JPH10130229A - 置換ベンジルコハク酸ジペルオキシエステル及びその用途 - Google Patents

置換ベンジルコハク酸ジペルオキシエステル及びその用途

Info

Publication number
JPH10130229A
JPH10130229A JP28497896A JP28497896A JPH10130229A JP H10130229 A JPH10130229 A JP H10130229A JP 28497896 A JP28497896 A JP 28497896A JP 28497896 A JP28497896 A JP 28497896A JP H10130229 A JPH10130229 A JP H10130229A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
polymerization
substituted
benzylsuccinic
compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28497896A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Katsumata
和宏 勝又
Tetsuo Tashiro
哲郎 田代
Mieko Tamura
美枝子 田村
Masaru Matsushima
勝 松島
Shuji Suyama
修治 須山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NOF Corp
Original Assignee
NOF Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NOF Corp filed Critical NOF Corp
Priority to JP28497896A priority Critical patent/JPH10130229A/ja
Publication of JPH10130229A publication Critical patent/JPH10130229A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Polymerization Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 重合反応の効率が良い上、得られる重合体が
高分子量であり、かつ残存単量体の少ない重合体を与え
ることができ、各種ビニル系単量体の重合開始剤として
有用な新規有機過酸化物を提供する。 【解決手段】 下記一般式(1) 【化1】 (但し、式中のR1は、炭素数1〜5の直鎖又は分岐の
アルキル基、シクロヘキシル基、フェニル基、R2は炭
素数1〜2の直鎖のアルキル基、R3は水素、ハロゲ
ン、メチルあるいはメトキシ基である。)で表される置
換ベンジルコハク酸ジペルオキシエステル、及びそれか
らなるビニル系単量体用の重合開始剤である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、置換ベンジルコハ
ク酸ジペルオキシエステル、及びその用途に関するもの
である。更に詳しくは、残存単量体を減少し、かつ得ら
れる重合体の物性を高めることのできる新規な置換ベン
ジルコハク酸ジペルオキシエステル、及びそれからなる
ビニル系単量体用の重合開始剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】中温度領域ないし高温度領域(40〜1
20℃)におけるスチレン、メタクリル酸メチル等のビ
ニル系単量体の重合、あるいはこれらのビニル系単量体
と共重合可能なビニル系単量体との共重合における重合
開始剤として、t−ブチルヒドロペルオキシドやt−ヘ
キシルヒドロペルオキシド等の3級のヒドロペルオキシ
ドから誘導されるt−ブチルペルオキシエステルやt−
ヘキシルペルオキシエステル等のペルオキシエステル類
が知られている。こうして得られる重合体の機械的強度
は、重合体の分子量が大きいほど良好であるが、機械的
強度を含め、その他諸性能を満足するためには、平均分
子量が大きいことに加え、単量体及びオリゴマーの含有
量を少なくすることが必要となる。平均分子量を大きく
する方法としては、多官能過酸化物等を重合開始剤とし
て用いることによって、高分子量で機械的強度の良好な
重合体が得られることが知られている(特開昭61−2
31005号公報)。また残存する単量体やオリゴマー
を低減させる方法としては、重合開始剤の使用量を多く
する方法や低温活性な有機過酸化物と高温活性な有機過
酸化物とを組み合わせて用いる方法、例えば低温側にベ
ンゾイルペルオキシドを、高温側にt−ブチルペルオキ
シベンゾエート等のペルオキシエステルを組み合わせて
用いる方法(特公昭47−7891号、特公昭63−4
