JPH10124970A - カートリッジ誤挿入防止機構 - Google Patents

カートリッジ誤挿入防止機構

Info

Publication number
JPH10124970A
JPH10124970A JP27081896A JP27081896A JPH10124970A JP H10124970 A JPH10124970 A JP H10124970A JP 27081896 A JP27081896 A JP 27081896A JP 27081896 A JP27081896 A JP 27081896A JP H10124970 A JPH10124970 A JP H10124970A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cartridge
lever
holder
mdc
stopper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27081896A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Matsumoto
幸雄 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aiwa Co Ltd filed Critical Aiwa Co Ltd
Priority to JP27081896A priority Critical patent/JPH10124970A/ja
Publication of JPH10124970A publication Critical patent/JPH10124970A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カートリッジを誤った方向で挿入する場合に
おいて、ローディングを事前に制限する。 【解決手段】 カートリッジMDCがホルダ12に対し
誤った方向で挿入される場合には、カートリッジが移送
レバー30と係合しない。即ち、ロックレバー44とス
トッパ50との係合が維持されるので、ラック14,1
6によるローディングが制限される。従って、カートリ
ッジを誤った方向で挿入した場合にはローディングが開
始されることがなく、それ以降のカートリッジの挿入が
阻止されるので、ユーザはカートリッジの挿入方向が異
なることを認識でき、直ちにカートリッジを正常な方向
で挿入できると共に、カートリッジのローディング及び
アンローディングの動作および時間等の無駄を省くこと
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば記録媒体
としてのディスクがカートリッジに収容されたミニディ
スク(以下、「MD」という)を装置本体へ設けられた
記録再生装置へローディングまたはアンローディングす
るカートリッジ移送機構におけるカートリッジ誤挿入防
止機構に関する。
【0002】
【従来の技術】MD(直径64mmの光ディスクを横7
2mm,縦68mmのカートリッジに収容したものをい
う)へ記録、あるいは記録されたMDを再生する記録再
生装置(以下、「プレーヤ」という)では、カートリッ
ジ移送機構によりMDをホルダに収納した状態でプレー
ヤへローディングさせて再生又は記録の処理を行い、ま
た、MDをプレーヤからアンローディングさせて排出
(イジェクト)させている。
【0003】ここで、図8に基づき、MDの構成を説明
する。図8中矢印Fは前側、矢印BKは後側、矢印Rは
右側、矢印Lは左側を示す。
【0004】MDは、プラスチック等の合成樹脂で構成
された偏平なカートリッジMDCと、このカートリッジ
MDCの内部に回転可能に収容されたディスクMDDと
から構成されている。
【0005】カートリッジMDCの右側には窓MDW
(図8では破線で示す)が形成されており、この窓MD
Wを開閉するシャッタMDSがカートリッジMDCに前
後方向に沿ってスライド可能に配置されている。
【0006】シャッタMDSには係合孔90が形成され
ている。この係合孔90には、カートリッジMDCを装
置本体へ挿入する際に、カートリッジ移送機構に設けら
れた係合部が係合し、窓MDWに対しシャッタMDSを
開放させる。
【0007】カートリッジMDCの左右側面には、その
上側に係合溝92(図8では右側のみ示す)が前後方向
に沿って形成されている。
【0008】図8に示すように、右側の係合溝92は、
右側面の全長に亘って形成されておらず、後端から前端
の手前までの範囲に亘って形成されている。係合溝92
を前端の手前までとしたのは、シャッタMDSのスライ
ドする範囲(即ち、窓MDWの開放)を考慮したもので
ある。
【0009】これに対し、図示しない左側の係合溝は、
シャッタMDSを考慮する必要がないため、後側にのみ
形成されている。
【0010】また、カートリッジMDCの左右側面に
