JP2002004525A - 太陽光発電モジュール取付け用パネル - Google Patents

太陽光発電モジュール取付け用パネル

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JP2002004525A
JP2002004525A JP2000182130A JP2000182130A JP2002004525A JP 2002004525 A JP2002004525 A JP 2002004525A JP 2000182130 A JP2000182130 A JP 2000182130A JP 2000182130 A JP2000182130 A JP 2000182130A JP 2002004525 A JP2002004525 A JP 2002004525A
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roof
panel
generation module
photovoltaic module
air
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JP2000182130A
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Norio Kanda
憲生 神田
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SUNVISTA GUNMA KK
Original Assignee
SUNVISTA GUNMA KK
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    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Abstract

(57)【要約】 【課題】 太陽光発電モジュールの温度上昇を抑制でき
るとともに小屋裏への雨漏りを防止でき、しかも見栄え
がよく簡単に取付けることができる太陽光発電モジュー
ル取付け用パネルを提供する。 【解決手段】 高断熱性および防水性を有し、下面部1
1を屋根下地2に接着剤を介して固定可能に形成すると
ともに、上面部12を太陽光発電モジュール7を保持可
能に形成し、当該上面部12に太陽光発電モジュール7
の内側空間8を臨みつつ屋根の傾斜に沿って伸延し当該
内側空間8の空気を外部へ排出可能かつ雨水を当該内側
空間8の下方を流下可能な空気・雨水通路17を形成
し、連結用側辺部13を隣接同型品(10)と上下方向
に重なりあって密着可能に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の屋根に太陽
光発電モジュールを取付けるための太陽光発電モジュー
ル取付け用パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、太陽光エネルギを電気エネルギに
変換して、家庭内などで使用する電力の一部あるいは全
部を賄う太陽光発電システムが注目されている。この太
陽光発電システムを構築するにあたっては、建物の屋根
に太陽光発電モジュールを取付けるのが一般的である。
【0003】太陽光発電モジュールは、複数のソーラー
セルと、各ソーラーセルを保護する強化ガラスと、各ソ
ーラーセルおよび強化ガラスを所定の位置に保持するフ
レーム材とから形成されている。
【0004】上記太陽光発電モジュールは、以下の手順
で屋根上に取付けられることが多い。なお、屋根は、屋
根下地(野地板,ルーフィング材)と、屋根下地上の屋
根仕上げ材(平板瓦等)とから形成されているのが一般
的である。
【0005】まず、縦桟取付金具を屋根仕上げ材の上に
固定し、しかる後に縦桟取付金具に縦桟を固定する。次
に、縦桟の上側に横桟取付金具を取付け、当該横桟取付
け金具に横桟を取付ける。
【0006】屋根仕上げ材上に、縦桟および横桟が取付
けられたところで、当該横桟の上面に所定個数の太陽光
発電モジュールを設置し、隣接する太陽光発電モジュー
ル相互間の隙間を塞ぐようにカバー材を取付ける。
【0007】かかる取付け方法によれば、太陽光発電モ
ジュールが屋根仕上げ材上に強固に取付けられるととも
に、当該モジュールと屋根仕上げ材との間に縦桟および
横桟の厚さ分の隙間が形成され、当該隙間を外気が流通
する。これにより、太陽光発電モジュールから発する熱
を逃がし、当該モジュールの温度上昇による変換(太陽
