JPH10131443A - 太陽電池付き屋根板および屋根 - Google Patents

太陽電池付き屋根板および屋根

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JPH10131443A
JPH10131443A JP8303806A JP30380696A JPH10131443A JP H10131443 A JPH10131443 A JP H10131443A JP 8303806 A JP8303806 A JP 8303806A JP 30380696 A JP30380696 A JP 30380696A JP H10131443 A JPH10131443 A JP H10131443A
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Abstract

(57)【要約】 【課題】 太陽電池付き屋根において、不可避的に存在
する太陽電池モジュールの高温化によるエネルギー変換
効率の低下を防止する安定した通気冷却機能を具備し、
屋根上に格別の支持機構を必要とせず、通常の屋根葺き
工事により施工可能の太陽電池付き屋根板および屋根を
実現することにある。 【解決手段】 金属屋根板1の表面に太陽電池モジュー
ル2を被着し、裏面に断熱性裏打材3を接着した屋根板
であって、該裏打材の接着面に屋根勾配方向の通気凹溝
4を列設した屋根板で、これを葺いてなる屋根において
は、該通気凹溝は軒側から棟側への通気経路に連通して
なる。前記通気経路は、軒側の断熱性裏打材の野地板1
3側の面に、屋根勾配に直交する方向に貫通する切欠き
凹部12と前記通気凹溝4とを通気口9を介して形成さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、太陽電池付き屋根板お
よびこれにより葺かれた屋根に係り、特に屋根上におけ
る太陽電池モジュールの高熱化を防止するための冷却構
造を具備した屋根板及び屋根に関する。
【0002】
【従来技術】従来、住宅や工場等建造物の屋根上に太陽
電池モジュールを設置し、太陽光照射によって発電され
た電力は、自家用電力又は電力会社へ給電してクリーン
エネルギーとして利用され、国の奨励政策もあって近年
その普及は年々広がっている。太陽電池モジュールを屋
根上に設置するには、例えば特開平5-280168号のよう
に、太陽電池を設けたパネルを専用の支持架台に固定
し、その架台を屋根上に固定する架台固定方式、あるい
は、特開平5-239895号のように屋根上に補助材を介して
太陽電池モジュールを貼るスペース貼付方式、更には特
開平7-28035号のように、太陽電池を積層内蔵した屋根
パネルを屋根本体とスペースを介して葺く方式等が知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、屋根上に設
置する太陽電池モジュールには、太陽光照射に伴う温度
上昇が不可避的に存在し、太陽電池モジュールの高熱化
に伴うエネルギー変換効率の低下を防止する手段が必要
である。
【0004】この課題に対して従来の技術は、前記した
ように屋根パネルとは別体の構造上に太陽電池を支持す
るもの、あるいは屋根パネルを屋根本体とはスペースを
介して支持するもの等であり、通常の屋根葺き工事に付
帯する太陽電池取り付け工事が必要であり、また風雨環
境下において屋根の水密性を損なうことなく長期間風雨
に耐えて支持構造を安定保持することは必ずしも十分で
はない。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、太陽電池モジールと一体化した金属屋根板に自
己冷却機能を具備せしめ、これにより太陽電池の高熱化
によるエネルギー変換効率の低下を防止し、しかも太陽
