JPH10131333A - 真空断熱パネルの製造方法と装置 - Google Patents

真空断熱パネルの製造方法と装置

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JPH10131333A
JPH10131333A JP8305568A JP30556896A JPH10131333A JP H10131333 A JPH10131333 A JP H10131333A JP 8305568 A JP8305568 A JP 8305568A JP 30556896 A JP30556896 A JP 30556896A JP H10131333 A JPH10131333 A JP H10131333A
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pallet
chamber
pallets
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 包装袋内に残留する空気分子が少なくて断熱
性に優れ、かつ、表面に皺がなくて見栄えと耐久性に優
れた真空断熱パネルを製造する。 【解決手段】 断熱材aを挿入した包装袋Aをチャンバ
18内部に配置し、チャンバ18の内部を減圧した状態
で包装袋Aの開口部A’を密封して真空断熱パネルを製
造する方法において、複数枚の包装袋Aを重ねた姿勢と
することにより、チャンバ18の内部を減圧する際に包
装袋Aの側面を押圧して、包装袋Aの膨張を防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、包装袋の内部に断熱材
を挿入して減圧下で密封することにより真空断熱パネル
を製造する方法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】真空断熱パネルは、冷蔵庫などといった
家電製品の部品や建造物の資材などにおいて広く利用さ
れている。この真空断熱パネルを製造する一般的な方法
としては、例えば次のような方法が知られている。即
ち、先ず連通発泡ウレタンなどからなる断熱材を包装袋
の中に挿入する。次に、この包装袋をチャンバ内に配置
し、該チャンバ内部を例えば0.0005Torr程度
の高真空度にまで減圧する。そして、この減圧雰囲気に
おいて包装袋の開口部を密封する。かくして、包装袋の
内部に断熱材を真空包装した真空断熱パネルが製造され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように包
装袋を利用して真空断熱パネルを製造する場合、チャン
バ内を減圧した際に、包装袋内部の空気が開口部からス
ムーズに出きらずに包装袋内に残ってしまい、その残っ
た空気の圧力で包装袋が膨張する現象が起きる。このよ
うに包装袋が膨張した状態で開口部を密封したのでは、
包装袋内部に大量の空気分子が残ってしまうことにな
り、これでは断熱効果の優れた真空断熱パネルは製造で
きない。
【0004】また、このように包装袋が膨張した状態で
開口部を密封した場合、その後、チャンバ内部に大気圧
を導入することにより、包装袋は収縮して断熱材表面に
密着した状態となるが、この収縮の際に包装袋の側面に
皺を生じることが多い。このように真空断熱パネルの表
面に包装袋の皺ができると、見栄えが悪くなるばかり
か、真空断熱パネルを搬送等する際に擦れるなどして皺
の部分に穴が開きやすい。このため、真空断熱パネルの
耐久性が劣化してしまう。
【0005】従って、本発明の目的は包装袋内に残留す
る空気分子が少なくて断熱性に優れ、かつ、表面に皺が
なくて見栄えと耐久性に優れた真空断熱パネルを製造す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、断熱材を挿入した包装袋をチ
ャンバ内部に配置し、該チャンバの内部を減圧した状態
で包装袋の開口部を密封して真空断熱パネルを製造する
方法において、複数枚の包装袋を重ねた姿勢とすること
により、前記チャンバの内部を減圧する際に包装袋の側
面を押圧して、包装袋の膨張を防ぐことを特徴とする。
