JPH10132278A - ガスタービン - Google Patents
ガスタービンInfo
- Publication number
- JPH10132278A JPH10132278A JP9287078A JP28707897A JPH10132278A JP H10132278 A JPH10132278 A JP H10132278A JP 9287078 A JP9287078 A JP 9287078A JP 28707897 A JP28707897 A JP 28707897A JP H10132278 A JPH10132278 A JP H10132278A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel
- venturis
- air
- flame
- combustion
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23D—BURNERS
- F23D14/00—Burners for combustion of a gas, e.g. of a gas stored under pressure as a liquid
- F23D14/46—Details, e.g. noise reduction means
- F23D14/72—Safety devices, e.g. operative in case of failure of gas supply
- F23D14/74—Preventing flame lift-off
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23D—BURNERS
- F23D23/00—Assemblies of two or more burners
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23R—GENERATING COMBUSTION PRODUCTS OF HIGH PRESSURE OR HIGH VELOCITY, e.g. GAS-TURBINE COMBUSTION CHAMBERS
- F23R3/00—Continuous combustion chambers using liquid or gaseous fuel
- F23R3/28—Continuous combustion chambers using liquid or gaseous fuel characterised by the fuel supply
- F23R3/34—Feeding into different combustion zones
- F23R3/346—Feeding into different combustion zones for staged combustion
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23D—BURNERS
- F23D2206/00—Burners for specific applications
- F23D2206/10—Turbines
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23D—BURNERS
- F23D2209/00—Safety arrangements
- F23D2209/20—Flame lift-off / stability
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ガスタービン用燃焼器において、希薄空燃比
燃焼を行うに際し、逆火を防止する。 【解決手段】 燃焼器10は、各延長燃料管22から対
応するベンチュリ20に噴射された燃料がそのベンチュ
リ20に高速度で流れ込む空気に混合するように対応す
る数の延長燃料管22に流体的に連通した複数のベンチ
ュリ20を有する。V溝型火炎保持器24は、燃焼器1
0内で安定した状態で燃焼火炎を保持するためにベンチ
ュリ20の列の下流側に配置される。火炎保持器24の
近傍の空燃混合物の高速により、ベンチュリ20内の空
燃混合の結果として、破壊的な逆火状態が防止される。
燃焼器10内の安定した火炎は、最小の音響的外乱を実
現し、そして燃焼器10内の全圧力損失の低さが、ター
