JPH10136547A - ケーブル接続用クロージャ - Google Patents

ケーブル接続用クロージャ

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JPH10136547A
JPH10136547A JP8300827A JP30082796A JPH10136547A JP H10136547 A JPH10136547 A JP H10136547A JP 8300827 A JP8300827 A JP 8300827A JP 30082796 A JP30082796 A JP 30082796A JP H10136547 A JPH10136547 A JP H10136547A
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cable
locking
core wire
closure
base member
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JP8300827A
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Mitsuharu Koshiyama
光治 越山
Kinshi Mineshima
謹司 峯島
Tatsuro Oikawa
達郎 及川
Mitsuo Kama
光男 鎌
Tetsuya Hoshijima
徹也 星島
Toshiyuki Ishikawa
俊幸 石川
Yoshiyuki Yoshii
良行 吉井
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JAPAN RIICOM KK
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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JAPAN RIICOM KK
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/44Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
    • G02B6/4439Auxiliary devices
    • G02B6/444Systems or boxes with surplus lengths
    • G02B6/4441Boxes
    • G02B6/4442Cap coupling boxes

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Cable Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 心線接続部へのアクセスがネジ回し等の工具
を用いることなく行え、かつ、高い密閉性が得られるケ
ーブル接続用クロージャを提供する。 【解決手段】 ベース部材2の外面に前記ケーブル挿通
孔の周りで被係止部が形成された係止片12を弾性屈曲
可能に立設するとともに、該係止片12の被係止部13
に係止する係止部14が形成されたケーブルシールキャ
ップ15を着脱自在に備えて前記係止部14を前記係止
片12の被係止部13に係止させると共に、前記ベース
部材2の内面に前記カバー部材3の開口端が嵌合可能な
筒状嵌合部20を形成し、該筒状嵌合部20の径方向外
側に被係止部21が形成された複数の係止片22を周方
向に間隔を隔て弾性屈曲可能に立設するとともに、該係
止片22の被係止部21に係止可能な複数の係止部30
を前記カバー部材3に形成し、前記筒状嵌合部20に前
記カバー部材3と弾接するシール部材24を設け、さら
にベース部材3に備えた支持部材5を介して複数の心線
収容体4を回動自在に重合連結配備した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フィンガーホー
