JPH10136590A - 電動機用ステータ - Google Patents

電動機用ステータ

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JPH10136590A
JPH10136590A JP29071796A JP29071796A JPH10136590A JP H10136590 A JPH10136590 A JP H10136590A JP 29071796 A JP29071796 A JP 29071796A JP 29071796 A JP29071796 A JP 29071796A JP H10136590 A JPH10136590 A JP H10136590A
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JP
Japan
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laminated portion
teeth
lamination part
laminated
thin plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP29071796A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Kono
和宏 河野
Daizo Takaoka
大造 高岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP29071796A priority Critical patent/JPH10136590A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立作業の煩雑さを招くことなく、電磁鋼板
の利用効率を高めた電動機用ステータを提供する。 【解決手段】 環状に形成していた外側積層部を内側積
層部1の複数の歯部2、3のうち第2の歯部2を境に円
弧状に分割して形成し、その第2の歯部2間に外側積層
部4を固着することにより、環状の磁路を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数枚の電磁鋼板
を積層した積層体をコアとする電動機用ステータに関す
る。更に詳しくは、ステータの内側にロータが配置され
る所謂、インナーロータタイプの電動機用ステータに関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に電動機は、ステータの内側にロー
タを配置するインナーロータタイプと、ステータの外側
にロータを配置するアウターロータタイプがあり、その
特性の違いから用途に合わせた使い分けが行われてい
る。
【0003】そのうち、インナーロータタイプは、図4
に示すような環状の磁路を形成する円環部とそこから中
心に向かって突出するT字型の歯部13aを有する薄板
14aをプレス加工によって打ち抜き、それらを複数枚
積層したコア14に、その内側から各歯部13に表面が
絶縁処理された導線5を巻回することによりステータを
形成していた。
【0004】このような形状のコア14では、T字型の
歯部13がコアの内側に向かって突出しているため、導
線5を歯部13に巻回する作業が困難であった。この導
線5の巻回作業を容易にするため、近年、別の構成の電
動機用ステータが提案されており、その構成を図5に示
す。
【0005】図中21aは、プレス加工によって電磁鋼
板から打ち抜かれた内側薄板であり、円環部から歯部2
3aが放射状に突出した星型の形状をなしている。この
内側薄板21aを複数枚積層することにより内側積層部
21を得る。歯部23の側面は平面もしくは出っ張りの
ない滑らかな形状となっている。
【0006】このような側面形状とすることにより、導
線5が巻回された樹脂製のボビン6をこの側面に沿って
歯部23に嵌合することができるようになる。ここでボ
ビン6を用いるのは、導線5の巻回作業をコアの成型と
は別の工程で行うことができ、直接、導線5を歯部23
に巻回するよりはるかに巻回作業を効率化することがで
きるためである。
【0007】24aは、内側薄板21aと同様に電磁鋼板
から打ち抜かれた環状の外側薄板であり、内側薄板21
aの歯部23aに接するような内径を有する。この外側薄
板24aを内側薄板21aと同じ枚数積層することにより
外側積層部24を得る。
【0008】この外側積層部24の内側に、全ての歯部
23にボビン6が嵌合した内側積層部21を圧入するこ
とにより、電動機用ステータが形成される。この電動機
用ステータでは、内側薄板21aと外側薄板24aを電磁
鋼板からプレス加工により打ち抜く際、外側薄板24a
と内側薄板21aの間に抜きしろが必要なため、外側薄
板24aの内部で内側薄板21aを打ち抜くことができ
ず、図6に示すように別々の領域において打ち抜かねば
ならず、電磁鋼板10の利用効率が悪かった。
【0009】一方、実開平6−48350号公報では、
先の図4において説明したような、環状の磁路を形成す
る円環部とそこから中心に向かって突出するT字型の歯
