JPH10133707A - 協調制御システム - Google Patents

協調制御システム

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JPH10133707A
JPH10133707A JP28654096A JP28654096A JPH10133707A JP H10133707 A JPH10133707 A JP H10133707A JP 28654096 A JP28654096 A JP 28654096A JP 28654096 A JP28654096 A JP 28654096A JP H10133707 A JPH10133707 A JP H10133707A
Authority
JP
Japan
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control unit
individual drive
drive control
individual
transmission
Prior art date
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Pending
Application number
JP28654096A
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English (en)
Inventor
Kazuo Okada
一穂 岡田
Masayuki Amano
昌幸 天野
Minoru Yoshida
稔 吉田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御が簡単で、伝送エラーが発生しても短時
間に全個別駆動制御部と通信し終えることができ、安全
確保のための強制停止部分を少なくする。 【解決手段】 システム制御部は、定期的に各個別駆動
制御部に対して同時にアクチュエータの現在状態を捕捉
するタイミングを与える同報送信手段eb1と、捕捉した
現在状態を各個別駆動制御部に対して要求する個別送信
手段eb2と、個別駆動制御部からの返信を受信する個別
受信手段eb3とを備え、個別駆動制御部は、システム制
御部の同報送信手段から与えられるタイミングでアクチ
ュエータの現在状態を捕捉する同報応答手段cb1と、捕
捉したアクチュエータの現在状態をシステム制御部の個
別送信手段からの要求に応じてシステム制御部に返信す
る個別応答手段cb2とを備えて成るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各アクチュエータ
が協調して全体として纏まりのある動作をするよう、各
アクチュエータに対応するそれぞれの個別駆動制御部に
対して制御指示を行なう、協調制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】システム制御系の中には、複数のアクチ
ュエータにそれぞれ協調動作をさせて、全体として纏ま
りのある動作を実現するような協調制御を必要とする場
合がある。その協調制御システムの一例として、図9に
示すような、舞台装置に用いられるところの、多点吊り
バトン昇降システムなどがある。図9に示すシステム構
成図において、A1,2 はそれぞれバトンである。バト
ンA1,2 には例えば照明器具(図示せず)やスクリー
ン(図示せず)などが吊り下げられる。昇降モータB1,
…B6 はアクチュエータに相当するものであり、バトン
1,2 を昇降するための動力源である。
【0003】個別駆動制御部C1,…C6 は、後述するシ
ステム制御部Eからの命令に基づいて、それぞれ対応す
る昇降モータB1,…B6 を駆動するとともに、後述する
ワイヤロープF1,…F6 の吊り下げ長さをロータリーエ
ンコーダ(図示せず)などにより計測する。操作部D1,
…D3 は、運用者が操作する部分であり、運用者が操作
した内容を伝送線Lを介してシステム制御部Eへ伝送す
る。システム制御部Eは、伝送線Lを介して、運用者が
操作する操作内容に対応する操作データを受信し、該受
信した操作データに基づいて、個別駆動制御部C1,…C
6 に対して制御信号を伝送する。ワイヤロープF1,…F
6 は、一端が昇降モータB1,…B6 により回転する巻き
取り軸(図示せず)に固定され、他端がバトンに固定さ
れる。
【0004】図9に示す多点吊りバトン昇降システムに
あっては、上述したように、昇降するそれぞれのバトン
1,2 には照明器具やスクリーンなどが吊り下げられ
る。バトンA1,2 は、照明器具やスクリーンなどが滑
るなどして落下しないように常に水平に保ち、安全であ
ることが要求される。また、バトンを吊るワイヤロープ
にあっては、荷重が特定のワイヤロープのみに集中する
