JPH10136336A - 制御システム及びサーバ及びクライアント及び制御方法及び記憶媒体 - Google Patents

制御システム及びサーバ及びクライアント及び制御方法及び記憶媒体

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JPH10136336A
JPH10136336A JP8284450A JP28445096A JPH10136336A JP H10136336 A JPH10136336 A JP H10136336A JP 8284450 A JP8284450 A JP 8284450A JP 28445096 A JP28445096 A JP 28445096A JP H10136336 A JPH10136336 A JP H10136336A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 目的とするカメラサーバのアクセス情報をク
ライアント側で知ることを可能にする。 【解決手段】 カメラサーバ装置1−1がクライアント
から接続要求があると、CPU1−14は、それまでに
接続しているクライアントの数と併せて許容数を越える
か否かを判断する。そして、許容数を越えると判断した
場合には、その接続要求を発したクライアントに対して
映像データは転送できないものの、その時点におけるア
クセス状況を示す情報を転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラを制御して取
り込むカメラサーバとカメラを遠隔操作する側のカメラ
クライアントで構成されるカメラカメラ制御システム及
びカメラサーバ及びカメラクライアント及び方法及び記
録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ネットワークを介して遠隔にあるカメラ
サーバに接続されたカメラ装置を操作し、撮影された映
像を観賞できるシステムを当該出願人がいくつか提案し
ている。
【0003】これらの提案に従えば、例えばネットワー
クとしてインターネットに適用させることで、観光地等
に設置された映像を居ながらにして見ることができの
で、有望視されているものである。
【0004】具体的には、カメラを直接制御するカメラ
サーバをインターネット上に設ける。そして、そのカメ
ラサーバで撮影された生の映像は、そのときに接続され
ているクライアントに対して転送することになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、インターネ
ットというネットワークの伝送帯域が限られているた
め、実際に受信できる人数は限られている。
【0006】従って、適当な数のクライアント以上にな
ってから、新たな接続要求を発したクライアントに対し
ては、「混雑しているためアクセスできない」という警
告メッセージを送信し、映像の転送を行なわない、もし
くは接続を拒否するなどで対処する等が考えられる。
【0007】しかしながら、アクセスを拒否されたとい
う情報だけでは、その時映像を受信要求をしているクラ
イアントの数などの情報は得られず、また、そのカメラ
サーバに関して混雑具合も示されない。従って、再び受
信要求を出すべきか、もしくは暫くあきらめるべきかと
いった指針も与えられない。
【0008】かかる問題はカメラを直接制御するカメラ
サーバに限らず、データに蓄積された画像を転送するサ
ーバでも同様に発生する問題である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる問題点に
鑑み成されたものであり、目的とする映像サーバのアク
セス情報をクライアント側で知ることを可能にする制御
システム及びサーバ及びクライアント及び制御方法及び
記憶媒体を提供しようとするものである。
【0010】この課題を解決するため、例えば本発明の
制御システムは以下に示す構成を備える。すなわち、サ
ーバと当該サーバからの映像を表示するクライアントで
構成される制御システムであって、前記サーバは、クラ
イアントからの接続要求或いは制御要求が所定の許容状
態にあるか否か判断する判断手段と、該判断手段の判断
に応じて当該クライアントに対してアクセス状況を示す
情報を転送する転送手段とを備え、前記クライアント
は、前記サーバに対して接続要求或いは制御要求を行っ
て、前記転送手段によるアクセス情報を示す情報を受け
た場合に、当該情報に基づくアクセス状況情報を表示す
る表示手段を備える。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
係る実施形態を詳細に説明する。
