JPH1013380A - 周波数ホッピング通信装置および周波数ホッピング通信システム - Google Patents

周波数ホッピング通信装置および周波数ホッピング通信システム

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JPH1013380A
JPH1013380A JP8184252A JP18425296A JPH1013380A JP H1013380 A JPH1013380 A JP H1013380A JP 8184252 A JP8184252 A JP 8184252A JP 18425296 A JP18425296 A JP 18425296A JP H1013380 A JPH1013380 A JP H1013380A
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hopping
frequency
hopping pattern
pattern
group
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JP8184252A
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Michihiro Izumi
通博 泉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各グループ間において同じ時間に同じ周波数
を使用することによって発生するデータ衝突を未然に防
止することができる周波数ホッピング通信システムを提
供する。 【解決手段】 AグループのCS端末(図中CS局と示
す)が所定時間内に近接している他のグループに対する
フレーム同期補足を行うと(ステップS912,S92
2)、他のグループのCNTフィールドのNFフィール
ドの値に従ってホッピング動作が開始されると同時に、
ホッピングパターンレジスタ518の更新が行われ(ス
テップS913)、ホッピングパターンレジスタ518
に格納された周波数に基づき他グループにおいて使用さ
れているホッピングパターンの認識が行われる(ステッ
プS915)。次いで、CS端末は認識した他グループ
のパターンと干渉が生じ難いパターンの作成を行う(ス
テップS916)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同一グループに属
する他装置との間で、ホッピングパターンに応じて周波
数を切り替えながらデータを送受する周波数ホッピング
通信装置および周波数ホッピング通信システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル無線通信方式が実用化さ
れつつあり、その中で特に注目されている方式として、
スペクトル拡散通信方式がある。このスペクトル拡散通
信方式は、伝送する情報を広い帯域に拡散することによ
り、妨害除去能力が高く、秘話性に優れているものとし
て知られている。このため、世界各国で2.4GHz帯
の周波数がスペクトル拡散通信のために割り当てられ、
全世界でスペクトル拡散通信方式の普及が図られてい
る。
【0003】このスペクトル拡散通信方式は、周波数ホ
ッピング方式(FH方式)と直接拡散方式(DS方式)
とに大きく分けられる。前者の周波数ホッピング方式
は、使用可能な周波数帯域を一定の帯域幅を持つ複数の
周波数チャネルに分割し、変調周波数を一定時間以内に
変化させることによって、広い帯域を使用した伝送を行
うものである。これに対し、後者の直接拡散方式は、伝
送する情報をその十倍から数百倍の速度の疑似雑音符号
で拡散変調することにより広い帯域を使用するものであ
る。
【0004】これらの方式の中で、周波数ホッピング方
式は比較的簡単な回路構成で実現可能であることから、
既に、周波数ホッピング方式を用いた多数の通信システ
ムが提案されている。例えば、無線LAN(無線ローカ
ルエリアネットワーク)などにおいては、データをパケ
ットに組み立て、パケット毎に周波数を変更する制御が
行われ、この周波数の変更は、ホッピングパターンに記
述されている周波数の中から対応する周波数を選択し、
選択した周波数へ周波数を切え替えることによって行わ
れる。
【0005】この周波数ホッピング方式を用いた無線通
信システムの従来例について図を参照しながら説明す
る。図12は従来の周波数ホッピング無線通信システム
の構成を示す概念図、図13は図12の周波数ホッピン
グ無線通信システムにおけるCS端末の電源投入時の動
作を示すフローチャート、図14は図12の周波数ホッ
ピング無線通信システムに用いられているホッピングパ
ターン例を示す図である。
【0006】従来の周波数ホッピング無線通信システム
は、複数のグループで構成され、各グループには複数の
無線端末が含まれている。例えば、図12に示すよう
に、グループAには、複数の無線端末122,123,
124,125が含まれ、無線端末122は公衆網12
1に接続されている無線ゲートウェイからなる。また、
他の無線端末123,124,125は無線通信機能を
有するパーソナルコンピュータ、プリンタなどからな
る。各グループにおいて、無線端末の1台は、制御局
(以下、CS (Central Station)端末という)として機
能する。このCS端末は、伝送フレームの基準タイミン
グを生成し、呼制御、同一グループ内で使用するホッピ
ングパターンの管理/割当てを行う。他の無線端末(以
下、PS (Personal Station)端末という)は、CS端
末が生成したタイミングに基づき動作を行い、通信開始
の際に発信要求、ホッピングパターンの割当て要求など
をCS端末に対し行う。
【0007】このホッピング無線通信システムの各グル
ープにおいては、所定帯域幅(例えば1MHz)の複数
の周波数チャネルを使用し、各周波数チャネルの中から
使用する所定数の周波数チャネルを選択し、選択した周
波数チャネルを所定の順番で切り替えながら使用する。
この選択した周波数チャネルは1フレーム毎にホッピン
グされ、この周波数チャネルのホッピングパターンは、
各フレーム間において同一時刻に同じ周波数を使用する
ことがないように制御されるととともに、システム制御
(CNT)チャネル、論理制御(LCCH)チャネル、
音声チャネル、データチャネルなどの各チャネル間にお
いて同一時刻に同じ周波数を使用することがないように
制御される。この周波数チャネルのホッピングパターン
に対する制御により、データ誤り発生の防止が図られる
とともに、各チャネル毎に異なる通信相手との間でデー
タの送受信が可能になる。
【0008】各グループにおけるホッピングパターンは
各グループのCS端末によって生成されるが、このホッ
ピングパターンの生成処理に対する負荷を軽減するため
に、各チャネルで用いられるホッピングパターンは、周
波数を同じ順序に並べたパターンを時間シフトすること
により生成される。
【0009】次に、上述の周波数ホッピング無線通信シ
ステムの電源投入時の動作について図13を参照しなが
ら説明する。
【0010】例えばグループAにおいてCS端末に電源
が投入されると、図13に示すように、まず、CS端末
において、全周波数のキャリアセンスがCS端末におい
て行われ(ステップS1301)、そのキャリアセンス
の結果に応じて使用周波数優先順位付けが行われる(ス
テップS1302)。この使用周波数優先順位付けはC
S端末のチャネルコーディック(CHC)で行われ、使
用周波数優先順位付けでは、キャリアセンスの結果に応
じてキャリアレベルが低い周波数を選択する。
【0011】次いで、この選択した周波数を含むホッピ
ングパターンが作成され(ステップS1303)、作成
されたホッピングパターンを示す周波数番号情報がCH
Cのホッピングパターンレジスタ(HPレジスタ)に格
納される(ステップS1304)。
【0012】次いで、CSモードの設定に伴いCHCに
よって、作成したホッピングパターンに従うCNTフィ
ールドの送信が開始される(ステップS1305)。
【0013】これに対し、PS端末は特定の周波数を受
信可能な状態で待機し、CS端末から送信されたCNT
フィールドを検知すると、フレーム同期を捕捉する。フ
レーム同期捕捉後、PS端末はCS端末と同期して動作
を開始する、すなわち、ホッピングパターン(HP)に
追従して周波数を切り替えながら通信可能な動作を開始
する(ステップS1306)。この動作が開始されるこ
とにより、同期補足は完了する。
【0014】このPS端末がCS端末に同期して動作し
ている状態でアプリケーションを起動し、音声またはデ
ータの通信をCS端末との間または他のPS端末との間