2921号公報等)が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし重合開始剤の使
用量を多くする方法では、得られる重合体の分子量が低
下し、機械的強度を低下させるという問題があった。ま
た、熱分解温度の異なる有機過酸化物を組み合わせる方
法では、重合後期に重合開始剤の残存量に対して単量体
の残存量が少なくなるため重合体の開裂が優先して起こ
ったり、重合体中に有機過酸化物が残存することにより
成型加工時に有機過酸化物の開裂が生じ、重合体の重合
度を低下させてしまうことも知られている。このように
従来の有機過酸化物を重合開始剤として用いた重合で
は、得られる重合体の物性面でなお改善すべき点が残っ
ている。本発明の目的は、重合開始剤として用いた際に
は、分子量的に大きいことは勿論のこと、残存単量体を
低減できる新規な有機過酸化物およびそれを用いたビニ
ル系単量体の重合開始剤を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
下記一般式(1)
【化2】 (但し、式中のR1は炭素数1〜5の直鎖若しくは分岐
のアルキル基、シクロヘキシル基またはフェニル基、R
2は炭素数1ないし2の直鎖のアルキル基、R3は水素、
ハロゲン、メチルまたはメトキシ基である。)で表され
る置換ベンジルコハク酸ジペルオキシエステルである。
第2の発明は、第1の発明の置換ベンジルコハク酸ジペ
ルオキシエステルからなるビニル系単量体の重合開始剤
である。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態に
ついて詳細に説明する。本発明の置換ベンジルコハク酸
ジペルオキシエステルは、コハク酸の2位に置換ベンジ
ル基を有する非対称構造のものである。具体的には、ジ
−t−ブチルペルオキシベンジルコハク酸エステル、ジ
−t−ブチルペルオキシ−p−メチルベンジルコハク酸
エステル、ジ−t−ヘキシルペルオキシ−p−メチルベ
ンジルコハク酸エステル、ジ−t−ブチルペルオキシ−
m−メチルベンジルコハク酸エステル、ジ−t−ヘキシ
ルペルオキシ−m−メチルベンジルコハク酸エステル、
ジ(1,1,3,3−テトラメチルブチル)ペルオキシ
−p−メチルベンジルコハク酸エステル、ジ(1−シク
ロヘキシル−1−メチルエチル)ペルオキシ−p−メチ
ルベンジルコハク酸エステル、ジクミルペルオキシベン
ジルコハク酸エステル、ジ−t−ブチルペルオキシフェ
ニルエチルコハク酸エステル、ジ−t−ブチルペルオキ
シ−p−クロロベンジルコハク酸エステル、ジ−t−ブ
チルペルオキシ−p−メトキシベンジルコハク酸エステ
ルなどが挙げられる。
【0006】本発明の置換ベンジルコハク酸ジペルオキ
シエステルは、塩基性化合物の存在下において、置換ベ
ンジルコハク酸の酸塩素化物とアルキルヒドロペルオキ
シドとを過酸化物結合の分解温度より低い温度で脱塩化
水素反応を行い、ペルオキシエステル化反応を起こさせ
ることにより得られる。その際、溶媒を用いて合成する
こともできるし、また合成後希釈してもよい。
【0007】前述の置換ベンジルコハク酸の酸塩素化物
は、対応する置換ベンジルコハク酸を常法に従って塩素
化することによって得られる。なお、本発明の原料であ
る置換ベンジルコハク酸は公知の方法、例えば、ジャー
ナル・オブ・オルガニック・ケミストリー(Journ
al of Organic Chemistry)2
1巻、1473頁、1956)に記載された方法等によ
って容易に入手することができる。置換ベンジルコハク
酸の具体例としては、ベンジルコハク酸、クロロベンジ
ルコハク酸、メチルベンジルコハク酸、メトキシベンジ
ルコハク酸、1−フェニルエチルコハク酸、1−(エチ
ルフェニル)エチルコハク酸、クミルコハク酸等が挙げ
られる。
【0008】本発明の置換ベンジルコハク酸ジペルオキ
シエステルを得るために用いるアルキルヒドロペルオキ
シドとしては、t−ブチルヒドロペルオキシド、t−ア
ミルヒドロペルオキシド、t−ヘキシルヒドロペルオキ
シド、1,1,3,3−テトラメチルブチルヒドロペル
オキシド、クミルヒドロペルオキシド、1−シクロヘキ
シル−1−メチルエチルヒドロペルオキシド等が挙げら
れる。本発明の置換ベンジルコハク酸ジペルオキシエス
テルを合成するのに有用な塩基性化合物としては水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、炭酸ナ
トリウム等の無機性塩基化合物やピリジン、トリエチル
アミン、トリブチルアミン等の有機性塩基化合物が挙げ
られる。溶媒としては、ハロゲン化炭化水素(例えばク
ロロホルム、四塩化炭素)、芳香族炭化水素(例えばベ
ンゼン、トルエン、エチルベンゼン)又は脂肪族炭化水
素(例えばヘキサン、オクタン、石油エーテル、ミネラ
ルスピリット)を用いることができる。反応温度はヒド
ロペルオキシ基が分解する温度以下であり、通常−10
℃〜40℃程度である。
【0009】本発明の置換ベンジルコハク酸ジペルオキ