【0012】図1は実施形態におけるカメラサーバとク
ライアントとの接続関係及びそれぞれの構成を示してい
る。
【0013】図中、1−1はカメラサーバ装置、1−
2,1−3,1−4はクライアント装置である。カメラ
サーバ装置1−1はビデオカメラからの映像を取り込
み、そのときに接続されているクライアントにその映像
を配送する。各クライアントは、サーバから送られてき
た映像を受信し表示する。クライアントの数には理論的
には制限がないものとし、例えばインターネットのよう
に不特定多数のユーザがクライアントになり得るような
ネットワークでも適用可能である。但し、カメラサーバ
による映像取り込み速度、ネットワークの伝送帯域の制
限による接続クライアント数の制限がもうけられるのは
さきに説明した通りである。
【0014】カメラサーバ装置1−1は、ビデオカメラ
1−1、ビデオカメラからの映像を取り込むビデオキャ
プチャ装置1−12、取り込んだ映像をネットワーク1
−0上に送信するネットワークインターフェース1−1
3、上記モジュールを制御するCPU1−14及び主記
憶装置1−15、アクセス情報について保存する2次記
憶装置1−16で構成される。
【0015】ビデオキャプチャ装置1−12は、ビデオ
カメラからの映像のNTSC信号を取り込みA/D変換
後MotionJPEGに圧縮してネットワークインタ
ーフェースに送る。ここで、映像の圧縮方式をMoti
onJPEGとしたが、本実施形態として圧縮形式にこ
だわるものではない。また、映像の伝送フレームレート
に関しても特にこだわるものではなく、ネットワーク、
CPUなどの速度、カメラの取り込み速度の許す範囲の
レートでキャプチャ、配送するものとする。
【0016】クライアント装置1−2,1−3,1−4
の基本的な構成とその動作はいずれも同じであるので、
ここではクライアント装置1−2の構成についてのみ説
明する。
【0017】カメラサーバ装置1−1からネットワーク
1−0を通して配送されてきた圧縮映像データは、ネッ
トワークインターフェース1−24を介して受信され、
CPU1−21によって伸長され、ビットマップディス
プレイ1−25に表示される。クライアント装置1−2
では、例えばウィンドウシステムが動作しており、ディ
スプレイ1−25に表示できるものとする。
【0018】カメラサーバ装置のCPUでの処理は、ア
クセス管理モジュールと映像送信モジュールから構成さ
れる。アクセス管理モジュールは、現在の映像送信クラ
イアント数を把握し新しくアクセスがあった際に回線の
許容通信数を越えないかを判断する。また、過去のアク
セス情報(送信数及びアクセス拒否数など)を保存して
いる。一方、映像クライアントはアクセス要求モジュー
ルと映像表示モジュールとで構成される。
【0019】クライアントから映像を要求する際のサー
バ及びクライアントの動作を図2、図3のフローチャー
トに示す。
【0020】カメラサーバ装置はクライアントから映像
の要求があると、アクセス管理モジュールが現在のアク
セス数をチェックする(ステップS201)。アクセス
管理モジュールには、回線の大きさに応じてアクセス数
の上限が設定されており、新たなアクセスによりその上
限を越えないかを調べる。この上限値は予め設定され、
2次記憶装置2−26に記憶されている。
【0021】アクセス数の上限を越えていない場合に
は、映像送信モジュールによって、クライアント装置に
向けて映像を送信する(ステップS202)。アクセス
数の上限を越えてしまった場合には、アクセスを拒否
し、映像の代わりに、アクセス統計情報がクライアント
装置に送られる(ステップS203)。この際、アクセ
ス統計情報は、現在の接続クライアント数、最近のアク
セス拒否数、アクセス許可した確率(アクセス許可数/
アクセス要求数)とする。アクセス拒否数、アクセス許
可率などには、例えば最近5分間のデータなどを用いる
ものとする。
【0022】この場合、カメラサーバ装置は、アクセス
時刻とそのアクセスが拒否されたのか許可されたのかの
データを記憶しておき、尚且つ、5分以上前のデータに
関しては消去するようにすればよいであろう。
【0023】一方、クライアント装置の処理としては次
の通りである。
【0024】まず、カメラサーバ装置へのアクセス要求
を発行すると(ステップS301)、カメラサーバ装置
からの返答を待ち状態に入る(ステップS302)。サ
ーバからのデータが映像であれば、映像表示モジュール
がその圧縮映像データを伸長し、ビットマップディスプ
レイのウィンドウに表示する(ステップS303)。サ
ーバからのデータがアクセス統計情報である場合には、
アクセス要求モジュールがそのアクセス統計情報をダイ