で行う場合、PS端末は通信に先立ちLCCHチャネル
を用いてCS端末に通信開始要求を行い、CS端末から
使用可能な周波数番号情報を受け取る。
【0015】次いで、PS端末は、受け取った周波数番
号情報に基づき音声またはデータ通信用の周波数を変化
させながら通信を行う、すなわちホッピングパターンに
従い音声またはデータ通信用の周波数を変化させながら
通信を行う。
【0016】例えば、図14に示すように、グループA
においては、時間(T1,…,T23)をシフトしなが
ら周波数番号を変化させる。具体的には、周波数を示す
番号をホッピングパターンに従って番号73,79,8
5,…と順次に変化させることによって、周波数の切替
えが行われる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
に、従来の周波数ホッピング無線通信システムでは、各
グループ毎にそのCS端末が電源投入時に使用するホッ
ピングパターンを任意に決定するから、互いに近接した
複数のグループがあるときには、それぞれのグループが
同じ時間に同じ周波数を使用するような事態が発生する
ことは避けられない。その結果、通信中にパケットの衝
突が起こり、バーストデータ誤りの発生を招くことにな
る。例えば、図14に示すように、各グループA,B間
において、各時間T1,T3,T5,T7,T9で同じ
周波数番号が設定されることになり、各時間T1,T
3,T5,T7,T9でパケットの衝突が起こることが
ある。
【0018】また、ホッピングパターンの決定に際し、
CS端末はキャリアセンスを行うが、電波状況が良い周
波数の数が不足しているときには、他のグループが使用
している周波数と同じ周波数の使用が決定されることが
あり、この決定によりデータの衝突が発生し、また、各
グループ間でホッピングパターンが一致するような最悪
の事態においては、データの衝突が連続して発生するこ
とになる。
【0019】このように、各グループ間において同じ時
間に同じ周波数を使用することによってデータ衝突が発
生すると、リアルタイム性を要求しないデータに対して
は、その再送回数が増し、スループットが低下すること
になる。また、リアルタイム性が要求される音声/映像
などのデータにおいては、データ誤りが品質の低下に直
結し、誤り頻度が大きいときには、通信の利用価値が喪
失することにもなる。
【0020】本発明の目的は、各グループ間において同
じ時間に同じ周波数を使用することによって発生するデ
ータ衝突を未然に防止することができる周波数ホッピン
グ通信装置および周波数ホッピング通信システムを提供
することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
同一グループに属する他装置との間で、ホッピングパタ
ーンに応じて周波数を切り替えながらデータを送受する
周波数ホッピング通信装置において、前記同一グループ
に属する他装置からのデータを選択して受信する第1の
受信手段と、前記同一グループと異なる他のグループに
属する装置からのデータを選択して受信する第2の受信
手段と、前記第2の受信手段が受信したデータに基づき
前記他のグループが使用するホッピングパターンを認識
する認識手段と、前記認識したホッピングパターンに基
づき前記同一グループが使用するホッピングパターンを
選択する選択手段とを備えることを特徴とする。
【0022】請求項2記載の発明は、請求項1記載の周
波数ホッピング通信装置において、前記第2の受信手段
による受信動作は、電源投入後に実行するように制御さ
れることを特徴とする。
【0023】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の周波数ホッピング通信装置において、予め前記ホ
ッピングパターンとして複数のパターンを格納している
格納手段を備え、前記選択手段は、前記格納手段に格納
されているパターンの中から、前記認識したホッピング
パターンと異なるホッピングパターンを前記同一グルー
プが使用するホッピングパターンとして選択することを
特徴とする。
【0024】請求項4記載の発明は、請求項1または2
記載の周波数ホッピング通信装置において、予め前記ホ
ッピングパターンとして複数のパターンを格納している
格納手段を備え、前記選択手段は、前記格納手段に格納
されているパターンの中から、前記認識したホッピング
パターンに含まれる周波数と異なる周波数から構成され
るパターンを前記同一グループが使用するホッピングパ
ターンとして選択することを特徴とする。
【0025】請求項5記載の発明は、請求項4記載の周
波数ホッピング通信装置において、前記選択手段は、前
記同一グループが使用するホッピングパターンとして複
数のパターンを使用する必要があるか否かの判定を行
い、前記複数のパターン使用の必要があると判定する
と、前記格納手段に格納されているパターンの中から対
応するパターンを所定周期単位でシフトしながら前記同
一グループが使用するホッピングパターンとして選択す
ることを特徴とする。
【0026】請求項6記載の発明は、請求項1ないし5
のいずれか1つに記載の周波数ホッピング通信装置にお
いて、前記選択手段で選択した1つのホッピングパター
ン内で隣接する周波数の使用を禁止する禁止手段を備え
ることを特徴とする。
【0027】請求項7記載の発明は、請求項1ないし6
のいずれか1つに記載の周波数ホッピング通信装置にお
いて、前記第1の受信手段は、前記他のグループに共通
のフレーム同期ワードとグループ固有の識別番号とを合
せ持つ符号に基づきフレーム同期を保持しながら受信動
作を行い、前記第2の受信手段は、前記他のグループに
共通のフレーム同期ワードのみに基づきフレーム同期を
保持しながら受信動作を行うことを特徴とする。
【0028】請求項8記載の発明は、各グループ毎に端
末局とともに設置されている集中制御局で同一グループ
内で使用するホッピングパターンを選択し、前記同一グ
ループ内の前記集中制御局と前記端末局との間および前
記端末局間で前記選択されたホッピングパターンに基づ
き周波数を切り替えながらデータ通信を行う周波数ホッ
ピング通信システムにおいて、前記集中制御局は、その
集中制御局と同一グループに属する端末局からのデータ
を選択して受信する第1の受信手段と、前記同一グルー
プと異なる他のグループから使用するホッピングパター
ンを示すホッピングパターン情報を選択して受信する第
2の受信手段と、前記第2の受信手段が受信したホッピ
ングパターン情報に基づき前記他のグループが使用する
ホッピングパターンを認識する認識手段と、前記認識し
たホッピングパターンに基づき前記同一グループが使用
するホッピングパターンを選択する選択手段とを備える
ことを特徴とする。
【0029】請求項9記載の発明は、請求項8記載の周
波数ホッピング通信システムにおいて、前記第2の受信
手段による受信動作は、電源投入後に実行するように制
御されることを特徴とする。
【0030】請求項10記載の発明は、請求項8または
9記載の周波数ホッピング通信システムにおいて、前記
集中制御局は予め前記ホッピングパターンとして複数の
パターンを格納している格納手段を備え、前記選択手段
は、前記格納手段に格納されているパターンの中から、
前記認識したホッピングパターンと異なるホッピングパ
ターンを前記同一グループが使用するホッピングパター
ンとして選択することを特徴とする。
【0031】請求項11記載の発明は、請求項8または
9記載の周波数ホッピング通信システムにおいて、前記
集中制御局は予め前記ホッピングパターンとして複数の
パターンを格納している格納手段を備え、前記選択手段
は、前記格納手段に格納されているパターンの中から、
前記認識したホッピングパターンに含まれる周波数と異
なる周波数から構成されるパターンを前記同一グループ
が使用するホッピングパターンとして選択することを特
徴とする。
【0032】請求項12記載の発明は、請求項11記載
の周波数ホッピング通信システムにおいて、前記選択手
段は、前記同一グループが使用するホッピングパターン
として複数のパターンを使用する必要があるか否かの判
定を行い、前記複数のパターン使用の必要があると判定
すると、前記格納手段に格納されているパターンの中か
ら対応するパターンを所定周期単位でシフトしながら前
記同一グループが使用するホッピングパターンとして選
択することを特徴とする。
【0033】請求項13記載の発明は、請求項8ないし
12のいずれか1つに記載の周波数ホッピング通信シス
テムにおいて、前記集中制御局は、前記選択手段で選択
した1つのホッピングパターン内で隣接する周波数の使
用を禁止する禁止手段を備えることを特徴とする。
