JPH10135870A - スペクトラム拡散通信システム - Google Patents
スペクトラム拡散通信システムInfo
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- JPH10135870A JPH10135870A JP30079696A JP30079696A JPH10135870A JP H10135870 A JPH10135870 A JP H10135870A JP 30079696 A JP30079696 A JP 30079696A JP 30079696 A JP30079696 A JP 30079696A JP H10135870 A JPH10135870 A JP H10135870A
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- communication
- spread spectrum
- communication system
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04J—MULTIPLEX COMMUNICATION
- H04J13/00—Code division multiplex systems
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B7/00—Radio transmission systems, i.e. using radiation field
- H04B7/24—Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts
- H04B7/26—Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts at least one of which is mobile
- H04B7/2618—Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts at least one of which is mobile using hybrid code-time division multiple access [CDMA-TDMA]
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L5/00—Arrangements affording multiple use of the transmission path
- H04L5/02—Channels characterised by the type of signal
- H04L5/06—Channels characterised by the type of signal the signals being represented by different frequencies
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 単独又は複数の送信局からのスペクトラム直
接拡散変調波のチップタイミングオフセットにより発生
する回線品質の劣化の問題を回避することができる疑似
ランダム符号の選択方法、チャネル割り当て方法を用い
たスペクトラム拡散通信システムを提供する。 【解決手段】 搬送波周波数間隔が情報伝送速度を単位
とする周波数量の偶数倍となるよう通信チャネルの搬送
波周波数を設定し、単独又は複数の通信局からは、それ
ら通信チャネルを個別にスペクトラム直接拡散変調され
た複数の情報データ系列に割り当てている。
接拡散変調波のチップタイミングオフセットにより発生
する回線品質の劣化の問題を回避することができる疑似
ランダム符号の選択方法、チャネル割り当て方法を用い
たスペクトラム拡散通信システムを提供する。 【解決手段】 搬送波周波数間隔が情報伝送速度を単位
とする周波数量の偶数倍となるよう通信チャネルの搬送
波周波数を設定し、単独又は複数の通信局からは、それ
ら通信チャネルを個別にスペクトラム直接拡散変調され
た複数の情報データ系列に割り当てている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固定衛星通信シス
テム、移動体衛星通信システム、固定陸上無線通信シス
テム、陸上移動体通信システム、無線LANシステム及
び構内無線通信システム等の全ての無線通信システム、
又は光ファイバ及び同軸ケーブル等の有線を用いて情報
伝送を行う全ての有線通信システムに適用されるダイレ
クトシーケンス(DS:Direct Sequenc
e)−スペクトラム拡散(SS:Spread Spe
ctrum)通信システムに関する。
テム、移動体衛星通信システム、固定陸上無線通信シス
テム、陸上移動体通信システム、無線LANシステム及
び構内無線通信システム等の全ての無線通信システム、
又は光ファイバ及び同軸ケーブル等の有線を用いて情報
伝送を行う全ての有線通信システムに適用されるダイレ
クトシーケンス(DS:Direct Sequenc
e)−スペクトラム拡散(SS:Spread Spe
ctrum)通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術であるDS−SS通信システム
では、同一の周波数帯域を占有する同時通信局の各々に
異なる疑似ランダム符号(PN符号)が割り当てられ、
それらの符号間の相関が小さいことを利用して各局を識
別し、所望信号を抽出する符号分割多元接続(CDM
A:Code Division Multiple
Access)方式により同時通信が行われていた。
では、同一の周波数帯域を占有する同時通信局の各々に
異なる疑似ランダム符号(PN符号)が割り当てられ、
それらの符号間の相関が小さいことを利用して各局を識
別し、所望信号を抽出する符号分割多元接続(CDM
A:Code Division Multiple
Access)方式により同時通信が行われていた。
【0003】このCDMA方式の概念図を図6に示す。
同図は同時通信局数がk(任意の自然数)の場合を示し
ている。同図において、601 〜60k は2進符号化さ
れた各局の情報信号、621 〜62k は情報信号601
〜60k をスペクトル拡散するための疑似ランダム符号
(PN符号)を発生する疑似ランダム符号発生器、61
1 〜61k は情報信号601 〜60k と疑似ランダム符
号発生器621 〜62k からのPN符号とを2進乗算す
る乗算器からなる変調器、631 〜63k は変調器61
1 〜61k で得られたベースバンド信号を局部発振器6
41 〜64k から出力される搬送波により変調する変調
器、651 〜65k は変調信号から送信に必要な周波数
成分を取り出すための帯域通過フィルタをそれぞれ表し
ている。
同図は同時通信局数がk(任意の自然数)の場合を示し
ている。同図において、601 〜60k は2進符号化さ