アログ表示する。
【0025】アクセス統計情報の表示例は例えば図4に
示す通りである。アクセス数、最近5分間のアクセス拒
否数、及びアクセス許可率がそれぞれダイアログに表示
される。ここでは、数値で値を示しているが棒グラフな
どを用いて表示してもよいものとする。
【0026】このアクセス統計情報により、アクセスを
拒否されたユーザは、映像サーバの混み方の度合を知る
ことができ、暫く待ってから、もう一度アクセスし直す
とか、とりあえずはアクセスをあきらめるとかいった行
動を選択するための指針を得ることができる。
【0027】<第2の実施形態>第2の実施形態では、
上記第1の実施形態のアクセス統計情報をより詳しいも
のとし、ユーザが再アクセスに対する指針を得やすくし
たものである。
【0028】映像要求の際の映像サーバ及び映像クライ
アントの処理の流れは、第1の実施形態と同様である。
本実施形態では、サーバがアクセスを拒否する際にクラ
イアントに送信するアクセス統計情報を一日を通じての
アクセス数の変化の様子とする。実際には、ある時間間
隔内(例えば10分毎)での映像受信中のクライアント
数とアクセス要求して拒否された数との和をアクセス数
とし、そのアクセス数の一日を通してデータを時刻デー
タと共に数値データとしてクライアントに送る。
【0029】ここで、カメラサーバ装置の一日分のアク
セス状況を管理するテーブルを図67に示す。図示の如
く10分間単位に、アクセス数、アクセス拒否数、アク
セス許可数を計数し、それを現在時刻に対応する位置に
書き込み、次の行に進む。従って、図示の「現在時刻」
と記されている次(下)の行のデータは、実際には1日
前のデータとなる。なお、時刻情報を所有していないの
は、各データが10分単位で、しかも全データ量が24
時間分と定めているためで、現在時刻から個々のデータ
の時刻が逆算できるからでもある。
【0030】さて、アクセス要求があって、そのアクセ
スを拒否する場合には、図6の情報を転送することにな
るが、転送するデータの順番は、図示の矢印60で示す
順にデータを転送する。すなわち、古い順(或いは現在
時刻から近い時刻から順でも良い)にデータを転送する
わけである。なお、このとき、例えば先頭のデータ(最
後のデータでもいずれでも構わない)には、そのデータ
の日時情報を付加させる。
【0031】クライアント装置では、映像要求を拒否さ
れる際に送られてくるこのアクセス統計情報をグラフ表
示してユーザに提示する。その表示例は例えば図6に示
す通りである。横軸が時刻であり、縦軸がアクセス数と
なる。そのサーバでのアクセス許容数も同時にグラフに
表示される。アクセス数がアクセス許容数を大きく上回
っている時は、非常にアクセス要求が受け入れられる可
能性が低い時間帯であることを示す。なお、図示の「ア
クセス可能クライアント数」を越えている場合には、1
00%アクセスが拒否されることを意味するものではな
い。すなわち、映像を見ていた、あるクライアントのユ
ーザが接続をやめた場合も当然あり得るし、図6のデー
タはあくまで10分間経過した際のその時点でのアクセ
スに関する情報であるからである。
【0032】本第2の実施形態のように、映像アクセス
を拒否する際、一日に渡って統計情報を表示すること
で、サーバの空いている時刻、混んでいる時刻の傾向が
わかり、より明確に再アクセスのタイミングのための指
針を得ることができる。
【0033】尚、上記第2の実施形態では過去24時間
分のデータをアクセス状況を保持するものとして説明し
たが、2次記憶装置1−16の記憶容量が許す限りは、
これに限らず、1週間でも、1ヶ月でも、あるいはそれ
以上であっても構わない。
【0034】また、データを更新する間隔も10分単位
とせず、5分でも、20分でも、あるいはそれ以外であ
っても構わない。但し、クライアント側から、過去1日
の詳しいアクセス情報を見たいという要求や、1日単位
のデータを過去30日分見たいという要求に応えるため
には、細かいデータを記憶しておくことが必要であろ
う。なぜなら、細かい時間間隔でアクセス情報を記憶し
ておけば、時間間隔の大きい場合の要求に応えることが
できるものの、その逆はできないからである。
【0035】<第3の実施形態>上記第1、第2の実施
形態においては、カメラの映像アクセスについて拒否さ
れた際の処理について説明した。本第3の実施形態で
は、カメラのパン・チルト・ズームといったカメラのパ
ラメータを遠隔地の多数のクライアントから制御可能な
システムに応用した例について説明する。
【0036】一台のカメラにつきカメラ制御を同時にで
きるユーザ数は、通常一人である。そのため、多数のク
ライアントがカメラ制御要求を発行した場合には、二人
