JPH10124788A - 計測装置及び流量計並びにそれらの制御方法 - Google Patents

計測装置及び流量計並びにそれらの制御方法

Info

Publication number
JPH10124788A
JPH10124788A JP8276458A JP27645896A JPH10124788A JP H10124788 A JPH10124788 A JP H10124788A JP 8276458 A JP8276458 A JP 8276458A JP 27645896 A JP27645896 A JP 27645896A JP H10124788 A JPH10124788 A JP H10124788A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow rate
voltage
detection
display
detecting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8276458A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuya Ito
修也 伊藤
Seiichi Nakahara
誠一 中原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Saginomiya Seisakusho Inc
Original Assignee
Saginomiya Seisakusho Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Saginomiya Seisakusho Inc filed Critical Saginomiya Seisakusho Inc
Priority to JP8276458A priority Critical patent/JPH10124788A/ja
Publication of JPH10124788A publication Critical patent/JPH10124788A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)
  • Details Of Flowmeters (AREA)
  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電池駆動の計測装置(流量計)において、電
源消費を抑制しつつ、遠隔の検出装置に電池電圧の低
下、流量などを伝達する。また、装置構成を簡略化し、
操作性を向上する。 【解決手段】 検出した電源である電池25の電圧の低
下あるいは流量を離れた場所に設置された外部の装置に
伝達するに際し、FETトランジスタ35、36のドレ
イン端子、ソース端子に外部の検出用電源を接続し、ゲ
ート端子に印加する電圧を電池電圧の低下あるいは流量
に応じて変化させることにより、計測装置(流量計)側
の電源(電池)の電力を消費することなく外部の検出装
置側で検出することが可能となる。また、モード切替ス
イッチ27aの押圧時間及び所定時間内の押圧回数を変
化するだけで、動作モード及び表示切替並びに積算デー
タのリセット動作を行うことができ、装置構成を簡略化
することができるととともに、操作性を向上させること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、計測装置及び流量
計並びにそれらの制御方法に係り、特にセンサの出力信
号に基づいて各種計測を行う電子式計測装置及び電子式
流量計並びにそれらの制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の計測装置として、例えば水、その
他の流体の流量を計測して表示する流量計において流量
積算値と瞬間流量値とを演算処理して表示できるように
したものが知られている。
【0003】より具体的には、実願昭61−14631
2号(実開昭63−51220号)のマイクロフイルム
に記載の流量計は、ボタン操作によって単一の表示部に
流量積算値と瞬間流量値を切替表示できるようにしてい
る。このような流量計において、携帯性を向上させると
ともに、様々な計測対象及び計測現場の環境に対応する
ため、電源として電池を用いているものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の流量計は電
源として電池を用いているため、電池寿命の観点から、
計測データを計測現場から離れた場所に送出する構成と
はなっておらず、計測現場から離れた場所で、計測デー
タを取得することはできないという問題点があった。
【0005】また、長時間にわたって積算流量を測定す
る場合などには、計測途中で電池が消耗してしまう可能
性があるため、上記従来の流量計の表示部には、電池消
耗を示す表示が設けられているが、電池消耗を確認する