電池と一体化した金属屋根板とし、格別の付帯工事を要
しない太陽電池付き屋根を提供することを目的とするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するためになされたもので、請求項1に記載の発明
の太陽電池付き屋根板は、表面に太陽電池モジュールを
被着し、裏面に断熱性裏打材を接着した金属屋根板であ
って、該断熱性裏打材の接着面に屋根勾配方向の通気凹
溝を列設してなることを特徴とするものである。
【0007】請求項2に記載の発明の太陽電池付き屋根
板は、請求項1に記載の太陽電池付き屋根板の軒側部に
おいて、前記断熱性裏打材の野地板側の面に、屋根勾配
に直交する方向に貫通する切欠き凹部を有し、該切欠き
凹部は前記通気凹溝に連通する通気口を具備してなるこ
とを特徴とするものである。
【0008】請求項3に記載の発明の太陽電池付き屋根
板は、請求項1ないし請求項2のいずれかに記載の太陽
電池付き屋根板において、前記屋根板の棟側端におい
て、前記断熱性裏打材は、前記金属屋根板を超えて上流
に延設され、前記通気凹溝は開放されて開放口を形成し
てなることを特徴とするものである。
【0009】そして請求項4に記載の発明の太陽電池付
き屋根は、表面に太陽電池モジュールを被着し、裏面に
断熱性裏打材を接着した金属屋根板を葺いてなる屋根で
あって、該断熱性裏打材の接着面に屋根勾配方向の通気
凹溝を列設し、該通気凹溝は軒から棟への通気経路に連
通してなることを特徴とするものである。
【0010】さらに請求項5に記載の発明の太陽電池付
きの屋根は、請求項4に記載の太陽電池付き屋根におい
て、前記屋根板が上下に重なる屋根勾配方向接続部にお
いて、下方の屋根板の前記通気凹溝は上方に開放されて
開口部を形成し、該開口部は上方の屋根板の前記通気凹
溝と前記通気口を介して連通してなることを特徴とする
ものである。
【0011】
【作用】本発明に係る太陽電池付き屋根板及びこれを葺
いてなる屋根は、表面に太陽電池モジュールを被着し、
裏面に断熱性裏打材を接着した金属屋根板から構成さ
れ、該断熱性裏打材の接着面に屋根勾配方向の通気凹溝
を列設し、該通気凹溝は軒から棟への通気経路に連通し
ている。すなわち熱伝導性の良い金属屋根板の裏面に軒
から棟への通気流路が形成されている。この通気流は基
本的には、建物屋根の軒から棟への恒常的な大きな自然
対流もしくは風に基づいており、太陽電池モジュールを
被着した金属屋根板からの熱放散を把え棟部から外部へ
排気する。これによって太陽電池モジュールの高温化を
防止する。
【0012】また、本発明は、上記の自然対流通気や風
に限定されず、棟側にファン等の強制通気手段を設ける
ことにより、上記の放熱作用は一層増強される。
【0013】さらに、本発明は、太陽電池モジュールが
金属屋根板の表面に一体に被着されているため、太陽電
池モジュールを別異の機構により支持する必要がなく、
通常の金属屋根板の屋根葺きと同一作業で済むため、作
業性が良く、また屋根の水密性を損なうこともない。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の内容を具体的に実
施例に基づいて説明する。本発明において金属板屋根の
材質は、汎用金属屋根材でよく、周知の鉄、アルミニウ
ム、銅、亜鉛、チタンあるいはそれらの基合金、クラッ
ド板(特開平5-98467等)、あるいはさらに各種の表面
処理(特開平3-226583等)あるいは塗装板が、環境、屋
根葺き構造等を勘案して適用される。ただし熱伝導性に
一層優れる点では銅、アルミニウムまたはそれらの基合
金が好ましいが、耐久性、スプリングバック性、価格等
の点では一般に鋼板が適当である。
【0015】アルミニウム合金では、純アルミニウム系
(1100-H14)、AlーMn系(3004-H14,3105-H26)、A