ことが無いように、常にそれぞれに均等に加わるように
することが要求される。そこで、図9に示すような多点
吊りバトン昇降システムにあっては、バトンA1 を吊る
ワイヤロープF 1,…F3 並びにバトンA2 を吊るワイヤ
ロープF4,…F6 は、常に同時に同じ長さだけ昇降され
る必要がある。つまり、図9に示す多点吊りバトン昇降
システムにあっては、ワイヤロープF1,…F3 並びにワ
イヤロープF4,…F6 を、常に同時に同じ長さだけ昇降
する協調制御システムとして制御を行なう必要がある。
【0005】ところで、従来にあっては、複数のアクチ
ュエータを関連付けて制御する(協調制御する)場合、
システム制御部と各個別駆動制御部との間では、各種の
伝送方式(コンテンション、ポーリング、トークンパッ
シングなど)で伝送が行なわれている。しかし、伝送方
式が異なっても伝送処理の基本的な手続は同様であり、
それはシステム全体を監視するシステム制御部とアクチ
ュエータを駆動する各個別駆動制御部との間で1対1通
信を繰り返して協調動作を実現するというものであり、
1回の通信毎に伝送エラーをチェックし、伝送エラーが
ある場合には再び同じデータを要求する再送処理(リト
ライ)が可能であり、伝送異常や機器異常があればシス
テム全体を停止して安全を確保するというものであっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような1対1通信を繰り返して協調動作を行うものにあ
っては、動きつつあるそれぞれのアクチュエータの、同
一時点での状態(現在位置など)を認識しようとして
も、それぞれの個別駆動制御部毎に時間的なズレが生
じ、システム制御部からの協調動作のための制御指令が
煩雑になる。
【0007】また、システム制御部は、1回の通信毎に
(返信データの要求を行ってその返信データを受け取る
毎に)パリティチェック機能などにより伝送エラーの有
無チェックを行っており、もしも電気的ノイズの影響な
どで伝送エラーが発生すれば、システム制御部は該伝送
エラーを生じた個別駆動制御部に対して即時に返信デー
タの再要求を行い、再び返信データを受け取るという再
送処理を行なう。従って、伝送エラーが頻繁に生じる
と、一通り全部の個別駆動制御部に対して通信し終える
のに長時間を要する。
【0008】更に、一つでも異常の個別駆動制御部が存
在すると、例えばバトンが傾いたり各ワイヤロープにか
かる荷重が不均一になったりして危険を伴うことにな
る。そこで、この危険を回避するために、とにかくシス
テム全体を停止するようにしている。従って、停止させ
なくてもよい部分まで停止させてしまっている。つま
り、前述した図9に示す多点吊りバトン昇降システムに
て説明すると、個別駆動制御部C1 のみが異常になった
場合、バトンA1 のみを停止すれば危険は回避されるに
もかかわらず、バトンA2 をも停止させている、という
問題点があった。
【0009】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、協調動作の
ための制御が簡単であり、たとえ伝送エラーが頻繁に発
生したにしても、短時間に全部の個別駆動制御部に対し
て一通り通信し終えることが可能であり、安全確保のた
めの強制停止部分をできる限り少なく部分的に済ませる
ことの可能な、優れた協調制御システムを提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点を
解決するため、請求項1記載の発明にあっては、モータ
などのアクチュエータを駆動する複数の個別駆動制御部
と、前記複数の個別駆動制御部に対して命令を与えて各
々のアクチュエータの協調を図りながらシステムを駆動
するシステム制御部と、操作者が前記システム制御部に
対して所望の指示を与える操作部とを備え、前記複数の
個別駆動制御部は伝送線を介して前記システム制御部に
接続して成る協調制御システムにおいて、前記システム
制御部は、定期的に各個別駆動制御部に対して同時にア
クチュエータの現在状態を捕捉するタイミングを与える
同報送信手段と、捕捉した現在状態を各個別駆動制御部
に対して要求する個別送信手段と、個別駆動制御部から
の返信を受信する個別受信手段とを備えて成り、前記個
別駆動制御部は、前記システム制御部の同報送信手段か
ら与えられるタイミングでアクチュエータの現在状態を
捕捉する同報応答手段と、該捕捉したアクチュエータの
現在状態を前記システム制御部の個別送信手段からの要
求に応じてシステム制御部に返信する個別応答手段とを
備えて成る、ことを特徴とする。
【0011】請求項2記載の発明にあっては、前記シス
テム制御部に、再送回数の制限値と現在値とを格納する
再送回数テーブルと、個別駆動制御部との間で伝送エラ
ーが生じた場合、伝送エラーを生じた個別駆動制御部に