シエステルは、ビニル系単量体のラジカル重合開始剤と
して有用である。本発明の置換ベンジルコハク酸ジペル
オキシエステルを用いたラジカル重合に適用できるビニ
ル系単量体としては、例えばエチレン、エチレン−酢酸
ビニル等のオレフィン類、スチレン及びクロロスチレン
等の芳香族ビニル類、酢酸ビニル及びプロピオン酸ビニ
ルなどのビニルエステル類、アクリロニトリル及びメタ
クリロニトリル等の不飽和ニトリル類、アクリル酸、メ
タクリル酸及びこれらのエステル類及びアミド類、メチ
ルビニルエーテル及びブチルビニルエーテル等のビニル
エーテル類、及びこれらの混合物等が挙げられる。これ
らの中では、効率が良く、また高分子量かつ残存単量体
の少ない重合体及び共重合体を与えることができる点
で、スチレンやメタクリル酸エステルが好ましい。
【0010】またその重合方法は、通常の塊状重合、乳
化重合、懸濁重合、溶液重合等、あるいはそれらを組み
合わせた重合方法のどの方法でも使用することができ、
使用できるビニル系単量体の種類によって、適宜選択す
ることが可能である。またその重合形式はバッチ式ある
いは連続式のいずれでも良い。本発明の置換ベンジルコ
ハク酸ジペルオキシエステルの重合開始剤としての添加
量は、所望の重合速度及び得られるポリマーの物性など
に応じて適宜決めることができるが、ビニル系単量体の
仕込量100重量部に対して純品換算で、通常0.00
1〜10重量部であり、好ましくは0.01〜1重量部
である。本発明の置換ベンジルコハク酸ジペルオキシエ
ステルを用いる場合の重合温度は、40℃〜180℃、
好ましくは60℃〜160℃の範囲である。重合温度が
40℃より低いと重合速度が遅くなり経済的に不利とな
り、また180℃より高いと、重合開始剤の寿命が短く
なり、高重合転化率に到達させることが困難となるので
好ましくない。
【0011】本発明の置換ベンジルコハク酸ジペルオキ
シエステルは、単独で使用可能であるが、必要により他
の重合開始剤と組み合わせて用いることも可能である。
組み合わせて用いる他の重合開始剤の配合割合は50重
量%未満が好ましく、その種類は、重合温度等に応じて
従来の重合開始剤、即ち他の有機過酸化物又はアゾ化合
物等の中から適宜選択できる。例えば、t−ブチルペル
オキシベンゾエート、t−ブチルペルオキシイソプロピ
ルカーボネート、t−ブチルペルオキシ−2−エチルヘ
キサノエート、ベンゾイルペルオキシド、ラウロイルペ
ルオキシド、1,1−ビス(t−ブチルペルオキシ)−
3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス
(t−ブチルペルオキシ)シクロヘキサンあるいはアゾ
ビスイソブチロニトリル等が挙げられる。また、本発明
の置換ベンジルコハク酸ジペルオキシエステルは、不飽
和ポリエステル樹脂の硬化剤としても有用である。本発
明の置換ベンジルコハク酸ジペルオキシエステルの硬化
剤としての添加量は、不飽和ポリエステル樹脂100重
量部に対して通常0.1〜3重量部であり、好ましくは
0.5〜2重量部であり、使用温度は約40〜200℃
の範囲である。
【0012】またその使用量などについては所望の重合
速度及び得られるポリマーの物性などに応じて適宜決め
ることができる。本発明の置換ベンジルコハク酸ジペル
オキシエステルを硬化剤として利用できる不飽和ポリエ
ステル樹脂は、通常、不飽和ポリエステル及び1種又は
2種以上のビニル系単量体を含む。不飽和ポリエステル
としては、例えば少なくとも1種のエチレン系不飽和ジ
−又はポリカルボン酸、酸無水物又は酸ハロゲン化物、
例えばマレイン酸、フマル酸、グルタル酸、フタル酸、
イタコン酸、テレフタル酸、テトラヒドロフタル酸等を
飽和又は不飽和ジ−又はポリオール、例えばエチレング
リコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコ
ール、2−ブテン−1,4−ジオール、グリセリン等で
エステル化することによって得られるようなポリエステ
ル等が挙げられる。不飽和ポリエステル樹脂に含まれる
ビニル系単量体としては、例えばスチレン、ビニルトル
エン、ジアリルフタレート、アクリロニトリル、メタク
リル酸メチル等、又はこれらの混合物で、該不飽和ポリ
エステルと共重合し得るものである。
【0013】
【実施例】以下、実施例及び比較例を挙げてこの発明を
更に具体的に説明する。 実施例1(ジ−t−ブチルペルオキシベンジルコハク酸
エステルの合成) 攪拌装置、温度計を備えた300mlの4つ口フラスコ
中にt−ブチルヒドロペルオキシド26.0g(0.2
7モル)、ベンジルコハク酸ジクロライド27.0g
(0.11モル)とベンゼン130mlを添加して、内
容物を攪拌し、液温を15℃に保ちながらピリジン3
0.7g(O.39モル)を滴下し、滴下終了後室温で
2時間反応させた。反応終了後、吸引ろ過によりピリジ
ン塩酸塩をろ別し、続いて5%塩酸水溶液でピリジンを
除去した後、5%水酸化ナトリウム水溶液で2回、水で