【0034】請求項14記載の発明は、請求項8ないし
13のいずれか1つに記載の周波数ホッピング通信シス
テムにおいて、前記第1の受信手段は、前記他のグルー
プに共通のフレーム同期ワードとグループ固有の識別番
号とを合せ持つ符号に基づきフレーム同期を保持しなが
ら受信動作を行い、前記第2の受信手段は、前記他のグ
ループに共通のフレーム同期ワードのみに基づきフレー
ム同期を保持しながら受信動作を行うことを特徴とす
る。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。
【0036】(実施の第1形態)図1は本発明の実施の
第1形態の周波数ホッピング通信システムの構成を示す
概念図である。
【0037】周波数ホッピング通信システムは、複数の
グループで構成され、各グループには複数の無線端末が
含まれている。例えば、図1に示すように、1つのグル
ープには、複数の無線端末102,103,104,1
05,106が含まれ、無線端末102は公衆網101
に接続されている無線ゲートウェイからなる。無線端末
103は無線電話機、無線端末104は無線PCカード
が接続されているパーソナルコンピュータ、無線端末1
05は無線プリントバッファが接続されているプリン
タ、無線端末106はLAN(Local Area Network)1
07に接続されているイーサネットインタフェイスを有
する無線LANアダプタからそれぞれなる。
【0038】各グループにおいて、無線端末の1台は、
制御局(以下、CS端末という)として機能する。この
CS端末は、伝送フレームの基準タイミングを生成し、
呼制御、同一グループ内で使用するホッピングパターン
の管理/割当てを行う。他の無線端末(以下、PS端末
という)は、CS端末が生成したタイミングに基づき動
作を行い、通信開始の際に発信要求、ホッピングパター
ンの割当て要求などをCS端末に対し行う。
【0039】このCS端末およびPS端末を構成する無
線端末のそれぞれには無線制御ユニットが設けられてい
る。この無線制御ユニットについて図2を参照しながら
説明する。図2は図1の周波数ホッピング通信システム
におけるCS端末およびPS端末に設けられている無線
制御ユニットの構成を示すブロック図である。
【0040】CS端末およびPS端末に設けられている
無線制御ユニットは、図2に示すように、PCMCIA
インターフェイス、セントロニクス、イーサネトットな
どからなるデータ入出力インターフェイス201、およ
びハンドセットインターフェイス、公衆網インターフェ
イスなどからなる音声入出力インターフェイス202を
有し、各入出力インターフェイス201,202を介し
てデータ/音声を入力し、出力するための制御を行う。
【0041】この無線制御ユニットは、上述の各入出力
インターフェイス201,202とともに、誤り訂正処
理部(ECC)203、CPU204、メモリ205、
DMAC(DMAコントローラ)206、ADPCMコ
ーデック207、チャネルコーデック208、無線部2
09から構成され、データ入出力インターフェイス20
1、ECC203、CPU204、メモリ205、DM
AC206、チャネルコーデック208はデータバス2
10に接続されている。
【0042】ADPCMコーデック207は、ADPC
Mによる音声データの符号化/復号化を行う。具体的に
は、音声入出力インターフェイス202から入力された
音声データを符号化し、その符号化されたされたデータ
211をチャネルコーデック208に出力するととも
に、チャネルコーデック208からの符号化されたデー
タ211を復号化し、その復号化されたデータを音声入
出力インターフェイス202に出力する。
【0043】チャネルコーデック208は、各入出力イ
ンターフェイス201,202から入力されたデータ/
音声を所定のフレームフォーマットに組み立てたり、フ
レームを分解してデータ/音声を各入出力インターフェ
イス201,202に送出する機能を有するとともに、
ホッピングパターンの設定などに関する制御を行う。
【0044】次に、このチャネルコーデック208の構
成について図3を参照しながら説明する。図3は図2の
チャネルコーデック208の構成を示すブロック図であ
る。
【0045】チャネルコーデック208は、図3に示す
ように、データバス(図2に示す)に接続されているC
PUバスインターフェイス303と、ADPCMコーデ
ック207との間でデータ210のやり取りを行うため
のADPCMインターフェイス304と、無線部209
の受信レベルをADコンバータ323を介して検出し、
割込信号325を発生する受信レベル検出部324とを
有する。
【0046】CPUバスインターフェイス303には、
動作モードを設定するモードレジスタ305と、HPレ
ジスタ周辺部(ホッピングパターンレジスタ周辺部)3
06と、IDレジスタ(システムIDレジスタ)307
およびWAレジスタ(間欠起動端末アドレスレジスタ)
308を介してCNT組立/分解部312と、LCCH
レジスタ309を介してLCCH組立/分解部313
と、データ組立/分解部314とがそれぞれ並列に接続
されている。
【0047】ADPCMインターフェイス304には、
FIFO310を介して音声組立/分解部315が接続
され、音声組立/分解部315は、上述のCNT組立/
分解部312、LCCH組立/分解部313、データ組
立/分解部314とともに、CRC符号化/復号化部3
18に接続されている。
【0048】CRC符号化/復号化部318は、スクラ
ンブラ/デスクランブラ322に接続され、スクランブ
ラ/デスクランブラ322は無線部209に接続されて
いる。
【0049】音声組立/分解部315、CNT組立/分
解部312、LCCH組立/分解部313およびデータ
組立/分解部314の動作は、タイミング生成部311
で生成されたタイミング信号に基づき制御される。タイ
ミング生成部311は6250ビットのカウンタからな
り、タイミング信号は、1クロック幅のパルスからな
り、無線部209への送信データまたは受信データに基
づき100ms毎に生成される。具体的には、タイミン
グ生成部311は6250ビットのカウンタからなり、
ビット同期部319で無線部209への送信データまた
は受信データを検出し、そのビットと同期するビット同
期信号を生成し、フレーム同期部316でビット同期信
号に基づきフレーム同期信号を生成し、タイミング生成
部311でフレーム同期信号に基づきタイミング信号を
生成する。
【0050】タイミング信号は、上述の各組立/分解部
に加えてUW検出部(ユニークワード検出部)317お
よび無線制御部320に与えられる。UW検出部317
は、タイミング信号に基づきCRC符号化/復号化部3
18の動作およびスランンブラ/デスクランブラ322
の動作を制御するための制御信号を生成する。無線制御
部320は、タイミング信号に基づき無線部209の動
作を制御する。また、無線部209は間欠受信制御部3
21により制御される。
【0051】次に、上述のフレーム同期部316の構成
について図4を参照しながら説明する。図4は図3のフ
レーム同期部316の構成を示すブロック図である。
【0052】フレーム同期部316は、図4に示すよう
に、受信データ401を32ビットのパラレルデータに
変換する32ビットシフトレジスタ(シリアル/パラレ
ル変換部)403と、フレームカウンタ406とを有す
る。
【0053】32ビットシフトレジスタ403から出力
されたデータはフレームパターン検出回路404でフレ
ーム同期ワードのパターンと比較され、そのデータとフ
レーム同期ワードのパターとが一致すると、フレームパ
ターン検出回路404から1クロック幅のパルス信号が
出力される。この1クロック幅のパルス信号はカウンタ
405およびフレーム同期ワード検出判断回路407に
与えられ、カウンタ405は6250ビット毎にパルス
信号をセレクタ410に出力する。
【0054】フレームカウンタ406は、625kHz
のクロック信号402に基づき動作し、フレーム同期ワ
ードの正規位置を保持するカウンタからなり、このカウ
ンタはフレーム同期ワードの正規位置でフレーム位置信
号(ハイレベル=5V)を出力する。
【0055】フレーム位置信号は、フレーム同期ワード
検出判断回路407およびセレクタ410に与えられ
る。フレーム同期ワード検出判断回路407は、フレー
ム位置信号のレベルとフレームパターン検出回路404
のパルス信号の出力の有無とに応じて前方保護回路(3
段カウンタ)408のカウントアップおよび後方保護回
路(2段カウンタ)409のクリアを指示する信号と、
前方保護回路408のクリアおよび後方保護回路409
のカウントアップを指示するとともにSRラッチ412