ビン装置の作動効率レベルを高くする。
燃焼を行うに際し、逆火を防止する。 【解決手段】 燃焼器10は、各延長燃料管22から対
応するベンチュリ20に噴射された燃料がそのベンチュ
リ20に高速度で流れ込む空気に混合するように対応す
る数の延長燃料管22に流体的に連通した複数のベンチ
ュリ20を有する。V溝型火炎保持器24は、燃焼器1
0内で安定した状態で燃焼火炎を保持するためにベンチ
ュリ20の列の下流側に配置される。火炎保持器24の
近傍の空燃混合物の高速により、ベンチュリ20内の空
燃混合の結果として、破壊的な逆火状態が防止される。
燃焼器10内の安定した火炎は、最小の音響的外乱を実
現し、そして燃焼器10内の全圧力損失の低さが、ター
ビン装置の作動効率レベルを高くする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮空気の中で燃
料を燃やすことのできる燃焼器に関する。特に、本発明
は、燃焼域の火炎が安定した超低NOx条件で燃焼器が
作動するようなベンチュリ型燃料・空気混合装置と火炎
安定化装置とを有するガスタービン用燃焼器に関する。
料を燃やすことのできる燃焼器に関する。特に、本発明
は、燃焼域の火炎が安定した超低NOx条件で燃焼器が
作動するようなベンチュリ型燃料・空気混合装置と火炎
安定化装置とを有するガスタービン用燃焼器に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスタービンにおいては、燃料は1以上
の燃焼器の中で、圧縮機によって生成された圧縮空気内
で燃やされる。伝統的に、かかる燃焼器は、燃料と空気
のほぼ化学量論比的な混合物が形成されて拡散型燃焼過
程で燃焼する一次燃焼ゾーンを有していた。全体的な空
燃比は化学量論比より相当小さいけれども、一次燃焼ゾ
ーンにおける空燃混合物の局部的に濃い性質により、空
燃混合物は起動時に容易に点火され、広い範囲の点火温
度において良好な火炎安定性が得られた。
の燃焼器の中で、圧縮機によって生成された圧縮空気内
で燃やされる。伝統的に、かかる燃焼器は、燃料と空気
のほぼ化学量論比的な混合物が形成されて拡散型燃焼過
程で燃焼する一次燃焼ゾーンを有していた。全体的な空
燃比は化学量論比より相当小さいけれども、一次燃焼ゾ
ーンにおける空燃混合物の局部的に濃い性質により、空
燃混合物は起動時に容易に点火され、広い範囲の点火温
度において良好な火炎安定性が得られた。
【0003】残念なことに、そのような略化学量論比の
空燃混合物は一次燃焼ゾーンにおいて非常に高い温度を
生じた。一次燃焼ゾーンにおける高温は、大気汚染物と
考えられているNOxの生成を増進する。
空燃混合物は一次燃焼ゾーンにおいて非常に高い温度を
生じた。一次燃焼ゾーンにおける高温は、大気汚染物と
考えられているNOxの生成を増進する。
【0004】NOxの生成が、稀薄空燃混合比の燃焼に
より低減されることは知られている。しかしながら、そ
のような稀薄燃焼は、局部的に濃いゾーンを生ずること
無く燃焼空気の全体に亘って燃料が良く分布されること
を必要とする。残念なことに、稀薄空燃混合物を供給す
るために設計された既知の燃焼器構造において、空気が
燃焼時の火炎前端に好ましくない低速度で供給される。
低い火炎速度での燃料の燃焼は、火炎前端の好ましい位
置よりも上流側に火炎を逆進させることが知られてい
る。従って、好ましい火炎前面より上流の位置の燃料
は、低速度の空気中で逆火状態で点火される。燃焼器内
の逆火状態は、NOxの生成を受容レベル以上に増大
し、タービンの総合運転効率を好ましくないレベルに低
下させ、そして燃焼装置の長期の破壊をもたらす。
より低減されることは知られている。しかしながら、そ
のような稀薄燃焼は、局部的に濃いゾーンを生ずること
無く燃焼空気の全体に亘って燃料が良く分布されること
を必要とする。残念なことに、稀薄空燃混合物を供給す
るために設計された既知の燃焼器構造において、空気が
燃焼時の火炎前端に好ましくない低速度で供給される。
低い火炎速度での燃料の燃焼は、火炎前端の好ましい位
置よりも上流側に火炎を逆進させることが知られてい
る。従って、好ましい火炎前面より上流の位置の燃料
は、低速度の空気中で逆火状態で点火される。燃焼器内
の逆火状態は、NOxの生成を受容レベル以上に増大
し、タービンの総合運転効率を好ましくないレベルに低