は、その後下側に半円状の係止孔94(図8では右側の
み示す)が形成されている。
【0011】カートリッジMDCの上面後側には、ホル
ダに対するカートリッジMDCの挿入方向を示すV字状
の矢印96が印刷されており、この矢印96を目印にし
てカートリッジMDCをホルダに挿入する。
【0012】上述したMDをプレーヤに装着する場合に
は、カートリッジMDCを正しい向きでカートリッジ移
送機構のホルダに収納する必要がある。そのため、ホル
ダには、カートリッジMDCを誤った方向で挿入するの
を防止するストッパ片が、前述の左右の係合溝92と対
応する位置に配されている。
【0013】即ち、カートリッジMDCを移送機構へ正
常に挿入する場合には、係合溝92にストッパ片が入り
込むことにより、カートリッジMDCをカートリッジ移
送機構に所定量以上挿入できることになる。そして、カ
ートリッジ移送機構によりMDを自動的に送るローディ
ングスイッチが操作され、ローディングを開始する。
【0014】この自動的なローディングが開始される
と、カートリッジ移送機構へ設けられた移送レバーが係
止孔94へ入りこみ、MDをプレーヤへ装着可能な位置
まで移動させる。また、アンローディング時には、移送
レバーがMDを押し出すように移動する。
【0015】一方、カートリッジMDCを裏表逆の状態
でホルダに挿入したり、前側(矢印96が印刷された方
向と逆方向)をホルダに対向させた状態で挿入する場合
には、ストッパ片が係合溝に対応しないので、ボルダー
に対するカートリッジMDCの挿入が制限される。
【0016】この場合には、上述のローディングスイッ
チが操作されない状態で、ローディングが開始される前
に、ユーザにおいてMDの挿入に異常があることが認識
できる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、MDのカー
トリッジは横72mm,縦68mmの寸法に規格されて
おり、その縦,横の寸法差が小さい。そのため、MDを
縦横まちがえ、即ちホルダの挿入口に対しMDを縦方向
(例えば、矢印96を左前側に位置させる方向)に合わ
せて挿入(誤挿入)してしまう場合がある。
【0018】上述の左右のストッパ片間の距離は、カー
トリッジMDCの横幅に合わせ、かつ係合溝92に対応
させてある。MDを縦方向に誤挿入した場合、両ストッ
パ片間をカートリッジMDCが通過し、上述の所定量以
上カートリッジMDCが挿入される。そして、ローディ
ングスイッチが操作され自動的にローディングが開始さ
れてしまう。この場合、MDがローディングされても、
カートリッジMDCが誤った方向であるので、ディスク
をターンテーブルに載置させることができず、ここで始
めて誤挿入であることを検出手段が検出する。検出手段
が誤挿入を検出した後、誤挿入されたMDをアンローデ
ィングしてイジェクトさせるので、ローディングを開始
し上記した検出手段によって誤挿入が検出され、アンロ
ーディングによりMDをイジェクトさせるまでの一連の
動作および時間が無駄となる。また、MDの誤まった本
体への装着により装置本体の故障やMDの破損をひきお
こすという問題が生じてしまう。
【0019】そこで、本発明は上記事実を考慮し、カー
トリッジを誤った方向で挿入する場合において、ローデ
ィングを事前に制限するカートリッジ誤挿入防止機構を
提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明に係るカートリッ
ジ誤挿入防止機構は、記録媒体が収容されたカートリッ
ジを収納するホルダと、前記ホルダを移送して前記カー
トリッジをローディング又はアンローディングする移送
機構と、前記ホルダに移動可能に配され、前記カートリ
ッジに当接することにより移動する第1のレバーと、前
記装置本体に配され、前記第1のレバーの動きに応じて
移動する第2のレバーと、前記移送機構に配され、前記
第2のレバーに当接して前記移送機構を停止状態に維持
させるストッパとを有し、前記カートリッジが前記ホル
ダに対し正常に挿入される場合には前記第1のレバーが
前記カートリッジに当接して移動し、この移動に伴い前
記第2のレバーが移動して前記第2のレバーと前記スト
ッパとの係合が解除され、前記移送機構の停止状態が解
除され、前記カートリッジが前記ホルダに対し誤った方
向で挿入される場合には前記カートリッジが前記第1の
レバーに当接せず、前記第2のレバーと前記ストッパと
の係合が維持され、前記移送機構の停止状態が維持され
ることを特徴としている。
【0021】本発明の請求項1に係るカートリッジ誤挿
入防止機構では、カートリッジがホルダに対し正常に挿
入される場合には、第1のレバーがカートリッジと係合
して移動する。この移動に伴い第2のレバーが移動して
第2のレバーとストッパとの係合が解除される。従っ
て、移送機構によってカートリッジがローディングされ
る。
