JPH10128719A - コンクリートブロック成型装置 - Google Patents

コンクリートブロック成型装置

Info

Publication number
JPH10128719A
JPH10128719A JP29423296A JP29423296A JPH10128719A JP H10128719 A JPH10128719 A JP H10128719A JP 29423296 A JP29423296 A JP 29423296A JP 29423296 A JP29423296 A JP 29423296A JP H10128719 A JPH10128719 A JP H10128719A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
surface layer
concrete block
fixed hopper
supply box
concrete
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP29423296A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2964396B2 (ja
Inventor
Masami Kuwana
正美 桑名
Koji Fushimi
浩司 伏見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chiyoda Technical and Industrial Co Ltd
Original Assignee
Chiyoda Technical and Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chiyoda Technical and Industrial Co Ltd filed Critical Chiyoda Technical and Industrial Co Ltd
Priority to JP29423296A priority Critical patent/JP2964396B2/ja
Publication of JPH10128719A publication Critical patent/JPH10128719A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2964396B2 publication Critical patent/JP2964396B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)
  • Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各モルタルの混合が容易によく行え、所望の
色模様を継続して得ることのできる簡単な構成のコンク
リートブロック成型装置を提供する。 【解決手段】 基層用固定ホッパ11から供給された基
層用コンクリートCを基層給材箱21でパレット4上の
型枠2に充填してプレスした後、内部を仕切板41pで
2つに区画された表層用固定ホッパ41から供給された
表層用モルタルMa,Mbを表層給材箱71で型枠2に
充填してプレスすることにより、コンクリートブロック
を成型するコンクリートブロック成型装置において、表
層用固定ホッパ41内のカットゲート42の上部に、回
転することによって表層用モルタルMa,Mbを混合す
る混合羽根51wを有する混合体51を設け、表層用固
定ホッパ41から表層給材箱71に表層用モルタルM
a,Mbを供給している間混合体51を回転させる駆動
機構を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、表面に多種多様
な色模様を有するコンクリートブロックを成型するコン
クリートブロック成型装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のコンクリートブロックの表面に複
数色の色模様を形成する方法として、表層用固定ホッパ
の内部を仕切り板で複数に区画し、各区画毎に色の異な
るモルタルを表層用化粧材として投入し、この各モルタ
ルを表層給材箱に落下させた後、表層給材箱から各モル
タルを型枠に充填する際に表層給材箱を振動、インチン
グなどさせることによって各モルタル同士を混合し、色
模様を形成する方法と、表層用固定ホッパの内部を仕切
り板で複数に区画し、かつ表層用固定ホッパを鉛直軸に
対して回転させながら各区画毎に投入した色の異なるモ
ルタルを表層給材箱に落下させた後、表層給材箱から各
モルタルを型枠に充填することによって色模様を形成す
る方法とがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の上記した前者の
方法では、各モルタルを混合させるのに時間がかかるの
で、成型初期において各モルタルの色の混ざり具合が少
ない状態、すなわち所望の模様でない状態でコンクリー
トブロックを成型することになる。そこで、所望の模様
を得るためには、各モルタルが自由に移動できる必要が
あるので、所望の模様を得るまでに数成型サイクルを必
要とする。しかし、各モルタルの色の混ざり具合は成型
サイクル毎に変化するので、所望の模様を継続すること
ができないなどの不都合があった。
【0004】次に、後者の方法では、色模様は問題ない
ものの、表層用固定ホッパを回転させなければならない
ので、装置が大がかりになるという不都合があった。
【0005】この発明は、上記したような不都合を解消
するためになされたもので、各モルタルの混合が容易に
よく行え、所望の色模様を継続して得ることのできる簡
単な構成のコンクリートブロック成型装置を提供するも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、基層用固定
ホッパから供給された基層用コンクリートを基層給材箱
でパレット上の型枠に充填してプレスした後、内部を仕
切り板で複数に区画された表層用固定ホッパから供給さ
れた複数の表層用化粧材を表層給材箱で型枠に充填して
プレスすることにより、コンクリートブロックを成型す
るコンクリートブロック成型装置において、表層用固定
ホッパ内のゲートの上部に、回転することによって複数
の表層用化粧材を混合する混合羽根を有する混合体を設
けるとともに、表層用固定ホッパから表層給材箱に複数
の表層用化粧材を供給している間混合体を回転させる駆
動機構を設けたものである。
【0007】なお、垂直方向へ回転することによって複
数の表層用化粧材を混合する混合羽根を有し、静止時に
複数の表層用化粧材を塞き止める混合体を表層用固定ホ
ッパのゲートとし、混合体を回転させる駆動機構を設け
たり、表層用固定ホッパの供給口と略同一の開口を周面
に有し、垂直方向へ回転することによって表層用固定ホ
ッパから開口に供給された複数の表層用化粧材を混合す
る円筒体を表層用固定ホッパのゲートとし、円筒体を回
転させる駆動機構を設けたり、円筒体の内周面に、複数