下させ、そして燃焼装置の長期の破壊をもたらす。
【0005】従って、燃料と空気の非常に稀薄な混合で
燃料を燃やすことができ、そしてNOxの生成を低減し
且つ安定した燃焼を実現するために逆火を避けるに十分
に高い速度で燃料が空気中で燃焼する燃焼器を提供する
ことに価値がある。
燃料を燃やすことができ、そしてNOxの生成を低減し
且つ安定した燃焼を実現するために逆火を避けるに十分
に高い速度で燃料が空気中で燃焼する燃焼器を提供する
ことに価値がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の一般
的な目的は、燃料と空気の非常に稀薄な混合で燃料を燃
やすことができ、そしてNOxの生成を低減し且つ安定
した燃焼を実現するために逆火を避けるに十分に高い速
度で燃料が空気中で燃焼する燃焼器を提供することであ
る。
的な目的は、燃料と空気の非常に稀薄な混合で燃料を燃
やすことができ、そしてNOxの生成を低減し且つ安定
した燃焼を実現するために逆火を避けるに十分に高い速
度で燃料が空気中で燃焼する燃焼器を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】簡単に言えば、この目的
及び本発明の他の目的は、(a)空気を圧縮する圧縮
機、(b)前記圧縮された空気の中で燃料を燃やすこと
により高温ガスを生成す燃焼器、及び(c)前記燃焼器
によって生成された前記高温ガスを膨張させるタービン
を有するガスタービンにおいて達成される。本発明の一
実施形態によれば、燃焼器は、(i)燃焼域、(ii) 中
心に配置された第1燃料ノズル、(iii)前記第1燃料ノ
ズルの回りに円周方向に配設された複数の第2燃料ノズ
ル、(iv)前記圧縮された空気と前記燃焼域とに流体的
に連通しており、前記複数の第2燃料ノズルの数に対応
した数を有する複数のベンチュリであって、前記第2燃
料ノズルのそれぞれが燃料を該ベンチュリに供給するた
めに前記ベンチュリの対応する一に流体的に連通してい
る前記ベンチュリ及び(v)その複数のベンチュリの近
くに配置された1以上の火炎保持器を有する。
及び本発明の他の目的は、(a)空気を圧縮する圧縮
機、(b)前記圧縮された空気の中で燃料を燃やすこと
により高温ガスを生成す燃焼器、及び(c)前記燃焼器
によって生成された前記高温ガスを膨張させるタービン
を有するガスタービンにおいて達成される。本発明の一
実施形態によれば、燃焼器は、(i)燃焼域、(ii) 中
心に配置された第1燃料ノズル、(iii)前記第1燃料ノ
ズルの回りに円周方向に配設された複数の第2燃料ノズ
ル、(iv)前記圧縮された空気と前記燃焼域とに流体的
に連通しており、前記複数の第2燃料ノズルの数に対応
した数を有する複数のベンチュリであって、前記第2燃
料ノズルのそれぞれが燃料を該ベンチュリに供給するた
めに前記ベンチュリの対応する一に流体的に連通してい
る前記ベンチュリ及び(v)その複数のベンチュリの近
くに配置された1以上の火炎保持器を有する。
【0008】
【発明の実施の形態】ガスタービン装置の、特にそのタ
ービン装置の燃焼部の作動が、ウエスチングハウス・エ
レクトリック・コーポレーションに譲渡された米国特許
第5,359,847号…ピルスバリー他…に記載され
ているが、それは引用により本明細書に完全に記載され
た形で組み込まれる。
ービン装置の燃焼部の作動が、ウエスチングハウス・エ
レクトリック・コーポレーションに譲渡された米国特許
第5,359,847号…ピルスバリー他…に記載され
ているが、それは引用により本明細書に完全に記載され
た形で組み込まれる。
【0009】図1を参照するに、燃焼器10はパイロッ
ト燃料ノズル組立体12を有している。燃焼器10の点
火のために、少量の燃料が燃料供給源(図示しない。)
からパイロット燃料ノズル組立体12へ供給される。し
かる後、燃料はパイロット燃料ノズル組立体12によっ
てパイロット域14へ噴射される。パイロット燃料ノズ
ル組立体12からの燃料は、既知のやり方で電気的に点
火され、その結果火炎がパイロット域14の中に生ず
る。その火炎は、パイロット燃料ノズル組立体12から
パイロット域14へ噴射される燃料の燃焼によりパイロ
ット域14内で維持される。
ト燃料ノズル組立体12を有している。燃焼器10の点
火のために、少量の燃料が燃料供給源(図示しない。)
からパイロット燃料ノズル組立体12へ供給される。し
