JPH10134852A - バッテリ診断装置 - Google Patents

バッテリ診断装置

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JPH10134852A
JPH10134852A JP8286899A JP28689996A JPH10134852A JP H10134852 A JPH10134852 A JP H10134852A JP 8286899 A JP8286899 A JP 8286899A JP 28689996 A JP28689996 A JP 28689996A JP H10134852 A JPH10134852 A JP H10134852A
Authority
JP
Japan
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battery
specific gravity
area
voltage
electrolyte
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Pending
Application number
JP8286899A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Sugao
博之 菅生
Takashi Saito
孝志 斉藤
Kiyoshi Miura
清 三浦
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Hitachi Astemo Ltd
Original Assignee
Hitachi Automotive Systems Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッテリの充電時期あるいは充電時期と交換
時期が明確に分かり、使用上便利なバッテリ診断装置を
提供する。 【解決手段】 充電が必要な状態のバッテリ20の電解
液の比重領域を特定した第1の領域と、充電が必要でな
い状態のバッテリ20の電解液の比重領域を特定した第
2の領域を記憶しておく記憶手段2と、バッテリ20の
電圧を測定する電圧測定手段と、電圧測定手段で測定さ
れた電圧に基づいて当該バッテリ20の電解液の比重を
演算し、演算値が前記第1の領域または第2の領域のい
ずれかに該当するかを判断する演算手段1と、演算手段
1の判断結果に基づいて、当該バッテリ20の充電必要
の有無を表示する表示手段8a,8bとを備えたことを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バッテリの良否お
よび放電状態を判定するバッテリ診断装置に係り、特に
充電の必要の有無ならびに交換の必要の有無が明確に分
かるバッテリ診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特公昭58−32751号
公報に記載されているようなバッテリの診断方式が提案
されている。この方式は、診断すべきバッテリの内部抵
抗値を、そのバッテリに接続された負荷を遮断する直
前、直後のバッテリ電圧値と、負荷接続時に流れる電流
値を測定し、これらの測定値から所定の計算式により算
出する。また、電解液の比重を、バッテリに一定時間負
荷を接続し、負荷遮断後一定時間経ってからのバッテリ
電圧値から所定の計算式により算出する。そしてこれら
の内部抵抗値と電解液の比重からバッテリの良否を診断
する構成になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところがこの診断方式
は、バッテリを正常と診断した場合、全く問題なく正常
なのか、そろそろ寿命に近づいていて今のところ正常な
のか、あるいは充電が必要なのかどうかの区別がされて
いない。このような区別ができてそれが表示されれば、
バッテリをいつ交換したら良いのか、あるいはいつ充電
したら良いのかが簡単に分かり、非常に便利である。ま
た、この診断方式では、電解液の比重の低い領域ではエ
ンジンが始動しずらくなっていても正常と判定すること
があり、診断の信頼性に問題があるなどの欠点を有して
いる。
【0004】本発明の目的は、このような従来技術の欠
点を解消し、バッテリの充電時期あるいは充電時期と交
