JPH10136664A - ピエゾ制御装置 - Google Patents
ピエゾ制御装置Info
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- JPH10136664A JPH10136664A JP8283600A JP28360096A JPH10136664A JP H10136664 A JPH10136664 A JP H10136664A JP 8283600 A JP8283600 A JP 8283600A JP 28360096 A JP28360096 A JP 28360096A JP H10136664 A JPH10136664 A JP H10136664A
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- JP
- Japan
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- displacement
- driving
- piezoelectric
- frequency
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- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims abstract description 71
- 230000010287 polarization Effects 0.000 claims description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 10
- 230000032683 aging Effects 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ピエゾをある正規な周波数で駆動し、ある一
定変位を得るピエゾ制御装置において、ピエゾ特性変化
に関係なく、安価な制御装置で一定変位量を維持させる
ことができるピエゾ制御装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 ピエゾをアクチュエータとしての正規な
周波数で駆動する前に、ピエゾ1の駆動装置2から出力
されるDC電圧におけるピエゾ変位量から、正規周波数
で駆動する際のピエゾ駆動電圧値を決定することによ
り、安価な変位センサが利用でき、かつピエゾ特性が変
化しても、DC電圧におけるピエゾ変位量から正規周波
数駆動時における変位量を一定に維持できる。
定変位を得るピエゾ制御装置において、ピエゾ特性変化
に関係なく、安価な制御装置で一定変位量を維持させる
ことができるピエゾ制御装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 ピエゾをアクチュエータとしての正規な
周波数で駆動する前に、ピエゾ1の駆動装置2から出力
されるDC電圧におけるピエゾ変位量から、正規周波数
で駆動する際のピエゾ駆動電圧値を決定することによ
り、安価な変位センサが利用でき、かつピエゾ特性が変
化しても、DC電圧におけるピエゾ変位量から正規周波
数駆動時における変位量を一定に維持できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクチュエータと
して使用されるピエゾ制御装置に関するものである。
して使用されるピエゾ制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ピエゾをある一定の周波数で駆
動し、その変位を用いて、フィルターを切り換える等の
アクチュエータとして使用する場合、ピエゾ自体の特性
が環境、寿命等により変化するため、その変位量を一定
にするためには、ピエゾ変位を変位センサで常時検知
し、その変位量をピエゾ駆動装置にフィードバックする
ことにより、一定変位を確保しなければならない。しか
もその変位量が大になるに連れて、ピエゾ自体の特性は
経年変化の影響を受けやすく、一定駆動電圧でも一定変
位は得られない。
動し、その変位を用いて、フィルターを切り換える等の
アクチュエータとして使用する場合、ピエゾ自体の特性
