JPH10136835A - 魚釣り用ソフトルアー - Google Patents

魚釣り用ソフトルアー

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JPH10136835A
JPH10136835A JP29205896A JP29205896A JPH10136835A JP H10136835 A JPH10136835 A JP H10136835A JP 29205896 A JP29205896 A JP 29205896A JP 29205896 A JP29205896 A JP 29205896A JP H10136835 A JPH10136835 A JP H10136835A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tail
lure
soft
fishing
diameter
Prior art date
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Pending
Application number
JP29205896A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Miyazawa
直樹 宮澤
Nami Nakayone
奈美 仲與根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Keeper Co Ltd
Original Assignee
Keeper Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Keeper Co Ltd filed Critical Keeper Co Ltd
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Publication of JPH10136835A publication Critical patent/JPH10136835A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 位置をずらしてフックの刺し換えを可能にす
る。また、バランスを崩さずに泳がせる。さらに、水か
ら受ける抵抗を大きくする。 【解決手段】 胴部1と尾部2とこれらを一体化する連
結部3とを軟質の高分子材料などの弾性体で一体成形
し、かつ胴部1、尾部2及び連結部3の横断面形状をほ
ぼ円形にすると共に同軸上に配置し、連結部3を胴部1
及び尾部2よりも細くした。尾部2の直径を、胴部1の
直径に対して70〜150%の範囲内の値にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軟質の高分子材料
等により構成される魚釣り用のソフトルアー(プラスチ
ックワームとも呼ばれる)に関する。更に詳述すると、
本発明は、尾部(テイル)を有し泳がせることによって
魚の興味を惹くアクションを生じさせるソフトルアーに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、尾部を有するソフトルアーとして
は、例えばグラブ系のソフトルアーが一般的である。テ
イルには、鰭状にカールしたカーリーテイル、小さい尾
びれで下向きに突出したシャッドテイル及びパドル状に
扁平したテイル(尾部)等がある。これらのテイルは何
れも胴部(ボディ)に対し非対称に形成されており、周
方向に関して同一形状にはなっていない。即ち、上下あ
るいは左右の方向性がある。このため、ソフトルアーを
使用する場合には、テイルとの関係で定まる特定の方向
を向くようにフック(釣り針)を刺し、正しい姿勢で泳
がせるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ソフトルアーでは、その形状によって上下あるいは左右
の方向性があるため、位置をずらして何度もフックの刺
し換えを行うことができなかった。即ち、ソフトルアー
は塩化ビニール等の軟質な材料によって成形されている
ため、使用している間にフックを刺した孔(針孔)が広
がり易い。また、何度も同じ位置にフックを刺し込んで
いると、針孔が広がってしまう。針孔が広がった場合に
は、ソフトルアーがずれて片寄り、正しい姿勢で泳がす
ことが出来なくなるのは勿論のこと、刺し込んだフック
が大きく露出してしまう。したがって、フックを別の位
置に刺し換える必要があるが、上述のようにソフトルア
ーには上下あるいは左右の方向性があるためフックを何
度も刺し換えることが出来ず、すぐに使用することがで
きなくなっていた。
【0004】また、従来のソフトルアーでは上下あるい
は左右の方向性があったため、特にいわゆる早引きを行
った場合にバランスを崩し易く、うまく泳がなかったり
回転によってラインが捻れてしまうことも多かった。
【0005】さらに、従来のソフトルアーでは、泳ぎ方
とアクションを両立させるためあまり大きな形状の尾部