換時期が明確に分かり、使用上便利なバッテリ診断装置
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、第1の本発明は、充電が必要な状態のバッテリの電
解液の比重領域を特定した第1の領域と、充電が必要で
ない状態のバッテリの電解液の比重領域を特定した第2
の領域を記憶しておく、例えばメモリなどの記憶手段
と、バッテリの電圧を測定する電圧測定手段と、その電
圧測定手段で測定された電圧に基づいて当該バッテリの
電解液の比重を演算し、その演算値が前記第1の領域ま
たは第2の領域のいずれかに該当するかを判断する、例
えばマイクロコンピュータなどの演算手段と、その演算
手段の判断結果に基づいて、当該バッテリの充電必要の
有無を表示する、例えばプリンタやLED表示器などの
表示手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0006】前記目的を達成するため、第2の本発明
は、充電が必要な状態のバッテリの電解液の比重領域を
特定した第1の領域と、充電が必要でない状態のバッテ
リの電解液の比重領域を特定した第2の領域と、交換が
必要な状態のバッテリの電解液の比重と内部抵抗の関係
を特定した第3の領域を記憶しておく、例えばメモリな
どの記憶手段と、バッテリに接続する、例えば抵抗など
の診断用負荷と、バッテリに前記負荷を接続する直前、
直後のバッテリ電圧、またはそのバッテリ電圧と負荷接
続時に流れる電流を測定する測定手段と、その測定手段
で測定された値に基づいて当該バッテリの電解液の比重
と内部抵抗を演算し、その演算値が前記第1ないし第3
の領域のいずれかに該当するかを判断する、例えばマイ
クロコンピュータなどの演算手段と、その演算手段の判
断結果に基づいて、当該バッテリの充電必要または交換
必要の有無を表示する、例えばプリンタやLED表示器
などの表示手段とを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】第1の本発明は前述のように、当
該バッテリの充電必要の有無が表示手段に表示されるか
ら、バッテリの充電時期が明確に分かり、使用上非常に
便利である。また第2の本発明は前述のように、当該バ
ッテリの充電必要ならびに交換必要の有無が表示手段に
表示されるから、バッテリの充電時期ならびに交換時期
が明確に分かり、使用上非常に便利である。
【0008】次に本発明の実施の形態について図ととも
に説明する。図1はその実施の形態に係るバッテリ診断
装置の概略構成図、図2は図1の部分回路の等価回路
図、図3はそのバッテリ診断装置の平面図である。
【0009】図1において20は診断すべきテストバッ
テリで、これに診断装置10を接続する。診断装置10
は、マイクロコンピュータ(以後、マイコンと略記す
る)1、ROMならびにRAMからなるメモリ2、所定
の抵抗値を有する診断用負荷3、スイッチ4、A/D変
換器5、バッテリ20の端子に接続するクリップ6、放
置テストモードと走行後テストモードを切り替えるテス
トモード切替スイッチ7a、例えば1、2、3、……1
0と設定値があって別途取扱説明書に1=20〜30A
h、2=30〜40Ahと記載された当該バッテリ20
のバッテリ容量に対応した数値を設定するバッテリ容量
設定スイッチ7b、スタートスイッチ7c、LED表示
器8a、プリンタ8bなどから主に構成されている。な
お図3において7dはリセットスイッチ、7eは電源ス
イッチ、7fは前記プリンタ8bに接続されている紙送
りスイッチである。
【0010】この構成において、マイコン1は電源スイ
ッチ7eにより起動され、テストモード切替スイッチ7
a、バッテリ容量設定スイッチ7b、スタートスイッチ
7cの信号を受け付ける。また、バッテリ電圧VB を、
A/D変換器5でディジタル信号に変換したデータを受
け付ける。さらにバッテリ20−スイッチ4−負荷3の
回路の開閉制御、LED表示器8aの点灯制御、プリン
タ8bのプリント制御などの処理を行なう。負荷3は例
えば抵抗値R=0.1Ω程度の固定抵抗で、バッテリ2
0が12Vの場合には100A以上の電流が流れるよう
な抵抗値に設定されている。
【0011】本発明の診断装置は、バッテリ20の内部
抵抗と電解液の比重に着目している。バッテリの内部抵
抗については、図2に示すように日本工業規格(JIS