が環境、寿命等により変化するため、その変位量を一定
にするためには、ピエゾ変位を変位センサで常時検知
し、その変位量をピエゾ駆動装置にフィードバックする
ことにより、一定変位を確保しなければならない。しか
もその変位量が大になるに連れて、ピエゾ自体の特性は
経年変化の影響を受けやすく、一定駆動電圧でも一定変
位は得られない。
【0003】以下に従来のピエゾ制御装置について説明
する。図6は従来のピエゾ制御装置のブロック図、図7
は同ピエゾ制御装置の制御タイミング図であり、1はピ
エゾ、10はピエゾを駆動する駆動装置、11はピエゾ
の変位量を常時検知し、アナログ的にその変位量を出力
するセンサ、12はピエゾ1を正規駆動周波数f1で駆
動する際のピエゾ変位量がL2となるようなセンサ11
の目標電圧REFを発生する目標電圧発生装置、13は
センサ11からの1周期毎の最大電圧PAつまり最大変
位量をホールドするピークホールド装置、14は目標電
圧REFとセンサ11からのピークホールド電圧PAと
の偏差量Hを求め、その偏差量Hを駆動装置10へ出力
する偏差アンプである。
する。図6は従来のピエゾ制御装置のブロック図、図7
は同ピエゾ制御装置の制御タイミング図であり、1はピ
エゾ、10はピエゾを駆動する駆動装置、11はピエゾ
の変位量を常時検知し、アナログ的にその変位量を出力
するセンサ、12はピエゾ1を正規駆動周波数f1で駆
動する際のピエゾ変位量がL2となるようなセンサ11
の目標電圧REFを発生する目標電圧発生装置、13は
センサ11からの1周期毎の最大電圧PAつまり最大変
位量をホールドするピークホールド装置、14は目標電
圧REFとセンサ11からのピークホールド電圧PAと
の偏差量Hを求め、その偏差量Hを駆動装置10へ出力
する偏差アンプである。
【0004】まず、センサ11とピエゾ1との距離をL
2になるよう配置する。また、センサ11は、距離L2
離れているピエゾ静止状態の時のセンサ出力SAが0
V、ピエゾ1とセンサ11との距離が0つまりピエゾ1
変位量がL2になった時のセンサ出力SAがREFとな
るよう設定されている。
2になるよう配置する。また、センサ11は、距離L2
離れているピエゾ静止状態の時のセンサ出力SAが0
V、ピエゾ1とセンサ11との距離が0つまりピエゾ1
変位量がL2になった時のセンサ出力SAがREFとな
るよう設定されている。
【0005】次に実際にピエゾを駆動しようとする正規
周波数f1でのピエゾ駆動動作について説明する。まず
駆動装置10から駆動周波数f1、及びある適当な駆動
電圧Vで、ピエゾ1が駆動される。この時、目標電圧発
生装置12からはセンサ11の目標電圧REFが偏差ア
ンプ14に出力されると共に、センサ11からはピエゾ
1変位量に応じた変位量SAが出力され、ピークホール
ド13により1周期毎の最大変位量PAがホールドされ
る。
周波数f1でのピエゾ駆動動作について説明する。まず
駆動装置10から駆動周波数f1、及びある適当な駆動
電圧Vで、ピエゾ1が駆動される。この時、目標電圧発
生装置12からはセンサ11の目標電圧REFが偏差ア
ンプ14に出力されると共に、センサ11からはピエゾ
1変位量に応じた変位量SAが出力され、ピークホール
ド13により1周期毎の最大変位量PAがホールドされ
る。
【0006】つまり、図7の(I)状態で、ピエゾ1変
位量はL2には達しておらず、駆動装置10からの駆動
電圧Vが小さかったことがわかる。そして、偏差アンプ
14は目標電圧REFとピークホールド13からのホー
ルド電圧PAとの偏差量Hを、次の周期の駆動電圧Vに
フィードバックするため、駆動装置10に偏差量Hをフ
ィードバックする。駆動装置は偏差量Hの値に応じて、
駆動電圧Vを制御し、次周期の駆動電圧Vを上昇させ
る。
位量はL2には達しておらず、駆動装置10からの駆動
電圧Vが小さかったことがわかる。そして、偏差アンプ
14は目標電圧REFとピークホールド13からのホー
ルド電圧PAとの偏差量Hを、次の周期の駆動電圧Vに
フィードバックするため、駆動装置10に偏差量Hをフ
ィードバックする。駆動装置は偏差量Hの値に応じて、
駆動電圧Vを制御し、次周期の駆動電圧Vを上昇させ
る。
【0007】このサイクルを繰り返しながら、ピエゾ1
