JPH10132460A - 逆円錐型スクリュー混合乾燥機 - Google Patents
逆円錐型スクリュー混合乾燥機Info
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- JPH10132460A JPH10132460A JP28232996A JP28232996A JPH10132460A JP H10132460 A JPH10132460 A JP H10132460A JP 28232996 A JP28232996 A JP 28232996A JP 28232996 A JP28232996 A JP 28232996A JP H10132460 A JPH10132460 A JP H10132460A
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Abstract
ームに内装される駆動系に影響を与えることなく、スク
リューの自転軸と支持アーム間のシールを確実に行える
ようにすることを課題とする。 【解決手段】 基端部側を回転中心として回転駆動され
る支持アーム18と、該支持アーム18の先端部に自転可能
なスクリュー48とが夫々逆円錐型の容器本体1に内装さ
れた逆円錐型スクリュー混合乾燥機に於いて、スクリュ
ー48を自転させるべく支持アーム18に挿入されて回転自
在に支持される自転軸31の外周面と支持アームの内周面
間にドライメカニカルシール37を配してなることを特徴
とする。
Description
純物の混入を嫌う医薬,食品,電子材料等の粉体の混合
乾燥に最適な逆円錐型スクリュー混合乾燥機に関する。
乾燥機としては、例えば図3に示すようなものが存在す
る。
容器本体(図示せず)に基端部を回転中心として回転駆
動される支持アーム18aと、該支持アーム18aの先端部
に自転可能なスクリュー48aとを夫々内装したものであ
り、該スクリュー48aの自転軸31aと支持アーム18aと
の間のシール手段としてはオイルシール49が採用され
て、支持アーム18a内に封入した潤滑油の外部流出を防
止すると共に、容器本体内の粉体が逆に支持アーム18a
内へ侵入するのを防止している。
来の混合乾燥機にあっては、自転軸31aがオイルシール
49と摺動しながら回転するために、オイルシール49が摩
耗し易く、その際に生じる摩耗粉が容器本体に侵入する
という難点があり、このようにして粉体に摩耗粉が混入
すると、粉体が汚染されて製品価値を低下せしめること
となり、特に粉体が医薬,食品,電子材料等である場合
に問題となっていたのである。
器本体から水,溶剤,ガスが支持アーム18a内に侵入
し、該支持アーム18aに内装される駆動系に好ましくな
い事態を生ぜしめる不都合もあった。
使用条件に大幅な制約を受けるという難点があるため、
この種の混合乾燥機のシール手段とは必ずしも最適なも
のではなかったのである。
決するためになされたものであり、混合乾燥すべき容器
本体内の粉体及び支持アームに内装される駆動系に影響
を与えることなく、スクリューの自転軸と支持アーム間
のシールを確実に行えるようにすることを課題とする。
るために本発明が採った手段は、基端部側を回転中心と
して回転駆動される支持アーム18と、該支持アーム18の
先端部に自転可能なスクリュー48とが夫々逆円錐型の容
器本体1に内装された逆円錐型スクリュー混合乾燥機に
於いて、スクリュー48を自転させるべく支持アーム18に
挿入されて回転自在に支持される自転軸31の外周面と支
持アームの内周面間にドライメカニカルシール37を配し
てなる点にある。
合乾燥機に於いては、例えば容器本体1に医薬や食品等
の粉体を投入した後、支持アーム18を回転させつつスク
リュー48を自転させて前記粉体の混合乾燥が行われる。
リュー混合乾燥機の一実施形態について図面に従って説
明する。
示し、本体胴2とその上部を閉塞する蓋体3とからな
り、本体胴2の下端部側面には排出口4が設けられると
共に、投入口(図示せず)を有する蓋体3の裏面中央に
は逆円錐台形状のカバー体5が固定されている。
体で、該筒状体6内には中空状の公転軸7が軸受8を介
して回転自在に設けられてなり、かかる公転軸7は前記
蓋体3の上方に配した減速機16により回転駆動される。
定したギヤボックスで、筒状体6とのシール手段として
オイルシール12を採用してなる。13はカバー体5の下端
部内周面に固定した舌片状のシールゴムで、その内周縁
はギヤボックス10の外周面に圧接している。
挿通された筒状の回転軸で、前記蓋体3の上方に配した
