JPH10127016A - マグネットの着磁方法およびそのマグネットを用いたモータ - Google Patents

マグネットの着磁方法およびそのマグネットを用いたモータ

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JPH10127016A
JPH10127016A JP8276668A JP27666896A JPH10127016A JP H10127016 A JPH10127016 A JP H10127016A JP 8276668 A JP8276668 A JP 8276668A JP 27666896 A JP27666896 A JP 27666896A JP H10127016 A JPH10127016 A JP H10127016A
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JP
Japan
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magnetized
magnet
magnetizing
yoke
motor
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JP8276668A
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English (en)
Inventor
Isao Kaneda
勲 金田
Eiji Koyakata
栄次 古舘
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Daido Steel Co Ltd
Nidec Corp
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
Nidec Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転に伴う共振音の原因を取り去ったモータ
を提供すること。 【解決手段】 ステータと、ステータに対して相対的に
回転自在であるロータと、ロータに装着されたロータマ
グネットとを備えたモータ。ロータマグネット26は、
着磁波形の調波成分中、第5次の高調波成分が実質上除
去されていることを特徴とする。第5次の高調波成分を
除去する手段として、マグネット103の着磁に際し、
モータの定格回転周波数の5倍に相当する周波数成分を
波形の調波成分中から除去した着磁電流が用いられる。
また、着磁ヨークとして磁極数に等しい主着磁ポール部
104a〜104cを有する主着磁ヨーク102と、そ
の磁極数の5倍の副着磁ポール部112を有する副着磁
ヨーク110が用いられる。さらに、副着磁ヨーク11
0に代えて、マグネット103の磁極数の5倍の突起部
を有するバックヨークを用いることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステータの磁歪振
動中の高次周波数成分を抑制するマグネットの着磁方法
およびそのマグネットを用いたモータに関し、モータあ
るいはドライブ装置あるいはパソコンなどからの共振可
聴音(ピュアトーン)の発生を抑制するようにしたもの
である。
【0002】
【従来の技術】ハードディスクドライブ用スピンドルモ
ータ等に用いられるDCブラシレスモータは、ステータ
とこれに対して相対的に回転自在のロータとを備えてな
り、ロータにはロータマグネットが装着されている。ハ
ードディスクの場合、磁気ディスク等の記録媒体はロー
タと一体に取付けられ、多くはセンサレス三相ドライブ
回路によって所定の方向に定速で回転される。薄型のハ
ードディスクでは、モータのステータがベースプレート
と一体構成の筐体に取付けられ、その磁歪振動が直接的
に筐体に伝達される。ハードディスクの固有振動周波数
は筐体の側壁等を含んで定まり、その値が磁歪振動やそ
の調波と一致するときは鋭い音響を発生するおそれがあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、駆動装置の小型
化、薄型化の傾向により、駆動装置の筐体(モータのベ
ースプレート)がドライブ装置の一部を構成する形態の
ものにおいては、モータのベースプレートの厚さが薄く
なり、共振周波数が高まる傾向にある。このため、従来
は非共振であったステータの磁歪振動中の高次高調波成
分に対して筐体の共振周波数が実質上合致するようにな
り、その結果、筐体が比較的高い周波数、たとえば30
00Hz近傍の共振可聴音(ピュアトーン)を発生して
使用者に不快感を与えるとともに、装置寿命を損なう要
因となっていた。
【0004】即ち、ステータを構成する電磁鋼板は、通
常、矩形波三相バイポーラ電流で励磁されることが多
く、基本波の他に奇数次の高次回転磁界が発生してそれ
ぞれのベクトルが時計方向CWまたは反時計方向CCW
に各次数に比例した速度で回転する。このベクトルが同
じ次数の磁石磁束の成分に作用すると主としてステータ
に振動トルクを発生する。磁石モータでは磁石から磁束
が供給されるが、その着磁波形を調波分析すると基本波
のほかに各次数の高調波が検出され、中でも奇数次の振
幅が比較的大きい。しかし矩形波電流波形中には3次成
分がないため、基本波を除くと第5次成分が最大の振動
源となる。なお振動は、磁石磁束のほかに通電による電
磁誘導によっても発生するが、前者の磁束が一桁大きい
ため後者を無視しても大勢の把握に支障はない。このよ
うな第5次成分の振動は従来から存在したが、固有振動
周波数が低い従来のディスクドライブではピュアトーン
として発現に至らず、最近の筐体の薄型化により発現に
至っている。
【0005】本発明の目的は、このようなピュアトーン
の発生を抑えることができるマグネットの着磁方法及び
そのマグネットを用いたモータを提供することにある。
本発明は、共振音の抑制手段としてマグネットの着磁方
法を変更して特定の高調波を抑制することにより、トル
クの低下やコストアップがない簡易な解決方法を提供す
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、マグネットを
未着磁状態で着磁ヨークに装着し、この着磁ヨークに埋
め込まれた励磁導線に正弦波減衰振動の半波電流を通電
してマグネットを磁化する着磁方法において、当該マグ
ネットが組み込まれるモータの回転時にモータもしくは
このモータが収納される筺体の固有共振周波数と共振関
係にある電磁力成分を発生する着磁電流の特定奇数次高
調波に相当する周波数成分が、マグネットの着磁波形に
おいて抑制されていることを特徴とするマグネットの着
磁方法である。本発明の請求項1のマグネットの着磁方
法に従えば、着磁ヨークに埋め込んだ励磁導線に正弦波
状減衰振動の半波電流を通電してマグネットを磁化する
