JPH10129838A - 切粉の圧空搬送装置 - Google Patents
切粉の圧空搬送装置Info
- Publication number
- JPH10129838A JPH10129838A JP30383296A JP30383296A JPH10129838A JP H10129838 A JPH10129838 A JP H10129838A JP 30383296 A JP30383296 A JP 30383296A JP 30383296 A JP30383296 A JP 30383296A JP H10129838 A JPH10129838 A JP H10129838A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- chips
- chamber
- air gun
- injection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Air Transport Of Granular Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 加工切屑の粉砕装置と組み合せて、加工機の
加工切屑排出口下で該粉砕装置で切粉となした直後に、
これを所要場所まで圧空を利用した簡単な装置で経済的
に搬送できる切粉の圧空搬送装置の提供。 【解決手段】 筒状のチャンバー10の両端に装着した
一対のエアーガン13,16をほぼ同時に噴射させるこ
とにより、チャンバー10内に落下させた切粉を吸引、
噴射して搬送用管18へ送給でき、簡単な装置でこれを
間欠的に行うことにより、管内詰まりを防止して経済的
に切粉を搬送できる。
加工切屑排出口下で該粉砕装置で切粉となした直後に、
これを所要場所まで圧空を利用した簡単な装置で経済的
に搬送できる切粉の圧空搬送装置の提供。 【解決手段】 筒状のチャンバー10の両端に装着した
一対のエアーガン13,16をほぼ同時に噴射させるこ
とにより、チャンバー10内に落下させた切粉を吸引、
噴射して搬送用管18へ送給でき、簡単な装置でこれを
間欠的に行うことにより、管内詰まりを防止して経済的
に切粉を搬送できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、圧空を利用した
切粉の搬送装置に係り、チャンバーの両端に装着した一
対のエアーガンをほぼ同時に噴射させることにより、チ
ャンバー内の切粉を吸引噴射して搬送用管へ送給し、こ
れを間欠的に行うことにより、管内詰まりを防止して簡
単な装置で経済的に切粉を搬送できる切粉の圧空搬送装
置に関する。
切粉の搬送装置に係り、チャンバーの両端に装着した一
対のエアーガンをほぼ同時に噴射させることにより、チ
ャンバー内の切粉を吸引噴射して搬送用管へ送給し、こ
れを間欠的に行うことにより、管内詰まりを防止して簡
単な装置で経済的に切粉を搬送できる切粉の圧空搬送装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】工作機械にて金属や樹脂材に切削や研削
などの機械加工を施すことにより、工作機械より発生す
る破片や切削屑は、通常、直接クラッシャーにて切粉に
されたり、クーラントより分離された後にクラッシャー
にて切粉にされ、種々のコンベアにて所要の切粉容器へ
搬送、貯蔵される。
などの機械加工を施すことにより、工作機械より発生す
る破片や切削屑は、通常、直接クラッシャーにて切粉に
されたり、クーラントより分離された後にクラッシャー
にて切粉にされ、種々のコンベアにて所要の切粉容器へ
搬送、貯蔵される。
【0003】かかる種々形状の加工切屑を機械的に粉砕
する装置として、ローター軸に付設した剪断刃と固定刃
との噛合による剪断力により加工切屑を粉砕する構成と
し、切屑の粉砕を容易にしたものが提案(特公昭61−
7335号)されている。
する装置として、ローター軸に付設した剪断刃と固定刃
との噛合による剪断力により加工切屑を粉砕する構成と
し、切屑の粉砕を容易にしたものが提案(特公昭61−
7335号)されている。
【0004】また、ケーシング内の中心軸上に配置した
