JPH10136164A - フィルム情報取得装置 - Google Patents

フィルム情報取得装置

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JPH10136164A
JPH10136164A JP8285365A JP28536596A JPH10136164A JP H10136164 A JPH10136164 A JP H10136164A JP 8285365 A JP8285365 A JP 8285365A JP 28536596 A JP28536596 A JP 28536596A JP H10136164 A JPH10136164 A JP H10136164A
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JP
Japan
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data
film
image
information
photometric
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Application number
JP8285365A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Yoshino
達生 吉野
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成が簡単で、写真フィルムから検知又は取
得すべき各種情報を短時間で検知又は取得することを可
能とする。 【解決手段】 フィルムエッジ検出用サンプリング回路
72、フィルム搬送検出用サンプリング回路76、DXコー
ド検出用サンプリング回路80、コマ位置検出用サンプリ
ング回路84、フレームサイズ検出用サンプリング回路8
8、露光制御用画像データサンプリング回路92の各々で
は、アドレスバス70を介して入力されるラインアドレス
に基づいて、CCDラインセンサ24からA/D変換器58
を介してデータバス60に出力されている測光データがネ
ガフィルム上の何れの領域の測光データかを判断し、抽
出すべき領域の測光データのみをサンプリングし、サン
プリングしたデータを互いに異なる所定のデータ形式の
データに加工し、対応するメモリ(74,78,82,86,90,94)
に記憶させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフィルム情報取得装
置に係り、特に、写真フィルムから各種情報の検知又は
取得を行うフィルム情報取得装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ネガフ
ィルム等の写真フィルムに記録されている画像を印画紙
等の感光材料に露光する写真プリンタでは、画像の露光
条件の決定等を行うために、写真フィルムのフィルム
種、画像のフレームサイズ(例えばコンベンショナルサ
イズ(アスペクト比が2:3)/パノラマサイズ/ハイ
ビジョンサイズ等)、露光する画像の画像特徴量(例え
ば濃度や色味)等の情報を検知する必要がある。また、
画像の露光に際しては画像を露光位置に位置決めする必
要があるが、この位置決めを行うためには写真フィルム
の搬送状態等を検知する必要があると共に、写真フィル
ム上の画像記録位置も検知する必要がある。
【0003】また、写真フィルムに記録されている画像
をスキャナによって読み取り、該読み取りによって得ら
れた画像データを用いて記録材料への画像の記録、ディ
スプレイへの画像の表示等を行う画像処理装置において
も、上記と同様に写真フィルムから各種の情報を検知す
る必要がある。このため従来は、検知又は取得すべき各
種情報に対応して光センサを各々設け、各光センサから
出力されたデータに基づいて前記各種情報を各々検知す
る構成が一般的であった。
【0004】すなわち、例えばDXコード検出用センサ
によってDXコードを読み取り、該センサから出力され
たデータに基づいてDXコードの内容を判断しフィルム
種を検知すると共に、コマ検出用センサにより画像コマ
のエッジが存在する領域の光透過率を検出し、該センサ
から出力されたデータに基づいて写真フィルム上の画像
コマの位置及びフレームサイズを検知する。そして画像
コマが露光位置に位置決めされるように写真フィルムを
搬送し、マスクや露光倍率を制御すると共に、露光位置
に位置決めした画像を測光用センサで測光し、測光によ
って得られた画像データに基づいて露光条件を決定し、
位置決めした画像コマを前記決定した露光条件で印画紙
に焼付けていた。
【0005】しかしながら、上記構成では多数の光セン
サを必要とするため、装置のコストが嵩むという問題が
あった。
【0006】また、一部のセンサを共有化し、共有化し
たセンサから出力されたデータを一旦共有メモリに記憶
した後に、検知すべき各種情報のうちセンサが共有化さ
れた情報については、共有メモリに記憶されているデー
タから、対応するデータのみを選択的に切り出し、切り
出したデータを解析することによって検知する構成も知
られている。
【0007】例えばDXコード検出用センサとコマ検出
用センサとを共有化したセンサとして、1ラインを数十
画素程度に分割して測光するラインセンサを設け、該ラ
インセンサから出力されたデータを共有メモリに記憶す
る。そして共有メモリから写真フィルム上のDXコード
が記録されている領域に対応するデータのみを切り出
し、切り出したデータの内容を解析することによってフ
ィルム種を検知し、共有メモリから写真フィルム上の画
像コマのエッジが存在している領域に対応するデータの
みを切り出し、切り出したデータの内容を解析すること
によって画像コマの位置及びフレームサイズの検知を行
っていた。
【0008】しかしながら、上記では共有センサから出
力されたデータを全て共有メモリに記憶しており、共有
メモリに記憶されるデータには、個々の情報の検知には
不要なデータも大量に含まれているので、検知すべき情
報に対応するデータのみを共有メモリから選択的に取り
出す処理(検知すべき情報に対応するデータが記憶され
ているアドレスを判断し、判断したアドレスに記憶され
ているデータを取り出す処理)が非常に複雑であり、検
知すべき各種情報を全て検知するまでに時間がかかると
いう問題があった。
【0009】本発明は上記事実を考慮して成されたもの
で、構成が簡単で、写真フィルムから検知又は取得すべ
き各種情報を短時間で検知又は取得することが可能なフ
ィルム情報取得装置を得ることが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明は、写真フィルムを多数個に分割
して測光し、写真フィルム上の各箇所の測光データを順
次出力する単一の測光手段と、写真フィルムから検知又
は取得すべき情報に対応する写真フィルム上の所定の光
学的特徴が存在する箇所の測光データを、前記測光手段
から出力された測光データから抽出する抽出手段と、前
記抽出手段によって抽出された測光データを記憶する記
憶手段と、を含んで構成している。
【0011】請求項1の発明では、写真フィルムが単一
の測光手段によって多数個に分割されて測光され、測光
手段からは写真フィルム上の各箇所の測光データが順次
出力される。また抽出手段では、写真フィルムから検知
又は取得すべき情報に対応する写真フィルム上の所定の
光学的特徴が存在する箇所の測光データを、測光手段か
ら出力された測光データから抽出する。
【0012】なお、写真フィルムから検知又は取得すべ
き情報としては、例えば写真フィルムのフィルム種、写
真フィルムに記録されている画像のフレームサイズ、写
真フィルム上の画像の記録位置、写真フィルムに記録さ
れている画像の画像特徴量、写真フィルムの状態(例え
ば写真フィルムの搬送状態や写真フィルムのエッジ位置
等)、写真フィルムに記録されている画像を測光して得
られる画像データ等が挙げられる。
【0013】例えば検知又は取得すべき情報が写真フィ
ルムのフィルム種である場合、抽出手段は、対応する光
学的特徴が存在する箇所として、例えば写真フィルム上
のDXコードが記録されている箇所の測光データを抽出
する。また、例えば検知又は取得すべき情報が画像のフ
レームサイズ、或いは写真フィルム上の画像の記録位置
である場合、抽出手段は、対応する光学的特徴が存在す
る箇所として、例えば写真フィルム上の画像のエッジが
存在する箇所の測光データを抽出する。また、例えば検
知又は取得すべき情報が写真フィルムに記録されている
画像の画像特徴量である場合、抽出手段は、対応する光
学的特徴が存在する箇所として、例えば写真フィルム上
の画像が記録されている箇所の測光データを抽出する。
また、例えば検知又は取得すべき情報が画像データであ
る場合にも、抽出手段は、対応する光学的特徴が存在す
る箇所として、例えば写真フィルム上の画像が記録され
ている箇所の測光データを抽出する。更に、検知又は取
得すべき情報が写真フィルムの状態(例えば写真フィル
ムの搬送状態や写真フィルムのエッジ位置等)である場
合、抽出手段は、対応する光学的特徴が存在する箇所と
して、例えば写真フィルム上のパーフォレーションが穿
設されている箇所や写真フィルムのエッジ位置近傍の箇
所の測光データを抽出する。
【0014】上記のようにして抽出手段で抽出された測
光データは記憶手段に記憶される。写真フィルムから検
知又は取得すべき情報は、記憶手段に記憶された測光デ
ータに基づいて検知又は取得することができるが、記憶
手段には、対応する情報の検知又は取得に必要な測光デ
ータのみが抽出されて記憶されるので、各種情報の検知
又は取得に際し、記憶手段から検知又は取得に必要な測
光データのみを短時間で取り出すことができ、記憶手段
に記憶された測光データに基づき各種情報の検知又は取
得を短時間で行うことが可能となる。
【0015】また、写真フィルムから複数種の情報を検