の表層用化粧材を混合する混合羽根を設けてもよい。
【0008】または、表層用固定ホッパと表層給材箱と
の間に、回転することによって表層用固定ホッパからの
複数の表層用化粧材を混合する混合羽根を有する混合体
を設けるとともに、表層用固定ホッパから表層給材箱に
複数の表層用化粧材を供給している間混合体を回転させ
る駆動機構を設けたり、表層用固定ホッパから表層給材
箱に複数の表層用化粧材を供給している間表層給材箱を
水平方向へ回転させる駆動機構を設けたり、駆動機構
で、表層給材箱から型枠に複数の表層用化粧材を充填し
ている間表層給材箱を水平方向へ回転させてもよい。
【0009】さらに、表層用固定ホッパの少なくとも一
つの区画に、落ちる表層用化粧材の位置、量を調整する
調整板を設けたり、調整板を、表層用固定ホッパの外か
ら着脱可能にしたり、表層用固定ホッパに、複数に区画
した供給口毎にカットゲート機構を設けたり、型枠およ
びプレス板を複数組にしたり、複数のプレス板のプレス
面を互いに異なる形状にしたり、表層給材箱に、複数の
表層用化粧材がさらに混合するのを阻止する混合阻止板
を設けるのが望ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図に
基づいて説明する。図1はこの発明の第1実施形態であ
るコンクリートブロック成型装置の概略構成を示す一部
を破断した側面図、図2は図1に示した表層用固定ホッ
パの内部構成を示す縦断面図に相当する説明図、図3は
図1に示したコンクリートブロック成型装置で成型した
コンクリートブロックの模様の一例を示す模式図であ
る。
【0011】図1および図2において、1はテーブルを
示し、型枠2が挿脱可能に嵌合する開口1hが設けられ
ている。3は油圧シリンダを示し、型枠2を上下動させ
るものである。4は型枠2の下側に配設されたパレッ
ト、5はパレット4の下側に配設された振動テーブルを
示し、この振動テーブル5は、パレット4および型枠2
を成型時に振動させるものである。
【0012】11は基層用固定ホッパを示し、コンクリ
ートブロックを成型する基層用コンクリートCを収容す
るものであり、供給口11sが下側に設けられている。
12はカットゲートを示し、基層用固定ホッパ11に回
動可能に取り付けられ、供給口11sを開閉するもので
ある。13は油圧シリンダを示し、基層用固定ホッパ1
1に取り付けられ、カットゲート12を回動させるもの
である。上記したカットゲート12、油圧シリンダ13
でカットゲート機構を構成する。
【0013】21はテーブル1の上を摺動する基層給材
箱を示し、基層用固定ホッパ11から供給された基層用
コンクリートCを型枠2に充填するものである。22は
基層給材箱21を移動させる油圧シリンダを示す。31
はプレス板を示し、図示を省略した駆動機構で上下し、
型枠2内の基層用コンクリートC、表層用化粧材として
の表層用モルタルMa,Mbを加圧して成型するもので
ある。
【0014】41は表層用固定ホッパを示し、内部が仕
切り板41pで複数、例えば2つに区画され、コンクリ
ートブロックを成型する色の異なる表層用モルタルM
a,Mbを各区画に収容するものであり、供給口41s
が下側に設けられている。42はカットゲートを示し、
表層用固定ホッパ41に回動可能に取り付けられ、供給
口41sを開閉するものである。43は油圧シリンダを
示し、表層用固定ホッパ41に取り付けられ、カットゲ
ート42を回動させるものである。上記したカットゲー
ト42、油圧シリンダ43でカットゲート機構を構成す
る。
【0015】51は混合体を示し、カットゲート42の
上部で、仕切り板41pの下側の表層用固定ホッパ41
内に収容され、垂直方向へ回転することによって表層用
モルタルMa,Mbを混合する混合羽根51wが軸51
xに取り付けられ、軸51xは表層用固定ホッパ41に
回転可能に支持されている。
【0016】61は表層用固定ホッパ41に取り付けら
れたギヤードモータ、62は表層用固定ホッパ41の外
側に突出した混合体51の軸51xに取り付けられた歯
車、63はギヤードモータ61と歯車62とに張架され
たチェーン、64は表層用固定ホッパ41に取り付けら
れたリミットスイッチを示し、このリミットスイッチ6
4は、表層用固定ホッパ41の供給口41sを開閉する
カットゲート42の位置を検出し、ギヤードモータ61
を制御するものである。上記したギヤードモータ61〜
リミットスイッチ64で、混合体51を回転させる駆動
機構を構成する。
【0017】71はテーブル1の上を摺動する表層給材
箱を示し、表層用固定ホッパ41から供給された表層用
モルタルMa,Mbを型枠2に充填するものであり、表
層用モルタルMa,Mbがさらに混合するのを阻止する
混合阻止板71pが設けられている。72は表層給材箱
71を移動させる油圧シリンダを示す。なお、コンクリ
ートブロックは即時脱型で成型するので、基層用コンク
リートCおよび表層用モルタルMa,Mbは、スランプ
値が0cm〜3cm位のものを使用する。
【0018】次に、表層用固定ホッパから表層給材箱へ
の表層用モルタルの供給について説明する。まず、図1
に示すように、表層用固定ホッパ41の供給口41sの
下に表層給材箱71が待機し、カットゲート42が供給
口41sを閉成しているときは、リミットスイッチ64
はカットゲート42で押されてオフ状態であるので、ギ
ヤードモータ61は停止した状態を維持する。
【0019】そして、油圧シリンダ43を動作させて供
給口41sを閉成しているカットゲート42を回動さ
せ、供給口41sを開放させると、リミットスイッチ6
4はカットゲート42で押されなくなってオン状態にな
るので、ギヤードモータ61が回転することによって混
合体51が回転し、表層用モルタルMa,Mbは供給口
41sから表層給材箱71に供給される。
【0020】このように混合体51を回転させながら表
層用モルタルMa,Mbを供給口41sから表層給材箱
71に供給すると、混合羽根51wが表層用モルタルM
a,Mbを混合するので、表層用モルタルMa,Mbは
混合された状態で表層給材箱71に供給され、混合阻止
板71pでさらに混合するのを阻止される。なお、油圧
シリンダ43を動作させて供給口41sを開放している
カットゲート42を回動させ、供給口41sを閉成させ
ると、リミットスイッチ64はカットゲート42で押さ
れてオフ状態になるので、ギヤードモータ61が停止す
ることによって混合体51が停止し、表層用モルタルM
a,Mbの供給、混合は停止される。
【0021】次に、コンクリートブロックの成型につい
て説明する。まず、油圧シリンダ3を動作させて型枠2
の上面を、テーブル1の上面に略一致させる。そして、
図1に示すように、基層用固定ホッパ11の供給口11
sの下に基層給材箱21が待機し、表層用固定ホッパ4
1の供給口41sの下に表層給材箱71が待機した状態
で、各油圧シリンダ13,43を動作させてカットゲー
ト12,42を開閉させると、基層用コンクリートCは
供給口11sから基層給材箱21に供給され、表層用モ