ル等に配置される地下用のケーブル接続用クロージャ、
特に、テンションメンバを含む光ケーブルの接続や分岐
配線に用いられ、光ケーブル等の心線接続部へのアクセ
スが容易に行えるケーブル接続用クロージャに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光ケーブル等のケーブルの接続
に際しては、クロージャを用いて心線外被の接続を行
う。このようなクロージャ、特に、地下ケーブル接続用
のクロージャは内部への浸水を確実に防止できる高度な
密閉性が求められる反面、また、心線接続部に容易にア
クセスできることが望まれる。このため、従来のクロー
ジャにあっては、シール部材を介してビス等により接合
される2つのケースハーフからケースを構成するケース
構造、あるいは、ケースに心線接続部に臨む開口を形成
し、この開口にシール部材を介して蓋をビス止めするケ
ース構造を採用し、密閉性と接続作業性の両立を図って
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のクロ
ージャにあっては、ケーブルの接続等に際して心線接続
部にアクセスするにはネジ回し等の工具を用いてビスの
取外しや取付を行わなければならず、その作業が煩雑で
あるし、さらに心線接続部にアクセスするにはテンショ
ンメンバの取外しや取付を行わなければならず、その作
業が煩雑であるという問題があり、しかも、光ファイバ
の分岐・引込接続には接続作業の失敗を見越して心線に
余裕を持たせた余長処理が不可欠であって、任意の心線
のハンドリングも厄介であって、識別性も困難であるば
かりか、心線の交換や増設もむずかしく、心線接続の安
全性や、作業性の上でも構造が複雑化してコスト高とな
るという問題があった。特に、ハンドホールやフィンガ
ーホール内に配設されるクロージャにあっては、ホール
内の空間が狭く作業時に工具がホール壁面と干渉しやす
いため、上述した問題も顕著であった。本発明は、これ
ら従来の欠点を排除しようとするもので、各種接続工法
に対応して容易に用いられ、一目でわかる配線ができて
識別性良好であり、心線接続部へのアクセスが簡便に行
え、配線作業性を大巾に向上し組立解体も容易でかつ、
ケーブル収納の高密度化とケーブルシールの作業性もよ
く、組立解体作業も良好で高い密閉性が得られるクロー
ジャを提供することを目的としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のケーブ
ル挿通孔が形成されたベース部材と、キャップ状のカバ
ー部材とからクロージャケースを構成し、該クロージャ
ケース内に複数のケーブルの接続端部をそれぞれ接続し
た接続部と、該接続部からの心線余長部とを内装する心
線収容体を備えたケーブル接続用クロージャにおいて、
前記ベース部材のケーブル挿通孔にゴム様弾性材からな
るブッシュを嵌入して該ブッシュに前記ケーブルを液密
的に貫通させ、前記ベース部材の外面に前記ケーブル挿
通孔の周りで被係止部が形成された係止片を弾性屈曲可
能に立設するとともに、該係止片の被係止部に係止する
係止部が形成されたケーブルシールキャップを着脱自在
に備えて前記ブッシュに弾接させて前記係止部を前記係
止片の被係止部に係止させるとともに、前記ベース部材
の内面に前記カバー部材の開口端が嵌合可能な筒状嵌合
部を形成し、該筒状嵌合部の径方向外側に被係止部が形
成された複数の係止片を周方向に間隔を隔て弾性屈曲可
能に立設するとともに、該係止片の被係止部に係止可能
な複数の係止部を前記カバー部材に形成し、前記筒状嵌
合部の外周に前記カバー部材と弾接するシール部材を設
け、さらにベース部材に備えた支持部材を介して心線収
容体を回動自在に重合連結配備し、各心線収容体に心線
接続部収納部及び心線余長収納部を形成したものであ
る。
【0005】
【発明の実施の形態】この発明は、地下ケーブル接続用
のクロージャに適し、特に、配置空間が狭いフィンガー
ホールやハンドホールなどに配設されるクロージャに適