この請求項1の方法において、請求項2に記載したよう
に、前記包装袋を載置したパレットを複数枚積み重ね、
それらパレットの上下面の間で包装袋の側面を押圧する
ように構成することが好ましい。
【0007】また、これらの方法に好適に使用されるも
のとして、請求項3では、断熱材を挿入した包装袋をパ
レット上に位置決めして載置する載置部と、この載置部
にて包装袋を載置されたパレットを複数枚積み重ねる段
積み部と、この段積み部にて積み重ねられた複数枚のパ
レット上にそれぞれ載置された包装袋の開口部を減圧状
態で密封する密封部と、この密封部にて密封された包装
袋をそれぞれ載置させた状態で積み重ねられている複数
枚のパレットを一枚ずつ取り出す取出部を備えている真
空断熱パネルの製造装置を提供する。この請求項3の発
明において、請求項4に記載したように、前記密封部に
て開口部を密封された包装袋の形状を整えるトリミング
部を更に備えていても良い。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を図面をもとにして説明する。図1は、本発明の実施
の形態にかかる製造装置1の平面図、図2は同製造装置
1の正面図、図3は同製造装置1の右側面図、図4は同
製造装置1の左側面図である。
【0009】図示の例では、包装袋Aを供給するための
ロボット2が製造装置1の後方に配置されており、この
ロボット2によって製造装置1の供給部3に包装袋Aが
一枚ずつ供給されるようになっている。なお、こうして
製造装置1の供給部3に供給される包装袋Aの内部に
は、予め板形状の断熱材aが挿入された状態になってい
る。包装袋Aは、例えばアルミフィルムの表裏面に適宜
の樹脂層等を積層したフィルム材などで袋形状に構成さ
れており、包装袋Aの内面には、加熱によって溶着する
シーラント層が形成されている。断熱材aは、乾燥させ
た連通発泡ウレタンフォームなどからなる。
【0010】供給部3の右側には、包装袋Aをパレット
P上に載置するための載置部4が配置されている。図5
に示すように、この実施の形態で示すパレットPは方形
状の板で構成されており、その上面の四隅には円錐形状
の突起5がそれぞれ設けられている。図6に示すよう
に、これら突起5の真下の位置には穴6が形成されてい
る。後述するように、パレットPを複数枚積み重ねる際
には、下側のパレットPの突起5を上側のパレットPの
穴6に嵌入させることによって、パレットP同士の位置
決めが行われる構成になっている。そして、このパレッ
トPが載置部4の所定の位置に予め用意されており、前
述の供給部3に供給された包装袋Aは、図示しない搬送
手段等の稼働によって一枚ずつ載置部4に搬送され、載
置部4にてパレットP上に位置決めして載置される構成
になっている。こうして、載置部4にてパレットP上に
包装袋Aが位置決めして載置されることによって、図5
に示すように、包装袋Aの開口部A’がパレットPの手
前側にはみ出た姿勢にされるようになっている。但し、
断熱材aは開口部A’よりも包装袋A内部の位置に挿入
された状態になっている。
【0011】載置部4の手前側には、載置部4にて包装
袋Aを載置されたパレットPを複数枚積み重ねる段積み
部7が配置されている。これら載置部4と段積み部7の
上方にはレール8が架設されており、このレール8の下
側に装着されたチャック9がレール8に懸吊された状態
で走行して載置部4と段積み部7の間を移動する構成に
なっている。図7に示すように、チャック9は支軸10
を介してレール8の下側に装着されており、この支軸1
0内部に設けられている図示しない昇降機構と回転機構
の稼働により、チャック9を上下動および回転させるこ
とができる構成になっている。また、チャック9の下部
には図示しない開閉機構の稼働によって開閉される一対
の爪11、11が設けられており、これら爪11、11
によってパレットPを下側から抱え持つことができるよ
うになっている。
【0012】そして、前述のように包装袋Aが載置部4
にて開口部A’を手前側にはみ出させた姿勢でパレット
P上に位置決めして載置されると、チャック9は先ず載
置部4の上方に移動して下降し、爪11、11によって