対応する再送回数の現在値をインクリメントして、該再
送回数が制限値以内であれば再送を試み、制限値を超え
れば伝送異常と判断する再送処理手段とを付加したこと
を特徴とする。
【0012】請求項3記載の発明にあっては、前記シス
テム制御部に、個別駆動制御部のグループ関係を記憶す
るグループテーブルと、伝送異常と判断される個別駆動
制御部が発生すると、該伝送異常と判断された個別駆動
制御部の所属するグループの全個別駆動制御部に対して
停止制御命令を送出するグループ停止手段とを付加した
ことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る協調制御シス
テムの一実施の形態を、図1〜図8、並びに、従来の技
術にて図9を用いて説明したところの多点吊りバトン昇
降システムのシステム構成図を用いて、詳細に説明す
る。
【0014】図1は協調制御システムの動作を示す動作
説明図、図2は協調制御システムのシステム制御部を示
すブロック図、図3は協調制御システムのシステム制御
部を示すメモリマップ、図4は協調制御システムのシス
テム制御部のグループテーブルを示す説明図、図5は協
調制御システムのシステム制御部を示すタスク構成図、
図6は協調制御システムの個別駆動制御部を示すブロッ
ク図、図7は協調制御システムの個別駆動制御部を示す
メモリマップ、図8は協調制御システムの個別駆動制御
部を示すタスク構成図である。
【0015】協調制御システムとしては、例えば、図9
に示すような、個別駆動制御部C1,…C6 とシステム制
御部Eとを備える多点吊りバトン昇降システムがある。
システム制御部Eは、運用者が操作した操作内容に対応
する操作データを、伝送線Lを介して受信する。そし
て、システム制御部Eは、該受信した操作データに基づ
いて個別駆動制御部C1,…C6 に対し、制御信号を伝送
する。
【0016】システム制御部Eは、図2に示すように、
プログラムを格納したROM(ReadOnly Memory)と、
各種データを格納するRAM(Random Access Memory)
と、プログラムを実行するためのCPU(Central Proc
essing Unit )と、伝送線Lを介して個別駆動制御部C
1,…C6 と通信をするためのUART(Universal Asyn
chronous Receiver Transmitter )とLDR(Line Dri
ver/Receiver)とを含んで構成される。システム制御部
EのCPUは、図3に示すシステム制御部Eのメモリマ
ップに基づいて動作する。図3のメモリマップに示すよ
うに、システム制御部Eのメモリには、再送回数テーブ
ルeb6、グループテーブルeb7、プログラムエリアなど
が形成される。再送回数テーブルは、内部に、再送回数
の制限値NMAX と再送回数の現在値NR とを格納するエ
リアを備える。
【0017】グループテーブルは、個別駆動制御部C1,
…C6 の固有のアドレスAdr=1,…6をいずれのグル
ープに所属させるか予め定めたもので、この協調制御シ
ステムにあっては、図4に示すように、アドレスAdr
1,…3はグループAに、アドレスAdr=4,…6はグ
ループBに所属する。
【0018】個別駆動制御部C1,…C6 は、システム制
御部Eからの命令に基づいて、対応する昇降モータB1,
…B6 を駆動するとともに、ワイヤロープF1,…F6
現在の吊り下げ長さをロータリーエンコーダ(図示せ
ず)の出力から計測し、その計測値を伝送データにして
伝送線Lを介してシステム制御部Eへ伝送する。
【0019】個別駆動制御部C1,…C6 のそれぞれは、
図6に示すように、プログラムを格納したROM(Read
Only Memory)と、各種データを格納するRAM(Rand
om Access Memory)と、プログラムを実行するためのC
PU(Central Processingnit )と、システム制御部E
と伝送線Lを介して通信をするためのUART(Univer
sal Asynchronous Receiver Transmitter )とLDR
(Line Driver/Receiver)とを含んで構成される。
【0020】また、個別駆動制御部C1,…C6 のCPU
は、図7に示す個別駆動制御部用のメモリマップに基づ
いて動作する。個別駆動制御部用のメモリには、状態デ
ータテーブルcb3やプログラムエリアなどが形成されて
いる。個別駆動制御部C1,…C6 は、対応するワイヤロ
ープF1,…F6 の吊り下げ長さを読み取る毎に、該読み
取った現時点の吊り下げ長さデータを、状態データテー
ブルcb3に格納する。
【0021】次に、上述のように構成される協調制御シ
ステムの動作を、図1、図5、図8を用いて説明する。
図1に示すシステム制御部Eの同報送信手段eb1は、図