する。このクロージャは、カバー部材の延出部の取付孔
にボルトや支持ピン等を挿通させ、フィンガーホール内
等に取り付けられる。この発明にかかる光ケーブル接続
用クロージャでは、カバー部材を外して、ベース部材の
ケーブル導入部に備えたテンションメンバ把持部にケー
ブルのテンションメンバを止着し、引き出された心線は
内配線材料に接続し分岐配線される心線は心線収容体及
びケーブル導出部を経てケース本体外に出されて配索さ
れる。クロージャ内では、心線収容体によって接続部が
収納され、しかも、心線接続の交換並びに増設が簡単に
でき、心線余長の収容の余分な外力のかからないででき
捻回、巻き癖を生じないで一目でわかる配線ができて識
別性良好であると共に、任意の心線のハンドリングが容
易で取扱いも簡便であり、各心線余長の収容保持も確実
で、心線の捻り防止に寄与し交換及び増設もワンタッチ
可能で接続、分岐の作業を安全かつ容易にすることがで
きる。
【0006】
【実施の例】以下、この発明の実施例を図1乃至図8を
参照して説明すると、複数のケーブル挿通孔1が形成さ
れたベース部材2と、キャップ状のカバー部材3とから
クロージャケースを構成し、該クロージャケース内に複
数のケーブルの接続端部をそれぞれ接続した接続部と、
該接続部からの心線余長部とを内装する心線収容体4を
備えたケーブル接続用クロージャ10であって、前記ベ
ース部材2のケーブル挿通孔1にゴム様弾性材からなる
ブッシュ11を嵌入して、該ブッシュ11にケーブルを
液密的に貫通させ、前記ベース部材2の外面に前記ケー
ブル挿通孔の周りで被係止部が形成された係止片12を
弾性屈曲可能に立設するとともに、該係止片12の被係
止部13に係止する係止部14が形成されたケーブルシ
ールキャップ15を着脱自在に備えて前記ブッシュ11
に弾接させて前記係止部14を前記係止片12の被係止
部13に係止させると共に、前記ベース部材2の内面に
前記カバー部材3の開口端が嵌合可能な筒状嵌合部20
を形成し、該筒状嵌合部20の径方向外側に被係止部2
1が形成された複数の係止片22を周方向に間隔を隔て
弾性屈曲可能に立設するとともに、該係止片22の被係
止部21に係止可能な複数の係止部30を前記カバー部
材3に形成し、前記筒状嵌合部20に前記カバー部材3
と弾接するシール部材24を設け、さらにベース部材3
に備えた支持部材5を介して複数の心線収容体4を回動
自在に重合連結配備し、各心線収容体4に心線接続部収
納部40及び心線余長収納部41を形成してケーブル接
続用クロージャ10としてある。
【0007】前記ベース部材には内側テンションメンバ
把持具6,7及び外側テンションメンバ把持具8を備
え、前記係止片22の被係止部21が係止穴であり、前
記キャップ部材15の係止部14が前記穴に係止可能な
係止爪で前記カバー部材3の係止部30が差込方向縁部
および周方向縁部に傾斜面を有する係止爪で、それぞれ
互いにワンタッチ嵌装係止できるようにしてある。ま
た、前記ケーブルシールキャップ15は、係止穴有りは
取付孔などの係止部14のある筒状体で、前記係止部1
3に着脱自在にワンタッチで嵌着されてケーブルブッシ
ュ11をケーブルに弾接させるようになっているが、筒
状体の外周に舌状の取付片を一対または複数突設し、各
取付片に形成した取付孔にネジを挿入してネジ止め方式
のキャップでブッシュ11をケーブルに弾接することも
できる。
【0008】前記心線収容体4としては、図2に示すよ
うに心線余長巻取部42と、単心接続部の収容部43と
を内装した偏平状トレイ44(図3)を着脱自在に設け
た偏平ケースとしてブラケット45及び連結ピン46を
介して前記ベース部材2に取付けた支持部材5に着脱自
在で、かつ回動自在に複数備えられているが、この心線
収容体4は片面に心線余長収納部41を持ち、他面に心
線接続部の収容部43を備えるように偏平状トレイ44
を配備するのがよい。
【0009】さらに心線収容体4には、舌片状の心線押
え47,48及びガイド片49を備えて心線接続部の収
容部43並びに心線余長収納部41が形成されて、ケー