パレットPを下側から抱え持つ。その後、チャック9は
上昇してパレットPを持ち上げ、レール8に沿って走行
することにより、そのパレットPを段積み部7の上方に
搬送する。その後、チャック9は下降して包装袋Aを載
置させているパレットPを段積み部7に降ろし、爪1
1、11を開く。これにより、パレットPは包装袋Aの
開口部A’を手前側にはみ出させた姿勢のまま段積み部
7に載置される。
【0013】また、同様にして次の包装袋Aが載置部4
にて開口部A’を手前側にはみ出させた姿勢でパレット
P上に位置決めして載置されると、チャック9は先ず載
置部4の上方に移動して下降し、爪11、11によって
パレットPを下側から抱え持つ。その後、チャック9は
上昇してパレットPを持ち上げ、レール8に沿って走行
することにより、そのパレットPを段積み部7の上方に
搬送する。そして、チャック9は180゜回転し、パレ
ットP上に載置されている包装袋Aの開口部A’を後方
にはみ出させた姿勢にする。その後、チャック9は下降
して包装袋Aを載置させているパレットPを段積み部7
に降ろし、爪11、11を開く。これにより、パレット
Pは、先に段積み部7に載置されたパレットPの上に、
包装袋Aの開口部A’を後方にはみ出させた姿勢で重ね
て載置されることになる。
【0014】これらの工程を繰り返して行うことによ
り、段積み部7においてパレットPを順次積み重ねてい
くように構成されている。また、このように段積み部7
においてパレットPを積み重ねる際に、途中で一回おき
にチャック9を180゜回転させているので、積み重ね
られたパレットPからは、包装袋Aの開口部A’が手前
側と後方に交互にはみ出た姿勢になっている。
【0015】なお、この実施の形態では、これらの工程
を繰り返すことによって、図8に示すように、段積み部
7において四枚のパレットPを積み重ねる構成になって
いる。これにより、段積み部7において一番下のパレッ
トPと下から三番目のパレットP上には包装袋Aが開口
部A’を手前側にはみ出させた姿勢で載置され、下から
二番目のパレットPと一番上のパレットP上には包装袋
Aが開口部A’を後方にはみ出させた姿勢で載置された
状態となるようになっている。そして、このように段積
み部7においてパレットPを積み重ねる際には、先に説
明した下側のパレットPの突起5が上側のパレットPの
穴6に嵌入することによって、パレットP同士の位置決
めが行われる。
【0016】段積み部7の左方には、段積み部7にて積
み重ねられた四枚のパレットP上にそれぞれ載置された
包装袋Aの開口部A’を減圧状態で密封する密封部15
が配置されている。図9に示すように、密封部15の上
方にはヒンジ部16を介して開閉自在に構成されたチャ
ンバ蓋17が配置されている。このチャンバ蓋17の下
面内部がチャンバ18に形成されており、前述の段積み
部7にて積み重ねられた四枚のパレットPをこの密封部
15に搬入した状態で、チャンバ蓋17をヒンジ部16
を中心に下方に回動させることにより、それら四枚のパ
レットPをチャンバ18の内部に密閉した状態で収納で
きるようになっている。チャンバ蓋17の上面には、排
気口19と吸気口20が設けられている。チャンバ18
の内部に四枚のパレットPを密閉収納し、排気口19を
介してチャンバ18内を高真空状態に減圧できるように
構成されている。また、このように減圧されたチャンバ
18内に吸気口20を介して大気を導入できるように構
成されている。なお、図示しない搬送機構等によって四
枚のパレットPを段積み部7から密封部15に搬入する
際には、チャンバ蓋17はヒンジ部16を中心に上方に
回動された状態にされている。
【0017】また、密封部15には、包装袋Aの開口部
A’を加熱して密封するためのヒータ22、23が前後
に配置されている。前述のように包装袋A内面に形成し
たシーラント層をこれらヒータ22、23によって加熱
して溶着させるようになっている。図10に示すよう
に、手前側に配置されたヒータ22は上ヒータ部24と
中央ヒータ部25と下ヒータ部26で構成されている。
これらの内、上ヒータ部24と下ヒータ部26は昇降
し、中央ヒータ部25は固定されている。同様に、後方