l−Mg系(5052-H34)等が選択され、板厚は、通常
0.4〜2.0mmが一般的である。鋼板では、板厚
0.35〜1.0mmの冷延材あるいはこれに溶融Al
めっき、溶融Znめっき、さらには塗装を施して用いら
れる。(JIS G 3302,3312,3314)
【0016】本発明において屋根板の裏打材としては、
樹脂フォーム材が適用される。ポリスチレン、ポリエチ
レン、塩化ビニール、フェノール、ポリウレタン等から
なる発泡材(硬質)が一般的である。樹脂材には無機質
難燃剤を添加含有した難燃性発泡材がより好適である。
さらに独立発泡体の集合であって、気液不浸透性、断熱
性に優れている。これによって、これらの裏打材は、薄
い金属屋根板の形状を保持し、葺き上げた屋根全体の構
造強度を増すとともに、外気温を遮断し屋内の温度を維
持し、さらに騒音遮断に有用である。しかも適当な弾
性、形状復元性を具備するため施工時の屋根の踏み押し
変形を防止し、またジョイント部の水密性を向上する等
の効果があることが知られている。
【0017】断熱性裏打材の屋根勾配方向に列設される
通気凹溝は、施工時の屋根の踏み押し変形が起こらない
範囲で、金属屋根板に面する凹溝列の総巾は出来る限り
大きいことが望ましい。この設計因子は金属板及び裏打
材の強度に依存し、これによって凹溝の巾と間隔が決め
られる。
【0018】図10は、本発明の実施例である横葺き用
屋根板1の上方からの斜視図であり、一部剥離により屋
根板の内部を示している。金属屋根板の表面には太陽電
池モジュール2が一体に被着され、また該屋根板の裏面
には、屋根勾配方向に通気凹溝4を列設した断熱性裏打
材3が接着してある。隣接屋根板との接合部は、屋根勾
配方向にc、d、これに直交する横方向にa,bで示し
てある。
【0019】図1は、上記した図10の屋根板の葺き上
げ後の屋根勾配方向(図10のc−d方向)の縦断面図
であり、表面に太陽電池モジュール2を被着し、裏面に
通気凹溝4を列設した断熱性裏打材3を接着した各金属
屋根板1は、棟側端部の折返し部1cと、折返し上流端
7の間において野地板13上に釘打ち係止され、他方軒
側端部のフック状接合部1bが、隣接する下流の屋根板
の棟側端部の折返し部1cに嵌合係止されて葺かれてい
る。そして、屋根勾配方向に列設された上記の通気凹溝
4を経由して軒方向(図の左方)から棟方向(図の右
方)に向かう通気経路を矢印で示してある。
【0020】上記金属屋根板が上下に重なる屋根勾配方
向接続部6の軒側部において、上記断熱性裏打材3の野
地板13側の面には、屋根勾配に直交する方向に貫通す
る切欠き凹部12が形成されている。そして、該切欠き
凹部12の天井には上記通気凹溝4に連通する通気口9
を列設してある。該通気口9は、上記屋根板の軒側端の
上記断熱性裏打材3に屋根勾配に直交する方向に貫通す
る通気穴5を介して、上記通気凹溝4と連通している。
上記切欠き凹部12の屋根勾配方向に直交する方向の貫
通は、葺き上げ後多数の屋根板の裏側に一貫して通じて
も良く、また各屋根板単位で貫通しても良い。後者の場
合、屋根板の横方向側端の断熱性裏打材には、頂部が屋
根板裏面に接着した閉鎖側壁が設けられる。
【0021】図2は、図1のA−A’矢視縦断面図であ
り、図1は図2のP−P’矢視縦断面図である。この例
では、断熱性裏打材3の上面に列設した通気凹溝4と、
通気口9とは上下の隣接を避けて間欠的に列設し、該裏
打材3の厚さの増大を回避しているが、本発明の構造は
これに限定されず、通気凹溝4と、通気口9の総断面積
に大きな差異がなければその配置は自由である。図3
は、図1のB−B’矢視縦断面図である。
【0022】図4は、上記の通気構造を具体的に説明す
る屋根板の軒側端部の一部剥離斜視図である。断熱性裏
打材3の端面10は、屋根板の軒側端部の折曲げ見附面