3回洗浄を行った。次いで無水硫酸マグネシウムで脱水
し、吸引ろ過後減圧濃縮し、さらに水−アセトンを用い
て再結晶を行うことにより26.1gの白色結晶を収率
64.5%で得た。この物質を同定するため活性酸素量
の測定、赤外線吸収スペクトル、1H−核磁気共鳴スペ
クトル及び元素分析により測定した結果を以下に示し
た。これにより下記の構造のジ−t−ブチルペルオキシ
ベンジルコハク酸エステルであることを確認した。
【0014】
【化3】
【0015】活性酸素量の測定(ヨードメトリー):
8.74%(純度95.7%) 赤外線吸収スペクトル(cm-1):3027(芳香族C
−H 伸縮振動),2985、2937、2871cm
-1(脂肪族)、1766cm-1(C=O 伸縮振動)、
1243(C−O 伸縮振動)、1184、844(O
−O 伸縮振動)1 H−核磁気共鳴スペクトル(ppm、CDCl3/TM
S):1.21(s、9H(CH3))、1.29
(s、9H(CH3))、2.45(dd、1H(C
2))、2.71〜2.88(m、2H(CH,C
2))、3.00〜3.08(m、1H(ベンジル位
CH2))、3.18〜3.23(m、1H(ベンジル
位CH2))、7.17〜7.33(m、5H(フェニ
ル基)) 更にクメンを溶媒として熱分解テスト(濃度:0.1モ
ル/リットル)を行った。その結果、このペルオキシエ
ステルの10時間半減期温度は92.3℃と116.7
℃であった。
【0016】実施例2(ジ−t−ブチルペルオキシ−p
−メチルベンジルコハク酸エステルの合成) 実施例1のベンジルコハク酸ジクロライドの代わりにp
−メチルベンジルコハク酸ジクロライド28.5g
(0.11モル)を用いた以外は実施例1に準じて反応
を行い、29.6gの白色結晶を収率69.9%で得
た。この物質を同定するため活性酸素量の測定、赤外線
吸収スペクトル、1H−核磁気共鳴スペクトル及び元素
分析により測定した結果を以下に示した。これにより下
記の構造のジ−t−ブチルペルオキシ−p−メチルベン
ジルコハク酸エステルであることを確認した。
【0017】
【化4】
【0018】活性酸素量の測定(ヨードメトリー):
8.33%(純度95.2%) 赤外線吸収スペクトル(cm-1):3027(芳香族C
−H 伸縮振動),2985、2937、2871cm
-1(脂肪族)、1763cm-1(C=O 伸縮振動)、
1242(C−O 伸縮振動)、1184、847(O
−O 伸縮振動)1 H−核磁気共鳴スペクトル(ppm、CDCl3/TM
S):1.22(s、9H(CH3))、1.29
(s、9H(CH3))、2.31(s、3H(パラ位
CH3))、2.40(dd、1H(CH2))、2.6
6〜2.88(m、2H(CH、CH2))、2.97
〜3.05(m、1H(ベンジル位CH2))、3.1
8〜3.23(m、1H(ベンジル位CH2))、7.
05〜7.12(m、4H(フェニル基)) 更に実施例1と同じ熱分解テストを行った。その結果、
このペルオキシエステルの10時間半減期温度は92.
6℃と117.5℃であった。
【0019】実施例3(ジ−t−ヘキシルペルオキシ−
p−メチルベンジルコハク酸エステルの合成) 実施例1のt−ブチルヒドロペルオキシド26.0g
(0.27モル)の代わりにt−ヘキシルヒドロペルオ
キシド43.7g(0.27モル)を、そしてベンジル
コハク酸ジクロライド27.0g(0.11モル)の代
わりにp−メチルベンジルコハク酸ジクロライド28.
5g(0.11モル)を用いた以外は実施例1に準じて
反応を行い29.0gの白色結晶を収率61.1%で得
た。この物質を同定するため活性酸素量の測定、赤外線
吸収スペクトル、1H−核磁気共鳴スペクトル及び元素
分析により測定した結果を以下に示した。これにより下
記の構造のジ−t−ヘキシルペルオキシ−p−メチルベ
ンジルコハク酸エステルであることを確認した。
【0020】
【化5】
【0021】活性酸素量の測定(ヨードメトリー):
7.41%(純度94.6%) 赤外線吸収スペクトル(cm-1):3026(芳香族C
−H伸縮振動),2962、2935、2871(脂肪
族)、1770(C=O伸縮振動)、1228(C−O
伸縮振動)、1187、844(O−O伸縮振動)1 H−核磁気共鳴スペクトル(ppm、CDCl3/TM
S):0.86(t、3H(CH3))、0.89
(t、3H(CH3))、1.14(s、6H(C
3))、1.15(s、6H(CH3))、1.22〜
1.43(m、4H(CH2))、1.45〜1.56
(m、4H(CH2))、2.37(s、3H(C
3))、2.4(dd、1H(CH2))、2.63〜
2.81(m、2H(CH、CH2))、2.96〜
3.01(m、1H(ベンジル位CH2))、3.12
〜3.18(m、1H(ベンジル位CH2))、7.0
2〜7.10(m、4H(フェニル基)) 更に実施例1と同じ熱分解テストを行った。その結果、
このペルオキシエステルの10時間半減期温度は89.