回転軸と、回転軸との基端側の搬送領域を形成して切屑
を送るスクリューと、回転軸の先端側に形成された剪断
領域内に径外方向へ突設した剪断刃と、ケーシング内周
面に設けた固定刃と、ケーシングに形成した排出口を備
え、ケーシング内の一方端へスクリューで切屑を送り、
固定刃と剪断刃とで加工切屑を剪断粉砕する構成の剪断
処理装置が提案(実開平3−65643号)されてい
る。
回転軸と、回転軸との基端側の搬送領域を形成して切屑
を送るスクリューと、回転軸の先端側に形成された剪断
領域内に径外方向へ突設した剪断刃と、ケーシング内周
面に設けた固定刃と、ケーシングに形成した排出口を備
え、ケーシング内の一方端へスクリューで切屑を送り、
固定刃と剪断刃とで加工切屑を剪断粉砕する構成の剪断
処理装置が提案(実開平3−65643号)されてい
る。
【0005】従来の回転スクリュー剪断式の加工切屑の
粉砕装置は、ケーシング内の一方端を剪断領域として、
他方側からの搬送領域を経て剪断領域へ送り込み、固定
刃と剪断刃とで粉砕する構成であるため、スクリューを
設けた回転軸に働くスラスト力が一方向になり、装置全
体としての負荷バランスが悪く、回転軸の一方の軸受が
早期に損傷する問題があった。
粉砕装置は、ケーシング内の一方端を剪断領域として、
他方側からの搬送領域を経て剪断領域へ送り込み、固定
刃と剪断刃とで粉砕する構成であるため、スクリューを
設けた回転軸に働くスラスト力が一方向になり、装置全
体としての負荷バランスが悪く、回転軸の一方の軸受が
早期に損傷する問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】工場のレイアウト上で
加工機の加工切屑排出口とかかる粉砕装置とが離れてい
る場合、さらには、ピット内にある加工機の加工切屑排
出口から所要高さの床面に加工切屑を運び出して粉砕す
る場合など、加工切屑の搬送と粉砕減容を同時に行う必
要がある場合には、コンベアと粉砕減容機を個別に用意
して配置するため、限られたスペースの工場内での設置
に苦労することが多かった。
加工機の加工切屑排出口とかかる粉砕装置とが離れてい
る場合、さらには、ピット内にある加工機の加工切屑排
出口から所要高さの床面に加工切屑を運び出して粉砕す
る場合など、加工切屑の搬送と粉砕減容を同時に行う必
要がある場合には、コンベアと粉砕減容機を個別に用意
して配置するため、限られたスペースの工場内での設置
に苦労することが多かった。
【0007】上述した従来の回転スクリュー剪断式の加
工切屑の粉砕装置を搬送に利用することも考えられる
が、前述のごとく粉砕減容能力が劣り、容易に負荷が上
昇して停止することが多く、搬送能力が低くなり加工切
屑、切粉の搬送に利用することができなかった。
工切屑の粉砕装置を搬送に利用することも考えられる
が、前述のごとく粉砕減容能力が劣り、容易に負荷が上
昇して停止することが多く、搬送能力が低くなり加工切
屑、切粉の搬送に利用することができなかった。
【0008】この発明は、加工切屑の粉砕処理装置の現
状に鑑み、金属や樹脂材料などの加工切屑の粉砕減容能
力にすぐれた構成として種々提案実用化されている、例
えば、従来のローター軸に付設した剪断刃と固定刃との
噛合による剪断力によって加工切屑を粉砕する構成の加
工切屑の粉砕装置と組み合せて、同一床上あるいはピッ
ト内にある加工機の加工切屑排出口下で該粉砕装置で切
粉となした直後に、これを所要場所まで圧空を利用した
簡単な装置で経済的に搬送できる切粉の圧空搬送装置の
提供を目的としている。
状に鑑み、金属や樹脂材料などの加工切屑の粉砕減容能
力にすぐれた構成として種々提案実用化されている、例
えば、従来のローター軸に付設した剪断刃と固定刃との
噛合による剪断力によって加工切屑を粉砕する構成の加
工切屑の粉砕装置と組み合せて、同一床上あるいはピッ
ト内にある加工機の加工切屑排出口下で該粉砕装置で切
粉となした直後に、これを所要場所まで圧空を利用した
簡単な装置で経済的に搬送できる切粉の圧空搬送装置の
提供を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は、
筒状のチャンバーの上部に切粉を受けるためのホッパー