のセットを指示する信号との内のいずれか一方を出力す
る。
【0056】前方保護回路408の出力は同期がはずれ
ている状態を示す信号であり、この信号はSRラッチ4
11のS端子に出力される。これに対し、後方保護回路
409の出力は同期状態を示す信号であり、この信号は
SRラッチ411のリR端子に出力される。SRラッチ
411は上述の各端子に入力される信号に応じてQ´端
子に保持するLOCK信号(ロック検出信号)414の
レベルを変える。
【0057】LOCK信号414はセレクタ410にそ
の制御信号として与えられる。セレクタ410は、LO
CK信号414がハイレベルであるすなわち同期がはず
れている状態であるときには、カウンタ405からの出
力をフレーム同期信号413として出力する。これに対
し、LOCK信号414がローレベルであるすなわち同
期状態であるときには、フレームカウンタ405からの
フレーム位置信号をフレーム同期信号413として出力
する。
【0058】次に、HPレジスタ周辺部306の構成に
ついて図5を参照しながら説明する。図5は図3のHP
レジスタ周辺部306の構成を示すブロック図である。
【0059】HPレジスタ周辺部306は、図5に示す
ように、受信データ501の誤りの有無をチェックする
CRCチェック回路511と、フレーム同期パルス50
2に基づき1つのホッピングパターンに含まれる周波数
の数16に相当する16進カウンタからなるフレーム番
号カウンタ512と、HPポインタレジスタ513と、
3つの4ビット加算器514と、4*4マルチプレクサ
516と、4・16デコーダ517と、8ビット幅の1
6個のレジスタからなるホッピグパターンレジスタ51
8とを有する。
【0060】4*4マルチプレクサ516は、各加算器
514からの出力とアドレスバス下位4ビット503と
をエンコーダ515を介して出力された周波数切り替え
タイミングパルス504に基づき順次選択し、4ビット
の単一の出力をデコーダ517に送り出す。デコーダ5
17は、4*4マルチプレクサ516からの出力を16
ビットのデータに変換し、ホッピングパターンレジスタ
518に送り出す。ホッピングパターン518は、デコ
ーダ517からの出力に対応付けて周波数番号情報51
0を出力する。
【0061】周波数番号情報510の出力制御すなわち
書き込み、読み出し制御はWR制御部519およびRD
制御部520によって行われる。WR制御部519は、
CPUライトパルス506、CNTCRCエラー信号5
07およびNF番号書き込みタイミングパルス508
(PS端末)に基づきホッピングパターンレジスタ51
8の書き込み動作に対する制御信号を生成する。RD制
御部520は、NF番号読み出しタイミングパルス50
9(CS端末)に基づきホッピングパターンレジスタ5
18の読み出し動作に対する制御信号を生成する。
【0062】次に、無線部209の構成について図6を
参照しながら説明する。図6は図2の無線部209の構
成を示すブロック図である。
【0063】無線部209は、図6に示すように、送受
信用アンテナ601a,601bと、アンテナ601
a,601bの切換スイッチ602と、不要な帯域の信
号を除去するためのBPF(バンドパスフィルタ)60
3と、送受信系の切換を行う切換スイッチ604とを有
する。
【0064】受信系は、アンプ605と、1段目IF用
ダウンコンバータ607と、ダウンコンバータ607に
よりコンバートされた信号から不要な帯域の信号を除去
するためのBPF610と、2段目IF用ダウンコンバ
ータ611と、ダウンコンバータ611用BPF612
と、90°移相器613と、BPF612を介して得ら
れた受信信号および90°移相器613を介して得られ
た受信信号の検波、復調を行うクォドラチャ検波器61
4と、受信データ(RxD)628を出力する波形整形
用コンパレータ615と、周波数シンセサイザとを有
し、ダウンコンバータ607、ダウンコンバータ611
によりダウンコンバージョン方式の受信形態が構成され
る。
【0065】受信系の周波数シンセサイザは、電圧制御
型オシレータ(以下、VCOという)616と、LPF
(ローパスフィルタ)617と、プログラマブルカウン
タ、プリスケーラ、位相比較器などから構成されるPL
L618とからなり、PLL618には、クロック発生
器625で発生された基準クロックが入力される。
【0066】送信系は、送信データ(TxD)630の
ベースバンド信号に対する帯域制限用フィルタ(ベース
バンドフィルタ)626と、ベースバンドフィルタ62
6からの出力に対し周波数変調処理を行う機能を有する
周波数シンセサイザと、アップコンバータ608と、パ
ワーコントロール機能付きアンプ606とを有し、周波
数シンセサイザは、ベースバンドフィルタ626からの
出力に対し変調処理を行う機能を有するVCO622
と、LPF623と、プログラマブルカウンタ、プリス
ケーラ、位相比較器などから構成されるPLL624と
からなり、PLL624の基準クロックとして、クロッ
ク発生器625で発生された基準クロックが用いられ
る。
【0067】送信系のアップコンバータ608および受
信系のダウンコンバータ607には、キャリア信号が入
力され、このキャリア信号はホッピング用周波数シンセ
サイザで生成される。ホッピング用周波数シンセサイザ
は、送受信の切換スイッチ609と、キャリア信号生成
用VCO619と、LPF620と、プログラマブルカ
ウンタ、プリスケーラ、位相比較器などから構成される
PLL621とからなる。PLL621には、クロック
発生器625で発生された基準クロックとチャネルコー
デック208(図2に示す)からの周波数番号情報62
9とが入力され、PLL621は、周波数番号情報62
9に基づきホッピング動作を行う。
【0068】次に、本実施の形態で使用される無線フレ
ームについて図7を参照しながら説明する。図7は図1
の周波数ホッピング通信システムに用いられる無線フレ
ームを示す図である。
【0069】本実施の形態では、図7(a)に示すよう
に、1フレームは6250ビット(10ms)の長さを
有し、CNTチャネル、LCCHチャネル、2本の音声
データチャネル、データチャネルの合計5本の時分割多
重チャネルと3つの周波数切替区間とから構成される。
【0070】CNTチャネルは、図7(b)に示すよう
に、キャリアセンス部(CS)、プリアンブル部(P
R)、受信した端末がフレー同期を保持するためのフレ
ーム同期ワード部(SYN)、同一グループに属するC
S端末からのデータのみを受信するためのID部(I
D)、ホッピングパターンの制御に使用するフレーム番
号情報部(BF)、間欠受信中の端末の起動をかけるた
めの間欠起動アドレス部(WA)、ホッピングパターン
レジスタ308の更新を行うための次フレーム周波数番
号部(NF)、CRC部(CRC)、ガードタイム(G
T)から構成される。
【0071】LCCHチャネルは、図7(c)に示すよ
うに、キャリアセンス部(CS0,CS1,CS2)、
プリアンブル部(PR)、ユニークワード部(UW)、
送信先アドレス部(DA)、LCCH制御データ部(L
CCH)、CRC部(CRC)、周波数切替部(CF)
から構成される。
【0072】音声チャネルは、図7(d)に示すよう
に、キャリアセンス部(CS)、プリアンブル部(P
R)、ユニークワード部(UW)、音声データ部(T/
R)、CRC部(CRC)から構成される。
【0073】データチャネルは、図7(e)に示すよう
に、キャリアセンス部(CS0,CS1,CS2)、プ
リアンブル部(PR)、ユニークワード部(UW)、送
信先アドレス部(DA)、データ部(DATA)から構
成される。
【0074】次に、本実施の形態で使用される周波数ホ
ッピングについて図8を参照しながら説明する。図8は
図1の周波数ホッピング通信システムに用いられる周波
数ホッピングの概要を説明するための図であり、図中、
異なるホッピングパターンは異なる模様で表している。
【0075】本実施の形態では、1MHz幅の26の周
波数チャネルを使用する。そのうち1つのホッピングパ
ターンでは、26のチャネルの中から10個の周波数チ
ャネルを選択し、選択した周波数チャネルを所定の順番
で切り替えながら使用する。
【0076】本実施の形態では、上述したように、1フ
レームが10msの長さを持ち、1フレーム毎に周波数
チャネルをホッピングして行くように制御することによ
り、1つのホッピングパターンの1周期の長さは100
msとなる。また、図8に示すように、同じ時間に同じ
周波数が使用されることがないようなパターンを各フレ
ームで使用することにより、データの誤り発生を防止す
ることが可能になる。具体的には、CNTチャネルおよ