2℃と114.2℃であった。
【0022】実施例4(ジ(1,1,3,3−テトラメ
チルブチル)ペルオキシ−p−メチルベンジルコハク酸
エステルの合成) 実施例1のt−ブチルヒドロペルオキシド26.0g
(0.27モル)の代わりに1,1,3,3−テトラメ
チルブチルヒドロペルオキシド43.7g(0.27モ
ル)を、そしてベンジルコハク酸ジクロライド27.0
g(0.11モル)の代わりにp−メチルベンジルコハ
ク酸ジクロライド28.5g(0.11モル)を用いた
以外は実施例1に準じて反応を行い33.1gの白色結
晶を収率60.8%で得た。この物質を同定するため活
性酸素量の測定、赤外線吸収スペクトル、1H−核磁気
共鳴スペクトル及び元素分析により測定した結果を以下
に示した。これにより下記の構造のジ(1,1,3,3
−テトラメチルブチル)ペルオキシ−p−メチルベンジ
ルコハク酸エステルであることを確認した。
【0023】
【化6】
【0024】活性酸素量の測定(ヨードメトリー):
6.46%(純度93.8%) 赤外線吸収スペクトル(cm-1):3027(芳香族C
−H伸縮振動),2985、2953、2867(脂肪
族)、1772(C=O伸縮振動)、1247(C−O
伸縮振動)、1108、845(O−O伸縮振動)1 H−核磁気共鳴スペクトル(ppm、CDCl3/TM
S):0.98(s、9H(CH3))、1.01
(s、9H(CH3))、1.24(s、6H(C
3))、1.32(s、6H(CH3))、1.56
(s、2H(CH2))、1.61(s、2H(C
2))、2.31(s、3H(CH3))、2.47
(dd、1H(CH2))、2.66〜2.86(m、
2H(CH、CH2))、2.93〜3.05(m、1
H(ベンジル位CH2))、3.12〜3.24(m、
1H(ベンジル位CH2))、7.05〜7.12
(m、4H(フェニル基)) 更に実施例1と同じ熱分解テストを行った。その結果、
このペルオキシエステルの10時間半減期温度は83.
1℃と92.3℃であった。
【0025】実施例5(ジ(1−シクロヘキシル−メチ
ルエチル)ペルオキシ−p−メチルベンジルコハク酸エ
ステルの合成) 実施例1のt−ブチルヒドロペルオキシド26.0g
(0.27モル)の代わりに1−シクロヘキシル−1−
メチルエチルヒドロペルオキシド43.7g(0.27
モル)を、そしてベンジルコハク酸ジクロライド27.
0g(0.11モル)の代わりにp−メチルベンジルコ
ハク酸ジクロライド28.5g(0.11モル)用いた
以外は実施例1に準じて反応を行い34.3gの白色結
晶を収率60.6%で得た。この物質を同定するため活
性酸素量の測定、赤外線吸収スペクトル、1H−核磁気
共鳴スペクトル及び元素分析により測定した結果を以下
に示した。これにより下記の構造のジ(1−シクロヘキ
シル−メチルエチル)ペルオキシ−p−メチルベンジル
コハク酸エステルであることを確認した。
【0026】
【化7】
【0027】活性酸素量の測定(ヨードメトリー):
6.22%(純度94.5%) 赤外線吸収スペクトル(cm-1):3027(芳香族C
−H伸縮振動),2985、2929、2856(脂肪
族)、1770(C=O伸縮振動)、1209(C−O
伸縮振動)、1108、848(O−O伸縮振動)1 H−核磁気共鳴スペクトル(ppm、CDCl3/TM
S):1.11(s、6H(CH3))、1.19
(s、6H(CH3))、0.85〜1.83(m、2
2H(シクロヘキシルCH2))、2.31(s、3H
(CH3))、2.43(dd、1H(CH2))、2.
65〜2.83(m、2H(CH、CH2))、2.9
5〜3.03(m、1H(ベンジル位CH2))、3.