光エネルギ→電気エネルギ)効率の低下が防止される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した太
陽光発電モジュール取付け方法では、縦桟取付金具,縦
桟,横桟取付金具,横桟などを介して太陽光発電モジュ
ールを屋根仕上げ材上に取付けるので、施工に手間取り
コスト高となる欠点を有する。
【0009】また、上記したように、太陽光発電モジュ
ールは、縦桟および横桟等を介して屋根仕上げ材上に取
付けられるので、当該太陽光発電モジュールが設置され
ない部分の屋根仕上げ材面よりも大きく突出することに
なる。そのため、屋根の見栄えが悪くなるとともに、太
陽光発電モジュールが風に煽られて当該モジュールの一
部が破損したり、破損時に屋根が損傷を受けやすい欠点
を有する。なお、屋根が損傷すると小屋裏に雨漏りする
原因ともなる。
【0010】本発明の目的は、太陽光発電モジュールの
温度上昇を抑制できるとともに小屋裏への雨漏りを防止
でき、しかも見栄えがよく簡単に取付けることができる
太陽光発電モジュール取付け用パネルを提供することに
ある。また、太陽光発電モジュールで暖まった空気が対
流し建物全体を循環することにより、太陽光エネルギを
建物の各室の暖房や換気にも役立てることができる太陽
光発電モジュール取付け用パネルを提供することも目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、屋根
上に太陽光発電モジュールを取付けるための太陽光発電
モジュール取付用パネルであって、高断熱性および防水
性を有し、下面部を屋根下地に接着剤を介して固定可能
に形成するとともに、上面部を太陽光発電モジュールを
保持可能に形成し、当該上面部に太陽光発電モジュール
の内側空間を臨みつつ屋根の傾斜に沿って伸延し当該内
側空間の空気を外部へ排出可能かつ雨水を当該内側空間
の下方を流下可能な空気・雨水通路を形成し、連結用側
辺部を隣接同型品と上下方向に重なりあって密着可能に
形成したことを特徴とする。
【0012】かかる発明の場合、太陽光発電モジュール
からは熱が発生し内側空間の空気の温度は上昇するが、
当該空気は空気・雨水通路を上昇気流となって流動し外
部へ排出される。これにより、太陽光発電モジュールの
温度上昇を抑制できる。
【0013】また、上記空気・雨水通路に沿って雨水は
流れ落ちるので、雨水が滞留しない。そして、防水性を
有するとともに接着剤を介して屋根下地に固定され、し
かも隣接する同型品(太陽光発電モジュール)と連結さ
れる部分(連結用側辺部)が上下方向に重なり合って密
着されるので、屋根下地へ雨水が浸入するのを完全に防
止できる。したがって、小屋裏への雨漏りを防止でき
る。
【0014】また、厚さを調節することにより、太陽光
発電モジュールの屋根仕上げ材からの突出量を最小に抑
えることができる。そのため、見栄えがよく風に煽られ
て破損するようなこともない。
【0015】また、下面部を屋根下地に接着剤を介して
固定し、かつ上面部に太陽光発電モジュールを保持させ
るだけであるので、簡単に施工することができるととも
に施工コストを低減できる。また、太陽光発電モジュー
ルの設置部分は、屋根仕上げ材の施工を必要としないの
で、この点からも施工の簡単化とコスト低減とを実現で
きる。
【0016】請求項2の発明は、屋根上に太陽光発電モ
ジュールを取付けるための太陽光発電モジュール取付用
パネルであって、高断熱性および防水性を有し、下面部
を屋根下地に接着剤を介して固定可能に形成するととも
に、上面部を太陽光発電モジュールを保持可能に形成
し、当該上面部に太陽光発電モジュールの内側空間を臨
みつつ屋根の傾斜に沿って伸延し当該内側空間を小屋裏
へ連通可能な空気通路と雨水を当該内側空間の下方を流
下可能な雨水通路とを別々に形成し、連結用側辺部を隣
接同型品と上下方向に重なりあって密着可能に形成した
ことを特徴とする。
【0017】かかる発明では、太陽光発電モジュールか
ら発生した熱を空気通路を介して外部へ逃がして当該モ
ジュールの温度上昇を抑制できる。また、空気通路を介
して小屋裏へ導かれた太陽光発電モジュールからの熱気
によって、例えば冬季に小屋裏やその下の各室を暖める
ことができる。また、各室の換気もできる。なお、壁内
の空気流路を介して小屋裏と床下との間で空気が循環す
る空気循環型建物では、一段と効果的に各室を暖めるこ
とができる。なお、夏場は、建物に通常設置されている
換気装置を作動することによって小屋裏空間の熱気を外
部へ排出できるので問題はない。
【0018】また、上記雨水通路に沿って雨水は流れ落