モータ9により回転駆動され、且つ回転軸14の下端部に
はベベルギヤ17が固定されている。
される支持アームで、次のように構成されている。
のフランジ部20が固定されると共に、接続軸22が軸受21
を介して連結管19の両フランジ部20に回転自在に支持さ
れており、接続軸22の一端に固定したベベルギヤ23は前
記回転軸14のベベルギヤ17と噛合しており、また接続軸
22の他端部にはベベルギヤ24が固定されている。25はギ
ヤボックス10と支持アーム18とを連通すべく、連結管19
の一端側のフランジ部20に穿設した連通孔を示す。
続された他のギヤボックスで、その下部開口部27には軸
受28を装着したリング状の軸受押え29に取付けられてお
り、かかる軸受28とギヤボックス26の上部裏面に装着し
た軸受30により自転軸31が回転自在に支持され、且つ自
転軸31の上部側には前記ベベルギヤ24に噛合するベベル
ギヤ32が取付けられている。
ルシール座で、その内周面と自転軸31間にはオイルシー
ル34が介装されている。35は軸受押え29の下端に接続さ
れたシール箱で、自転軸31に外嵌着したスリーブ36には
所謂ドライメカニカルシール37が装着されており、各該
ドライメカニカルシール37の上部外周面とシール箱35の
内周面間には空間室38が形成されている。かかるドライ
メカニカルシール37は潤滑油や冷却水が不要なシール部
材であり、自転軸31と共に回転するフッ素樹脂製のシー
ルリング37aと該シールリング37aの一端面に当接して
摺動するセラミックリング37b等を組合せたものであ
る。
で、該貫通孔39は前記回転軸14に挿着された大気開放状
の排気管40に配管接続されてなる。
体で、その内周面には舌片状の一対のシールゴム42が全
周に亘って取付けられている。
嵌固定された軸接手で、その上端部の外周面にはシール
ゴム42の内周面を当接させて両者間のシール手段として
おり、該シールゴム42に内側から気体を供給すべく前記
環状体41の側面に穿設された給気孔45は前記排気管40に
挿通された給気管46に配管接続されている。以上のよう
な各部材から支持アーム18が構成されている。
環状のスペーサ50を介して軸接手43に固定されたスクリ
ューで、その下端部は図1のように本体胴2の下端底部
に回転自在に固定されてなる。
は潤滑油が封入されている。
投入口から容器本体1内に処理すべき粉体を投入した
後、各モータ9,減速機16を始動すると上述したような駆
動系を介して公転軸7及び自転軸31が回転することにな
る。これにより、スクリュー48が自転しつつ下端部を中
心として本体胴2の内壁の近傍位置を公転し、粉体が混
合乾燥されることになる。
ル37により支持アーム18と容器本体1間のシールを図っ
てなるために、自転軸31の摺動によりドライメカニカル
シール37に生じる摩耗粉は殆どなくなり、しかも自転軸
31の外周面にはシールゴム42が圧接されてなるために、
容器本体1内に侵入する摩耗粉は大幅に低減される。ま
た、ギヤボックス10及び支持アーム18内に封入された潤
滑油の容器本体1側への流出も、オイルシール34及びド
ライメカニカルシール37により確実に阻止される。従っ
て、特に不純物の混入を嫌う医薬,食品,電子材料等の
混合乾燥には最適なものとなる。
性及び耐熱性に夫々優れているために、高圧,高温条件
下で行われる所謂スチーム滅菌への対応が可能になると
共に、耐食性にも優れているので、溶剤等による腐食の
発生を抑制できて長期間の使用が可能になるという利点
もある。
管46を介して圧縮エア等の気体が環状体41内に給気され
ることになるが、これにより容器本体1内のガスや粉体
等がギヤボックス10や支持アーム18内に侵入することを
好適に阻止することができるため、かかる部材内の駆動
系に損傷を与えるようなこともなく、且つドライメカニ
カルシール37も保護されることになる。
ール箱35内の空間室38の温度が上昇することになるが、
かかる空間室38は貫通孔39及び排気管40を介して外部と
連通してなるために、空間室38の異常な温度上昇を防止
することができて、長時間の連続運転にも対処可能とな
る。
ら貫通孔45を介して気体を環状体41内に給気可能に構成
してなるが、必ずしもこのように構成する必要はなく、
これらは省略しても構わない。
空間室38を貫通孔39及び排気管40を介して外部と連通さ
せたが、かかる手段も必要に応じて設ければよく、必ず
しも設ける必要はない。
状や駆動系の具体的な構成も本発明の意図する範囲内に
於いて任意に設計変更自在である。