知又は取得する場合、請求項2に記載したように、抽出
手段は、検知又は取得すべき前記複数種の情報の何れか
に対応する写真フィルム上の光学的特徴が存在する箇所
の測光データを抽出することを、前記複数種の情報に対
応して各々行い、記憶手段は、抽出手段によって抽出さ
れた複数種の測光データを、前記複数種の情報の各々と
関連づけて記憶することができる。
【0016】これにより、写真フィルムから検知又は取
得すべき情報が、例えば先に例として挙げた各種情報で
あった場合には、測光手段から写真フィルム上の各箇所
の測光データが順次出力されると、該測光データから、
写真フィルム上のDXコードが記録されている箇所の測
光データ、写真フィルム上の画像のエッジが存在する箇
所の測光データ、写真フィルム上の画像が記録されてい
る箇所の測光データ、及び写真フィルム上のパーフォレ
ーションが穿設されている箇所や写真フィルムのエッジ
位置近傍の箇所の測光データが抽出手段によって各々抽
出され、抽出された複数種の測光データは複数種の情報
の各々と関連づけて記憶手段に各々記憶されることにな
る。
【0017】検知又は取得すべき複数種の情報は、記憶
手段に各々記憶された複数種の測光データに基づいて検
知又は取得することができるが、上記のように、記憶手
段には、対応する情報の検知又は取得に必要な測光デー
タのみが各々記憶されることになるので、複数種の情報
の検知又は取得に際し、記憶手段から検知又は取得に必
要な測光データを短時間で取り出すことができ、記憶手
段に記憶された測光データに基づき写真フィルムから検
知又は取得すべき複数種の情報の検知又は取得を短時間
で行うことが可能となる。
【0018】また請求項2の発明では、単一の測光手段
による測光結果から、検知すべき複数種の情報に対応す
る複数種の測光データを取得することができ、測光手段
を複数設ける必要がないので、装置構成を簡単にするこ
とができ、コストを低減することができる。
【0019】また、写真フィルムから検知又は取得すべ
き情報は、必ずしも一定でなくてもよい。写真フィルム
から検知又は取得すべき情報が不定である場合には、請
求項3に記載したように、測光手段から出力された測光
データから写真フィルム上の何れの箇所の測光データを
抽出するかを変更可能とし、写真フィルムから検知又は
取得すべき情報の種類に応じて測光データを抽出する写
真フィルム上の箇所を変更するように抽出手段を構成す
ればよい。
【0020】また、写真フィルムから検知又は取得すべ
き情報の種類数についても一定とは限らず、特定の情報
(例えば写真フィルムの搬送状態や写真フィルムのエッ
ジ位置等)の検知又は取得の頻度が他の情報の検知又は
取得の頻度よりも低い等のように、検知又は取得すべき
情報の種類数が不定である場合も生じ得る。このような
場合、抽出手段は、検知又は取得すべき情報に対応する
写真フィルム上の光学的特徴が存在している箇所の測光
データのみを抽出するようにすればよい。
【0021】ところで、検知又は取得すべき情報の一例
として先に挙げた、写真フィルムのフィルム種、画像の
フレームサイズ、写真フィルム上の画像の記録位置、写
真フィルムの状態等については、写真フィルムに記録さ
れている画像を測光して画像データを取得する場合のよ
うに写真フィルムを精密に(高解像度で)測光しなくて
も検知することができる。
【0022】このため、上記のような情報の検知又は取
得を行う場合には、記憶手段に記憶する測光データのデ
ータ形式を、前記情報の検知又は取得がより容易になる
データ形式、例えば測光手段から出力される測光データ
に対し、間引いたり、写真フィルム上の複数箇所の測光
データを加減算や平均値の演算等により統合する等の加
工を行った結果に相当するデータ形式とすることが好ま
しい。上記のようなデータ形式のデータの取得は、請求
項4に記載したように、記憶手段に記憶される測光デー
タを、該測光データに対応する検知又は取得すべき情報
のデータ形式に応じて加工する加工手段を設けることで
実現することができる。
【0023】請求項4の発明によれば、抽出手段によっ
て抽出された測光データが、加工手段により、情報の検
知又は取得がより容易なデータ形式のデータに加工され
て記憶手段に記憶されるので、各種情報の検知又は取得
を更に短時間で行うことができる。また、上記のような
加工を行った場合、データ量は小さくなることが一般的
であるので、測光データを記憶するために必要な記憶手
段の記憶容量を小さくすることができる。
【0024】写真フィルムから検知又は取得すべき情報
が、写真フィルムの種類及び写真フィルムの状態及び写
真フィルムに記録されている画像のサイズ及び写真フィ
ルム上の画像の記録位置及び写真フィルムに記録されて
いる画像の画像特徴量の何れかである場合、前記検知又
は取得すべき情報の検知又は取得に際しては、記憶手段
に記憶された測光データに対し、解析や演算等の処理を
行う必要がある。
【0025】このような場合には、請求項5に記載した
ように、記憶手段に記憶された測光データに基づいて、
写真フィルムの種類及び写真フィルムの状態及び写真フ
ィルムに記録されている画像のサイズ及び写真フィルム
上の画像の記録位置及び写真フィルムに記録されている
画像の画像特徴量の少なくとも何れかの検知を行う処理
手段を設ければよい。
【0026】また、一般に画像データはデータ量が膨大
であるので、画像データに対応して記憶手段に記憶した
測光データに対する処理についても長い時間がかかるこ
とが考えられる。上記を考慮すると、写真フィルムから
検知又は取得すべき情報のうちの1つが、写真フィルム
に記録された画像を測光して得られる画像データである
場合には、請求項6に記載したように、記憶手段に記憶
された画像データに対応する測光データに対して第1の
所定処理を行う第1の処理手段と、記憶手段に記憶され
た前記画像データ以外の情報に対応する測光データに対
して第2の所定処理を行う第2の処理手段と、を設ける
ことが好ましい。
【0027】請求項6の発明では、記憶手段に記憶され
た画像データに対応する測光データに対しては、第1の
処理手段によって所定の処理が行われ、画像データ以外
の情報に対応する測光データに対しては、第2の処理手
段によって別の所定の処理が行われるので、記憶手段に
記憶された複数種の測光データに対する処理を単一の処
理手段によって行う場合と比較して、処理手段に加わる
負荷が分散され、写真フィルムに関する各種情報の検知
に要する時間を更に短縮することができる。
【0028】また、画像データに対応して記憶手段に記
憶する測光データはデータ量が膨大であるので、例えば
バス等を介して前記測光データの転送等を行う場合に
も、バスが長時間占有され、他の測光データに対する処
理に支障をきたすことも考えられる。
【0029】上記を考慮すると、請求項7に記載したよ
うに、記憶手段を、第1のバスに接続され画像データに
対応する測光データを記憶する第1の記憶部と、第2の
バスに接続され画像データ以外の情報に対応する測光デ
ータを記憶する第2の記憶部と、から構成し、第1の処
理手段を第1のバスに接続し、第2の処理手段を第2の
バスに接続することが好ましい。これにより、画像デー
タに対応して第1の記憶部に記憶した測光データに対し
データ転送等の所定の処理を行ったとしても、他の測光
データに対する処理を、第2の処理手段が第2のバスを
用いて支障なく行うことができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態の一例を詳細に説明する。なお、以下では本発明
に支障のない数値を用いて説明するが、本発明は以下に
記載した数値に限定されるものではないことは言うまで
もない。
【0031】〔第1実施形態〕図1には、本発明に係る
フィム情報取得装置を含んで構成された写真プリンタの
光学系が示されている。写真プリンタの光学系は、写真
フィルムとしてのネガフィルム10の搬送路に沿って測
光部12、露光部14が順に設けられて構成されてい
る。ネガフィルム10の搬送路の途中には、複数の搬送
ローラ対16A、16B、16Cが配設されており、ネ
ガフィルム10はこれらの搬送ローラ対16A、16
B、16Cに挟持され、図1矢印A方向に沿って搬送さ
れる。
【0032】測光部12は、ネガフィルム10の搬送路
の下方側に配置された光源18及び拡散ボックス20を
備えており、光源18から射出された光は拡散ボックス
20内で拡散・混合されてネガフィルム10に照射され
る。ネガフィルム10を挟んで光源18と反対側には、
円柱状の屈折率分布型レンズ22(所謂セルフォックレ
ンズ:商品名)、CCDラインセンサ24が順に配置さ
れている。ネガフィルム10を透過した光は、屈折率分
布型レンズ22によってCCDラインセンサ24の受光
面上に投影・結像される。
【0033】CCDラインセンサ24は、Rの光を透過
するフィルタが入射側に配置されたRのCCDセル列
と、Gの光を透過するフィルタが入射側に配置されたG
のCCDセル列と、Bの光を透過するフィルタが入射側
に配置されたBのCCDセル列と、が所定間隔(数画素
分の間隔)を隔てて互いに平行に設けられており、各成
分色のCCDセル列の配列方向がネガフィルム10の幅
方向に沿うように配置されている。また、屈折率分布型
レンズ22もネガフィルム10の幅方向に沿って多数配
列されている。
【0034】図2にも示すように、CCDラインセンサ
24の各CCDセル列による、ネガフィルム10上にお
けるネガフィルム10の幅方向に沿った受光範囲の長さ
は、ネガフィルム10の幅寸法よりも若干長く(例えば
ネガフィルム10の幅方向両側で各々数mm程度)され
ており、各CCDセル列には、光拡散ボックス20から
射出されてネガフィルム10の幅方向外側を通過した光
も入射される。
【0035】従って、CCDラインセンサ24の1回の
測光によって、ネガフィルム10の長手方向に沿って互
いに所定間隔隔てて位置している、各々ネガフィルム1
0を幅方向に沿って横切る3本の仮想的なライン上を通