れた各局の情報信号、621 〜62k は情報信号601
〜60k をスペクトル拡散するための疑似ランダム符号
(PN符号)を発生する疑似ランダム符号発生器、61
1 〜61k は情報信号601 〜60k と疑似ランダム符
号発生器621 〜62k からのPN符号とを2進乗算す
る乗算器からなる変調器、631 〜63k は変調器61
1 〜61k で得られたベースバンド信号を局部発振器6
41 〜64k から出力される搬送波により変調する変調
器、651 〜65k は変調信号から送信に必要な周波数
成分を取り出すための帯域通過フィルタをそれぞれ表し
ている。
【0004】スペクトラム拡散通信システムは、有線通
信システム及び無線通信システム共に用いることがで
き、同時通信局からのSS信号は、それら伝送媒体中で
多重化される。この機能は、図6では加算器66として
等価的に表されている。図6において、さらに、67は
受信信号から復調に必要な周波数成分だけを抽出するた
めの帯域通過フィルタ、68は高周波信号をベースバン
ド信号に変換するための周波数変換器、69は周波数変
換のために用いられる高周波信号を発生する周波数発振
器、70は帯域制限された受信信号から各通信局から送
信された情報を検出するための復調器、71は復調器7
0により検出された情報信号をそれぞれ表している。
信システム及び無線通信システム共に用いることがで
き、同時通信局からのSS信号は、それら伝送媒体中で
多重化される。この機能は、図6では加算器66として
等価的に表されている。図6において、さらに、67は
受信信号から復調に必要な周波数成分だけを抽出するた
めの帯域通過フィルタ、68は高周波信号をベースバン
ド信号に変換するための周波数変換器、69は周波数変
換のために用いられる高周波信号を発生する周波数発振
器、70は帯域制限された受信信号から各通信局から送
信された情報を検出するための復調器、71は復調器7
0により検出された情報信号をそれぞれ表している。
【0005】従来技術では、各通信局から同時送信され
る情報信号は、疑似ランダム符号発生器621 〜62k
からの互いに相関の小さな異なる種類の疑似ランダム符
号PN1 〜PNk によりスペクトラム直接拡散変調され
る。ここで、周波数発振器631 〜63k の発信周波数
は、同一周波数f1 が使用される。次に、変調器により
高周波信号に変調された信号は、帯域通過フィルタ65
1 〜65k により帯域制限された後、受信側に向けて送
信され、受信側では図7に示されるように中心周波数f
1 に通信局1〜k局の送信波が重なった状態で受信され
る。復調器では、ある所望の情報信号を拡散するのに用
いられた疑似ランダム符号を用いて相関検波を実施する
ことにより、同時に受信される複数の信号波の中から所
望波だけを検出することが可能となる。
る情報信号は、疑似ランダム符号発生器621 〜62k
からの互いに相関の小さな異なる種類の疑似ランダム符
号PN1 〜PNk によりスペクトラム直接拡散変調され
る。ここで、周波数発振器631 〜63k の発信周波数
は、同一周波数f1 が使用される。次に、変調器により
高周波信号に変調された信号は、帯域通過フィルタ65
1 〜65k により帯域制限された後、受信側に向けて送
信され、受信側では図7に示されるように中心周波数f
1 に通信局1〜k局の送信波が重なった状態で受信され
る。復調器では、ある所望の情報信号を拡散するのに用
いられた疑似ランダム符号を用いて相関検波を実施する
ことにより、同時に受信される複数の信号波の中から所
望波だけを検出することが可能となる。
【0006】DS−SS通信システムにおいては、スペ
クトラム直接拡散変調に用いられる疑似ランダム符号と
して、最大周期系列(Maximum length
sequence:M系列)が良く知られている。しか
しながら、符号長が127のPN系列の最大周期系列は
18個、255では16個、511では48個しか存在
しない。送信局を疑似ランダム符号だけで識別するCD
MA方式において数多くの同時送信局を得るためには、
符号長の長い固有のPN系列が多く存在する最大周期系
列を用いる必要がある。同一周波数帯域を利用する同時
通信局数を増やすために符号長の長い疑似ランダム系列
を用いると、符号の作成過程、相関器の構造、及び復調
の仮定を極めて複雑にするという問題が発生する。
クトラム直接拡散変調に用いられる疑似ランダム符号と
して、最大周期系列(Maximum length
sequence:M系列)が良く知られている。しか
しながら、符号長が127のPN系列の最大周期系列は
18個、255では16個、511では48個しか存在
しない。送信局を疑似ランダム符号だけで識別するCD
MA方式において数多くの同時送信局を得るためには、
符号長の長い固有のPN系列が多く存在する最大周期系
列を用いる必要がある。同一周波数帯域を利用する同時
通信局数を増やすために符号長の長い疑似ランダム系列
を用いると、符号の作成過程、相関器の構造、及び復調
の仮定を極めて複雑にするという問題が発生する。
【0007】また、従来技術では、同じランダム符号を
同一周波数で使用することができないので多数の送信局
が同時に通信を行うためには、図7のスペクトラム例の
ように各通信局が使用する周波数を変える必要がある。
同図では、f1 を中心周波数とする1からj局のグルー
プ、f2 を中心周波数とする1からk局のグループが一
例として示されている。ここで同時通信局数をm倍、す
なわち同じ疑似ランダム符号を繰り返しm回使用するた
めには必要とする周波数帯域幅もm倍となるため、利用
できる通信帯域幅が制限されている通信システムでは、
同時に通信が行える局数が自ずと限られてしまう。ま
た、送信局に疑似ランダム符号を固定的に割り当てるの
ではなく、送信局からの通信要求に応じてその度ごとに
随時疑似ランダム符号を割り当てる方法も存在するが、
この手法を実現するための制御方法や装置は極めて複雑
なものとなる。
同一周波数で使用することができないので多数の送信局
が同時に通信を行うためには、図7のスペクトラム例の
ように各通信局が使用する周波数を変える必要がある。
同図では、f1 を中心周波数とする1からj局のグルー
プ、f2 を中心周波数とする1からk局のグループが一
例として示されている。ここで同時通信局数をm倍、す
なわち同じ疑似ランダム符号を繰り返しm回使用するた
めには必要とする周波数帯域幅もm倍となるため、利用
できる通信帯域幅が制限されている通信システムでは、
同時に通信が行える局数が自ずと限られてしまう。ま
た、送信局に疑似ランダム符号を固定的に割り当てるの
ではなく、送信局からの通信要求に応じてその度ごとに
随時疑似ランダム符号を割り当てる方法も存在するが、
この手法を実現するための制御方法や装置は極めて複雑
なものとなる。
【0008】上述した問題点を解決する手法として、全
ての同時通信局に共通に与えられた1つの疑似ランダム
符号だけを用いて多元接続を行うスペクトラム拡散通信
