JP2982892B2 - 逆円錐型スクリュー混合乾燥機 - Google Patents
逆円錐型スクリュー混合乾燥機Info
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Description
純物の混入を嫌う医薬,食品,電子材料等の粉体の混合
乾燥に最適な逆円錐型スクリュー混合乾燥機に関する。
乾燥機としては、例えば図3に示すようなものが存在す
る。
容器本体(図示せず)に基端部を回転中心として回転駆
動される支持アーム18aと、該支持アーム18aの先
端部に自転可能なスクリュー48aとを夫々内装したも
のであり、該スクリュー48aの自転軸31aと支持ア
ーム18aとの間のシール手段としてはオイルシール4
9が採用されて、支持アーム18a内に封入した潤滑油
の外部流出を防止すると共に、容器本体内の粉体が逆に
支持アーム18a内へ侵入するのを防止している。
来の混合乾燥機にあっては、自転軸31aがオイルシー
ル49と摺動しながら回転するために、オイルシール4
9が摩耗し易く、その際に生じる摩耗粉が容器本体に侵
入するという難点があり、このようにして粉体に摩耗粉
が混入すると、粉体が汚染されて製品価値を低下せしめ
ることとなり、特に粉体が医薬,食品,電子材料等であ
る場合に問題となっていたのである。
容器本体から水,溶剤,ガスが支持アーム18a内に侵
入し、該支持アーム18aに内装される駆動系に好まし
くない事態を生ぜしめる不都合もあった。
の使用条件に大幅な制約を受けるという難点があるた
め、この種の混合乾燥機のシール手段とは必ずしも最適
なものではなかったのである。
決するためになされたものであり、混合乾燥すべき容器
本体内の粉体及び支持アームに内装される駆動系に影響
を与えることなく、スクリューの自転軸と支持アーム間
のシールを確実に行えるようにすることを課題とする。
るために本発明が採った手段は、基端部側を回転中心と
して回転駆動される支持アーム18と、該支持アーム1
8の先端部に自転可能なスクリュー48とが夫々逆円錐
型の容器本体1に内装された逆円錐型スクリュー混合乾
燥機に於いて、スクリュー48を自転させるべく支持ア
ーム18に挿入されて回転自在に支持される自転軸31
の外周面と支持アームの内周面間にドライメカニカルシ
ール37を配してなり、前記支持アーム18の先端部の
内周面と前記自転軸31の外周面との間に形成させる空
間部を閉塞すべく、端縁が前記支持アーム18の内周面
又は前記自転軸31の外周面の何れか一方に当接する舌
片状のシール部材42が設けられた点にある。
合乾燥機においては、基端部側を回 転中心として回転駆
動される支持アーム18と、該支持アーム18の先端部
に自転可能なスクリュー48とが夫々逆円錐型の容器本
体1に内装された逆円錐型スクリュー混合乾燥機に於い
て、スクリュー48を自転させるべく支持アーム18に
一端部が挿入されて回転自在に支持される自転軸31の
外周面と支持アーム18の内周面間にドライメカニカル
シール37を配してなり、前記支持アーム18の先端部
の内周面と前記自転軸31の外周面との間に形成された
空間部内に気体を供給可能な、気体供給手段が設けられ
た構成であることが好ましい。
合乾燥機においては、基端部側を回転中心として回転駆
動される支持アーム18と、該支持アーム18の先端部
に自転可能なスクリュー48とが夫々逆円錐型の容器本
体1に内装された逆円錐型スクリュー混合乾燥機に於い
て、スクリュー48を自転させるべく支持アーム18に
一端部が挿入されて回転自在に支持される自転軸31の
外周面と支持アーム18の内周面間にドライメカニカル
シール37を配してなり、前記自転軸31が挿入される
支持アーム18の先端部の内周面と自転軸31の外周面
間に形成される空間部を閉塞すべく端縁が支持アーム1
8の内周面又は自転軸31の外周面の何れか一方に当接
する舌片状のシール部材42と、空間部内に気体を供給
可能な気体供給手段とを夫々具備してなる構成であるこ
とが好ましい。
混合乾燥機においては、前記ドライメカニカルシール3
7の外周面と支持アーム18の内周面間に形成される空
間室38を容器本体1の外部と連通させてなる構成であ
ることが好ましい。
合乾燥機に於いては、例えば容器本体1に医薬や食品等
の粉体を投入した後、支持アーム18を回転させつつス
クリュー48を自転させて前記粉体の混合乾燥が行われ
る。
リュー混合乾燥機の一実施形態について図面に従って説
明する。
示し、本体胴2とその上部を閉塞する蓋体3とからな
り、本体胴2の下端部側面には排出口4が設けられると
共に、投入口(図示せず)を有する蓋体3の裏面中央に
は逆円錐台形状のカバー体5が固定されている。
体で、該筒状体6内には中空状の公転軸7が軸受8を介
して回転自在に設けられてなり、かかる公転軸7は前記
蓋体3の上方に配した減速機16により回転駆動され
る。
て固定したギヤボックスで、筒状体6とのシール手段と
してオイルシール12を採用してなる。13はカバー体
5の下端部内周面に固定した舌片状のシールゴムで、そ
の内周縁はギヤボックス10の外周面に圧接している。
在に挿通された筒状の回転軸で、前記蓋体3の上方に配
したモータ9により回転駆動され、且つ回転軸14の下
端部にはベベルギヤ17が固定されている。
固定される支持アームで、次のように構成されている。