過した光が、各色のCCDセル列によって各々R及びG
及びBの各成分色の何れかに分解されて測光される。そ
して搬送ローラ16によってネガフィルム10が搬送さ
れることによって副走査が成され、上記測光が繰り返さ
れることによりネガフィルム10の全面が多数画素に分
割されかつR、G、Bの3色に分解されて測光されるこ
とになる。
【0036】なお、本実施形態ではCCDラインセンサ
24として、ネガフィルム上における画素サイズが8μ
m×8μmで、有効画素数が5363画素/色(CCD
セル列の端部に位置している所定数のCCDセルは光入
射側が遮光されて光学的黒のダミー画素とされており、
該ダミー画素を含む全画素数は5438画素/色であ
る)、CCDセル列間の距離が8ライン分のタイプのC
CDラインセンサを用いている。
【0037】また、CCDラインセンサ24の受光面に
は、ネガフィルム10の画像領域外を透過した光が入射
される部分に相当する両端部に、減光フィルタ26が各
々設けられている(図2では網かけで示す)。減光フィ
ルタ26は、ネガフィルム10のフィルムベースの分光
透過率特性に近似した分光透過率特性を有している。従
って、ネガフィルム10の画像領域外を透過した光及び
ネガフィルム10の幅方向外側を通過した光は、減光フ
ィルタ26によって減光された後にCCDラインセンサ
24に入射される。
【0038】一方、測光部12よりもネガフィルム10
の搬送方向下流側には露光部14が位置しており、測光
部12と露光部14との間には搬送ローラ対16B、1
6Cによってネガフィルム10のループが形成される。
測光部12を通過したネガフィルム10は、前記ループ
を通過した後に露光部14に送り込まれる。
【0039】露光部14はネガフィルム10の搬送路上
に配置されたネガマスク30を備えており、ネガマスク
30の下方側には光源32が配置されている。光源32
の光射出側には、露光光路に対し互いに独立に進退移動
可能なC(シアン)、M(マゼンダ)、Y(イエロー)
の3枚のフィルタから成る色補正フィルタ34、色補正
フィルタ34を透過した光を拡散・混合する拡散ボック
ス36が順に配置されており、光源32から射出された
光は色補正フィルタ34、拡散ボックス36を介してネ
ガフィルム10に照射される。
【0040】また、ネガマスク30の上方側には、露光
光路に沿って露光レンズ38、ブラックシャッタ40が
順に配置されており、ブラックシャッタ40の上方には
印画紙42の搬送路が形成されている。ネガフィルム1
0を透過した光は、露光レンズ38、ブラックシャッタ
40を介して印画紙42に照射される。
【0041】次に図3を参照し、本第1実施形態に係る
写真プリンタの制御装置50Aの構成について説明す
る。制御装置50AはCCDドライバ52及びスキャン
制御回路54を備えている。CCDラインセンサ24の
制御信号入力端はCCDドライバ52に接続されてお
り、CCDドライバ52はスキャン制御回路54に接続
されている。CCDドライバ52には、測光開始タイミ
ングを表す測光開始信号がスキャン制御回路54から入
力され、該信号に基づいてCCDラインセンサ24を駆
動するためのタイミング信号を生成する。
【0042】このタイミング信号はCCDラインセンサ
24に入力され、CCDラインセンサ24では入力され
たタイミング信号に同期したタイミングで測光(光電変
換及び電荷の蓄積)、信号出力(蓄積電荷の転送)を行
う。これにより、CCDラインセンサ24からは、前述
の3本のラインの各々をR、G、Bの各成分色の何れか
に各々分解して測光した結果を表す信号(アナログの測
光信号)が、各ラインの一端側の画素から順に(図2の
アドレス「1」の画素からアドレス「X」の画素に向か
って順に)出力されることになる。
【0043】なお、CCDドライバ52には、CCDラ
インセンサ24における電荷蓄積時間を指示するための
蓄積時間指示信号がスキャン制御回路54から入力さ
れ、CCDラインセンサ24には、図示しない電子シャ
ッタが各CCDセル列の光入射側に各々設けられてい
る。CCDドライバ52は、入力された蓄積時間指示信
号に従い、CCDラインセンサ24の電荷蓄積時間が前
記指示信号によって指示された蓄積時間に一致するよう
に電子シャッタの作動を制御する。
【0044】なお本実施形態では、CCDラインセンサ
24の電荷蓄積時間は、ネガフィルム10の画像領域
(図2に示すC領域)内にフィルムベースの濃度に一致
している濃度の素抜け部が存在していた場合に、該素抜
け部を透過した光を受光したCCDセルに蓄積される電
荷が各CCDセルに蓄積可能な電荷の最大値に略一致し
飽和が生じない長さとなるように設定される。これによ
り、ネガフィルム10上の画像領域は、CCDラインセ
ンサ24により高ダイナミックレンジで測光される。ま
た、ネガフィルム10の画像領域外を透過した光及びネ
ガフィルム10の幅方向外側を通過した光は、減光フィ
ルタ26で減光された後にCCDラインセンサ24に入
射されるので、これらの光によってCCDラインセンサ
24の出力が飽和することはない。
【0045】CCDラインセンサ24の信号出力端は増
幅器56を介してアナログ−デジタル変換器(A/D変
換器)58に接続されている。増幅器56は、CCDラ
インセンサ24から出力されるR、G、Bの3色の測光
信号に対応して3個の増幅回路を備えており、各増幅回
路では、CCDラインセンサ24から入力された各成分
色毎のアナログの測光信号の各々の信号レベルが、A/
D変換器58に入力するための最適なレベルとなるよう
に、各成分色毎の測光信号の信号レベルの変換を行う。
また増幅器56は、光学的黒レベル補正回路や相関二重
サンプリング回路等の各種補正回路を含んで構成されて
おり、これらの補正回路によって各種補正も行われる。
【0046】A/D変換器58は、制御信号入力端がC
CDドライバ52に接続されていると共に、データ出力
端が測光データ用データバス60に接続されている。C
CDドライバ52は、スキャン制御回路54から入力さ
れた測光開始信号に基づいてA/D変換用のタイミング
信号を生成し、A/D変換器58に出力する。A/D変
換器58は、増幅器56で信号レベルの変換等が行われ
たR、G、Bのアナログの測光信号を、入力されたタイ
ミング信号に同期したタイミングで所定ビット数(例え
ば12ビット)のデジタルデータ(測光データ)に変換
し、測光データをデータバス60へ出力する。
【0047】なお、A/D変換器58から出力される測
光データのビット数が12ビットの場合、データバス6
0は、12ビット×3色=36ビットのデータを同時に
出力可能に構成すればよい。上記のCCDラインセンサ
24、増幅器56、A/D変換器58は本発明の測光手
段に対応している。
【0048】スキャン制御回路54にはパルスモータド
ライバ62が接続されており、パルスモータドライバ6
2には、駆動軸が駆動力伝達機構を介して搬送ローラ対
16に連結されたパルスモータ64が接続されている。
パルスモータドライバ62は、スキャン制御回路54か
ら入力された制御信号に従ってパルスモータ64を駆動
し、ネガフィルム10を搬送する。
【0049】スキャン制御回路54は、データバス、ア
ドレスバス及び制御バスを含んで構成されたスキャン制
御用バス66、データバス、アドレスバス及び制御バス
を含んで構成されたCPUバス68を介してCPU10
0(詳細は後述)に接続されている。スキャン制御回路
54には、ネガフィルム10をスキャニング測光するた
めの各種パラメータや制御コマンドがCPU100から
バス66、68を介して入力され、入力されたパラメー
タや制御コマンドに応じて、CCDドライバ52に測光
開始信号及び蓄積時間指示信号を出力すると共に、測光
タイミングに同期したタイミングでネガフィルム10が
搬送されるように、パルスモータドライバ62を介して
パルスモータ64の作動を制御する。
【0050】また、スキャン制御回路54の出力端は測
光データ用アドレス/制御バス70に接続されている。
スキャン制御回路54は、A/D変換器58から測光デ
ータが出力されるタイミングと同期したタイミングで、
A/D変換器58から出力された測光データに対応する
画素のアドレス(ラインアドレス)をアドレス/制御バ
ス70に出力すると共に、A/D変換器58からデータ
バス60に出力される測光データの有効タイミング(サ
ンプリングタイミング)を表す信号をアドレス/制御バ
ス70に出力する。またスキャン制御回路54は、必要
に応じてCPU100への応答を行う。
【0051】データバス60及びアドレス/制御バス7
0には、フィルムエッジ検出用サンプリング回路72が
接続されている。フィルムエッジ検出用サンプリング回
路72にはFIFOメモリで構成されたフィルムエッジ
検出用データメモリ74が接続されており、フィルムエ
ッジ検出用データメモリ74はCPUバス68に接続さ
れている。フィルムエッジ検出用サンプリング回路72
は本発明の抽出手段及び請求項4に記載の加工手段に対
応しており、A/D変換器58からデータバス60に順
次出力される測光データから、ネガフィルム10の幅方
向に沿ったエッジの位置の検出に必要な測光データのみ
を抽出し、抽出した測光データに基づいてフィルムエッ
ジ検出用データを求め、本発明の記憶手段としてのフィ
ルムエッジ検出用データメモリ74に記憶させる。
【0052】フィルムエッジ検出用サンプリング回路7
2は、例として図4に示すように構成することができ
る。すなわち、図4に示すフィルムエッジ検出用サンプ
リング回路72は、データラッチ72A、フィルムエッ
ジ領域サンプリング回路72C及びエッジアドレスサン
プリング回路72Fを備えている。データラッチ72A
の入力端は、データバス60のうちBの色の測光データ
の転送用のデータバスにのみ接続されており、データラ
ッチ72AにはBの色の測光データが順に入力される。
データラッチ72Aの出力端はデータラッチ72Bの入
力端に接続されており、データラッチ72A及びデータ