目以降にアクセス制御を要求したユーザに対しては、制
御要求を断るかアクセスにきた順番に待ち行列に入れる
といった処置がとられる。待ち行列に入れる場合でも、
その行列の長さは有限であり、それ以上のユーザからア
クセス要求があった場合には、アクセスを拒否すること
となる。
【0037】そこで、アクセスを拒否する際に、ある時
間間隔内でのカメラ制御の待ち行列に入っているクライ
アント数とアクセス要求して拒否された数との和をアク
セス数として、そのアクセス数の一日を通してデータを
時刻データと共に数値データとしてクライアントに送
る。
【0038】クライアントでは、第2の実施形態のよう
にカメラ制御要求(映像は転送されている)を拒否され
る際に送られてくるこのアクセス統計情報をグラフ表示
してユーザに提示するものとする。図5の表示例とほぼ
同じであるが、アクセス許容数としては待ち行列の許容
数が表示されるものとする。アクセス数がアクセス許容
数を大きく上回っている時は、非常にカメラ制御要求が
受け入れられる可能性が低い時間帯であることを示す。
アクセス数が少ない時間帯は、比較的カメラ制御が許可
されることが高いことが分かる。
【0039】本実施形態のように、カメラの制御権を要
求する際にも、一日に渡っての統計情報を表示すること
で、カメラサーバの空いている時刻、混んでいる時刻の
傾向が分かり、再アクセスのタイミングのための指針を
得ることができる。
【0040】なお、上記実施形態では、図4或いは図5
の表示は、そのカメラサーバに接続要求を行なってアク
セスが拒否された場合に表示するものであったが、例え
ば現在映像を見ているユーザにとっても、その状況を知
りたいという要求も当然あるだろう。なぜなら、そのユ
ーザは、アクセス数がたくさんあった中で、たまたま接
続要求が許可されたのか、そのカメラサーバへのアクセ
ス数が元々少なかったのか判断できず、次回のアクセス
の指針を得ることもできないからである。
【0041】そこで、映像を見ている場合であっても、
その情報を取得する手段を設けることが望ましい。
【0042】図7は、クライアント装置上で、ブラウザ
プログラムを動作させたときに表示されるウインドウを
示している。図示は、カメラサーバ(そのアドレス(U
RL)は、“//www.foo.co.jp/”)に接続していること
を示している。
【0043】また、71はそのカメラの最大撮影視野範
囲を示し、72は現在のカメラの撮影視野範囲(ズーム
によってその大きさが変化する)を示している。73は
チルト、74はパン角をそれぞれ制御するためのスクロ
ールバーであり、80はズームを制御するためのバーで
ある。ただし、そのユーザがカメラ制御権が与えられて
いない場合には、これらアングルを制御するためのバー
は機能しない(そのことを明示するためにこれらのバー
を薄く表示している)。
【0044】75はカメラサーバから送られてきた映像
を表示するための枠であり、制御権を有するユーザが設
定したアングルの映像を見ることになる。尚、カメラサ
ーバからは圧縮された状態で転送されてくるわけである
から、内部的にそれを伸張処理して表示することにな
る。
【0045】ここで、図示のアクセス状態ボタン75を
ポインティングデバイスに連動するカーソルを移動し、
その位置でそのデバイスに設けられたボタンを押下する
と、その旨の制御コマンドが、接続されているカメラサ
ーバに対して転送される。
【0046】図示の場合には、インターネットを例にし
ているものであるから、この転送コマンドもインターネ
ットの企画に従って転送しなければならない。そこで、
図示のアクセス状態ボタン75を指示した際には、例え
ば以下の文字列をカメラサーバに転送する。 //www.foo.co.jp/get.status 通常、この記述はHTML形式のファイル転送要求とし
て用いられるが、カメラサーバは、自身のアドレスに続
く文字列は、コマンドと解釈する。この解釈するとき、
予約されている文字列であると判断したら、そのクライ
アントに対して図4、あるいは図5の表示を行なわせる
べく、データを転送する。なお、数値文字を転送するの
ではなく、例えば図5に示すようなイメージデータを作
成し、それをカメラ映像と同様に転送することで、図7
の枠75に状態情報を表示させることもできよう。
【0047】なお、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、一つの機器からなる装置に適
用してもよい。
【0048】また、本実施形態で説明したカメラサーバ
装置及びクライアント装置は、多少のハードウェアの違
いはあっても、パーソナルコンピュータやワークステー
ションで実現できる。従って、本発明は、実施形態の機