システム(CFO−SSMA方式:Carrier F
requency Offset−Spread Sp
ectrum Multiple Access Me
thod)が、本出願人によって既に提案されている
(特開平5−268189号公報)。
ての同時通信局に共通に与えられた1つの疑似ランダム
符号だけを用いて多元接続を行うスペクトラム拡散通信
システム(CFO−SSMA方式:Carrier F
requency Offset−Spread Sp
ectrum Multiple Access Me
thod)が、本出願人によって既に提案されている
(特開平5−268189号公報)。
【0009】この公知のスペクトラム拡散通信システム
は、複数の送信局が同一の疑似ランダム符号を用いて各
々独立のディジタル情報をスペクトラム直接拡散変調
し、図5に示すように複数搬送波の中心周波数を互いに
異なるようにし、信号波の占有周波数帯域を互いに重な
るよう設定して受信側に送信するものである。このと
き、各送信局が互いに情報伝送速度の整数倍の周波数分
だけ離れた搬送波周波数を利用すれば、受信側では搬送
波の中心周波数が既知な所望波を帯域通過フィルタで抽
出することにより、他信号波の影響を受けずに所望する
情報を受信、復調することが理想的に可能となる。
は、複数の送信局が同一の疑似ランダム符号を用いて各
々独立のディジタル情報をスペクトラム直接拡散変調
し、図5に示すように複数搬送波の中心周波数を互いに
異なるようにし、信号波の占有周波数帯域を互いに重な
るよう設定して受信側に送信するものである。このと
き、各送信局が互いに情報伝送速度の整数倍の周波数分
だけ離れた搬送波周波数を利用すれば、受信側では搬送
波の中心周波数が既知な所望波を帯域通過フィルタで抽
出することにより、他信号波の影響を受けずに所望する
情報を受信、復調することが理想的に可能となる。
【0010】このように、上述したスペクトラム拡散通
信システムは、互いに信号波の中心周波数を情報伝送速
度の整数倍だけ離して通信を行うため、同一の疑似ラン
ダム符号を用いた場合でも、各通信局が互いに干渉を与
えることなく双方向ともに通信を行うことができる。従
って、疑似ランダム符号の数が制限されているシステム
においても、各送信局からの信号波の中心周波数を情報
伝送速度の整数倍だけずらすことにより疑似ランダム符
号の再利用を行うことができ、限られた周波数帯域幅内
において同時通信を行うことのできる局数を大幅に増加
させることができる。更に、各通信局は同一の疑似ラン
ダム符号を使用するため通信装置の装置規模を小型化す
ることも可能となる。
信システムは、互いに信号波の中心周波数を情報伝送速
度の整数倍だけ離して通信を行うため、同一の疑似ラン
ダム符号を用いた場合でも、各通信局が互いに干渉を与
えることなく双方向ともに通信を行うことができる。従
って、疑似ランダム符号の数が制限されているシステム
においても、各送信局からの信号波の中心周波数を情報
伝送速度の整数倍だけずらすことにより疑似ランダム符
号の再利用を行うことができ、限られた周波数帯域幅内
において同時通信を行うことのできる局数を大幅に増加
させることができる。更に、各通信局は同一の疑似ラン
ダム符号を使用するため通信装置の装置規模を小型化す
ることも可能となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このス
ペクトラム拡散通信システムでは、各送信局から同時送
信されるスペクトラム直接拡散変調波群のチップタイミ
ングが受信側で完全に一致した状態でなければ理想的に
干渉のない通信を行うことができない。即ち、各送信局
からのスペクトラム直接拡散変調波が受信側において完
全に同期が取れた状態で受信されなければ、各送信局か
らの信号が互いに符号間干渉を引き起こし、伝送路の回
線品質を大きく劣化させるという問題が存在する。実用
化システムでは各送信局は独立の周波数クロックを保有
する可能性が高いため、いかなる手段を用いても独立の
スペクトラム直接拡散変調波群のチップタイミング同期
を完全に確立させた状態で受信側で受信することは不可
能である。従って、上述のスペクトラム拡散通信システ
ムでは、各送信局からのスペクトラム直接拡散変調信号
間のチップタイミングオフセットをある程度許容し、符
号間干渉による回線品質劣化を含めた回線設計を行わざ
るを得ない。
ペクトラム拡散通信システムでは、各送信局から同時送
信されるスペクトラム直接拡散変調波群のチップタイミ
ングが受信側で完全に一致した状態でなければ理想的に
干渉のない通信を行うことができない。即ち、各送信局
からのスペクトラム直接拡散変調波が受信側において完
全に同期が取れた状態で受信されなければ、各送信局か
らの信号が互いに符号間干渉を引き起こし、伝送路の回
線品質を大きく劣化させるという問題が存在する。実用
化システムでは各送信局は独立の周波数クロックを保有
する可能性が高いため、いかなる手段を用いても独立の
スペクトラム直接拡散変調波群のチップタイミング同期
を完全に確立させた状態で受信側で受信することは不可
能である。従って、上述のスペクトラム拡散通信システ
ムでは、各送信局からのスペクトラム直接拡散変調信号
間のチップタイミングオフセットをある程度許容し、符
号間干渉による回線品質劣化を含めた回線設計を行わざ
るを得ない。
【0012】以上述べたように、全ての同時通信局に共
通に与えられた1つの疑似ランダム符号だけを用いて多
元接続を行うスペクトラム拡散通信システムは、限られ
た周波数帯域を効率的に利用でき、かつ、簡易な通信装
置で実現できるといった利点を有する反面、各送信局か
らのスペクトラム直接拡散変調波のチップタイミングが
受信側において完全に一致した状態で受信されなけれ
ば、各送信局からのスペクトラム直接拡散変調信号が互
いに符号間干渉を引き起こし、伝送路の回線品質を大き
く劣化させてしまう。この問題点を回避するために、複
数の送信局側と受信側とで信号のやりとりで局間同期を
確立する手法などの利用も考えられるが、同期確立を高
精度に行うための制御手順及び通信装置が極めて複雑な
ものとなってしまう。
通に与えられた1つの疑似ランダム符号だけを用いて多
元接続を行うスペクトラム拡散通信システムは、限られ
た周波数帯域を効率的に利用でき、かつ、簡易な通信装
置で実現できるといった利点を有する反面、各送信局か
らのスペクトラム直接拡散変調波のチップタイミングが
受信側において完全に一致した状態で受信されなけれ
ば、各送信局からのスペクトラム直接拡散変調信号が互
いに符号間干渉を引き起こし、伝送路の回線品質を大き
く劣化させてしまう。この問題点を回避するために、複
数の送信局側と受信側とで信号のやりとりで局間同期を
確立する手法などの利用も考えられるが、同期確立を高
精度に行うための制御手順及び通信装置が極めて複雑な
ものとなってしまう。
【0013】さらに、このような制御手順を適用したと