ブルをIN及びアウトに誘導できるようにするのがよ
い。この場合心線収容体4は複数重合連設し、各心線収
容体4が一枚づつ或いは二枚以上連結ピン46を中心と
して回動させて垂直状態から水平状態に変位させて内部
への配線取扱処理が簡便化できるようにしてある。
【0010】図1の例のクロージャ10は、フィンガー
ホール内に収容され、分岐光ケーブルIPの複数(本実
施の形態では8)の引き込み光ケーブルへの分岐接続に
用いられる。図中明示しないが、分岐光ケーブルは8本
の引き込み光ケーブルに対応した8本の支線光ケーブル
を外被により被覆してなり、これら支線光ケーブルおよ
び引き込み光ケーブルがそれぞれ心線(光ファイバ)と
2本のテンションメンバを被覆して構成される。
【0011】前記ベース部材2には、底外面の中央にケ
ーブル挿通孔1のある大径ボス部と周辺部に8つの小径
ボス部が2つを1組として周方向に90°離間して形成
される。この小径ボス部および大径ボスにはそれぞれキ
ャップが嵌着されるが、スリット16のある小径キャッ
プ15(図5参照)が小径ボス部に、また大径ボス部に
は大キャップ25(図6参照)が嵌着する。このボス部
には外面側からブッシュが嵌入され、このブッシュがキ
ャップ15,25により保持されて弾着される。このブ
ッシュは、エラストマやゲル、あるいはゴム等から円錐
台形状に成形され、大径ボス部に嵌入するものではヒョ
ウタン状の8つの挿通孔が周方向に等間隔に離間して形
成されて、各挿通孔支線光ケーブルが挿通され、変形し
た状態で大径ボス部内に圧入されて大キャップ25によ
り保持される
【0012】同様に、小径ボス部には単一孔のあるブッ
シュ11が嵌入され、このブッシュ11が小キャップ1
5により保持されて弾着する。ブッシュ11もゲル等か
ら略円錐台形状に成形され、引き込み光ケーブルが挿通
される断面略ヒョウタン状の挿通孔を有し、変形した状
態でケーブルを小径導入孔内に圧入され、小キャップ1
5により保持される(図1参照)。例えば、ケーブルブ
ッシュ11は、ケーブル挿入孔1を略ヒョウタン形状、
若しくはマユダマ形状の単一孔或いは、複数孔の集合タ
イプとした筒状体で、その一端或いは、両端部が若干硬
度の熱可塑性ゴム組成物(硬度30〜100Hs好まし
くは40〜80Hs)からなる外層でその中央部が低硬
度の熱可塑性ゴム組成物(硬度0〜30Hs好ましくは
2〜10Hs)がらなる内層のサンドウィッチ構造の3
層或いは2層積層成形品(図示せず)を用いるのがよ
く、前記キャップ15,25の嵌着で押し付け挾持する
ことにより、液密的で確実なシール性を保つことができ
る。即ち、高低硬度の積層構造でキャップの締結力の低
減がはかられると共に高硬度外層により低硬度内装のフ
ロ止めになってシール性を大巾に向上できるようになっ
ている。
【0013】また、ベース部材2内面には、テンション
メンバ把持具6,7(図7及び図8)が、中央部とその
外周辺に固着され、ケーブルの保持を確実にするように
組立てられるが、このテンションメンバ把持具7には前
記心線収容体4の支持部材5の取付部71 を突設し、メ
ンバ取付孔72 及びベース部材2への取付孔73 を有し
ており、またテンションメンバ把持具6にも取付部
1 、メンバ取付孔62 及びベース部材2への取付孔6
3 が備えられている。
【0014】図9乃至図11の具体例では、クロージャ
10のベース部材2に立設した支持部材5に配備した心
線収容体4をドロップ用クロージャとしての心線収納用
品(図10及び図11)を収納して用いるようにした例
で、心線巻取部42と、心線接続部収納部43とを心線
押え47のあるガイドリブ49で、心線接続部40を区
画形成し、心線余長と接続部とを収納するケース体をク
ロージャ10内に装備したものである。なお、前記心線
収容体4内の区画には図10及び図11に示すように、
ケーブルドロップ用収納用品として心線余長巻取部42
と、単心接続部の収容部43とを区画して集合配備し、
該接続部の収容部43をスリット431のあるリブ43