ルタルMa,Mbは、上述したように、供給口41sか
ら混合された状態で表層給材箱71に供給される。
【0022】次に、油圧シリンダ22を動作させて基層
給材箱21を型枠2の上に移動させ、基層用コンクリー
トCを型枠2内に充填した後、再度油圧シリンダ22を
動作させて基層給材箱21を基層用固定ホッパ11の供
給口11sの下に待機させる。このように基層給材箱2
1を後退させると、基層給材箱21の前板の下側が型枠
2の上を摺動するので、基層用コンクリートCの高さは
一様になる。
【0023】そして、図示を省略した駆動機構でプレス
板31を下げて基層用コンクリートCをプレスするとと
もに、振動テーブル5を動作させて型枠2およびパレッ
ト4に振動を与えると、表層用モルタルMa,Mbを充
填する窪みができる。次に、振動テーブル5を停止させ
るとともに、プレス板31を元の位置に上昇させる。
【0024】そして、油圧シリンダ72を動作させて表
層給材箱71を型枠2の上に移動させて表層用モルタル
Ma,Mbを型枠2内に充填した後、再度油圧シリンダ
72を動作させて表層給材箱71を表層用固定ホッパ4
1の供給口41sの下に待機させる。このように表層用
モルタルMa,Mbを型枠2内に充填すると、混合阻止
板71で表層用モルタルMa,Mbは水平方向への移動
を阻止されているので、表層用モルタルMa,Mbは色
模様を維持した状態で移動する。
【0025】また、表層給材箱71が後退するときに表
層給材箱71の前板の下側が型枠2の上を摺動するの
で、表層用モルタルMa,Mbの高さは一様になる。次
に、プレス板31を下げて表層用モルタルMa,Mbを
プレスするとともに、振動テーブル5で型枠2およびパ
レット4に振動を与える。そして、振動テーブル5を停
止させるとともに、油圧シリンダ3を動作させて脱型す
ることにより、図3に示すような色模様の形成されたコ
ンクリートブロックが得られる。次に、プレス板31を
元の位置に上昇させる。
【0026】以後は、同じ手順でコンクリートブロック
を順次成型する。なお、基層給材箱21の基層用コンク
リートCがなくなる前に、基層用固定ホッパ11から基
層給材箱21に基層用コンクリートCを供給し、表層給
材箱71の表層用モルタルMa,Mbがなくなる前に、
表層用固定ホッパ41から表層給材箱71に表層用モル
タルMa,Mbを供給する。
【0027】上述したように、この発明の第1実施形態
によれば、表層用固定ホッパ41内に混合体51を配設
し、駆動機構で混合体51を回転させる構成にしたの
で、表層用モルタルMa,Mbを表層給材箱71に供給
と同時に混合でき、装置が大形にならず、簡単な構成で
所期の目的を達成することができる。そして、表層給材
箱71内の表層用モルタルMa,Mbを混合阻止板71
pで水平方向へ移動するのを阻止したので、表層用モル
タルMa,Mbは色模様を維持した状態で移動するた
め、所望の色模様を継続して得ることができる。
【0028】図4はこの発明の第2実施形態であるコン
クリートブロック成型装置に使用する表層用固定ホッパ
の内部構成を示す縦断面図に相当する説明図であり、図
1および図2と同一または相当部分に同一符号を付して
説明を省略する。図4において、41Aは表層用固定ホ
ッパを示し、内部が仕切り板41pで2つに区画され、
コンクリートブロックを成型する色の異なる表層用モル
タルMa,Mbを各区画に収容するものであり、供給口
41sの下側に、下側に開口41hを備えた円筒形の円
筒部41cが設けられている。
【0029】そして、円筒部41cには、混合体51が
収容されている。この混合体51は、静止時に表層用モ
ルタルMa,Mbを塞き止めるカットゲートとして機能
する。なお、図示は省略されているが、ギヤードモータ
61、歯車62、チェーン63で構成された混合体51
を回転させる駆動機構が設けられている。そして、他の
部分は、第1実施形態と同一に構成されている。
【0030】次に、表層用固定ホッパから表層給材箱へ
の表層用モルタルの供給について説明する。まず、図1
に示すように、表層用固定ホッパ41Aの開口41hの
下に表層給材箱71が待機している状態で、ギヤードモ
ータ61を回転させることによって混合体51を回転さ
せると、前述したように、表層用モルタルMa,Mbは
混合された状態で表層給材箱71に供給される。
【0031】そして、ギヤードモータ61を停止させる
ことによって混合体51を停止させると、表層用モルタ
ルMa,Mbの混合は停止されるとともに、表層用モル
タルMa,Mbの表層給材箱71への供給も停止され
る。なお、コンクリートブロックの成型は、第1実施形
態と同じ手順で行われる。
【0032】この発明の第2実施形態においても、第1
実施形態と同様な効果を得ることができる。そして、混
合体51に表層用固定ホッパ41Aのカットゲートの機
能を持たせたので、第1実施形態よりも簡単な構成で所
期の目的を達成することができる。
【0033】図5(a),(b),(c)および図6
(a),(b),(c)はこの発明の第3実施形態であ
るコンクリートブロック成型装置に使用する表層用固定
ホッパの内部構成および動作を示す縦断面図に相当する
説明図であり、図1、図2および図4と同一または相当
部分に同一符号を付して説明を省略する。図5および図
6において、51Aはカットゲートとして機能する円筒
体を示し、表層用固定ホッパ41Aの円筒部41cに回
転可能に収容されている。
【0034】そして、円筒体51Aには、表層用固定ホ
ッパ41Aの供給口41s、開口41hと略同一で、供
給口41s、開口41hに重なる開口51hが周面に設
けられ、内周面に混合羽根51wが設けられている。な
お、図示を省略するが、図6(c)の状態、すなわち円
筒体51Aが回転して開口51hが開口41hに重なる
状態になると、表層用固定ホッパ41Aに取り付けられ
たリミットスイッチ64Aをオフにする突起65が回転
体51Aの側面に設けられている。
【0035】そして、図示は省略されているが、ギヤー
ドモータ61、歯車62、チェーン63、リミットスイ
ッチ64A、突起65、リミットスイッチ64Aと操作
ボタンとの出力に基づいてギヤードモータ61を制御す
る制御部で構成された円筒体51Aを回転させる駆動機
構が設けられている。そして、他の部分は、第1および
第2実施形態と同一に構成されている。
【0036】次に、表層用固定ホッパから表層給材箱へ
の表層用モルタルの供給について説明する。まず、図1
に示すように、表層用固定ホッパ41Aの開口41hの
下に表層給材箱71が待機し、突起65がリミットスイ
ッチ64Aに作用してリミットスイッチ64Aをオフさ
せ、図6(c)の円筒体51Aの中に表層用モルタルM
a,Mbのない状態では、制御部はギヤードモータ61
を回転させないので、この状態、すなわち停止状態を維
持する。
【0037】そして、操作ボタンを操作すると、制御部
はギヤードモータ61を回転させることによって円筒体
51Aを回転させるので、円筒体51Aが時計方向へ回
転し、図5(a)に示すように、開口51hが供給口4
1sの表層用モルタルMaの区画に重なり始めると、表