しても、複数の送信局からのスペクトラム直接拡散変調
波のチップタイミングを完全に一致させることは物理的
に不可能であるため、チップタイミングオフセットによ
り発生する回線品質の劣化をある程度許容しなければな
らない。なお、この点は、CFO−SSMA方式を適用
するスペクトラム拡散通信システムにおいて複数の送信
局から同時にスペクトラム直接拡散変調波を送信する場
合だけでなく、単独の通信局が複数の通信チャネルを用
いて同時に複数のスペクトラム直接拡散変調波を送信す
る場合においても問題となる。
しても、複数の送信局からのスペクトラム直接拡散変調
波のチップタイミングを完全に一致させることは物理的
に不可能であるため、チップタイミングオフセットによ
り発生する回線品質の劣化をある程度許容しなければな
らない。なお、この点は、CFO−SSMA方式を適用
するスペクトラム拡散通信システムにおいて複数の送信
局から同時にスペクトラム直接拡散変調波を送信する場
合だけでなく、単独の通信局が複数の通信チャネルを用
いて同時に複数のスペクトラム直接拡散変調波を送信す
る場合においても問題となる。
【0014】従って本発明の目的は、このような単独又
は複数の送信局が同一の疑似ランダム符号を用い、各送
信局が異なる搬送波周波数で互いに重なるように信号を
送信するスペクトラム拡散通信システムにおいて、単独
又は複数の送信局からのスペクトラム直接拡散変調波の
チップタイミングオフセットにより発生する回線品質の
劣化の問題を回避することができる疑似ランダム符号の
選択方法、チャネル割り当て方法を用いたスペクトラム
拡散通信システムを提供することにある。
は複数の送信局が同一の疑似ランダム符号を用い、各送
信局が異なる搬送波周波数で互いに重なるように信号を
送信するスペクトラム拡散通信システムにおいて、単独
又は複数の送信局からのスペクトラム直接拡散変調波の
チップタイミングオフセットにより発生する回線品質の
劣化の問題を回避することができる疑似ランダム符号の
選択方法、チャネル割り当て方法を用いたスペクトラム
拡散通信システムを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、単独又は複数
の通信局が同一の疑似ランダム符号系列を用いて複数の
情報データ系列を個別にスペクトラム直接拡散変調し、
該単独又は複数の通信局は該スペクトラム直接拡散変調
された複数の情報データ系列信号を、互いに情報伝送速
度の整数倍離れた搬送波周波数を伝送帯域幅の中心周波
数とする通信チャネルを用いて無線又は有線伝送路にお
いて通信を行うことにより、簡易で同一構成の通信装置
によって該複数の通信チャネル間で互いに干渉の少ない
通信を実現するスペクトラム拡散通信システムに関す
る。特に本発明によれば、図2に示すように、搬送波周
波数間隔が情報伝送速度を単位とする周波数量の偶数倍
となるよう通信チャネルの搬送波周波数を設定し、単独
又は複数の通信局からは、それら通信チャネルを個別に
スペクトラム直接拡散変調された複数の情報データ系列
に割り当てている。
の通信局が同一の疑似ランダム符号系列を用いて複数の
情報データ系列を個別にスペクトラム直接拡散変調し、
該単独又は複数の通信局は該スペクトラム直接拡散変調
された複数の情報データ系列信号を、互いに情報伝送速
度の整数倍離れた搬送波周波数を伝送帯域幅の中心周波
数とする通信チャネルを用いて無線又は有線伝送路にお
いて通信を行うことにより、簡易で同一構成の通信装置
によって該複数の通信チャネル間で互いに干渉の少ない
通信を実現するスペクトラム拡散通信システムに関す
る。特に本発明によれば、図2に示すように、搬送波周
波数間隔が情報伝送速度を単位とする周波数量の偶数倍
となるよう通信チャネルの搬送波周波数を設定し、単独
又は複数の通信局からは、それら通信チャネルを個別に
スペクトラム直接拡散変調された複数の情報データ系列
に割り当てている。
【0016】その結果、本発明によれば、単独又は複数
の通信局が同一の疑似ランダム符号系列を用いて独立の
情報データ系列を個別にスペクトラム直接拡散変調し、
互いに情報伝送速度の整数倍離れた搬送波周波数を用い
て通信を行うスペクトラム拡散通信システムにおいて、
各通信局からのスペクトラム直接拡散変調波のチップタ
イミングオフセットによるチャネル間干渉の影響を最小
化することができる。これに伴い、伝送路の回線品質の
劣化を極力抑えることができ、かつ、通信システムに割
り当てられた限られた周波数帯域を効率的に利用でき
る。また、同期確立を高精度に行うための複雑な制御手
順、並びにそれを実現するための高精度で高価なクロッ
ク等を使用する必要がなく、簡易で安価な通信装置を実
現することができる。
の通信局が同一の疑似ランダム符号系列を用いて独立の
情報データ系列を個別にスペクトラム直接拡散変調し、
互いに情報伝送速度の整数倍離れた搬送波周波数を用い
て通信を行うスペクトラム拡散通信システムにおいて、
各通信局からのスペクトラム直接拡散変調波のチップタ
イミングオフセットによるチャネル間干渉の影響を最小
化することができる。これに伴い、伝送路の回線品質の
劣化を極力抑えることができ、かつ、通信システムに割
り当てられた限られた周波数帯域を効率的に利用でき
る。また、同期確立を高精度に行うための複雑な制御手
順、並びにそれを実現するための高精度で高価なクロッ
ク等を使用する必要がなく、簡易で安価な通信装置を実
現することができる。
【0017】疑似ランダム符号系列としては、単独又は
複数の通信局からの送信信号を受信局において同時受信
する際に問題となる複数通信チャネル間のタイミング誤
差の影響を削減する符号系列長11のBarker系列
(1、1、1、0、0、0、1、0、0、1、0)を用
いるか、又は符号系列長11のLugandre系列
(1、1、0、1、1、1、0、0、0、1、0)を用
いることが好ましい。
複数の通信局からの送信信号を受信局において同時受信
する際に問題となる複数通信チャネル間のタイミング誤
差の影響を削減する符号系列長11のBarker系列
(1、1、1、0、0、0、1、0、0、1、0)を用
いるか、又は符号系列長11のLugandre系列
(1、1、0、1、1、1、0、0、0、1、0)を用
いることが好ましい。
【0018】本発明によれば、さらに、系列長11のB
arker系列(1、1、1、0、0、0、1、0、
0、1、0)、又は系列長11のLugandre系列
(1、1、0、1、1、1、0、0、0、1、0)を疑
似ランダム符号として用いるスペクトラム拡散通信シス
テムにおいて、ある特定のエリア内に存在する単独又は
複数の通信局が使用する通信チャネルM(1)、M
(2)、・・・、M(k)(kは任意の自然数)として
は、周波数間隔が互いに情報伝送速度を単位とする周波
数量の偶数倍の周波数差となる関係のものが割り当てら
れ、一方、その特定エリアと隣接するエリア内に存在す
る別の単独又は複数の通信局が使用する通信チャネルN
(1)、N(2)、・・・、N(l)(lは任意の自然