ためには、いちいち設置現場まで行く必要があり、最悪
の場合、表示確認と次の表示確認との間で電池が消耗し
てしまった場合には、流量計の動作が停止し、積算流量
計として用をなさなくなってしまうという問題点があっ
た。
【0006】さらに、上記従来の流量計は、大別すると
流路中にセンサを配設するためのセンサ構造部及びこの
センサ構造部で出力された検出信号を処理する信号処理
回路より構成されているが、センサ構造部は口径の違い
から複数種類存在し、信号処理回路側では、口径設定ス
イッチを設定することにより、実際の口径に対応する信
号処理を行う信号処理回路と組み合わせる必要があり、
組み合わせに際して確認作業を行わなければならず、作
業が煩わしいという問題点があった。
【0007】さらにまた、瞬時流量を所定単位時間積算
する積算バッチ流量や瞬時流量を計測時間中積算する積
算総流量等を算出する場合には、ユーザが手動で積算開
始タイミングを指示する必要があり、操作が煩わしいと
いう問題点があった。そこで、本発明の第1の目的は、
計測データ及び電池電圧データを離れた場所に送出し
て、リモート計測、リモート監視を行えるとともに、セ
ンサ構造部と信号処理回路との組み合わせ時の確認を容
易にすることができる計測装置及び流量計並びにそれら
の制御方法を提供することにある。
【0008】また、本発明の第2の目的は、積算バッチ
流量あるいは積算総流量を算出する場合のリセット動作
を簡略化することが可能な流量計及びその制御方法を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
電源として電池を内蔵する計測装置において、前記電池
の電圧を検出して電圧検出信号を出力する電圧検出手段
と、前記電圧検出信号に基づいて、前記電池の電圧が所
定の基準電圧以下になった場合に、電圧低下検出制御信
号を出力する電圧判別手段と、第1検出端子及び第2検
出端子に外部の電圧低下検出用電源が接続され、前記電
圧低下検出制御信号に応じて前記第1検出端子と前記第
2検出端子との間の電気的な接続/非接続を制御する端
子接続手段と、を備えて構成する。
【0010】請求項1記載の発明によれば、電圧検出手
段は、電池の電圧を検出して電圧検出信号を電圧判別手
段に出力する。電圧判別手段は、電圧検出信号に基づい
て、電池の電圧が所定の基準電圧以下になった場合に、
電圧低下検出制御信号を端子接続手段に出力する。
【0011】端子接続手段は、第1検出端子及び第2検
出端子に外部の電圧低下検出用電源が接続され、電圧低
下検出制御信号に応じて第1検出端子と第2検出端子と
の間の電気的な接続/非接続を制御する。この結果、第
1検出端子と第2検出端子とは、電圧低下検出制御信号
に応じて導通状態/非導通状態となり、流量検出電源側
で第1検出端子−第2検出端子間の電流あるいは電圧を
検出することにより、電池の電圧低下を把握することが
可能となる。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記端子接続手段は、前記電圧低下検出制
御信号がゲート端子に入力され、前記第1検出端子及び
前記第2検出端子のうち、いずれか一方の検出端子にソ
ース端子が接続され、他方の検出端子にドレイン端子が
接続されたFETトランジスタを備えて構成する。
【0013】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の作用に加えて、端子接続手段のFETトラン
ジスタは、ゲート端子に入力される電圧低下検出制御信
号(の電圧)に応じて第1検出端子と第2検出端子との
間を導通/非導通状態とすることにより、第1検出端子
と第2検出端子との間の電気的な接続/非接続を制御す
ることとなる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2に記載の発明において、各種データを表示する表示
手段と、前記電池の電圧が前記基準電圧以下になった場
合に、その旨を前記表示手段に表示する表示制御手段
と、を備えて構成する。請求項3記載の発明によれば、
請求項1又は請求項2に記載の発明の作用に加えて、表
示制御手段は、電池の電圧が基準電圧以下になった場合
に、その旨を表示手段に表示する。
【0015】請求項4記載の発明は、電源として電池を
内蔵し、測定対象の流体の流量を検出する流量計におい
て、前記流体の流量を検出して流量検出信号を出力する
流量検出手段と、前記流量検出信号に基づいて、前記流
量に対応するパルス数を有する流量パルス信号を出力す
るパルス信号生成手段と、第1検出端子及び第2検出端
子に外部の流量検出用電源が接続され、前記流量パルス
信号に応じて、前記第1検出端子と前記第2検出端子と
の間の電気的な接続/非接続を制御する端子接続手段
と、を備えて構成する。
【0016】請求項4記載の発明によれば、流量検出手
段は、流体の流量を検出して流量検出信号をパルス信号
生成手段に出力する。パルス信号生成手段は、流量検出