2 と高低差のあるリブ433 とで構成するのもよい。こ
の場合、この心線収容体4はヘッド部のあるノブ41
支持部材5に挿脱自在に連結されると共に回動可能とし
て取扱処理しやすい形態としてある。
【0015】前記カバー部材3は、図1および図9に示
すように、上端が略半球状に閉止、下端が開口した有底
円筒状をなし、樹脂の射出成形等により成形される。こ
のカバー部材3の外周面には、閉止端側に8つのリブ3
1が、開口端側に8つの係止爪の係止部30と、必要に
応じて位置決め用突条が、中間部に複数の滑り止め用の
突条が一体に形成される。リブ31にはそれぞれ挿通孔
が形成され、これら挿通孔に取付用のボルトや支持ピン
が挿通する。係止部30は、周方向に一定間隔で形成さ
れ、開口端側および周方向一側にそれぞれ傾斜部が形成
される。この係止部30は、ベース部材2の係止片22
の係止穴21に嵌合係止する。
【0016】この実施の形態にあっては、分岐光ケーブ
ルと引き込み光ケーブルを接続する場合、先ず、分岐光
ケーブルをキャップ15とブッシュ11に挿通してベー
ス部材2のケーブル挿入孔1に貫通させ、また同様に、
集合引き込み光ケーブルをキャップ25とブッシュに挿
通してベース部材2の中央の大径ケーブル挿入孔に挿通
し、これらケーブルの接続側端部をベース部材2の内面
側に引き出す。そして、ブッシュを嵌入してキャップ1
5,25で係止止着し、また、各ケーブルのテンション
メンバを止着する。
【0017】ここで、各キャップ15,25を、弾性的
に屈曲させて係止爪が係止片の係止穴に嵌合係止し、そ
のブッシュを弾着して押圧する。このため、キャップ1
5,25の取付は工具を用いること無く行え、また、ブ
ッシュが弾性変形を生じてケーブルに弾接し、高い封止
性が得られる。この場合各キャップは押し込み方式に代
えてネジ止め方式を採用することもできる。
【0018】また、予め組み付けられた支持部材5と心
線収容体4との取付も工具を用いること無く簡単に、い
わゆるワンタッチで行える。次いで、各ケーブルの光フ
ァイバを心線収容体4の配索穴から心線接続部40内に
導いてコネクタにより接続し、コネクタをコネクタ収容
部43内に収容し、また、余長部分を余長巻取部42に
巻回保持する。
【0019】この後、カバー部材3をベース部材2に取
り付けて心線収容体4をシール部材を介して被蓋する。
すなわち、カバー部材3の開口端をベース部材2の嵌合
筒部20と嵌合させる。ここで、カバー部材3は、開口
端外周の係止部30が係止片22を弾性的に屈曲させて
係止片22の係止穴21に嵌合係止してベース部材2に
取り付けられる。このため、カバー部材3の取付も工具
を用いることなく簡単にワンタッチで行える。カバー部
材3の開口端内周面との間に全周にわたってシール部材
24が介在して弾着するため、内部への水の浸入等を確
実に防止できる。また、ケーブルの再接続等は、前述し
た手順と逆に、カバー部材3をベース部材2から取外
し、さらに、必要に応じて心線収容体4を取り外して行
いケーブルの再接続も容易に行える。
【0020】また、上述した実施の形態にあって、係止
片の係止穴及び係止爪は相対関係にあるので、これらの
係止関係を逆に形成することも可能である。また、テン
ションメンバの止着も工具を用いることなく行えるよう
に構成するが、ベース部材2に金属製の止着用部材を取
り付け、この止着部材にねじ等を用いテンションメンバ
を止着し、高い止着強度を得ることも可能である。
【0021】
【発明の効果】本発明は、複数のケーブル挿通孔が形成
されたベース部材と、キャップ状のカバー部材とからク
ロージャケースを構成し、該クロージャケース内に複数
のケーブルの接続端部をそれぞれ接続した接続部と、該
接続部からの心線余長部とを内装する心線収容体を備え
たケーブル接続用クロージャにおいて、前記ベース部材
のケーブル挿通孔にゴム様弾性材からなるブッシュを嵌
入して該ブッシュに前記ケーブルを液密的に貫通させ、
前記ベース部材の外面に前記ケーブル挿通孔の周りで被
係止部が形成された係止片を弾性屈曲可能に立設すると