に配置されたヒータ23は上ヒータ部27と中央ヒータ
部28と下ヒータ部29で構成され、上ヒータ部27と
下ヒータ部29は昇降し、中央ヒータ部28は固定され
ている。そして、図示のように手前側のヒータ22にお
いては、上ヒータ部24が下降することにより、下から
三番目のパレットP上に載置された包装袋Aの開口部
A’を上ヒータ部24下面と中央ヒータ部25上面の間
で挟んで加熱密封し、また、下ヒータ部26が上昇する
ことにより、一番下のパレットP上に載置された包装袋
Aの開口部A’を中央ヒータ部25下面と下ヒータ部2
6上面の間で挟んで加熱密封するように構成されてい
る。同様に、後方のヒータ23においては、上ヒータ部
27が下降することにより、一番上のパレットP上に載
置された包装袋Aの開口部A’を上ヒータ部27下面と
中央ヒータ部28上面の間で挟んで加熱密封し、また、
下ヒータ部29が上昇することにより、下から二番目の
パレットP上に載置された包装袋Aの開口部A’を中央
ヒータ部28下面と下ヒータ部29上面の間で挟んで加
熱密封するように構成されている。なお、前述のように
段積み部7において一番下のパレットPと下から三番目
のパレットPには包装袋Aが開口部A’を手前側にはみ
出させた姿勢で載置され、下から二番目のパレットPと
一番上のパレットPには包装袋Aが開口部A’を後方に
はみ出させた姿勢で載置されているので、図示しない搬
送手段等によって段積み部7から四枚のパレットPをこ
の密封部15に搬入した際には、パレットP上から前後
にはみ出ているそれら各開口部A’が、中央ヒータ部2
5下面と下ヒータ部26上面の間、中央ヒータ部28下
面と下ヒータ部29上面の間、上ヒータ部24下面と中
央ヒータ部25上面の間、および上ヒータ部27下面と
中央ヒータ部28上面の間にそれぞれ嵌入する構成にな
っている。
【0018】密封部15の左方には、段積み状態となっ
ているこれら四枚のパレットPを一枚ずつ取り出す取出
部30が配置されている。また、この取出部30の後方
には、包装袋Aの開口部A’を切断することによって包
装袋Aの形状を整えるトリミング部31が配置されてい
る。図1および図4に示されるように、これら取出部3
0とトリミング部31の上方にはレール32が架設され
ており、このレール32の下側には、先に図7において
説明したチャック9と同様の構成を備えるチャック33
が装着されている。チャック33の具体的な構成はチャ
ック9と同様であるため、詳細な説明は省略するが、こ
のチャック33がレール32に懸吊された状態で走行
し、取出部30に段積み状態で載置された四枚のパレッ
トPを上から一枚ずつ取り出して、トリミング部31に
順次搬送する構成になっている。なお、取出部30から
トリミング部31にパレットPを搬送する際にチャック
33が適宜回転することによって、トリミング部31に
パレットPを置いた際には、包装袋Aの開口部A’が常
にパレットP上から手前側にはみ出た姿勢にされてい
る。
【0019】トリミング部31の手前側には、包装袋A
の開口部A’を切断するためのカッタ35が配置されて
いる。前述の密封部15にて密封された包装袋Aの開口
部A’をこのカッタ35によって所望の寸法に切断する
ことにより、トリミング部31において包装袋Aの形状
を整える構成になっている。なお図示はしないが、その
他、このトリミング部31から包装袋Aを搬出するため
の図示しないロボットが、例えば製造装置1の左方に配
置されている。
【0020】次に、以上のように構成された本発明の実
施の形態にかかる製造装置1の動作を説明する。
【0021】先ず、ロボット2によって製造装置1の供
給部3に包装袋Aが一枚ずつ供給される。包装袋Aの内
部には、予め板形状の断熱材aが挿入された状態になっ
ている。そして、こうして供給部3に供給された包装袋
Aは、順次、載置部4に搬送され、パレットP上に載置
される。また、この載置部4への搬送の際に包装袋Aの
位置決めが行われ、包装袋Aの開口部A’がパレットP
の手前側にはみ出た姿勢となる。
【0022】次に、こうして載置部4にて包装袋Aを載
置されたパレットPは、チャック9によって載置部4か