層用モルタルMaが円筒体51Aに供給され始める。な
お、円筒体51Aが時計方向へ回転し始めると、突起6
5がリミットスイッチ64Aに作用しなくなってリミッ
トスイッチ64Aはオン状態になるが、制御部は、円筒
体51Aを時計方向へ回転させ続ける。
【0038】さらに、円筒体51Aが時計方向へ回転
し、図5(b)に示すように、開口51hが供給口41
sの表層用モルタルMa,Mbの区画に重なると、表層
用モルタルMbも円筒体51Aに供給され、図5(c)
に示すように、開口51hが供給口41sの表層用モル
タルMbの区画のみに重なると、表層用モルタルMbの
みが円筒体51Aに供給され、図6(a)に示すよう
に、開口51hが供給口41sに重ならなくなると、表
層用モルタルMa,Mbは円筒体51Aに供給されなく
なる。
【0039】次に、円筒体51Aがさらに時計方向へ回
転し、図6(b)に示すように、開口51hが開口41
hに重なり始めると、回転体51A内の表層用モルタル
Ma,Mbが表層給材箱71に供給され始める。そし
て、図6(c)に示すように、開口51hが開口41h
に重なると、突起65がリミットスイッチ64Aに作用
してリミットスイッチ64Aをオフさせるので、制御部
はギヤードモータ61を停止させることによって混合体
51を停止させるため、回転体51A内の表層用モルタ
ルMa,Mbが表層給材箱71に供給される。
【0040】なお、以後は、操作ボタンを操作する度
に、上述した動作が繰り返され、表層給材箱71に表層
用モルタルMa,Mbが供給される。このように表層用
モルタルMa,Mbを供給された円筒体51Aが回転す
ることにより、表層用モルタルMa,Mbは円筒体51
Aの回転によって、さらには混合羽根51wの作用によ
って混合される。なお、コンクリートブロックの成型
は、第1実施形態と同じ手順で行われる。
【0041】この発明の第3実施形態においても、第1
実施形態と同様な効果を得ることができる。そして、円
筒体51Aに表層用固定ホッパ41Aのカットゲートの
機能を持たせたので、第1実施形態よりも簡単な構成で
所期の目的を達成することができる。さらに、円筒体5
1A内に混合羽根51wを設けたので、表層用モルタル
Ma,Mbの混合が容易によく行え、色模様の境目を一
層ぼかすことができる。
【0042】図7はこの発明の第4実施形態であるコン
クリートブロック成型装置に使用する表層用固定ホッ
パ、混合体、駆動機構を示す側面図に相当する説明図で
あり、図1、図2、図4〜図6と同一または相当部分に
同一符号を付して説明を省略する。図7において、回転
体51は、混合羽根51wで表層用固定ホッパ41から
の表層用モルタルMa,Mbを混合できるように、表層
用固定ホッパ41に取り付けられた図示を省略したブラ
ケットで軸51xを回転可能に支持されている。
【0043】次に、表層用固定ホッパから表層給材箱へ
の表層用モルタルの供給について説明する。前述した第
1実施形態と同様に、油圧シリンダ43を動作させて表
層用固定ホッパ41の供給口41sを閉成しているカッ
トゲート42を回動させ、供給口41sを開放させる
と、リミットスイッチ64がオン状態になり、油圧シリ
ンダ43を動作させてカットゲート42を回動させ、供
給口41sを閉成させると、リミットスイッチ64がオ
フ状態になる。
【0044】したがって、表層用固定ホッパ41から表
層用モルタルMa,Mbを表層給材箱71に供給する
と、混合体51が回転して表層用モルタルMa,Mbを
混合するので、表層給材箱71に混合された表層用モル
タルMa,Mbが供給される。なお、コンクリートブロ
ックの成型は、第1実施形態と同じ手順で行われる。
【0045】この発明の第4実施形態においても、第1
実施形態と同様な効果を得ることができる。そして、表
層用固定ホッパ41と表層給材箱71との間に混合体5
1を配設し、この混合体51を駆動機構で回転させる構
成としたので、第1実施形態よりも簡単な構成で所期の
目的を達成することができる。
【0046】図8(a),(b)はこの発明の第5実施
形態であるコンクリートブロック成型装置に使用する表
層用固定ホッパ、混合体および駆動機構を示す側面図に
相当する説明図と、混合体および駆動機構の拡大平面図
であり、図1、図2、図4〜図7と同一または相当部分
に同一符号を付して説明を省略する。
【0047】図8において、51Bは混合体を示し、表
層用固定ホッパ41に取り付けられた図示を省略したブ
ラケットで、供給口41sの下側に位置するように支持
された支持枠52cと、この支持枠52cの内側に回転
可能に取り付けられ、外周にギヤ52gが設けられた回
転枠52rと、この回転枠52rの内側に取り付けられ
たファン状の混合羽根52wとで構成されている。そし
て、支持枠52cの外側に取り付けられたギヤードモー
タ61は、回転枠52rの外周に設けられたギヤ52g
に噛み合っている。
【0048】この発明の第5実施形態は、第4実施形態
と同様に動作するので、動作の説明は省略するが、第4
実施形態と同様な効果を得ることができる。
【0049】図9(a),(b)はこの発明の第6実施
形態であるコンクリートブロック成型装置に使用する表
層給材箱、駆動機構を示す平面図に相当する説明図と、
図9(a)のX−X線による拡大断面略図であり、図
1、図2、図4〜図8と同一または相当部分に同一符号
を付して説明を省略する。図9において、73は油圧シ
リンダ72で駆動される円形の移動枠を示し、内側に表
層給材箱71が回転可能に取り付けられている。
【0050】そして、移動枠73の外側に取り付けられ
たギヤードモータ61は、表層給材箱71の外周に設け
られたギヤ71gに噛み合っている。なお、図示は省略
されているが、表層用固定ホッパ41の供給口41sを
開閉するカットゲート42の開閉状態を検出するリミッ
トスイッチ64が表層用固定ホッパ41に設けられてい
る。
【0051】次に、表層用固定ホッパから表層給材箱へ
の表層用モルタルの供給について説明する。前述した第
1実施形態と同様に、油圧シリンダ43を動作させて表
層用固定ホッパ41の供給口41sを閉成しているカッ
トゲート42を回動させ、供給口41sを開放させる
と、リミットスイッチ64がオン状態になり、油圧シリ
ンダ43を動作させてカットゲート42を回動させ、供
給口41sを閉成させると、リミットスイッチ64がオ
フ状態になる。
【0052】したがって、表層用固定ホッパ41から表
層用モルタルMa,Mbを混合しない状態で表層給材箱
71に供給すると、表層給材箱71が回転して表層用モ
ルタルMa,Mbを混合するので、表層給材箱71に混
合された表層用モルタルMa,Mbが供給される。な
お、コンクリートブロックの成型は、第1実施形態と同
じ手順で行われる。
【0053】この発明の第6実施形態においても、第1
実施形態と同様な効果を得ることができる。そして、表
層給材箱71に表層用モルタルMa,Mbを供給してい
る間表層給材箱71を駆動機構で回転させる構成とした
ので、第1実施形態のものよりも簡単な構成で所期の目