ともに、該係止片の被係止部に係止する係止部が形成さ
れたケーブルシールキャップを着脱自在に備えて前記ブ
ッシュに弾接させて前記係止部を前記係止片の被係止部
に係止させるとともに、前記ベース部材の内面に前記カ
バー部材の開口端が嵌合可能な筒状嵌合部を形成し、該
筒状嵌合部の径方向外側に被係止部が形成された複数の
係止片を周方向に間隔を隔て弾性屈曲可能に起設すると
ともに、該係止片の被係止部に係止可能な複数の係止部
を前記カバー部材に形成し、前記筒状嵌合部の外周に前
記カバー部材と弾接するシール部材を設け、さらにベー
ス部材に備えた支持部材を介して心線収容体を回動自在
に重合連結配備し、各心線収容体に心線接続部収納部及
び心線余長収納部を形成したベース部材へのカバー部材
の着脱が工具を用いることなく行え、かつ、高い密閉性
が維持できるため、ケーブルの接続作業が容易に行え、
また、内部への水の浸入等も確実に防止できるほか、ケ
ーブルの接続等に際してのケース内部へのアクセスが工
具を用いることなく行え、また、テンションメンバの止
着も最小工具で行える。このためケーブルの接続作業を
容易かつ短時間で行え、ケーブルの設置費用の低減等が
図れ、しかもケーブル取付が1個のベース部材のみによ
る作業のため作業向上が得られると共に、スリーブシー
ル部分に粘着シール材・コンパウンドを使用しないので
組立・解体作業が容易であり、ハンドホールやフィンガ
ーホール内でのクロージャの設置自由度も大きく設置作
業が容易であり、ケーブルに接続される光ファイバー心
線を単心接続部を介して単心線に分岐され、各単心線の
他端の心線接続の交換並びに増設が簡単にでき、心線余
長の収容も余分な外力のかからないででき捻回、巻き癖
を生じないで一目でわかる配線ができて識別性良好で、
しかも任意の心線のハンドリングが可能で取り扱い容易
であり、安全な接続処理作業が行えて、作業性を大巾に
向上すると共に、単心接続部と心線余長収納部とが完全
に分離状態で納められるし、心線接続部のみ固定すれば
よいので、余分な収納部材を不要とし、低コストで生産
できるなど実用上の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一の実施の形態に係るケーブル接続用
クロージャを示し、(a)はその一部分離状態の縦断面
図、(b)は底面図、(c)はベース部材のみの内部を
示す平面図である。
【図2】図1の例で用いられた心線収容体を示し、
(a)は展開側面図、(b)はその平面図、(c)は分
離状態の正面図である。
【図3】図2の例で用いられるトレイの平面図である。
【図4】図1の例のベース部材を示し、(a)はその平
面図、(b)はA−A線における縦断面図、(c)は底
面図、(d)はB−B線における縦断面図である。
【図5】本発明で用いられるシールキャップを示し、
(a)はその平面図、(b)は正面図、(c)は切断正
面図、(d)は側面図である。
【図6】本発明で用いられる集合ドロップシールキャッ
プを示し、(a)はその平面図、(b)は底面図、
(c)は側面図、(d)は切断正面図である。
【図7】本発明で用いられるケーブル把持金具を示し、
(a)はその平面図、(b)は正面図、(c)はE−E
線における縦断面図、(d)は一部切断側面図である。
【図8】本発明で用いられるもう一つのケーブル把持金
具を示し、(a)はその平面図、(b)は正面図、
(c)はF−F線における縦断面図、(d)はG−G線
における縦断面図である。
【図9】本発明の他の実施例で、一部の分離状態を示す
縦断面図である。
【図10】図9の例の心線収容体を示し、(a)はその
平面図、(b)はC−C線における縦断面図、(c)は
側面図である。
【図11】図10の例の一部の拡大詳細図で、(a)は
平面図、(b)は正面図、(c)D−D線における縦断
面図である。
【符号の説明】
