JP2001349023A - 小屋裏の換気構造 - Google Patents
小屋裏の換気構造Info
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Abstract
に富む小屋裏の換気構造を目的とする。 【解決手段】両側に複数の換気孔10、11を有する巾
広の凹部底面9aを有し、かつ凹部底面9aの両側に水
切り部9b、取付部9cを一体的に連設してなる略逆ハ
ット型広子舞9を野地板8の先端部に取付けることによ
って、該略逆ハット型広子舞9と屋根瓦6との間に空気
通路14を構成した小屋裏の換気構造である。
Description
気構造に係り、特に屋根の野地板先端部より小屋裏にか
けて空気通路を設けると共に、該空気通路の所定位置に
熱によって膨張する不燃性体積膨張材を設けて構成した
構造が簡単な小屋裏の換気構造に関するものである。
ば特開平6−108598号公報(第1公知技術)に示
す如く、屋根の野地板と家内側断熱材との間に空気通路
を形成し、この空気通路を利用して軒裏から通気を取り
入れる技術が開発されている。
全くされていないので、火災が発生した際には、空気通
路を介して小屋裏に火炎や熱気が侵入し、建物が容易に
燃焼してしまう問題があった。
開平8−86028号公報(第2公知技術)、特開平9
−177198号公報(第3公知技術)、或は本件特許
出願人が開発して実用化している図4に示すような第4
公知技術が知られている。
材部とこれを覆うように一体的に配置された防火覆い部
とよりなる断面略筒状の通気部材を形成し、この通気部
材を軒先の鼻隠し部或は軒天井部またはその両方に取付
け、更に前記通気部材の内周面に熱発泡性耐火塗料を塗
布して構成した技術である。
間に通気部を形成して軒先瓦の下で換気するようにした
軒先通気構造に於て、前記通気部内に火災時に膨張し得
る加熱膨張材を配置して構成した軒先通気の防火構造で
ある。
根瓦51、アスファルトフェルト52、野地板53、た
るき54、該野地板53の先端部に被覆された広子舞カ
バー55及び水切り56等よりなる屋根と、鼻隠し板下
地57及び鼻隠し板58と、軒天井板59と、建物の外
壁下地60等によって囲まれた小屋裏61於て、該壁下
地60と軒天井板59との間に通路62を設け、かつこ
の通路62に沿って、上下面に換気穴63を夫々設けた
金属製筒状換気装置64を装置し、この金属製筒状換気
装置64の内部所定位置に熱によって膨張する不燃性体
積膨張材65を取付けた構造である。図中66は外壁、
67は雨樋である。
知技術に於ては、構造が複雑な防火覆い部と筒状の通気
部材を別に構成し、この通気部材を鼻隠し部或は軒天井
部上部或は軒天井部またはその両方に取付けなければな
らないので、換気構造が複雑になると共に、組込作業に
手間取りコスト高になる問題があった。
の先端所定部分に通気部を形成し、その通気部に波板状
に積層された加熱膨張体を挿入しなければならず、通気
部の形成が複雑であり、更に野地板の先端は、別部材の
金属製広子舞で被覆しなければ防火構造とすることが出
来ない問題があった。
と同様に、上下面に換気穴63を夫々設け、かつその内
部に不燃性体積膨張材65を内蔵させた特殊な構造の筒
状換気装置64を、壁下地60と軒天井板59との間に
形成された通路62に装着しなければならないので、構
造が複雑であり、コストが高くなる問題があった。
従来の問題点に鑑み開発された全く新しい発明であっ
て、特に屋根の野地板の先端部より小屋裏に通ずる空気
通路を屋根の一部に設け、この空気通路内に不燃性体積
膨張材を設けて構成した全く新しい換気構造の技術を提
供するものである。
気構造は、前述の従来の問題点を根本的に改善した発明
であって、その第1発明の要旨は、屋根の野地板先端部
より小屋裏に通ずる空気通路を屋根の一部に設け、かつ
該空気通路の所定位置に熱によって膨張する不燃性体積
膨張材を内蔵させて構成したことを特徴とした小屋裏の
換気構造である。
端部に小屋裏に通ずる空気通路を屋根の一部として構成
したので、従来の如く、軒先の小屋裏を形成する鼻隠し
板と屋板との接合部、または軒天井板と壁との接合部に