は駆動周波数f1で変位量L2を確保することになる。
つまり、毎周期ピエゾ1変位量をフィードバックするこ
とにより、ピエゾ寿命、環境等によるピエゾ特性変化に
対し、駆動電圧を随時変化させながら、ピエゾ変位量を
一定に確保することができる。
は駆動周波数f1で変位量L2を確保することになる。
つまり、毎周期ピエゾ1変位量をフィードバックするこ
とにより、ピエゾ寿命、環境等によるピエゾ特性変化に
対し、駆動電圧を随時変化させながら、ピエゾ変位量を
一定に確保することができる。
【0008】しかし、そのためにまず、センサ11とし
てピエゾ変位量をアナログ的にかつピエゾ駆動周波数f
1よりも高速な応答周波数をもつ高価なセンサを用いる
必要があると共に、ピエゾ駆動周波数に応じてリアルタ
イムなフィードバック制御を行う必要があり、ピエゾ制
御装置全体として高価なものになる。
てピエゾ変位量をアナログ的にかつピエゾ駆動周波数f
1よりも高速な応答周波数をもつ高価なセンサを用いる
必要があると共に、ピエゾ駆動周波数に応じてリアルタ
イムなフィードバック制御を行う必要があり、ピエゾ制
御装置全体として高価なものになる。
【0009】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、寿命、環境等によるピエゾ特性変化が生じても、安
価な回路構成で正規周波数でのピエゾ変位量を一定にす
ることができるピエゾ制御装置を提供することを目的と
している。
で、寿命、環境等によるピエゾ特性変化が生じても、安
価な回路構成で正規周波数でのピエゾ変位量を一定にす
ることができるピエゾ制御装置を提供することを目的と
している。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、正規
周波数での駆動を行う以前に、正規周波数より低い第二
周波数でのピエゾ駆動におけるピエゾ変位量から、正規
周波数でのピエゾ変位量を一定にするピエゾ駆動電圧値
を決定する駆動電圧決定装置を備えた。
周波数での駆動を行う以前に、正規周波数より低い第二
周波数でのピエゾ駆動におけるピエゾ変位量から、正規
周波数でのピエゾ変位量を一定にするピエゾ駆動電圧値
を決定する駆動電圧決定装置を備えた。
【0011】請求項2の発明は、2枚のピエゾからなる
バイモルフピエゾと、一方のピエゾには分極方向と同
一、もう一方のピエゾには分極方向と逆方向となるよう
駆動するバイモルフ駆動装置とを備えた。
バイモルフピエゾと、一方のピエゾには分極方向と同
一、もう一方のピエゾには分極方向と逆方向となるよう
駆動するバイモルフ駆動装置とを備えた。
【0012】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、周波数
の低い第二周波数でのピエゾ変位検知に安価な変位セン
サが使用でき、前記変位量に対するピエゾ駆動電圧値を
基に、ピエゾ特性変化に対応した正規周波数におけるピ
エゾ駆動電圧値を求めることができるため、経年変化等
によるピエゾ特性変化に対し、安価な回路構成で正規周
波数におけるピエゾ変位量を一定に保持することができ
る。
の低い第二周波数でのピエゾ変位検知に安価な変位セン
サが使用でき、前記変位量に対するピエゾ駆動電圧値を
基に、ピエゾ特性変化に対応した正規周波数におけるピ
エゾ駆動電圧値を求めることができるため、経年変化等
によるピエゾ特性変化に対し、安価な回路構成で正規周
波数におけるピエゾ変位量を一定に保持することができ
る。
【0013】請求項2に記載の発明は、ピエゾ変位量を
大にすることができ、かつ変位量が大となっても安価な
制御装置で、その変位量を一定にすることができる。
大にすることができ、かつ変位量が大となっても安価な
制御装置で、その変位量を一定にすることができる。
【0014】以下、本発明の実施の形態について説明す
る。図1は本発明の一実施の形態におけるピエゾ制御装
置のブロック図、図2は同ピエゾ制御装置のタイミング
図、図3は同ピエゾ制御装置のピエゾ変位図、図4は同
ピエゾ制御装置の変位量と駆動周波数との関係図、図5
は同バイモルフピエゾの制御ブロック図である。
る。図1は本発明の一実施の形態におけるピエゾ制御装
