換部103を経て、マシンコード判別部30
4に送られる。次に当該マシンコード判別部304は、
送られた読み取りデータに基づいて、その基準パターン
が示すマシンコード等を判別する。マシンコードが判別
されたら(ステップS805)、制御部は、そのマシン
コードを色補正選択部305に送るとともに、ジェネレ
ーションモードフラグを内部にセットする(ステップS
806)。
補正の選択を行わせる(ステップS807)。具体的に
は、当該色補正選択部305は、判別されたマシンコー
ドと、内部に有するマシンコードと色補正条件との対応
表を用いて、色補正条件を選択する。次に、MTF補正
部308にMTF補正値を選択させる(ステップS80
8)。具体的には、当該MTF補正部308は、判別さ
れたマシンコードと、内部に有するマシンコードとMT
F補正値との対応表とを用いて、MTF補正値を選択す
る。次に、判別されたマシンコードを図7の表示部62
に表示させるとともに、スキャナ1に原稿のサイズを検
出させる(ステップS809、ステップS810)。そ
の後、ランプを消灯し、スキャナ1をリターンさせる
(ステップS811)。これで、プレスキャン処理は、
終了である。
に、プリンタ内部の環境センサ等のセンサ入力と、プロ
セスコントロール動作(感光体電位の検出、AIDCパター
ンによるトナー付着量検出)に基づき、作像時の条件
(VO,VB,LD GAIN,γ-TABLE etc)を設定する(ステップ
S704)。次に、現在ジェネレーションモードフラグ
がセットされていれば(ステップS705)、図36の
ステップS807で選択された色補正条件を色補正部1
06にセットし、さらにステップS808で選択された
MTF補正値をMTF補正部308にセットする(ステ
ップS706)。そのセットされた色補正条件及びMT
F補正値とを用いて、本スキャン動作を含むコピー処理
を各色(C、M、Y、BK)毎に行う(ステップS71
0、ステップS711)。
がセットされていなければ、制御部100は標準の色補
正条件を色補正選択部305からロードし、色補正部1
06にセットし、さらに標準のMTF補正値をMTF補
正部308にセットする(ステップS707)。当該セ
ットされた標準の補正条件を用いて、各色毎にコピー動
作を行う(ステップS710、ステップS711)。ま
た、ステップS701にて、基準パターンを作成する旨
の指示が受け付けられている場合は(ステップS70
8)、プリントヘッド制御部43に基準パターンを作成
するように制御部100は指示する(ステップS70
9)。具体的には、マシンコード判別部304が判別し
たマシンコードを示す基準パターンをプリントヘッド制
御部43に作成するように指示する。このように、コピ
ーにマシンコードを示す基準パターンがあるので、その
読み取った基準パターンのデータを用いることによりそ
のマシンコードが示すマシンの特性にあった色補正がで
きる。以上の動作を一枚毎に繰り返し、所定の枚数だけ
コピーしたら終了する(ステップS712)。終了と同
時にジェネレーションモードフラグはセットを解除され
る。
ードコピーの際、基準パターンを読み取ることによりマ
シンコードを判別し、そのマシンコードが示すマシンの
特性にあった色補正やMTF補正を行いコピーを行うの
で、ハードコピーであってもより色再現性の良いコピー
を行うことができる。また、用紙の余白部に明らかに原
稿にはないパターンを書き込まず、基準パターンは見え
にくい色、例えば黄色を用いて作成されているので、作
像された画像における基準パターンはユーザに認識され
にくく違和感がないという利点もある。
手段は、さらに、MTF補正用の基準パターンを印刷
し、基準パターン読み取り手段は、さらに、MTF補正
用の基準パターンを読み取り、MTF補正値変更手段
は、読み取ったMTF補正用の基準パターンに基づき、
原稿の読み取りデータのMTF補正値を変更するので、
色補正に加えてさらに、MTF補正を行うことができ
る。
もマシンコードを示す基準パターンを付加して画像を作
成し、次にその画像の読み取りの際にその画像に付加さ
れた基準パターンを検出し読み取り、読み取った基準パ
ターンの読み取りデータを用いて、その読み取りデータ
が示すマシンコードを判別し、さらに判別されたマシン
コードに基づいて、原稿の読み取りデータの色補正条
件、又は色補正条件及びMTF補正値を変更するので、
そのマシンコードが示すマシンの特性にあった色補正や
MTF補正を行いコピーを行うことができ、ハードコピ
ーであってもより色再現性の良いコピーを行うことがで
きる。
機全体の構成図である。
ある。
る。
UTを示す図である。
である。
である。
ある。
である。
拡大図である。
示す図である。
ルを示す図である。
示す図である。
ある。
示す図である。
テーブルを示す図である。
ラフを示す図である。
示す図である。
すブロック図である。
る。
ーンを示す図である。
微分値、ラプラシアン等を示す図である。
トパターンおよびそれを読み取ったときの濃度データ、
一次微分値等を示す図である。
である。
である。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 原稿を読み取り、その原稿の読み取りデ
ータを補正し、補正した読み取りデータに基づいて画像
を形成するディジタル方式のカラー画像形成装置であっ
て、 作像時に画像エリア外に色補正用の基準パターンデータ
に基づいて基準パターンを作成する基準パターン作成手
段と、 原稿の読み取りの際に、原稿に作成された基準パターン
を検出し読み取る基準パターン読み取り手段と、 読み取った基準パターンの読み取りデータと、前記色補
正用の基準パターンデータとに基づいて色補正条件を変
更する色補正条件変更手段と、 変更した色補正条件を用いて、前記読み取った原稿デー
タを補正する補正手段とを備えたことを特徴とする画像
形成装置。 - 【請求項2】 原稿の読み取り画像データに基づいて画
像を形成する画像形成装置であって、 作像時に原稿画像と共にMTF補正用の基準パターンを
作成する基準パターン作成手段と、 原稿読み取りの際に上記作成された基準パターンを読み
取る読み取り手段と、 基準パターンの読取値と記憶している基準パターンとの
比較結果に基づいてMTF補正条件を決定するMTF補
正条件決定手段と、 決定されたMTF補正条件に基づいて原稿画像データを
MTF補正するMTF補正手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項3】 原稿を読み取り、その原稿の読み取りデ
ータを補正し、補正した読み取りデータに基づいて画像
を形成するディジタル方式のカラー画像形成装置であっ
て、 作像時に少なくともマシンコードを示す基準パターンを
作成する基準パターン作成手段と、 原稿の読み取りの際に、原稿に作成された基準パターン
を検出し読み取る基準パターン読み取り手段と、 読み取った基準パターンの読み取りデータを用いて、そ
の読み取りデータが示すマシンコードを判別するマシン
コード判別手段と、 判別されたマシンコードに基づいて、色補正条件、又は
色補正条件及びMTF補正値を変更する補正条件変更手
段と、 変更された前記色補正係数、又は前記色補正係数及び前
記MTF補正値とを用いて、前記読み取った原稿データ
を補正する補正手段とを備えたことを特徴とする。
Priority Applications (2)
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US09/020,281 US6388768B2 (en) | 1996-04-22 | 1998-02-09 | Image forming apparatus which excels in reproducibility of colors, fine lines and gradations even in a copy made from a copied image |
Applications Claiming Priority (3)
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JP8-100414 | 1996-04-22 | ||
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JP (1) | JP3807014B2 (ja) |
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