JPH10128212A - スライドビード塗布方法及び装置 - Google Patents

スライドビード塗布方法及び装置

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JPH10128212A
JPH10128212A JP28865696A JP28865696A JPH10128212A JP H10128212 A JPH10128212 A JP H10128212A JP 28865696 A JP28865696 A JP 28865696A JP 28865696 A JP28865696 A JP 28865696A JP H10128212 A JPH10128212 A JP H10128212A
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    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C5/00Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work
    • B05C5/007Slide-hopper coaters, i.e. apparatus in which the liquid or other fluent material flows freely on an inclined surface before contacting the work
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    • B05C9/00Apparatus or plant for applying liquid or other fluent material to surfaces by means not covered by any preceding group, or in which the means of applying the liquid or other fluent material is not important
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】塗布液の幅方向全体に安定なビードを形成し、
ウエブの「耳部」まで塗り残しなく均一な厚みで塗布液
を塗布することができると共に、ウエブ幅が変わっても
塗布ラインの運転を停止させることなく塗布液幅を変え
ることのできるスライドビード塗布方法及び装置を提供
する。 【解決手段】スライド面40を流下する塗布液14の液
膜中にロッド58を挿入してロッド58の後流側に馬の
背状に盛り上がった厚膜の流れを形成する。これによ
り、塗布液の側端部におけるビード形成を安定させるこ
とができるので、ウエブの「耳部」まで塗り残しなく塗
布することができる。また、ロッド58ウエブ12のエ
ッジライン上に配設することにより、塗布液の幅規制を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスライドビード塗布
方法及び装置に係り、特に写真用フィルム、写真用印画
紙、磁気記録テープ、接着テープ、感圧記録紙、オフセ
ット版材、電池等の製造において、連続走行している長
尺状の可撓性支持体(以下「ウエブ」と称する)に塗布
液ホッパーのスライド面を流下する液膜状の液状塗布組
成物(以下「塗布液」と称する)を塗布するスライドビ
ード塗布方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】連続走行するウエブ面上に塗布液を塗布
する方法の1つにスライドビード塗布方法がある。スラ
イドビード塗布方法のための装置としては、Russe
ll等により米国特許第2,761,791号に提案さ
れた多層スライドビード装置がある。この装置は、スラ
イド面を流下する複数の塗布液が、スライド面先端にお
いて連続走行されているウエブと出会う間隙部にビード
を形成するようにし、このビードを介して塗布液をウエ
ブ面に塗布するものである。従って、この種の装置は、
ビードを安定に形成できることが重要である。
【0003】また、この種の装置は、色々なウエブ幅を
有するウエブに対応しなくてはならず、ウエブ幅に応じ
てスライド面を流下する塗布液の幅規制を行う必要があ