11〜3.21(m、1H(ベンジル位CH2))、
7.05〜7.13(m、4H(フェニル基)) 更に実施例1と同じ熱分解テストを行った。その結果、
このペルオキシエステルの10時間半減期温度は78.
1℃と93.7℃であった。
【0028】実施例6(ジクミルペルオキシベンジルコ
ハク酸エステルの合成) 実施例1のt−ブチルヒドロペルオキシド26.0g
(0.27モル)の代わりにクミルヒドロペルオキシド
43.2g(0.27モル)を用いた以外は実施例1に
準じて反応を行い35.0gの白色結晶を収率62.1
%で得た。この物質を同定するため活性酸素量の測定、
赤外線吸収スペクトル、1H−核磁気共鳴スペクトル及
び元素分析により測定した結果を以下に示した。これに
より下記の構造のジクミルペルオキシベンジルコハク酸
エステルであることを確認した。
【0029】
【化8】
【0030】活性酸素量の測定(ヨードメトリー):
6.25%(純度93.0%) 赤外線吸収スペクトル(cm-1):3027(芳香族C
−H伸縮振動),2983、2933、2871(脂肪
族)、1768(C=O伸縮振動)、1247(C−O
伸縮振動)、1188、845(O−O伸縮振動)1 H−核磁気共鳴スペクトル(ppm、CDCl3/TM
S):1.63(s、6H(CH3))、1.67
(s、6H(CH3))、2.45(dd、1H(C
2))、2.71〜2.88(m、2H(CH、C
2))、3.00〜3.08(m、1H(ベンジル位
CH2))、3.18〜3.23(m、1H(ベンジル
位CH2))、7.18〜7.55(m、15H(フェ
ニル基)) 更に実施例1と同じ熱分解テストを行った。その結果、
このペルオキシエステルの10時間半減期温度は81.
7℃と90.1℃であった。
【0031】実施例7(ジ−t−ブチルペルオキシフェ
ニルエチルコハク酸エステルの合成) 実施例1のベンジルコハク酸ジクロライド27.0g
(0.11モル)の代わりに1−フェニルエチルコハク
酸ジクロライド28.5g(0.11モル)を用いた以
外は実施例1に準じて反応を行い28.7gの白色結晶
を収率62.3%で得た。この物質を同定するため活性
酸素量の測定、赤外線吸収スペクトル、1H−核磁気共
鳴スペクトル及び元素分析により測定した結果を以下に
示した。これにより下記の構造のジ−t−ブチルペルオ
キシフェニルエチルコハク酸エステルであることを確認
した。
【0032】
【化9】
【0033】活性酸素量の測定(ヨードメトリー):
7.41%(純度84.8%) 赤外線吸収スペクトル(cm-1):3029(芳香族C
−H伸縮振動),2981、2933、2871(脂肪
族)、1770(C=O伸縮振動)、1249(C−O
伸縮振動)、1189、848(O−O伸縮振動)1 H−核磁気共鳴スペクトル(ppm、CDCl3/TM
S):1.21(s、9H(CH3))、1.28
(s、3H(CH3))、1.29(s、9H(C
3))、2.42(dd、1H(CH2))、2.76
〜2.88(m、1H(CH2))、3.15〜3.3
1(m、2H(CH、ベンジル位CH))、7.18〜
7.33(m、5H(フェニル基)) 更に実施例1と同じ熱分解テストを行った。その結果、
このペルオキシエステルの10時間半減期温度は92.
4℃と117.2℃であった。
【0034】実施例8(ジ−t−ブチルペルオキシ−p
−メトキシベンジルコハク酸エステルの合成) 実施例1のベンジルコハク酸ジクロライド27.0g
(0.11モル)の代わりにp−メトキシベンジルコハ
ク酸ジクロライド30.3g(0.11モル)を用いた
以外は実施例1に準じて反応を行い28.2gの白色結
晶を収率64.3%で得た。この物質を同定するため活
性酸素量の測定、赤外線吸収スペクトル、1H−核磁気
共鳴スペクトル及び元素分析により測定した結果を以下
に示した。これにより下記の構造のジ−t−ブチルペル
オキシ−p−メトキシベンジルコハク酸エステルである
ことを確認した。
【0035】
【化10】
【0036】活性酸素量の測定(ヨードメトリー):
8.03%(純度95.7%) 赤外線吸収スペクトル(cm-1):3029(芳香族C
−H伸縮振動),2982、2937、2871(脂肪
族)、1767(C=O伸縮振動)、1243(C−O
伸縮振動)、1184、846(O−O伸縮振動)1 H−核磁気共鳴スペクトル(ppm、CDCl3/TM
S):1.22(s、9H(CH3))、1.29
(s、9H(CH3))、2.43(dd、1H(C
2))、2.72〜2.87(m、2H(CH、C
2))、3.00〜3.08(m、1H(ベンジル位
CH2))、3.18〜3.23(m、1H(ベンジル
位CH2))、3.78(s、3H(OCH3))、6.