ちるので、雨水が滞留しない。なお、この際、雨水通路
は、空気通路と別々に形成されているので、雨水が小屋
裏へ入り込んでしまうのを完全に阻止できる。そして、
防水性を有するとともに接着剤を介して屋根下地に固定
され、しかも隣接する同型品(太陽光発電モジュール)
と連結される部分(連結用側辺部)が上下方向に重なり
合って密着されるので、屋根下地へ雨水が浸入するのを
完全に防止できる。したがって、小屋裏への雨漏りを防
止できる。
【0019】また、厚さを調節することにより、太陽光
発電モジュールの屋根仕上げ材からの突出量を最小に抑
えることができる。そのため、見栄えがよく風に煽られ
て破損するようなこともない。
【0020】また、下面部を屋根下地に接着剤を介して
固定し、かつ上面部に太陽光発電モジュールを保持させ
るだけであるので、簡単に施工することができ取付けコ
ストも低減できる。また、太陽光発電モジュールの設置
部分は、屋根仕上げ材の施工を必要としないので、この
点からも施工の簡単化とコスト低減とを実現できる。
【0021】請求項3の発明は、軽量の発泡体から形成
されている請求項1又は2記載の太陽光発電モジュール
取付け用パネルである。
【0022】かかる発明によれば、軽量であるので簡単
に移動できる。したがって、請求項1又は2記載の発明
と同様な作用・効果を奏し得る他、一段と簡単に施工で
きる。
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。 (第1の実施形態)
【0023】第1の実施形態に係る太陽光発電モジュー
ル取付け用パネル10は、図1〜図6に示すように、高
断熱性および防水性を有し、下面部11を屋根下地2に
接着剤Cを介して固定可能に形成するとともに、上面部
12を太陽光発電モジュール7を保持可能に形成し、当
該上面部12に太陽光発電モジュール7の内側空間8を
臨みつつ屋根(屋根下地2)の傾斜に沿って伸延し当該
内側空間8の空気を外部へ排出可能かつ雨水を当該内側
空間8の下方を流下可能な空気・雨水通路17を形成
し、連結用側辺部13を隣接同型品(10)と上下方向
に重なりあって密着可能に構成されている。
【0024】具体的には、太陽光発電モジュール取付け
用パネル10は、上記下面部11が形成された下部パネ
ル本体15Dと、この下部パネル本体15Dの上面部に
接着剤等を介して固定され上記上面部12が形成された
上部パネル本体15Uとからなる。なお、太陽光発電モ
ジュール7は、複数のソーラーセル7aと、各ソーラー
セル7aを保護する強化ガラス7bと、各ソーラーセル
7aおよび強化ガラス7bを所定の位置に保持するフレ
ーム材7cとから形成されている。
【0025】下部パネル本体15Dと上部パネル本体1
5Uとは、高断熱性および防水性を有する材料から形成
されている。各パネル本体(15D,15U)は、同一
種類の材料から形成しても、異なる種類の材料から形成
してもよい。この実施形態では、各パネル本体(15
D,15U)は、軽量の発泡体から形成されている。
【0026】ここで、発泡体としては、合成樹脂製の発
泡体(例えば、発泡スチロール等)や無機系発泡体(無
機物とこの無機物のバインダーである樹脂とを主成分と
して該樹脂の一部を独立発泡させた準不燃性以上の発泡
体、例えばシージングボード等)の中から任意に選定で
きる。
【0027】下部パネル本体15Dは、平板状に形成さ
れており、その厚さt1は太陽光発電モジュール7のフ
レーム材7cの高さHに応じて選定されている。下部パ
ネル本体15Dは、屋根下地2に接着剤を介して取付け
られている。ここで、下部パネル本体15Dおよび上方
の上部パネル本体15Uは防水性を有しているので、太
陽光発電モジュール7を設置する屋根下地2部分は防水
シートが不要となるばかりか、小屋裏の断熱効果をも高
めることができる。したがって、下部パネル本体15D
は、野地板3に直接固定されている。
【0028】上部パネル本体15Uは、図1および図2
(A),(B)に示すように、複数枚(例えば、4枚)
の板材16をそれぞれ所定距離だけ離して下部パネル本
体15Dの上面部に接着剤等を介して固定することによ
り形成されている。上部パネル本体15Uの厚さは、太
陽光発電モジュール7のフレーム材7cの高さに応じて
選定されている。各板材16間には、屋根(屋根下地
2)の傾斜方向に貫通する空気・雨水通路17と、横方
向に貫通する補助空気・雨水通路18とが形成されてい
る。
【0029】特に、この実施形態では、太陽光発電モジ
ュール7を一段と正確かつ容易に保持できるように、上