ら取り出され、順次、一枚ずつ段積み部7に搬送されて
いく。そして、段積み部7において四枚のパレットPが
位置決めされながら積み重ねられる。なお、パレットP
同士の位置決めは、先に説明したように、下側のパレッ
トPの突起5を上側のパレットPの穴6に嵌入させるこ
とによって行われる。また、この載置部4から段積み部
7への搬送の途中で一回おきにチャック9が180゜回
転することによって、段積み部7にて積み重ねられた四
枚のパレットPの内、一番下のパレットPと下から三番
目のパレットP上には包装袋Aが開口部A’を手前側に
はみ出させた姿勢で載置され、下から二番目のパレット
Pと一番上のパレットP上には包装袋Aが開口部A’を
後方にはみ出させた姿勢で載置された状態となる。そし
て、こうして段積みされた四枚のパレットPは、そのま
ま次の密封部15へと搬送されていく。
【0023】なお、この搬入の際には、チャンバ蓋17
はヒンジ部16を中心に上方に回動された状態になって
いるので、搬入の妨げとならない。また、この搬入に伴
って、パレットP上から前後にはみ出ている包装袋Aの
各開口部A’が、中央ヒータ部25下面と下ヒータ部2
6上面の間、中央ヒータ部28下面と下ヒータ部29上
面の間、上ヒータ部24下面と中央ヒータ部25上面の
間、および上ヒータ部27下面と中央ヒータ部28上面
の間にそれぞれ嵌入することとなる。
【0024】次に、こうして四枚のパレットPが密封部
15に搬入されると、チャンバ蓋17がヒンジ部16を
中心にして下方に回動し、それら四枚のパレットPはチ
ャンバ18の内部に密閉状態で収納される。そして、排
気口19を介してチャンバ18内は高真空状態に減圧さ
れる。なお、包装袋AはパレットA上にて四段に積み重
ねられているので、各包装袋AはパレットPの上下面の
間で上下両側面から押圧された状態となって、このよう
にチャンバ18内を減圧した際にも包装袋Aは膨張する
ことがなく、包装袋A内部の空気が開口部A’からスム
ーズに出るようになる。
【0025】そして、チャンバ18の内部を例えば0.
0005Torr程度の高真空度になるまで十分に減圧
した後、密封部15の前後に配置したヒータ22、23
によって包装袋Aの各開口部A’を狭圧すると同時に加
熱して装袋A内面のシーラント層を溶融させ、各開口部
A’を溶着密封する。こうして、包装袋A内部に挿入さ
れている断熱材aが密封包装された状態となる。その
後、チャンバ18内には吸気口20を介して大気が導入
され、大気圧となった後、チャンバ蓋17がヒンジ部1
6を中心に上方に回動されることにより、開放状態とな
る。
【0026】次に、こうして密封包装された包装袋A
は、段積み状態となっている四枚のパレットPに載置さ
れたまま、次の取出部30に搬送される。そして、取出
部30とトリミング部31の上方に架設されているレー
ル32に沿って走行するチャック33が、取出部30に
段積み状態で載置された四枚のパレットPを上から一枚
ずつ取り出して、トリミング部31に順次搬送してい
く。なお、この搬送の際にチャック33が適宜回転する
ことによって、トリミング部31にパレットPを置いた
際には、包装袋Aの開口部A’が常にパレットP上から
手前側にはみ出た姿勢となる。
【0027】そして、トリミング部31では、包装袋A
の開口部A’がカッタ35によって切断されて、包装袋
Aの形状が整えられることになる。こうして密封包装の
終了した包装袋Aは、図示しないロボットによって製造
装置1から搬出され、適宜、次の工程へと搬送される。
かくして、以後同様の工程によって密封包装を行うこと
により、包装袋A内に残留する空気分子が少なくて断熱
性に優れ、かつ、見栄えと耐久性にも優れた真空断熱パ
ネルを連続的に製造することが可能となる。
【0028】以上、本発明の実施の形態の一例を説明し
たが、図示の製造装置1に限らず、適宜変更することも
可能である。例えば、チャンバ18内部を減圧する際
に、段積み状態にされたパレットPの一番上に載置され
ている包装袋Aの膨張を防ぐために、チャンバ18内上
面に包装袋Aの押さえ具などを設けても良い。この場
合、押さえ具に代えて、一番上の包装袋Aの上に更に空