【0022】一方、カートリッジがホルダに対し誤った
方向で挿入される場合には、カートリッジが第1のレバ
ーと係合しない。そのため、第2のレバーとストッパと
の係合が維持されるので、移送機構によるローディング
が制限される。
【0023】従って、本発明に係るカートリッジ誤挿入
防止機構によれば、カートリッジを誤った方向で挿入し
た場合にはローディングが開始されることがなく、それ
以降のカートリッジの挿入が阻止されるので、ユーザは
カートリッジの挿入方向が異なることを認識でき、直ち
にカートリッジを正常な方向で挿入できると共に、カー
トリッジのローディング及びアンローディングの動作を
正常に行うことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は本発明に関わるカートリッ
ジの誤挿入防止機構を含むカートリッジ移送機構、プレ
ーヤ等で構成される装置本体Sの斜視図である。なお、
以下の各図面中矢印Lは左方向、矢印Rは右方向、矢印
Fは前方向、矢印BKは後方向、矢印UPは上方向、矢
印DNは下方向を示す。また、図2は装置本体Sの上部
を示す分解斜視図である。
【0025】図1および図2により本発明の全体の構成
を説明する。装置本体Sの下部は、プラスチック等で成
形された箱状のキャビネット10で構成されている。キ
ャビネット10にはヘッド59を持つプレーヤ、後述の
ラック14、16を駆動するモーター、そのモーターの
駆動力をラック14、16に伝達するギヤ、あるいはカ
ム等が収納されている。これらの構成は本願発明とは直
接関係がないので図示および詳細な説明を省略する。
【0026】キャビネット10の両側面上部にはラック
用のレール10Aが設けられ、左右のラック14、16
がそのレール10A上を前後方向に移動するように配置
されている。左右のラック14、16はコの字状に形成
された連結部材48で連結され一体的に移動する。キャ
ビネット10の両側面上辺部にはレール部20が設けら
れており、後述のホルダー12に設けられた係合ピン1
2A、12Bの細径部がこのレール20上を移動するこ
とによってホルダー12が前後方向に移動可能となる。
【0027】レール20の中央および後部には垂直溝2
0A、20Bがレール20と連続して設けられている。
垂直溝20A、20Bにはそれぞれ係合ピン12A、1
2Bの細径部が入り込むことにより、ホルダー12を上
下方向へ移動可能としている。ホルダー12を上下に移
動させるのは、MDをプレーヤに装着(MDのディスク
MDDを図示しないターンテーブルに装着)するためで
ある。ホルダー12の上下方向の移動は図示しない一部
の移送機構によって行われるが、本発明と直接関係がな
いので説明は省略する。
【0028】キャビネット10には天板18が図示しな
いビス等で固定される。その両側面は上面に対して垂直
に短く曲げられており、キャビネット10の両側面上辺
部とともにレール部20を構成している。この天板18
の上面左前方には、ホルダー12に回動可能に取り付け
られる排出レバー22の動きを制御する操作レバー26
が、軸26Aにより回動可能に取り付けられる。操作レ
バー26はスプリング26Bにより時計方向に常に付勢
され、天板18に設けられた凸部18Cによってその時
計方向の動きが規制されている。この操作レバー26の
下面にはリブ28が下方に向かって設けられている。排
出レバー22に固定された係合軸22Bがそのリブ28
の右側を通るか、左側を通るかで排出レバー22の動き
が制御される。
【0029】操作レバー26の前方には、ストッパ18
Bが天板18の下方向にのびるように設けられている。
このストッパ18Bには、排出レバー22が最前部に位
置したとき、つまりMDのアンローディング終了時ある
いはMDが挿入される前の待機時に係合軸22Bが当接
する。
【0030】さらに、天板18の左方にはロックレバー
44が支軸45により回動可能に取り付けられ、ロック
レバー44はバネ46により常に反時計方向へ付勢され
ている。ロックレバー44の前後には、後述の移送レバ
ー30に当接する凸部44Aと、連結部材48の左後方
に設けられたストッパ50に係合してラック14、16
および連結部材48の動きを規制するフツク部44Bが
設けられている。
【0031】ロックレバー44は凸部44Aが後述の移
送レバー30の側板部30B左方側面に当接する事で反
時計方向の動きが規制されるとともに、側板部30Bで
押されることにより時計方向に回転しフック部44Bと
ストッパ50の係合を解除する。
【0032】ラック14、16は左右対称形を成し、ラ
ック14、16の下部には前後方向に図示しない移送機
構であるギヤがかみ合うラック部15Aが設けられてい
る。モーター駆動によるラック14、16の移動は、ギ
ヤを介してモーターの回転がラック部15Aに伝えられ
ることによって行われる。ラック14、16の内面後方
には、上下方向に直線部を持つ凹状のレール15Bが設