D5301)などに記載されている高率放電特性テス
トを行い、Eを開放起電圧、Vを負荷Rでの放電中の電
圧、Iを回路電流、rをバッテリの内部抵抗とすると、 E−I×r−I×R=0 ……(1) ただし R=V/I ……(2) この(1)、(2)式から下記の(3)、(4)式が導
出される。
【0012】 r=(E−V)/I ……(3) r=R〔(E/V)−I〕 ……(4) この内部抵抗rは、一般にバッテリ中の導電部の抵抗、
極板の分極抵抗、電解液の抵抗、セパレータの抵抗など
を加算したもので、これらは放電の進行と共に増大し、
充電と共に低下し、またバッテリの容量が小さい程内部
抵抗rは大きく、大きい程小さいという傾向にある。
【0013】バッテリは寿命になると起電力が低下する
とともに、前述の導電部、極板、電解液ならびにセパレ
ータの抵抗が高くなり、内部抵抗も増大する。図4はこ
の傾向を示す特性図で、同じバッテリ容量のものにおい
て曲線aは新品、曲線bは所謂「バッテリ上がり」を起
こしたものの電解液の比重と内部抵抗との関係を示す特
性図である。この図から明らかなように、寿命になるほ
ど(曲線aよりも曲線bの方が)内部抵抗が大きくなる
ことが分かる。
【0014】さらに、これを自動車に搭載した場合のエ
ンジン始動性の例をa1 ,a2 で示した。すなわち曲線
a上の満充電に近いa1 点ではエンジンは良好に始動で
き、比重が低いa2 点ではもはやエンジンの始動が不可
能であるという特性を示している。
【0015】図5は、本発明の実施の形態に係る診断マ
ップ例を示す説明図である。この図も電解液の比重と内
部抵抗との関係を示しており、図中の実線で示したもの
をしきい値Aとし、しきい値Aよりも内部抵抗の低いI
およびIIの領域はバッテリの正常域、しきい値Aよりも
内部抵抗の高いIII の領域はバッテリの寿命域、すなわ
ち交換必要域を示している。また、領域I、IIと領域II
I の境界近くで、内部抵抗の低い側に一点鎖線で示すし
きい値Bを設け、しきい値Aとしきい値Bの間の領域を
近未来交換必要域II’とし、早い目のバッテリ交換を勧
めるようにして予防整備的な機能をもたせた。さらに破
線で示した比重ρ0 の点をしきい値Cとし、それよりも
電解液の比重ρが低くなった領域I を充電必要域とす
る。
【0016】電解液の比重計測に関しては、バッテリの
セル当り開放起電力をE’、電解液の比重をρとする
と、 E’=0.84+ρ ……(5) の関係にあるから、12Vバッテリすなわち6セル分に
換算すると、 ρ=(1/6)E−0.84 ……(6) 式中のEはバッテリ端の開放起電力である。この(6)
式より、バッテリ端の開放起電力から電解液の比重が算
出できる。
【0017】次に本発明の具体的な診察動作について説
明する。図1においてバッテリ20−スイッチ4−負荷
3から構成される回路は、図2の回路と等価である。す
なわちバッテリ20は図2のEに、負荷3は図2のRに
相当する。図1のスイッチ4のオン、オフ動作はマイコ
ン1により制御される。
【0018】まずクリップ6で診断装置10をバッテリ
20に接続し、電源スイッチ7eを入れる。テストモー
ド切替スイッチ7aを放置テストモードにセットし、バ
ッテリ容量設定スイッチ7bにより当該バッテリ20の
容量に相当する数値を設定して、スタートスイッチ7c
を押す。するとマイコン1は診断プログラムに従い、図
6に示す制御動作を行なう。
【0019】まずスイッチ4を開にし(区間)、バッ
テリ20から検出された電圧VB をA/D変換器5で変
換した後にマイコン1に読み込み、これを電圧VB1とし
てメモリ2の所定のアドレスに記憶する。次に一定時間
スイッチ4を閉にして負荷3を接続し(区間)、この
時の平均電圧を読込み電圧VBLとする。その後スイッチ
4を開放し(区間)、このタイミングで得られたバッ
テリ電圧から前記(6)式に従って電解液の比重ρをマ
イコン1で演算して、メモリ2の所定のアドレスに一時
ストアする。
【0020】内部抵抗rは前記(4)式から、 r=R〔(VB1/VBL)−I〕 ……(7) として得られ、これをメモリ2に一時ストアする。
【0021】具体例として、R=0.1Ω、VB1=1
2.6V、VBL=10.8Vでは、前記(6)式から、
ρ=(1/6)12.6−0.84=1.26 前記(7)式から、r=0.1〔(12.6/10.