置のブロック図、図2は同ピエゾ制御装置のタイミング
図、図3は同ピエゾ制御装置のピエゾ変位図、図4は同
ピエゾ制御装置の変位量と駆動周波数との関係図、図5
は同バイモルフピエゾの制御ブロック図である。
【0015】図1において、1はピエゾ、2はピエゾ1
を駆動する駆動装置、3はピエゾ変位があらかじめ決め
られた変位L1に達するとONする変位検知用のセン
サ、4はセンサ3がONするピエゾ駆動電圧値V1か
ら、駆動装置2が正規駆動周波数f1で変位L2を確保
するようピエゾ1の駆動電圧V2を決定する駆動電圧決
定装置である。
を駆動する駆動装置、3はピエゾ変位があらかじめ決め
られた変位L1に達するとONする変位検知用のセン
サ、4はセンサ3がONするピエゾ駆動電圧値V1か
ら、駆動装置2が正規駆動周波数f1で変位L2を確保
するようピエゾ1の駆動電圧V2を決定する駆動電圧決
定装置である。
【0016】図2、図3に示すように、ピエゾをある駆
動周波数で一定変位させるのに、2つのモードから構成
される。1つはINIモード期間であり、ピエゾ1が変
位L1に達するピエゾ駆動電圧値V1を調べる。この期
間の駆動周波数はDCである。もう1つがDriveモ
ード期間であり、ピエゾをアクチュエータとして利用す
る際の正規な周波数f1で、その周波数における変位量
L2を確保する期間である。
動周波数で一定変位させるのに、2つのモードから構成
される。1つはINIモード期間であり、ピエゾ1が変
位L1に達するピエゾ駆動電圧値V1を調べる。この期
間の駆動周波数はDCである。もう1つがDriveモ
ード期間であり、ピエゾをアクチュエータとして利用す
る際の正規な周波数f1で、その周波数における変位量
L2を確保する期間である。
【0017】まずINIモード期間であるが、この期間
に駆動電圧決定装置4は駆動装置2に対し、センサ3か
らの出力信号SがONするまで駆動電圧Vを徐々に上げ
るよう指令電圧VSを出力し、駆動電圧Vを上昇させ
る。センサ3がONすると、駆動電圧決定装置4は一旦
センサ3がOFFするまで駆動電圧Vが下がるよう指令
電圧VSを下げる。そして、再度駆動電圧Vを前回電圧
上昇速度よりもさらに遅く上昇させセンサ3がONする
駆動電圧値V1を正確に検知できるよう駆動電圧決定装
置4は指令電圧VSを制御する。この時のピエゾ変位動
作を図2の(1)〜(5)に示す。以上のようにして、
INIモード期間に駆動電圧決定装置4はピエゾ1が変
位L1に達する駆動電圧値V1を検知する。
に駆動電圧決定装置4は駆動装置2に対し、センサ3か
らの出力信号SがONするまで駆動電圧Vを徐々に上げ
るよう指令電圧VSを出力し、駆動電圧Vを上昇させ
る。センサ3がONすると、駆動電圧決定装置4は一旦
センサ3がOFFするまで駆動電圧Vが下がるよう指令
電圧VSを下げる。そして、再度駆動電圧Vを前回電圧
上昇速度よりもさらに遅く上昇させセンサ3がONする
駆動電圧値V1を正確に検知できるよう駆動電圧決定装
置4は指令電圧VSを制御する。この時のピエゾ変位動
作を図2の(1)〜(5)に示す。以上のようにして、
INIモード期間に駆動電圧決定装置4はピエゾ1が変
位L1に達する駆動電圧値V1を検知する。
【0018】次に正規周波数f1でピエゾ1を駆動する
Driveモード期間について説明する。この期間が実
際にピエゾ1がアクチュエータとして利用される期間で
あり、前回得られた駆動電圧値V1を基に、正規周波数
f1で変位L2を確保する駆動電圧V2を駆動電圧決定
装置4が演算し、実際に正規周波数f1でピエゾ1を駆
動することになる。
Driveモード期間について説明する。この期間が実
際にピエゾ1がアクチュエータとして利用される期間で
あり、前回得られた駆動電圧値V1を基に、正規周波数
f1で変位L2を確保する駆動電圧V2を駆動電圧決定
装置4が演算し、実際に正規周波数f1でピエゾ1を駆
動することになる。
【0019】ここで、正規周波数f1で変位L2を確保
する駆動電圧V2をどうやって駆動電圧V1から演算す
るかであるが、以下にその演算方法について説明する。
ピエゾは同一駆動電圧でも駆動周波数が上がるに連れ
て、変位量も増大する。
する駆動電圧V2をどうやって駆動電圧V1から演算す
るかであるが、以下にその演算方法について説明する。