信号に基づいて、流量に対応するパルス数を有する流量
パルス信号を端子接続手段に出力する。
【0017】端子接続手段は、第1検出端子及び第2検
出端子に外部の流量検出用電源が接続され、流量パルス
信号に応じて、第1検出端子と第2検出端子との間の電
気的な接続/非接続を制御する。この結果、第1検出端
子と第2検出端子とは、流量パルス信号に応じて導通状
態/非導通状態となり、流量検出電源側で第1検出端子
−第2検出端子間の電流あるいは電圧を検出することに
より、流体の流量を把握することが可能となる。
【0018】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、前記端子接続手段は、前記流量パルス信号
がゲート端子に入力され、前記第1検出端子及び前記第
2検出端子のうち、いずれか一方の検出端子にソース端
子が接続され、他方の検出端子にドレイン端子が接続さ
れたFETトランジスタを備えて構成する。
【0019】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の発明の作用に加えて、端子接続手段のFETトラン
ジスタは、ゲート端子に入力される流量パルス信号(の
電圧)に応じて第1検出端子と第2検出端子との間を導
通/非導通状態とすることにより、第1検出端子と第2
検出端子との間の電気的な接続/非接続を制御すること
となる。
【0020】請求項6記載の発明は、測定対象流体の流
量を検出する流量計において、各種データを表示する表
示手段と、外部からの指示に基づいて、前記測定対象流
体の流路の口径を前記表示手段に表示する口径表示制御
手段と、外部からの指示に基づいて、当該流量計の処理
回路の型式を前記表示手段に表示する型式表示制御手段
と、を備えて構成する。
【0021】請求項6記載の発明によれば、口径表示制
御手段は、外部からの指示に基づいて、測定対象流体の
流路の口径を表示手段に表示する。また、型式表示制御
手段は、外部からの指示に基づいて、当該流量計の処理
回路の型式を表示手段に表示する。
【0022】請求項7記載の発明は、測定対象流体の流
量を検出する流量計において、前記流体の流量を検出し
て瞬時流量を算出し、瞬時流量データを出力する瞬時流
量算出手段と、前記瞬時流量データに基づいて、所定時
間の間の前記瞬時流量を積算し、積算バッチ流量データ
を出力する積算バッチ流量算出手段と、前記積算バッチ
流量データを記憶する記憶手段と、表示制御信号に基づ
いて、前記瞬時流量データあるいは前記積算バッチ流量
データのいずれかを表示する表示手段と、動作モードを
指示するための指示手段と、前記指示手段が第1の所定
時間以上連続して操作された場合に、前記表示手段に表
示すべきデータを切り換えるために前記表示制御信号を
出力する表示制御手段と、前記指示手段が前記第1の所
定時間より長い第2の所定時間以上連続して操作された
場合に前記記憶手段に記憶された前記積算バッチ流量デ
ータをリセットするリセット手段と、を備えて構成す
る。
【0023】請求項7記載の発明によれば、測定対象流
体の流量を検出する流量計において、 瞬時流量算出手
段は、流体の流量を検出して瞬時流量を算出し、瞬時流
量データを積算バッチ流量算出手段及び表示手段に出力
する。積算バッチ流量算出手段は、瞬時流量データに基
づいて、所定時間の間の瞬時流量を積算し、積算バッチ
流量データを記憶手段及び表示手段に出力する。
【0024】記憶手段は、積算バッチ流量データを記憶
する。これらと並行して、指示手段は、動作モードを指
示する。表示制御手段は、指示手段が第1の所定時間以
上連続して操作された場合に、表示手段に表示すべきデ
ータを切り換えるために表示制御信号を表示手段に出力
する。表示手段は、表示制御信号に基づいて、瞬時流量
データあるいは積算バッチ流量データのいずれかを表示
する。
【0025】また、リセット手段は、指示手段が第1の
所定時間より長い第2の所定時間以上連続して操作され
た場合に記憶手段に記憶された積算バッチ流量データを
リセットする。請求項8記載の発明は、請求項7記載の
発明において、電源が投入されたことを検出して電源投
入検出信号を出力する電源投入検出手段と、前記電源投
入検出信号に基づいて、前記記憶手段に記憶された前記
積算バッチ流量データをリセットする電源投入時リセッ
ト手段と、を備えて構成する。
【0026】請求項8記載の発明によれば、請求項7記
載の発明の作用に加えて、電源投入検出手段は、電源が
投入されたことを検出して電源投入検出信号を電源投入
時リセット手段に出力する。電源投入時リセット手段
は、電源投入検出信号に基づいて、記憶手段に記憶され
た積算バッチ流量データをリセットする。
【0027】請求項9記載の発明は、測定対象流体の流
量を検出する流量計において、前記流体の流量を検出し
て瞬時流量を算出し、瞬時流量データを出力する瞬時流
量算出手段と、前記瞬時流量データに基づいて前記瞬時
流量を積算し、積算総流量データを出力する積算総流量