19のフランジ部20が固定されると共に、接続軸22
が軸受21を介して連結管19の両フランジ部20に回
転自在に支持されており、接続軸22の一端に固定した
ベベルギヤ23は前記回転軸14のベベルギヤ17と噛
合しており、また接続軸22の他端部にはベベルギヤ2
4が固定されている。25はギヤボックス10と支持ア
ーム18とを連通すべく、連結管19の一端側のフラン
ジ部20に穿設した連通孔を示す。
0に接続された他のギヤボックスで、その下部開口部2
7には軸受28を装着したリング状の軸受押え29に取
付けられており、かかる軸受28とギヤボックス26の
上部裏面に装着した軸受30により自転軸31が回転自
在に支持され、且つ自転軸31の上部側には前記ベベル
ギヤ24に噛合するベベルギヤ32が取付けられてい
る。
オイルシール座で、その内周面と自転軸31間にはオイ
ルシール34が介装されている。35は軸受押え29の
下端に接続されたシール箱で、自転軸31に外嵌着した
スリーブ36には所謂ドライメカニカルシール37が装
着されており、各該ドライメカニカルシール37の上部
外周面とシール箱35の内周面間には空間室38が形成
されている。かかるドライメカニカルシール37は潤滑
油や冷却水が不要なシール部材であり、自転軸31と共
に回転するフッ素樹脂製のシールリング37aと該シー
ルリング37aの一端面に当接して摺動するセラミック
リング37b等を組合せたものである。
孔で、該貫通孔39は前記回転軸14に挿着された大気
開放状の排気管40に配管接続されてなる。
環状体で、その内周面には舌片状の一対のシールゴム4
2が全周に亘って取付けられている。
して外嵌固定された軸接手で、その上端部の外周面には
シールゴム42の内周面を当接させて両者間のシール手
段としており、該シールゴム42に内側から気体を供給
すべく前記環状体41の側面に穿設された給気孔45は
前記排気管40に挿通された給気管46に配管接続され
ている。以上のような各部材から支持アーム18が構成
されている。
即ち環状のスペーサ50を介して軸接手43に固定され
たスクリューで、その下端部は図1のように本体胴2の
下端底部に回転自在に固定されてなる。
内には潤滑油が封入されている。
投入口から容器本体1内に処理すべき粉体を投入した
後、各モータ9,減速機16を始動すると上述したよう
な駆動系を介して公転軸7及び自転軸31が回転するこ
とになる。これにより、スクリュー48が自転しつつ下
端部を中心として本体胴2の内壁の近傍位置を公転し、
粉体が混合乾燥されることになる。
ル37により支持アーム18と容器本体1間のシールを
図ってなるために、自転軸31の摺動によりドライメカ
ニカルシール37に生じる摩耗粉は殆どなくなり、しか
も自転軸31の外周面にはシールゴム42が圧接されて
なるために、容器本体1内に侵入する摩耗粉は大幅に低
減される。また、ギヤボックス10及び支持アーム18
内に封入された潤滑油の容器本体1側への流出も、オイ
ルシール34及びドライメカニカルシール37により確
実に阻止される。従って、特に不純物の混入を嫌う医
薬,食品,電子材料等の混合乾燥には最適なものとな
る。
圧性及び耐熱性に夫々優れているために、高圧,高温条
件下で行われる所謂スチーム滅菌への対応が可能になる
と共に、耐食性にも優れているので、溶剤等による腐食
の発生を抑制できて長期間の使用が可能になるという利
点もある。
給気管46を介して圧縮エア等の気体が環状体41内に
給気されることになるが、これにより容器本体1内のガ
スや粉体等がギヤボックス10や支持アーム18内に侵
入することを好適に阻止することができるため、かかる
部材内の駆動系に損傷を与えるようなこともなく、且つ
ドライメカニカルシール37も保護されることになる。
シール箱35内の空間室38の温度が上昇することにな
るが、かかる空間室38は貫通孔39及び排気管40を
介して外部と連通してなるために、空間室38の異常な
温度上昇を防止することができて、長時間の連続運転に
も対処可能となる。
から貫通孔45を介して気体を環状体41内に給気可能
に構成してなるが、必ずしもこのように構成する必要は
なく、これらは省略しても構わない。
の空間室38を貫通孔39及び排気管40を介して外部
と連通させたが、かかる手段も必要に応じて設ければよ
く、必ずしも設ける必要はない。
の形状や駆動系の具体的な構成も本発明の意図する範囲
内に於いて任意に設計変更自在である。
転させる自転軸の一端側外周面と支持アームの内周面間
のシール手段としてドライメカニカルシールを採用して
なるために、オイルシールを使用する従来の場合に比し
て、自転軸との摺動により生じる摩耗粉が極めて少なく
なり、容器本体内に侵入する摩耗粉は大幅に低減される
という格別の効果を得るに至ったのである。従って、特
に不純物の混入を嫌う医薬,食品,電子材料等の混合乾
燥には最適である。
び耐熱性に優れているために、高圧,高温条件下で行わ
れる所謂スチーム滅菌への対応が可能になると共に、耐
食性にも優れているので、溶剤等による腐食の発生を抑
制できて長期間の使用が可能になるという効果がある。
ル部材(シールゴム)を設けたので、容器本体内に侵入
する摩耗粉を大幅に低減することが可能となる。
設けたので、容器本体内のガスや粉体等がギヤボックス
や支持アーム内に侵入することを好適に防止することが