5に示す送受信ハンドラe5 を介した同報送信タスクe
2 からの指示により、個別駆動制御部C1,…C6 へ伝送
信号を送信する。図1に示すシステム制御部Eの個別送
信手段eb2は、図5に示す送受信ハンドラe5 を介した
個別送信タスクe3 からの指示により、個別駆動制御部
1,…C6 へ伝送信号を送信する。図1に示すシステム
制御部Eの個別受信手段eb3は、図5に示す送受信ハン
ドラe5 を介した個別受信タスクe4 からの指示によ
り、個別駆動制御部C1,…C6 からの伝送信号を受信す
る。図1に示すシステム制御部Eの再送処理手段e
b4は、図5に示す再送処理タスクe6 により動作する。
図1に示すシステム制御部Eのグループ停止手段e
b5は、図5に示すグループ停止タスクe7 により動作す
る。また、図1に示す個別駆動制御部C1,…C6 の同報
応答手段cb1は、図8に示すアプリケーションタスクc
t4を介した同報応答タスクct1により動作する。図1に
示す個別駆動制御部C1,…C6 の個別応答手段cb2は、
図8に示す送受信ハンドラct5を介した個別応答タスク
t2により動作する。
【0022】さて、協調制御システムが操作部D1,…D
3 からの運用者が操作する操作データに基づいて動作を
している場合、システム制御部Eは、同報送信手段eb1
から、伝送線Lを介して所定間隔で、制御データを含ん
だ同報送信を個別駆動制御部C1,…C6 に対して行う。
すると、個別駆動制御部C1,…C6 の同報応答手段c b1
は、システム制御部Eの同報送信手段eb1からの同報送
信に含まれる制御データに基づいて、それぞれ自己の管
理する昇降モータB1,…B6 に対応するワイヤロープF
1,…F6 の吊り下げ長さデータを、図8に示すアクチュ
エータ(昇降モータ)I/Oct3を介して、ロータリー
エンコーダ(図示せず)の出力から認識し、自己の状態
データテーブルcb3にそれぞれ格納する。
【0023】システム制御部Eは、同報送信を完了した
後、個別送信手段eb2から、個別駆動制御部C1,…C6
に対して返信要求を順次送信する。このとき、例えば、
個別駆動制御部C1 に対する返信要求であれば、個別駆
動制御部C1 の個別応答手段cb2が、自己の状態データ
テーブルcb3に格納されているワイヤロープF1 の吊り
下げ長さデータを読み出し、伝送信号にして伝送線Lを
介して、システム制御部Eの個別受信手段eb3へ返信す
る。
【0024】従って、システム制御部Eは、個別受信手
段eb3により、個別駆動制御部C1,…C6 から順次返信
されてくるワイヤロープF1,…F6 の吊り下げ長さデー
タを含んだ受信データを受信して、この受信データを再
送処理手段eb4へ出力する。すると、再送処理手段eb4
は、個別受信手段eb3から順次送られてくる受信データ
についてパリティエラーなどの伝送エラーの有無をチェ
ックする。
【0025】このとき、もしも受信データに伝送エラー
があると、再送処理手段eb4は、個別駆動制御部C1,
6 毎に設けられている再送回数テーブルeb6の中の、
該当する再送回数の現在値NR をインクリメントし、こ
のインクリメントした現在値NR と予め設定してある再
送回数の制限値NMAX とを比較する。NR ≦NMAX の関
係であれば、再送処理手段eb4は再送要求を行う。伝送
エラーが続いてNR >NMAX の関係になると、再送処理
手段eb4は、再送回数テーブルeb6の中のNR>NMAX
の関係になった部分に対応するところの、例えば個別駆
動制御部C1 (アドレスAdr=1)が伝送異常であると
判断する。
【0026】再送処理手段eb4は、伝送異常を検出する
と、グループ停止手段eb5を起動する。起動されたグル
ープ停止手段eb5は、グループテーブルeb7を参照し
て、先程伝送異常であると判断したところの、例えば個
別駆動制御部C1 (アドレスA dr=1)と同じグループ
Aの全個別駆動制御部C1,…C3 (アドレスAdr=1,
2,3)に対して、個別送信手段eb2から停止要求を行
なう。すると、個別駆動制御部C1,…C3 の個別応答手
段cb2は、図8に示すアクチュエータ(昇降モータ)I
/Oct3を介して制御を行ない、昇降モータB1,…B3
を停止する。
【0027】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、システム
制御部は、複数の個別駆動制御部に対して、同報送信に
よってそれぞれのアクチュエータの現在状態を同時に捕
捉させることができるので、それぞれの個別駆動制御部
からの状態データの読み出しが、シリアル伝送によるよ
うな逐次的な場合であっても、時間的なズレの無い同一
時点でのそれぞのアクチュエータの状態を認識すること
ができるので、協調制御を行ない易い、優れた協調制御