部13aを有する薄板14aを積層してなるコア14につ
いて、電磁鋼板の利用効率を向上させる構成が提案され
ている。
【0010】その構成によると、図4において破線で示
すように、環状の薄板14aを4つの円弧状の薄板15
a、16a、17a、18aに分割することにより、それら
を平行に配置して電磁鋼板から打ち抜いている。これに
より、電磁鋼板から環状の薄板14aを打ち抜く際に生
じる内側部分の無駄が生じなくなるようにしている。
【0011】従って、このような構成を、上記図5にお
いて説明した円環部とそこから放射状に突出した歯部2
3aを有する星型の内側薄板21aと環状の外側薄板24
aを積層してなるコアについても同様に適用し、外側薄
板24aを分割することが考えられる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これま
でその具体的な構成については提案されておらず、分割
の仕方次第によっては、反って組み立て作業が煩雑にな
り、導線の巻回作業の容易性というメリットを失う虞れ
がある。
【0013】上記課題に鑑みて、本発明の電動機用ステ
ータは、作業の煩雑さを招くことなく電磁鋼板の利用効
率を向上させることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の電動機用ステー
タは、従来環状に形成していた外側積層部を内側積層部
の複数の歯部のうち少なくとも2本の歯部を境に円弧状
に分割して形成し、その歯部間に外側積層部を固着す
る。
【0015】このような構成とすることにより、円弧状
の外側積層部と歯部の先端部とで環状の磁路を形成する
ことができる。また、内側積層部の複数の歯部を、外側
積層部の内周に接する長さの第1の歯部と、外周に沿う
長さの第2の歯部とから構成し、外側積層部を前記第2
の歯部間に固着する。
【0016】このような構成とすることにより、外側積
層部の内周に第1の歯部が接し、且つ、外周に第2の歯
部の先端が沿うようになり、外側積層部を位置規制する
ことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の一例を図に
基づき説明する。尚、従来技術と同一の部材は同一符号
を付してその説明を省略する。
【0018】図1は、本発明の実施の一形態例を示す電
動機用ステータの断面図である。図中1は、内側積層部
であり、同形の内側薄板1aを複数枚積層した構成とな
っている。この内側薄板1aは、円環部とそこから放射
状に突出する歯部2a、3aとからなる星型の形状をなし
ている。
【0019】歯部2a、3aは、6本の第1の歯部3aと
2本の第2の歯部2aとからなり、第1の歯部3aは、円
弧状の外側薄板4aの内周に接する長さを有し、第2の
歯部2aは、外側薄板4aの外周に沿う長さを有する。好
ましくは、第1の歯部3aの先端が、円弧状の外側薄板
4aの内周に接するように、また、第2の歯部2aの先端
が、外側薄板4aの外周に沿うように、円弧状となって
いればよい。
【0020】また、第1の歯部3a及び第2の歯部2aの
側面は、ともに平面かまたは出っ張りのない滑らかな形
状となっている。外側積層部4は、同型の円弧状の外側
薄板4aを内側積層部と同じ枚数積層した構成になって
いる。
【0021】6は、導線5が巻回されたボビンである。
このボビン6は、内側積層部2の8本の歯部2、3夫々
に嵌合している。7は、ロータであり、シャフト8とそ
の周囲に形成されたロータ磁石9とから構成される。シ
ャフト8は、図示しない軸受により回転可能に支持され
ている。ロータ磁石9は、S極とN極が交互に着磁され
た永久磁石で構成され、シャフト8に一体に形成されて
いる。
【0022】このような構成において、導線5が巻回さ
れたボビン6を第1及び第2の歯部2、3夫々に嵌合さ
せることにより得られる電磁石を、所定の順序で磁化す
ることにより、ロータ磁石9との間で磁力が発生し、ロ
ータ磁石9と一体にシャフト8が回転する。
【0023】次に、図2を用いて本発明の電動機用ステ
ータの製造方法を以下に説明する。図2(a)は、各部材
を電磁鋼板10から打ち抜く際の夫々の配置を示してい
る。ステータの構成を上述のようにすることにより、電
磁鋼板10上には、円環部から6本の第1の歯部3aと
2本の第2の歯部2aが突出した星型の内側薄板1aを挟
んで、その両端に円弧状の外側薄板4aを配置すること
ができる。具体的には、図中垂直方向に突出する第2の
歯部2aから3mm水平方向にずらして2枚の外側薄板4a
が夫々配置される。
【0024】このような配置に基づいて、各部材は、両
面に絶縁処理が施された厚さ0.5mmの電磁鋼板10か
らプレス加工により打ち抜かれる。図2(b)は、打ち抜
かれた星型の内側薄板1a及び円弧状の外側薄板4aを示
している。
【0025】内側薄板1aを複数枚積層することにより
図2(c)に示すような内側積層部1が形成され、また同
様に、円弧状の外側薄板4aを内側薄板1aと同じ枚数積
層することにより2個の外側積層部4が形成される。
【0026】次に、内側積層部1の各歯部2、3に導線
を巻回する作業を行うが、その際、図2(d)に示すよう