数)としては、周波数間隔が互いに情報伝送速度を単位
とする周波数量の偶数倍の周波数差となり、かつ、特定
エリアが使用する通信チャネルM(1)、M(2)、・
・・、M(k)とは周波数間隔が互いに情報伝送速度を
単位とする周波数量の奇数倍の周波数差となる関係のも
のが割り当てられたスペクトラム拡散通信システムが提
供される。これにより、隣接関係にある複数のエリアに
独立に存在する通信局間同士の干渉問題を低減化し、通
信システムのマルチセル化が実現可能となる。
arker系列(1、1、1、0、0、0、1、0、
0、1、0)、又は系列長11のLugandre系列
(1、1、0、1、1、1、0、0、0、1、0)を疑
似ランダム符号として用いるスペクトラム拡散通信シス
テムにおいて、ある特定のエリア内に存在する単独又は
複数の通信局が使用する通信チャネルM(1)、M
(2)、・・・、M(k)(kは任意の自然数)として
は、周波数間隔が互いに情報伝送速度を単位とする周波
数量の偶数倍の周波数差となる関係のものが割り当てら
れ、一方、その特定エリアと隣接するエリア内に存在す
る別の単独又は複数の通信局が使用する通信チャネルN
(1)、N(2)、・・・、N(l)(lは任意の自然
数)としては、周波数間隔が互いに情報伝送速度を単位
とする周波数量の偶数倍の周波数差となり、かつ、特定
エリアが使用する通信チャネルM(1)、M(2)、・
・・、M(k)とは周波数間隔が互いに情報伝送速度を
単位とする周波数量の奇数倍の周波数差となる関係のも
のが割り当てられたスペクトラム拡散通信システムが提
供される。これにより、隣接関係にある複数のエリアに
独立に存在する通信局間同士の干渉問題を低減化し、通
信システムのマルチセル化が実現可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明のスペクトラム拡散通信シ
ステムの一実施形態を以下に説明する。
ステムの一実施形態を以下に説明する。
【0020】図1は同時送信局数がn(任意の自然数)
の場合を示している。同図において、101 〜10n は
2進符号化された各通信局の情報信号、111 〜11n
は情報信号と疑似ランダム符号を2進乗算する変調器、
121 〜12n は情報信号のスペクトルを拡散するため
の疑似ランダム符号系列として使用するBarker系
列(1、1、1、0、0、0、1、0、0、1、0)を
発生する疑似ランダム符号発生器、131 〜13n は変
調器111 〜11n で得られたベースバンド信号で局部
発振器141 〜14n から得られる搬送波を変調する変
調器、151 〜15n は変調信号から送信に必要な周波
数成分を取り出す帯域通過フィルタをそれぞれ表してい
る。
の場合を示している。同図において、101 〜10n は
2進符号化された各通信局の情報信号、111 〜11n
は情報信号と疑似ランダム符号を2進乗算する変調器、
121 〜12n は情報信号のスペクトルを拡散するため
の疑似ランダム符号系列として使用するBarker系
列(1、1、1、0、0、0、1、0、0、1、0)を
発生する疑似ランダム符号発生器、131 〜13n は変
調器111 〜11n で得られたベースバンド信号で局部
発振器141 〜14n から得られる搬送波を変調する変
調器、151 〜15n は変調信号から送信に必要な周波
数成分を取り出す帯域通過フィルタをそれぞれ表してい
る。
【0021】スペクトラム拡散通信システムは、有線通
信システム及び無線通信システム共に用いることがで
き、図1では、それらの伝送媒体中で個々の信号が多重
される機能を加算器16として等価的に表している。図
1において、さらに、17は受信信号から復調に必要な
周波数成分を取り出す帯域通過フィルタ、18は周波数
変換器であり、19は周波数変換のための局部発振器、
20は帯域制限された信号から送信された情報を得る復
調器、21は復調器20により得られた情報信号をそれ
ぞれ表している。
信システム及び無線通信システム共に用いることがで
き、図1では、それらの伝送媒体中で個々の信号が多重
される機能を加算器16として等価的に表している。図
1において、さらに、17は受信信号から復調に必要な
周波数成分を取り出す帯域通過フィルタ、18は周波数
変換器であり、19は周波数変換のための局部発振器、
20は帯域制限された信号から送信された情報を得る復
調器、21は復調器20により得られた情報信号をそれ
ぞれ表している。
【0022】各々の通信局が同一の情報速度、拡散率で
送信を行い、変調器131 〜13nが位相変調を行う場
合を仮定して、本実施形態におけるスペクトラム拡散通
信システムの動作を以下に説明する。
送信を行い、変調器131 〜13nが位相変調を行う場
合を仮定して、本実施形態におけるスペクトラム拡散通
信システムの動作を以下に説明する。
【0023】情報101 は変調器111 により疑似ラン
ダム符号発生器121 からの疑似ランダム符号系列の1
つであるBarker系列(1、1、1、0、0、0、
1、0、0、1、0)と乗算され、変調器131 により
局部発振器141 から与えられる周波数f1 を中心周波
数とする信号となり、さらに帯域通過フィルタ151を
通過する。同様に他の情報10j も変調器11j により
疑似ランダム符号発生器12j からのBarker系列
(1、1、1、0、0、0、1、0、0、1、0)と乗
算され、変調器13j により局部発振器14j から与え
られる周波数fj を中心周波数とする信号となり、さら
に帯域通過フィルタ15j を通過する。
ダム符号発生器121 からの疑似ランダム符号系列の1
つであるBarker系列(1、1、1、0、0、0、
1、0、0、1、0)と乗算され、変調器131 により
局部発振器141 から与えられる周波数f1 を中心周波
数とする信号となり、さらに帯域通過フィルタ151を
通過する。同様に他の情報10j も変調器11j により
疑似ランダム符号発生器12j からのBarker系列
(1、1、1、0、0、0、1、0、0、1、0)と乗
算され、変調器13j により局部発振器14j から与え
られる周波数fj を中心周波数とする信号となり、さら
に帯域通過フィルタ15j を通過する。
【0024】なお、図1では示されていないが、疑似ラ
ンダム符号発生器121 〜12n と局部発振器141 〜
14n とを入れ換えた構成も考えられる。
ンダム符号発生器121 〜12n と局部発振器141 〜
14n とを入れ換えた構成も考えられる。
【0025】ここで、従来技術のスペクトラム拡散通信
システムの一つであるCFO−SSMA方式(特開平5
−268189号公報)においては、局部発振器141
〜14n の発信周波数f1 〜fn の周波数間隔を情報伝
送速度の整数倍となるように定めていたが、本発明で
は、図2に示すように、発信周波数f1 〜fn の周波数
間隔を情報伝送速度の2倍の周波数の整数倍(情報伝送
速度の偶数倍)となるように定めている。各通信局が用