部パネル本体15Uの上面部12には太陽光発電モジュ
ール7の位置決めと固定を補助するためのモジュール位
置固定用部材19が取付けられている。このモジュール
位置固定用部材19は、各パネル本体(15D,15
U)と同一種類の発泡体から形成されている。
【0030】上記連結用側辺部13は、図1および図2
(A),(B)に示すように、上部パネル本体15Uを
下部パネル本体15Dの上側側端部および右側側端部か
ら内側に離して固定することにより形成されている。
【0031】ここにおいて、上記パネル10を用いて屋
根の一部に太陽光発電モジュール7を設置する場合、図
4および図5に示すように、当該屋根の他の部分に葺か
れる屋根仕上げ材(瓦等)5とパネル10との間には、
防水を図るために、接続補助パネル6Aや水切り板金6
Bが介装されるとともに、防水シート(例えば、アスフ
ァルトルーフィング)4が敷設されている。なお、図4
および図5において、6Cは垂木である。
【0032】また、図4および図5に示すように、隣接
する太陽光発電モジュール(7,7)は、カバー31お
よび取付金具32を用いて固定されている。ここで、取
付金具32を取付けるための台座33は、木材を上部パ
ネル本体15Uに接着剤を用いて固定することにより形
成されている。なお、台座33は、上部パネル本体15
Uの一部を凸状にして形成してもよい。
【0033】また、太陽光発電モジュール7の縦方向の
各側端部を、図4に示すように2段以上設置した場合に
上下方向に重なるように形成し、当該重なり部分を接着
剤で固定するようにしてもよい。
【0034】したがって、上記した太陽光発電モジュー
ル取付け用パネル10を用いて屋根下地2に太陽光発電
モジュール7を設置した場合、当該太陽光発電モジュー
ル7からは熱が発生し内側空間8の空気(AR)の温度
は上昇するが、当該空気(AR)は空気・雨水通路17
を上昇気流となって流動し外部へ排出される。なお、空
気(AR)の一部は、補助空気・雨水通路18を介して
も外部排出される。これにより、太陽光発電モジュール
7の温度上昇を効果的に抑制できる。
【0035】また、上記空気・雨水通路17に沿って雨
水(RN)は流れ落ちるので、雨(RN)が滞留しな
い。そして、防水性を有するとともに接着剤Cを介して
屋根下地2に固定され、しかも隣接する同型品(太陽光
発電モジュール10)と連結される部分(連結用側辺部
13)が上下方向に重なり合って密着されるので、屋根
下地2へ雨水(RN)が浸入するのを完全に防止でき
る。したがって、小屋裏9への雨漏りを完全に防止でき
る。
【0036】また、パネル10の厚さを調節することに
より、太陽光発電モジュール7の屋根仕上げ材5からの
突出量を最小に抑えることができる。そのため、見栄え
がよく風に煽られて破損するようなこともない。
【0037】また、下面部11を屋根下地2に接着剤を
介して固定し、かつ上面部12に太陽光発電モジュール
7を保持させるだけであるので、簡単に施工することが
でき取付けコストも低減できる。また、太陽光発電モジ
ュール7をモジュール位置固定部材19を介して上部パ
ネル本体25Uに固定したので、この点からも施工を簡
単に行える。また、太陽光発電モジュール7の設置部分
は、屋根仕上げ材5の施工を必要としないので、この点
からも施工の簡単化とコスト低減とを実現できる。さら
に、パネル10は軽量の発泡体から形成されているの
で、移動が楽で簡単に施工できる。そのため、施工時間
の短縮および施工コストの低減を図ることができる。
【0038】なお、上記第1の実施形態では、太陽光発
電モジュール取付け用パネル10を構成する下部パネル
本体15Dと上部パネル本体15Uとを別体としたが、
一体に形成してもよい。このように、パネル10を一体
に形成することにより、一段と迅速かつ安価に製造でき
る。また、強度も一段と増大できる。
【0039】また、上記実施形態では、太陽光発電モジ
ュール7を屋根上の一部に設置したが、屋根上の全体に
設置してもよい。 (第2の実施形態)
【0040】第2の実施形態は、図7〜図11に示され
る。
【0041】第2の実施形態に係る太陽光発電モジュー
ル取付け用パネル20は、高断熱性および防水性を有
し、下面部21を屋根下地2に接着剤を介して固定可能
に形成するとともに、上面部22を太陽光発電モジュー
ル7を保持可能に形成し、当該上面部22に太陽光発電
モジュール7の内側空間8を臨みつつ屋根(屋根下地
2)の傾斜に沿って伸延し当該内側空間8を小屋裏9へ
連通可能な空気通路27と雨水(RN)を当該内側空間
8の下方を流下可能な雨水通路37とを別々に区画形成
