JPH1013620A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH1013620A
JPH1013620A JP8158170A JP15817096A JPH1013620A JP H1013620 A JPH1013620 A JP H1013620A JP 8158170 A JP8158170 A JP 8158170A JP 15817096 A JP15817096 A JP 15817096A JP H1013620 A JPH1013620 A JP H1013620A
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JP
Japan
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original
circuit
effective area
determining
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JP8158170A
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English (en)
Inventor
Satoshi Ouchi
敏 大内
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 「浮き」や「影」の影響を浮けずに原稿を判
定する。 【解決手段】 プレスキャン作動前に、原稿サイズと原
稿が厚いか否かを判定し、それを基に原稿の有効領域を
決定する。プレスキャン時に、印画紙原稿判定回路11
は、有効領域の画像データから原稿が印画紙であるか否
かを判定する。その判定結果に応じて、フィルタ回路3
のフィルタ係数を切り替え、色補正回路4の色補正係数
を切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブック型の原稿に
好適な画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、原稿の種類を判定し、その結
果に基づいて処理を切り替える装置が提案されている。
例えば、原稿の下地情報に基づいて、原稿を判定し、写
真原稿であればディザ処理、文字原稿であれば2値処
理、文字/写真混在原稿であれば、誤差拡散処理を施す
装置がある(特公平6−81251号公報を参照)。
【0003】また、本出願人は先に、原稿が文字原稿で
あるか、印刷写真であるか、印画紙写真であるかを、局
所的な特徴量のヒストグラムを用いて判定し、原稿の種
類に応じた最適な処理を施すようにした画像処理装置を
提案した(特開平7−298074号公報を参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、原稿にはブ
ックタイプのものがある。図9は、ブックタイプの原稿
を複写機のコンタクトガラス上に載せた状態を示す。図
9に示すように、原稿の中央に浮いた部分がある。ま
た、原稿が厚い場合、図9に示すように、原稿周囲に影
が生じる。この浮いた部分や影となる領域の画像データ
は、丁度、印画紙のそれと同じようなものにあることが
多い。具体的には、中間レベル(白でもなく、黒でもな
いレベル)がなだらかに変化するようなデータである。
【0005】画像データに、これら原稿の「浮き」や
「影」が入ると、前掲した特公平6−81251号公報
の場合では、注目原稿がいかなるものであっても、写真
と判定する可能性が高く、また特開平7−298074
号公報の「画像処理装置」では、注目原稿がいかなるも
のであっても、印画紙写真と判定する可能性が高い。
【0006】本発明は上記した事情を考慮してなされた
もので、本発明の目的は、「浮き」や「影」の影響を浮
けずに原稿を判定する画像処理装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、原稿をデジタル的に読み
出し、該原稿のサイズを判定する第1の手段と、該原稿
の厚さを判定する第2の手段と、該第1、第2の手段の
判定結果を基に前記原稿の有効エリアを判定する第3の
手段と、該有効エリア内の情報を基に前記原稿が如何な
る種類の画像から構成されているかを判定する第4の手
段と、該第4の判定結果を基に処理を切り替える第5の
手段とを備えたことを特徴としている。
【0008】請求項2記載の発明では、原稿をデジタル
的に読み出し、該原稿の厚さを判定する手段と、該原稿
が厚さのある原稿であると判定されたとき、所定の処理
を施す手段とを備えたことを特徴としている。
【0009】請求項3記載の発明では、前記所定の処理