1aの裏面に接着され、別の端面11は該見附面1aよ
り軒側に後退して熱性裏打材3に屋根勾配に直交する方
向に貫通する通気穴5を形成している。通気口9より該
通気穴5を経由して通気凹溝4に分流する空気流は、矢
印で示すように通気穴5によって均圧化された後、通気
凹溝を棟側に流通する。
【0023】図5は、図1のC−C’矢視すなわち屋根
板の軒側端部付近の平面図であり、通気口9、通気穴
5、通気凹溝(4)の連通経路の配置を示している。本
発明において、通気口9は上記の例に限定されず、通気
穴5の底面に間欠的に設けた切欠き凹部12へ連通する
竪穴であっても良く、また通気口9を設けること無く、
切欠き凹部12の天井から直接各通気凹溝4へ抜ける竪
穴であっても良い。
【0024】図6は、図1のD−D’矢視すなわち屋根
板の棟側端部付近の平面図であり、この例では、図1に
も示されるように、断熱性裏打材3は金属屋根板の折返
し上流端7を超えて延設され、該延設部分に通気凹溝の
上流端が上方に開口する開放口8で終わってる。本発明
において、開放口は上記の例に限定されず、通気凹溝4
は、上記金属屋根板の折返し上流端7の直下で終わって
単に棟方向に開口しているのみでも良い。通気凹部が、
切欠き凹部12に開放されることによって、通気流の平
均化が図られ、金属屋根板を介しての太陽電池モジュー
ルの冷却作用が均等化する。
【0025】断熱性裏打材を裏面に接着した金属板屋根
において、該裏打材の野地板側の面に屋根勾配方向に空
気流が可能な複数の凹溝(以下除湿凹溝という)を形成
し、これによって屋根材と野地板間の除湿、除熱、結露
防止を図ることが知られている。(特開平05-98747)図
7は、本発明の金属屋根板において、上記除湿凹溝を併
設した実施例で、屋根勾配方向に上下に重なる屋根接続
部の縦断面図であり、図8、図9はそれぞれ図7のE−
E’およびF−F’矢視縦断面図である。野地板13と
接する裏打材3の下面には屋根勾配方向に除湿凹溝4a
が列設されている。
【0026】除湿凹溝4aは、前記の屋根勾配方向に直
交する方向に貫通する切欠き凹部12と連通しながら軒
側から棟側へ通気経路を形成している。この場合、裏打
材3の上流端の囲壁3aの頂部は、切欠き凹部12の天
井と適宜間隔を空けて連通させ、屋根板の冷却と、屋根
裏の除湿とを共通通気とすることができるが、棟側頂部
に強制吸気手段を設ける場合等において、通気流を区分
して制御する必要がある場合は、上記の裏打材囲壁3a
の頂部を、切欠き凹部12の天井に圧接閉塞する構成も
可能である。
【0027】図11は、本発明の別の実施例で、瓦棒葺
き屋根14の上方からの斜視図であり、一部剥離により
屋根板の内部を示している。屋根14の剥離断面に示す
ように金属屋根14の裏面に屋根勾配方向の通気凹溝4
を列設した裏打材3を接着してある。図12は、図11
のS−S’矢視縦断面図であり、心木なしの瓦棒葺き吊
子ジョイント15の間の、表面に太陽電池モジュール2
を被着した金属屋根板1の裏面に断熱性裏打材3を接着
し、該接着面に通気凹溝4を列設してある。かかる構造
により本発明は、瓦棒葺き金属屋根板の表面に被着した
太陽電池モジュールを冷却し、その高温化を防止する効
果を奏する。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係わる太陽電池付き屋根板および屋根は、表面に太陽
電池モジュールを被着し、裏面に断熱性裏打材を接着し
た金属屋根板から構成され、該断熱性裏打材の接着面に
屋根勾配方向の通気凹溝を列設し、該通気凹溝は軒から
棟への通気経路に連通する構造を有している。すなわち
熱伝導性の良い金属屋根板の裏面に軒から棟への通気流
路が形成されている。この通気流は基本的には、建物屋
根の軒から棟への恒常的な大きな自然対流もしくは風に