びLCCHチャネルに第1のホッピングパターンを、音
声チャネルに第2のホッピングパターンを、データチャ
ネルに第3のホッピングパターンをそれぞれ使用して同
じ時刻に同じ周波数を使用することがないように制御し
ている。これにより各チャネル毎に異なる通信相手とデ
ータの送受信を行うことが可能になる。
【0077】なお、チャネルコーデック208内に保持
するホッピングパターンの数を少なくするために、それ
ぞれのチャネルで用いられるホッピングパターンは周波
数を同じ順序に並べたパターンを時間シフトして生成さ
れるものとしてしている。
【0078】次に、本実施の形態における周波数ホッピ
ング通信システムの動作について説明する。
【0079】まず、周波数ホッピング通信システムの電
源投入時の動作について図9を参照しながら説明する。
図9は図1の周波数ホッピング通信システムの電源投入
時の動作を示すフローチャートである。
【0080】図9を参照するに、例えばAグループのC
S端末(図中CS局と示す)に電源が投入されると、こ
のCS端末は、PSモードおよびHPスキャンモードに
よる動作を開始する(ステップS911)。具体的に
は、CS端末はPSモードによりPS端末として動作を
開始して、HPスキャンモードによりCNTフィールド
の受信を試みる動作を行う。この動作時には、フレーム
同期を全グループに共通のフレーム同期ワードのみに基
づき行うものとしているから、他のグループ例えばBグ
ループのCS端末がCNTフィールドを送信している場
合には、AグループのCS端末はBグループに対しフレ
ーム同期補足をすることになる。
【0081】次いで、近接している他のグループに対し
フレーム同期補足が行われたか否かの判定が所定時間継
続して行われ(ステップS912,S922)、所定時
間内に近接している他のグループに対するフレーム同期
補足が行われると、他のグループのCNTフィールドの
NFフィールドの値に従ってホッピング動作が開始され
ると同時に、ホッピングパターンレジスタ518の更新
が行われる(ステップS913)。このホッピングパタ
ーンレジスタ518の更新では、同期補足した他のグル
ープのホッピング周波数がホッピングパターンレジスタ
518に格納される。本説明においては、容易に理解さ
れるように、他グループは周波数番号1〜10(図8に
示す)の周波数を使用するものとする。
【0082】次いで、CS端末のPSモードによる測定
時間が終了したか否かの判定が行われ(ステップS91
4)、PSモードによる測定時間が終了していなけれ
ば、処理は再びステップS911に戻る。
【0083】PSモードによる測定時間が終了すると、
ホッピングパターンレジスタ518に格納された周波数
が読み出され、この読み出された周波数に基づき他グル
ープにおいて使用されているホッピングパターンの認識
が行われる(ステップS915)。
【0084】ホッピングパターンの認識後、CS端末は
通常のCSモードへの切替準備として、自身が属するグ
ループ(Aグループ)で使用するホッピングパターンの
作成を行う(ステップS916)。このホッピングパタ
ーンの作成では、他グループの使用周波数が周波数番号
1〜10であることを認識しているから、この認識した
パターン(他グループのホッピングパターン)と干渉が
生じ難いパターン、例えば、周波数番号11〜20を用
いたパターンを作成する。
【0085】次いで、HPスキャンモードによる動作は
終了し(ステップS917)、PSモードからCSモー
ドへのモード切替が行われる(ステップS918)。
【0086】CSモードへのモード切替が行われると、
作成したホッピングパターンの周波数番号情報がホッピ
ングパターンレジスタ518に格納される(ステップS
919)。次いで、作成したホッピングパターンに従い
CNTフィールドの送信が開始される(ステップS92
0)。
【0087】AグループのCS端末がCNTフィールド
の送信を開始すると、このAグループに属する全てのP
S端末(図中PS局と表す)はCS端末に同期して通常
の動作を開始する(ステップS921)。
【0088】所定時間内に近接している他のグループに
対するフレーム同期補足が行われないと(ステップS9
12,S922)、近接した他グループがないと判断さ
れ、HPスキャンモードは終了し(ステップS91
7)、PSモードからCSモードへのモード切替が行わ
れる(ステップS918)。
【0089】次に、第1のPS端末から第2のPS端末
に発信を行う動作シーケンスについて図10を参照しな
がら説明する。図10は図1の周波数ホッピング通信シ
ステムにおける第1のPS端末から第2のPS端末に発
信を行う動作シーケンスを示す図である。
【0090】第1のPS端末(以下、PS端末1とい
う)がCS端末に同期して動作している状態でアプリケ
ーションを起動し、音声またはデータの通信を第2のP
S端末(以下、PS端末2という)との間で行う場合、
図10に示すように、PS端末1は通信に先立ちLCC
Hチャネルを用いてCS端末に発信要求およびホッピン
グパターン要求を行う。PS端末1からの要求に対しC
S端末は、PS端末2に対し着信通知を出し、PS端末
2はCS端末からの着信通知に応答し、その応答はCS
端末に送られる。
【0091】CS端末は、PS端末2からの応答を受け
取ると、各PS端末1,2に対し使用するホッピングパ
ターンの割り当てとチャネルの割り当てとを行う。
【0092】次に、周波数ホッピングをしながら通信を
行う方法について説明する。
【0093】通信処理を行っているチャネルコーデック
208の動作タイミングの基準は、CS端末側のタイミ
ング生成部311で生成され、CS端末において、タイ
ミング生成部311で生成されたタイミング信号に基づ
きフレームに組み立てたデータの送信が行われる。
【0094】フレームに組み立てられたデータを受信し
たPS端末では、受信データに含まれるフレーム同期ワ
ード(図7(b)に示すSYN)を利用して、フレーム
同期回路318で回覧に影響され難いフレーム同期パル
スを生成する。
【0095】具体的には、受信したデータは32ビット
シフトレジスタ403でパラレル32ビットのデータに
変換され、そのデータはフレームパターン検出回路40
4でフレーム同期ワードと比較される。データとフレー
ム同期ワードとが一致すると、フレームパターン検出回
路404から1クロック幅のパルス信号が発生され、こ
のパルス信号はカウンタ405に入力される。カウンタ
405は、6250ビット毎にパルス信号を出力し、そ
のパルス信号はセレクタ410に入力される。
【0096】これに対し、フレームカウンタ406は、
フレーム同期ワードの正規位置でフレーム位置信号(ハ
イレベル=5V)を出力する。このフレーム位置信号が
ハイレベルの状態でフレームパターン検出回路404か
ら1クロック幅のパルス信号が出力されると、フレーム
同期ワードが検出されたと判断され、後方保護回路40
9のカウントアップが行われる。フレーム同期が捕捉さ
れていない状態では、フレームカウンタ406のフレー
ム位置信号がハイレベルに保持されたハンチング状態と
なっているから、フレーム同期が取れていない状態でフ
レーム同期ワードを検出すると、必ず後方保護回路40
9のカウントアップが行われることになる。
【0097】このようにして1回だけフレーム同期ワー
ドを検出すると、ハンチング状態は終了し、フレームカ
ウンタ406は6250ビット目後までフレーム位置信
号をローレベル(0V)に保持し、次いで、次フレーム
のフレーム同期ワードを受信すべき位置で、フレーム位
置信号をハイレベルにする。このフレーム位置信号をハ
イレベルにした時点でフレームパターン検出回路404
からパルス信号が出力されると、再びフレーム同期ワー
ドの検出と判断されて後方保護回路409のカウントア
ップが行われる。
【0098】一方、フレーム位置信号がハイレベルにな
っている、正規のフレーム同期ワード受信位置でフレー
ムパターン検出回路404からパルス信号が出力されな
いときには、フレーム同期の受信に失敗したと判断し
て、後方保護回路409がクリアされるとと同時に、前
方保護回路408のカウントアップを行う。3フレーム
連続してフレーム同期ワードを所定位置で検出できなか
ったときには、フレーム同期がはずれたと判断してSR
ラッチ411をリセットし、LOCK信号414をハイ
レベルにする。LOCK信号414はセレクタ410を
制御し、この制御により、フレーム同期が取れている間
はフレームカウンタ406の出力がフレーム同期パルス
として使用され、フレーム同期が取れていない間はカウ
ンタ405の出力がフレーム同期パルスとして使用され
る。カウンタ405の出力は、フレーム同期ワードの検