し、連結用側辺部23を隣接同型品(20)と上下方向
に重なりあって密着可能に構成されている。
【0042】具体的には、太陽光発電モジュール取付け
用パネル20は、上記下面部21が形成された下部パネ
ル本体25Dと、上記上面部22が形成された上部パネ
ル本体25Uと、下部パネル本体25Dと上部パネル本
体25Uとの間に介装され下方の雨水通路37と上方の
空気通路27とを仕切る仕切板25Cとからなる。
【0043】下部パネル本体25Dと上部パネル本体2
5Uと仕切板25Cとは、高断熱性および防水性を有す
る材料から形成されている。各パネル本体(25D,2
5U)および仕切板25Cは、同一種類の材料から形成
しても、異なる種類の材料から形成してもよい。この実
施形態では、各パネル本体25D,25U)および仕切
板25Cは、軽量の発泡体から形成されている。発泡体
としては、合成樹脂製の発泡体(例えば、発泡スチロー
ル等)や無機系発泡体(例えばシージングボード等)の
中から任意に選定できる。
【0044】下部パネル本体25Dは、平板状に形成さ
れており、その厚さは太陽光発電モジュール7のフレー
ム材7cの高さに応じて選定されている。下部パネル本
体25Dは、屋根下地2に接着剤Cを介して取付けられ
ている。ここで、下部パネル本体25Dおよび上方の上
部パネル本体25Uは防水性を有しているので、太陽光
発電モジュール7を設置する屋根下地2部分は防水シー
トが不要となるばかりか、小屋裏の断熱効果をも高める
ことができる。したがって、下部パネル本体25Dは、
野地板3に直接固定されている。
【0045】上部パネル本体25Uは、複数枚(例え
ば、4枚)の板材26をそれぞれ所定距離だけ離して下
部パネル本体25Dの上面部に接着剤等を介して固定す
ることにより形成されている。上部パネル本体25Uの
厚さt2は、太陽光発電モジュール7のフレーム材7c
の高さHに応じて選定されている。
【0046】また、各板材26間には、屋根(屋根下地
2)の傾斜方向に貫通する雨水通路37と、横方向に貫
通する補助雨水通路38とが形成されている。また、上
部パネル本体25Uには、上記雨水通路37および補助
雨水通路38と隔離されかつ屋根の傾斜方向に伸延し当
該本体25Uの外側端部に対しては開口し当該本体内側
端部に対しては閉塞された空気通し穴27Aが形成され
ている。
【0047】また、この実施形態では、前記第1の実施
形態と同様に、モジュール位置固定用部材29が、上部
パネル本体25Uに取付けられている。このモジュール
位置固定用部材29は、各パネル本体(25D,25
U)と同一種類の発泡体から形成されている。
【0048】また、仕切板25Cは、太陽光発電モジュ
ール7のフレーム材7cの内側空間8に嵌挿可能な形状
とされており、上部本体パネル25Uの上面部22に接
着剤を介して固定されている。この仕切板25Cには、
上部パネル本体25Uの各空気通し穴27Aに対応して
空気流通口27Bが貫通穿設されている。各空気流通口
27Bと各空気通し穴27Aとが協働して空気通路27
を形成するものとされている。
【0049】例えば、図9に示すように、屋根(屋根下
地2)の傾斜方向に沿って2段に太陽光発電モジュール
(10,10)を設置する場合には、下方の太陽光発電
モジュール7用のパネル10の下側の空気通し穴27A
および空気流通口27Bを貫通する小屋裏空気取入口2
8Aを設けるとともに、上方の太陽光発電モジュール7
用のパネル10の上側の空気通し穴27Aおよび空気流
通口27Bを貫通するモジュール空間空気排出口28B
を設ける。
【0050】したがって、小屋裏空気取入口28Aを介
して太陽光発電モジュール7の内側空間20に流入した
空気は、当該モジュール7から発生した熱によって温め
られつつ空気通路27に沿って上方へ移動して、モジュ
ール空間空気排出口28Bから小屋裏9へ向けて流出さ
れる。これにより、太陽光発電モジュール7の温度上昇
を抑制できるとともに、小屋裏9の空気が温められる。
【0051】また、上記連結用側辺部23は、上部パネ
ル本体25Uを下部パネル本体25Dの上側側端部およ
び右側側端部から内側に離して固定することにより形成
されている。
【0052】ここにおいて、上記パネル20を用いて屋
根の一部に太陽光発電モジュール7を設置する場合、当
該屋根の他の部分に葺かれる屋根仕上げ材(瓦等)5と
パネル20との間には、防水を図るために、接続補助パ
ネル6Aや水切り板金6Bが介装されるとともに、防水
シート(例えば、アスファルトルーフィング)4が敷設