78(m、2H(フェニル基))、7.07(m、2H
(フェニル基)) 更に実施例1と同じ熱分解テストを行った。その結果、
このペルオキシエステルの10時間半減期温度は92.
1℃と117.3℃であった。
【0037】実施例9(ジ−t−ブチルペルオキシ−p
−クロロベンジルコハク酸エステルの合成) 実施例1のベンジルコハク酸ジクロライド27.0g
(0.11モル)の代わりにp−クロロベンジルコハク
酸ジクロライド30.7g(0.11モル)を用いた以
外は実施例1に準じて反応を行い27.8gの白色結晶
を収率62.3%で得た。この物質を同定するため活性
酸素量の測定、赤外線吸収スペクトル、1H−核磁気共
鳴スペクトル及び元素分析により測定した結果を以下に
示した。これにより下記の構造のジ−t−ブチルペルオ
キシ−p−クロロベンジルコハク酸エステルであること
を確認した。
【0038】
【化11】
【0039】活性酸素量の測定(ヨードメトリー):
7.88%(純度95.3%) 赤外線吸収スペクトル(cm-1):3027(芳香族C
−H伸縮振動),2985、2937、2871(脂肪
族)、1766(C=O伸縮振動)、1243(C−O
伸縮振動)、1180、846(O−O伸縮振動)1 H−核磁気共鳴スペクトル(ppm、CDCl3/TM
S):1.21(s、9H(CH3))、1.29
(s、9H(CH3))、2.45(dd、1H(C
2))、2.71〜2.88(m、2H(CH、C
2))、3.00〜3.08(m、1H(ベンジル位
CH2))、3.18〜3.23(m、1H(ベンジル
位CH2))、7.08〜7.15(m、4H(フェニ
ル基)) 更に実施例1と同じ熱分解テストを行った。その結果、
このペルオキシエステルの10時間半減期温度は92.
7℃と117.6℃であった。
【0040】実施例10(スチレンの重合) 容量20mlのガラスアンプルにスチレン10.1g及
び重合開始剤として実施例1で得たジ−t−ブチルペル
オキシベンジルコハク酸エステル0.043g(1.2
×10-5モル(過酸化物結合は2.4×10-5モル))
を添加した。アンプルを窒素ガスで十分に置換した後、
溶融して封管した。それを恒温油槽中80℃から130
℃まで5℃/時間の昇温速度で10時間重合させた。重
合終了後、アンプルを開封し、ガスクロマトグラフィー
(GLC)及びゲルパーミエーションクロマトグラフィ
ー(GPC)により重合転化率、残存単量体量と平均分
子量を測定した。その結果、重合転化率は99.9%、
残存単量体は0.1%で数平均分子量(Mn)1900
00、重量平均分子量(Mw)364000、Mw/M
n=1.92であった。
【0041】実施例11(スチレンの重合) 実施例10で用いたジ−t−ブチルペルオキシベンジル
コハク酸エステルの代わりに、重合開始剤として実施例
2で得たジ−t−ブチルペルオキシ−p−メチルベンジ
ルコハク酸エステル0.045g(1.2×10-5
ル)を用いた以外は、実施例10と同様に重合を行っ
た。その結果、重合転化率は99.9%、残存単量体は
0.1%で数平均分子量(Mn)183000、重量平
均分子量(Mw)356000、Mw/Mn=1.95
であった。
【0042】比較例1 実施例10のジ−t−ブチルペルオキシベンジルコハク
酸エステルの代わりに、t−ブチルペルオキシベンゾエ
ート(2.4×10-5モル)を使用した以外は実施例1
0と同様に重合を行った。その結果、重合転化率は9
9.4%、残存単量体は0.6%で、数平均分子量(M
n)132000、重量平均分子量(Mw)24900
0、Mw/Mn=1.89であった。
【0043】比較例2 実施例10のジ−t−ブチルペルオキシベンジルコハク
酸エステルの代わりに、t−ブチルペルオキシベンゾエ
ート(BuZ)−ベンゾイルペルオキシド(BPO)混
合系(BuZ/BPO=2/1(モル比))(併せて
2.4×10-5モル)を使用した以外は実施例10と同
様に重合を行った。その結果、重合転化率は98.5
%、残存単量体は1.5%で、数平均分子量(Mn)1
52000、重量平均分子量(Mw)288000、M
w/Mn=1.89であった。実施例10、11及び比
較例1、2の結果から、本発明のペルオキシエステルか
らなる重合開始剤が、従来から使用されている比較例1
や比較例2の有機過酸化物の混合系からなる重合開始剤
に比べ重合活性が高いことが分かった。また本発明の重
合開始剤は、従来の重合開始剤と比べて残存単量体を減
少させることも分かった。
【0044】
【発明の効果】第1に、本発明の有機過酸化物は新規化
合物であり、スチレンやメタクリル酸エステルをはじめ
とする各種ビニル系単量体の重合開始剤として有用であ
る。第2に、分子内に熱分解温度の異なる2つの過酸化
物結合を有することから、重合反応の効率が良い上、得
られる重合体が高分子量であり、かつ残存単量体の少な
い重合体を与えることができるため工業的利用価値が高
い。第3に、中温度領域ないし高温度領域(40〜12
0℃)におけるスチレン、メタクリル酸メチル等のビニ
ル系単量体の重合開始剤として用いたときに、10時間
半減期温度の異なる有機過酸化物を併用しなくてもよ
い。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で表される置換ベンジ