ラッチ72Bの出力端は差分出力回路72Dの入力端に
各々接続されている。
【0053】また、フィルムエッジ領域サンプリング回
路72C及びエッジアドレスサンプリング回路72Fの
入力端はアドレス/制御バス70に接続されている。フ
ィルムエッジ領域サンプリング回路72Cの出力端はデ
ータラッチ72A、72Bに接続されており、データラ
ッチ72Aに入力される測光データに対応する画素のア
ドレス(ラインアドレス)がフィルムエッジが存在する
領域(図2に示すD領域:フィルムエッジ領域)に対応
するアドレスで、かつデータ有効タイミングのときに、
測光データのラッチを指示する信号をデータラッチ72
A、72Bに出力する。従ってデータラッチ72Aに
は、フィルムエッジ領域内の画素の測光データが順にラ
ッチされ、データラッチ72Bには、データラッチ72
Aに前回ラッチされた測光データがラッチされる。
【0054】差分出力回路72Dは、データラッチ72
Aにラッチされた測光データと、データラッチ72Bに
ラッチされた測光データと、の差分値を順次演算し、演
算結果を変化点出力回路72Eに出力する。変化点出力
回路72Eは、差分出力回路72Dから入力された差分
値を予め定められたしきい値と比較し、差分値がエッジ
検出用に予め定められたしきい値よりも大きい場合に、
エッジアドレスサンプリング回路72Fに検出信号を出
力する。エッジアドレスサンプリング回路72Fでは、
検出信号が入力されるとアドレス/制御バス70からア
ドレスをラッチし、ラッチしたアドレス(フィルムのエ
ッジ位置を表す)をフィルムエッジ検出用データとして
フィルムエッジ検出用データメモリ74に出力する。
【0055】また、データバス60及びアドレス/制御
バス70には、フィルム搬送検出用サンプリング回路7
6が接続されている。フィルム搬送検出用サンプリング
回路76にはFIFOメモリで構成されたフィルム搬送
検出用データメモリ78が接続されており、フィルム搬
送検出用データメモリ78はCPUバス68に接続され
ている。フィルム搬送検出用サンプリング回路76は本
発明の抽出手段及び請求項4に記載の加工手段に対応し
ており、A/D変換器58からデータバス60に順次出
力される測光データから、ネガフィルム10の搬送状態
の検出に必要な測光データのみを抽出し、抽出した測光
データに基づいてフィルム搬送検出用データを求め、本
発明の記憶手段としてのフィルム搬送検出用データメモ
リ78に記憶させる。
【0056】フィルム搬送検出用サンプリング回路76
は、例として図5に示すように構成することができる。
すなわち、図5に示すフィルム搬送検出用サンプリング
回路76は、データラッチ76A及びB領域サンプリン
グ回路76Bを備えている。データラッチ76Aの入力
端は、データバス60のうちBの色の測光データの転送
用のデータバスにのみ接続されており、データラッチ7
6AにはBの色の測光データが順に入力される。データ
ラッチ76Aの出力端はレベル比較回路76Cの入力端
に接続されている。
【0057】またB領域サンプリング回路76Bの入力
端は、アドレス/制御バス70に接続されている。B領
域サンプリング回路76Bの出力端はデータラッチ76
Aに接続されており、データラッチ76Aに入力される
測光データに対応する画素のアドレス(ラインアドレ
ス)がネガフィルム10のパーフォレーションが存在す
る領域(図2に示すB領域:パーフォレーション領域)
に対応するアドレスで、かつデータ有効タイミングのと
きに、測光データのラッチを指示する信号をデータラッ
チ76Aに出力する。従って、データラッチ76Aには
パーフォレーション領域内の画素の測光データが順にラ
ッチされる。
【0058】レベル比較回路76Cは、データラッチ7
6Aにラッチされた測光データを、パーフォレーション
の有無の検出用に予め定められたしきい値と比較し、比
較結果に応じて「0」又は「1」の二値データをシリア
ルパラレル変換回路76Dに出力する。シリアルパラレ
ル変換回路76Dは、入力された二値データを所定ビッ
ト数(例えば8ビット)のパラレルデータに変換し、フ
ィルム搬送検出用データ(パーフォレーション有無デー
タ)としてフィルム搬送検出用データメモリ78に出力
する。
【0059】また、データバス60及びアドレス/制御
バス70には、DXコード検出用サンプリング回路80
が接続されている。DXコード検出用サンプリング回路
80にはFIFOメモリで構成されたDXコードデータ
用メモリ82が接続されており、DXコードデータ用メ
モリ82はCPUバス68に接続されている。DXコー
ド検出用サンプリング回路80は本発明の抽出手段及び
請求項4に記載の加工手段に対応しており、A/D変換
器58からデータバス60に順次出力される測光データ
から、ネガフィルム10に記録されているDXコードの
検出に必要な測光データのみを抽出し、抽出した測光デ
ータに基づいてDXコードデータを求め、本発明の記憶
手段としてのDXコードデータ用メモリ82に記憶させ
る。
【0060】DXコード検出用サンプリング回路80
は、例として図6に示すように構成することができる。
すなわち、図6に示すDXコード検出用サンプリング回
路80は、3個の入力端を備えた加算回路80A及びA
領域サンプリング回路80Bを備えている。データバス
60のうち、Rの色の測光データの転送用のデータバス
は加算回路80Aの入力端に直接接続されており、Gの
色の測光データの転送用のデータバスは遅延回路80C
を介して加算回路80Aの入力端に接続されており、B
の色の測光データの転送用のデータバスは遅延回路80
Dを介して加算回路80Aの入力端に接続されている。
【0061】遅延回路80Cは、入力されたGの測光デ
ータを、CCDラインセンサ24においてRのCCDセ
ル列とGのCCDセル列の副走査方向に沿った間隔分だ
け遅延させた後に出力する。また遅延回路80Dは、入
力されたBの測光データを、CCDラインセンサ24に
おいてRのCCDセル列とBのCCDセル列の副走査方
向に沿った間隔分だけ遅延させた後に出力する。これに
より、同一画素のR、G、Bの測光データが加算回路8
0Aに同時に入力されることになる。
【0062】また A領域サンプリング回路80Bの入
力端はアドレス/制御バス70に接続されている。A領
域サンプリング回路80Bの出力端は加算回路80Aに
接続されており、加算回路80Aに入力されるR、G、
Bの測光データに対応する画素のアドレス(ラインアド
レス)がネガフィルム10のDXコードが記録されてい
る領域(図2に示すA領域:DXコード領域)に対応す
るアドレスで、かつデータ有効タイミングのときに、測
光データの加算を指示する信号を加算回路80Aに出力
する。加算回路80Aでは、加算を指示する信号が入力
されると、入力された同一画素のR、G、Bの測光デー
タを加算し、加算結果をDXコード濃度データとしてD
Xコードデータ用メモリ82に出力する。
【0063】またデータバス60及びアドレス/制御バ
ス70には、コマ位置検出用サンプリング回路84が接
続されている。コマ位置検出用サンプリング回路84に
はFIFOメモリで構成されたコマ位置検出用データメ
モリ86が接続されており、コマ位置検出用データメモ
リ86はCPUバス68に接続されている。コマ位置検
出用サンプリング回路84は本発明の抽出手段及び請求
項4に記載の加工手段に対応しており、A/D変換器5
8からデータバス60に順次出力される測光データか
ら、ネガフィルム10上の画像コマの記録位置の検出に
必要な測光データのみを抽出し、抽出した測光データに
基づいてコマ位置検出用データを求め、本発明の記憶手
段としてのコマ位置検出用データメモリ86に記憶させ
る。
【0064】コマ位置検出用サンプリング回路84は、
例として図7に示すように構成することができる。すな
わち、図7に示すコマ位置検出用サンプリング回路84
は、3個の入力端を備えた加算回路84A及びC領域サ
ンプリング回路84Bを備えている。データバス60の
うち、Rの色の測光データの転送用のデータバスは加算
回路84Aの入力端に直接接続されており、Gの色の測
光データの転送用のデータバスは遅延回路84Cを介し
て加算回路84Aの入力端に接続されており、Bの色の
測光データの転送用のデータバスは遅延回路84Dを介
して加算回路84Aの入力端に接続されている。
【0065】遅延回路84C及び遅延回路84Dによる
遅延量は、先のDXコード検出用サンプリング回路80
の遅延回路80C及び遅延回路80Dによる遅延量と各
々等しくされており、加算回路84Aには同一画素の
R、G、Bの測光データが同時に入力される。
【0066】また、C領域サンプリング回路84Bの入
力端はアドレス/制御バス70に接続されている。C領
域サンプリング回路84Bの出力端は加算回路84Aに
接続されており、加算回路84Aに入力されるR、G、
Bの測光データに対応する画素のアドレス(ラインアド
レス)がネガフィルム10の画像領域(図2に示すC領
域)に対応するアドレスで、かつデータ有効タイミング
のときに、測光データの加算を指示する信号を加算回路
84Aに出力する。加算回路84Aは、加算を指示する
信号が入力されると、入力された同一画素のR、G、B
の測光データを加算し、加算結果を濃度データとして画
素統合回路84Eに出力する。
【0067】画素統合回路84Eでは、1ラインのうち
C領域(画像領域)内に位置している部分を複数(例え
ば16個)の線状領域(コマ位置検出用領域)に分割し
たときの各領域の画素数に相当する所定数の画素毎に、
加算回路84Aから順次出力される濃度データを積算
(統合)する。これにより、画素統合回路84Eからは
コマ位置検出用データとして、複数のコマ位置検出用領
域の各々の平均濃度を表す濃度データが、コマ位置検出
用データメモリ86へ順次出力される。
【0068】またデータバス60及びアドレス/制御バ
ス70には、フレームサイズ検出用サンプリング回路8
8が接続されている。フレームサイズ検出用サンプリン