のパレットPを載せておくことによって、パレットPの
重さで包装袋Aの膨張を防ぐようにしても良い。
【0029】また、載置部4、段積み部7、密封部1
5、取出部30、トリミング部31などの配置および配
列は如何様に変更しても良い。図11に示す製造装置4
0は、これら載置部4、段積み部7、密封部15、取出
部30、およびトリミング部31を直列に配置した実施
の形態を示している。このように、各部を直線状に配置
することも自由である。また、載置部4の右方に供給部
3を配置したのと同様に、トリミング部31の左方にも
排出部41を配置しても良い。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、複数枚の包装袋を重ね
た姿勢としているので、減圧時における包装袋の膨張を
防ぐことができる。従って、本発明によれば、包装袋内
に残留する空気分子が少なくなり、包装体の収縮に伴う
皺も発生しなくなるので、断熱性、見栄えおよび耐久性
の何れにも優れた真空断熱パネルを製造できるようにな
る。また、複数枚の包装袋を同時に密封できるので、量
産性が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる製造装置の平面図
である。
【図2】同製造装置の正面図である。
【図3】同製造装置の右側面図である。
【図4】同製造装置の左側面図である。
【図5】包装袋をパレット上に載置した状態の斜視図で
ある。
【図6】パレット隅角部に設けられた突起の拡大断面図
である。
【図7】チャックの動作説明図である。
【図8】四段に段積みされたパレットの斜視図である。
【図9】密封部の側面図である。
【図10】包装袋の開口部を加熱密封するためのヒータ
の説明図である。
【図11】載置部、段積み部、密封部、取出部、および
トリミング部を直列に配置した実施の形態にかかる製造
装置の平面図である。
【符号の説明】
A 包装袋 A’ 開口部 a 断熱材 P パレット 1 製造装置 4 載置部 7 段積み部 15 密封部 30 取出部 31 トリミング部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱材を挿入した包装袋をチャンバ内部
    に配置し、該チャンバの内部を減圧した状態で包装袋の
    開口部を密封して真空断熱パネルを製造する方法におい
    て、 複数枚の包装袋を重ねた姿勢とすることにより、前記チ
    ャンバの内部を減圧する際に包装袋の側面を押圧して、
    包装袋の膨張を防ぐことを特徴とする真空断熱パネルの
    製造方法。
  2. 【請求項2】 前記包装袋を載置したパレットを複数枚
    積み重ね、それらパレットの上下面の間で包装袋の側面
    を押圧するように構成した請求項1に記載の真空断熱パ
    ネルの製造方法。
  3. 【請求項3】 断熱材を挿入した包装袋をパレット上に
    位置決めして載置する載置部と、この載置部にて包装袋
    を載置されたパレットを複数枚積み重ねる段積み部と、
    この段積み部にて積み重ねられた複数枚のパレット上に
    それぞれ載置された包装袋の開口部を減圧状態で密封す
    る密封部と、この密封部にて密封された包装袋をそれぞ
    れ載置させた状態で積み重ねられている複数枚のパレッ
    トを一枚ずつ取り出す取出部を備えている真空断熱パネ
    ルの製造装置。
  4. 【請求項4】 前記密封部にて開口部を密封された包装
    袋の形状を整えるトリミング部を更に備えている請求項
    3に記載の真空断熱パネルの製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP3048396A1 (de) * 2015-01-22 2016-07-27 Liebherr-Hausgeräte Lienz GmbH Vorrichtung und verfahren zum parallelen evakuieren mehrerer vakuumdämmkörper

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