かる後、燃料はパイロット燃料ノズル組立体12によっ
てパイロット域14へ噴射される。パイロット燃料ノズ
ル組立体12からの燃料は、既知のやり方で電気的に点
火され、その結果火炎がパイロット域14の中に生ず
る。その火炎は、パイロット燃料ノズル組立体12から
パイロット域14へ噴射される燃料の燃焼によりパイロ
ット域14内で維持される。
【0010】タービンの圧縮機部からの圧縮空気16
は、燃焼器10の外壁18の周りを流れ、燃焼器10の
内部の前端部に流入する。その後、空気は、燃焼器の中
心軸の回りに環状列をなして配設された複数のベンチュ
リ20に流入する。図1及び図2を参照するに、ベンチ
ュリ20は、燃焼器10の外壁18の近くに、3個の同
軸の環状列をなして配設されるのが好ましい。好適な実
施形態において、燃焼器10は80個のベンチュリ20
が取り付けられる。
は、燃焼器10の外壁18の周りを流れ、燃焼器10の
内部の前端部に流入する。その後、空気は、燃焼器の中
心軸の回りに環状列をなして配設された複数のベンチュ
リ20に流入する。図1及び図2を参照するに、ベンチ
ュリ20は、燃焼器10の外壁18の近くに、3個の同
軸の環状列をなして配設されるのが好ましい。好適な実
施形態において、燃焼器10は80個のベンチュリ20
が取り付けられる。
【0011】ベンチュリ20の数に対応した数の、複数
の延長燃料管22が、燃焼器の中心軸の回りに環状の列
を成して配設されている。各延長燃料管22は、燃料供
給源(図示しない。)に連通している。延長燃料管22
は、ベンチュリ20の配置と同様な態様で環状の列を成
して配設されていて、各延長燃料管22の先端は、対応
するベンチュリ20の入口に連通している。
の延長燃料管22が、燃焼器の中心軸の回りに環状の列
を成して配設されている。各延長燃料管22は、燃料供
給源(図示しない。)に連通している。延長燃料管22
は、ベンチュリ20の配置と同様な態様で環状の列を成
して配設されていて、各延長燃料管22の先端は、対応
するベンチュリ20の入口に連通している。
【0012】燃料は、延長燃料管22の各々から対応す
るベンチュリ20の中へ噴射される。米国特第5,35
9,847号に記載されているように、好適な実施例に
おいて延長燃料管は、液体油又はガス燃料、或いはその
双方をベンチュリ20へ供給することができる。その燃
料噴射ランスは、燃料を、内側管内を運ばれている油と
共に、そして要求により外側管から供給されるガスと共
に、供給するための同軸管を有する。スリーブ21は、
ベンチュリ22の間の空間、及び最外円のベンチュリと
燃焼器10の外壁18の間の空間を封止し、実質的に全
部の燃焼空気16がベンチュリ20に流入することを確
実にする。部材の膨脹と収縮に備えるために最内円のベ
ンチュリ20とパイロット燃料ノズル組立体12の間に
小さい隙間を設けることができる。
るベンチュリ20の中へ噴射される。米国特第5,35
9,847号に記載されているように、好適な実施例に
おいて延長燃料管は、液体油又はガス燃料、或いはその
双方をベンチュリ20へ供給することができる。その燃
料噴射ランスは、燃料を、内側管内を運ばれている油と
共に、そして要求により外側管から供給されるガスと共
に、供給するための同軸管を有する。スリーブ21は、
ベンチュリ22の間の空間、及び最外円のベンチュリと
燃焼器10の外壁18の間の空間を封止し、実質的に全
部の燃焼空気16がベンチュリ20に流入することを確
実にする。部材の膨脹と収縮に備えるために最内円のベ
ンチュリ20とパイロット燃料ノズル組立体12の間に
小さい隙間を設けることができる。
【0013】燃料が延長燃料管22によりベンチュリ2
0内へ噴出されると、同様にベンチュリ20へ流れ込む
圧縮機部からの燃焼空気と混ざり合う。燃料がベンチュ
リ20の喉部に達すると、このゾーンの高速により空気
と非常に良好に混合される。液体燃料がベンチュリ20
の中に噴出されると、ベンチュリ20内の空気の速度
が、燃料の液滴を微粒化して燃焼のための空気中への燃
料の実質的に高いレベルの混合を実現する。
0内へ噴出されると、同様にベンチュリ20へ流れ込む
圧縮機部からの燃焼空気と混ざり合う。燃料がベンチュ
リ20の喉部に達すると、このゾーンの高速により空気
と非常に良好に混合される。液体燃料がベンチュリ20
の中に噴出されると、ベンチュリ20内の空気の速度