は、モアレを抑制する処理、または印刷原稿の色再現を
保証する処理であることを特徴としている。
【0010】請求項4記載の発明では、原稿をデジタル
的に読み出し、該原稿の厚さを判定する手段と、該原稿
のサイズを判定する手段と、該判定された原稿の厚さと
サイズを基に原稿の非有効エリアを判定する手段と、該
非有効エリアに対して消去処理を行う手段とを備えたこ
とを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面を
用いて具体的に説明する。図1は、本発明の実施例1の
構成を示す。図において、1はスキャナなどの画像入力
装置、2は反射率リニアな信号を濃度リニアな信号に変
換するLog変換回路、3は平滑化フィルタ、エッジ強
調フィルタからなるフィルタ回路、4はcmy信号を補
色のYMCに変換する色補正回路、5はK信号分だけ各
色材の信号から減じる処理を行うUCR回路、6は文字
用、絵柄用のディザを用いて中間調を表現するディザ回
路、7はプリンタなどの画像出力装置である。
【0012】8は原稿のサイズを判定する原稿サイズ判
定部、9は原稿の厚さを判定する原稿厚さ判定部、10
は原稿サイズと原稿の厚さを基に原稿の有効領域を決定
する有効領域決定部である。これら原稿サイズ判定部
8、原稿厚さ判定部9、有効領域決定部10は、プレス
キャン作動前に動作する。11はプレスキャン時に作動
する印画紙原稿判定回路である。12、13は、印画紙
原稿判定回路の判定結果に応じてフィルタ回路のフィル
タ係数、色補正回路の色補正係数を切り替える係数切り
替え回路である。
【0013】まず、図1の概要を説明する。スキャナな
どの画像入力装置1(解像度は400dpi)から概ね
反射率に対しリニアなrgbデータ(各8ビット)が出
力される。次に、後段の色補正を行う前処理としてLo
g変換回路2において対数変換を行い、濃度リニアなc
myデータを生成する。
【0014】フィルタ回路3は、図2に示すような平滑
化フィルタとエッジ強調フィルタが直列に接続された回
路で構成され、エッジ強調フィルタの係数の例を図に示
す。また、後述する印画紙原稿判定回路11からの判定
結果に応じて、平滑化フィルタの係数を切り替える。平
滑化フィルタについては後述する。
【0015】色補正回路4は、画像入力装置1と画像出
力装置7の特性を考慮し、cmy信号を補色のYMC信
号に変換する。色補正方法には線形近似いわゆるマスキ
ング法や四面体補間法、三角柱補間法などが提案されて
いて、これらの方法を利用して色補正を行う。原稿の色
材(ここでは印刷のインク、印画紙の粒子)が異なった
場合、人間の目に同じく見える色でも一般的にはスキャ
ナからの信号は異なる。そのため、それらを補正するた
めに、ここでは印刷用色補正係数と印画紙用色補正係数
を準備する。係数の決定方法の詳細は、例えば特開平6
−197218号公報に記載された方法を用いる。
【0016】さらに、K信号は、min(C,M,Y)
から算出する。
【0017】UCR回路5は、次式に基づきCMY信号
を減算する。 K’=0.6×K C’(M’,Y’)=C(M,Y)−K’ そして、ディザ回路6では、ディザテーブル(ディザマ
トリックス)を利用してデータ変換を行い、画像出力装
置7にデータを送る。
【0018】原稿サイズ判定部;ここでは、カラー複写
機に搭載されている原稿検出機構を利用する。これは、
APSセンサ(長さ1)、APSセンサ(長さ2)、A
PSセンサ(幅)を組み合わせて原稿サイズを読み取る
ものである。なお、原稿サイズを判定する他の方法とし
て、ユーザー指定による情報を利用しても良い。さらに
他の方法として、一度スキャンすることにより原稿サイ
ズを判定しても良い。この場合、本スキャン前にプレス
キャンを二度(後述する印画紙判定回路を作動させるの
で)行うことになり、複写処理に時間を要するが、例え
ば一度読み取った画像をメモリに蓄え、それを何回か使
用するように構成することによって、処理時間の短縮を
図ることができる。
【0019】原稿の厚さ判定部;ここでは実用性を考慮
して、原稿の厚さ判定部としてカラー複写機に搭載され
ている圧板開放検知を用い、圧板が開いた状態であれ
ば、これを厚い原稿であると判定する。
【0020】有効領域決定部;原稿サイズ判定部8と原
稿の厚さ判定部9の判定結果が、例えば、注目原稿は、
厚い原稿でサイズはA3であると判定したとき、有効領
域決定部10では、図3に示すように原稿の有効領域
(斜線の領域)を決定し、また薄い原稿でサイズはA3
であると判定したとき、図4に示す有効領域(斜線の領
域)を決める。
【0021】ここでa,b,c,d,eは経験的に決ま
る値であるが、a>d,b>eであることは当然であ
る。
【0022】印画紙原稿判定回路;原稿種を判定する一