グ回路88にはFIFOメモリで構成されたフレームサ
イズ検出用データメモリ90が接続されており、フレー
ムサイズ検出用データメモリ90はCPUバス68に接
続されている。フレームサイズ検出用サンプリング回路
88は本発明の抽出手段及び請求項4に記載の加工手段
に対応しており、A/D変換器58からデータバス60
に順次出力される測光データから、ネガフィルム10に
記録されている画像のフレームサイズの検出に必要な測
光データのみを抽出し、抽出した測光データに基づいて
フレームサイズ検出用データを求め、本発明の記憶手段
としてのフレームサイズ検出用データメモリ90に記憶
させる。
【0069】フレームサイズ検出用サンプリング回路8
8は、例えばコマ位置検出用サンプリング回路84(図
7参照)と略同一の構成とすることができる。但し、フ
レームサイズ検出用サンプリング回路88のC領域サン
プリング回路では、A/D変換器58からデータバス6
0を介して所定数のライン(例えば数百ライン)の測光
データが出力され次に1ライン分の測光データが出力さ
れる場合で、かつ加算回路に入力されるR、G、Bの測
光データに対応する画素のアドレス(ラインアドレス)
がネガフィルム10の画像領域(図2に示すC領域)に
対応するアドレスで、かつデータ有効タイミングのとき
に、加算回路及び画素統合回路を作動させる。
【0070】またフレームサイズ検出用サンプリング回
路88の画素統合回路では、1ラインのうちC領域(画
像領域)内に位置している部分をコマ位置検出よりも多
数(例えば64個)の線状領域(フレームサイズ検出用
領域)に分割したときの各領域の画素数に相当する所定
数の画素毎に、加算回路から順次出力される濃度データ
を積算(統合)する。これにより、フレームサイズ検出
用サンプリング回路88の画素統合回路からは、データ
バス60を介してA/D変換器58から所定数のライン
の測光データが出力され次の1ラインの測光データが出
力される毎に、フレームサイズ検出用データとして、複
数のフレームサイズ検出用領域の各々の平均濃度を表す
濃度データが、フレームサイズ検出用データメモリ90
に順次出力される。
【0071】またデータバス60及びアドレス/制御バ
ス70には、露光制御用画像データサンプリング回路9
2が接続されている。露光制御用画像データサンプリン
グ回路92にはFIFOメモリで構成された露光制御用
画像データメモリ94が接続されており、露光制御用画
像データメモリ94はCPUバス68に接続されてい
る。露光制御用画像データサンプリング回路92は本発
明の抽出手段及び請求項4に記載の加工手段に対応して
おり、A/D変換器58からデータバス60に順次出力
される測光データから、露光制御用の演算に用いる画像
特徴量の検出に必要な測光データのみを抽出し、抽出し
た測光データに基づいて露光制御用画像データを求め、
本発明の記憶手段としての露光制御用画像データメモリ
94に記憶させる。
【0072】露光制御用画像データサンプリング回路9
2は、例として図8に示すように構成することができ
る。すなわち、図8に示す露光制御用画像データサンプ
リング回路92は、R画素統合演算回路92A、G画素
統合演算回路92B、B画素統合演算回路92C及びC
領域サンプリング回路92Dを備えている。C領域サン
プリング回路92Dの入力端はアドレス/制御バス70
に接続されている。C領域サンプリング回路92Dの出
力端は画素統合演算回路92A〜92Cに接続されてお
り、画素統合演算回路92A〜92Cに入力される測光
データに対応する画素のアドレス(ラインアドレス)が
ネガフィルム10の画像領域(図2に示すC領域)に対
応するアドレスで、かつデータ有効タイミングのとき
に、画素統合演算回路92A〜92Cに対して測光デー
タのサンプリングを指示する。
【0073】R画素統合演算回路92Aはデータバス6
0のうちのRの色の測光データの転送用のデータバスに
接続されており、G画素統合演算回路92Bはデータバ
ス60のうちのGの色の測光データの転送用のデータバ
スに接続されており、B画素統合演算回路92Cはデー
タバス60のうちのBの色の測光データの転送用のデー
タバスに接続されている。画素統合演算回路92A〜9
2Cの各々では、測光データのサンプリングが指示され
ると測光データのサンプリングを行うと共に、ライン方
向(主走査方向)及びフィルム搬送方向(副走査方向)
に沿って各々所定数の画素から成る領域(例えば12画
素×12画素から成る領域)の測光データを各成分色毎
に統合して、露光制御用画像データとして制御用画像デ
ータメモリ94に出力する。
【0074】図3に示すように、CPUバス68には、
CPU100、メインメモリ102及びインタフェース
(I/F)回路104が各々接続されている。CPU1
00は、CCDラインセンサ24、増幅器56、A/D
変換器58、CCDドライバ52、パルスモータドライ
バ62、パルスモータ64及びスキャン制御回路54か
ら成るスキャナ部の制御を行うと共に、写真プリンタの
全体の制御も行う。メインメモリ102にはCPU10
0が各種の制御を行うためのプログラムやデータが記憶
されている。I/F回路104は、写真プリンタの他の
センサやドライバ、各種の外部機器とのインタフェース
を司る。
【0075】なお、CPU100はスキャナ部の制御の
みを行う構成であってもよい。この場合、CPU100
と別に写真プリンタの全体の制御を行うメイン制御CP
Uを設けると共に、CPU100がI/F回路104を
介してメイン制御CPUと通信するようにすればよい。
また制御装置50Aには、大量の画像データ等を記憶可
能な大容量の画像メモリ106を増設することも可能と
されている。増設した画像メモリ106はCPUバス6
8に接続される。
【0076】次に本第1実施形態の作用を説明する。写
真プリンタにネガフィルム10がセットされると、CP
U100は、測光部12の光源18を点灯させると共
に、各種のタイミング等を規定するパラメータをバス6
6、68を介してスキャン制御回路54にセットし、次
にコマンドを出力してスキャン制御回路54を動作させ
る。
【0077】これにより、スキャン制御回路54ではC
CDドライバ52に測光開始信号を出力し、CCDドラ
イバ52ではCCD駆動用のタイミング信号及びA/D
変換用のタイミング信号を生成し、A/D変換用のタイ
ミング信号をA/D変換器58に出力すると共に、CC
D駆動用のタイミング信号をCCDラインセンサ24及
びスキャン制御部54に出力する。スキャン制御部54
では、CCDドライバ52から入力されたタイミング信
号に同期したタイミングでネガフィルム10が搬送され
るように、パルスモータドライバ62を介してパルスモ
ータ64の駆動を制御する。
【0078】測光領域からの光がCCDラインセンサ2
4の受光面に入射されると、CCDラインセンサ24の
R、G、Bの各色のCCDセル列の各CCDセルでは、
入射された光によって発生する電荷を各々蓄積してい
く。そして所定の電荷蓄積時間が経過すると、各CCD
セルに蓄積された電荷は、転送クロック信号に同期した
タイミングでR、G、B毎に独立して測光信号として順
次出力される。この測光と同期してネガフィルム10が
搬送されることにより、ネガフィルム10は、CCDラ
インセンサ24によって全面が多数画素に分割されかつ
R、G、Bの各成分色に分解されて測光されることにな
る。
【0079】なお、本実施形態では、CCDラインセン
サ24の各CCDセル列における端部に相当する所定数
(例えば63個)のCCDセルがダミー画素(ダミーセ
ル)とされており、外部から光が入射されないように遮
光されている。このダミーセルからは、光学的黒のレベ
ルを表す無効信号が出力される。従って、CCDライン
センサ24から出力される測光信号は、所定数のダミー
画素に対応する無効信号が出力された後に有効画素に対
応する信号が出力されることになる。なお無効信号は、
該無効信号が表す光学的黒のレベルをサンプリングして
おき、有効画素に対応する信号のレベルから光学的黒の
レベルを差し引く補正、すなわち暗時出力補正に利用す
ることができる。
【0080】上記の測光に伴い、CCDラインセンサ2
4からはR、G、Bの測光信号が画素毎に順に出力され
るが、CCDラインセンサ24から出力された測光信号
は、増幅器56でレベル変換され、A/D変換器58で
デジタルの測光データに変換されてデータバス60に順
に出力される。またスキャン制御回路54は、CCDド
ライバ52から入力されたタイミング信号に基づき、A
/D変換器58から順に出力される測光データに対応す
る画素のラインアドレスを順次判断し、判断したライン
アドレスをアドレス/制御バス70に出力する。
【0081】一方、フィルムエッジ検出用サンプリング
回路72、フィルム搬送検出用サンプリング回路76、
DXコード検出用サンプリング回路80、コマ位置検出
用サンプリング回路84、フレームサイズ検出用サンプ
リング回路88、露光制御用画像データサンプリング回
路92の各々では、アドレス/制御バス70を介して入
力されるラインアドレスに基づいて、CCDラインセン
サ24の測光領域中の何れの領域の測光データがA/D
変換器58から出力されているかを判断し、抽出すべき
領域の測光データのみをデータ有効タイミング中にデー
タバス60からサンプリング(抽出)する。
【0082】そして、サンプリングした測光データを、
前述のように各々所定のデータ形式のデータ(以下では
「光学情報」と総称する:具体的には、フィルムエッジ
検出用データ、又はフィルム搬送検出用データ、又はD
Xコードデータ、又はコマ位置検出用データ、又はフレ
ームサイズ検出用データ、又は露光制御用画像データ)
に加工し、対応するデータメモリ(フィルムエッジ検出
用データメモリ74、又はフィルム搬送検出用データメ
モリ78、又はDXコードデータ用メモリ82、又はコ
マ位置検出用データメモリ86、又はフレームサイズ検
出用データメモリ90、又は露光制御用画像データメモ
リ94)に記憶させる。