を設け、チャンバーの一方端にエアーガンの噴射口をチ
ャンバー内に向けて装着して噴射用エアーガンとなし、
かつチャンバーの他方端にエアーガンの噴射口をチャン
バー外に向けこれに搬送用管を接続配置して吸引用エア
ーガンとなした構成からなり、一対のエアーガンを連続
的にあるいは間欠的に同時噴射してチャンバー内に落下
収納された切粉を吸引噴射して搬送用管へ送給する切粉
の圧空搬送装置である。
筒状のチャンバーの上部に切粉を受けるためのホッパー
を設け、チャンバーの一方端にエアーガンの噴射口をチ
ャンバー内に向けて装着して噴射用エアーガンとなし、
かつチャンバーの他方端にエアーガンの噴射口をチャン
バー外に向けこれに搬送用管を接続配置して吸引用エア
ーガンとなした構成からなり、一対のエアーガンを連続
的にあるいは間欠的に同時噴射してチャンバー内に落下
収納された切粉を吸引噴射して搬送用管へ送給する切粉
の圧空搬送装置である。
【0010】また、発明者らは、上記構成の圧空搬送装
置において、噴射用エアーガンの噴射口がチャンバーの
ホッパー開口部下にないことを特徴とする切粉の圧空搬
送装置、一対のエアーガンの同時噴射が間欠動作であ
り、一対のエアーガンのうち吸引用エアーガンの噴射空
気量が噴射用エアーガンより10%〜30%多いことを
特徴とする切粉の圧空搬送装置、チャンバー内径を
D、チャンバーのホッパー開口部内径をC、搬送用管内
径をEとした場合、C≧D>E であることを特徴とす
る切粉の圧空搬送装置、一対のエアーガンへ供給する圧
空源が同一でかつ吸引用エアーガンへ先に圧空が供給さ
れることを特徴とする切粉の圧空搬送装置、被搬送切粉
長さが30mm以下であることを特徴とする切粉の圧空
搬送装置、を併せて提案する。
置において、噴射用エアーガンの噴射口がチャンバーの
ホッパー開口部下にないことを特徴とする切粉の圧空搬
送装置、一対のエアーガンの同時噴射が間欠動作であ
り、一対のエアーガンのうち吸引用エアーガンの噴射空
気量が噴射用エアーガンより10%〜30%多いことを
特徴とする切粉の圧空搬送装置、チャンバー内径を
D、チャンバーのホッパー開口部内径をC、搬送用管内
径をEとした場合、C≧D>E であることを特徴とす
る切粉の圧空搬送装置、一対のエアーガンへ供給する圧
空源が同一でかつ吸引用エアーガンへ先に圧空が供給さ
れることを特徴とする切粉の圧空搬送装置、被搬送切粉
長さが30mm以下であることを特徴とする切粉の圧空
搬送装置、を併せて提案する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、この発明による切粉の圧
空搬送装置の構成を図面に基づいて詳述する。まず、発
明者らは、切粉の搬送コンベアあるいは加工切屑の粉砕
装置直下に、図3に示すごとく、筒状のチャンバー10
を配置してその上部に切粉5を受けるためのホッパー1
1を設けた構成を考え、図のチャンバー10の右端部に
圧空を利用した噴射式のエアーガン16の吸引口15を
嵌入して他方の噴射口17に搬送用管18を接続配置し
て吸引用エアーガンとなした構成により、ホッパー11
からチャンバー10内に投入された切粉5を、エアーガ
ン16の吸引力で搬送用管18内に移送させた。
空搬送装置の構成を図面に基づいて詳述する。まず、発
明者らは、切粉の搬送コンベアあるいは加工切屑の粉砕
装置直下に、図3に示すごとく、筒状のチャンバー10
を配置してその上部に切粉5を受けるためのホッパー1
1を設けた構成を考え、図のチャンバー10の右端部に
圧空を利用した噴射式のエアーガン16の吸引口15を
嵌入して他方の噴射口17に搬送用管18を接続配置し
て吸引用エアーガンとなした構成により、ホッパー11
からチャンバー10内に投入された切粉5を、エアーガ
ン16の吸引力で搬送用管18内に移送させた。
【0012】しかしながら上記構成では、チャンバー1
0の切粉6が残り次第に詰まりを生じてくる問題が生じ
たため、図3のチャンバー10の左端部に圧空を利用し
た噴射エアーブロー19を装着してみたが、チャンバー
10内の切粉を局部的には可能であるが全て吹きとばす
ことはできなかった。
0の切粉6が残り次第に詰まりを生じてくる問題が生じ