出の有無に関わらず6250ビット毎に行われるから、
フレーム同期がはずれた状態でも、フレーム同期パルス
の発生が継続されるように構成されている。
【0099】このような構成により、所定位置以外(例
えば音声チャネルない)にフレーム同期ワードパターン
のデータがあるような場合でも、このデータをフレーム
同期ワードと誤認識することを未然に防止することがで
きる。また、フレーム同期ワードを正しく受信すること
ができない場合にも、定常的にフレーム同期パルスを発
生することによって、後述するように、正規のタイミン
グでホッピング動作を継続することが可能になる。
【0100】次に、ホッピングパターン追従動作の制御
について説明する。
【0101】ホッピングパターン追従動作の制御は、先
に生成されたフレーム同期パルス502(図5に示す)
をベースに、フレーム番号カウンタ512とホッピング
パターンレジスタ518を用いて行われる。
【0102】ホッピングパターンレジスタ518のレジ
スタへのアクセスは、フレーム番号カウンタ512の出
力値に所定の値を加算したアドレスに基づき行われ、こ
のアドレスに対応するレジスタへの周波数番号情報の書
込み、読み出しが行われる。
【0103】まず、CS端末において、フレーム番号カ
ウンタ512はフレーム同期パルス502によるカウン
トアップを継続し、その出力値は当該フレームのフレー
ム番号(BF)となる。このフレーム番号情報は所定の
タイミングでシリアル変換された後にBFフィールドの
データとして送信される。
【0104】このフレーム番号には4ビット加算器51
4で1が加算され、その加算値「フレーム番号+1」に
相当するアドレスのレジスタ(すなわ次フレーム番号に
相当するレジスタ)にアクセスを許可する信号が生成さ
れる。この信号によってアクセスが許可されたレジスタ
に、NFフィールドのデータを送信するタイミングでリ
ードアクセスし、このレジスタから読み出されたデータ
はシリアル変換後にNFフィールドのデータとして送信
される。
【0105】PS端末においては、CNTチャネル内の
BFフィールド、NFフィールドを受信すると、それら
のデータに誤りが発生いているか否かがCRCチェック
回路411で確認される。
【0106】受信したデータに誤りが発生していないと
きには、受信したBFデータがフレーム番号カウンタ5
12にロードされ、フレーム番号カウンタ512からは
受信したBFデータが出力される。このBFデータによ
って、CS端末と同様に、当該フレーム番号+1」に相
当するアドレスのレジスタが選択され、この選択された
レジスタに受信したNFデータを書き込むことによっ
て、ホッピングパターンレジスタ518の周波数番号情
報はCS端末のホッピングパターンに従い更新されるこ
とになる。
【0107】受信したBF、NFフィールドのデータに
誤りが発生しているときには、受信したBFデータのフ
レーム番号カウンタ512へのロードは行われない。フ
レーム番号カウンタ512にはクロック信号としてフレ
ーム同期パルス502が入力されているから、BFデー
タのロードが行われないときには、1つだけカウントア
ップが行われる。このように、データの受信状態によら
ず定期的に発生するフレーム同期パルス502を利用す
る結果、BF番号を受信することができなくとも、CS
側と同じフレーム番号に追従することができる。また、
誤りが発生しているときには、誤った周波数番号の書き
込みを未然に防止するために、ホッピングパターンレジ
スタ518の更新は行われない。
【0108】よって、PS端末のホッピングパターンレ
ジスタ518には、常にCS端末と同じホッピングパタ
ーンを格納することができ、また、PS端末で正確にフ
レーム番号を受信することができないときでも、フレー
ム同期回路から全てのフレームに対しフレーム同期パル
スが出力されるから、フレーム番号カウンタ512が自
走し、PS端末はCS端末と同じフレーム番号を認識す
ることが可能となる。
【0109】次に、周波数切替動作について説明する。
【0110】本実施の形態では、図7に示すCNTチャ
ネル、LCCHチャネル、音声チャネル、データチャネ
ルのそれぞれに対し、時間シフトされたホッピングパタ
ーンを使用するため、それぞれのチャネルの送出開始前
の周波数切替位置において、ホッピングパターンレジス
タから該当する周波数番号情報を読み出す制御を行う。
【0111】具体的には、フレーム番号カウンタ512
から出力されるフレーム番号(BF)に、それぞれのチ
ャネルについて所定値の加算をし、加算後の値に対応す
るホッピングパターンレジスタに、周波数の切替タイミ
ングでリードアクセスするように制御が行われる。
【0112】加算する値は、CNTチャネル送出前の周
波数切替タイミングにおいては「1」に設定されてお
り、この設定は次フレーム番号に相当する周波数番号を
読み出すためのものである。また、音声チャネル、デー
タチャネル送出前の周波数切替タイミングにおいて加算
する値は、HPポインタレジスタ513に格納されてい
る。HPポインタレジスタ513における上位4ビット
が音声チャネル用、下位4ビットがデータチャネル用と
して使用され、それぞれの周波数切替タイミングにおい
て4ビットの値が加算される。
【0113】このようにして、単一のホッピングパター
ンレジスタを用いて、チャネル毎に時間シフトしたホッ
ピングパターンを使用することが可能になる。
【0114】なお、HPポインタレジスタに格納する値
の割り当ては、通信チャネル獲得前にCS端末に対し要
求され、CS端末においては複数の端末に同じ値を付与
しないように制御することによって、同時に同じ周波数
を使用することなく、複数の端末が同時に通信を行うこ
とができる。
【0115】以上により、本実施の形態では、CS端末
が電源投入時にHPスキャンモードにより隣接している
他グループの使用ホッピングパターンを認識し、CS端
末自信が属するグループにおいて使用するホッピングパ
ターンを認識した他グループの使用ホッピングパターン
と異なるように設定するから、各グループ間において同
じ時間に同じ周波数を使用することによって発生するデ
ータ衝突を未然に防止することができるグループ間の干
渉を未然に防止することができる。
【0116】なお、本実施の形態では、他グループが1
から10までの連続した周波数番号の周波数を使用し、
Aグループが使用する周波数番号を11〜20のものと
しているが、これに限定されることなく、他グループが
使用する周波数番号に重ならない限りにおいて、使用す
る周波数番号の組合せは任意に設定することができる。
【0117】また、本実施の形態では、他グループのC
NTフィールド内のNFデータを受信することによって
他グループが使用しているホッピングパターンを認識す
るが、これに代えて、LCCHを利用して他グループと
の間でコマンドのやり取りを行うことによって他グルー
プが使用しているホッピングパターンを認識する方法を
用いることもできる。この方法では、他グループに同期
した状態で、グローバルアドレスを付与したホッピング
パターン通知要求コマンドをLCCHチャネルにより送
信し、他グループのCS端末はホッピングパターン通知
要求コマンドを受信すると、ホッピングパターン情報を
同じくLCCHチャネルにより送信する。
【0118】(実施の第2形態)次に、本発明の実施の
第2形態について図11を参照しながら説明する。図1
1は本発明の実施の第2形態の周波数ホッピング通信シ
ステムにおける各グループのホッピングパターン例を示
す図である。
【0119】本実施の形態は、実施の第1形態と同じ構
成を有し、本実施の形態では、使用可能周波数個数の半
分以下の個数の周波数を用いたホッピングパターンを各
グループで使用するように設定されている実施の第1形
態に対し、使用可能周波数個数の半分以上の個数の周波
数を用いたホッピングパターンを各グループで使用可能
なように設定されている点で異なる。
【0120】本実施の形態においては、例えば、使用可
能な周波数の個数26の内23個の周波数が存在するホ
ッピングパターンを使用することを考える。この場合、
ホッピングパターンの選択方法によっては、同じ時間に
同じ周波数を使用する「ヒット」が頻繁に発生する可能
性が生じるから、本発明の原理を用いてホッピングパタ
ーンを決定することによって、この「ヒット」の発生回
数を極力少なくすることが可能になり、データの連続し
た誤りの発生を未然に防止することができる。
【0121】例えば、従来にように、図14に示すよう
な23個の周波数が存在するホッピングパターンを使用
すると、グループA,B間において、各時間T1,T
3,T5,T7,T9で同じ周波数番号が設定されるこ
とになり、各時間T1,T3,T5,T7,T9でそれ