能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録し
た記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシ
ステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやM
PU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出
し実行することによっても、達成されることは言うまで
もない。
【0049】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0050】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0051】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0052】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0053】以上のように、本実施形態に従えば、ネッ
トワーク上のカメラについて多数のユーザが映像にアク
セス可能であるようなシステムにおいて、映像へのアク
セスを拒否されたユーザに過去のアクセス状況の統計情
報を知ることにより、そのユーザが再びアクセス要求を
出す際の指針を得ることができる。
【0054】また、アクセスを拒否する際にサーバから
クライアントに送られるデータは、数値データであり、
その情報からクライアント側でグラフなどを使い表示す
ることにより、伝送にはわずかの帯域しか必要とせず、
ユーザに分かり易く情報を提示できるという効果もあ
る。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、目
的とするサーバのアクセス情報をクライアント側で知る
ことが可能になる。
【0056】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態におけるカメラシステムのブロック構
成図である。
【図2】実施形態におけるカメラサーバの処理の一部を
示すフローチャートである。
【図3】実施形態におけるクライアントの処理の一部を
示すフローチャートである。
【図4】第1の実施形態におけるアクセス拒否時にクラ
イアントに表示されるメッセージ例を示す図である。
【図5】第2の実施形態におけるアクセス拒否時にクラ
イアントに表示されるグラフを示す図である。
【図6】第2の実施形態におけるカメラサーバにおける
アクセス状況管理テーブルの内容を示す図である。
【図7】第3の実施形態の変形例におけるクライアント
の表示画面の一例を示す図である。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーバと当該サーバからの映像を表示す
    るクライアントで構成される制御システムであって、 前記サーバは、 クライアントからの接続要求或いは制御要求が所定の許
    容状態にあるか否か判断する判断手段と、 該判断手段の判断に応じて当該クライアントに対してア
    クセス状況を示す情報を転送する転送手段とを備え、 前記クライアントは、 前記サーバに対して接続要求或いは制御要求を行って、
    前記転送手段によるアクセス情報を示す情報を受けた場
    合に、当該情報に基づくアクセス状況情報を表示する表
    示手段を備えることを特徴とする制御システム。
  2. 【請求項2】 前記転送手段で転送するアクセス情報を
    示す情報には、現在のアクセス数、所定時間前からのア
    クセス拒否数、所定時間前からのアクセス許可数を含む
    ことを特徴とする請求項第1項に記載の制御システム。
  3. 【請求項3】 前記転送手段で転送するアクセス情報を
    示す情報には、現在までに至る所定時間間隔毎のアクセ
    ス数、アクセス拒否数及びアクセス許可数を含むことを
    特徴とする請求項第1項に記載の制御システム。
  4. 【請求項4】 前記表示手段は、前記転送手段で転送さ
    れてきた情報に基づいてグラフを表示することを特徴と
    する請求項第3項に記載の制御システム。
  5. 【請求項5】 更に、前記クライアントには、前記サー
    バより映像を受信して表示中であっても、前記転送手段
    による情報転送要求する手段を備えることを特徴とする
    請求項第1項に記載の制御システム。
  6. 【請求項6】 前記サーバは制御可能な撮像手段からの
    画像を転送するサーバであって、前記制御要求は前記撮