1 ケーブル挿通孔 2 ベース部材 3 カバー部材 4 心線収容体 5 支持部材 6,7,8 テンションメンバ把持具 10 クロージャ 11 ブッシュ 12 係止片 13 被係止部 14 係止部 15 ケーブルシールキャップ 20 筒状嵌合部 21 被係止部 22 係止片 24 シール部材 25 シールキャップ 30 係止部 40 心線接続部収納部 41 心線余長収納部 42 心線余長巻取部 43 収容部 44 偏平状トレイ 45 ブラケット 46 連結ピン
フロントページの続き (72)発明者 及川 達郎 東京都渋谷区代々木4−35−3 株式会社 ジャパンリーコム内 (72)発明者 鎌 光男 東京都新宿区西新宿3−19−2 日本電信 電話株式会社内 (72)発明者 星島 徹也 東京都新宿区西新宿3−19−2 日本電信 電話株式会社内 (72)発明者 石川 俊幸 東京都新宿区西新宿3−19−2 日本電信 電話株式会社内 (72)発明者 吉井 良行 東京都新宿区西新宿3−19−2 日本電信 電話株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のケーブル挿通孔が形成されたベー
    ス部材と、キャップ状のカバー部材とからクロージャケ
    ースを構成し、該クロージャケース内に複数のケーブル
    の接続端部をそれぞれ接続した接続部と、該接続部から
    の心線余長部とを内装する心線収容体を備えたケーブル
    接続用クロージャにおいて、 前記ベース部材のケーブル挿通孔にゴム様弾性材からな
    るブッシュを嵌入して該ブッシュに前記ケーブルを液密
    的に貫通させ、前記ベース部材の外面に前記ケーブル挿
    通孔の周りで被係止部が形成された係止片を弾性屈曲可
    能に立設するとともに、該係止片の被係止部に係止する
    係止部が形成されたケーブルシールキャップを着脱自在
    に備えて前記ブッシュに弾接させて前記係止部を前記係
    止片の被係止部に係止させるとともに、 前記ベース部材の内面に前記カバー部材の開口端が嵌合
    可能な筒状嵌合部を形成し、該筒状嵌合部の径方向外側
    に被係止部が形成された複数の係止片を周方向に間隔を
    隔て弾性屈曲可能に立設するとともに、該係止片の被係
    止部に係止可能な複数の係止部を前記カバー部材に形成
    し、前記筒状嵌合部の外周に前記カバー部材と弾接する
    シール部材を設け、さらにベース部材に備えた支持部材
    を介して心線収容体を回動自在に重合連結配備し、各心
    線収容体に心線接続部収納部及び心線余長収納部を形成
    したことを特徴とするケーブル接続用クロージャ。
  2. 【請求項2】 前記ベース部材が、テンションメンバ把
    持具を備え、前記係止片の被係止部が係止穴であり、前
    記キャップ部材の係止部が前記穴に係止可能な係止爪、
    前記カバー部材の係止部が差込方向縁部および周方向縁
    部に傾斜面を有する係止爪である請求項1記載のケーブ
    ル接続用クロージャ。
  3. 【請求項3】 前記ケーブルシールキャップが、係止穴
    或いは取付穴のある筒状体で前記係止部に着脱自在に嵌
    着されてケーブルブッシュをケーブルに弾接させる請求
    項1または2記載のクロージャ。
  4. 【請求項4】 前記心線収容体が、心線余長巻取部と、
    単心接続部の収容部とを内装した偏平状トレイを連結ピ
    ンを介して前記ベース部材に取付けた支持体に着脱自在
    で、かつ回動自在に複数備えられている請求項1,2ま
    たは3記載のクロージャ。
  5. 【請求項5】 前記心線収容体が、偏平状ケースであっ
    て、片面に心線余長収納部を特に他面に心線接続部の収
    容部を備えた請求項1,2,3または4記載のクロージ
    ャ。
  6. 【請求項6】 前記心線収容体が、ケーブルドロップ用
    収納用品であって、心線余長巻取部と単心接続部の収容
    部を前記心線余長巻取部と区画して集合配備した請求項
    1,2,3または4記載のクロージャ。
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