たため、図3のチャンバー10の左端部に圧空を利用し
た噴射エアーブロー19を装着してみたが、チャンバー
10内の切粉を局部的には可能であるが全て吹きとばす
ことはできなかった。
【0013】そこで、図2に示すごとく、チャンバー1
0の左端部に噴射エアーガン13の噴射口14を嵌入し
た構成、すなわち、チャンバー10の左端にエアーガン
13の噴射口14をチャンバー内に向けて装着して噴射
用エアーガン13となし、かつチャンバー10の左端に
エアーガンの噴射口17をチャンバー10外に向けこれ
に搬送用管18を接続配置して吸引用エアーガン16と
なした、一対の吸引、噴射エアーガンを有する構成を採
用したところ、チャンバー10内の切粉5の全てを吹き
飛ばし、搬送することが可能になった。
0の左端部に噴射エアーガン13の噴射口14を嵌入し
た構成、すなわち、チャンバー10の左端にエアーガン
13の噴射口14をチャンバー内に向けて装着して噴射
用エアーガン13となし、かつチャンバー10の左端に
エアーガンの噴射口17をチャンバー10外に向けこれ
に搬送用管18を接続配置して吸引用エアーガン16と
なした、一対の吸引、噴射エアーガンを有する構成を採
用したところ、チャンバー10内の切粉5の全てを吹き
飛ばし、搬送することが可能になった。
【0014】かかる構成において、望ましくは、チャン
バー10上部へ吹き上げないで全ての切粉を搬出するこ
とであり、エア消費量を最小にし、設備コストを下げか
つ目詰まりなどの問題なく搬送するためのバランスが必
要となる。そこで、切粉5を溜めるチャンバー10内は
極力大きく、搬送用管18はできるだけ細いほうが望ま
しく、エアガンの吐出時の圧空量は吸引用エアーガン1
6の方が多いほうがよく、エアーガン13,16の噴射
も同時噴射あるいは吸引用エアーガン16の方が若干早
いほうが望ましい。
バー10上部へ吹き上げないで全ての切粉を搬出するこ
とであり、エア消費量を最小にし、設備コストを下げか
つ目詰まりなどの問題なく搬送するためのバランスが必
要となる。そこで、切粉5を溜めるチャンバー10内は
極力大きく、搬送用管18はできるだけ細いほうが望ま
しく、エアガンの吐出時の圧空量は吸引用エアーガン1
6の方が多いほうがよく、エアーガン13,16の噴射
も同時噴射あるいは吸引用エアーガン16の方が若干早
いほうが望ましい。
【0015】この発明において、チャンバー10は円筒
が最も好ましく、チャンバー10内径をD、ホッパー1
1開口部内径をC、搬送用管18内径をEとした場合、
C≧D>Eが望ましく、特に、C=D、D=0.8E〜
0.7Eが最も好ましい。また、図2に示すごとく、噴
射用エアーガン13の噴射口先端14がホッパー11開
口部端と同位置またはその近傍にあることが必要で、す
なわち、噴射用エアーガン13の噴射口14がチャンバ
ーのホッパー11開口部内にあったり、開口部より離れ
た位置にあると、チャンバー10内の切粉をホッパー1
1へ吹き上げてしまう。
が最も好ましく、チャンバー10内径をD、ホッパー1
1開口部内径をC、搬送用管18内径をEとした場合、
C≧D>Eが望ましく、特に、C=D、D=0.8E〜
0.7Eが最も好ましい。また、図2に示すごとく、噴
射用エアーガン13の噴射口先端14がホッパー11開
口部端と同位置またはその近傍にあることが必要で、す
なわち、噴射用エアーガン13の噴射口14がチャンバ
ーのホッパー11開口部内にあったり、開口部より離れ
た位置にあると、チャンバー10内の切粉をホッパー1
1へ吹き上げてしまう。
【0016】また、この発明において、エアガンの吐出
時の圧空量は吸引用エアーガン16の方が多いほうがよ
く、噴射用エアーガンより10%〜30%多いことが望
ましく、特に、供給するエアは同一圧空源30の配管3
1から分岐させるのが経済的であり、同時に供給かもし
くは吸引用エアーガン16側が先になるよう各配管3
2,33長さを工夫して、かつ20%程度多く噴射でき
る構成とすると、搬送能力が著しく向上する。この発明
では噴射用エアーガンを連続的に使用する方法のほか、
エア消費量を少なくするために配管31に制御弁を設け
てタイマー等にて間欠制御することが望ましい。