転させる自転軸の一端側外周面と支持アームの内周面間
のシール手段としてドライメカニカルシールを採用して
なるために、オイルシールを使用する従来の場合に比し
て、自転軸との摺動により生じる摩耗粉が極めて少なく
なり、容器本体内に侵入する摩耗粉は大幅に低減される
という格別の効果を得るに至ったのである。従って、特
に不純物の混入を嫌う医薬,食品,電子材料等の混合乾
燥には最適である。
び耐熱性に優れているために、高圧,高温条件下で行わ
れる所謂スチーム滅菌への対応が可能になると共に、耐
食性にも優れているので、溶剤等による腐食の発生を抑
制できて長期間の使用が可能になるという効果がある。
周面と自転軸の外周面間に形成される空間部を閉塞すべ
く端縁が支持アームの内周面又は自転軸の外周面の何れ
か一方に当接する舌片状のシール部材と、空間部内に気
体を供給可能な気体供給手段とを夫々具備させると、供
給気体により容器本体内のガスや粉体等が支持アーム内
に侵入することを好適に阻止することができるため、か
かる部材内に配される自転軸の駆動系に損傷を与えるよ
うなこともなく、且つドライメカニカルシールの保護も
図れるという効果を奏する。
ルシールの外周面と支持アームの内周面間に形成される
空間室を容器本体の外部と連通させて大気開放状とする
と、自転軸の回転により空間室に生じる温度上昇を低減
することが可能となるため、長時間の連続運転にも対処
できるという効果が得られる。
混合乾燥機の一部断面を含む正面図。
Claims (3)
- 【請求項1】 基端部側を回転中心として回転駆動され
る支持アーム(18)と、該支持アーム(18)の先端部に自転
可能なスクリュー(48)とが夫々逆円錐型の容器本体(1)
に内装された逆円錐型スクリュー混合乾燥機に於いて、
スクリュー(48)を自転させるべく支持アーム(18)に一端
部が挿入されて回転自在に支持される自転軸(31)の外周
面と支持アーム(18)の内周面間にドライメカニカルシー
ル(37)を配してなることを特徴とする逆円錐型スクリュ
ー混合乾燥機。 - 【請求項2】 前記自転軸(31)が挿入される支持アーム
(18)の先端部の内周面と自転軸(31)の外周面間に形成さ
れる空間部を閉塞すべく端縁が支持アーム(18)の内周面
又は自転軸(31)の外周面の何れか一方に当接する舌片状
のシール部材(42)と、空間部内に気体を供給可能な気体
供給手段とを夫々具備してなる請求項1記載の逆円錐型
スクリュー混合乾燥機。 - 【請求項3】 前記ドライメカニカルシール(37)の外周
面と支持アーム(18)の内周面間に形成される空間室(38)
を容器本体(1) の外部と連通させてなる請求項1又は2
記載の逆円錐型スクリュー混合乾燥機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8282329A JP2982892B2 (ja) | 1996-10-24 | 1996-10-24 | 逆円錐型スクリュー混合乾燥機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8282329A JP2982892B2 (ja) | 1996-10-24 | 1996-10-24 | 逆円錐型スクリュー混合乾燥機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10132460A true JPH10132460A (ja) | 1998-05-22 |
JP2982892B2 JP2982892B2 (ja) | 1999-11-29 |
Family
ID=17651007
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8282329A Expired - Fee Related JP2982892B2 (ja) | 1996-10-24 | 1996-10-24 | 逆円錐型スクリュー混合乾燥機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2982892B2 (ja) |
-
1996
- 1996-10-24 JP JP8282329A patent/JP2982892B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JP2982892B2 (ja) | 1999-11-29 |
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