る。塗布液の幅規制を行う方法としては、例えば、特開
昭57−110364号公報に開示されているガイド板
を用いた方法がある。この方法は、スライド面の幅方向
両側縁部にスライド面の基端から先端まで一対のガイド
板を設け、このガイドで塗布液の幅規制を行うものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ガイド
板を用いた従来のスライドビード塗布装置は、塗布液幅
方向の両側縁部におけるビード形成が安定しないため
に、ウエブエッジ部、所謂「耳部」に塗布液の塗り残し
が発生し易いという欠点がある。従って、「耳部」を後
工程で裁断しなくてはならないので、「耳部」を裁断す
る裁断工程を設けなくてはならないと共に、「耳部」を
裁断する分だけ製品歩留りが悪くなるという問題が生じ
る。
【0005】更に、ガイド板の場合、ウエブ幅が変わる
度にガイド板同士の間隔を調整する為に塗布ラインの運
転を停止しなくてはならないという欠点がある。従っ
て、運転停止による時間ロスが発生するため、作業効率
が著しく低下するという問題が生じる。本発明はこのよ
うな事情に鑑みてなされたもので、塗布液の幅方向全体
に安定なビードを形成し、ウエブの「耳部」まで塗り残
しなく均一な厚みで塗布液を塗布することができると共
に、ウエブ幅が変わっても塗布ラインの運転を停止させ
ることなく塗布液幅を変えることのできるスライドビー
ド塗布方法及び装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決する為の手段】本発明は、前記目的を達成
する為に、塗布液ホッパーのスライド面を流下する液膜
状の液状塗布組成物が、スライド面先端と連続走行する
長尺状の可撓性支持体との間でビードを形成するように
し、該ビードを介して前記液状塗布組成物を前記可撓性
支持体面上に塗布するスライドビード塗布方法におい
て、前記スライド面を流下する液状塗布組成物の両側縁
部を厚膜にしたことを特徴とする。
【0007】また、本発明は、前記目的を達成する為
に、塗布液ホッパーのスライド面を流下する液膜状の液
状塗布組成物が、スライド面先端と連続走行する長尺状
の可撓性支持体との間でビードを形成するようにし、該
ビードを介して前記液状塗布組成物を前記可撓性支持体
面上に塗布するスライドビード塗布装置において、前記
スライド面を流下する液状塗布組成物の液膜中に挿入さ
れる棒状部材を設けたことを特徴とする。
【0008】本発明によれば、スライド面を流下する液
状塗布組成物の液膜中に棒状部材を挿入状態に支持する
と、棒状部材からスライド面先端(リップ先端)にかけ
ての直線上に液膜の縦断面が湾曲状に盛り上がった厚膜
の流れを形成することができる。この厚膜な流れを、液
状塗布組成物の側縁部に形成することにより、液状塗布
組成物の側端部におけるビード形成を安定させることが
できるので、ウエブの「耳部」まで塗り残しなく塗布す
ることができる。
【0009】また、棒状部材をウエブの略エッジライン
に略一致するように配設することにより、棒部材の外側
を流下する液状塗布組成物はウエブ面に塗布されずにス
ライド面先端から落下するので、液状塗布組成物の幅規
制を行うことができる。この場合、ウエブ幅が変わった
ら、液膜中に挿入状態してある棒状部材を新たに塗布さ
れるウエブのエッジラインに略一致するようにスライド
させるだけでよいので、塗布ラインの運転を停止するこ
となく塗布液の幅規制を行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るスライドビード塗布方法及び装置の好ましい実施の形
態について詳説する。図1は、本発明のスライドビード
塗布装置10を説明する側断面図であり、図2は平面図
である。また、複数の塗布液をウエブ面に多層膜状に塗
布する多層スライドビード塗布の例で以下に説明する。
【0011】図1及び図2に示すように、ウエブ12面
に塗布される複数(例えば3種類)の塗布液14は、図
示しない塗布液タンクからそれぞれの供給ライン16、
18、20を介してスライドホッパー22内の各マニホ
ールド24、26、28に供給される。スライドホッパ
ー22は、主として複数のダイブロック30と、ダイブ
ロック30同士を合わせた状態でその側面に当てがう一
対の側板32とで構成され、スライドホッパー22に
は、供給管16、18、20、マニホールド24、2
6、28、スリット34、36、38、スライド面40