可能となる。
周面と自転軸の外周面間に形成される空間部を閉塞すべ
く端縁が支持アームの内周面又は自転軸の外周面の何れ
か一方に当接する舌片状のシール部材と、空間部内に気
体を供給可能な気体供給手段とを夫々具備させると、供
給気体により容器本体内のガスや粉体等が支持アーム内
に侵入することを好適に阻止することができるため、か
かる部材内に配される自転軸の駆動系に損傷を与えるよ
うなこともなく、且つドライメカニカルシールの保護も
図れるという効果を奏する。
ルシールの外周面と支持アームの内周面間に形成される
空間室を容器本体の外部と連通させて大気開放状とする
と、自転軸の回転により空間室に生じる温度上昇を低減
することが可能となるため、長時間の連続運転にも対処
できるという効果が得られる。
混合乾燥機の一部断面を含む正面図。
Claims (4)
- 【請求項1】 基端部側を回転中心として回転駆動され
る支持アーム(18)と、該支持アーム(18)の先端
部に自転可能なスクリュー(48)とが夫々逆円錐型の
容器本体(1)に内装された逆円錐型スクリュー混合乾
燥機に於いて、スクリュー(48)を自転させるべく支
持アーム(18)に一端部が挿入されて回転自在に支持
される自転軸(31)の外周面と支持アーム(18)の
内周面間にドライメカニカルシール(37)を配してな
り、前記支持アーム(18)の先端部の内周面と前記自
転軸(31)の外周面との間に形成される空間部を閉塞
すべく、端縁が前記支持アーム(18)の内周面又は前
記自転軸(31)の外周面の何れか一方に当接する舌片
状のシール部材(42)が設けられたことを特徴とする
逆円錐型スクリュー混合乾燥機。 - 【請求項2】 基端部側を回転中心として回転駆動され
る支持アーム(18)と、該支持アーム(18)の先端
部に自転可能なスクリュー(48)とが夫々逆円錐型の
容器本体(1)に内装された逆円錐型スクリュー混合乾
燥機に於いて、スクリュー(48)を自転させるべく支
持アーム(18)に一端部が挿入されて回転自在に支持
される自転軸(31)の外周面と支持アーム(18)の
内周面間にドライメカニカルシール(37)を配してな
り、前記支持アーム(18)の先端部の内周面と前記自
転軸(31)の外周面との間に形成された空間部内に気
体を供給可能な、気体供給手段が設けられたことを特徴
とする逆円錐型スクリュー混合乾燥機。 - 【請求項3】 基端部側を回転中心として回転駆動され
る支持アーム(18)と、該支持アーム(18)の先端
部に自転可能なスクリュー(48)とが夫々逆円錐型の
容器本体(1)に内装された逆円錐型スクリュー混合乾
燥機に於いて、スクリュー(48)を自転させるべく支
持アーム(18)に一端部が挿入されて回転自在に支持
される自転軸(31)の外周面と支持アーム(18)の
内周面間にドライメカニカルシール(37)を配してな
り、前記自転軸(31)が挿入される支持アーム(1
8)の先端部の内周面と自転軸(31)の外周面間に形
成さ れる空間部を閉塞すべく端縁が支持アーム(18)
の内周面又は自転軸(31)の外周面の何れか一方に当
接する舌片状のシール部材(42)と、空間部内に気体
を供給可能な気体供給手段とを夫々具備してなることを
特徴とする逆円錐型スクリュー混合乾燥機。 - 【請求項4】 前記ドライメカニカルシール(37)の
外周面と支持アーム(18)の内周面間に形成される空
間室(38)を容器本体(1)の外部と連通させてなる
請求項1から3のいずれか1項に記載された逆円錐型ス
クリュー混合乾燥機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8282329A JP2982892B2 (ja) | 1996-10-24 | 1996-10-24 | 逆円錐型スクリュー混合乾燥機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8282329A JP2982892B2 (ja) | 1996-10-24 | 1996-10-24 | 逆円錐型スクリュー混合乾燥機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10132460A JPH10132460A (ja) | 1998-05-22 |
JP2982892B2 true JP2982892B2 (ja) | 1999-11-29 |
Family
ID=17651007
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8282329A Expired - Fee Related JP2982892B2 (ja) | 1996-10-24 | 1996-10-24 | 逆円錐型スクリュー混合乾燥機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2982892B2 (ja) |
-
1996
- 1996-10-24 JP JP8282329A patent/JP2982892B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH10132460A (ja) | 1998-05-22 |
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