ピエゾは同一駆動電圧でも駆動周波数が上がるに連れ
て、変位量も増大する。
【0020】図4は今回のピエゾ1の駆動周波数変化に
対する変位量変化を表しており、○線は駆動電圧V1で
駆動周波数を変化させた場合、△線は駆動電圧V2で駆
動周波数を変化させた場合を表している。
対する変位量変化を表しており、○線は駆動電圧V1で
駆動周波数を変化させた場合、△線は駆動電圧V2で駆
動周波数を変化させた場合を表している。
【0021】この結果から、駆動電圧V1のままでは正
規周波数f1時点でのピエゾ1の変位量はL1+αとな
り、所望の変位量L2は得られておらず、駆動周波数f
1時点で変位量L2を得るには、駆動周波数0つまりD
C駆動時の変位量が2*L1つまり、2倍のL1になる
駆動電圧Vをピエゾに印加すれば所望の変位量L2が得
られることがわかる。
規周波数f1時点でのピエゾ1の変位量はL1+αとな
り、所望の変位量L2は得られておらず、駆動周波数f
1時点で変位量L2を得るには、駆動周波数0つまりD
C駆動時の変位量が2*L1つまり、2倍のL1になる
駆動電圧Vをピエゾに印加すれば所望の変位量L2が得
られることがわかる。
【0022】また、ピエゾのDC駆動時の駆動電圧値と
変位量は比例関係にあることから、今回のピエゾ1を駆
動周波数f1で駆動する場合、変位量L2を確保する駆
動電圧V2は、V2=2*V1となる。つまり、駆動電
圧決定装置4は、Driveモード時、INIモードで
得られた駆動電圧値V1を2倍にして、新たに駆動装置
2に出力することになる。これにより、Driveモー
ド時、図3のように正規周波数f1で変位量L2を確保
するピエゾ制御が可能となる。
変位量は比例関係にあることから、今回のピエゾ1を駆
動周波数f1で駆動する場合、変位量L2を確保する駆
動電圧V2は、V2=2*V1となる。つまり、駆動電
圧決定装置4は、Driveモード時、INIモードで
得られた駆動電圧値V1を2倍にして、新たに駆動装置
2に出力することになる。これにより、Driveモー
ド時、図3のように正規周波数f1で変位量L2を確保
するピエゾ制御が可能となる。
【0023】以上により、ピエゾ1をアクチュエータと
しての休止期間、または停止期間に、非定期的に、IN
Iモード時からセッティングを上記のように行うことに
より、経年変化によるピエゾ特性変化に対し、正規周波
数f1で変位量L2を確保するピエゾ制御が可能とな
る。
しての休止期間、または停止期間に、非定期的に、IN
Iモード時からセッティングを上記のように行うことに
より、経年変化によるピエゾ特性変化に対し、正規周波
数f1で変位量L2を確保するピエゾ制御が可能とな
る。
【0024】また、ピエゾ1がバイモルフピエゾの場合
について図5を用いて説明する。6,7はピエゾで、分
極方向を互いに向き合わせて貼る構成でバイモルフピエ
ゾ5を構成している。矢印はその分極方向である。8は
バイモルフピエゾの駆動装置であり、ピエゾ6には正方
向電圧、ピエゾ7には逆方向電圧を印加し駆動する。
について図5を用いて説明する。6,7はピエゾで、分
極方向を互いに向き合わせて貼る構成でバイモルフピエ
ゾ5を構成している。矢印はその分極方向である。8は
バイモルフピエゾの駆動装置であり、ピエゾ6には正方
向電圧、ピエゾ7には逆方向電圧を印加し駆動する。
【0025】その他はすべて、前記実施の形態と同様で
ある。つまり、図3のINIモード期間にバイモルフピ
エゾ変位がL1なる駆動電圧V1を検知し、Drive
モード時にあらかじめ求められている計算式(グラフ)
を用いてV1からV2を算出し、駆動周波数f1時のバ
イモルフピエゾ変位量L2を確保する。以上により、バ
イモルフ構成にして変位量L2が大きくなっても、変位
量一定にすることが可能となる。
ある。つまり、図3のINIモード期間にバイモルフピ
エゾ変位がL1なる駆動電圧V1を検知し、Drive
モード時にあらかじめ求められている計算式(グラフ)
を用いてV1からV2を算出し、駆動周波数f1時のバ
イモルフピエゾ変位量L2を確保する。以上により、バ
イモルフ構成にして変位量L2が大きくなっても、変位