8)−I〕≒12mΩとなり、電解液の比重ρとバッテ
リの内部抵抗rが求まる。
【0022】この比重ρと内部抵抗rを予めメモリ2に
記憶されている図5の診断マップに当てはめてこの交点
を求め、これが例えば点Pに位置すればIIの正常域にあ
るから、その診断結果をプリンタ8bにて図7に示すよ
うに「正常です。」とプリントアウトされる。これと同
時にLED表示器8aでは、図3に示すようにテスト中
はランプL1が点灯し、テスト終了後はバッテリ良好の
ランプL2と充電良好のランプL5が点灯する。
【0023】さらにこの実施の形態では、図7に示すよ
うに正常の度合いを診断して、表示する。すなわち、図
5の点x(比重1.26の点線としきい値曲線Bの交
点)から点y(点yは零に近い所定値)までのスケール
を基にして、図7に示すように等間隔の目安の目盛を作
成し、その目盛上に図5の点Pに相当する位置に網目表
示をする(図5のa/b=図7のa’/b’)。この網
目表示の位置でどの程度正常かを一見して判断できる。
すなわち網目位置(点P)がxに近ければバッテリの交
換時期に近づいていることが、またy側に寄っていれば
正常の度合いが高いことがよく分かり、適切な判断がで
きる。
【0024】またこの実施の形態では、図7に示すよう
に正常の度合いと同時にバッテリ容量、回復電圧、負荷
電圧VBL、演算された電解液の比重ならびに内部抵抗な
ども併記され、バッテリの現在の状態が数値的にも表示
される。
【0025】前述の演算結果、例えば比重と内部抵抗の
交点が例えば点Qに位置した場合、領域I内に入ってい
るから、図8に示すように診断結果として「充電必要」
の印字とともに、充電条件の目安が例えば「4アンペア
3時間」と表示される。充電電流については、JIS
では5時間率容量の1/8の電流と規定されている。そ
こで充電電流については、前記バッテリ容量設定スイッ
チ7bから入力した当該バッテリの容量より、 充電電流値≒〔(バッテリ容量)/8〕+1 ……(8) とした。
【0026】充電時間についてはJISに従い、1/8
×8Hが満充電であるので、この区間を次のようにし
た。一般のバッテリは図9の実線で示すような充電特性
を辿るが、本発明の実施の形態ではこれを点線で示すよ
うに直線近似とした。そこで前記(6)式から得た電解
液の比重ρより、次式のようにした。
【0027】 充電電流値≒50×(1.26−ρ) ……(9) 具体例として容量表示34B19Rのバッテリでは、5
時間率容量=27Ah、電解液の比重ρ=1.19とす
ると、 充電電流値=4アンペア 充電電流値=3時間 となり、充電の目安として図8に示すようにプリントア
ウトされ、当該バッテリの状態に合った無駄のない充電
ができる。
【0028】図10は、本発明の第2の実施の形態に係
る動作タイミングを示す図である。この実施の形態は、
図1に示すテストモード切替スイッチ7aを走行後テス
トモードにして診察する例である。車両走行中すなわち
エンジン回転中、バッテリは常時充電されているため、
バッテリの本来の起電圧に加えて分極電圧など、一時的
に電圧が高くなるため、図1のスイッチ4をの区間で
一度閉にして負荷3をかける。次にの区間で一定時間
放電させた後のバッテリ電圧VB1をマイコン1に読み込
む。以後は図6の動作と同じで、再びの区間で負荷3
をかけ、このときの平均電圧VBLを求め、前記(4),
(6)式より内部抵抗と比重を演算し、それに基づいて
バッテリの良否の診断を行い、その結果をLED表示器
8aとプリンタ8bに出力する。
【0029】なおこの走行後テストモードの際、区間
での負荷をかける時間は、例えばバッテリ容量が20〜
40AHのものは3秒間、40〜80AHのものは4秒
間、80〜200AHのものは5秒間というふうにバッ
テリ容量に応じて自動的に変更されるようになってい
る。
【0030】一般にバッテリは数年で寿命になること
や、充放電の繰り返し頻度と寿命は相関性があることか
ら、この第2の実施の形態では図5の近未来交換必要領
域II’を、バッテリの使用年数、車両の年間走行距離な
どのバッテリ使用状態に応じて補正するように構成され
ている。すなわちこの操作手順は、まず図1に示すバッ
テリ容量設定スイッチ7bでバッテリ容量を入力して、
スタートスイッチ7cを押す。さらにバッテリの使用年
数を例えば設定値1=0〜1年、2=1〜2年、……の
ように別途取扱説明書に記載して、当該バッテリの使用
年数に相当する設定値1、2、……をスイッチ7bで設