が、燃料の液滴を微粒化して燃焼のための空気中への燃
料の実質的に高いレベルの混合を実現する。
【0014】燃焼器10のための起動シーケンスの後
で、火炎がパイロット域の中で良好に生成されたとき
に、燃料が前述した要領で延長燃料管22からベンチュ
リ20へ噴出される。ベンチュリ20から出た空燃混合
物の流れは、図1及び図3(a),(b)に示されるよ
うにベンチュリ20の近くに位置するV溝型火炎保持器
列24の近くへ流れ下がる。V溝型火炎保持器は、畔形
連結部材28により数箇所で連結された3個の連続した
環状通路26を有する。その火炎保持器列24は、二重
壁構造で製作されるのが好ましい。その火炎保持器列2
4は、燃焼器10の内部空気流或いは蒸気流によって冷
却される。
で、火炎がパイロット域の中で良好に生成されたとき
に、燃料が前述した要領で延長燃料管22からベンチュ
リ20へ噴出される。ベンチュリ20から出た空燃混合
物の流れは、図1及び図3(a),(b)に示されるよ
うにベンチュリ20の近くに位置するV溝型火炎保持器
列24の近くへ流れ下がる。V溝型火炎保持器は、畔形
連結部材28により数箇所で連結された3個の連続した
環状通路26を有する。その火炎保持器列24は、二重
壁構造で製作されるのが好ましい。その火炎保持器列2
4は、燃焼器10の内部空気流或いは蒸気流によって冷
却される。
【0015】空燃混合物がベンチュリ20を出て火炎保
持器24の近くに流入すると、燃料は前述の始動シーケ
ンスの間に出来上がったパイロットゾーン14から火炎
により着火される。ベンチュリ20を出た燃料の火炎
は、連結部材28によって火炎保持器24の周りに半径
方向に分配され、V溝型通路の中に保持される。燃料を
燃やすために、火炎保持器24の下流側の主燃焼域30
内に燃焼火炎ができる。その火炎が主燃焼域30内に確
保されれば、従来型のパイロットノズル組立体12への
燃料供給は、NOx放出量を低減するために稀薄空燃比
を実現するために減少することができる。
持器24の近くに流入すると、燃料は前述の始動シーケ
ンスの間に出来上がったパイロットゾーン14から火炎
により着火される。ベンチュリ20を出た燃料の火炎
は、連結部材28によって火炎保持器24の周りに半径
方向に分配され、V溝型通路の中に保持される。燃料を
燃やすために、火炎保持器24の下流側の主燃焼域30
内に燃焼火炎ができる。その火炎が主燃焼域30内に確
保されれば、従来型のパイロットノズル組立体12への
燃料供給は、NOx放出量を低減するために稀薄空燃比
を実現するために減少することができる。
【0016】ベンチュリ20の内部並びに火炎保持器2
4の上流及び周囲の燃焼器内部空気速度は非常に高く
て、火炎が逆進して破壊的な逆火状態を生じない。更
に、火炎は低速度で火炎保持器24の下流の再循環ゾー
ンで安定化される。火炎が不動の位置で安定化されてい
るので、火炎前端の高速運動から生ずる音響パルスが発
生しないようになっている。又、燃焼器の総合運転効率
は、燃焼器内の全体的な圧力損失が小さいので改善され
る。
4の上流及び周囲の燃焼器内部空気速度は非常に高く
て、火炎が逆進して破壊的な逆火状態を生じない。更
に、火炎は低速度で火炎保持器24の下流の再循環ゾー
ンで安定化される。火炎が不動の位置で安定化されてい
るので、火炎前端の高速運動から生ずる音響パルスが発
生しないようになっている。又、燃焼器の総合運転効率
は、燃焼器内の全体的な圧力損失が小さいので改善され
る。
【0017】本発明は、その精神及び本質的な性質から
離れること無く他の特定の形態で実施化され得るから、
従って、本発明の範囲を示すものとしては、前述の明細
書の記載よりはむしろ添付の特許請求の範囲を参照すべ
きである。
離れること無く他の特定の形態で実施化され得るから、
従って、本発明の範囲を示すものとしては、前述の明細
書の記載よりはむしろ添付の特許請求の範囲を参照すべ
きである。
【図1】本発明による燃焼器の縦断面図である。
【図2】本発明によるベンチュリの列を示す図1の2−
2線に沿う部分矢視図である。
2線に沿う部分矢視図である。
【図3】本発明によるV溝型保炎器の上流から視た図及
び下流側から視た図である。
び下流側から視た図である。
10 燃焼器、12 パイロット燃料ノズル組立体、1
4 パイロット域、16 圧縮空気、18 外壁、20
ベンチュリ、21 スリーブ、22 延長燃料管、2
4 火炎保持器、26 環状通路。