【0083】上記処理は、A/D変換器58からの測光
データの出力と並行して、各サンプリング回路で各々実
行され、各種の光学情報が各々データメモリに順次蓄積
されるので、A/D変換器58から出力された測光デー
タを、画像メモリ等に一旦記憶した後に、画像メモリに
記憶した測光データのうち検知又は取得すべき情報に対
応する光学情報を判断し、判断した光学情報のみを前記
画像メモリから取り出す等の煩雑な処理を行う必要はな
く、取得すべき光学情報を短時間で取得することができ
る。
【0084】一方、CPU100は、各データメモリに
記憶された光学情報に基づいて各種の処理を行う。な
お、CPU100で実行される処理のうち以下で説明す
る処理は、請求項5に記載の処理手段、請求項6に記載
の第2の処理手段に対応する処理である。
【0085】CPU100は、DXコードデータ用メモ
リ82に記憶されているDXコードデータを取り出し、
取り出したDXコードデータが表すDXコード領域(A
領域)の濃度がネガフィルム10の長手方向に沿ってど
のように変化しているかに基づいてDXコードの内容を
解析する。なお本実施形態では、DXコード検出用サン
プリング回路80がネガフィルム10の幅方向両側部の
DXコード領域に対応する測光データを各々サンプリン
グし、サンプリングした測光データからDXコードデー
タを各々求めてDXコードデータ用メモリ82に記憶さ
せるので、CPU100はネガフィルム10の幅方向両
側部に記録されているDXコードの内容を各々解析し、
ネガフィルム10のフィルム種等を検知する。DXコー
ドデータは、測光データと比較してDXコードの解析が
容易なデータ形式であるので、DXコードの内容の解
析、フィルム種の検知は短時間で行うことができる。
【0086】ネガフィルムの、露光量の変化に対する各
成分色毎の発色濃度の変化等の特性はフィルム種毎に異
なっている。このため、検知したフィルム種は、露光部
14で印画紙42への画像の露光を行う際の露光条件の
演算(後述)に用いられる。なお、ネガフィルムのフィ
ルムベースの濃度もフィルム種毎に異なっているので、
フィルムベース濃度をフィルム種毎に予め記憶してお
き、検知したフィルム種から判断できるネガフィルム1
0のフィルムベース濃度(ネガフィルム10上の素抜け
部を測光した結果から求めてもよい)に応じて、CCD
ラインセンサ24の電荷蓄積時間を変更するようにして
もよい。また、DXコードデータはDXコードの内容の
解析以外にも、DXコード領域内に記録されている文字
や数字や図形情報の認識に用いることも可能である。
【0087】次にCPU100は、コマ位置検出用デー
タメモリ86に記憶されているコマ位置検出用データを
取込み、コマ位置検出用データが表す複数のコマ位置検
出用領域の各々の濃度値を、各検出用領域毎に複数ライ
ンに亘って比較する。そして濃度値が所定値以上変化し
ているか否かに基づいて、ネガフィルム10上の画像の
有無及び特定画像のコマ位置(ネガフィルム10に記録
されている特定画像のフィルム長手方向に沿ったエッジ
位置)を検知する。なお、コマ位置検出用データは、測
光データと比較して画像のコマ位置の検知が容易なデー
タ形式であるので、測光データそのものを用いる場合と
比較して、短時間でコマ位置を検知することができる。
【0088】また、コマ位置検出用データは、複数のピ
ース状のネガフィルム(所謂ピースネガ)をスプライス
テープによって互いに接続して形成された1本の長いロ
ールに対し、スプライステープによって接続されている
部分を検出することによってピースネガの位置を検出す
る際にも用いることが可能である。
【0089】検知した特定画像のコマ位置は、前記特定
画像に対応して露光制御用画像データメモリ94に記憶
されている露光制御用画像データから有効な画像データ
を切り出す際に用いられる(後述)が、その他に、露光
部14で前記特定画像の露光を行うために、露光位置に
前記特定画像を位置決めする際にも用いられる。
【0090】またCPU100は、フレームサイズ検出
用データメモリ90に記憶されているフレームサイズ検
出用データを取込み、フレームサイズ検出用データが表
す複数のフレームサイズ検出用領域の各々の濃度値を、
各検出用領域毎に複数ラインに亘って比較する。そし
て、比較結果に基づいて、先にコマ位置を検知した特定
画像のフィルム幅方向に沿ったエッジ位置を判断し、前
記特定画像のフレームサイズを検知する。
【0091】フィルム幅方向に沿った画像のエッジ位置
は、例えば前記比較結果に基づき、特定の検出用領域は
複数ラインに亘って濃度値がフィルムベースの濃度に略
一致しており、かつ前記特定の検出用領域に隣合う検出
用領域は各ライン毎に濃度値が大きく変化している、と
の条件に合致する検出用領域対を探索し、前記条件に合
致している検出用領域対の境界付近を画像のフィルム幅
方向に沿ったエッジ位置と判断することができる。そし
て、判断したエッジ位置に基づいてネガフィルム10に
記録されている画像のフレームサイズを検知することが
できる。なお、フレームサイズ検出用データは、測光デ
ータと比較してフレームサイズの検知が容易なデータ形
式であるので、測光データそのものを用いる場合と比較
して、短時間でフレームサイズを検知することができ
る。
【0092】検知した特定画像のフレームサイズは、前
記特定画像に対応して露光制御用画像データメモリ94
に記憶されている露光制御用画像データから有効な画像
データを切り出す際に用いられる(後述)が、その他
に、露光部14で特定画像の露光を行う際に、ネガマス
ク30による遮光範囲の切り替え等に用いられる。ま
た、露光を行う画像のフレームサイズによって露光倍率
を異ならせる必要があるので、検知した特定画像のフレ
ームサイズは、特定画像の露光条件の演算や、特定画像
を露光する際の露光レンズ38の光学倍率の切り替えに
も用いられる。
【0093】次にCPU100は、先に検知した特定画
像のコマ位置及びフレームサイズに基づいて、前記特定
画像に対応して露光制御用画像データメモリ94に記憶
されている露光制御用画像データから、実際の画像に対
応している有効な画像データのみを切り出して取込み、
取り込んだ画像データに基づいて、前記特定画像の露光
条件を求めるための各種の画像特徴量(例えば積算透過
濃度(LATD)、主要画像部(例えば人物の顔に相当
する領域)の平均濃度や色味等)を、演算によって検知
する。
【0094】なお、露光制御用画像データは、測光デー
タと比較して画像の画像特徴量の検知が容易なデータ形
式であるので、測光データそのものを用いる場合と比較
して、短時間で画像特徴量を検知することができる。そ
して、検知した画像特徴量や、先に検知したネガフィル
ム10のフィルム種より求まるネガフィルム10の特
性、特定画像のフレームサイズから定まる露光倍率等に
基づいて、特定画像の露光条件を演算し、演算した露光
条件をメインメモリ102等に記憶する。
【0095】上述した、特定画像のコマ位置の検知、フ
レームサイズの検知、露光条件の演算が繰り返されるこ
とにより、ネガフィルム10に記録されている画像の露
光条件が順次演算されて記憶されることになる。
【0096】また、上記処理と並行して、CPU100
は、フィルムエッジ検出用データメモリ74に記憶され
ているフィルムエッジ検出用データを順に取り出し、取
り出したデータが表すネガフィルム10のエッジ位置の
変化を監視し、ネガフィルム10の蛇行の有無及び程度
を判断する。そして、ネガフィルム10が大きく蛇行し
ていると判断した場合には警告を発する。なお、フィル
ムエッジ検出用データは、測光データと比較して写真フ
ィルムのエッジ位置の検知が容易なデータ形式であるの
で、測光データそのものを用いる場合と比較して、短時
間で写真フィルムのエッジ位置を検知することができ
る。
【0097】なお、ネガフィルム10が蛇行すると、他
のサンプリング回路で測光データを抽出すべき領域
(A、B、Cの各領域)の位置にもずれが発生するの
で、上記で判断したネガフィルム10の蛇行量を抽出す
べき領域の位置ずれに対する補正量として各サンプリン
グ回路に出力し、各サンプリング回路において、抽出す
べき領域の画素のアドレスを前記補正量に応じて補正し
て測光データのサンプリングを行うようにしてもよい。
【0098】また、ネガフィルム10のエッジ位置は、
ネガフィルム10の蛇行の検出以外にも、ネガフィルム
10の幅方向両端のエッジ位置に基づいてネガフィルム
10の幅寸法を検出し、ネガフィルム10の種類(13
5サイズフィルムか、110サイズフィルムか、IX2
40フィルム(APSフィルム)か等)の判定に用いる
ことも可能である。また、ネガフィルム10のエッジに
は、印画紙に露光すべき画像に対応する位置にノッチ
(切欠き)が穿設されることが一般的であるが、ネガフ
ィルムのエッジ位置の変化に基づいて、ネガフィルム1
0の長手方向に沿ったノッチ位置を検出し、検出したノ
ッチ位置に基づいて画像コマの位置を検出することも可
能である。
【0099】また、前述した露光条件の演算等の処理と
並行して、CPU100は、フィルム搬送検出用データ
メモリ78に記憶されているフィルム搬送検出用データ
を取り出し、取り出したデータが表すパーフォレーショ
ンの有無より、パーフォレーションの有無が定期的に変
化しているかに基づいてネガフィルム10が一定速度で
正常に搬送されているか否かを判断する。そして、ネガ
フィルム10が正常に搬送されていないと判断した場合
には警告を発する。
【0100】なお、フィルム搬送検出用データは、測光
データと比較して写真フィルムの搬送状態の検知が容易
なデータ形式であるので、測光データそのものを用いる
場合と比較して、短時間で写真フィルムの搬送状態を検
知することができる。なおIX240フィルムでは、フ
ィルム上のパーフォレーション穿設位置に対し、一定の
位置関係の位置に画像が記録されるので、フィルム搬送
検出用データに基づいて画像コマの位置を検出すること
も可能である。