ぞれパケットの衝突が計5回起こる。この衝突回数は各
グループにおける動作位相関係に応じて様々に変化す
る。
【0122】これに対し、本実施の形態では、CS端末
が電源投入時にHPスキャンモードにより隣接している
他グループ(Bグループ)の使用ホッピングパターンを
認識し、CS端末自信が属するグループ(Aグループ)
において使用するホッピングパターンを認識した他グル
ープの使用ホッピングパターンと異なるように設定する
から、図11に示すような23個の周波数が存在するホ
ッピングパターンを使用するときでも、23この周波数
をホップする間に生じる衝突回数は最大1回に抑えるこ
とができる。具体的には、図11に示すように、グルー
プA,B間で1つの位相関係の場合において周波数番号
73の周波数で衝突が起こることが分かるが、さらに位
相関係が変化したときでも、最大1回の衝突発生のみに
抑えられることは明らかである。
【0123】このように、使用可能周波数個数の半分以
上の個数の周波数を用いたホッピングパターンを各グル
ープで使用可能なように設定されている場合、HPスキ
ャンモードにより隣接している他グループの使用ホッピ
ングパターンを認識することによって、他グループとの
間で干渉が発生し難いホッピングパターンを選択するこ
とができる、すなわち衝突回数をできる限り小さくする
ようなホッピングパターンを選択することができる。
【0124】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1記載の
周波数ホッピング通信装置によれば、同一グループに属
する他装置からのデータを選択して受信する第1の受信
手段と、同一グループと異なる他のグループに属する装
置からのデータを選択して受信する第2の受信手段と、
第2の受信手段が受信したデータに基づき他のグループ
が使用するホッピングパターンを認識する認識手段と、
認識したホッピングパターンに基づき同一グループが使
用するホッピングパターンを選択する選択手段とを設け
たから、各グループ間において同じ時間に同じ周波数を
使用することによって発生するデータ衝突を未然に防止
することができる。
【0125】請求項2記載の周波数ホッピング通信装置
によれば、第2の受信手段による受信動作を電源投入後
に実行するように制御するから、通信開始前に他のグル
ープと間でデータ衝突が生じないようなホッピングパタ
ーンを選択することができる。
【0126】請求項3記載の周波数ホッピング通信装置
によれば、予めホッピングパターンとして複数のパター
ンを格納している格納手段を設け、選択手段で、格納手
段に格納されているパターンの中から認識したホッピン
グパターンと異なるホッピングパターンを同一グループ
が使用するホッピングパターンとして選択するから、選
択に掛かる処理を容易に実行することができる。
【0127】請求項4記載の周波数ホッピング通信装置
によれば、予めホッピングパターンとして複数のパター
ンを格納している格納手段を設け、選択手段で、格納手
段に格納されているパターンの中から認識したホッピン
グパターンに含まれる周波数と異なる周波数から構成さ
れるパターンを同一グループが使用するホッピングパタ
ーンとして選択するから、選択に掛かる処理を容易に実
行することができる。
【0128】請求項5記載の周波数ホッピング通信装置
によれば、選択手段で、同一グループが使用するホッピ
ングパターンとして複数のパターンを使用する必要があ
るか否かの判定を行い、複数のパターン使用の必要があ
ると判定すると、格納手段に格納されているパターンの
中から対応するパターンを所定周期単位でシフトしなが
ら同一グループが使用するホッピングパターンとして選
択するから、ホッピングパターンの格納に要する記憶容
量を増大化を抑制することができる。
【0129】請求項6記載の周波数ホッピング通信装置
によれば、選択手段で選択した1つのホッピングパター
ン内で隣接する周波数の使用を禁止する禁止手段を設け
たから、各グループ間において同じ時間に同じ周波数を
使用することを確実に防止することができる。
【0130】請求項7記載の周波数ホッピング通信装置
によれば、第1の受信手段が、他のグループに共通のフ
レーム同期ワードとグループ固有の識別番号とを合せ持
つ符号に基づきフレーム同期を保持しながら受信動作を
行い、第2の受信手段が、他のグループに共通のフレー
ム同期ワードのみに基づきフレーム同期を保持しながら
受信動作を行うから、同一グループにおける受信と他グ
ループからの受信とを明確に区別して行うことができ
る。
【0131】請求項8記載の周波数ホッピング通信シス
テムによれば、集中制御局に、その集中制御局と同一グ
ループに属する端末局からのデータを選択して受信する
第1の受信手段と、同一グループと異なる他のグループ
から使用するホッピングパターンを示すホッピングパタ
ーン情報を選択して受信する第2の受信手段と、第2の
受信手段が受信したホッピングパターン情報に基づき他
のグループが使用するホッピングパターンを認識する認
識手段と、認識したホッピングパターンに基づき同一グ
ループが使用するホッピングパターンを選択する選択手
段とを設けたから、各グループ間において同じ時間に同
じ周波数を使用することによって発生するデータ衝突を
未然に防止することができる。
【0132】請求項9記載の周波数ホッピング通信シス
テムによれば、第2の受信手段による受信動作が電源投
入後に実行するように制御されるから、通信開始前に他
のグループと間でデータ衝突が生じないようなホッピン
グパターンを選択することができる。
【0133】請求項10記載の周波数ホッピング通信シ
ステムによれば、集中制御局に予めホッピングパターン
として複数のパターンを格納している格納手段を設け、
選択手段で、格納手段に格納されているパターンの中か
ら認識したホッピングパターンと異なるホッピングパタ
ーンを同一グループが使用するホッピングパターンとし
て選択するから、選択に掛かる処理を容易に実行するこ
とができる。
【0134】請求項11記載の周波数ホッピング通信シ
ステムによれば、集中制御局に予めホッピングパターン
として複数のパターンを格納している格納手段を設け、
選択手段で、格納手段に格納されているパターンの中か
ら認識したホッピングパターンに含まれる周波数と異な
る周波数から構成されるパターンを同一グループが使用
するホッピングパターンとして選択するから、選択に掛
かる処理を容易に実行することができる。
【0135】請求項12記載の周波数ホッピング通信シ
ステムによれば、選択手段で、同一グループが使用する
ホッピングパターンとして複数のパターンを使用する必
要があるか否かの判定を行い、複数のパターン使用の必
要があると判定すると、格納手段に格納されているパタ
ーンの中から対応するパターンを所定周期単位でシフト
しながら同一グループが使用するホッピングパターンと
して選択するから、ホッピングパターンの格納に要する
記憶容量を増大化を抑制することができる。
【0136】請求項13記載の周波数ホッピング通信シ
ステムによれば、集中制御局に、選択手段で選択した1
つのホッピングパターン内で隣接する周波数の使用を禁
止する禁止手段を設けたから、各グループ間において同
じ時間に同じ周波数を使用することを確実に防止するこ
とができる。
【0137】請求項14記載の周波数ホッピング通信シ
ステムによれば、第1の受信手段が他のグループに共通
のフレーム同期ワードとグループ固有の識別番号とを合
せ持つ符号に基づきフレーム同期を保持しながら受信動
作を行い、第2の受信手段が他のグループに共通のフレ
ーム同期ワードのみに基づきフレーム同期を保持しなが
ら受信動作を行うから、同一グループにおける受信と他
グループからの受信とを明確に区別して行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態の周波数ホッピング通
信システムの構成を示す概念図である。
【図2】図1の周波数ホッピング通信システムにおける
CS端末およびPS端末に設けられている無線制御ユニ
ットの構成を示すブロック図である。
【図3】図2のチャネルコーデック208の構成を示す
ブロック図である。
【図4】図3のフレーム同期部316の構成を示すブロ
ック図である。
【図5】図3のHPレジスタ周辺部306の構成を示す
ブロック図である。
【図6】図2の無線部209の構成を示すブロック図で
ある。
【図7】図1の周波数ホッピング通信システムに用いら
れる無線フレームを示す図である。
【図8】図1の周波数ホッピング通信システムに用いら
れる周波数ホッピングの概要を説明するための図であ
る。
【図9】図1の周波数ホッピング通信システムの電源投