は形成されておらず、また魚の泳ぎ方に似せたテイルの
動きを得るため斜め後方に向けて小さな尾部が形成さて
いるだけなので、水の抵抗が小さく大きく移動させなけ
ればアクションを得られない。竿の動作等によって狭い
ポイントでルアーに細かなアクション例えば痙攣を連想
させるような動きを与えようとしても、ソフトルアーが
大きく移動し、ピンポイントを攻めることが困難であっ
た。
【0006】本発明は、上下左右の方向性をなくしてフ
ックの刺し換えを可能にすると共に、動作時にバランス
を崩さず、また、水の抵抗を大きく受けることが可能な
魚釣り用ソフトルアーを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、軟質の高分子材料等により構
成される魚釣り用ソフトルアーにおいて、胴部と尾部と
これらを一体化する連結部とを一体成形し、胴部、尾部
及び連結部の横断面形状をほぼ円形にすると共に同軸上
に配置し、かつ連結部を胴部及び尾部よりも細く構成す
るようにしている。
【0008】したがって、回転方向に対称性を有するた
め、ルアーに上下左右の方向性がなくなり、刺し込み位
置をずらしながら何度もフックを刺し換えることができ
るし、早く引かれても水の抵抗を大きく受ける尾部だけ
が連結部の変形によって胴部を中心に振れ回るだけで、
胴部そのものは回転しない。また、尾部の横断面形状を
ほぼ円形にすることで当該尾部が径方向に広がることに
なり、水から受ける抵抗が増加する。さらに、連結部が
胴部及び尾部よりも細く弾性変形し易いので、胴部の動
きに比べて尾部の動きが激しく大きくなる。
【0009】また、請求項2記載の発明は、尾部の直径
を、胴部の直径に対して70〜150%の範囲内の値に
している。したがって、擬似餌としての形のバランスを
崩さない範囲で、尾部に受ける水の抵抗が大きくなる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
最良の形態に基づいて詳細に説明する。
【0011】図1に、本発明を適用した魚釣り用ルアー
の実施形態の一例を示す。この魚釣り用ルアーは、胴部
1と尾部2とこれらを一体化する連結部3とを軟質の高
分子材料によって一体成形している。高分子材料として
は、例えば軟質の合成樹脂、ゴム等が使用可能であり、
なかでも塩化ビニール、酢酸ビニール等の軟質材料の使
用が好ましい。
【0012】魚釣り用ルアー(以下、単にルアーとい
う)の胴部1、尾部2及び連結部3の横断面形状は、図
2〜図4に示すように、ほぼ円形を成している。これら
胴部1、尾部2及び連結部3は、同軸上に配置されてい
る。また、連結部3は、胴部1及び尾部2よりも細くな
っている。尾部2は、ルアーの進行に伴って水の抵抗を
大きく受ける面を有する形状、例えばルアー進行方向と
直交する円板形状を成している。
【0013】尾部2の直径は、例えば胴部1の直径の7
0〜150%の範囲内の値に設定されている。尾部2の
直径を胴部1の直径の70%よりも小さくすると、尾部
2が受ける水の抵抗が小さくなり過ぎて抵抗としての効
率が小さくルアーの動きが過敏になり、極く狭い範囲の
ポイントに留めながらアクションを行わせるのが困難に
なるからである。また、尾部2の直径を胴部1の直径の
150%よりも大きくすると、擬似餌としての形状が不
自然になる(餌としての見栄えが悪くなる)と共に、尾
部2で受ける水の抵抗が大きくなりすぎてルアーに意図
通りのアクションを与え難くなるからである。本実施形
態では、尾部2の直径を胴部1の直径よりも若干太くし
ている。
【0014】以上のように構成されたいわゆるソフトル
アーによると、次のようにして使われる。即ち、ルアー
の形状は回転方向に対称性を有すため(周方向に同
一)、上下左右の方向性を気にせずに任意の位置でフッ
ク4を刺すことができる。そして、水中では、ルアーに
は上下左右の方向性がなく尾部2等が周方向に均一に水
の抵抗を受けるので、フック4を垂下させる状態で姿勢
が安定する。そして、尾部2が連結部3の撓りによって
胴部1を中心とする円運動を起こす。このため、ルアー
を、従来にない目新しい動きで泳がせることができると
共に、いわゆる早引き時のルアーの回転を防いで道糸の
ねじれを防止することができる。
【0015】また、ルアーの尾部2は径方向に広がり水
の抵抗を大きく受けている。このため、竿の細かな動き
(シェイキング)等によってルアーを小さく引いては止
めるアクションを与える場合においても、ルアーの動き
が過敏になるのを防いで、狙ったポイント内に留まって
細かに動くアクションを行わせ易くなる。また、水中で
のフォール時には、ルアーをゆっくりと下降させること
ができる。
【0016】さらに、連結部3が胴部1及び尾部2に比
べて細く撓り易くなっているので、ルアーをいわゆる早
引きすることでバランスを崩さずに尾部2のみを大きく
振り回させることができ、今までにない新しいアクショ
ンが可能になって魚の興味を引くことができる。
【0017】そして、使用によりフック4を刺していた
針孔が広がった場合には、図2に2点鎖線で示すよう