的を達成することができる。
【0054】図10(a),(b)はこの発明の第7実
施形態であるコンクリートブロック成型装置に使用する
表層給材箱、駆動機構を示す平面図に相当する説明図
と、図10(a)のY−Y線による拡大断面略図であ
り、図1、図2、図4〜図9と同一または相当部分に同
一符号を付して説明を省略する。図10において、74
は表層給材箱71の下側を開閉する底仕切り板を示し、
油圧シリンダ75によって駆動される。
【0055】64Bは表層給材箱71に取り付けられた
リミットスイッチを示し、表層給材箱71の下側を開閉
する底仕切り板74の位置を検出し、ギヤードモータ6
1を制御するものであり、表層給材箱71の下側を底仕
切り板74が閉成している状態ではオフ状態で、表層給
材箱71の下側を底仕切り板74が開放し始めるとオン
状態になる。なお、底仕切り板74は、テーブル1の開
口1hに落ち込まないように、開口1hよりも大きく形
成されている。
【0056】次に、コンクリートブロックの成型につい
て説明する。まず、油圧シリンダ3を動作させて型枠2
の上面を、テーブル1の上面に略一致させる。そして、
図1に示すように、基層用固定ホッパ11の供給口11
sの下に基層給材箱21が待機し、表層用固定ホッパ4
1の供給口41sの下に下側を底仕切り板74で閉成さ
れた表層給材箱71が待機した状態で、各油圧シリンダ
13,43を動作させてカットゲート12,42を開閉
させると、基層用コンクリートCは供給口11sから基
層給材箱21に供給され、表層用モルタルMa,Mbは
混合されない状態で表層給材箱71に供給される。
【0057】次に、油圧シリンダ22を動作させて基層
給材箱21を型枠2の上に移動させ、基層用コンクリー
トCを型枠2内に充填した後、再度油圧シリンダ22を
動作させて基層給材箱21を基層用固定ホッパ11の供
給口11sの下に待機させる。このように基層給材箱2
1を後退させると、基層給材箱21の前板の下側が型枠
2の上を摺動するので、基層用コンクリートCの高さは
一様になる。
【0058】そして、駆動機構でプレス板31を下げて
基層用コンクリートCをプレスするとともに、振動テー
ブル5を動作させて型枠2およびパレット4に振動を与
えると、表層用モルタルMa,Mbを充填する窪みがで
きる。次に、振動テーブル5を停止させるとともに、プ
レス板31を元の位置に上昇させる。
【0059】そして、油圧シリンダ72,75を動作さ
せて表層給材箱71の下側を底仕切り板74で閉成した
ままの状態で型枠2の上に移動させる。次に、油圧シリ
ンダ75を動作させて底仕切り板74を移動させること
により、表層給材箱71の下側が開放させて表層用モル
タルMa,Mbを型枠2内に充填し始めると、リミット
スイッチ64Bがオン状態になってギヤードモータ61
が回転することにより、表層用モルタルMa,Mbは混
合されながら型枠2内に充填される。
【0060】そして、油圧シリンダ75を動作させて底
仕切り板74を移動させることにより、表層給材箱71
の下側を閉成すると、リミットスイッチ64Bがオフ状
態になってギヤードモータ61が停止する。次に、油圧
シリンダ72,75を動作させて表層給材箱71を表層
用固定ホッパ41の供給口41sの下に待機させる。
【0061】そして、プレス板31を下げて表層用モル
タルMa,Mbをプレスするとともに、振動テーブル5
で型枠2およびパレット4に振動を与える。次に、振動
テーブル5を停止させるとともに、油圧シリンダ3を動
作させて脱型することにより、色模様の形成されたコン
クリートブロックが得られる。そして、プレス板31を
元の位置に上昇させる。以後は、同じ手順でコンクリー
トブロックを順次成型する。
【0062】この発明の第7実施形態においても、第1
実施形態と同様な効果を得ることができる。そして、型
枠2に表層用モルタルMa,Mbを供給している間表層
給材箱71を駆動機構で回転させる構成としたので、第
1実施形態よりも簡単な構成で所期の目的を達成するこ
とができる。
【0063】図11(a),(b)はこの発明の第8実
施形態であるコンクリートブロック成型装置に使用する
表層用固定ホッパの構成を示す縦断面図に相当する説明
図と、側面図に相当する説明図であり、図1、図2、図
4〜図10と同一または相当部分に同一符号を付して説
明を省略する。図11において、41iは表層用固定ホ
ッパ41Aに設けられた挿脱口、44は挿脱口41iに
着脱される調整板を示し、この調整板44は、表層用固
定ホッパ41の各区画から落ちる表層用モルタルMa,
Mbの位置、量を調整するものである。
【0064】この第8実施形態のように、表層用固定ホ
ッパ41Aの各区画毎に調整板44を設けると、表層用
モルタルMa,Mbの位置、量を調整することができる
ので、色模様がより変化に富んだ多種類のコンクリート
ブロックを成型することができる。そして、調整板44
を着脱可能にしたので、容易に所望の色模様のコンクリ
ートブロックを成型することができる。
【0065】図12はこの発明の第9実施形態であるコ
ンクリートブロック成型装置に使用する混合体の斜視図
である。なお、混合羽根は、一枚のみを図示されてい
る。図12において、混合体51は、軸51xの周囲に
混合羽根51wを螺旋状に取り付けられている。
【0066】この第9実施形態ように、軸51xの周囲
に混合羽根51wを螺旋状に取り付けると、表層用モル
タルMa,Mbの混合が容易によく行え、色模様の境目
をさらにぼかすことができる。
【0067】上記した各実施形態において、表層用化粧
材を表層用モルタルMa,Mbとして説明したが、着色
剤で色を付けたモルタルの他、種石で配色したり、着色
剤で色を付けるとともに、および種石で配色したり、ガ
ラスや、セラミックなどのビーズまたは蓄光材などを混
入させたものであってもよい。そして、ギヤードモータ
61で混合体51,51B、円筒体51A、表層給材箱
71を回転させたが、ラチェット機構などで回転させて
よいことは言うまでもない。
【0068】さらに、図4に示した第2実施形態におい
て、円筒部41cを省略し、混合体51を表層用固定ホ
ッパ41のゲートとし、表層化粧材の供給を制御する構
成としてもよい。また、図5および図6に示した第3実
施形態において、図12の第9実施形態のように、混合
羽根51wを円筒体51の軸に対して螺旋に取り付ける
と、同様な効果を得られ、混合羽根51wを円筒体51
の軸に対して45度で螺旋に取り付けると、一層効果的
である。
【0069】そして、図9に示した第6実施形態におい
て、第7実施形態のように底仕切り板を設けて油圧シリ
ンダで移動させたり、表層給材箱71に仕切り板71p
を設けない場合は、第7実施形態のように底仕切り板7
4を設けて油圧シリンダ75で移動させても、同様な効
果を得ることができる。さらに、図10に示した第7実
施形態において、底仕切り板74および油圧シリンダ7
5を省略しても、同様な効果を得ることができる。
【0070】また、図11に示した第8実施形態におい
て、表層用固定ホッパ41の各区画に調整板44を配設