けられている。このレール15Bには、ホルダー12の
後方に取り付けられた係合ピン12Bの細径部が嵌入さ
れる。ホルダー12が装置本体Sの前方にあるとき、係
合ピン12Bの細径部はレール15Bの上方に位置す
る。
【0033】モーター駆動によるホルダー12の前後方
向への移動は、レール15に嵌入された係合ピン12B
の細径部がラック14、16に押されることによって行
われる。ラック14、16の後方への移動により係合ピ
ン12A、12Bが垂直溝20A、20Bの位置にきた
とき、図示しない移送機構によりホルダー12は下方へ
移動され、係合ピン12Bの細径部もレール15Bの上
部から下部へ移動する。
【0034】ホルダー12は下方に大きな開口部を持つ
箱状に形成され、その前方はカートリッジMDCの横幅
に合わせて挿入口Pが設けられている。挿入口Pの横幅
は、カートリッジMDCの横幅よりわずかに広くなって
いる。操作者はMDを挿入口Pから後方へ向かって挿入
することによってホルダー12へ収納する。挿入口Pの
右前端部には、係合部12が設けられ、シャッターMD
Sの係合孔90と係合する。カートリッジMDCがホル
ダー12の後方へ移動するに従い、シャッターMDSを
前方へスライドさせる。
【0035】前述のように、その両側面前後には頂部に
細径部を持つ係合ピン12A、12Bが植立されてい
る。上面に設けられた開口部58AはMDがプレーヤに
装着された際に上方からヘッド59による記録動作を行
うためのものである。また、開口部58Bはヘッド59
を支える構成を逃げるための逃げ穴である。
【0036】ホルダー12の上面左方には略への字状の
排出レバー22が支軸24によりホルダー12に対し回
動可能に取り付けられている。排出レバー22の右端に
は下方に向かって係合ピン22Aが取り付けられてい
る。係合ピン22Aはホルダー12の上面に設けられた
弧状の長穴12Cを通り下方へ突出し、ホルダー12に
収納されるMDに対向する。また、排出レバー22の左
端には係合軸22Bが上方へ向かって取り付けられてい
る。前述のように、この係合軸22Bと操作レバー26
およびストッパ18Bにより排出レバー22の動きが制
御される。
【0037】排出レバー22の後方の上面下部には、下
方から移送レバー30と回転プレート32からなるリン
ク機構29が取り付けられている。図3にリンク機構2
9の詳細を示す。回転プレート32は略楕円形状で、そ
の右端部付近にはガイドピン36が上方に突出するよう
取り付けられている。このガイドピン36はホルダー1
2の上面に設けられた長穴12Fを通りホルダー12の
上部へ突出し、天板18に設けられたストッパ18Aに
より、ホルダー12が前方へ移動したときに位置規制さ
れる。
【0038】回転プレート32の左端部付近には、下方
から支軸40によって移送レバー30が回動可能に取り
付けられている。移送レバー30と回転プレート32
は、支軸40を中心にしたコイルバネ42により図中手
前に重なろうとする方向に付勢されている。移送レバー
30は水平方向の平板部30C、垂直方向の側板部30
BおよびMDの係止孔94に対応する移送片30Aで構
成されている。
【0039】回転プレート32の中央左側には上方から
ガイド軸38が固定されている。ガイド軸38は細軸部
38Aと鍔部38Bからなり、細軸部38Aの高さはホ
ルダー12の板厚寸法よりわずかに高く、またその直径
はホルダー12の上面に設けられた弧状のガイド穴17
Fの幅よりわずかに小さくなっている。回転プレート3
2は、ガイド軸38がガイド穴12Fの中で動ける範囲
で回転可能になっている。
【0040】リンク機構29がホルダー12に取り付け
られた状態では、側板部30Bはホルダー12の左側面
外側に配されている。移送レバー30と回転プレート3
2は支軸40を中心として重なり合うように付勢されて
いるが、側板部30Bがホルダー12の左側面にガイド
されているため、バネ42の付勢により回転プレート3
2が時計方向に回転し移送レバー30は後方へ位置しよ
うとする。この動きを利用して、ローディング時に移送
レバー30は移送片30Aによりホルダー12に収納し
たMDをホルダー12の移動と相まってプレーヤ方向
(後方向)へ送り込む。
【0041】また、アンローディング終了時あるいはM
D収納待機時でホルダー12が最前部に位置するとき
は、ガイドピン36がストッパー18Aに位置規制され
ることにより回転プレート32は最も反時計方向へ回転
し、細径部38Aがガイド孔12Fの前端部付近に位置
した状態を維持し、移送レバー30がホルダー12の前
部へ位置している。それによって移送片30Aがカート
リッジMDCの左後端部に当接可能になるとともに側板
部30Bがロックレバー44の凸部44Aに当接可能と
なる。
【0042】ホルダー12の左右の側面には内側に突出
した板状のストッパ片12G、12Hが設けられてい
る。このストッパ片12G、12HはMDが正常な向き