つとして、ここでは注目原稿が印画紙か否かを判定する
回路を利用する。従って、印画紙でないと判定された場
合、注目原稿は印刷原稿であると推定する。
【0023】印画紙原稿を読み込んだ場合、中間レベル
をとる画素が多く、またこれらはある程度塊を持ってい
る。この性質を利用して、写真の一部である画素(印画
紙画素)を検出し、その計数値を用いて、原稿が印画紙
であるか否かを判定する。図5は、印画紙原稿判定回路
の構成を示す。すなわち、印画紙画素検出回路21はg
reen信号に対して、MTF補正を施した後、二つの
閾値(TH1,TH2)で三値化し、中間レベル画素
(TH1>X>TH2)に対しパターンマッチングを施
す。パターンの一例を図6に示す。カウンタ回路22は
パターンにマッチした画素をカウントし、比較器23で
は、パターンにマッチした画素数(M)が所定の閾値
(TH)より多い場合に、注目原稿を印画紙原稿と判定
する。
【0024】以下、実施例1の動作を説明する。
【0025】(プレスキャン時)図1の実施例1の構成
において、プレスキャン時に作動する処理部(印画紙原
稿判定回路)が点線で囲まれている。ここでいうプレス
キャンとは、実際にカラースキャナが原稿を走査する場
合はもちろんであるが、入力画像をメモリに記憶してお
き、それを複数回利用する場合のファースト利用時も含
まれる。印画紙原稿判定回路11が判定のために使用す
る有効領域は、このプレスキャンが作動する以前に判明
していて、印画紙原稿判定回路11は、その有効領域の
画像データから原稿種を判定する。このプレスキャンが
終了し、本スキャンに入る前には、原稿が、印画紙であ
るか、非印画紙(ここでは印刷とする)原稿の何れであ
るかが判明している。
【0026】(本スキャン時)1ドラムタイプのカラー
複写機はCMYKの各版毎に計4回のスキャンを行い、
4ドラムタイプのそれは1回のスキャンを行ってカラー
画像を再生する。ただし、前述したように、全画像をメ
モリに記憶しておき、それを複数回利用する場合は、ス
キャナの動作はない。
【0027】さて、上記したプレスキャンで、原稿が印
画紙であるか印刷であるかは判明している。ここでは、
その判定結果に応じて、一つの処理の切り替えとして、
係数切り替え回路12は、フィルタリングの切り替えを
行う。係数の切り替えは、例えば、図7に示すように平
滑化フィルタの係数を切り替える。フィルタ係数の選択
で重要なことは、印刷原稿はモアレ抑制のために、比較
的強い平滑化を必要とするのに対し、印画紙はそのよう
な要因がないので、弱い平滑化あるいはスキャナ信号に
ノイズが少ない場合にはスルーでも良い。
【0028】さらに、他の一つの処理の切り替えとし
て、切り替え回路13は色補正係数を切り替える。つま
り、原稿が印画紙と判定されれば印画紙用色補正係数を
選択し、そうでなければ、印刷用色補正係数を選択す
る。
【0029】(実施例2)図8は、本発明の実施例2の
構成を示す。実施例2では、原稿厚さ判定部9の判定結
果が、係数切り替え回路12、13にも入力されている
点が実施例1と異なる。実施例2の特徴は、原稿厚さ判
定部9で原稿が厚いと判定されたとき、多くの場合、印
刷物であると推定し、プレスキャン時の印画紙原稿の判
定を行わない。そして、原稿厚さ判定部9で原稿が厚い
と判定された判定結果が、係数切り替え回路12、13
に入力され、印刷用処理が施される。つまり、フィルタ
回路3では、モアレを抑制するために印刷原稿用平滑化
係数を選択して平滑化を施し、色補正回路4では、印刷
用色補正係数を選択して色補正を施す。
【0030】これに対して、原稿が薄いと判定されたと
きは、実施例1で説明したような手順によって、プリス
キャンを実行し、原稿が印画紙であるか否かを判定し、
その結果を本スキャン時の処理にフィードバックする。
このように、本実施例2では、ブック型原稿(つまり厚
い原稿)である場合には、プレスキャンを実行しなくて
もよい、つまり処理時間が短縮されるという利点があ
る。
【0031】ところで、原稿サイズ判定部と原稿厚さ判
定部から、注目原稿が厚い原稿でサイズはA3と判定さ
れた場合の有効領域(斜線の領域)を図3に示したが、
斜線以外の非有効領域に対して、積極的に消去の処理を
行うことも効果的である。すなわち、原稿の浮いた部分
や影の部分は、汚れとして再生され、画像を劣化させる
要因となるので、それを消去して再生する。これによ
り、高品質な画像が得られる。
【0032】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1記載の
発明によれば、例えば本のような厚い原稿を読み取った
際に生じる「影」や「浮き」の領域を原稿認識領域から
除外しているので、「影」や「浮き」のデータによって