いる通信チャネルの搬送波周波数をこのように定めるこ
とにより、各通信局間で生じるチップタイミング誤差に
より発生する回線品質劣化を抑えることができる。な
お、本実施形態において使用したBarker系列
(1、1、1、0、0、0、1、0、0、1、0)の代
わりにLugandre系列(1、1、0、1、1、
1、0、0、0、1、0)を用いても同様の効果が得ら
れる。
システムの一つであるCFO−SSMA方式(特開平5
−268189号公報)においては、局部発振器141
〜14n の発信周波数f1 〜fn の周波数間隔を情報伝
送速度の整数倍となるように定めていたが、本発明で
は、図2に示すように、発信周波数f1 〜fn の周波数
間隔を情報伝送速度の2倍の周波数の整数倍(情報伝送
速度の偶数倍)となるように定めている。各通信局が用
いる通信チャネルの搬送波周波数をこのように定めるこ
とにより、各通信局間で生じるチップタイミング誤差に
より発生する回線品質劣化を抑えることができる。な
お、本実施形態において使用したBarker系列
(1、1、1、0、0、0、1、0、0、1、0)の代
わりにLugandre系列(1、1、0、1、1、
1、0、0、0、1、0)を用いても同様の効果が得ら
れる。
【0026】図3は、従来技術であるCFO−SSMA
方式と、本発明によるスペクトラム拡散通信システムと
のビット誤り率特性を示している。このビット誤り率特
性は、希望波の片側及び両側に隣接チャネルが存在する
場合について、計算機シミュレーションで求めたもので
ある。同図において、横軸は希望チャネルに対する隣接
チャネルのチップタイミングオフセット量を、縦軸は希
望チャネルにおけるビット誤り率特性をそれぞれ表して
いる。なお、1チップあたりのサンプル数は10サンプ
ルであり、最大2チップまでのタイミングオフセット量
に対するビット誤り率特性を示している。
方式と、本発明によるスペクトラム拡散通信システムと
のビット誤り率特性を示している。このビット誤り率特
性は、希望波の片側及び両側に隣接チャネルが存在する
場合について、計算機シミュレーションで求めたもので
ある。同図において、横軸は希望チャネルに対する隣接
チャネルのチップタイミングオフセット量を、縦軸は希
望チャネルにおけるビット誤り率特性をそれぞれ表して
いる。なお、1チップあたりのサンプル数は10サンプ
ルであり、最大2チップまでのタイミングオフセット量
に対するビット誤り率特性を示している。
【0027】図3から、希望波と隣接波との周波数間隔
が情報伝送速度の1倍となる従来技術より周波数間隔が
情報伝送速度の2倍となる本発明の方が、チップタイミ
ングオフセット量が1.5チップ以下であればビット誤
り率特性が優れていることが確認できる。このことは、
隣接チャネル間の周波数間隔が情報伝送速度の2倍の倍
数となる本発明のシステムについて当てはまる性質であ
り、本発明を用いることにより物理的に制御不可能なチ
ップタイミング同期誤差をある程度許容することが可能
となる。逆にいえば、同じチップタイミング制御誤差
(1.5チップ以下)の条件下において、本発明はより
品質の良い通信回線を各通信局に対して提供することが
できる。
が情報伝送速度の1倍となる従来技術より周波数間隔が
情報伝送速度の2倍となる本発明の方が、チップタイミ
ングオフセット量が1.5チップ以下であればビット誤
り率特性が優れていることが確認できる。このことは、
隣接チャネル間の周波数間隔が情報伝送速度の2倍の倍
数となる本発明のシステムについて当てはまる性質であ
り、本発明を用いることにより物理的に制御不可能なチ
ップタイミング同期誤差をある程度許容することが可能
となる。逆にいえば、同じチップタイミング制御誤差
(1.5チップ以下)の条件下において、本発明はより
品質の良い通信回線を各通信局に対して提供することが
できる。
【0028】次に、複数の通信局が使用する通信チャネ
ルの周波数間隔が、互いに情報伝送速度を単位とする周
波数量の偶数倍の周波数差となるように設定する手法
を、隣接する異なる複数のエリアにおいて同時に適用す
る本発明の他の実施形態について説明する。
ルの周波数間隔が、互いに情報伝送速度を単位とする周
波数量の偶数倍の周波数差となるように設定する手法
を、隣接する異なる複数のエリアにおいて同時に適用す
る本発明の他の実施形態について説明する。
【0029】図4は、互いに隣接関係にある2つのエリ
ア401 及び402 (エリア1及びエリア2)におい
て、スペクトラム拡散系列としては系列長11のBar
ker系列(1、1、1、0、0、0、1、0、0、
1、0)、又は系列長11のLugandre系列
(1、1、0、1、1、1、0、0、0、1、0)を用
い、同一エリア内に存在する通信局に対しては、周波数
間隔が互いに情報伝送速度を単位とする周波数量の偶数
倍の周波数差となる関係のものを割り当てるシステムの
実施形態を表している。
ア401 及び402 (エリア1及びエリア2)におい
て、スペクトラム拡散系列としては系列長11のBar
ker系列(1、1、1、0、0、0、1、0、0、
1、0)、又は系列長11のLugandre系列
(1、1、0、1、1、1、0、0、0、1、0)を用
い、同一エリア内に存在する通信局に対しては、周波数
間隔が互いに情報伝送速度を単位とする周波数量の偶数
倍の周波数差となる関係のものを割り当てるシステムの
実施形態を表している。
【0030】同図において、エリア1(401 )に存在
する通信局4111〜411j(それぞれが情報信号101
〜10j に対応する情報信号を発生する)に対しては、
通信チャネルf1 、f3 、f5 、f7 の何れかを割り当
て、一方、エリア1に隣接するエリア2(402 )に存
在する通信局4121〜412k(それぞれが情報信号10
1 〜10k に対応する情報信号を発生する)に対して
は、通信チャネルf2 、f4 、f6 、f8 の何れかを割
り当てる構成となっている。また、各エリアに存在する
通信局群は、各エリアを通信サービスエリアとする通信
制御局(421 及び422 )を介して基幹ネットワーク
との通信を実施することができる。
する通信局4111〜411j(それぞれが情報信号101
〜10j に対応する情報信号を発生する)に対しては、
通信チャネルf1 、f3 、f5 、f7 の何れかを割り当
て、一方、エリア1に隣接するエリア2(402 )に存
在する通信局4121〜412k(それぞれが情報信号10
1 〜10k に対応する情報信号を発生する)に対して
は、通信チャネルf2 、f4 、f6 、f8 の何れかを割
り当てる構成となっている。また、各エリアに存在する
通信局群は、各エリアを通信サービスエリアとする通信
制御局(421 及び422 )を介して基幹ネットワーク
との通信を実施することができる。
【0031】ここで、通信チャネルの搬送波周波数f1
〜f8 は、情報伝送速度を単位とする周波数量の整数倍
だけ互いに離されており、同図のようにf1 から順に高