でホルダー12に挿入されたとき、カートリッジMDC
に設けられた左右の係合溝92へ入り、カートリッジM
DCをホルダー12へ収納可能とするものである。
【0043】ホルダー12の上面前部にはレバー54が
ホルダー12に対し前後方向へスライド可能に取り付け
られ、レバー54はスプリング52により常に前方向へ
付勢されている。スライドレバー54には切り起こし片
54Aが設けられている。ホルダー12がアンローディ
ング終了あるいはMD挿入待機時の位置つまり最前部に
あるとき、スライドレバー54は天板18に設けられた
係合片56で後方へ押される。これは、MDをホルダー
12内に収納し装置本体Sに対し所定量手で押し込む時
に、スプリング52の力を利用して軽く押し込めるよう
にするためのものである。
【0044】MDが所定量だけ装置本体S内に押し込ま
れたとき、それを図示しない検出スイッチ(ローディン
グスイッチ)で検出し、モーターによるローディングを
開始する。その動作については後に詳述する。
【0045】(待機状態の説明)図4は待機状態を示
す。図4に示すように、回転プレート32のガイドピン
36が天板18のストッパ18Aと当接しており、その
ため回転プレート32は反時計方向へ回転した状態に維
持されている。この状態では、移送レバー30がホルダ
12の左側面外側に当接した状態で前側へ押し出されて
いる。
【0046】ロックレバー44はバネ46の付勢力によ
り反時計方向へ付勢されている。ロックレバー44の突
部44Aの先端が移送レバー30の側板部30Bでその
回動が規制されると共に、フック部44Bがストッパ5
0と係合している。そのため、待機状態では、ラック1
4,16は後退することができず、ローディングが禁止
された状態となっている。
【0047】また、排出レバー22の係合軸22Bがス
トッパ18Bに当接し、排出レバー22の係合ピン22
Aは最前部に位置している。さらに、ラック14,16
はキャビネット10(天板18)の最前端に位置してい
るので、ホルダ12は上昇しかつキャビネット10から
若干突出している。なお、待機状態では、図示しない制
御手段により、ヘッド59は上昇している(図1参
照)。
【0048】(MDの挿入に関する説明)図4に示す待
機状態において、MDの矢印96側をホルダ12の投入
口Pに向ける。図5に示すように、投入口Pに対しMD
を手で挿入すると、ストッパ片12G,12Hが係合溝
92に対応し、摺動しながらカートリッジMDCが挿入
される。即ち、MDを正常な方向で挿入する場合には、
ストッパ片12G,12HはカートリッジMDCの動き
をさまたげることがない。
【0049】さらにMDを挿入すると、カートリッジM
DCの左側面が移送レバー30の移送片30Aに当接
し、移送レバー30を時計方向(図5では矢印CW方
向)へ回転させる。
【0050】そのため、ロックレバー44の突部44A
が側板部30Bに押され、ロックレバー44を時計方向
へ回転させる。従って、ロックレバー44のフック部4
4Bとストッパ50との係合が解除されるので、連結部
材48及びラック14,16が移動可能状態となる。
【0051】なお、MDをホルダ12に挿入する際に
は、MDのシャッタMDSが係合部12Dと係合する。
MDをさらにホルダ12に挿入すると、窓MDWが開放
され、図5に示す状態に維持される。
【0052】カートリッジMDCの左側面が移送片30
Aに当接し、フック部44Bとストッパ50の係合が解
除されるのと同時に、カートリッジMDCが排出レバー
22の係合ピン22Aを押圧し排出レバー22を支軸2
4を中心に反時計方向へ回転させようとする。このと
き、係合軸22Bは、排出レバー22の回転に伴ない前
方へ移動しようとするが、ストッパ18Bにより係止さ
れ移動できない。そのため、排出レバー22は、係合軸
22Bが支点となり反時計方向へ回動する。そして、ホ
ルダー12は、支軸24により後方へ移動する。カート
リッジMDCによりさらに係合ピン22Aを押すと係合
軸22Bはストッパ18Bから離れ、制御レバー26に
設けられたリブ28の右側へ位置するようになる。この
時点ではホルダー12の移動によって係合ピン12Bの
細径部が溝15の側壁を押すので、ラック14、16が
後方へ移動している。このラック14、16の所定量の
移動を検出スイッチ(ローディングスイッチ)によって
検出し、駆動用モータの駆動を開始し、そのモーターの
力でローディングを開始する。
【0053】MDを挿入しカートリッジMDCが係合ピ
ン22Aを押している間、MDはホルダー12の中を後
方へ移動する。カートリッジMDCの係止孔94が移送
片30Aに対応する位置まで挿入されると移送片30A
が係止孔94に入り込む。それに伴いロックレバー44
はバネ46の付勢力により反時計方向に回転し、元の位
置に戻るが、ストッパ50はラック14、16の移動と
ともに後方へ移動しているためロックレバー44に係止