時の圧空量は吸引用エアーガン16の方が多いほうがよ
く、噴射用エアーガンより10%〜30%多いことが望
ましく、特に、供給するエアは同一圧空源30の配管3
1から分岐させるのが経済的であり、同時に供給かもし
くは吸引用エアーガン16側が先になるよう各配管3
2,33長さを工夫して、かつ20%程度多く噴射でき
る構成とすると、搬送能力が著しく向上する。この発明
では噴射用エアーガンを連続的に使用する方法のほか、
エア消費量を少なくするために配管31に制御弁を設け
てタイマー等にて間欠制御することが望ましい。
【0017】噴射エアーガンは市販されているもので、
要求に応じた口径を有するものを適宜選定するとよく、
搬送用管には金属製のフレキシブル管のほかビニルホー
ス等も使用できる。また、圧空圧力も高い方が望ましい
が、一般工場で使用される5kgf/cm2程度あれば
よく、エアーガンの吐出時の空気圧の低下が大きい場合
は必要に応じて圧空タンクに溜めて使用するとよい。
要求に応じた口径を有するものを適宜選定するとよく、
搬送用管には金属製のフレキシブル管のほかビニルホー
ス等も使用できる。また、圧空圧力も高い方が望ましい
が、一般工場で使用される5kgf/cm2程度あれば
よく、エアーガンの吐出時の空気圧の低下が大きい場合
は必要に応じて圧空タンクに溜めて使用するとよい。
【0018】さらに、この発明による切粉の圧空搬送装
置は、搬送用管の吹出し口はミスト防止のためサイクロ
ン式としたり、切粉はドラム缶、切粉容器、他コンベア
への合流させたり、あるいは他ホッパー、脱油機へなど
の用途に応じて適宜採用することが可能で、ミスト飛散
防止用及び防音用にサイレンサやミストコレクタ、サイ
クロン式蓋の使用が望ましい。
置は、搬送用管の吹出し口はミスト防止のためサイクロ
ン式としたり、切粉はドラム缶、切粉容器、他コンベア
への合流させたり、あるいは他ホッパー、脱油機へなど
の用途に応じて適宜採用することが可能で、ミスト飛散
防止用及び防音用にサイレンサやミストコレクタ、サイ
クロン式蓋の使用が望ましい。
【0019】この発明による切粉の圧空搬送装置は、実
施例に示すごとく、一般的な加工切屑の粉砕処理装置と
組み合せることにより、加工切屑の切粉化と搬送を簡単
な構成で実現することが可能である。加工切屑の粉砕処
理装置は公知のいずれの構成も採用できるが、出願人が
先に提案した、回転スクリュー剪断式の対向配置する一
対のスクリューの対向中心にそれぞれ金属切屑を送り込
むようにして、圧縮剪断能力を向上させ、かつ目づまり
などの過負荷に伴うモータの発熱並びに頻繁な作動停止
を防止できる制御回路を備えた構成(特開平6−134
338号)、一対のカッターシャフトをその軸心を含む
平面を傾斜させて配置し、各カッターシャフトの反転時
に咬合部の異物を傾転自動排出可能となした構成(特開
平6−238186号)、一対のカッターシャフトをそ
の軸心を含む平面を傾斜させて配置し、各カッターシャ
フトの反転時に咬合部の異物を傾転自動排出可能とな
し、該シャフトの反転時にのみ連動開放させる扉を設け
て破砕時の切屑が異物排出口へ排出されるのを防止した
構成(特開平6−238187号)等が適している。か
かる加工切屑の粉砕処理装置を採用、あるいは改良する
ことにより、切粉の長さが30mm以下となり、内径5
0mm以下の搬送用管を用いても円滑に管詰まりを生じ
ることなく搬送することができる。
施例に示すごとく、一般的な加工切屑の粉砕処理装置と
組み合せることにより、加工切屑の切粉化と搬送を簡単
な構成で実現することが可能である。加工切屑の粉砕処
理装置は公知のいずれの構成も採用できるが、出願人が
先に提案した、回転スクリュー剪断式の対向配置する一
対のスクリューの対向中心にそれぞれ金属切屑を送り込
むようにして、圧縮剪断能力を向上させ、かつ目づまり
などの過負荷に伴うモータの発熱並びに頻繁な作動停止
を防止できる制御回路を備えた構成(特開平6−134
338号)、一対のカッターシャフトをその軸心を含む
平面を傾斜させて配置し、各カッターシャフトの反転時
に咬合部の異物を傾転自動排出可能となした構成(特開
平6−238186号)、一対のカッターシャフトをそ
の軸心を含む平面を傾斜させて配置し、各カッターシャ