い周波数へf2 、f3 、・・・、f8 が設定されてい
る。従って、エリア1に割り当てられた通信チャネル群
{f1 、f3 、f5 、f7 }、及びエリア2に割り当て
られた通信チャネル群{f2 、f4 、f6 、f8 }は、
各々搬送波周波数が互いに情報伝送速度を単位とする周
波数量の偶数倍だけ離れた関係にあると同時に、隣接す
るエリア間では異なる通信チャネル周波数を使用するた
め、同一チャネル周波数の利用による隣接エリア間にお
ける干渉問題を引き起こすことなく、回線品質の良い通
信システムを効率的に提供することができる。
〜f8 は、情報伝送速度を単位とする周波数量の整数倍
だけ互いに離されており、同図のようにf1 から順に高
い周波数へf2 、f3 、・・・、f8 が設定されてい
る。従って、エリア1に割り当てられた通信チャネル群
{f1 、f3 、f5 、f7 }、及びエリア2に割り当て
られた通信チャネル群{f2 、f4 、f6 、f8 }は、
各々搬送波周波数が互いに情報伝送速度を単位とする周
波数量の偶数倍だけ離れた関係にあると同時に、隣接す
るエリア間では異なる通信チャネル周波数を使用するた
め、同一チャネル周波数の利用による隣接エリア間にお
ける干渉問題を引き起こすことなく、回線品質の良い通
信システムを効率的に提供することができる。
【0032】なお、本実施形態では隣接するエリアが2
つで、かつ、通信チャネル数が8チャネルの場合につい
て示したが、本発明は互いに隣接関係にある任意数のエ
リア、任意数のチャネルについて適用することが可能で
ある。
つで、かつ、通信チャネル数が8チャネルの場合につい
て示したが、本発明は互いに隣接関係にある任意数のエ
リア、任意数のチャネルについて適用することが可能で
ある。
【0033】以上述べた実施形態は全て本発明を例示的
に示すものであって限定的に示すものではなく、本発明
は他の種々の変形態様及び変更態様で実施することがで
きる。従って本発明の範囲は特許請求の範囲及びその均
等範囲によってのみ規定されるものである。
に示すものであって限定的に示すものではなく、本発明
は他の種々の変形態様及び変更態様で実施することがで
きる。従って本発明の範囲は特許請求の範囲及びその均
等範囲によってのみ規定されるものである。
【0034】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、次の効果を得ることができる。 (1)単独又は複数の通信局からのスペクトラム直接拡
散変調波のチップタイミングオフセットによるチャネル
間干渉の影響を最小化することができる。 (2)伝送路の回線品質の劣化を極力抑えることがで
き、かつ、通信システムに割り当てられた限られた周波
数帯域を効率的に利用できる。 (3)同期確立を高精度に行うための複雑な制御手順、
並びにそれを実現するための高精度で高価なクロック等
を使用する必要がなく、簡易で安価な通信装置を実現す
ることができる。 (4)同一チャネル周波数の利用による隣接エリア間に
おける干渉問題を引き起こすことなく、回線品質の良い
通信システムを効率的に提供することができる。
ば、次の効果を得ることができる。 (1)単独又は複数の通信局からのスペクトラム直接拡
散変調波のチップタイミングオフセットによるチャネル
間干渉の影響を最小化することができる。 (2)伝送路の回線品質の劣化を極力抑えることがで
き、かつ、通信システムに割り当てられた限られた周波
数帯域を効率的に利用できる。 (3)同期確立を高精度に行うための複雑な制御手順、
並びにそれを実現するための高精度で高価なクロック等
を使用する必要がなく、簡易で安価な通信装置を実現す
ることができる。 (4)同一チャネル周波数の利用による隣接エリア間に
おける干渉問題を引き起こすことなく、回線品質の良い
通信システムを効率的に提供することができる。
【図1】本発明によるスペクトラム拡散通信システムの
一実施形態の構成を示す図である。
一実施形態の構成を示す図である。
【図2】本発明によるスペクトラム拡散通信システムの
スペクトラム直接拡散変調波のチャネル配置を示す図で
ある。
スペクトラム直接拡散変調波のチャネル配置を示す図で
ある。
【図3】本発明によるスペクトラム拡散通信システムの
ビット誤り率特性を示す図である。
ビット誤り率特性を示す図である。
【図4】本発明によるスペクトラム拡散通信システムを
隣接する複数のエリアに対して同時に適用する他の実施
形態を示す図である。
隣接する複数のエリアに対して同時に適用する他の実施
形態を示す図である。
【図5】従来技術であるCFO−SSMA方式のスペク
トラム直接拡散変調波のチャネル配置を示す図である。
トラム直接拡散変調波のチャネル配置を示す図である。
【図6】従来技術によるスペクトラム拡散通信システム
の構成を示す図である。
の構成を示す図である。
【図7】従来技術によるスペクトラム拡散通信システム
のスペクトラム直接拡散変調波のチャネル配置を示す図
である。
のスペクトラム直接拡散変調波のチャネル配置を示す図
である。
101 〜10n 情報データ系列 111 〜11n 、131 〜13n 変調器 121 〜12n 疑似ランダム符号発生器(系列長11
のBarker系列、又は系列長11のLugandr
e系列) 141 〜14n 、18 局部発振器 151 〜15n 帯域通過フィルタ 16 伝搬路モデルを表す合成器 17 帯域通過フィルタ 19 周波数変換器 20 復調器 21 判定データ系列 401 エリア1 402 エリア2 4111〜411j、4121〜412k 通信局 421 、422 通信制御局
のBarker系列、又は系列長11のLugandr
e系列) 141 〜14n 、18 局部発振器 151 〜15n 帯域通過フィルタ 16 伝搬路モデルを表す合成器 17 帯域通過フィルタ 19 周波数変換器 20 復調器 21 判定データ系列 401 エリア1 402 エリア2 4111〜411j、4121〜412k 通信局 421 、422 通信制御局
Claims (6)
- 【請求項1】 単独又は複数の通信局が同一の疑似ラン
ダム符号系列を用いて複数の情報データ系列を個別にス
ペクトラム直接拡散変調し、該単独又は複数の通信局は
該スペクトラム直接拡散変調された複数の情報データ系
列信号を、互いに情報伝送速度の整数倍離れた搬送波周
波数を伝送帯域幅の中心周波数とする通信チャネルを用
いて無線又は有線伝送路において通信を行うスペクトラ
ム拡散通信システムにおいて、 搬送波周波数間隔が情報伝送速度を単位とする周波数量
の偶数倍となるよう通信チャネルの搬送波周波数を設定
し、該単独又は複数の通信局からは、該通信チャネルを
個別に該スペクトラム直接拡散変調された複数の情報デ
ータ系列に割り当てることを特徴とするスペクトラム拡
散通信システム。 - 【請求項2】 前記疑似ランダム符号系列として、符号
系列長11のBarker系列(1、1、1、0、0、
0、1、0、0、1、0)を用いたことを特徴とする請