されることはない。
【0054】ローディングが開始された状態を図6に示
す。駆動モータによりラック14、16が後方へ移動す
ると、レール15、係合ピン12Bを介してホルダー1
2が後方へ移動する。ホルダー12の後方への移動に従
い、ストッパー18Aによるガイドピン36の係止が解
除され、回転プレート32がスプリング42の付勢によ
り時計方向へ回転する。回転プレート32の時計方向へ
の回転により、移送レバー30がホルダー12に対し後
方へ移動する。移送レバー30の後方への移動に伴い移
動片30AがMDを後方へ移動させる。その後所定の動
作によりホルダー12およびMDを下降させMDをプレ
ーヤへ装着させる。
【0055】MDをプレーヤからアンローディングする
には上述のローディング動作と逆の動作を行うが、排出
レバー22の係合軸22Bはリブ28の左側を通過し、
係合ピン22AでカートリッジMDCを押し出すととも
に、排出レバー22により移送レバー30を時計方向に
回転させ移送片30Aと係止孔94の係止を解除する動
作を行う。
【0056】(MDを異なる方向へ挿入する場合の説
明)図7に示すように、MDを縦横誤った方向(例えば
シャッタMDSを後側とし矢印96を前側とする縦側の
面を投入口Pに向けて挿入する場合)でホルダ12内に
挿入する場合には、MDが一対のストッパ片12G,1
2Hを通過できるが、ストッパ片12Gによりカートリ
ッジMDCが斜めに右方向へ寄せられ、移送片30Aと
当接しない。
【0057】そのため、移送レバー30が回転しないの
で、ロックレバー44も回転せず、フック部44Bとス
トッパ50との係合が維持される。ホルダー12は後方
へ移動することがなく、ラック14、16の検出スイッ
チも切替ることがない。カートリッジMDCを挿入した
にもかかわらずローディングを開始しないので、ユーザ
は誤挿入に気が付く。
【0058】従って、本実施形態によれば、カートリッ
ジMDCを誤った方向で挿入する場合にはローディング
が制限され、それ以降のカートリッジMDCの挿入が阻
止されるので、ユーザはカートリッジMDCの挿入方向
が異なることを認識でき、直ちにカートリッジMDCを
正常な方向で挿入できる。そのため、カートリッジMD
Cの誤挿入によるローディング及びアンローディングの
動作および時間等の無駄を省くことができる。
【0059】また、本実施形態によれば、カートリッジ
MDCを誤った方向で挿入した場合にはローディングが
禁止されるので、ローディング以降の動作によるMD又
は装置本体Sの破損が防止される。
【0060】さらに、本実施形態では、第1のレバーを
既存の移送機構の一部である移送レバー30としている
ので、新たに別体としての第1のレバーを設ける必要が
ないので、簡易な構成でかつ安価に製造することができ
る。
【0061】この発明は、MDのプレーヤに限らず、カ
ートリッジに収容された記録媒体を再生又は記録する記
録・再生装置であれば、同様に適用できる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、カ
ートリッジを誤った方向で挿入する場合には第2のレバ
ーとストッパとの係合によりローディングが制限され、
それ以降のカートリッジの挿入が阻止されるので、ユー
ザはカートリッジの挿入方向が異なることを認識でき、
直ちにカートリッジを正常な方向で挿入できると共に、
カートリッジのローディング及びアンローディングの動
作および時間等の無駄を省くことができ、さらにカート
リッジや装置本体の破損を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る装置本体を示す斜視図である。
【図2】図1に示す装置本体の上部分解斜視図である。
【図3】図2に示す回転プレートと移送レバーとの連結
状態を示す斜視図である。
【図4】本発明に係る装置本体の待機状態を示す平面図
である。
【図5】図4の状態からMDを挿入し、操作レバーを回
転させた状態を示す平面図である。
【図6】図5の状態からさらにMDを挿入した状態を示
す平面図である。
【図7】MDを誤って方向で挿入した状態を示す平面図
である。
【図8】MDの全体斜視図である。
【符号の説明】
10 キャビネット 12 ホルダ 14,16 ラック(移送機構) 18 天板(装置本体) 30 移送レバー(第1のレバー) 44 ロックレバー(第2のレバー) 48 連結部材(移送機構) 50 ストッパ MD ミニディスク MDD ディスク(記録媒体) MDC カートリッジ S 装置本体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体と、 記録媒体が収容されたカートリッジを収納するホルダ
    と、 前記ホルダを移送して前記カートリッジをローディング
    又はアンローディングする移送機構と、 前記ホルダに移動可能に配され、前記カートリッジに当