    像手段の動作を制御する要求であることを特徴とする請
    求項第1項に記載の制御システム。
  7. 【請求項7】 遠隔クライアントからの指示に従って映
    像を当該クライアントに向けて転送するサーバであっ
    て、 クライアントからの接続要求或いは制御要求があった場
    合に、所定の許容数を越えたか否かを判断する判断手段
    と、 該判断手段によって許容数を越えると判断した場合、当
    該クライアントに対してアクセス状況を示す情報を転送
    する転送手段とを備えることを特徴とするサーバ。
  8. 【請求項8】 前記転送手段で転送するアクセス情報を
    示す情報には、現在のアクセス数、所定時間前からのア
    クセス拒否数、所定時間前からのアクセス許可数を含む
    ことを特徴とする請求項第7項に記載のサーバ。
  9. 【請求項9】 前記転送手段で転送するアクセス情報を
    示す情報には、現在までに至る所定時間間隔毎のアクセ
    ス数、アクセス拒否数及びアクセス許可数を含むことを
    特徴とする請求項第7項に記載のサーバ。
  10. 【請求項10】 更に、前記クライアントに映像転送中
    でも、当該クライアントからの要求があった場合には、
    前記転送手段を付勢する制御手段とを備えることを特徴
    とする請求項第7項に記載のサーバ。
  11. 【請求項11】 前記サーバは、制御可能な撮像手段か
    らの画像を転送するサーバであって、前記制御要求は前
    記撮像手段の動作を制御する要求であることを特徴とす
    る請求項第7項に記載のサーバ。
  12. 【請求項12】 前記転送手段は、前記アクセス状況を
    示す情報に基づいて画像を生成し、当該生成した画像を
    クライアントに対して、カメラによる撮影映像として転
    送することを特徴とする請求項第11項に記載のサー
    バ。
  13. 【請求項13】 映像データを転送してくるサーバに接
    続するクライアントであって、 前記サーバに接続要求或いは制御要求を発生する要求発
    生手段と、 該要求の後に、前記カメラサーバより、アクセス状況を
    示す情報を受信した場合、当該情報に基づくアクセス状
    況情報を表示する表示手段とを備えることを特徴とする
    クライアント。
  14. 【請求項14】 前記サーバは制御可能な撮像手段から
    の画像を転送するサーバであって、前記制御要求は前記
    撮像手段の動作を制御する要求であることを特徴とする
    請求項第13項に記載の制御システム。
  15. 【請求項15】 遠隔クライアントからの指示に従って
    カメラ装置による撮影映像を当該クライアントに向けて
    転送するサーバの制御方法であって、 クライアントからの接続要求或いは制御要求が所定の許
    容状態にあるか否かを判断する判断工程と、 該判断工程の判断に応じて当該クライアントに対してア
    クセス状況を示す情報を転送する転送工程とを備えるこ
    とを特徴とするサーバの制御方法。
  16. 【請求項16】 映像データを転送してくるサーバに接
    続するクライアントの制御方法であって、 前記サーバに接続要求或いは制御要求を発生する要求発
    生工程と、 該要求の後に、前記サーバより、アクセス状況を示す情
    報を受信した場合、当該情報に基づくアクセス状況情報
    を表示する表示工程とを備えることを特徴とするクライ
    アントの制御方法。
  17. 【請求項17】 遠隔クライアントからの指示に従って
    映像を当該クライアントに向けて転送するサーバとして
    機能させるプログラムを格納した記憶媒体であって、 クライアントからの接続要求或いは制御要求があった場
    合に、所定の許容数を越えたか否かを判断する判断手段
    と、 該判断手段によって許容数を越えると判断した場合、当
    該クライアントに対してアクセス状況を示す情報を転送
    する転送手段として機能させるプログラムコードを記憶
    した記憶媒体。
  18. 【請求項18】 映像を転送してくるサーバにクライア
    ントとして接続さるためのプログラム格納した記憶媒体
    であって、 前記サーバに接続要求或いは制御要求を発生する接続要
    求発生手段と、 該要求の後に、前記サーバより、アクセス状況を示す情
    報を受信した場合、当該情報に基づくアクセス状況情報
    を表示する表示手段ととして機能するプログラムコード
    を格納した記憶媒体。
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