際に、半波着磁電流が奇数次特定高調波に相当する周波
数成分を含まないように設定することによりモータを搭
載した筐体に対して共振音の元となる高次磁歪振動を断
つことができ、その結果共振音の発生を防止できる。
【0007】また本発明は、請求項1記載の着磁方法に
おいて、マグネットが組み込まれるモータもしくは該モ
ータが収納される筐体の固有共振周波数と共振関係にあ
る着磁電流の特定奇数次高調波の次数nに関し、着磁電
流の半周期または連続通電時間Tを、T≦1/(2×
(n+1)×f1)(f1:基本周波数)に設定するこ
とを特徴とする。本発明の請求項2の着磁方法に従え
ば、前記励磁導線に正弦波減衰振動の半波電流を通電し
て前記マグネットを磁化する場合に、着磁電流の通電時
間を特定の高次高調波に対して十分短く選ぶことによっ
て共振音の元となる着磁のゼロクロス近辺の高調波着磁
による特定次数の着磁高調波を抑制することができ、そ
の結果共振音の発生を防ぐことができる。
【0008】また本発明は、請求項1記載の着磁方法に
おいて、マグネットが組み込まれるモータもしくは該モ
ータが収納される筺体の固有共振周波数と共振関係にあ
る着磁電流の特定奇数次高調波の次数nに関し、着磁電
流の半周期または連続通電時間Tを、T≧1/(2×
(n−1)×f1)(f1:基本周波数)に設定するこ
とを特徴とする。本発明の請求項3の着磁方法に従え
ば、前記励磁導線に正弦波減衰振動の半波電流を通電し
て前記マグネットを磁化する場合に、着磁電流の通電時
間を特定の高次高調波に対して十分長く選ぶことによっ
て共振音の元となる着磁のゼロクロス近辺の高調波着磁
による特定次数の着磁高調波を断つことができ、その結
果共振音の発生を防ぐことができる。
【0009】また本発明は、マグネットの着磁極数に等
しい主着磁ポール部を有する主着磁ヨークによって着磁
する主着磁工程と、前記マグネットに着磁される磁極数
に対して、前記マグネットが組み込まれるモータもしく
は該モータが収納される筺体の固有共振周波数と共振関
係にある特定奇数次高調波の次数倍の数の副着磁ポール
部を有する副着磁ヨークとによって着磁する副着磁工程
と、を含むことを特徴とするマグネットの着磁方法であ
る。本発明の請求項4記載の着磁方法に従えば、主着磁
工程の他に副着磁工程を含んでいるので、この副着磁工
程の遂行によって、主着磁工程の遂行の際に発生する特
定次数の高調波成分が実質上除去される。
【0010】また本発明は、請求項4記載の着磁方法に
おいて、マグネットはリング状に形成され、前記主着磁
ヨークおよび前記副着磁ヨークの一方が前記マグネット
の内側に配設され、それらの他方が前記マグネットの外
側に配設され、前記主着磁工程と前記副着磁上程とが実
質上同時に遂行されることを特徴とする。本発明の請求
項5記載の着磁方法に従えば、主着磁工程と副着磁工程
とが同時に行われるので、比較的簡単かつ短時間でマグ
ネットの着磁を行うことができる。
【0011】また本発明は、マグネットの着磁極数に等
しい主着磁ポール部を有する主着磁ヨークに前記マグネ
ットを位置付けるマグネット位置付け工程と、前記マグ
ネットに着磁される磁極数に対して前記マグネットが組
み込まれるモータもしくは該モータが収納される筺体の
固有共振周波数と共振関係にある特定奇数次高調波の次
数倍の数の突起部を有するバックヨークを前記マグネッ
トを挟んで前記主着磁ヨークと反対側に位置付けるバッ
クヨーク位置付け工程と、前記マグネットを挟んで前記
主着磁ヨークおよび前記バックヨークを位置付けた状態
にて前記主着磁ヨークに着磁電流を送給する着磁電流送
給工程と、を含むことを特徴とするマグネットの着磁方
法である。本発明の請求項6記載の着磁方法に従えば、
主着磁ヨークによる着磁の際に、ロータマグネットの極
数に対し上記特定次数倍の数の突起部を有する無通電の
バックヨークを用いるので、このバックヨークによって
特定次数の高調波成分が著しく低減され、この成分を実
質上除去することができる。
【0012】また本発明は、ステータと、ステータに対
して相対的に回転自在であるロータと、ロータに装着さ
れたマグネットとを備えてなり、所定の極数に着磁され
る前記ロータマグネットの着磁波形中に含まれる基本波
と高調波のうち、前記高調波中の特定次数の高調波成分
を実質上除去したことを特徴とするモータである。本発
明の請求項7のモータに従えば、着磁の際に発生する特
定次数の高次高調波成分が選択的に除去されたことによ
り、モータを搭載した筐体に対して共振音の原因となる
次数の磁歪振動の発生を抑制することができる。
【0013】また本発明は、請求項7のモータにおい
て、前記ロータマグネットは、その磁極数に等しい数の
主着磁ポール部を有する主着磁ヨークと、その磁極数の
前記特定次数倍の数の副着磁ポール部を有する副着磁ヨ
ークとによって複合的に着磁されることを特徴とする。
本発明の請求項8のモータに従えば、ロータマグネット
は、その磁極数に等しい数の主着磁ポール部を有する主
着磁ヨークと、その磁極数の特定次数倍の数の副着磁ポ
ール部を有する副着磁ヨークとによって複合的に着磁さ
れるので、両者の角度位相を選ぶことにより共振音の元
となる高調波成分を実質的に打ち消すことができる。
【0014】また本発明は、請求項8記載のモータにお
いて、ロータマグネットはリング状に形成され、その着
磁に際しては、前記主着磁ヨークが前記ロータマグネッ
トの内側に配設され、その内周面側から着磁し、前記副
着磁ヨークが前記ロータマグネットの外側に配設され、
その外周面側から着磁することを特徴とする。本発明の
請求項9のモータに従えば、ロータマグネットはリング
状で、前記マグネットの着磁に際し、前記主着磁ヨーク
が前記マグネットの内側に配設されてその内周面側から
着磁し、前記副着磁ヨークが前記マグネットの外側に配
設されてその外周面側から着磁することにより、共振音
の元となる高次高調波成分を実質的に打ち消すことがで
きる。また、副着磁ヨークを前記マグネットの外側に配
設することにより、極数が多い副着磁ヨークの製作が容
易となる。
【0015】また本発明は、請求項8または9記載のモ
ータにおいて、主着磁ヨークによる着磁と副着磁ヨーク
による着磁とが実質上同時に遂行されることを特徴とす
る。本発明の請求項10のモータに従えば、主着磁ヨー
クと副着磁ヨークによる同時着磁を行うことができ、比
較的簡単かつ短時間でマグネットを着磁できる。
【0016】また本発明は、請求項7記載のモータにお
いて、ロータマグネットは、その磁極数に等しい数の主
着磁ポール部を有する着磁ヨークによって着磁され、前
記着磁ヨークによる着磁の際に、前記ロータマグネット
を挟んでその反対側に、前記ロータマグネットの磁極数
の前記特定次数倍の数の突起部を有する無通電バックヨ
ークが位置付けられることを特徴とする。本発明の請求
項11のモータに従えば、主着磁ヨークによる着磁の際