【0101】本発明における「写真フィルムから検知又
は取得すべき情報」、「検知又は取得すべき情報に対応
する写真フィルム上の光学的特徴」、「写真フィルム上
の光学的特徴が存在する箇所」と、上記で説明した実施
形態における具体例と、の対応を以下の表1に示す(な
お、フィルムから検知又は取得すべき情報の1種である
画像データについては、第2実施形態で説明する)。
【0102】
【表1】
【0103】一方、測光部12を通過した画像は、露光
部14で印画紙42への露光が行われる。すなわち、先
に検知した画像のコマ位置に基づいて、画像が露光位置
に位置決めされるようにネガフィルム10を搬送する。
次に、検知した画像のフレームサイズに基づいてネガマ
スク30による遮光範囲を切り替えると共に、画像のフ
レームサイズに応じて定まる露光倍率に応じて露光レン
ズ38を移動させる。そして、位置決めした画像に対応
する露光条件を取込み、取り込んだ露光条件に応じて色
補正フィルタ34の各フィルタの位置、ブラックシャッ
タ40の開放時間を制御し、露光位置に位置決めした画
像を印画紙42に露光する。
【0104】上記処理が繰り返されることにより、写真
プリンタにセットされたネガフィルム10に記録されて
いる画像が、印画紙52に順に露光されることになる。
画像が露光された印画紙は、図示しないペーパプロセッ
サによって、発色現像、漂白定着、水洗、乾燥の各処理
が施されて画像コマ毎に切断され、写真プリントとして
仕分け等の処理が行われる。
【0105】〔第2実施形態〕次に本発明の第2実施形
態について説明する。なお、第1実施形態と同一の部分
には同一の符号を付し、説明を省略する。図9には、本
第2実施形態に係る写真プリンタの制御装置50Bが示
されている。なお、制御装置50BにはCPU及びメイ
ンメモリが複数設けられているため、図9では各々を明
確に区別するために、第1実施形態で説明したCPU1
00を「制御部CPU」、第1実施形態で説明したメイ
ンメモリ102を「制御部メインメモリ」と表記してい
る。
【0106】写真プリンタの制御装置50Bは、データ
バス60及びアドレス/制御バス70に画像データサン
プリング回路120が接続されている。画像データサン
プリング回路120にはFIFOメモリで構成された本
発明の記憶手段(より詳しくは、請求項7に記載の第1
の記憶部)としての画像データ用バッファメモリ122
が接続されており、画像データ用バッファメモリ122
は画像処理CPUバス124(請求項7に記載の第1の
バスに対応)に接続されている。
【0107】画像データサンプリング回路120は本発
明の抽出手段及び請求項4に記載の加工手段に対応して
おり、A/D変換器58からデータバス60に順次出力
される測光データから、C領域(画像領域)の測光デー
タのみを抽出し、抽出した測光データを高精細画像デー
タとして画像データ用バッファメモリ122に記憶させ
るか、又は複数画素の測光データを統合して低精細の画
像データ(インデックス用画像データ)として画像デー
タ用バッファメモリ122に記憶させる。
【0108】画像データサンプリング回路120は、例
として図10に示すように構成することができる。すな
わち、図10に示す画像データサンプリング回路120
は、第1実施形態で説明した露光制御用画像データサン
プリング回路92と略同様の構成とされており、R画素
統合演算回路120A、G画素統合演算回路120B、
B画素統合演算回路120C、及びC領域サンプリング
回路120Dを備えているが、画素統合演算回路120
A〜120Cが画像処理CPUバス124に接続されて
おり(図9では図示省略)、画像処理CPUバス124
に接続された画像処理CPU126(詳細は後述)から
画素統合演算回路120A〜120Cにモード選択信号
が各々入力される点が異なっている。
【0109】画素統合演算回路120A〜120Cは、
C領域サンプリング回路92Dから入力される信号に従
い、ネガフィルム10の画像領域(図2に示すC領域)
に対応する測光データのみを取り込むが、モード選択信
号によって選択された処理モードが通常モードのときに
は、ライン方向(主走査方向)及びフィルム搬送方向
(副走査方向)に沿って各々所定数の画素から成る領域
(例えば6画素×6画素から成る領域)の測光データを
各成分色毎に統合し、低精細のインデックス用画像デー
タ(例えば1コマ当り750画素×500画素×3色の
画像データ)として画像データメモリバッファ122に
出力する。
【0110】また、モード選択信号によって選択された
処理モードが高精細モードの場合には、取り込んだ測光
データに対して上記のような画素の統合等を行うことな
く、高精細画像データ(例えば1コマ当り4500画素
×3000画素×3色の画像データ)として画像データ
メモリバッファ122に出力する。
【0111】画像処理CPUバス124には、画像デー
タ用バッファメモリ122に記憶された画像データに対
する処理のみを行う画像処理CPU126(請求項6に
記載の第1の処理手段)と、画像処理CPU126で実
行されるプログラムや各種のデータ等が記憶された画像
処理部メインメモリ128と、画像データ用バッファメ
モリ122に一旦記憶された画像データを記憶・蓄積す
るための大容量の画像メモリ106と、外部機器への画
像データの転送等のインタフェースを司る画像データI
/F回路130と、が接続されている。なお、画像デー
タ用バッファメモリ122にはDMA(ダイレクトメモ
リアクセス)回路が付加されており、画像データ用バッ
ファメモリ122から画像メモリ106への画像データ
の転送は、バーストモードにより高速で行われる。
【0112】なお、図9の構成において、制御部CPU
100は請求項6に記載の第2の処理手段に、CPUバ
ス68は請求項7に記載の第2のバスに各々対応してお
り、フィルムエッジ検出用データメモリ74、フィルム
搬送検出用データメモリ78、DXコードデータ用メモ
リ82、コマ位置検出用データメモリ86、フレームサ
イズ検出用データメモリ90、露光制御用画像データメ
モリ94は請求項7に記載の第2の記憶部に対応してい
る。
【0113】次に本第2実施形態の作用として、画像処
理CPU126によって実行される処理について説明す
る。なお、以下で説明する処理は、請求項6に記載の第
1の処理手段に対応する処理である。
【0114】画像処理CPU126は、例えば複数の画
像をマトリクス状に配置したインデックスプリントを作
成したり、ネガフィルム10に記録されている画像をデ
ィスプレイ等に一覧表示する等の場合に、画像データサ
ンプリング回路120に対して通常モードを選択するモ
ード選択信号を出力する。これにより、画像データサン
プリング回路120からは低精細のインデックス用画像
データが出力され、画像データ用バッファメモリ122
を介して画像メモリ106にインデックス用画像データ
が記憶・蓄積される。
【0115】画像処理CPU126は、画像メモリ10
6に記憶・蓄積されたインデックス用画像データに対し
てネガ−ポジ変換を行うと共に、制御部CPU100で
演算された露光条件に応じて濃度や色味を修正し、修正
したインデックス用画像データを、画像データI/F回
路130を介して外部機器へ順次転送する。この場合の
外部機器としては、例えばインデックスプリントを作成
するインデクッスプリンタ、或いはディスプレイ等の表
示手段と、該表示手段への画像の表示を制御する表示制
御手段と、を含んで構成される表示装置等が挙げられ
る。これにより、インデックスプリントの作成やディス
プレイ等への表示が行われる。
【0116】なお、インデックスプリントの作成に先立
ってディスプレイへの表示を行い、ディスプレイに表示
した画像の濃度や色味等をオペレータに検定させ、必要
に応じて濃度や色味等の修正を指示する情報をオペレー
タに入力させるようにしてもよい。画像データI/F回
路130を介して前記修正を指示する情報を受信した場
合、画像処理CPU126では、受信した情報に従って
インデックス用画像データを更に修正した後に、修正し
たインデックス用画像データをインデックスプリンタに
出力する。これにより、インデックスプリントの画質を
向上させることができる。
【0117】また、画像処理CPU126は、ネガフィ
ルム10に記録されている画像を表す高精細画像データ
を外部機器に提供する、所謂デジタル画像ファイルサー
ビスを行う等の場合に、画像データサンプリング回路1
20に対し、高精細モードを選択するモード選択信号を
出力する。これにより、画像データサンプリング回路1
20からは高精細画像データが出力され、画像データ用
バッファメモリ122を介して画像メモリ106に高精
細画像データが記憶・蓄積される。なお、高精細画像デ
ータを出力する画像はネガフィルム10の全画像であっ
てよいし、ディスプレイに一覧表示された複数の画像の
中から指定された特定画像や、コマ番号によって指定さ
れた特定画像であってもよい。
【0118】画像処理CPU126は、画像メモリ10
6に記憶・蓄積された高精細画像データに対してネガ−
ポジ変換を行うと共に、制御部CPU100で演算され
た露光条件に応じて濃度や色味を修正し、解像度を変更
可能なデジタル画像出力ファイルに加工する。そして、
デジタル画像出力ファイルを、画像データI/F回路1
30を介して外部機器へ転送する。この場合の外部機器
としては、フロッピーディスク、リムーバブルハードデ
ィスク、光磁気ディスク等の記憶媒体を備えた記憶装置
や、或いはネットワーク等が挙げられる。
【0119】上記のように、本第2実施形態では、デー
タ量が膨大である画像データ(インデックス用画像デー
タ、高精細画像データ)に対する処理を、画像処理CP
U126で行うようにしたので、各種処理を実行するこ
とによる負荷は制御部CPU100と画像処理CPU1
26とに分散される。従って、第2実施形態で説明した
画像データに対する処理を行うために、第1実施形態で
説明した処理(第2実施形態では制御部CPU100で