算出手段と、前記積算総流量データを記憶する記憶手段
と、表示制御信号に基づいて、前記瞬時流量データある
いは前記積算総流量データのいずれかを表示する表示手
段と、動作モードを指示するための指示手段と、前記指
示手段が第1の所定時間以上連続して操作された場合
に、前記表示手段に表示すべきデータを切り換えるため
に前記表示制御信号を出力する表示制御手段と、前記指
示手段が前記第1の所定時間より長い第2の所定時間以
上連続して操作された場合に前記記憶手段に記憶された
前記積算総流量データをリセットするリセット手段と、
を備えて構成する。
【0028】請求項9記載の発明によれば、瞬時流量算
出手段は、流体の流量を検出して瞬時流量を算出し、瞬
時流量データを積算総流量算出手段及び表示手段に出力
する。積算総流量算出手段は、瞬時流量データに基づい
て瞬時流量を積算し、積算総流量データを記憶手段及び
表示手段に出力する。
【0029】記憶手段は、積算総流量データを記憶す
る。これらと並行して、指示手段は、動作モードを指示
する。表示制御手段は、指示手段が第1の所定時間以上
連続して操作された場合に、表示手段に表示すべきデー
タを切り換えるために表示制御信号を表示手段に出力す
る。
【0030】表示手段は、表示制御信号に基づいて、瞬
時流量データあるいは積算総流量データのいずれかを表
示する。また、リセット手段は、指示手段が第1の所定
時間より長い第2の所定時間以上連続して操作された場
合に記憶手段に記憶された積算総流量データをリセット
する。
【0031】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
発明において、電源が投入されたことを検出して電源投
入検出信号を出力する電源投入検出手段と、前記電源投
入検出信号に基づいて、前記記憶手段に記憶された前記
積算総流量データをリセットする電源投入時リセット手
段と、を備えて構成する。
【0032】請求項10記載の発明によれば、請求項9
記載の発明の作用に加えて、電源投入検出手段は、電源
が投入されたことを検出して電源投入検出信号を電源投
入時リセット手段に出力する。電源投入時リセット手段
は、電源投入検出信号に基づいて、記憶手段に記憶され
た積算総流量データをリセットする。
【0033】請求項11記載の発明は、第1検出端子及
び第2検出端子に外部の電圧低下検出用電源が接続され
るとともに、電源として電池を内蔵する計測装置の制御
方法において、前記電池の電圧を検出する電圧検出工程
と、前記検出した前記電池の電圧が所定の基準電圧以下
になったか否かを判別する電圧判別工程と、前記判別に
よる前記電池の電圧と所定の基準電圧との電圧関係に応
じて前記第1検出端子と前記第2検出端子との間の電気
的な接続/非接続を制御する端子接続制御工程と、を備
えて構成する。
【0034】請求項11記載の発明によれば、第1検出
端子及び第2検出端子に外部の電圧低下検出用電源が接
続されるとともに、電源として電池を内蔵する計測装置
の制御方法において、電圧検出工程は、電池の電圧を検
出する。
【0035】電圧判別工程は、検出した電池の電圧が所
定の基準電圧以下になったか否かを判別する。端子接続
制御工程は、電圧判別工程における判別による電池の電
圧と所定の基準電圧との電圧関係に応じて第1検出端子
と第2検出端子との間の電気的な接続/非接続を制御す
る。
【0036】この結果、第1検出端子と第2検出端子と
は、電池の電圧と所定の基準電圧との電圧関係に応じて
導通状態/非導通状態となり、第1検出端子−第2検出
端子間の電流あるいは電圧を検出することにより、流体
の流量を把握することが可能となる。
【0037】請求項12記載の発明は、請求項11記載
の発明において、前記電池の電圧が前記基準電圧以下に
なった場合に、その旨を表示する表示工程を備えて構成
する。請求項12記載の発明によれば、請求項11記載
の発明の作用に加えて、表示工程は、電池の電圧が基準
電圧以下になった場合に、その旨を表示する。
【0038】請求項13記載の発明は、第1検出端子及
び第2検出端子に外部の流量検出用電源が接続されると
ともに電源として電池を内蔵し、測定対象の流体の流量
を検出する流量計の制御方法において、前記流体の流量
を検出する流量検出工程と、前記検出した前記流体の流
量に対応するパルス数を有する流量パルスを発生するパ
ルス信号生成工程と、前記流量パルスの有無に応じて、
前記第1検出端子と前記第2検出端子との間の電気的な
接続/非接続を制御する端子接続制御工程と、を備えて
構成する。
【0039】請求項13記載の発明によれば、流量検出
工程は、流体の流量を検出する。パルス信号生成工程
は、検出した流体の流量に対応するパルス数を有する流
量パルスを発生する。端子接続制御工程は、パルス信号
生成工程における流量パルスの有無に応じて、第1検出
端子と第2検出端子との間の電気的な接続/非接続を制
御する。
【0040】この結果、第1検出端子と第2検出端子と