されている。なお、図10および図11において、6C
は垂木である。また、図10に示すように、隣接する太
陽光発電モジュール(7,7)は、カバー31および取
付金具32を用いて固定されている。
【0053】かかる構成の太陽光発電モジュール取付け
用パネル20では、太陽光発電モジュール7から発生し
た熱を空気通路27を介して外部へ逃がして当該モジュ
ール20の温度上昇を抑制できる。また、空気通路27
を介して小屋裏9へ導かれた太陽光発電モジュール7か
らの熱気によって、例えば冬季に小屋裏9やその下の各
室を暖めることができる。なお、壁内の空気流路を介し
て小屋裏9と床下との間で空気が循環する空気循環型建
物では、一段と効果的に各室を暖めることができるとと
もに換気にも役立てることができる。また、夏場は、建
物に通常設置されている換気装置(図示省略)を作動す
ることによって小屋裏空間の熱気を外部へ排出できるの
で問題はない。
【0054】また、上記雨水通路37に沿って雨水(R
N)は流れ落ちるので、雨水(RN)が滞留しない。な
お、この際、雨水通路は、空気通路と別々に形成されて
いるので、雨水(RN)が小屋裏へはいってしまうよう
なことはない。そして、防水性を有するとともに接着剤
を介して屋根下地に固定され、しかも隣接する同型品
(太陽光発電モジュール)と連結される部分(連結用側
辺部)が上下方向に重なり合って密着されるので、屋根
下地へ雨水(RN)が浸入するのを完全に防止できる。
したがって、小屋裏への雨漏りを防止できる。
【0055】また、パネル20の厚さを調節することに
より、太陽光発電モジュール7の屋根仕上げ材5からの
突出量を最小に抑えることができる。そのため、見栄え
がよく風に煽られて破損するようなこともない。
【0056】また、下面部21を屋根下地2に接着剤を
介して固定し、かつ上面部22に太陽光発電モジュール
10を保持させるだけであるので、簡単に施工すること
ができ施工コストも低減できる。また、太陽光発電モジ
ュール7をモジュール位置固定部材29を介して上部パ
ネル本体25Uに固定したので、この点からも施工を簡
単に行える。
【0057】また、太陽光発電モジュール7の設置部分
は、屋根仕上げ材5の施工を必要としないので、この点
からも施工の簡単化とコスト低減とを実現できる。さら
に、パネル20は軽量の発泡体から形成されているの
で、移動が楽で簡単に施工できる。そのため、施工時間
の短縮および施工コストの低減を図ることができる。
【0058】なお、上記第2の実施形態では、太陽光発
電モジュール取付け用パネル20を構成する下部パネル
本体25Dと上部パネル本体25Uと仕切板25Cとを
別体としたが、一体に形成してもよい。このように、パ
ネル10を一体に形成することにより、一段と迅速かつ
安価に製造できる。また、強度も一段と増大できる。
【0059】また、上記実施形態では、太陽光発電モジ
ュール7を屋根上の一部に設置したが、屋根上の全体に
設置してもよい。
【0060】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、高断熱性およ
び防水性を有し、下面部を屋根下地に接着剤を介して固
定可能に形成するとともに、上面部を太陽光発電モジュ
ールを保持可能に形成し、当該上面部に太陽光発電モジ
ュールの内側空間を臨みつつ屋根の傾斜に沿って伸延し
当該内側空間の空気を外部へ排出可能かつ雨水を当該内
側空間の下方を流下可能な空気・雨水通路を形成しとの
間に当該下面に沿って貫通する空気・雨水通路を形成
し、連結用側辺部を隣接同型品と上下方向に重なりあっ
て密着可能に形成したので、太陽光発電モジュールの温
度上昇を抑制できるとともに小屋裏への雨漏りを防止で
き、しかも見栄えがよく簡単に取付けることができる。
【0061】請求項2の発明によれば、高断熱性および
防水性を有し、下面部を屋根下地に接着剤を介して固定
可能に形成するとともに、上面部を太陽光発電モジュー
ルを保持可能に形成し、当該上面部に太陽光発電モジュ
ールの内側空間を臨みつつ屋根の傾斜に沿って伸延し当
該内側空間を小屋裏へ連通可能な空気通路と雨水を当該
内側空間の下方を流下可能な雨水通路とを別々に形成
し、連結用側辺部を隣接同型品と上下方向に重なりあっ
て密着可能に形成したので、太陽光発電モジュールの温
度上昇を抑制できるとともに小屋裏への雨漏りを防止で
き、しかも見栄えがよく簡単に取付けることができる。
また、太陽光発電モジュールで暖まった空気が対流し建
物全体を循環することにより、太陽光エネルギを建物の
各室の暖房や換気にも役立てることができる。