    接することにより移動する第1のレバーと、 前記装置本体に配され、前記第1のレバーの動きに応じ
    て移動する第2のレバーと、 前記移送機構に配され、前記第2のレバーに当接して前
    記移送機構を停止状態に維持させるストッパとを有し、 前記カートリッジが前記ホルダに対し正常に挿入される
    場合には前記第1のレバーが前記カートリッジに当接し
    て移動し、この移動に伴い前記第2のレバーが移動して
    前記第2のレバーと前記ストッパとの係合が解除され、
    前記移送機構の停止状態が解除され、 前記カートリッジが前記ホルダに対し誤った方向で挿入
    される場合には前記カートリッジが前記第1のレバーに
    当接せず、前記第2のレバーと前記ストッパとの係合が
    維持され、前記移送機構の停止状態が維持されることを
    特徴とするカートリッジ誤挿入防止機構。
JP27081896A 1996-10-14 1996-10-14 カートリッジ誤挿入防止機構 Pending JPH10124970A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27081896A JPH10124970A (ja) 1996-10-14 1996-10-14 カートリッジ誤挿入防止機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27081896A JPH10124970A (ja) 1996-10-14 1996-10-14 カートリッジ誤挿入防止機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10124970A true JPH10124970A (ja) 1998-05-15

Family

ID=17491448

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27081896A Pending JPH10124970A (ja) 1996-10-14 1996-10-14 カートリッジ誤挿入防止機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10124970A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5126899A (en) Manual/automatic loading/unloading apparatus
US5878013A (en) Recording and reproducing apparatus
JPH0348765Y2 (ja)
US5537377A (en) Information recording and reproducing apparatus
US7325242B2 (en) Disk apparatus
JPH10208359A (ja) 電子機器
WO1996016403A1 (fr) Dispositif de chargement d'un support de memoire et equipement d'enregistrement et/ou de reproduction
US6081494A (en) Disc recording and reproducing apparatus having a drive mechanism for loading and ejecting a disc cartridge
JPH10124970A (ja) カートリッジ誤挿入防止機構
US5974017A (en) Disc cartridge loading and unloading apparatus
JP3812085B2 (ja) ディスク状記録媒体装置
JP2000348414A (ja) 記録媒体装着装置
US20070050792A1 (en) Optical recording and playback apparatus to open and close a safety door
JPH10124971A (ja) カートリッジ誤挿入防止機構
JP3610658B2 (ja) ディスク装置
JP3024481B2 (ja) ディスク装置
JP3642165B2 (ja) ディスクローディング装置
JP2846801B2 (ja) ディスク記録再生装置
JP3769931B2 (ja) ディスクローディング装置
JP2000021067A (ja) ディスク装置
JP3585102B2 (ja) カートリッジ挿入排出装置
KR0113202Y1 (ko) 자기기록재생기의 카세트 삽입 안전장치
JP3207648B2 (ja) 情報記録再生装置
JP2000123456A (ja) ディスクドライブ装置
JPH08147835A (ja) カートリッジ誤挿入防止装置