定して、再びスタートスイッチ7cを押す。さらに車両
の年間走行距離を例えば設定値1=0〜1万Km、2=
1〜2万Km、……のように別途取扱説明書に記載し
て、当該車両の年間走行距離に相当する設定値1、2、
……10をスイッチ7bで設定して、再びスタートスイ
ッチ7cを押して、図10の動作に入る。
【0031】そして図5の診断マップに基づいてバッテ
リの診断を行なう訳であるが、このときしきい値曲線B
を図11に示す補正係数で補正する。図11に示すよう
にバッテリ使用年数はa特性、走行距離はb特性で補正
して、早目にバッテリの交換を促す。
【0032】図12は、この実施の形態に係るプリント
アウトの例を示す。正常の度合いが高い域(y側)では
目安は多少変化してもすぐにはバッテリの交換には至ら
ないが、正常の度合いが低い域(x側)ではバッテリの
交換に結びつく。そのため、同図に示すように、目安の
目盛り間隔をx側では粗く(例えば倍に)し、y側では
細かく(例えば半分に)して、その中間域はそれらの中
間の間隔とした。
【0033】前記実施の形態では、車載用のバッテリに
ついて説明したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、例えばエレベータ、病院、コインロッカーなどの
非常用バッテリの診断などにも適用可能である。
【0034】
【発明の効果】請求項1記載の第1の本発明は前述のよ
うに、当該バッテリの充電必要の有無が表示手段に表示
されるから、バッテリの充電時期が明確に分かり、使用
上非常に便利である。
【0035】請求項2記載の第2の本発明は前述のよう
に、当該バッテリの充電必要ならびに交換必要の有無が
表示手段に表示されるから、バッテリの充電時期ならび
に交換時期が明確に分かり、使用上非常に便利である。
【0036】請求項3記載のように、演算手段により充
電が必要であると判断したときに、当該バッテリに適合
した充電条件を表示すれば、充電が過不足なく適正に行
なわれ、かつ充電操作が簡便である。
【0037】請求項4記載のように、演算手段により交
換が必要でないと判断されたときに、当該バッテリが交
換時期に近づいているか否かを表示すれば、早目のバッ
テリ交換ができ、使用途中でバッテリが使えなくなると
いう不都合は生じない。
【0038】請求項5記載のように、バッテリが交換時
期に近づいているか否かを目盛表示すれば、その状態が
一見して簡単に分かり便利である。
【0039】請求項6記載のように、バッテリの交換時
期に近づくと目盛間隔が大きくなると、交換時期に近づ
いていることが明確に分かる。
【0040】請求項7記載のように、正常領域、充電必
要領域、交換必要領域などを特定するしきい値が当該バ
ッテリの使用状態に応じて補正できる補正手段が設けら
れおれば、当該バッテリに合った適切な診断ができるな
どの特長を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るバッテリ診断装置の
概略構成図である。
【図2】図1の部分回路の等価回路図である。
【図3】そのバッテリ診断装置の平面図である。
【図4】バッテリにおける電解液の比重と内部抵抗との
関係を示す特性図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る診断マップの説明図
である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る動作タイミン
グ図である。
【図7】診断結果のプリントアウト例を示す図である。
【図8】診断結果のプリントアウト例を示す図である。
【図9】バッテリの充電時間と電解液の回復比重との関
係を示す特性図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係る動作タイミ
ング図である。
【図11】その第2の実施の形態に係る設定値と補正係
数との関係を示す特性図である。
【図12】その第2の実施の形態に係るプリントアウト
例を示す図である。
【符号の説明】
1 マイクロコンピュータ 2 メモリ 3 診断用負荷 4 スイッチ 5 A/D変換器 6 クリップ 7a テストモード切替スイッチ 7b バッテリ容量設定スイッチ 7c スタートスイッチ 8a LED表示器 8b プリンタ 10 診断装置 20 バッテリ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充電が必要な状態のバッテリの電解液の