等の塗布液14の流路が形成される。マニホールド2
4、26、28に供給された各塗布液14は塗布幅方向
に拡流された後、各スリット34、36、38を介して
スライドホッパー22上面の下方傾斜したスライド面4
0に押し出される。スライド面40に押し出された各塗
布液14は、互いに混ざり合うことなく多層液膜状の塗
布液14となってスライド面40を流下し、スライド面
40下端のリップ先端42に達する。リップ先端42に
達した塗布液14は、リップ先端42と、バックアップ
ローラ44に巻き掛けられて走行するウエブ12面との
間隙部46にビード48を形成し、このビード48を介
してウエブ12面に塗布される。
【0012】また、バックアップローラ44の下方には
スライドホッパー22とバックアップローラ44とチャ
ンバー形成部材50とで囲まれた減圧室52が形成され
る。チャンバー形成部材50の側面には真空装置(図示
せず)に接続される排気管54が接続され、底面には減
圧室52に落下した塗布液14を排出する排液管56が
接続される。この減圧室52は、ビード48の下側を負
圧にしてビード48を安定化させると共に、ウエブ12
に塗布されなかった余剰の塗布液14を減圧室52に流
れ落ち易くする働きがある。
【0013】また、リップ先端42近傍でスライド面4
0の両側縁部には、円柱状をした一対のロッド58がス
ライド面40に対して直交する方向に配設される。この
一対のロッドは58、スライド面40の幅方向にスライ
ド可能で、且つロッド58先端がスライド面40に対し
て進退可能なようにアーム60を介して図示しないスラ
イド・進退機構に支持される。これにより、一対のロッ
ド58は、スライド面40を流下する塗布液14の液膜
中に挿入でき、且つ、スライド面40の幅方向にスライ
ドできるようになっている。
【0014】ロッド58の形状は、円柱状には限定され
ることはなく、径方向の断面形状が図3に示すように流
線形状或いは図4に示すように矩形状のものでも良い。
更には図5に示すようにロッド先端を球状にしてもよ
く、或いは図6に示すようにロッド58先端に先細状の
テーパを形成してもよい。また、ロッド58径は、数m
m〜数十mm程度が好ましい。この理由は、ロッド58
径が細過ぎると、ロッド58からリップ先端42にかけ
ての直線ライン(以下、ロッドの後流側と称する)に厚
膜の流れを形成する効果が小さくなる。一方、ロッド5
8径が太過ぎると、ロッド58で左右に分流した塗布液
14が後流側で合流しないうちにリップ先端42に達し
てしまう。
【0015】ロッド58の材質は、特に制約はないが耐
久性を考慮して塗布液に対して耐久性のあるものが好ま
しく、例えばテフロン、プラスチックやステンレス、或
いはロッド58素材の表面にメッキを施したものでもよ
い。また、リップ先端42からロッド58中心までの距
離は、ロッド58径や塗布液14の流量によっても異な
るが上記ロッド58径とした場合に、3mm〜25mm
程度が好ましい。この理由は、距離が長すぎるとロッド
58の後流側で厚膜になった塗布液の流れがリップ先端
42に到達する前にロッド58の前流側(後流側の反対
側)での塗布液14の膜厚、即ち、スライド面40の中
央部を流れる塗布液の膜厚(ウエブに塗布される本来の
膜厚)に戻ってしまうからである。一方、距離が短すぎ
ると、ロッド58径が太過ぎる場合と同様に、ロッド5
8で左右に分かれた分流が合流しないうちにリップ先端
42に到達するためである。
【0016】次に、上記の如く構成したスライドビード
塗布装置の作用について説明する。先ず、前準備とし
て、ロッド58中心とウエブ12のエッジライン12A
が一致するようにスライド・進退機構のスライド機構を
作動させて一対のロッド58をスライド面40の幅方向
にスライドさせる(図2〜図4参照)。この場合、ロッ
ド58径や塗布液流量にもよるが、ウエブ12のエッジ
ライン12Aに対してロッド58中心がスライド面の幅
方向に±数mmずれて位置してもウエブ12の「耳部」
まで塗布液を塗布する上で問題ない。
【0017】次に、スライドホッパー22のスライド面
40に多層状の塗布液14を流下させると共に、スライ
ド・進退機構の進退機構を作動させて、スライド面40
を流下する塗布液14の液膜中にロッド58先端が浸漬
するように挿入する。この時、多層状になった塗布液1
4の最下層にロッド58先端が浸漬されるまで挿入す