基づいており、太陽電池モジュールを被着した金属屋根
板からの熱放散を把え棟部から外部へ排気する。これに
よって太陽電池モジュールの高温化によるエネルギー変
換効率の低下を防止する効果を奏する。
【0029】また、本発明は、上記の自然対流通気や風
に限定されず、棟側にファン等の強制通気手段を設ける
ことにより、上記の放熱作用は一層増強される。
【0030】さらに、本発明は、太陽電池モジュールが
金属屋根板の表面に一体に被着されているため、太陽電
池モジュールを別異の機構により支持する必要がなく、
通常の金属屋根板の屋根葺きと同一作業で済むため、作
業性が良く、また屋根の水密性を損なうこともない。本
発明は、このような利得をもたらすため、太陽エネルギ
ー利用促進に貢献するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した横葺き屋根の屋根勾配方向縦
断面の説明図である。
【図2】図1の屋根板軒側端の、屋根勾配方向に直交す
る方向のA−A’矢視縦断面図である。
【図3】図1の屋根板中流の、屋根勾配方向に直交する
方向のB−B’矢視縦断面図である。
【図4】図1の屋根板軒側端の一部剥離斜視図である。
【図5】図1の屋根板軒側端のC−C’矢視平面図であ
る。
【図6】図1の屋根板棟側端付近のD−D’矢視平面図
である。
【図7】本発明を適用した横葺き屋根に、屋根裏通気除
湿構造を併用した実施例の説明図である。
【図8】図7の屋軒側端E−E’矢視縦断面図である。
【図9】図7の屋根板中流のF−F’矢視縦断面図であ
る。
【図10】本発明を適用した横葺き屋根板の一部剥離斜
視図である。
【図11】本発明を適用した瓦棒葺き屋根の一部剥離外
観斜視図である。
【図12】図11の瓦棒葺き屋根のS−S’矢視縦断面
図である。
【符号の説明】
1 金属屋根板 2 太陽電池モジュール 3 断熱性裏打材 4 通気凹溝 4a 除湿凹溝 5 通気穴 6 屋根勾配方向接続部 7 屋根板の折返し上流端 8 開口部 9 通気口 12 裏打材切欠き部 13 野地板面 14 瓦棒葺き屋根

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に太陽電池モジュールを被着し、裏
    面に断熱性裏打材を接着した金属屋根板であって、該断
    熱性裏打材の接着面に屋根勾配方向の通気凹溝を列設し
    てなることを特徴とする太陽電池付き屋根板。
  2. 【請求項2】 前記金属屋根板の軒側部において、前記
    断熱性裏打材の野地板側の面に、屋根勾配に直交する方
    向に貫通する切欠き凹部を有し、該切欠き凹部は前記通
    気凹溝に連通する通気口を具備してなることを特徴とす
    る請求項1記載の太陽電地付き屋根板。
  3. 【請求項3】 前記金属屋根板の棟側端において、前記
    断熱性裏打材は、前記金属屋根板を超えて上流に延設さ
    れ、前記通気凹溝は開放されて開放口を形成してなるこ
    とを特徴とする請求項1ないし2記載の太陽電池付き屋
    根板。
  4. 【請求項4】 表面に太陽電池モジュールを被着し、裏
    面に断熱性裏打材を接着した金属屋根板を葺いてなる屋
    根であって、該断熱性裏打材の接着面に屋根勾配方向の
    通気凹溝を列設し、該通気凹溝は軒から棟への通気経路
    に連通してなることを特徴とする太陽電池付き屋根。
  5. 【請求項5】 前記屋根板が上下に重なる屋根勾配方向
    接続部において、下方の屋根板の棟側端において、前記
    通気凹溝は上方の屋根板の前記通気口を介して前記通気
    凹溝と連通してなることを特徴とする請求項4記載の太
    陽電池付き屋根。
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