したが、少なくとも一つの区画に調整板44を配設した
場合であっても、同様な効果を得ることができる。そし
て、図12に示した第9実施形態において、混合羽根5
1wを軸51xに対して45度で螺旋に取り付けると、
一層効果的である。
【0071】なお、図7に示した第4実施形態から図1
0に示した第7実施形態において、表層用固定ホッパ4
1に、複数に区画した供給口41s毎にカットゲート、
油圧シリンダで構成したカットゲート機構を設けること
により、各カットゲート機構を動作させることによって
各表層用化粧材の量を調整することができ、色模様がよ
り変化に富んだ多種類のコンクリートブロックを成型す
ることができる。ここで、カットゲート機構は、カット
ゲート、油圧シリンダで構成されるものの他、同様に機
能する他の構成であってもよいことは言うまでもない。
【0072】そして、各実施形態において、型枠および
プレス板を、2組以上、できれば3組以上の複数組にす
ると、1成型サイクルで色模様の付いた複数のコンクリ
ートブロックを得ることができる。さらに、複数のプレ
ス板のプレス面を互いに異なる形状にすると、コンクリ
ートブロックを並べたとき、隣接するコンクリートブロ
ックの表面を異ならせて並べることができるため、自然
石を並べたように見せることができる。
【0073】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、表層用固定ホッパ内に混合体を配設し、駆動機
構で混合体を回転させる構成にしたので、複数の表層用
化粧材を表層給材箱に供給と同時に混合でき、装置が大
形にならず、簡単な構成で所期の目的を達成することが
できる。そして、請求項2に記載の発明によれば、混合
体に表層用固定ホッパのカットゲートの機能を持たせた
ので、請求項1のものよりも簡単な構成で所期の目的を
達成することができる。
【0074】さらに、請求項3に記載の発明によれば、
円筒体に表層用固定ホッパのカットゲートの機能を持た
せたので、請求項1のものよりも簡単な構成で所期の目
的を達成することができる。また、請求項4に記載の発
明によれば、円筒体内に混合羽根を設けたので、表層用
化粧材の混合が容易によく行え、色模様の境目を一層ぼ
かすことができる。
【0075】そして、請求項5に記載の発明によれば、
表層用固定ホッパと表層給材箱との間に混合体を配設
し、この混合体を駆動機構で回転させる構成としたの
で、請求項1のものよりも簡単な構成で所期の目的を達
成することができる。さらに、請求項6に記載の発明に
よれば、表層給材箱に複数の表層用化粧材を供給してい
る間表層給材箱を駆動機構で回転させる構成としたの
で、請求項1のものよりも簡単な構成で所期の目的を達
成することができる。
【0076】また、請求項7に記載の発明によれば、型
枠に複数の表層用化粧材を供給している間表層給材箱を
駆動機構で回転させる構成としたので、請求項1のもの
よりも簡単な構成で所期の目的を達成することができ
る。そして、請求項8に記載の発明によれば、表層用固
定ホッパの少なくとも一つの区画に調整板を設けたの
で、表層用化粧材の位置、量を調整することができ、色
模様がより変化に富んだ多種類のコンクリートブロック
を成型することができる。
【0077】さらに、請求項9に記載の発明によれば、
調整板を着脱可能にしたので、容易に所望の色模様のコ
ンクリートブロックを成型することができる。また、請
求項10に記載の発明によれば、表層用固定ホッパに、
複数に区画した供給口毎にカットゲート機構を設けたの
で、各カットゲート機構を動作させることによって各表
層用化粧材の量を調整することができ、色模様がより変
化に富んだ多種類のコンクリートブロックを成型するこ
とができる。
【0078】そして、請求項11に記載の発明によれ
ば、型枠およびプレス板を複数組にしたので、1成型サ
イクルで色模様の付いた複数のコンクリートブロックを
得ることができる。さらに、請求項12に記載の発明に
よれば、複数のプレス板のプレス面を互いに異なる形状
にしたので、コンクリートブロックを並べたとき、隣接
するコンクリートブロックの表面を異ならせて並べるこ
とができるため、自然石を並べたように見せることがで
きる。
【0079】また、請求項13に記載の発明によれば、
表層給材箱内の複数の表層用化粧材を混合阻止板で水平
方向へ移動するのを阻止したので、複数の表層用化粧材
は色模様を維持した状態で移動するため、所望の色模様
を継続して得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態であるコンクリートブ
ロック成型装置の概略構成を示す一部を破断した側面図
である。
【図2】図1に示した表層用固定ホッパの内部構成を示
す縦断面図に相当する説明図である。
【図3】図1に示したコンクリートブロック成型装置で
成型したコンクリートブロックの模様の一例を示す模式
図である。
【図4】この発明の第2実施形態であるコンクリートブ
ロック成型装置に使用する表層用固定ホッパの内部構成
を示す縦断面図に相当する説明図である。
【図5】(a),(b),(c)はこの発明の第3実施
形態であるコンクリートブロック成型装置に使用する表
層用固定ホッパの内部構成および動作を示す縦断面図に
相当する説明図である。
【図6】(a),(b),(c)はこの発明の第3実施
形態であるコンクリートブロック成型装置に使用する表
層用固定ホッパの内部構成および動作を示す縦断面図に
相当する説明図である。
【図7】この発明の第4実施形態であるコンクリートブ
ロック成型装置に使用する表層用固定ホッパ、混合体、
駆動機構を示す側面図に相当する説明図である。
【図8】(a),(b)はこの発明の第5実施形態であ
るコンクリートブロック成型装置に使用する表層用固定
ホッパ、混合体および駆動機構を示す側面図に相当する
説明図と、混合体および駆動機構の拡大平面図である。
【図9】(a),(b)はこの発明の第6実施形態であ
るコンクリートブロック成型装置に使用する表層給材
箱、駆動機構を示す平面図に相当する説明図と、図9
(a)のX−X線による拡大断面略図である。
【図10】(a),(b)はこの発明の第7実施形態で
あるコンクリートブロック成型装置に使用する表層給材
箱、駆動機構を示す平面図に相当する説明図と、図10
(a)のY−Y線による拡大断面略図である。
【図11】(a),(b)はこの発明の第8実施形態で
あるコンクリートブロック成型装置に使用する表層用固
定ホッパの構成を示す縦断面図に相当する説明図と、側
面図に相当する説明図である。
【図12】この発明の第9実施形態であるコンクリート
ブロック成型装置に使用する混合体の斜視図である。
【符号の説明】