に、周方向の位置をずらしてフック4を刺し換えれば良
い。本発明に係るルアーでは、上下左右の方向性がない
ので、位置を周方向にずらしてフック4を刺し換えて
も、同様に使用することができる。
【0018】なお、上述の形態は本発明の好適な形態の
一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能であ
る。例えば、上述の説明では尾部2を円板形状に成形し
ていたがこれに限るものではなく、ルアーの移動(引
き)方向とほぼ交差する方向に突出して水の抵抗を大き
くかつ周方向均等に受ける形状であれば良く、例えば、
図5に示すように背面側(後方)が凹んだ椀状に形成し
ても良く、又は図6に示すように正面側(前方)が凹ん
だ傘状に形成しても良い。さらには、図7に示すように
半球形状に成形したり、図8に示すように球形状に成形
しても良い。
【0019】また、胴部1等の表面には必要に応じて凹
凸や線模様あるいは色模様等を付しても良い。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の魚
釣り用ソフトルアーは、胴部と尾部とこれらを一体化す
る連結部とを軟質の高分子材料等により一体成形し、胴
部、尾部及び連結部の横断面形状をほぼ円形にすると共
に同軸上に配置し、かつ連結部を胴部及び尾部よりも細
くしたので、上下左右の使用上の方向性がなくなり、位
置をずらしながら何度もフックを刺し換えることができ
る。このため、同じルアーを何度も繰り返し使用するこ
とができ、ルアーの寿命を延ばすことができ、ひいては
廃棄物の発生量を減らすことができる。さらに、尾部が
受ける抵抗を大きくかつ全方位に均等にすることが可能
となり、今までにない目新しいアクションとピンポイン
トに留まって細かに動くアクション(滞在性)とを両立
させて与えることができ、釣り方のバリエーションを広
げると共に釣果の向上を図ることができる。加えて、方
向性がないためバランスを崩さずに安定した姿勢で泳が
すことができ、特に早引き等を行っても胴部は(ルアー
全体としては)回転せずにラインのねじれ防止を図るこ
とができる。
【0021】また、請求項2記載の魚釣り用ソフトルア
ーでは、尾部の直径を、胴部の直径に対して70〜15
0%の範囲内の値にしているので、擬似餌としての外観
・見栄えやシルエットを不自然にせずに、尾部で受ける
水の抵抗を大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した魚釣り用ルアーの実施形態の
一例を示す側面図である。
【図2】同ルアーの正面図である。
【図3】図1のIII−III線に沿う断面図である。
【図4】図1のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】本発明のルアーの尾部の第1変形例を示す側面
図である
【図6】本発明のルアーの尾部の第2変形例を示す側面
図である
【図7】本発明のルアーの尾部の第3変形例を示す側面
図である
【図8】本発明のルアーの尾部の第4変形例を示す側面
図である
【符号の説明】
1 胴部 2 尾部 3 連結部 4 フック

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軟質の高分子材料等により構成される魚
    釣り用ソフトルアーにおいて、胴部と尾部とこれらを一
    体化する連結部とを一体成形し、前記胴部、尾部及び連
    結部の横断面形状をほぼ円形にすると共に同軸上に配置
    し、かつ前記連結部を前記胴部及び尾部よりも細くした
    ことを特徴とする魚釣り用ソフトルアー。
  2. 【請求項2】 前記尾部の直径は、前記胴部の直径に対
    して70〜150%の範囲内の値であることを特徴とす
    る請求項1記載の魚釣り用ソフトルアー。
JP29205896A 1996-11-01 1996-11-01 魚釣り用ソフトルアー Pending JPH10136835A (ja)

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JPH10136835A true JPH10136835A (ja) 1998-05-26

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7080476B2 (en) * 2001-06-21 2006-07-25 King Bobby D Flexible fishing lure tails and appendages
US7627979B2 (en) 2004-12-08 2009-12-08 Huddleston Deluxe, Inc. Fish lure with vortex tail
JP2015128401A (ja) * 2014-01-09 2015-07-16 白川友也 釣り用ルアー

Cited By (5)

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