印画紙原稿と誤認識されることが防止される。また、薄
い原稿については、上記した除外を行わず、より広範囲
なデータに基づいて原稿を認識するので、認識を行う際
の情報に欠落を生じる可能性が少ない。従って、原稿の
正確な認識に基づいて最適な画像再生処理を施すので、
高品質な画像を得ることが可能である。
【0033】請求項2、3記載の発明によれば、厚い原
稿は、例えば本のような印刷物であると推定し、印刷用
処理を施しているので、認識処理を省略し、プレスキャ
ンを行うことなく高品質な画像を得ることが可能であ
る。
【0034】請求項4記載の発明によれば、例えば本の
ような原稿を画像再生した場合に発生する「浮き」や
「影」による汚れを消去して再生するので、高品質な画
像を得ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の構成を示す。
【図2】フィルタ回路の構成を示す。
【図3】有効領域の第1の例を示す。
【図4】有効領域の第2の例を示す。
【図5】印画紙原稿判定回路の構成を示す。
【図6】印画紙画素検出のパターン例を示す。
【図7】平滑化フィルタの一例を示す。
【図8】本発明の実施例2の構成を示す。
【図9】ブックタイプの原稿を複写機のコンタクトガラ
ス上に載せた状態を示す。
【符号の説明】
1 画像入力装置 2 Log変換回路 3 フィルタ回路 4 色補正回路 5 UCR回路 6 ディザ回路 7 画像出力装置 8 原稿サイズ判定部 9 原稿厚さ判定部 10 有効領域決定部 11 印画紙原稿判定回路 12、13 係数切り替え回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿をデジタル的に読み出し、該原稿の
    サイズを判定する第1の手段と、該原稿の厚さを判定す
    る第2の手段と、該第1、第2の手段の判定結果を基に
    前記原稿の有効エリアを判定する第3の手段と、該有効
    エリア内の情報を基に前記原稿が如何なる種類の画像か
    ら構成されているかを判定する第4の手段と、該第4の
    判定結果を基に処理を切り替える第5の手段とを備えた
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 原稿をデジタル的に読み出し、該原稿の
    厚さを判定する手段と、該原稿が厚さのある原稿である
    と判定されたとき、所定の処理を施す手段とを備えたこ
    とを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記所定の処理は、モアレを抑制する処
    理、または印刷原稿の色再現を保証する処理であること
    を特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 原稿をデジタル的に読み出し、該原稿の
    厚さを判定する手段と、該原稿のサイズを判定する手段
    と、該判定された原稿の厚さとサイズを基に原稿の非有
    効エリアを判定する手段と、該非有効エリアに対して消
    去処理を行う手段とを備えたことを特徴とする画像処理
    装置。
JP8158170A 1996-06-19 1996-06-19 画像処理装置 Pending JPH1013620A (ja)

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JP8158170A JPH1013620A (ja) 1996-06-19 1996-06-19 画像処理装置

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JP8158170A JPH1013620A (ja) 1996-06-19 1996-06-19 画像処理装置

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JP8158170A Pending JPH1013620A (ja) 1996-06-19 1996-06-19 画像処理装置

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JP (1) JPH1013620A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007166221A (ja) * 2005-12-13 2007-06-28 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置及び画像処理方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040203