なあらかじめ別の工程で導線5を巻回したボビン6を各
歯部2、3に嵌合することにより行う。
【0027】このようにボビン6を各歯部2、3に嵌合
することができるのは、歯部2、3の側面形状が、とも
に平面かまたは出っ張りのない滑らかな形状となってい
ることに基づいている。
【0028】これにより、導線の巻回作業が簡略化され
る共に、内側積層部1が固定される。最後に、図2(e)
に示すようにボビン6が嵌合された内側積層部1の第2
の歯部2が円弧状の外側積層部4の外周に沿うように配
置され、その接合部分を溶接により固着する。このと
き、第1の歯部3が外側積層部4の内周に接して、内側
から外側積層部4を位置規制している。尚、図中1本の
歯部2に嵌合するボビン6についてのみ開示している
が、その他7本の歯部2、3にも夫々ボビン6が同様に
嵌合している。
【0029】このように第2の歯部2aの先端部分と2
つの円弧状の外側積層部4の結合により環状の磁路が形
成されて、本発明の電動機用ステータを得る。また、本
発明のその他の実施の形態例における電動機用ステータ
の断面図を図3に示す。
【0030】図中1は、円環部とそこから放射状に突出
する8本の第2の歯部2とからなる星型の内側積層部で
ある。第2の歯部2は全て、前記実施形態において説明
したように外側積層部4の外周半径に沿う長さを有して
いる。このように全ての歯部を第2の歯部2として、内
側積層部1を形成することもできる。
【0031】尚、上記実施形態の説明では、図5におけ
る環状の外側積層部4を第2の歯部2を境に2分割また
は8分割したが、それに限定されることなく、第2の歯
部2の数に応じて分割数を変更することができる。
【0032】また、内側積層部1と外側積層部4を、溶
接により固着する場合について説明したが、それに限定
されることなく、種々の固着方法が適用できる。
【0033】
【発明の効果】本発明の電動機用ステータによれば、従
来環状に形成していた外側積層部を内側積層部の歯部を
境に複数の円弧状に分割して形成したことにより、電磁
鋼板等の資材の利用効率を向上させることができる。
【0034】更に、内側積層部の歯部を、前記外側積層
部の内周に接する長さの第1の歯部と、外周に沿う長さ
の第2の歯部とで構成することにより、外側積層部と内
側積層部の位置決めが容易となり、正確に両者を固着す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の一形態例を示す電動機用ステ
ータの断面図である。
【図2】 本発明の実施の一形態例を示す電動機用ステ
ータの製造方法を示す模式図である。
【図3】 本発明のその他の実施の形態例を示す電動機
用ステータの断面図である。
【図4】 従来の電動機用ステータコアの断面図であ
る。
【図5】 従来の電動機用ステータの断面図である。
【図6】 従来の電磁鋼板上における各部材の配置を示
す模式図である。
【符号の説明】
1 内側積層部 2 第2の歯部 3 第1の歯部 4 外側積層部 5 導線 6 ボビン 7 ロータ 8 シャフト 9 ロータ磁石 10 電磁鋼

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射状に突出した複数の歯部を有する環
    状の内側薄板を積層した内側積層部と、導線が巻回さ
    れ、前記内側積層部の各歯部に嵌合するボビンと、前記
    内側積層部の各歯部間に固着される円弧状の外側薄板を
    積層した外側積層部とからなることを特徴とする電動機
    用ステータ。
  2. 【請求項2】 放射状に突出し、第1または第2の突出
    量を有する複数の歯部を備えた環状の内側薄板を積層し
    た内側積層部と、導線が巻回され、前記内側積層部の各
    歯部に嵌合するボビンと、前記内側積層部の第1の各歯
    部を囲繞し、第2の各歯部間に固着される円弧状の外側
    薄板を積層した外側積層部とからなることを特徴とする
    電動機用ステータ。
  3. 【請求項3】 前記第1の歯部は前記外側積層部の内周
    に接する長さを有し、前記第2の歯部は前記外側積層部
    の外周に沿う長さを有することを特徴とする請求項2記
    載の電動機用ステータ。
JP29071796A 1996-10-31 1996-10-31 電動機用ステータ Pending JPH10136590A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007014120A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Nishishiba Electric Co Ltd 軸駆動発電機
EP4318881A1 (de) * 2022-08-01 2024-02-07 Wittur Holding GmbH Elektromotor mit speziellem, leicht bewickelbaren statorkörper

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