に、ロータマグネットの極数に対し特定次数倍の数の突
起部を有する無通電のバックヨークを用いるので、この
バックヨークによって特定次数の高調波成分が著しく低
減され、この成分を除去することができる。
【0017】また本発明は、請求項1〜11記載の着磁
方法及びモータにおいて、特定次数の高調波成分は第5
次高調波成分であり、着磁の基本波成分に対する第5次
高調波の成分比率が1%以下に抑制されていることを特
徴とする。本発明の請求項12の着磁方法及びモータに
従えば、例えば3相スピンドルモータにおいて着磁波形
の第5次成分を基本波の1%以下に抑制すれば、ピュア
トーンの発生を実質的に防ぐことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に従って着磁され
たロータマグネット26を搭載したモータを示してお
り、磁気ディスクを回転駆動するハードディスク駆動装
置用スピンドルモータに適用している。図1において、
図示のモータは、円形状のプレート本体4を有するベー
スプレート2を備えている。プレート本体4の外周縁に
は環状側壁6が設けられ、環状側壁6の上端には半径方
向外方に突出するフランジ8が設けられている。このベ
ースプレート2は、図1に二点鎖線で示すハードディス
ク駆動装置の装置プレート10に取付ねじ(図示せず)
によって取付けられる。装置プレート10は、ハードデ
ィスク駆動装置の側壁(図示せず)等とともに駆動装置
の筐体を構成する。
【0019】ベースプレート2には軸部材12が固定さ
ており、この軸部材12には一対の軸受14,16を介
してハブ18が回転自在に支持されている。ロータを構
成するハブ18は、軸受14,16に支持されたハブ本
体20を有し、ハブ本体20の下端部には、半径方向外
方に突出するディスク載置部22が設けられている。デ
ィスク載置部22には1枚または複数枚の磁気ディスク
(図示せず)が載置され、磁気ディスクはハブ28と一
体的に所定方向に回転駆動される。
【0020】ハブ本体20の外周部下端には環状のヨー
ク部材24が装着され、このヨーク部材24の内周面に
は環状のロータマグネット26が取付られている。ロー
タマグネット26の着磁方法については、後述する。ロ
ータマグネット26に対向してその内側には、ステータ
28が配設されている。ステータ28は、ベースプレー
ト2に固定されたステータコア30を有し、ステータコ
ア30にはステータコイル32が所要の通りに巻かれて
いる。したがって、ステータコイル32に所定の電流を
送給すると、ステータ28とロータマグネット26との
相互磁気作用によって発生する回転磁界の1次ベクトル
に従ってハブ18が所定方向に回転駆動される。
【0021】次いで、図2および図3を参照して、ロー
タマグネット26の着磁方法について説明する。図示の
モータは、12ポール・9スロットのモータであり、環
状のロータマグネット26は12極に着磁される。ロー
タマグネット26を着磁するための着磁装置32は、着
磁ベース本体34と、着磁ベース本体34から上方に延
びる着磁ヨーク部36を備えている。着磁ベース本体3
4の上面(図2において上面)は、実質上平坦であり、
また着磁ベース本体34の外周部は、合成樹脂材料によ
って覆われている。主着磁ヨークとして作用する着磁ヨ
ーク部36は、磁性材料から形成された実質上同一形状
のコアプレートを上下方向に複数枚積層して形成され、
ロータマグネット26の着磁される磁極数に対応して1
2個の主着磁ポール部38a〜38lが設けられてい
る。主着磁ポール部38a〜38lは、周方向に実質上
等間隔(30度の間隔)を置いて配設され、それらの先
端面は、ロータマグネット26の内径よりも幾分小さい
円筒状面を規定する。この着磁ヨーク部36に形成され
たスロット40a〜40l(隣接する主着磁ポール部3
8a〜38lに存在するスロット)には、図3に示す通
りに1本の着磁導線42が貫通する。本実施形態は比較
的小型であるので、スロットに対して着磁導線42の太
さは比較的太く、各スロット40a〜40lには1本し
か挿入することができず、各スロット40a〜40lを
通して接続される。ロータマグネット26を着磁すると
きには、着磁コイル42における、各スロット40a,
40c,40e,40g,40i,40k内に位置する
部分には、紙面に垂直な方向に紙面の表側から裏側に向
けて着磁電流が流れ、着磁導線42における、各スロッ
ト40b,40d,40f,40h,40j,40l内
に位置する部分には、紙面に垂直な方向に紙面の裏側か
ら表側に向けて着磁電流が流れる。
【0022】この着磁ヨーク部36の外側には、ロータ
マグネット26を挿入し得る環状空間を置いて、環状の
バックヨーク44が配設される。バックヨーク44は磁
性材料から形成され、その内周面には、60個の突起部
46が周方向に実質上等間隔(6度の間隔)を置いて設
けられている。各突起部46は断面形状が矩形状であ
り、バックヨーク44の内周面に軸線方向に直線状に延
びる矩形状の溝を形成することによって形成され、半径
方向内方に突出している。このバックヨーク44は、着
磁装置32にロータマグネット26を装着するときには
着磁ヨーク部36から離れた非作用位置に位置付けら
れ、着磁装置32によってロータマグネット26に着磁
するときには図2および図3に示す作用位置に位置付け
られる。バックヨーク44の非作用位置と作用位置への
位置付けは、たとえば、空気圧シリンダ機構を利用する
ことによって行うことができる。
【0023】着磁ヨーク部36の各スロット40a〜4
0lとバックヨーク44の突起部46間に存在する溝と
は、上記作用位置に位置付けられたときに次の位置関係
に保持される。図3に示す通り、各スロット40a〜4
0lの中心と、隣接する突起部46間の溝の中心とが一
致する(着磁ヨーク部36の中心を通って半径方向外方
に延びる軸線Qがスロット40a〜40lの中心を通る
とともに突起部46間の溝の中心を通る)ように位置付
けられ、各主着磁ポール部38a〜38lに対応して5
個の突起部46が位置するように、すなわち隣接するス
ロット40a〜40lの中心を通る軸線Qの間に5個の
突起部46が位置するよう設けられる。このようなバッ
クヨーク44の位置付けは、後述する如く、ロータマグ
ネット26の着磁中の第5次高調波成分を低減する一つ
の方法となり得る。
【0024】ここで、スピンドルモータ等の9スロット
12ポールモータにおいて、第5次高調波の低減が必要
な理由について詳述する。3相ドライブでは、多くの場
合、ステータコイル32に矩形状の励磁電流が用いられ
るが、そのときマグネット26の着磁高調波と通電電流
の高調波に関連して、モータに生じる起磁力高調波は、
次式で示すことができる。すなわち、起磁力高調波(R
n)は、 起磁力高調波(Rn)={電流の高調波(In)}×{着磁