    比重領域を特定した第1の領域と、充電が必要でない状
    態のバッテリの電解液の比重領域を特定した第2の領域
    を記憶しておく記憶手段と、 バッテリの電圧を測定する電圧測定手段と、 その電圧測定手段で測定された電圧に基づいて当該バッ
    テリの電解液の比重を演算し、その演算値が前記第1の
    領域または第2の領域のいずれかに該当するかを判断す
    る演算手段と、 その演算手段の判断結果に基づいて、当該バッテリの充
    電必要の有無を表示する表示手段とを備えたことを特徴
    とするバッテリ診断装置。
  2. 【請求項2】 充電が必要な状態のバッテリの電解液の
    比重領域を特定した第1の領域と、充電が必要でない状
    態のバッテリの電解液の比重領域を特定した第2の領域
    と、交換が必要な状態のバッテリの電解液の比重と内部
    抵抗の関係を特定した第3の領域を記憶しておく記憶手
    段と、 バッテリに接続する診断用負荷と、 バッテリに前記負荷を接続する直前、直後のバッテリ電
    圧、またはそのバッテリ電圧と負荷接続時に流れる電流
    を測定する測定手段と、 その測定手段で測定された値に基づいて当該バッテリの
    電解液の比重と内部抵抗を演算し、その演算値が前記第
    1ないし第3の領域のいずれかに該当するかを判断する
    演算手段と、 その演算手段の判断結果に基づいて、当該バッテリの充
    電必要または交換必要の有無を表示する表示手段とを備
    えたことを特徴とするバッテリ診断装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載において、前記演
    算手段により充電が必要であると判断したときに、当該
    バッテリに適合した充電条件を前記表示手段により表示
    するように構成されていることを特徴とするバッテリ診
    断装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載において、前記演算手段に
    より交換が必要でないと判断されたときに、当該バッテ
    リが交換時期に近づいているか否かを前記表示手段によ
    り表示するように構成されていることを特徴とするバッ
    テリ診断装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載において、前記当該バッテ
    リが交換時期に近づいているか否かを目盛表示すること
    を特徴とするバッテリ診断装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載において、前記交換時期に
    近づくと目盛間隔が大きくなっていることを特徴とする
    バッテリ診断装置。
  7. 【請求項7】 請求項1または2記載において、前記領
    域を特定するしきい値が当該バッテリの使用状態に応じ
    て補正できる補正手段が設けられていることを特徴とす
    るバッテリ診断装置。
JP8286899A 1996-10-29 1996-10-29 バッテリ診断装置 Pending JPH10134852A (ja)

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JP (1) JPH10134852A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003045387A (ja) * 2001-08-02 2003-02-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電池パックシステムおよび電池パックの劣化判定方法
JP2013057581A (ja) * 2011-09-08 2013-03-28 Mitsubishi Electric Corp 評価基板
JP2014143901A (ja) * 2012-12-28 2014-08-07 Ricoh Co Ltd 充電装置、及び充電システム並びに充電方法
JP2023013495A (ja) * 2021-07-16 2023-01-26 株式会社D&I 鉛蓄電池監視システム

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