1 テーブル 1h 開口 2 型枠 3 油圧シリンダ 4 パレット 5 振動テーブル 11 基層用固定ホッパ 11s 供給口 12 カットゲート 13 油圧シリンダ 21 基層給材箱 22 油圧シリンダ 31 プレス板 41,41A 表層用固定ホッパ 41p 仕切り板 41s 供給口 41c 円筒部 41h 開口 41i 挿脱口 42 カットゲート 43 油圧シリンダ 44 調整板 51,51B 混合体 51A 円筒体 51h 開口 51w 混合羽根 51x 軸 52c 支持枠 52r 回転枠 52g ギヤ 52w 混合羽根 61 ギヤードモータ 62 歯車 63 チェーン 64,64B リミットスイッチ 71 表層給材箱 71g ギヤ 71p 混合阻止板 72 油圧シリンダ 73 移動枠 74 底仕切り板 75 油圧シリンダ C 基層用コンクリート Ma,Mb 表層用モルタル

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基層用固定ホッパから供給された基層用
    コンクリートを基層給材箱でパレット上の型枠に充填し
    てプレスした後、内部を仕切り板で複数に区画された表
    層用固定ホッパから供給された複数の表層用化粧材を表
    層給材箱で前記型枠に充填してプレスすることにより、
    コンクリートブロックを成型するコンクリートブロック
    成型装置において、 前記表層用固定ホッパ内のゲートの上部に、回転するこ
    とによって前記複数の表層用化粧材を混合する混合羽根
    を有する混合体を設けるとともに、 前記表層用固定ホッパから前記表層給材箱に前記複数の
    表層用化粧材を供給している間前記混合体を回転させる
    駆動機構を設けた、 ことを特徴とするコンクリートブロック成型装置。
  2. 【請求項2】 基層用固定ホッパから供給された基層用
    コンクリートを基層給材箱でパレット上の型枠に充填し
    てプレスした後、内部を仕切り板で複数に区画された表
    層用固定ホッパから供給された複数の表層用化粧材を表
    層給材箱で前記型枠に充填してプレスすることにより、
    コンクリートブロックを成型するコンクリートブロック
    成型装置において、 垂直方向へ回転することによって前記複数の表層用化粧
    材を混合する混合羽根を有し、静止時に前記複数の表層
    用化粧材を塞き止める混合体を前記表層用固定ホッパの
    ゲートとし、 前記混合体を回転させる駆動機構を設けた、 ことを特徴とするコンクリートブロック成型装置。
  3. 【請求項3】 基層用固定ホッパから供給された基層用
    コンクリートを基層給材箱でパレット上の型枠に充填し
    てプレスした後、内部を仕切り板で複数に区画された表
    層用固定ホッパから供給された複数の表層用化粧材を表
    層給材箱で前記型枠に充填してプレスすることにより、
    コンクリートブロックを成型するコンクリートブロック
    成型装置において、 前記表層用固定ホッパの供給口と略同一の開口を周面に
    有し、垂直方向へ回転することによって前記表層用固定
    ホッパから前記開口に供給された前記複数の表層用化粧
    材を混合する円筒体を前記表層用固定ホッパのゲートと
    し、 前記円筒体を回転させる駆動機構を設けた、 ことを特徴とするコンクリートブロック成型装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のコンクリートブロック
    成型装置において、 前記円筒体の内周面に、前記複数の表層用化粧材を混合
    する混合羽根を設けた、 ことを特徴とするコンクリートブロック成型装置。
  5. 【請求項5】 基層用固定ホッパから供給された基層用
    コンクリートを基層給材箱でパレット上の型枠に充填し
    てプレスした後、内部を仕切り板で複数に区画された表
    層用固定ホッパから供給された複数の表層用化粧材を表
    層給材箱で前記型枠に充填してプレスすることにより、
    コンクリートブロックを成型するコンクリートブロック
    成型装置において、 前記表層用固定ホッパと前記表層給材箱との間に、回転
    することによって前記表層用固定ホッパからの前記複数
    の表層用化粧材を混合する混合羽根を有する混合体を設
    けるとともに、 前記表層用固定ホッパから前記表層給材箱に前記複数の
    表層用化粧材を供給している間前記混合体を回転させる
    駆動機構を設けた、 ことを特徴とするコンクリートブロック成型装置。
  6. 【請求項6】 基層用固定ホッパから供給された基層用
    コンクリートを基層給材箱でパレット上の型枠に充填し
    てプレスした後、内部を仕切り板で複数に区画された表
    層用固定ホッパから供給された複数の表層用化粧材を表
    層給材箱で前記型枠に充填してプレスすることにより、
    コンクリートブロックを成型するコンクリートブロック
    成型装置において、 前記表層用固定ホッパから前記表層給材箱に前記複数の
    表層用化粧材を供給している間前記表層給材箱を水平方
    向へ回転させる駆動機構を設けた、 ことを特徴とするコンクリートブロック成型装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のコンクリートブロック
    成型装置において、 前記駆動機構は、前記表層給材箱から前記型枠に前記複
    数の表層用化粧材を充填している間前記表層給材箱を水
    平方向へ回転させる、 ことを特徴とするコンクリートブロック成型装置。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項7のいずれか1項に
    記載のコンクリートブロック成型装置において、 前記表層用固定ホッパの少なくとも一つの区画に、落ち
    る前記表層用化粧材の位置、量を調整する調整板を設け
    た、 ことを特徴とするコンクリートブロック成型装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のコンクリートブロック
    成型装置において、 前記調整板は、前記表層用固定ホッパの外から着脱可能
    である、 ことを特徴とするコンクリートブロック成型装置。
  10. 【請求項10】 請求項5から請求項7のいずれか1項
    に記載のコンクリートブロック成型装置において、 前記表層用固定ホッパに、複数に区画した供給口毎にカ
    ットゲート機構を設けた、 ことを特徴とするコンクリートブロック成型装置。
  11. 【請求項11】 請求項1から請求項10のいずれか1
    項に記載のコンクリートブロック成型装置において、 前記型枠およびプレス板は複数組である、 ことを特徴とするコンクリートブロック成型装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のコンクリートブロ
    ック成型装置において、 前記複数のプレス板のプレス面は互いに異なる形状であ
    る、 ことを特徴とするコンクリートブロック成型装置。
  13. 【請求項13】 請求項1から請求項12のいずれか1
    項に記載のコンクリートブロック成型装置において、 前記表層給材箱に、前記複数の表層用化粧材がさらに混