4 パイロット域、16 圧縮空気、18 外壁、20
ベンチュリ、21 スリーブ、22 延長燃料管、2
4 火炎保持器、26 環状通路。
Claims (1)
- 【請求項1】 a)空気を圧縮する圧縮機、 b)前記圧縮された空気の中で燃料を燃焼することによ
り高温ガスを生成す燃焼器であって、(i)燃焼域、
(ii) 中心に配置された第1燃料ノズル、(iii)前記第
1燃料ノズルの回りに円周方向に配設された複数の第2
燃料ノズル、(iv)前記圧縮された空気と前記燃焼域と
に流体的に連通しており、前記複数の第2燃料ノズルの
数に対応した数を有する複数のベンチュリであって、前
記第2燃料ノズルのそれぞれが燃料を該ベンチュリに供
給するために前記ベンチュリの対応する一に流体的に連
通している前記ベンチュリ、及び(v)その複数のベン
チュリの近くに配置された1以上の火炎保持器を有する
前記燃焼器、並びに c)前記燃焼器によって生成された前記高温ガスを膨張
させるタービンを有するガスタービン。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/734,895 US5927076A (en) | 1996-10-22 | 1996-10-22 | Multiple venturi ultra-low nox combustor |
US08/734895 | 1996-10-22 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10132278A true JPH10132278A (ja) | 1998-05-22 |
Family
ID=24953489
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9287078A Pending JPH10132278A (ja) | 1996-10-22 | 1997-10-20 | ガスタービン |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5927076A (ja) |
EP (1) | EP0934490A1 (ja) |
JP (1) | JPH10132278A (ja) |
WO (1) | WO1998017951A1 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000074373A (ja) * | 1998-09-01 | 2000-03-14 | Honda Motor Co Ltd | ガスタービンエンジン用燃焼器 |
JP2009008335A (ja) * | 2007-06-28 | 2009-01-15 | Hitachi Ltd | ガスタービン燃焼器及びガスタービン燃焼器の燃料供給方法 |
CN105229379A (zh) * | 2013-03-13 | 2016-01-06 | 三菱日立电力系统株式会社 | 燃气涡轮燃烧器 |
JP2021502521A (ja) * | 2017-11-09 | 2021-01-28 | ミツビシ パワー アメリカズ インコーポレイテッドMitsubishi Power Americas,Inc. | 複合サイクル発電装置のための追加的な動力供給 |
Families Citing this family (37)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1096201A1 (de) * | 1999-10-29 | 2001-05-02 | Siemens Aktiengesellschaft | Brenner |
JP2001254946A (ja) | 2000-03-14 | 2001-09-21 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ガスタービン燃焼器 |
US6327860B1 (en) * | 2000-06-21 | 2001-12-11 | Honeywell International, Inc. | Fuel injector for low emissions premixing gas turbine combustor |
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