実行される処理)が遅延する等の不都合が生ずることは
ない。
【0120】なお、上記では写真フィルムとしてネガフ
ィルムを例に説明したが、リバーサルフィルム等の他の
写真フィルムを適用することも可能である。
【0121】また、上記では各サンプリング回路72、
76、80、84、88、92、120において、各々
固定的に定めた写真フィルム上の領域の測光データをサ
ンプリングするようにしていたが、これに限定されるも
のではなく、測光データを抽出する写真フィルム上の箇
所を変更可能としてもよい。これは、抽出(サンプリン
グ)すべき測光データに対応する画素のアドレス(ライ
ンアドレス)を外部から変更可能なようにサンプリング
回路を構成することによって実現できる。これにより、
写真フィルムから検知又は取得すべき情報が不定である
場合にも、各サンプリング回路で、検知又は取得すべき
情報に対応する箇所の測光データをサンプリングするこ
とが可能となる。
【0122】また、上記では本発明に係るフィルム情報
取得装置を写真プリンタに適用した場合を例に説明した
が、これに限定されるものではなく、例えば写真フィル
ムに記録されている画像を読み取る画像読取装置等に適
用することも可能である。
【0123】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明は、
写真フィルムから検知又は取得すべき情報に対応する写
真フィルム上の所定の光学的特徴が存在する箇所の測光
データを、測光手段から出力された測光データから抽出
し、抽出した測光データを記憶手段に記憶するようにし
たので、構成が簡単で、写真フィルムから検知又は取得
すべき各種の情報を短時間で検知又は取得することがで
きる、という優れた効果を有する。
【0124】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、写真フィルムから複数種の情報を検知又は取得する
場合、検知又は取得すべき複数種の情報の何れかに対応
する写真フィルム上の光学的特徴が存在する箇所の測光
データを抽出することを、複数種の情報に対応して各々
行い、抽出した複数種の測光データを、前記複数種の情
報の各々と関連づけて記憶するようにしたので、写真フ
ィルムから複数種の情報を検知又は取得する場合であっ
ても、前記複数種の情報の検知又は取得を短時間で行う
ことができる、という効果を有する。
【0125】請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3
の何れかの発明において、抽出手段から入力される測光
データを、該測光データに対応する検知又は取得すべき
情報のデータ形式に応じて加工した後に記憶手段に記憶
させるようにしたので、上記効果に加え、各種情報の検
知を更に短時間で行うことができると共に、記憶手段の
記憶容量を小さくすることができる、という効果を有す
る。
【0126】請求項6の発明は、請求項2乃至請求項5
の何れかの発明において、記憶手段に記憶された画像デ
ータに対応する測光データに対して第1の所定処理を行
う第1の処理手段と、前記記憶手段に記憶された前記画
像データ以外の情報に対応する測光データに対して第2
の所定処理を行う第2の処理手段と、を更に設けたの
で、上記効果に加え、写真フィルムからの複数種の情報
の検知又は取得に要する時間を更に短縮することができ
る、という効果を有する。
【0127】請求項7記載の発明は、請求項6の発明に
おいて、記憶手段を、第1のバスに接続され画像データ
に対応する測光データを記憶する第1の記憶部と、第2
のバスに接続され画像データ以外の情報に対応する測光
データを記憶する第2の記憶部と、から構成し、第1の
処理手段を第1のバスに接続し、第2の処理手段を第2
のバスに接続したので、上記効果に加え、第1の記憶部
に記憶した測光データに対する処理を行うことで第2の
記憶部に記憶した測光データに対する処理が支障をきた
すことを防止することができる、という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る写真プリンタの光学系の概略
構成図である。
【図2】ネガフィルムとCCDラインセンサとの位置関
係、及び各サンプリング回路が測光データをサンプリン
グする領域を平面的に示す概念図である。
【図3】第1実施形態に係る写真プリンタの制御装置の
概略構成を示すブロック図である。
【図4】フィルムエッジ検出用サンプリング回路の構成
の一例を示す概略ブロック図である。
【図5】フィルム搬送検出用サンプリング回路の構成の
一例を示す概略ブロック図である。
【図6】DXコード検出用サンプリング回路の構成の一
例を示す概略ブロック図である。
【図7】コマ位置検出用サンプリング回路の構成の一例
を示す概略ブロック図である。
【図8】露光制御用画像データサンプリング回路の構成
の一例を示す概略ブロック図である。
【図9】第2実施形態に係る写真プリンタの制御装置の
概略構成を示すブロック図である。
【図10】第2実施形態に係る画像データサンプリング
回路の構成の一例を示す概略ブロック図である。
【符号の説明】
12 測光部 52 CCDドライバ 72 フィルムエッジ検出用サンプリング回路 74 フィルムエッジ検出用データメモリ 76 フィルム搬送検出用サンプリング回路 78 フィルム搬送検出用データメモリ 80 DXコード検出用サンプリング回路 82 DXコードデータ用メモリ 84 コマ位置検出用サンプリング回路 86 コマ位置検出用データメモリ 88 フレームサイズ検出用サンプリング回路 90 フレームサイズ検出用データメモリ 92 露光制御用画像データサンプリング回路 94 露光制御用画像データメモリ 100 CPU(制御部CPU) 120 画像データサンプリング回路 122 画像データ用バッファメモリ 126 画像処理CPU

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真フィルムを多数個に分割して測光
    し、写真フィルム上の各箇所の測光データを順次出力す
    る単一の測光手段と、 写真フィルムから検知又は取得すべき情報に対応する写
    真フィルム上の所定の光学的特徴が存在する箇所の測光
    データを、前記測光手段から出力された測光データから
    抽出する抽出手段と、 前記抽出手段によって抽出された測光データを記憶する
    記憶手段と、 を含むフィルム情報取得装置。
  2. 【請求項2】 写真フィルムから複数種の情報を検知又
    は取得する場合、 前記抽出手段は、検知又は取得すべき前記複数種の情報
    の何れかに対応する写真フィルム上の光学的特徴が存在
    する箇所の測光データを抽出することを、前記複数種の
    情報に対応して各々行い、 前記記憶手段は、前記抽出手段によって抽出された複数
    種の測光データを、前記複数種の情報の各々と関連づけ
    て記憶することを特徴とする請求項1記載のフィルム情
    報取得装置。
  3. 【請求項3】 前記抽出手段は、前記測光手段から出力
    された測光データから写真フィルム上の何れの箇所の測
    光データを抽出するかを変更可能とされており、写真フ
    ィルムから検知又は取得すべき情報の種類に応じて測光
    データを抽出する写真フィルム上の箇所を変更すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載のフィルム情報
    取得装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段に記憶される測光データ
    を、該測光データに対応する検知又は取得すべき情報の
    データ形式に応じて加工する加工手段を更に備えたこと
    を特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の
    フィルム情報取得装置。
  5. 【請求項5】 前記検知又は取得すべき情報は、写真フ
    ィルムの種類及び写真フィルムの状態及び写真フィルム
    に記録されている画像のサイズ及び写真フィルム上の画
    像の記録位置及び写真フィルムに記録されている画像の
    画像特徴量の何れかであり、 記憶手段に記憶された測光データに基づいて、写真フィ
    ルムの種類及び写真フィルムの状態及び写真フィルムに
    記録されている画像のサイズ及び写真フィルム上の画像
    の記録位置及び写真フィルムに記録されている画像の画
    像特徴量の少なくとも何れかの検知を行う処理手段を更
    に備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れ
    か1項記載のフィルム情報取得装置。
  6. 【請求項6】 前記検知又は取得すべき情報のうちの1
    つは、写真フィルムに記録された画像を測光して得られ
    る画像データであり、 前記記憶手段に記憶された前記画像データに対応する測
    光データに対して第1の所定処理を行う第1の処理手段
    と、 前記記憶手段に記憶された前記画像データ以外の情報に
    対応する測光データに対して第2の所定処理を行う第2
    の処理手段と、 を更に備えたことを特徴とする請求項2乃至請求項5の
    何れか1項記載のフィルム情報取得装置。
  7. 【請求項7】 前記記憶手段は、第1のバスに接続され
    前記画像データに対応する測光データを記憶する第1の
    記憶部と、第2のバスに接続され前記画像データ以外の
    情報に対応する測光データを記憶する第2の記憶部と、
    から構成されており、 前記第1の処理手段は前記第1のバスに接続され、前記
    第2の処理手段は前記第2のバスに接続されていること
    を特徴とする請求項6記載のフィルム情報取得装置。
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