る。この場合、スライド面40に塗布液14の流下を開
始する前に、ロッド58先端が適切に膜液中に浸漬され
るように予めセットしてもよい。また、ロッド58先端
がスライド面40に接触してもかまわないが、接触しな
い程度に挿入した方が、スライド面40とロッド58先
端の間隙を塗布液14が流れることにより塗布液14の
流れに乱流等が発生せずに流れが安定する。
【0018】液膜中へのロッド58の挿入により、ロッ
ド58の前流側から流下した塗布液14はロッド58に
当接して左右に分流し、ロッド58の後流側で再び合流
する。そして、ロッド58の後流側にはリップ先端42
までの直線上に、図8(スライドポッパーの正面から見
た図)に示すように、液膜の縦断面が湾曲状に盛り上が
った厚膜の流れ14Aが形成される。この厚膜な流れ1
4Aを塗布液14の両側縁部に形成することにより、塗
布液の14両側縁部におけるビード形成を極めて安定さ
せることができる。これにより、ウエブ12の「耳部」
まで塗り残しなく塗布することができる。この時、ロッ
ド58の外側を数mm以上離れて流下する塗布液14
は、ウエブ12に塗布されることなく減圧室52に流れ
落ちる。
【0019】従って、本発明のスライドビード塗布装置
10は、スライド面40を流下する塗布液14の液膜中
にロッド58を挿入するという簡単な構成でウエブ12
の「耳部」まで塗布液14を確実に塗布することができ
る。また、本発明のスライドビード塗布装置10の効果
として、ウエブ12の「耳部」まで塗布液14を塗布す
ることで説明したが、逆に、ウエブエッジ12Aより内
側に数mm以上離してロッド58を位置させれば、ロッ
ド58の外側を流下する液状塗布組成物はウエブ12に
塗布されないので、ウエブ12の「耳部」にわざと塗布
液14を塗らないようにすることもできる。
【0020】このように、本発明のスライドビード塗布
装置10は、ウエブ12幅に対応させて一対のロッド5
8をウエブ12のエッジライン12A上にそれぞれ配設
することにより、塗布液14の幅規制を行うことができ
る。この場合、ウエブ12幅が変わったら、液膜中に挿
入してあるロッド58を新たに塗布されるウエブ12の
エッジライン12A上に合わせるようにスライドさせる
だけでよいので、塗布ラインの運転を停止することなく
塗布液14の幅規制を行うことができる。
【0021】また、本発明のスライドビード塗布装置1
0の場合、一般的には一対のロッド58を用いることが
好ましいが、場合によっては、塗布液14の両側縁部の
うちの一方側だけにロッド58を用いて、他方側には従
来のガイド板を用いて行うこともできる。尚、本発明に
用いられる塗布液14は、その用途に応じて種種の液組
成物が含まれ、例えば、写真感光材料におけるような、
感光乳剤層、下塗層、保護層、バック層等の塗布液、磁
気記録材料におけるような、磁性層、下塗層、潤滑層、
保護層、バック層等の塗布液、その他接着剤層、着色
層、防錆層、等の塗布液があげられ、それらの塗布液
は、水溶性バインダー又は有機バインダーを含有して成
っている。
【0022】本発明に使用されるウエブ12とは、紙、
プラスチックフィルム、金属、レジンコーティッド紙、
合成紙等が包含される。プラスチックフィルムの材質
は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオ
レフィン、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、ポリスチ
レン等のビニル重合体、6,6─ナイロン、6─ナイロ
ン等のポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
エチレン─2,6─ナフタレート等のポリエステル、ポ
リカーボネート、セルローストリアセテート、セルロー
スダイアセテート等のセルロースアセテート等が使用さ
れる。また、レジンコーティッド紙に用いる樹脂として
は、ポリエチレンを始めとするポリオレフィンが代表的
であるが、必ずしもこれに限定されない。また、金属ウ
エブとしては、例えば、アルミニウムウエブがある。
【0023】
【実施例】次に、本発明のスライドビード塗布装置の実
施例を説明する。塗布液の組成及び粘度を表1に示すと
おりである。
【0024】
【表1】 ウエブは、表2の寸法のアルミニウムウエブを用いた。
【0025】
【表2】 スライドビード塗布装置の運転条件は表3の通りであ