特殊な加工を施して空気通路を構成する作業を全く不要
とすることが出来る。
裏の構成とは関係なく、屋根の一部に空気通路を極めて
簡単な構造で組立構成することが出来る。
の要旨は、凹部底面を有する換気用の略逆ハット型広子
舞を屋根の野地板先端部に取付固定することによって、
該略逆ハット型広子舞の凹部底面と屋根材との間に前記
空気通路を形成したことを特徴とした第1発明の小屋裏
の換気構造である。
端部に取付けられる防火用の広子舞を凹部底面を持った
略逆ハット型に形成したので、この略逆ハット型広子舞
を瓦等の屋根材の裏面に取付けることによって、この広
子舞と屋根材との間に凹部底面よりなる空気通路を自動
的に形成することが出来る。
の要旨は、前記略逆ハット型広子舞の凹部底面の両側に
夫々の換気孔を設けると共に、片側の換気孔を小屋裏に
露出し、かつ他側の換気孔を外気に露出し、さらに前記
熱によって膨張する不燃性体積膨張材を両側の換気孔の
間に配置して構成したことを特徴とした第1発明の小屋
裏の換気構造である。
広子舞の凹部底面両側に換気孔を設け、該片側の換気孔
を小屋裏に露出し、かつ他側の換気孔を外気に露出して
構成したので、小屋裏から外気に通ずる空気通路を簡単
に構成することが出来る。
けられた両方の換気孔の間に不燃性体積膨張材を配置し
たので、この不燃性体積膨張材が火災等によって熱膨張
した場合には、この不燃性体積膨張材によって両側の換
気孔の間の空気通路を閉鎖することが出来る。
の要旨は、前記略逆ハット型広子舞の片側縁に水切り部
を一体的に突設して構成した第2発明或は第3発明の小
屋裏の換気構造である。
ハット型広子舞の片側縁に水切り部を一体的に取付けて
構成したので、従来の如く、屋根の組立構成に当って、
広子舞とは別に水切り部材を屋根の先端に取付ける作業
を全く不要とすることが出来る。
一実施例を図によって具体的に説明すると、図1は本発
明に係る小屋裏の換気構造の要部を示す縦断面説明図、
図2は図1の小屋裏の換気構造に使用される略逆ハット
型広子舞の斜視説明図、、図3は図1に示す小屋裏の換
気構造の空気通路が閉鎖される状態を示す要部の縦断面
図である。
あって、屋根2、鼻隠し3、軒先天井4及び建物の壁5
より構成されている。
ルト7、野地板8及び換気用の略逆ハット型広子舞9よ
り構成されている。この略逆ハット型広子舞9は、特に
図2に示す如く、中央部に溝状の凹部底面9aを有し、
その凹部底面9aの片側に水切り部9b、他側に野地板
8に取付ける際に使用される平板状の取付部9cが一体
的に連設されて構成されている。
の両側には所定の間隔を保って複数の換気孔10、11
が2列状に穿設されている。この2列の換気孔10、1
1が設けられた間の凹部底面9aの内底面には熱によっ
て膨張する帯状の不燃性体積膨張材12が取付けられて
いる。
すると次の通りである。即ち、本発明に於ては、屋根瓦
6の下面に設けられた野地板8の先端部が巾広く切除さ
れ、その部分に前述の略逆ハット型広子舞9が嵌入さ
れ、かつこの略逆ハット型広子舞9は、これの側方に穿
設された取付部9cを野地板8上に重ねると共に、ビス
13で取付部9cを野地板8に固定することによって取
付け固定されている。
地板8の先端部を巾広く切除し、かつこの場所に巾広の
前述のような構造を有する略逆ハット型広子舞9を取付
けることによって、屋根2を防火構造とすると共に、略
逆ハット型広子舞9の凹部底面9aと屋根瓦6との間に
空気通路14を自動的に形成することが出来る。また、
この空気通路14は、前記略逆ハット型広子舞9の凹部
底面9aに設けた換気孔10、11によって通気し得る
ように構成されている。
板下地16より形成されている。建物の壁5は壁下地材
17及び外壁材18等より形成されている。図中19は
たる木、20は野縁、21はコーキング材、22は雨樋
である。
は、鼻隠し3の上端部を略逆ハット型広子舞9の下面で
あって、かつ両側に設けられた換気孔10、11の間に
当接して固定することによって構成することが出来る。
即ち前記空気通路14及び換気孔10、11を介して小
屋裏1を建物の外方に通気せしめることが出来る。
型広子舞9の凹部底面9aの所定位置に予め不燃性体積
膨張材12が取付られているので、火災が発して空気通
路14の温度が一定の温度以上に達した場合には、特に
図3に示す如く、この不燃性体積膨張材12が膨張して
空気通路14の一部を閉鎖し、これによって、火炎、熱
気等が空気通路14内の奥深く及び小屋裏1内に侵入す
ることを防止することが出来る。
の如き構造を有しているので、小屋裏に通ずる空気通路
を小屋裏の構成とは関係なく屋根の一部として簡単に組
立構成することが出来る。
防火用の略逆ハット型広子舞を取付けた場合には、該略
広子舞と屋根材との間に凹部底面よりなる空気通路を自
動的に形成することが出来る。
側に換気孔を設け、かつこれ等の換気孔を小屋裏側或は
外気側に露出することによって、小屋裏側と外気側とを
相互に通気することが出来る。
不燃性体積膨張材が予め取付けられているので、火災等
が発生した場合には、この不燃性体積膨張材が膨張して
空気通路を閉鎖し、火炎や熱気が空気通路を通過するこ
とを防止出来る。
り部を一体的に取付けて構成した場合には、広子舞とは
別に水切り部材を屋根の先端に設ける必要がなく、作業
を簡単にすると共に、コストを削減することが出来る。
断面説明図である。
ト型広子舞の斜視説明図である。
される状態を示す要部の縦断面図である。
断面説明図である。
Claims (4)
- 【請求項1】屋根の野地板先端部より小屋裏に通ずる空
気通路を屋根の一部に設け、かつ該空気通路の所定位置
に熱によって膨張する不燃性体積膨張材を内蔵させて構
成したことを特徴とした小屋裏の換気構造。 - 【請求項2】凹部底面を有する換気用の略逆ハット型広
子舞を屋根の野地板先端部に取付固定することによっ
て、該略逆ハット型広子舞の凹部底面と屋根材との間に
前記空気通路を形成したことを特徴とした請求項1の小
屋裏の換気構造。 - 【請求項3】前記略逆ハット型広子舞の凹部底面の両側
に夫々の換気孔を設けると共に、片側の換気孔を小屋裏
に露出し、かつ他側の換気孔を外気に露出し、さらに前
記熱によって膨張する不燃性体積膨張材を両側の換気孔
の間に配置して構成したことを特徴とした請求項1の小
屋裏の換気構造。 - 【請求項4】前記略逆ハット型広子舞の片側縁に水切り
部を一体的に突設して構成した請求項2或いは請求項3
の小屋裏の換気構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000174627A JP4363608B2 (ja) | 2000-06-12 | 2000-06-12 | 小屋裏の換気構造 |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001349023A true JP2001349023A (ja) | 2001-12-21 |
JP4363608B2 JP4363608B2 (ja) | 2009-11-11 |
Family
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP4363608B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008150918A (ja) * | 2006-12-20 | 2008-07-03 | Sanko Metal Ind Co Ltd | 換気機能付き軒先見切り材 |
JP2013015011A (ja) * | 2012-09-25 | 2013-01-24 | Asahi Kasei Homes Co | 建築物の小屋裏換気構造 |
JP2015193985A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-05 | 旭化成ホームズ株式会社 | 軒先換気構造 |
-
2000
- 2000-06-12 JP JP2000174627A patent/JP4363608B2/ja not_active Expired - Fee Related
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