の高調波(Mn)} となる。そして、3相バイポーラの矩形波電流について
(In)を調波分析すると、基本波または1次を時計方向
CWとすると、反時計方向CCWの5次、CWの7次、
CCWの11次、CWの13次、・・・の回転磁界が発
生し、それぞれのベクトルがその次数におよそ比例した
速度とその次数にほぼ反比例した振幅で前記の方向に回
転することが分かる。
【0025】他方、マグネットの高調波(Mn)の代表的
な着磁波形として矩形波と正弦波がある。実際には、前
者は台形波となり後者は正弦波様波形となる。調波分析
によれば、両者とも高次高調波を含むが、その振幅は台
形波において大きく、また、次数に関しては奇数次にお
いて比較的大きく次数が高まるに従って減少する。正弦
波様着磁では、高次高調波の振幅が比較的小さいが後述
の理由で零になることはない。
【0026】着磁の高調波(Mn)の第1次調波は、ロー
タマグネット26のポール数(実施形態の場合には、交
互にN極、S極と12極に着磁された磁極数)の次数で
あり、ロータ回転の周波数に等しい。他方、第5次、第
7次、第11次・・・は、第1次調波の整数倍で、着磁
波形の乱れや素材の着磁特性により強調される。
【0027】起磁力高調波(Rn)は、電流の高調波(I
n)とロータマグネット26の着磁高調波(Mn)の積で
あるから(In)と(Mn)が同時に存在する次数におい
て、その次数の周波数による起磁力高調波(Rn)が発生
する。起磁力高調波(Rn)は、電流の高調波(In)の存
在次数から奇数次だけ考えればよく、従って(I 3)が零
となる第3高調波成分は発生しない。原理的に起磁力高
調波(Rn)が零にならない次数では、(Rn)の振幅に応
じてステータ等に振動が発生するが、ロータマグネット
26の着磁高調波をあるレベル以下に制限すれば、起磁
力高調波(Rn)を実用上支障のない範囲内に抑えること
ができる。
【0028】現行の筐体の固有振動周波数では、9スロ
ット12ポールの3相モータにおいて強いピュアトーン
を発生するのは、第5次の起磁力高調波(R 5)である。
今後さらなるモータの高回転化、筐体の薄型化によって
次ぎに問題となるのは、第7次の起磁力高調波であり、
第11次の起磁力高調波・・・と続く。
【0029】起磁力高調波(Rn)により発生するピュア
トーンの周波数は次のように求められる。先ず、磁石の
回転に同期して発生する回転磁界の基本周波数(第1次
の高調波の周波数)(fj)は、 回転磁界の基本周波数(fj)=(マグネットの磁極数
(P)×回転数(N))/120 で表され、例えば図1の12ポールのマグネットの場合
の基本周波数(fj)は、モータの定格回転数が4500
rpmのとき450HZ、定格回転数が3600rpm
のとき360HZとなる。
【0030】従って第5次高調波は、1次の回転ベクト
ルがCWであれば5次がCCWで逆転するから、振動音
の周波数はfv=450×(5+1)=2700HZで
ある。ところで、12ポールの円周角度は360/12
=30°の筈であるが、実際には1°程度の零着磁の部
分が極間に存在するのでfv=2700×30°/29
°=2793HZとなる。他方ローターの回転周波数
は、fv=4500/60=75rpsであるからfv
/f1の比率は37となる。このようにピュアトーン
は、着磁の第5調波に基づいて励磁電流とともに発生
し、実例を示すと図4の通りである。この振動がモータ
やモータを含むハードディスク駆動装置の筐体に伝わ
り、その固有振動数に一致すると、共振体がスピーカー
となって耳障りな振動音が発生する。
【0031】(実施形態A)Aタイプの実施形態は、着
磁電流に基づく解決方法である。ピュアトーンの原因と
なる第5次着磁高調波の抑制は、着磁コイルに流れる着
磁電流の周波数成分からこれを除外することによって達
成できる。図5は、コンデンサ放電型の着磁装置のブロ
ック回路を示す。図5において、着磁装置は、着磁電源
として、たとえば220Vの商用交流電源202に接続
される。この交流電源202は整流器204に接続さ
れ、整流器204は交流電源202からの交流電流を整
流して直流電流に変換される。整流器204は、スイッ
チ206を介して充電回路のコンデンサ208に接続さ
れている。スイッチ206を閉じると整流器204から
の直流電流がコンデンサ208に流れ、コンデンサ20
8が充電される。着磁コイルを含む放電回路は振動条件
に設定され、その閉回路中にシリコン制御整流素子21
0(SCR)、着磁コイルなどのインダクタンス212
および主に着磁コイルによる抵抗214を含む。コンデ
ンサ208への充電完了後、スイッチ206を開放し、
放電回路のSCR素子210を閉(オン)にすると、着
磁コイルには正弦波状減衰振動の振幅の大きい半波放電
電流が流れ、前記正弦波半波の終末においてSCR素子
210が開成する。かくして図6に実線で示す最初の半
波の放電電流iが着磁コイルに供給され、磁化曲線M−
Hが励磁される。そして、小さいM−Hループで示すよ
うに、電流iが飽和電流is以上の振幅に達することに
よってマグネットが着磁される。
【0032】上記は一般的記述であり、実際には、図6
に擬似的に示す大きいM−Hループつまり着磁ヨークの
極間部分ではMが磁化レベルに到達しない。従って着磁
のゼロクロス近辺においては、着磁の向きとレベルを十
分制御することができない。とくに等方性素材の場合
は、着磁電流の周波数に対応した高次高調波成分が不十
分な磁化状態で着磁成分中に残る。なお論外ではある
が、マグネットの位置設定が不均整なときも高次高調波
成分が着磁成分中に残る。
【0033】本発明の実施形態Aのピュアトーンが発生
しない着磁方法は、着磁電流の周波数から第5高調波を
除外した波形で着磁することを基本とする。すなわち図
5に示すようなコンデンサ放電型の着磁装置において、
第5次の着磁高調波による共振が発生する着磁電流の供
給時間(T)について検討すると、次の関係を満たす供給
時間(T)のときに、第5次の起磁力高調波の周波数と着
磁電流の周波数とが一致する。
【0034】供給時間(T)=1/(第5次の着磁高調波
の周波数(f 5)×2×λ) =1/(基本周波数(f 1)×10×λ) ここでλは、着磁のゼロクロス幅を表す。例えばλ=2
9°/30°とすると、同期回転数が4500rpmの
モータに適用するマグネットにあっては、着磁電流の供
給時間(T)が約0.23msに、また回転数が3600
rpmのモータに適用するマグネットにあっては着磁電
流の供給時間(T)が約0.29msとなったときに、モ
ータ回転時の第5次の起磁力高調波の影響が強くなる。
【0035】かくの通りであるので、第5次の起磁力高
調波成分による影響を少なくするには、着磁電流の供給
時間(T)すなわち図6の半波電流を、共振が発生するよ
うな期間からずらせばよい。しかしより実用的には、発
明者らの実験結果から、この共振次数例えば第5次から
一次数以上、とくに長い側にずらして時間設定すること
により、起磁力高調波の影響を安定になくすことができ
た。このように着磁電流の供給時間を長めにすると、着
磁電流の波形が直流に近づくため、ゼロクロス近辺の着
磁不安定を改善することができ、通常の着磁とは異質な
ロータマグネットが得られる。この結果、第5次以上の
次数では最大の振幅を示していた5次成分の振幅を第二
位以下に低めることができ、あるいは第5次の調波成分
を基本波の1%以下に抑制することができ、実質的に可
聴音の発生を回避できる。
【0036】上述したようなコンデンサ放電型着磁装置
においては、周知の通り、コンデンサ208の容量、着
磁コイルによるインダクタンス212の値、および閉回
路中に挿入したインダクタンスの値などから着磁電流の
供給時間が定まる。従って、着磁電流の供給時間を第5
次の起磁力高調波成分への悪影響がない範囲内に設定す
るには、コンデンサ208の容量を変更するか、別のイ
ンダクタンスを閉回路中に挿入するか、あるいは複数の
コンデンサをエネルギとする複数の放電電流を相加する
などの方法を用いればよい。
【0037】(実施形態B)Bタイプの実施形態は、着
磁ヨークに係わる。まず、ピュアトーンの原因となる第
5次高調波を除去する最も簡単な方法として高調波を全
て取り除く方法がある。つまり、上述の着磁装置32に
よるマグネット26の着磁においてバックヨーク44を
取り去って着磁する方法である。しかしこの方法によれ
ば、ピュアトーンが低減する代償として着磁エネルギー
が低下するため、十分な回転トルクが得られないという
問題がある。そこで上記のように、第5次のみを抜く方
法が現実的である。以下は着磁ヨークにより5次成分を
抜く実施形態Bについて述べるが、実施形態Aと組み合
わせることにより、双方の効果を相乗できる。
【0038】上述のバックヨーク44を含む着磁装置3
2によるマグネット26の着磁は、次のように行われ
る。まず、環状のロータマグネット26を着磁装置32
の着磁ヨーク部36に被嵌する(マグネット位置付け工
程)。マグネット26を着磁ヨーク部36に被嵌する
と、このマグネット26は着磁ベース本体34の上面に
載置され、着磁ヨーク部36に対してマグネット26が
所定の位置関係に保持される。マグネット26を位置付
けると、図2に示す通り、着磁ヨーク部36がマグネッ
ト26の内側に位置し、マグネット26への着磁が確実
となるように、着磁ヨーク部36の上端部はマグネット
26より幾分上方に突出するのが望ましい。
【0039】次いで、バックヨーク44を非作用位置か
ら作用位置に位置付ける(バックヨーク位置付け工
程)。このように位置付けると、図2に示すとおり、バ
ックヨーク44はマグネット26の外側にて着磁ベース
本体34に載置され、バックヨーク44の効果が充分と
なるように、バックヨーク44の上端部はマグネット2
6から幾分上方に突出するのが望ましい。
【0040】その後、着磁ヨーク部36の外側にマグネ
ット26およびバックヨーク44を位置付けた状態にお
いて、着磁コイル42に着磁電流を送給する(着磁電流
送給工程)。かく電流を送給すると、着磁コイル42に
おける、各スロット40a,40c,40e,40g,
40i,40k内に位置する部分では、着磁電流は紙面
に垂直な方向に紙面の表側から裏側に向けて流れ、一方
着磁コイル42における、各スロット40b,40d,
40f,40h,40j,40l内に位置する部分で
は、着磁電流は紙面に垂直な方向に紙面の裏側から表側
に向けて流れ、これによって主着磁ポール部38a,3
8c,38e,38g,38i,38kがS極に磁化さ
れるとともに、残りの主着磁ポール部38b,38d,
38f,38h,38j,38lがN極に磁化される。
したがって、N極に磁化された主着磁ポール部38a等
からマグネット26、バックヨーク44およびマグネッ
ト26を通ってS極に磁化された主着磁ポール部38b
等に至る磁束によってマグネット26が磁化される。す
なわち、マグネット26は、図3に「N」、「S」と示
すとおりに、主着磁ポール部38a,38c,38e,
38g,38i,38kに対向するマグネット26の内
周部がN極に着磁され、主着磁ポール部38b,38
d,38f,38h,38j,38lに対向するマグネ
ット26の内周部がS極に磁化される。このとき、マグ
ネット26の外側にバックヨーク44が位置付けられて
いるので、マグネット26からバックヨーク44に流れ
る磁束は突起部46に集中するようになり、またバック
ヨーク44からマグネット26に向かう磁束は突起部4
6から集中して流れるようになる。したがって、各着磁
ポール部38a〜38lに対応してバックヨーク44の
5個の突起部46が所定の位相関係に位置しているの
で、マグネット26からバックヨーク44に、またその
反対に流れる磁束がこれら突起部46の影響を受け、着
磁の際に発生する第5次のマグネットの高調波成分が低
減され、着磁されたマグネット26は、第5次の高調波
成分が低減乃至除去されたものとなる。
【0041】このようなマグネット26をモータのロー
タマグネット26として用いた場合には、マグネット2
6の第5次の高調波成分が低減乃至除去されているの
で、モータの起磁力高調波も第5次成分が低減乃至除去
され、その結果、第5次の起磁力高調波を原因とする振
動が著しく低減乃至除去され、第5次の起磁力高調波に
起因するモータの振動、さらにはモータを装着した駆動
装置の筐体に共振が解消される。
【0042】上述した実施形態では、マグネット26の
着磁の際に発生する第5次の高調波成分を除去するため
に、バックヨーク44に主着磁ポール部38a乃至38
lの数の5倍の数の突起部46を設けているが、たとえ
ば、第7次(第n次)の高調波成分を除去するために
は、主着磁ポール部38a乃至38lの数の7倍(n
倍)の数の突起部46を設ければよい。
【0043】また、上述した実施形態では、着磁する際
に、マグネット26の内側に着磁ヨーク部36が、また
マグネット26の外側にバックヨーク44が配置される
構成(いわゆる内周着磁方式)であるが、これとは反対
に、マグネット26の外側に着磁ヨーク部36が、また
マグネット26の内側にバックヨーク44が配置される
構成のもの(いわゆる外周着磁方式)にも同様に適用す
ることができる。
【0044】図2および図3の着磁様式では、着磁の際
にバックヨーク44を用いているが、バックヨーク44
に代えて、副着磁ヨークを用いることによってもマグネ
ット26の高調波成分を低減乃至除去することができ
る。図7は、副着磁ヨークを用いる実施形態における一
部を拡大して示す部分拡大図である。図7において、こ
の着磁装置は、図2と同様の着磁ベース本体と、着磁ヨ
ーク部102を備えている。着磁ヨーク部102は主着
磁ヨークとして作用し、ロータマグネット103の着磁
される磁極数に対応して12個の主着磁ポール部104
a,104b,104c(図7において3個のみ示す)
が設けられている。主着磁ポール部104a〜104c
は、周方向に実質上等間隔(30度の間隔)を置いて配
設され、この着磁ヨーク部102に形成された各スロッ
ト106a,106b,106cには、1本の着磁コイ
ル108が巻付けられる。この実施形態でも、着磁コイ
ル108は各スロット106a〜106cに1本しか挿
入することができず、これらスロット106a〜106
cを通して巻かれる。ロータマグネット103を着磁す
るときには、着磁コイル108における、1つおきのス
ロット106a,106c内に位置する部分には、紙面
に垂直な方向に紙面の表側から裏側に向けて着磁電流が
流れ、着磁コイル42における、残りのスロット104
b内に位置する部分には、紙面に垂直な方向に紙面の裏
側から表側に向けて着磁電流が流れる。着磁ヨーク部1
02の構成は、図2および図3に示すものと実質上同一
である。
【0045】この着磁ヨーク部102の外側には、ロー
タマグネット103を挿入することができる環状空間を
置いて、環状の副着磁ヨーク110が配設される。副着
磁ヨーク110は環状の磁性部材から構成され、その内
周面には、60個の副着磁ポール部112が周方向に実
質上等間隔(6度の間隔)を置いて設けられている。各
副着磁ポール部112は断面形状が矩形状であり、副着
磁ヨーク110の内周面に軸線方向に直線状に延びる矩
形状の溝を形成することによって形成され、半径方向内
方に突出している。副着磁ヨーク110には、副着磁コ
イル114が巻かれる。副着磁ヨーク110において
も、隣接する副着磁ポール部112間に存在するスロッ
ト116には、1本の副着磁コイル114しか挿入する
ことができず、副着磁コイル114における、図7にて
最も下に示すスロット116およびこのスロット116
から1つおきのスロット116内に位置する部分には、
紙面に垂直な方向に紙面の裏側から表側に向けて着磁電
流が流れ、副着磁コイル114にける、残りのスロット
116内に位置する部分には、紙面に垂直な方向に表側
から裏側に向けて着磁電流が流れる。この副着磁ヨーク
110は、ロータマグネット103を装着するときには
着磁ヨーク部102から離れた非着磁位置に位置付けら
れ、ロータマグネット103を着磁するときには着磁位
置に位置付けられる。副着磁ヨーク110の非着磁位置
と着磁位置への位置付けは、たとえば、空気圧シリンダ
機構を利用することによって行うことができる。
【0046】着磁ヨーク部102の各スロット106a
〜106cと副着磁ヨーク110のスロット116と
は、上記着磁位置に位置付けられたときに次の位置関係
に保持される。各スロット106a〜106cの中心と
副着磁ヨーク110のスロット116の中心が一致する
(着磁ヨーク部102の中心を通って半径方向外方に延
びる軸線Qが着磁ヨーク部102のスロット106a〜
106cの中心を通るとともに副着磁ヨーク110のス
ロット116の中心を通る)ように位置付けられる。加
えて、上記軸線Q上に位置する着磁ヨーク部102のス
ロット106a〜106c内の着磁コイル108を流れ
る着磁電流の方向と、上記軸線Q上に位置する副着磁ヨ
ーク110のスロット116内の副着磁コイル114を
流れる着磁電流の方向とが、相互に反対方向となるよう
な関係に位置付けられる。これによって、主着磁ポール
部104a〜104cに対応して5個の副着磁ポール部
112が配置される。
【0047】副着磁ヨーク110を含む着磁装置による
マグネット103の着磁は、次のとおりに行われる。ま
ず、環状のロータマグネット103を着磁装置の着磁ヨ
ーク部102に被嵌する(マグネット位置付け工程)。
このマグネット103の位置付けは、上述したと同様に
して行うことができ、これによってマグネット103は
着磁ヨーク部102に対して所定の位置関係に保持され
る。
【0048】次いで、副着磁ヨーク110を非着磁位置
から着磁位置に位置付ける(副着磁ヨーク位置付け工
程)。このように位置付けると、図7に示すとおり、副
着磁ヨーク110はマグネット103の外側に位置し、
副着磁ヨーク110がマグネット103に対して所定の
位置関係に保持される。
【0049】その後、着磁ヨーク部102の着磁コイル
108に着磁電流を供給する(主着磁工程)とともに、
これと実質上同時に副着磁ヨーク110の副着磁コイル
114に着磁電流を供給する(副着磁工程)。かく着磁
コイル108に電流を送給すると、着磁コイル108に
おける、スロット106a,106c内に位置する部分
では、紙面の表側から裏側に向けて流れ、一方着磁コイ
ル103における、スロット104b内に位置する部分
では、着磁電流は紙面の裏側から表側に向けて流れ、こ
れによって主着磁ポール部104a,104cがS極に
磁化されるとともに、主着磁ポール部104bがN極に
磁化される。したがって、上述した実施形態で説明した
と同様にして、マグネット103は、図7に「N」、
「S」と示すとおりに、主着磁ポール部104a,10
4cに対向するマグネット103の内周部がN極に、そ
の外周部がS極に着磁され、主着磁ポール部104bに
対向するマグネット103の内周部がS極に、その外周
部がN極に磁化され、その着磁状態は、図7に実線aで
示すとおりになる。このとき、マグネット103の外側
に副着磁ヨーク110が位置付けられているので、マグ
ネット103は副着磁ヨーク110によっても弱く着磁
される。すなわち、副着磁コイル114には、上述のと
おりに着磁電流が流れるので、各副着磁ポール部112
は図7に「N」、「S」と表示するように磁化される。
たとえば、S(またはN)極に磁化される主着磁ポール
部104a(または104b)に対向する部分において
は、5個の副着磁ポール部112のうち、中央および両
端部に位置する3つの副着磁ポール部112が、主着磁
ポール部104a(または104b)の磁化される極性
とは反対のN(またはS)極に磁化され、残りの2個の
副着磁ポール部112が、主着磁ポール部104a(ま
たは104b)の磁化される極性と同一のS(または
N)極に磁化される。このように磁化されるので、マグ
ネット103は、各副着磁ポール部112に対向する部
分がその副着磁ポール部112の磁化される極性と反対
極性に着磁され、その着磁状態は、図8に破線Bで示す
状態となる。したがって、各主着磁ポール部104a〜
104cに対応して5個の副着磁ポール部112が所定
の位置関係で位置しているので、この副着磁ヨーク11
0による着磁によって、着磁の際に発生する第5次のマ
グネットの高調波成分が打消され、着磁されたマグネッ
ト103は、第5次の高調波成分が著しく低減乃至除去
されたものとなる。
【0050】副着磁コイル114に流す着磁電流を大き
くすると、副着磁ヨーク110による着磁が大きくな
り、着磁ヨーク部102による主着磁が乱れるようにな
る。それ故に、副着磁コイル114に流す着磁電流は、
着磁コイル108に流す着磁電流の0.5乃至3.0%
であるのが望ましい。なお、この実施形態では、着磁コ
イル108に着磁電流を供給する主着磁工程と副着磁コ
イル114に着磁電流を供給する副着磁工程を同時に遂
行しているが、このら主着磁工程および副着磁工程を別
個に時間をずらして行うようにすることもできる。
【0051】上記実施形態では、マグネット103の着
磁の際に発生する第5次の高調波成分を除去するため
に、副着磁ヨーク100に主着磁ポール部104a〜1
04cの数の5倍の数の副着磁ポール部112を設けて
いるが、たとえば、第7次(第n次)の高調波成分を除
去するためには、主着磁ポール部104a〜104cの
数の7倍(n倍)の数の副着磁ポール部112を設けれ
ばよい。なお、マグネット103の第5次と第7次の双
方の高調波成分の除去を望む場合には、主着磁ポール部
の数の5倍の数の副着磁ポール部を有する副着磁ヨーク
と、主着磁ポール部の数の7倍の数の副着磁ポール部を
有する副着磁ヨークを利用して、マグネット103を副
着磁すればよい。
【0052】また、上述した実施形態では、着磁する際
に、マグネット26の内側に着磁ヨーク部36が、また
マグネット26の外側に副着磁ヨーク110が配置され
る構成であるが、これとは反対に、マグネット103の
外側に着磁ヨーク部102が、またマグネット103の
内側に副着磁ヨーク110が配置される構成のものにも
同様に適用することができる。なお、副着磁ヨーク11
0には着磁ヨーク部102に比して多くのスロット11
6が形成されるので、着磁するマグネット103が小さ
いときには、副着磁ヨーク110をマグネット103の
外側に位置付けるようにするのが望ましい。
【0053】上述した実施形態では、モータとしてハー
ドディスク用スピンドルモータに適用し、ハードディス
ク駆動装置の筐体における共振について説明したが、そ
の他の装置、とくに定速制御の装置に発生する(成果
表)共振音の解消についても同様に適用できる。
【0054】
【発明の効果】本発明の請求項1の着磁方法によれば、
着磁電流の周波数成分中に特定次数の高調波成分がな
く、従って着磁波形中にに高次特定の高調波成分が入ら
ないので、共振音の元を断つことができ、モータを含む
筐体の特定周波数の共振を加振する原因が解消され、そ
の結果、ピュアトーンの発生を抑えることができる。一
例を示すと、本発明の適用以前には低速回転で測定した
着磁周波数の場合、基本波0.381kHz、5次高調
波1.91kHzのとき第5次成分のmVが1次に比較
して1.15%であったものが、5次抜きによりmVが
0.19%と一桁低下して回転時の共振音が不感知レベ
ルに低下した。
【0055】また本発明の請求項2の着磁方法によれ
ば、着磁電流の半周期供給時間が、特定次数の高調波の
周期以上に選ばれているため、回転の際に発生する高次
高調波の電磁力成分を低減でき、これによる悪影響を著
しく低減することができる。
【0056】さらに本発明の請求項3の着磁方法によれ
ば、着磁電流の半周期供給時間が特定次数の高調波の周
期以下に選ばれているため、回転の際に発生する高次高
調波の電磁力成分を低減でき、回転の際に発生する高次
高調波の電磁力成分を著しく低減することができる。
【0057】また本発明の請求項4の着磁方法によれ
ば、マグネットの着磁数の特定次数倍の数の副着磁ポー
ル部を有する副着磁ヨークによって着磁する副着磁工程
を含んでいるので、この副着磁工程の遂行によって、主
着磁工程の遂行の際に発生する特定次数の高周波成分が
実質上除去される。
【0058】また本発明の請求項5の着磁方法によれ
ば、リング状マグネットの内側に主着磁ヨークおよび副
着磁ヨークの一方が配設され、このマグネットの外側に
それらの他方が配設されるので、比較的簡単かつ容易に
主着磁および副着磁を遂行することができる。また、主
着磁工程および副着磁工程が同時に遂行されるので、こ
れら着磁工程一度に遂行することができる。
【0059】また本発明の請求項6の着磁方法およびモ
ータによれば、主着磁ヨークに着磁電流を供給するとき
には、ロータマグネットを挟んで主着磁ヨークの反対側
に、ロータマグネットの着磁数の上記特定次数倍の数の
突起部を有するバックヨークが配設されているので、こ
のバックヨークによって特定次数の高調波成分が著しく
低減され、この成分を実質上除去することができる。
【0060】本発明の請求項7のモータによれば、着磁
波形中に特定次数の高調波成分が実質上含まれないの
で、モータを含む筐体の特定周波数の共振を加振する原
因が解消され、その結果、ピュアトーンの発生を抑える
ことができる。
【0061】また本発明の請求項8のモータによれば、
ロータマグネットは、その磁極数の特定次数倍の数のポ
ール部を有する副着磁ヨークによって着磁されるので、
上記特定次数の高調波成分を実質上除去することができ
る。
【0062】また本発明の請求項9のモータによれば、
主着磁ヨークがロータマグネットの内側に配設され、副
着磁ヨークがロータマグネットの外側に配設されるの
で、簡単な着磁操作により主着磁ヨークおよび副着磁ヨ
ークによる着磁を行うことができる。また、副着磁ヨー
クをロータマグネットの外側に配設することによって、
ポール部の数が多い副着磁ヨークの製作が容易となる。
【0063】また本発明の請求項10のモータによれ
ば、主着磁ヨークによる着磁と副着磁ヨークによる着磁
とが同時に遂行されるので、比較的簡単かつ短時間でロ
ータマグネットの着磁を行うことができる。
【0064】また本発明の請求項11のモータによれ
ば、主着磁ヨークによる着磁の際に、ロータマグネット
の着磁数の上記特定次数倍の数の突起部を有するバック
ヨークを用いるため、特定次数の高調波成分が著しく低
減され、この高調波成分を実質上除去することができ
る。
【0065】また本発明の請求項12の着磁方法および
モータによれば、例えば3相モータにおいて共振音の発
生原因となり易い第5次高調波成分が実質上除去され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従うマグネットの着磁方法およびその
マグネットを用いたモータの一実施形態であるスピンド
ルモータを示す断面図である。
【図2】図1のモータにおけるマグネットを着磁すると
きの状態を示す断面図である。
【図3】図2におけるIII−III線による断面図で
ある。
【図4】ピュアトーンを示す時間と周波数と音の強さと
の関係を示す図である。
【図5】マグネットを着磁するための着磁装置の実施形
態における電気回路を示す回路図である。
【図6】図5の着磁装置の電気回路におけるコンデンサ
からの放電電流を説明する説明図である。
【図7】マグネットを着磁する着磁装置の他の実施形態
の一部を示す部分拡大断面図である。
【図8】図7の着磁装置によるマグネットへの着磁状態
を説明するための図である。
【符号の説明】
2 ベースプレート 18 ハブ 26,103 ロータマグネット 32 着磁装置 36,102 着磁ヨーク部 38a〜38l,104a〜104c 主着磁ポール部 40a〜40l,106a〜106c スロット 42,108 着磁コイル 44 バックヨーク 46 突起部 110 副着磁ヨーク 112 副着磁ポール部 114 副着磁コイル 116 スロット 202 交流電源 204 整流器 208 コンデンサ 212 着磁コイルのリラクタンス 214 着磁コイルの抵抗

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マグネットを未着磁状態で着磁ヨークに
    装着し、この着磁ヨークに埋め込まれた励磁導線に正弦
    波減衰振動の半波電流を通電してマグネットを磁化する
    着磁方法において、当該マグネットが組み込まれるモー
    タの回転時に該モータもしくは当該モータが収納される
    筺体の固有共振周波数と共振関係にある電磁力成分を発
    生する着磁電流の特定奇数次高調波に相当する周波数成
    分が、前記マグネットの着磁波形において抑制されてい
    ることを特徴とするマグネットの着磁方法。
  2. 【請求項2】 前記マグネットが組み込まれるモータも
    しくは該モータが収納される筺体の固有共振周波数と共
    振関係にある着磁電流の特定奇数次高調波の次数nに関
    し、着磁電流の半周期または連続通電時間Tが、T≧1
    /(2×(n−1)×f1)(f1:基本周波数)に設
    定されていることを特徴とする請求項1記載のマグネッ
    トの着磁方法。
  3. 【請求項3】 前記マグネットが組み込まれるモータも
    しくは該モータが収納される筐体の固有共振周波数と共
    振関係にある着磁電流の特定奇数次高調波の次数nに関
    し、着磁電流の半周期または連続通電時間Tが、T≦1
    /(2×(n+1)×f1)(f1:基本周波数)に設
    定されていることを特徴とする請求項1記載のマグネッ
    トの着磁方法。
  4. 【請求項4】 マグネットの着磁極数に等しい主着磁ポ
    ール部を有する主着磁ヨークによって着磁する主着磁工
    程と、前記マグネットに着磁される磁極数に対して、前
    記マグネットが組み込まれるモータもしくは該モータが
    収納される筺体の固有共振周波数と共振関係にある特定
    奇数次高調波の次数倍の数の副着磁ポール部を有する副
    着磁ヨークとによって着磁する副着磁工程と、を含むこ
    とを特徴とするマグネットの着磁方法。
  5. 【請求項5】 前記マグネットはリング状に形成され、
    前記主着磁ヨークおよび前記副着磁ヨークの一方が前記
    マグネットの内側に配設され、それらの他方が前記マグ
    ネットの外側に配設され、前記主着磁工程と前記副着磁
    上程とが実質上同時に遂行されることを特徴とする請求
    項4記載のマグネットの着磁方法。
  6. 【請求項6】 マグネットの着磁極数に等しい主着磁ポ
    ール部を有する主着磁ヨークに前記マグネットを位置付
    けるマグネット位置付け工程と、前記マグネットに着磁
    される磁極数に対して前記マグネットが組み込まれるモ
    ータもしくは該モータが収納される筺体の固有共振周波
    数と共振関係にある特定奇数次高調波の次数倍の数の突
    起部を有するバックヨークを前記マグネットを挟んで前
    記主着磁ヨークと反対側に位置付けるバックヨーク位置
    付け工程と、前記マグネットを挟んで前記主着磁ヨーク
    および前記バックヨークを位置付けた状態にて前記主着
    磁ヨークに着磁電流を送給する着磁電流送給工程と、を
    含むことを特徴とするマグネットの着磁方法。
  7. 【請求項7】 ステータと、該ステータに対して相対的
    に回転自在であるロータと、該ロータに装着されたロー
    タマグネットとを備えたモータにおいて、所定の極数に
    着磁される前記ロータマグネットの着磁波形中に含まれ
    る基本波と高調波のうち、前記高調波中の特定次数の高
    調波成分が実質上除去されていることを特徴とするモー
    タ。
  8. 【請求項8】 前記ロータマグネットは、その磁極数に
    等しい数の主着磁ポール部を有する主着磁ヨークと、そ
    の磁極数の前記特定次数倍の数の副着磁ポール部を有す
    る副着磁ヨークとによって複合的に着磁されることを特
    徴とする請求項7記載のモータ。
  9. 【請求項9】 前記ロータマグネットはリング状に形成
    され、その着磁に際しては、前記主着磁ヨークが前記ロ
    ータマグネットの内側に配設され、その内周面側から着
    磁し、前記副着磁ヨークが前記ロータマグネットの外側
    に配設され、その外周面側から着磁することを特徴とす
    る請求項8記載のモータ。
  10. 【請求項10】 前記主着磁ヨークによる着磁と前記副
    着磁ヨークによる着磁とは、実質上同時に遂行されるこ
    とを特徴とする請求項8または9記載のモータ。
  11. 【請求項11】 前記ロータマグネットは、その磁極数
    に等しい数の主着磁ポール部を有する着磁ヨークによっ
    て着磁され、前記着磁ヨークによる着磁の際に、前記ロ
    ータマグネットを挟んでその反対側に、前記ロータマグ
    ネットの磁極数の前記特定次数倍の数の突起部を有する
    無通電バックヨークが位置付けられることを特徴とする
    請求項7記載のモータ。
  12. 【請求項12】 前記特定次数の高調波成分は第5次高
    調波成分であり、着磁の基本波成分に対する第5次高調
    波の成分比率が1%以下に抑制されていることを特徴と
    する請求項1乃至12の何れか1に記載のマグネットの
    着磁方法およびそのマグネットを用いたモータ。
JP8276668A 1996-10-18 1996-10-18 マグネットの着磁方法およびそのマグネットを用いたモータ Withdrawn JPH10127016A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011087458A (ja) * 2009-10-19 2011-04-28 General Electric Co <Ge> 電気機械における非磁化永久磁石セグメントの磁化
JP2018133453A (ja) * 2017-02-15 2018-08-23 内山工業株式会社 着磁方法、着磁装置及び磁気式エンコーダ用マグネット

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