フトの反転時に咬合部の異物を傾転自動排出可能とな
し、該シャフトの反転時にのみ連動開放させる扉を設け
て破砕時の切屑が異物排出口へ排出されるのを防止した
構成(特開平6−238187号)等が適している。か
かる加工切屑の粉砕処理装置を採用、あるいは改良する
ことにより、切粉の長さが30mm以下となり、内径5
0mm以下の搬送用管を用いても円滑に管詰まりを生じ
ることなく搬送することができる。
【0020】
【実施例】図1に示すこの発明による切粉の圧空搬送装
置の実施例は、上述した特開平6−134338号の構
成からなる加工切屑の粉砕処理装置1と組み合せたもの
で、工作機械からコンベア3にて搬送された加工切屑4
はホッパー2より基台5に載置された粉砕処理装置1に
投入されて長さ30mm以下が100%の切粉となり、
粉砕処理装置1直下に設けた圧空搬送装置のホッパー1
1に落下する。
置の実施例は、上述した特開平6−134338号の構
成からなる加工切屑の粉砕処理装置1と組み合せたもの
で、工作機械からコンベア3にて搬送された加工切屑4
はホッパー2より基台5に載置された粉砕処理装置1に
投入されて長さ30mm以下が100%の切粉となり、
粉砕処理装置1直下に設けた圧空搬送装置のホッパー1
1に落下する。
【0021】なお、加工切屑の粉砕処理装置は、上面を
開放した水平円筒体状本体内に少なくとも両端部を軸支
して回転自在になしモータで駆動する回転軸に、回転方
向の異なる一対のスクリュー刃を対向配置し、回転軸の
中央部に金属切屑を送り込み可能にし、回転軸の中央部
に多数の押し切り刃を突設しかつこれと対をなす固定刃
を本体側に設け、回転軸の中央部の本体下面にのみ小さ
な排出孔を多数穿孔配置し、スクリュー刃の外周と軸と
のすき間を小さくした構成からなる。
開放した水平円筒体状本体内に少なくとも両端部を軸支
して回転自在になしモータで駆動する回転軸に、回転方
向の異なる一対のスクリュー刃を対向配置し、回転軸の
中央部に金属切屑を送り込み可能にし、回転軸の中央部
に多数の押し切り刃を突設しかつこれと対をなす固定刃
を本体側に設け、回転軸の中央部の本体下面にのみ小さ
な排出孔を多数穿孔配置し、スクリュー刃の外周と軸と
のすき間を小さくした構成からなる。
【0022】切粉の圧空搬送装置には、前述した図2の
構成を採用し、チャンバー10内径をD=70mm、ホ
ッパー11開口部内径をC=70mm、搬送用管18内
径をE=50mmとし、搬送用管18長さを10〜40
m、圧力5〜7kgf/cm2、エアガンの吐出時の圧
空量は吸引用エアーガン16の方が噴射用エアーガンよ
り20%多くなるように設定し、7秒間噴射、30秒間
停止の間欠制御を行った。
構成を採用し、チャンバー10内径をD=70mm、ホ
ッパー11開口部内径をC=70mm、搬送用管18内
径をE=50mmとし、搬送用管18長さを10〜40
m、圧力5〜7kgf/cm2、エアガンの吐出時の圧
空量は吸引用エアーガン16の方が噴射用エアーガンよ
り20%多くなるように設定し、7秒間噴射、30秒間
停止の間欠制御を行った。
【0023】また、搬送用管18の先端は、切粉収納用
ドラム缶20の蓋に設けたサイクロン式吹き出し口21
に接続され、排気はサイレンサー22を介して行うよう
に構成したところ、圧力5kgf/cm2の場合、搬送
用管長さ10m、高低差1m以内の圧空搬送が切粉詰ま
りなしに実現できた。
ドラム缶20の蓋に設けたサイクロン式吹き出し口21
に接続され、排気はサイレンサー22を介して行うよう
に構成したところ、圧力5kgf/cm2の場合、搬送
用管長さ10m、高低差1m以内の圧空搬送が切粉詰ま
りなしに実現できた。
【0024】
【発明の効果】この発明による圧空を利用した切粉の搬
送装置は、筒状のチャンバーの両端に装着した一対のエ
アーガンをほぼ同時に噴射させることにより、チャンバ
ー内に落下させた切粉を吸引、噴射して搬送用管へ送給
でき、簡単な装置でこれを連続的または間欠的に行うこ
とにより、管内詰まりを防止して経済的に切粉を搬送で
きる利点がある。
送装置は、筒状のチャンバーの両端に装着した一対のエ
アーガンをほぼ同時に噴射させることにより、チャンバ