システムを提供できるという効果を奏する。
【0028】請求項2記載の発明によれば、前記請求項
1記載の発明の効果に加えて更に、所定時間内に伝送エ
ラーの無い確実な通信ができなければ動作を停止するシ
ステムにおいて、再送回数(リトライ回数)を制限した
ため、所定時間内に伝送する最大伝送回数を少なくする
ことが可能となり、伝送速度が遅くても多数の個別駆動
制御部との間で通信を行なうことができる上に、協調制
御システムとしての安全性を確保できる、優れた協調制
御システムを提供できるという効果を奏する。
【0029】請求項3記載の発明によれば、前記請求項
1記載の発明の効果に加えて更に、伝送異常の発生した
グループのみ強制停止することが可能であり、システム
を全面的に停止させなくてもよく、システムを縮退した
形ではあるが運用の可能な、優れた協調制御システムを
提供できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施の形態の協調制御システム
を示す説明図である。
【図2】上記協調制御システムのシステム制御部を示す
ブロック図である。
【図3】上記協調制御システムのシステム制御部を示す
メモリマップである。
【図4】上記協調制御システムのシステム制御部のグル
ープテーブルを示す説明図である。
【図5】上記協調制御システムのシステム制御部を示す
タスク構成図である。
【図6】上記協調制御システムの個別駆動制御部を示す
ブロック図である。
【図7】上記協調制御システムの個別駆動制御部を示す
メモリマップである。
【図8】上記協調制御システムの個別駆動制御部を示す
タスク構成図である。
【図9】協調制御システムの一例としての多点吊りバト
ン昇降システムを示すシステム構成図である。
【符号の説明】
n アクチュエータ(但しnは1,…6の整数) Cn 個別駆動制御部(但しnは1,…6の整数) cb1 同報応答手段 cb2 個別応答手段 Dn 操作部(但しnは1,…3の整数) E システム制御部 eb1 同報送信手段 eb2 個別送信手段 eb3 個別受信手段 eb4 再送処理手段 eb5 グループ停止手段 eb6 再送回数テーブル eb7 グループテーブル L 伝送線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータなどのアクチュエータを駆動する
    複数の個別駆動制御部と、前記複数の個別駆動制御部に
    対して命令を与えて各々のアクチュエータの協調を図り
    ながらシステムを駆動するシステム制御部と、操作者が
    前記システム制御部に対して所望の指示を与える操作部
    とを備え、前記複数の個別駆動制御部は伝送線を介して
    前記システム制御部に接続して成る協調制御システムに
    おいて、前記システム制御部は、定期的に各個別駆動制
    御部に対して同時にアクチュエータの現在状態を捕捉す
    るタイミングを与える同報送信手段と、捕捉した現在状
    態を各個別駆動制御部に対して要求する個別送信手段
    と、個別駆動制御部からの返信を受信する個別受信手段
    とを備えて成り、前記個別駆動制御部は、前記システム
    制御部の同報送信手段から与えられるタイミングでアク
    チュエータの現在状態を捕捉する同報応答手段と、該捕
    捉したアクチュエータの現在状態を前記システム制御部
    の個別送信手段からの要求に応じてシステム制御部に返
    信する個別応答手段とを備えて成る、ことを特徴とする
    協調制御システム。
  2. 【請求項2】 前記システム制御部に、再送回数の制限
    値と現在値とを格納する再送回数テーブルと、個別駆動
    制御部との間で伝送エラーが生じた場合、伝送エラーを
    生じた個別駆動制御部に対応する再送回数の現在値をイ
    ンクリメントして、該再送回数が制限値以内であれば再
    送を試み、制限値を超えれば伝送異常と判断する再送処
    理手段とを付加したことを特徴とする請求項1記載の協
    調制御システム。
  3. 【請求項3】 前記システム制御部に、個別駆動制御部
    のグループ関係を記憶するグループテーブルと、伝送異
    常と判断される個別駆動制御部が発生すると、該伝送異
    常と判断された個別駆動制御部の所属するグループの全
    個別駆動制御部に対して停止制御命令を送出するグルー
    プ停止手段とを付加したことを特徴とする請求項1記載
    の協調制御システム。
JP28654096A 1996-10-29 1996-10-29 協調制御システム Pending JPH10133707A (ja)

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