【0062】請求項3の発明によれば、高断熱性および
防水性を有する軽量の発泡体から形成したので、請求項
1又は2記載の発明と同様な効果を奏し得る他、一段と
簡単に施工できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を説明するための分解
斜視図である。
【図2】同じく、空気と雨水との流れを説明するための
図である。
【図3】同じく、複数の太陽光発電モジュールの連結を
説明するための図である。
【図4】同じく、屋根下地への取付け状況を説明するた
めの縦断面図である。
【図5】同じく、屋根下地への取付け状況を説明するた
めの図である。
【図6】同じく、隣接する太陽光発電モジュール取付け
用パネルの固定を説明するための図である。
【図7】本発明の第2の実施形態を説明するための分解
斜視図である。
【図8】同じく、空気と雨水との流れを説明するための
平面図である。
【図9】同じく、複数の太陽光発電モジュールの連結を
説明するための図である。
【図10】同じく、屋根下地への取付け状況を説明する
ための縦断面図である。
【図11】同じく、屋根下地への取付け状況を説明する
ための図である。
【符号の説明】
2 屋根下地 3 野地板 9 小屋裏 7 太陽光発電モジュール 9 小屋裏 10 太陽光発電モジュール取付け用パネル 11 下面部 12 上面部 13 連結用側辺部 17 空気・雨水通路 20 太陽光発電モジュール取付け用パネル 21 下面部 22 上面部 23 連結用側辺部 27 空気通路 37 雨水通路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根上に太陽光発電モジュールを取付け
    るための太陽光発電モジュール取付用パネルであって、 高断熱性および防水性を有し、下面部を屋根下地に接着
    剤を介して固定可能に形成するとともに、上面部を太陽
    光発電モジュールを保持可能に形成し、当該上面部に太
    陽光発電モジュールの内側空間を臨みつつ屋根の傾斜に
    沿って伸延し当該内側空間の空気を外部へ排出可能かつ
    雨水を当該内側空間の下方を流下可能な空気・雨水通路
    を形成し、連結用側辺部を隣接同型品と上下方向に重な
    りあって密着可能に形成したことを特徴とする太陽光発
    電モジュール取付け用パネル。
  2. 【請求項2】 屋根上に太陽光発電モジュールを取付け
    るための太陽光発電モジュール取付用パネルであって、 高断熱性および防水性を有し、下面部を屋根下地に接着
    剤を介して固定可能に形成するとともに、上面部を太陽
    光発電モジュールを保持可能に形成し、当該上面部に太
    陽光発電モジュールの内側空間を臨みつつ屋根の傾斜に
    沿って伸延し当該内側空間を小屋裏と連通可能な空気通
    路と雨水を当該内側空間の下方を流下可能な雨水通路と
    を別々に形成し、連結用側辺部を隣接同型品と上下方向
    に重なりあって密着可能に形成したことを特徴とする太
    陽光発電モジュール取付け用パネル。
  3. 【請求項3】 軽量の発泡体から形成されている請求項
    1又は2記載の太陽光発電モジュール取付け用パネル。
JP2000182130A 2000-06-16 2000-06-16 太陽光発電モジュール取付け用パネル Pending JP2002004525A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6967278B2 (en) * 2000-03-28 2005-11-22 Kaneka Corporation Solar cell module and roof equipped with power generating function using the same
JP2017155541A (ja) * 2016-03-04 2017-09-07 元旦ビューティ工業株式会社 太陽電池敷設構造

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US6967278B2 (en) * 2000-03-28 2005-11-22 Kaneka Corporation Solar cell module and roof equipped with power generating function using the same
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