ー内に落下させた切粉を吸引、噴射して搬送用管へ送給
でき、簡単な装置でこれを連続的または間欠的に行うこ
とにより、管内詰まりを防止して経済的に切粉を搬送で
きる利点がある。
【図1】加工切屑の粉砕処理装置と組み合せたこの発明
による切粉の圧空搬送装置の実施例を示す説明図であ
る。
による切粉の圧空搬送装置の実施例を示す説明図であ
る。
【図2】この発明による切粉の圧空搬送装置の縦断説明
図である。
図である。
【図3】比較例の圧空搬送装置の縦断説明図である。
1 粉砕処理装置 2 ホッパー 3 コンベア 4 加工切屑 5 切粉 10 チャンバー 11 ホッパー 12,15 吸引口 13 噴射用エアーガン 14,17 噴射口 16 吸引用エアーガン 18 搬送用管 19 エアーブロー 20 ドラム缶 21 サイクロン式吹き出し口 22 サイレンサー
Claims (6)
- 【請求項1】 筒状のチャンバーの上部に切粉を受ける
ためのホッパーを設け、チャンバーの一方端にエアーガ
ンの噴射口をチャンバー内に向けて装着して噴射用エア
ーガンとなし、かつチャンバーの他方端にエアーガンの
噴射口をチャンバー外に向けこれに搬送用管を接続配置
して吸引用エアーガンとなした構成からなり、一対のエ
アーガンを同時噴射してチャンバー内に落下収納された
切粉を吸引噴射して搬送用管へ送給する切粉の圧空搬送
装置。 - 【請求項2】 噴射用エアーガンの噴射口がチャンバー
のホッパー開口部下にないことを特徴とする切粉の圧空
搬送装置。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2において、一対
のエアーガンの同時噴射が間欠動作であり、一対のエア
ーガンのうち吸引用エアーガンの噴射空気量が噴射用エ
アーガンより10%〜30%多いことを特徴とする切粉
の圧空搬送装置。 - 【請求項4】 請求項1、請求項2または請求項3にお
いて、チャンバー内径を D、チャンバーのホッパー開
口部内径をC、搬送用管内径をEとした場合、C≧D>
E であることを特徴とする切粉の圧空搬送装置。 - 【請求項5】 請求項1、請求項2、請求項3または請
求項4において、一対のエアーガンへ供給する圧空源が
同一でかつ吸引用エアーガンへ先に圧空が供給されるこ
とを特徴とする切粉の圧空搬送装置。 - 【請求項6】 請求項1、請求項2、請求項3、請求項
4または請求項5において、切粉の長さが30mm以下
であることを特徴とする切粉の圧空搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30383296A JPH10129838A (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | 切粉の圧空搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30383296A JPH10129838A (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | 切粉の圧空搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10129838A true JPH10129838A (ja) | 1998-05-19 |
Family
ID=17925852
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30383296A Pending JPH10129838A (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | 切粉の圧空搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10129838A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6893981B2 (en) | 2002-12-12 | 2005-05-17 | Hynix Semiconductor Inc. | Method of manufacturing a semiconductor device by RTA process in nitrogen atmosphere |