量一定にすることが可能となる。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、正規周波
数によるピエゾ駆動以外の期間、つまりDC電圧印加期
間にピエゾ変位を予め簡単な検知手段で検知し、そこで
得られた駆動電圧値を利用することにより、正規周波数
でのピエゾ駆動における変位量を一定にすることができ
るため、寿命、環境変化等によるピエゾ特性変化に対し
ても、一定の変位量が得られる低価格なピエゾ制御装置
を提供することができる。
数によるピエゾ駆動以外の期間、つまりDC電圧印加期
間にピエゾ変位を予め簡単な検知手段で検知し、そこで
得られた駆動電圧値を利用することにより、正規周波数
でのピエゾ駆動における変位量を一定にすることができ
るため、寿命、環境変化等によるピエゾ特性変化に対し
ても、一定の変位量が得られる低価格なピエゾ制御装置
を提供することができる。
【図1】本発明の一実施の形態におけるピエゾ制御装置
のブロック図
のブロック図
【図2】本発明の一実施の形態におけるピエゾ制御装置
のタイミング図
のタイミング図
【図3】本発明の一実施の形態におけるピエゾ制御装置
のピエゾ変位図
のピエゾ変位図
【図4】本発明の一実施の形態におけるピエゾ制御装置
の変位量と駆動周波数との関係図
の変位量と駆動周波数との関係図
【図5】本発明の一実施の形態におけるバイモルフピエ
ゾの制御ブロック図
ゾの制御ブロック図
【図6】従来のピエゾ制御装置のブロック図
【図7】従来のピエゾ制御装置の制御タイミング図
1 ピエゾ 2 駆動装置 3 センサ 4 駆動電圧決定装置
Claims (2)
- 【請求項1】ピエゾと、このピエゾを駆動する駆動装置
と、このピエゾの変位量を検知する変位検知装置とを備
えたピエゾ制御装置であって、正規周波数での駆動を行
う以前に、この正規周波数より低い第二周波数でのピエ
ゾ駆動におけるピエゾ変位量から、正規周波数でのピエ
ゾ変位量を一定にするピエゾ駆動電圧値を決定する駆動
電圧決定装置を備えたことを特徴とするピエゾ制御装
置。 - 【請求項2】2枚のピエゾからなるバイモルフピエゾ
と、一方のピエゾには分極方向と同一、もう一方のピエ
ゾには分極方向と逆方向となるよう駆動するバイモルフ
駆動装置とを備えたことを特徴とする請求項1記載のピ
エゾ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8283600A JPH10136664A (ja) | 1996-10-25 | 1996-10-25 | ピエゾ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8283600A JPH10136664A (ja) | 1996-10-25 | 1996-10-25 | ピエゾ制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10136664A true JPH10136664A (ja) | 1998-05-22 |
Family
ID=17667611
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8283600A Pending JPH10136664A (ja) | 1996-10-25 | 1996-10-25 | ピエゾ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10136664A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008215186A (ja) * | 2007-03-05 | 2008-09-18 | Denso Corp | 燃料噴射装置 |
-
1996
- 1996-10-25 JP JP8283600A patent/JPH10136664A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008215186A (ja) * | 2007-03-05 | 2008-09-18 | Denso Corp | 燃料噴射装置 |
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