入時の動作を示すフローチャートである。
【図10】図1の周波数ホッピング通信システムにおけ
る第1のPS端末から第2のPS端末に発信を行う動作
シーケンスを示す図である。
【図11】本発明の実施の第2形態の周波数ホッピング
通信システムにおける各グループのホッピングパターン
例を示す図である。
【図12】従来の周波数ホッピング無線通信システムの
構成を示す概念図である。
【図13】図12の周波数ホッピング無線通信システム
におけるCS端末の電源投入時の動作を示すフローチャ
ートである。
【図14】図12の周波数ホッピング無線通信システム
に用いられているホッピングパターン例を示す図であ
る。
【符号の説明】
102,103,104,105,106 無線端末 204 CPU 205 メモリ 206 DMAC 208 チャネルコーデック 209 無線部 306 HPレジスタ周辺部 316 フレーム同期部 512 フレーム番号カウンタ 513 HPポインタレジスタ 518 ホンピングパターンレジスタ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一グループに属する他装置との間で、
    ホッピングパターンに応じて周波数を切り替えながらデ
    ータを送受する周波数ホッピング通信装置において、前
    記同一グループに属する他装置からのデータを選択して
    受信する第1の受信手段と、前記同一グループと異なる
    他のグループに属する装置からのデータを選択して受信
    する第2の受信手段と、前記第2の受信手段が受信した
    データに基づき前記他のグループが使用するホッピング
    パターンを認識する認識手段と、前記認識したホッピン
    グパターンに基づき前記同一グループが使用するホッピ
    ングパターンを選択する選択手段とを備えることを特徴
    とする周波数ホッピング通信装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の受信手段による受信動作は、
    電源投入後に実行するように制御されることを特徴とす
    る請求項1記載の周波数ホッピング通信装置。
  3. 【請求項3】 予め前記ホッピングパターンとして複数
    のパターンを格納している格納手段を備え、前記選択手
    段は、前記格納手段に格納されているパターンの中か
    ら、前記認識したホッピングパターンと異なるホッピン
    グパターンを前記同一グループが使用するホッピングパ
    ターンとして選択することを特徴とする請求項1または
    2記載の周波数ホッピング通信装置。
  4. 【請求項4】 予め前記ホッピングパターンとして複数
    のパターンを格納している格納手段を備え、前記選択手
    段は、前記格納手段に格納されているパターンの中か
    ら、前記認識したホッピングパターンに含まれる周波数
    と異なる周波数から構成されるパターンを前記同一グル
    ープが使用するホッピングパターンとして選択すること
    を特徴とする請求項1または2記載の周波数ホッピング
    通信装置。
  5. 【請求項5】 前記選択手段は、前記同一グループが使
    用するホッピングパターンとして複数のパターンを使用
    する必要があるか否かの判定を行い、前記複数のパター
    ン使用の必要があると判定すると、前記格納手段に格納
    されているパターンの中から対応するパターンを所定周
    期単位でシフトしながら前記同一グループが使用するホ
    ッピングパターンとして選択することを特徴とする請求
    項4記載の周波数ホッピング通信装置。
  6. 【請求項6】 前記選択手段で選択した1つのホッピン
    グパターン内で隣接する周波数の使用を禁止する禁止手
    段を備えることを特徴とする請求項1ないし5のいずれ
    か1つに記載の周波数ホッピング通信装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の受信手段は、前記他のグルー
    プに共通のフレーム同期ワードとグループ固有の識別番
    号とを合せ持つ符号に基づきフレーム同期を保持しなが
    ら受信動作を行い、前記第2の受信手段は、前記他のグ
    ループに共通のフレーム同期ワードのみに基づきフレー
    ム同期を保持しながら受信動作を行うことを特徴とする
    請求項1ないし6のいずれか1つに記載の周波数ホッピ
    ング通信装置。
  8. 【請求項8】 各グループ毎に端末局とともに設置され
    ている集中制御局で同一グループ内で使用するホッピン
    グパターンを選択し、前記同一グループ内の前記集中制
    御局と前記端末局との間および前記端末局間で前記選択
    されたホッピングパターンに基づき周波数を切り替えな
    がらデータ通信を行う周波数ホッピング通信システムに
    おいて、前記集中制御局は、その集中制御局と同一グル
    ープに属する端末局からのデータを選択して受信する第
    1の受信手段と、前記同一グループと異なる他のグルー
    プから使用するホッピングパターンを示すホッピングパ
    ターン情報を選択して受信する第2の受信手段と、前記
    第2の受信手段が受信したホッピングパターン情報に基
    づき前記他のグループが使用するホッピングパターンを
    認識する認識手段と、前記認識したホッピングパターン
    に基づき前記同一グループが使用するホッピングパター
    ンを選択する選択手段とを備えることを特徴とする周波
    数ホッピング通信システム。
  9. 【請求項9】 前記第2の受信手段による受信動作は、
    電源投入後に実行するように制御されることを特徴とす
    る請求項8記載の周波数ホッピング通信システム。
  10. 【請求項10】 前記集中制御局は予め前記ホッピング
    パターンとして複数のパターンを格納している格納手段
    を備え、前記選択手段は、前記格納手段に格納されてい
    るパターンの中から、前記認識したホッピングパターン
    と異なるホッピングパターンを前記同一グループが使用
    するホッピングパターンとして選択することを特徴とす
    る請求項8または9記載の周波数ホッピング通信システ
    ム。
  11. 【請求項11】 前記集中制御局は予め前記ホッピング
    パターンとして複数のパターンを格納している格納手段
    を備え、前記選択手段は、前記格納手段に格納されてい
    るパターンの中から、前記認識したホッピングパターン
    に含まれる周波数と異なる周波数から構成されるパター
    ンを前記同一グループが使用するホッピングパターンと
    して選択することを特徴とする請求項8または9記載の
    周波数ホッピング通信システム。
  12. 【請求項12】 前記選択手段は、前記同一グループが
    使用するホッピングパターンとして複数のパターンを使
    用する必要があるか否かの判定を行い、前記複数のパタ
    ーン使用の必要があると判定すると、前記格納手段に格
    納されているパターンの中から対応するパターンを所定
    周期単位でシフトしながら前記同一グループが使用する
    ホッピングパターンとして選択することを特徴とする請
    求項11記載の周波数ホッピング通信システム。
  13. 【請求項13】 前記集中制御局は、前記選択手段で選
    択した1つのホッピングパターン内で隣接する周波数の
    使用を禁止する禁止手段を備えることを特徴とする請求
    項8ないし12のいずれか1つに記載の周波数ホッピン
    グ通信システム。
  14. 【請求項14】 前記第1の受信手段は、前記他のグル
    ープに共通のフレーム同期ワードとグループ固有の識別
    番号とを合せ持つ符号に基づきフレーム同期を保持しな
    がら受信動作を行い、前記第2の受信手段は、前記他の
    グループに共通のフレーム同期ワードのみに基づきフレ
    ーム同期を保持しながら受信動作を行うことを特徴とす
    る請求項8ないし13のいずれか1つに記載の周波数ホ
    ッピング通信システム。
JP8184252A 1996-06-26 1996-06-26 周波数ホッピング通信装置および周波数ホッピング通信システム Pending JPH1013380A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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