JP2013227157A (ja) * | 2012-04-25 | 2013-11-07 | Nordson Corp | 空気式固形材移送ポンプ |
JP2015505714A (ja) * | 2011-10-27 | 2015-02-26 | グラコ ミネソタ インコーポレーテッド | 減圧式供給補助機構 |
-
1996
- 1996-10-29 JP JP30383296A patent/JPH10129838A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6893981B2 (en) | 2002-12-12 | 2005-05-17 | Hynix Semiconductor Inc. | Method of manufacturing a semiconductor device by RTA process in nitrogen atmosphere |
JP2015505714A (ja) * | 2011-10-27 | 2015-02-26 | グラコ ミネソタ インコーポレーテッド | 減圧式供給補助機構 |
JP2013227157A (ja) * | 2012-04-25 | 2013-11-07 | Nordson Corp | 空気式固形材移送ポンプ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5520572A (en) | Apparatus for producing and blasting sublimable granules on demand | |
MXPA97000150A (en) | Apparatus to produce and apply in the form of sublimable granules chorrolos required | |
WO1991004449A1 (en) | Apparatus for preparing, classifying and metering particle media | |
US20010032899A1 (en) | Apparatus for removing and chipping wood scraps | |
JPH10129838A (ja) | 切粉の圧空搬送装置 | |
EP3727747B1 (en) | Machine for dry processing tiles or slabs | |
JP2006130479A (ja) | 粉砕機の微粉末回収装置 | |
CN109433342A (zh) | 一种磨煤机用钢球自动筛选装置 | |
CN108246460A (zh) | 一种带除尘功能的建筑高效碎石机 | |
CN109328672B (zh) | 一种农牧业用草料粉碎机 | |
CN209597331U (zh) | 一种磨煤机用钢球自动筛选装置 | |
JP4593701B2 (ja) | 切りくず破砕装置および切りくず処理システム | |
JP2004074034A (ja) | 破砕処理装置 | |
JP4850023B2 (ja) | 樹枝粉砕機 | |
JP3336339B2 (ja) | 切粉搬送装置 | |
JP2001012834A (ja) | 人工降雪装置および方法 | |
JP2004154901A (ja) | 連続研磨材供給・噴射方法及び装置 | |
CN213825200U (zh) | 一种用于石灰岩生产的原材料旋切喂料装置 | |
JP4247803B2 (ja) | 工作機械 | |
CN221735871U (zh) | 一种农机配件的表面喷砂处理设备 | |
CN219540477U (zh) | 干燥设备物料粉碎系统 | |
JP2000094264A (ja) | 工作機械 | |
CN211940494U (zh) | 抛丸机 | |
CN221772355U (zh) | 一种具有防噪功能的矿石粉碎设备 | |
CN217989436U (zh) | 一种矿山物料搬运的破碎处理装置 |