る。
【0026】
【表3】 上記した塗布液組成、ウエブ寸法及び運転条件で、ウエ
ブの幅方向全体に渡って塗布液の塗布を試みた結果、ウ
エブ面には、「耳部」まで塗布液の塗布厚が60μmで
均一に塗布することができた。また、600mm幅のス
リットから押し出された塗布液を、ロッドにより500
mm幅に幅規制することができた。即ち、ロッドの前流
側を600mm幅で流下した塗布液は、一対のロッドに
より両縁が50mmに設定され、両縁部の塗布液は減圧
室に落下した。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のスライド
ビード塗布方法及び装置によれば、スライド面を流下す
る液状塗布組成物の液膜中にロッドを挿入して液状塗布
組成物の両側縁部に中央部よりも厚膜の流れを形成する
ようにしたので、長尺状の可撓性支持体の耳部まで塗り
残しなく塗布することができる。
【0028】また、液膜中にロッドを挿入するだけで液
状塗布組成物の幅規制を行うことができるので、塗布ラ
インの運転を停止することなく液状塗布組成物の幅規制
を行うことができる。従って、本発明のスライドビード
塗布方法及び装置は、従来のガイド板を用いたスライド
ビード塗布装置のように「耳部」を後工程で裁断する必
要がないので、「耳部」を裁断する裁断工程を設ける必
要がないと共に、「耳部」を裁断しなくてよいので製品
歩留を向上させることができる。
【0029】更に、本発明のスライドビード塗布方法及
び装置は、ガイド板のように液状塗布組成物の幅規制の
ために塗布液ラインの運転を停止する必要がないので、
作業効率を著しく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のスライドビード塗布装置の構
成を説明する側断面図
【図2】図2は、本発明のスライドビード塗布装置の構
成を説明する平面図
【図3】図3は、本発明において断面が流線型のロッド
を使用した場合の平面図
【図4】図4は、本発明において断面が矩形状のロッド
を使用した場合の平面図
【図5】図5は、本発明においてロッド先端を球状にし
た場合の側断面図
【図6】図6は、本発明においてロッド先端にテーパを
形成した場合の側断面図
【図7】図7は、ロッドによる塗布液の流れを示した説
明図
【図8】図8は、ロッドの作用を説明した説明図
【符号の説明】
10…スライドビード塗布装置 12…ウエブ 12A…ウエブエッジ 14…塗布液(多層膜) 22…スライドホッパー 24、26、28…マニホールド 34、36、38…スリット 40…スライド面 42…リップ先端 44…バックアップロール 46…間隙部 52…減圧室 58…ロッド 60…アーム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塗布液ホッパーのスライド面を流下する液
    膜状の液状塗布組成物が、スライド面先端と連続走行す
    る長尺状の可撓性支持体との間でビードを形成するよう
    にし、該ビードを介して前記液状塗布組成物を前記可撓
    性支持体面上に塗布するスライドビード塗布方法におい
    て、 前記スライド面を流下する液状塗布組成物の両側縁部を
    厚膜にしたことを特徴とするスライド塗布方法。
  2. 【請求項2】前記液状塗布組成物は、複数の液状塗布組
    成物が多層膜状になったものであることを特徴とする請
    求項1のスライドビード塗布方法。
  3. 【請求項3】塗布液ホッパーのスライド面を流下する液
    膜状の液状塗布組成物が、スライド面先端と連続走行す
    る長尺状の可撓性支持体との間でビードを形成するよう
    にし、該ビードを介して前記液状塗布組成物を前記可撓
    性支持体面上に塗布するスライドビード塗布装置におい
    て、 前記スライド面を流下する液状塗布組成物の液膜中に挿
    入される棒状部材を設けたことを特徴とするスライドビ
    ード塗布装置。
  4. 【請求項4】前記棒状部材は、前記スライド面の巾方向
    にスライド自在であることを特徴とする請求項3のスラ
    イドビード塗布装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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