求項1に記載のスペクトラム拡散通信システム。 - 【請求項3】 前記疑似ランダム符号系列として、符号
系列長11のLugandre系列(1、1、0、1、
1、1、0、0、0、1、0)を用いたことを特徴とす
る請求項1に記載のスペクトラム拡散通信システム。 - 【請求項4】 単独又は複数の通信局が同一の疑似ラン
ダム符号系列を用いて複数の情報データ系列を個別にス
ペクトラム直接拡散変調し、該単独又は複数の通信局は
該スペクトラム直接拡散変調された複数の情報データ系
列信号を、互いに情報伝送速度の整数倍離れた搬送波周
波数を伝送帯域幅の中心周波数とする通信チャネルを用
いて無線又は有線伝送路において通信を行うスペクトラ
ム拡散通信システムにおいて、 ある特定のエリア内に存在する単独又は複数の通信局が
使用する通信チャネルM(1)、M(2)、・・・、M
(k)(kは任意の自然数)としては、周波数間隔が互
いに情報伝送速度を単位とする周波数量の偶数倍の周波
数差となる関係のものが割り当てられており、 該特定エリアと隣接するエリア内に存在する該単独又は
複数の通信局とは別の単独又は複数の通信局が使用する
通信チャネルN(1)、N(2)、・・・、N(l)
(lは任意の自然数)としては、周波数間隔が互いに情
報伝送速度を単位とする周波数量の偶数倍の周波数差と
なり、かつ、該特定エリアが使用する通信チャネルM
(1)、M(2)、・・・、M(k)とは周波数間隔が
互いに情報伝送速度を単位とする周波数量の奇数倍の周
波数差となる関係のものが割り当てられていることを特
徴とするスペクトラム拡散通信システム。 - 【請求項5】 前記疑似ランダム符号系列として、符号
系列長11のBarker系列(1、1、1、0、0、
0、1、0、0、1、0)を用いたことを特徴とする請
求項4に記載のスペクトラム拡散通信システム。 - 【請求項6】 前記疑似ランダム符号系列として、符号
系列長11のLugandre系列(1、1、0、1、
1、1、0、0、0、1、0)を用いたことを特徴とす
る請求項4に記載のスペクトラム拡散通信システム。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30079696A JP3063648B2 (ja) | 1996-10-28 | 1996-10-28 | スペクトラム拡散通信システム |
EP19970402524 EP0838917B1 (en) | 1996-10-28 | 1997-10-24 | Code and frequency division multiple access communications system |
US08/958,094 US5974082A (en) | 1996-10-28 | 1997-10-27 | Spread spectrum communications system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30079696A JP3063648B2 (ja) | 1996-10-28 | 1996-10-28 | スペクトラム拡散通信システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10135870A true JPH10135870A (ja) | 1998-05-22 |
JP3063648B2 JP3063648B2 (ja) | 2000-07-12 |
Family
ID=17889211
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30079696A Expired - Fee Related JP3063648B2 (ja) | 1996-10-28 | 1996-10-28 | スペクトラム拡散通信システム |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5974082A (ja) |
EP (1) | EP0838917B1 (ja) |
JP (1) | JP3063648B2 (ja) |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6697415B1 (en) * | 1996-06-03 | 2004-02-24 | Broadcom Corporation | Spread spectrum transceiver module utilizing multiple mode transmission |
JP3323760B2 (ja) * | 1996-11-07 | 2002-09-09 | 株式会社日立製作所 | スペクトラム拡散通信システム |
US6633553B1 (en) * | 1998-12-31 | 2003-10-14 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Apparatus and method for forward power controlling in CDMA mobile telecommunication system |
FR2788395B1 (fr) * | 1999-01-13 | 2001-10-26 | Canon Kk | Procede et dispositif d'emission, de reception et de communication d'informations, station de base, peripheriques et reseau les mettant en oeuvre |
US20020176511A1 (en) * | 2001-03-16 | 2002-11-28 | Fullerton Larry W. | High pulse-rate radio-frequency apparatus and associated methods |
US7483639B2 (en) * | 2001-05-10 | 2009-01-27 | Fujitsu Limited | Method and system for transmitting information in an optical communication system using distributed amplification |
FR2832898B1 (fr) * | 2001-11-28 | 2004-06-25 | Wavecom Sa | Procede de synchronisation dans un reseau cellulaire de telecommunication, procede de transfert intercellulaire, terminal et station de base correspondants |
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