    ルコハク酸ジペルオキシエステル。 【化1】 (但し、式中のR1は炭素数1〜5の直鎖若しくは分岐
    のアルキル基、シクロヘキシル基またはフェニル基、R
    2は炭素数1ないし2の直鎖のアルキル基、R3は水素、
    ハロゲン、メチルまたはメトキシ基である。)
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の置換ベンジルコハク酸
    ジペルオキシエステルからなるビニル系単量体の重合開
    始剤。
JP28497896A 1996-10-28 1996-10-28 置換ベンジルコハク酸ジペルオキシエステル及びその用途 Pending JPH10130229A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28497896A JPH10130229A (ja) 1996-10-28 1996-10-28 置換ベンジルコハク酸ジペルオキシエステル及びその用途

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28497896A JPH10130229A (ja) 1996-10-28 1996-10-28 置換ベンジルコハク酸ジペルオキシエステル及びその用途

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10130229A true JPH10130229A (ja) 1998-05-19

Family

ID=17685554

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28497896A Pending JPH10130229A (ja) 1996-10-28 1996-10-28 置換ベンジルコハク酸ジペルオキシエステル及びその用途

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10130229A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2002237361B2 (en) Peroxyester preparation method
JPS6223761B2 (ja)
US3652631A (en) O o'-diol bisperoxycarbonates
KR20010033160A (ko) 케톤 퍼옥시드 유도체, 그의 제조방법 및 용도
CA1085416A (en) Unsymmetrical diperoxides and processes of use in polymerizing unsaturated monomers
US5004780A (en) Cyclic monoperoxyketal
JPH10130229A (ja) 置換ベンジルコハク酸ジペルオキシエステル及びその用途
JP2576572B2 (ja) 不飽和単量体の重合開始剤および不飽和ポリエステル樹脂組成物の硬化剤
US4219676A (en) Unsymmetrical diperoxides and processes of use in polymerizing unsaturated monomers
US6384287B1 (en) Peroxides, their preparation process and use
JP2727683B2 (ja) 1―エチル―1,5―ジメチルヘキシルペルオキシ酸エステル、その製造方法、原料および用途
JP3214955B2 (ja) 新規重合開始剤
US4075199A (en) Tertiary aliphatic alpha-peroxyazo compounds
JPH10330358A (ja) 有機過酸化物及びその用途
EP0610016B2 (en) 1-Cyclohexyl-1-methylethylperoxy carbonates, method for production thereof, and uses therefor
US4302569A (en) 2-Chloro-2-alkyl substituted peroxyesters
US4285877A (en) Di(2-methyl-2-phenyl propyl) peroxy dicarbonate and other novel (2-alkyl-2-phenyl) substituted peroxy dicarbonates
JP3275714B2 (ja) ペルオキシド、ビニル系単量体の重合開始剤及びそれを用いる重合方法
JP4453160B2 (ja) ペルオキシエステル基を有するポリジメチルシロキサン化合物及びその用途
JPH0987246A (ja) 1,1,2,2−テトラメチルプロピルペルオキシエステル及びその用途
US4278612A (en) 2-Chloro-2-alkyl substituted peroxyesters
JPH02251506A (ja) 塩化ビニルの重合方法及び重合開始剤
JPH0328205A (ja) 塩化ビニルの重合方法および重合開始剤
JPH0912617A (ja) 新規重合開始剤組成物
JPH04139165A (ja) 1−シクロヘキシル−1−メチルエチルペルオキシネオアルカノエ−トおよびその用途