    合するのを阻止する混合阻止板を設けた、 ことを特徴とするコンクリートブロック成型装置。
JP29423296A 1996-09-04 1996-11-06 コンクリートブロック成型装置 Expired - Fee Related JP2964396B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29423296A JP2964396B2 (ja) 1996-09-04 1996-11-06 コンクリートブロック成型装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8-234005 1996-09-04
JP23400596 1996-09-04
JP29423296A JP2964396B2 (ja) 1996-09-04 1996-11-06 コンクリートブロック成型装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10128719A true JPH10128719A (ja) 1998-05-19
JP2964396B2 JP2964396B2 (ja) 1999-10-18

Family

ID=26531315

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29423296A Expired - Fee Related JP2964396B2 (ja) 1996-09-04 1996-11-06 コンクリートブロック成型装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2964396B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101136373B1 (ko) 2011-12-05 2012-04-18 주식회사지이티-피씨 다색표면층 블록제조장치의 다색골재 공급장치
CN104258927A (zh) * 2014-08-29 2015-01-07 凤阳县小岗村粮油食品发展有限公司 一种离心式磨粉机
KR102162242B1 (ko) * 2020-06-12 2020-10-06 김종만 다칼라를 갖는 블록 제조시스템
CN112405812A (zh) * 2020-11-20 2021-02-26 泉州特旺机械科技发展有限公司 一种花岗岩路面砖液压机用图文面料布料设备

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102689356B (zh) * 2012-06-21 2014-04-16 安徽凯越电力杆塔有限公司 一种混凝土电杆的布料设备

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101136373B1 (ko) 2011-12-05 2012-04-18 주식회사지이티-피씨 다색표면층 블록제조장치의 다색골재 공급장치
CN104258927A (zh) * 2014-08-29 2015-01-07 凤阳县小岗村粮油食品发展有限公司 一种离心式磨粉机
KR102162242B1 (ko) * 2020-06-12 2020-10-06 김종만 다칼라를 갖는 블록 제조시스템
CN112405812A (zh) * 2020-11-20 2021-02-26 泉州特旺机械科技发展有限公司 一种花岗岩路面砖液压机用图文面料布料设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP2964396B2 (ja) 1999-10-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5935617A (en) Molding apparatus for patterned shaped article
KR0182767B1 (ko) 무늬를 넣은 성형체의 제조방법
EP0515098B1 (en) Method of producing patterned shaped article
EP0611639B1 (en) Molding apparatus for patterned shaped article and method of producing patterned shaped article
CA2301703C (en) Method for producing concrete stones, especially paving stones, building stones or such like
IL125025A0 (en) Method and apparatus for creating patterns in cast materials
CN1646281A (zh) 混合色混凝土产品的生产工艺和设备
US4265609A (en) Method and apparatus for molding concrete block products
CN201633131U (zh) 一种生产混凝土砌块彩色层和本色层的布料装置
JP2964396B2 (ja) コンクリートブロック成型装置
EP0473383B1 (en) Method of producing patterned shaped article
EP2954992B1 (en) Method and apparatus for casting concrete products
US11440216B2 (en) System and method for manufacturing multilayer claddings with a decorative layer
JPH091517A (ja) コンクリートブロックの製造方法およびコンクリート ブロックの製造装置
JP2596808B2 (ja) 破断コンクリートブロックの表面化粧法及給材装置
CN208914634U (zh) 轻质保温人造石材的多工位转盘式生产设备
JP6631729B1 (ja) 混練装置
JP3101573B2 (ja) まだら模様を有するコンクリ−ト製建材の製造方法
JP2596811B2 (ja) 破断コンクリートブロックの表面化粧法
JPH04257403A (ja) 舗装用ブロックの成型装置
JPH05179894A (ja) スライド型枠
KR19980056058U (ko) 황토벽돌 성형제조기
KR102467905B1 (ko) 흡착식 비정형 컬러 문양 생성을 위한 통블록 형태의 건식 보강토 옹벽 블록 제조 공법
SU1151459A1 (ru) Многоместна форма дл изготовлени тонкостенных изделий из бетонных смесей
JPS5812127B2 (ja) コンクリ−ト材料成型用型枠装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees