JPH10126323A - ダイバーシティ受信機 - Google Patents

ダイバーシティ受信機

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Publication number
JPH10126323A
JPH10126323A JP8280490A JP28049096A JPH10126323A JP H10126323 A JPH10126323 A JP H10126323A JP 8280490 A JP8280490 A JP 8280490A JP 28049096 A JP28049096 A JP 28049096A JP H10126323 A JPH10126323 A JP H10126323A
Authority
JP
Japan
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signal
diversity receiver
phase
conversion
detection
Prior art date
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Pending
Application number
JP8280490A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakazu Hoashi
正和 帆足
Makoto Taroumaru
眞 太郎丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP8280490A priority Critical patent/JPH10126323A/ja
Publication of JPH10126323A publication Critical patent/JPH10126323A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成、簡易な演算処理によりフェージ
ングによる影響を軽減できるダイバーシティ受信機を提
供することを目的とする。 【解決手段】 複数のアンテナ1、2と、アンテナから
得られる受信信号のそれぞれを検波してベースバンド信
号の位相情報を示す位相信号を出力する検波部6〜11
と、検波部から出力される位相信号をベースバンド信号
の同相成分および直交成分に変換する変換部52〜55
と、アンテナに対するそれぞれの受信電界強度に応じて
同相成分および直交成分に重み付け加算を行う重み付け
加算部56、57と、重み付け加算部からの出力信号に
よりデータを復調するデータ復号部58とを有するダイ
バーシティ受信機であって、変換部は変換特性を折れ線
近似して変換を行うことにより、簡易な構成、簡易な演
算処理によりフェージングによる影響を軽減できるダイ
バーシティ受信機が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信等に用い
られるダイバーシティ受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】ダイバーシティ受信機は、アンテナを介
して受信部が受信した信号からフェージングによる影響
を取り除く有効な装置である。ダイバーシティ受信機が
用いる一般的な方式として最大比合成ダイバーシティ方
式や選択ダイバーシティ方式などがある。最大比合成ダ
イバーシティ方式は、複数の受信部からのベースバンド
信号を各受信部での受信電界強度(RSSI)に応じて
重み付けして合成し、復号を行うものであり、選択ダイ
バーシティ方式は、複数の受信信号の中から最も受信電
界強度が大きいブランチを選択して復号を行うものであ
る。現在、選択ダイバーシティ方式に比べて最大比合成
ダイバーシティ方式の方が性能的に優れていることが知
られている。
【0003】PHS等のデジタル位相変調の受信機にお
いては、その簡便性から、検波後のベースバンド信号を
位相情報で出力する構成をとることが多い。しかし、最
大比合成ダイバーシティを行うためには、位相情報にs
in、cos等の演算を施して振幅情報を生成しなけれ
ばならず、この演算により回路規模の増大を招くため、
従来は、特性がやや劣るが、選択ダイバーシティ方式が
とられている。
【0004】図5は、従来のダイバーシティ受信機とし
て選択ダイバーシティ受信機を示すブロック図である。
図5において、1、2は到来電波を受信して受信信号を
出力するアンテナ、3、4はアンテナ1、2の受信信号
からベースバンド信号と受信電界強度信号(RSSI信
号)を出力する受信部、5は受信部3、4からの受信電
界強度信号により受信電界強度が最も強いブランチを検
出する最大ブランチ検出部、6、7は受信部3、4から
のベースバンド信号の位相情報を出力する準同期検波
部、8、9は準同期検波部6、7から出力される位相情
報を1シンボル遅延させる1シンボル遅延部、10、1
1は1シンボル間の位相差を位相信号(ベースバンド信
号の位相情報を示す位相信号)として出力する減算部、
12は最大ブランチ検出部5の検出結果に基づいて受信
電界強度が最も強いブランチを選択するセレクタであ
る。
【0005】このように、選択ダイバーシティ受信機
は、最大ブランチ検出部5において複数の受信信号の中
から最も大きい受信電界強度を検出し、その検出信号を
セレクタ12に出力し、セレクタ12において上記検出
信号により受信電界強度の最も大きいブランチを選択
し、データの復調を行うものである。これにより、選択
ダイバーシティ受信機は、常に受信電界強度が最も強い
ブランチを選択してデータを復調する選択ダイバーシテ
ィを行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ダイバーシティ受信機として示された選択ダイバーシテ
ィ受信機では、フェージングによる影響を十分に取り除
くことができない。また、最大比合成ダイバーシティを
行えば、選択ダイバーシティよりも特性は改善される
が、回路構成が複雑になり、部品コスト、生産コスト等
の上昇は避けられない。
【0007】このダイバーシティ受信機では、簡易な構
成、簡易な演算処理によりフェージングによる影響を軽
減できることが要求されている。
【0008】本発明は、簡易な構成、簡易な演算処理に
よりフェージングによる影響を軽減できるダイバーシテ
ィ受信機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明によるダイバーシティ受信機は、到来電波を受
けて受信信号を出力する複数のアンテナと、アンテナか
ら得られる受信信号のそれぞれを検波してベースバンド
信号の位相情報を示す位相信号を出力する検波部と、検
波部から出力される位相信号をベースバンド信号の同相
成分および直交成分に変換する変換部と、アンテナに対
するそれぞれの受信電界強度に応じて同相成分および直
交成分に重み付け加算を行う重み付け加算部と、重み付
け加算部からの出力信号によりデータを復調するデータ
復号部とを有するダイバーシティ受信機であって、変換
部は変換特性を折れ線近似して同相成分および直交成分
への変換を行うように構成した。
【0010】これにより、簡易な構成、簡易な演算処理
によりフェージングによる影響を軽減できるダイバーシ
ティ受信機が得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、到来電波を受けて受信信号を出力する複数のアンテ
ナと、アンテナから得られる受信信号のそれぞれを検波
してベースバンド信号の位相情報を示す位相信号を出力
する検波部と、検波部から出力される位相信号をベース
バンド信号の同相成分および直交成分に変換する変換部
と、アンテナに対するそれぞれの受信電界強度に応じて
同相成分および直交成分に重み付け加算を行う重み付け
加算部と、重み付け加算部からの出力信号によりデータ
を復調するデータ復号部とを有するダイバーシティ受信
機であって、変換部は変換特性を折れ線近似して同相成
分および直交成分への変換を行うこととしたものであ
り、変換特性を折れ線近似したことにより変換部におけ
る変換が簡易な演算処理により行われるという作用を有
する。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、検波部は、受信信号の検波を遅延検波
により行うこととしたものであり、ベースバンド信号の
位相情報を正確に示す位相信号が得られるという作用を
有する。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、検波部は、受信信号の検波を同期検波
により行うこととしたものであり、ベースバンド信号の
位相情報を正確に示す位相信号が得られるという作用を
有する。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、変換部は、絶対値回路と加減算回路と
を備えることとしたものであり、簡易な構成で変換動作
が行われるという作用を有する。
【0015】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図4を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1によるダ
イバーシティ受信機を示すブロック図である。図1にお
いて、アンテナ1、2、受信部3、4、準同期検波部
6、7、1シンボル遅延部8、9、減算部10、11は
図5と同様のものなので、同一符号を付し、説明は省略
する。51は受信部3、4からの受信電界強度信号(R
SSI信号)により各ブランチの重みを決定する重み設
定部、52、54は減算部10、11からの位相信号の
同相成分を出力する近似cos変換部、53、55は減
算部10、11からの位相信号の直交成分を出力する近
似sin変化部、56、57は重み設定部51から送ら
れてくる重み信号に応じて同相成分、直交成分のそれぞ
れに重み付け加算を行う重み付け加算部、58は重み付
け加算部56、57からの同相成分信号、直交成分信号
によりデータを復調するデータ復号部である。図1にお
いて、準同期検波部6、7、1シンボル遅延部8、9お
よび減算部10、11は検波部を構成し、近似cos変
換部52、54および近似sin変換部53、55は変
換部を構成する。
【0016】以上のように構成されたダイバーシティ受
信機について、その動作を図2を用いて説明する。図2
は図1の変換部52〜55における変換特性として折れ
線近似した特性を示すグラフ図であり、図2において、
S1は近似cos特性線、S2は近似sin特性線であ
る。まず、受信部3、4から出力されるベースバンド信
号を準同期検波部6、7、1シンボル遅延部8、9、減
算部10、11により遅延検波する。このとき、減算部
10、11から出力される信号はベースバンド信号の位
相情報を示す位相信号である。
【0017】最大比合成ダイバーシティを行うためには
上記位相信号を振幅量を示す振幅信号に変換しなければ
ならないが、変換部の構成を簡単にするためにcos関
数、sin関数に近似を用いる。図2に、この近似の例
として折れ線近似を示す。この折れ線近似を用いると、
cos関数、sin関数の計算をまともに実行するより
もハードウェアまたはDSP(デジタル信号処理)ソフ
トウェアが簡略化できる。
【0018】図3は、図2の折れ線近似特性を実現する
変換部を示すブロック図である。図3において、59、
62、64は絶対値回路、60、63、65は減算回
路、61は加算回路である。図3で近似cos変換部
は、絶対値回路59および減算回路60により構成さ
れ、入力信号(位相信号)をθとすると、その出力信号
はπ/2−|θ|となる。また、近似sin変換部は、
絶対値回路62、64、加算回路61および減算回路6
3、65で構成され、入力信号(位相信号)をθとする
と、その出力信号は、|π/2+θ|−|π/2−θ|
−θとなる。このように、加算回路と減算回路(加減算
回路)および絶対値回路だけでcos関数、sin関数
の近似を実現することができる。
【0019】図3の変換部における処理を施され、近似
cos変換部52、54から出力される同相成分信号、
近似sin変換部53、55から出力される直交成分信
号は重み付け加算部56、57に入力される。重みは、
受信部3、4から出力される受信電界強度信号をもと
に、重み設定部51で決定される。重み付け加算部5
6、57で同相成分信号、直交成分信号のそれぞれに重
み付けがなされた後、データ復号部58でデータを復調
する。
【0020】以上のように本実施の形態によれば、折れ
線近似された変換特性を有する変換部52〜55を加減
算回路、絶対値回路だけで実現するようにしたことによ
り、最大比合成ダイバーシティ受信機を簡易な構成、簡
易な演算処理により実現することができるので、簡易な
構成、簡易な演算処理によりフェージングによる影響を
軽減できるダイバーシティ受信機を実現することができ
る。
【0021】(実施の形態2)図4は本発明の実施の形
態2によるダイバーシティ受信機を示すブロック図であ
る。図4において、アンテナ1、2、受信部3、4、重
み設定部51、近似cos変換部52、54、近似si
n変換部53、55、重み付け加算部56、57、デー
タ復号部58は図1と同様のものなので、同一符号を付
し、説明は省略する。71、72は受信信号の検波を同
期検波により行う同期検波部である。図1と図4との比
較から分かるように、図4のダイバーシティ受信機は、
実施の形態1で遅延検波を行う部分(図1の準同期検波
部6、7、1シンボル遅延部8、9、減算部10、1
1)を同期検波部71、72に置き換えたものである。
また、実施の形態2における動作も、実施の形態1で遅
延検波を行うところを同期検波で実現するもので、その
他の動作は実施の形態1と同様である。
【0022】以上のように本実施の形態によれば、実施
の形態1と同様の効果を奏すると共に、同期検波を行う
ことにより遅延検波の場合よりも感度を向上させること
ができ、また、ダイバーシティ受信機の回路規模を小さ
くすることができる。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明のダイバーシティ受
信機によれば、変換部は変換特性を折れ線近似して変換
を行うことにより、変換部における変換を簡易な演算処
理により行うことができ、従って、簡易な演算処理によ
りフェージングによる影響を軽減できるという有利な効
果がある。
【0024】また、受信信号の検波を遅延検波により行
うことにより、ベースバンド信号の位相情報を正確に示
す位相信号が得られるという有利な効果がある。
【0025】さらに、受信信号の検波を同期検波により
行うことにより、感度を向上させ、ダイバーシティ受信
機の回路規模を小さくすることができるという有利な効
果が得られる。
【0026】さらに、変換部を絶対値回路と加減算回路
とから構成することにより、簡易な構成、簡易な演算処
理で変換を行うことができ、簡易な構成、簡易な演算処
理によりフェージングによる影響を軽減できるという有
利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるダイバーシティ受
信機を示すブロック図
【図2】図1の変換部における変換特性として折れ線近
似した特性を示すグラフ図
【図3】図2の折れ線近似特性を実現する変換部を示す
ブロック図
【図4】本発明の実施の形態2によるダイバーシティ受
信機を示すブロック図
【図5】従来のダイバーシティ受信機としての選択ダイ
バーシティ受信機を示すブロック図
【符号の説明】
1、2 アンテナ 3、4 受信部 6、7 準同期検波部(検波部) 8、9 1シンボル遅延部(検波部) 10、11 減算部(検波部) 51 重み設定部 52、54 近似cos変換部(変換部) 53、55 近似sin変換部(変換部) 56、57 重み付け加算部 58 データ復号部 59、62、64 絶対値回路 60、63、65 減算回路 61 加算回路 71、72 同期検波部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】到来電波を受けて受信信号を出力する複数
    のアンテナと、前記アンテナから得られる前記受信信号
    のそれぞれを検波してベースバンド信号の位相情報を示
    す位相信号を出力する検波部と、前記検波部から出力さ
    れる位相信号を前記ベースバンド信号の同相成分および
    直交成分に変換する変換部と、前記アンテナに対するそ
    れぞれの受信電界強度に応じて前記同相成分および前記
    直交成分に重み付け加算を行う重み付け加算部と、前記
    重み付け加算部からの出力信号によりデータを復調する
    データ復号部とを有するダイバーシティ受信機であっ
    て、前記変換部は変換特性を折れ線近似して前記同相成
    分および直交成分への変換を行うことを特徴とするダイ
    バーシティ受信機。
  2. 【請求項2】前記検波部は、前記受信信号の検波を遅延
    検波により行うことを特徴とする請求項1に記載のダイ
    バーシティ受信機。
  3. 【請求項3】前記検波部は、前記受信信号の検波を同期
    検波により行うことを特徴とする請求項1に記載のダイ
    バーシティ受信機。
  4. 【請求項4】前記変換部は、絶対値回路と加減算回路と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載のダイバーシ
    ティ受信機。
JP8280490A 1996-10-23 1996-10-23 ダイバーシティ受信機 Pending JPH10126323A (ja)

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