は、流量パルスの有無に応じて導通状態/非導通状態と
なり、第1検出端子−第2検出端子間の電流あるいは電
圧を検出することにより、流体の流量を把握することが
可能となる。請求項14記載の発明は、測定対象流体の
流量を検出する流量計の制御方法において、外部からの
指示に基づいて、前記測定対象流体の流路の口径を表示
する口径表示制御工程と、外部からの指示に基づいて、
当該流量計の処理回路の型式を表示する型式表示制御工
程と、を備えて構成する。
【0041】請求項14記載の発明によれば、口径表示
制御工程は、外部からの指示に基づいて、測定対象流体
の流路の口径を表示する。型式表示制御工程は、外部か
らの指示に基づいて、当該流量計の処理回路の型式を表
示する。
【0042】請求項15記載の発明は、各種情報を表示
する表示装置を有するとともに、測定対象流体の流量を
検出する流量計の制御方法において、前記流体の流量を
検出して瞬時流量を算出する瞬時流量算出工程と、算出
した前記瞬時流量に基づいて、所定時間の間の前記瞬時
流量を積算し積算バッチ流量を算出する積算バッチ流量
算出工程と、動作モードを指示するための指示工程と、
前記指示工程において、第1の所定時間以上連続して前
記指示が与えられた場合に、前記表示装置に瞬時流量あ
るいは前記積算バッチ流量の何れを表示すべきかを制御
する表示制御工程と、前記指示工程において前記第1の
所定時間より長い第2の所定時間以上連続して前記指示
が与えられた場合に前記積算バッチ流量算出工程におけ
る前記瞬時流量の積算動作をリセットするリセット工程
と、を備えて構成する。
【0043】請求項15記載の発明によれば、瞬時流量
算出工程は、流体の流量を検出して瞬時流量を算出す
る。積算バッチ流量算出工程は、算出した瞬時流量に基
づいて、所定時間の間の瞬時流量を積算し積算バッチ流
量を算出する。
【0044】指示工程は、動作モードを指示する。表示
制御工程は、指示工程において、第1の所定時間以上連
続して指示が与えられた場合に、表示装置に瞬時流量あ
るいは積算バッチ流量の何れを表示すべきかを制御す
る。
【0045】リセット工程は、指示工程において第1の
所定時間より長い第2の所定時間以上連続して指示が与
えられた場合に積算バッチ流量算出工程における瞬時流
量の積算動作をリセットする。請求項16記載の発明
は、各種情報を表示する表示装置を有するとともに、測
定対象流体の流量を検出する流量計の制御方法におい
て、前記流体の流量を検出して瞬時流量を算出する瞬時
流量算出工程と、前記算出した前記瞬時流量を積算し、
積算総流量を算出する積算総流量算出工程と、動作モー
ドを指示するための指示工程と、前記指示工程において
第1の所定時間以上連続して前記指示が与えられた場合
に、前記表示装置に前記瞬時流量あるいは前記積算総流
量の何れを表示すべきかを制御する表示制御工程と、前
記指示工程において前記第1の所定時間より長い第2の
所定時間以上連続して前記指示が与えられた場合に前記
積算総流量算出工程における前記瞬時流量の積算動作を
リセットするリセット工程と、を備えて構成する。
【0046】請求項16記載の発明によれば、瞬時流量
算出工程は、流体の流量を検出して瞬時流量を算出す
る。積算総流量算出工程は、算出した瞬時流量を積算
し、積算総流量を算出する。指示工程は、動作モードを
指示する。
【0047】表示制御工程は、指示工程において第1の
所定時間以上連続して指示が与えられた場合に、表示装
置に瞬時流量あるいは積算総流量の何れを表示すべきか
を制御する。リセット工程は、指示工程において第1の
所定時間より長い第2の所定時間以上連続して指示が与
えられた場合に積算総流量算出工程における瞬時流量の
積算動作をリセットする。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1に実施形態の概要構成ブロック
図を示す。流量計100は、センサ部40が出力する流
体の流量に対応する流量信号により瞬時流量を計測する
瞬時流量計測部30-1と、瞬時流量計測部30-1によっ
て計測した瞬時流量を積算して積算流量(後述の積算バ
ッチ流量及び積算総流量)を算出する積算流量計測部3
0-2と、瞬時流量計測部30-1により計測した瞬時流
量、積算流量計測部により計測した積算流量を選択的に
表示する表示装置26とを備えている。
【0049】さらに流量計100は、センサ部40に対
応する流体流路の口径を設定するための口径設定スイッ
チ30-3及び操作部27aの操作に応じ予め定めた順序
で瞬時流量及び積算流量を表示装置26に切り替え表示
させる表示制御部30-4を備え、表示装置26が瞬時流
量計測部30-1による瞬時流量、積算流量計測部30-2
による積算流量あるいは当該流量計100の制御システ
ムの型式(バージョン)を表示する計測量表示部26b
と、計測量表示部26bに現在表示している内容あるい
は口径設定スイッチ30-3により設定された流体流路の
口径を示す表示を行う内容表示部26aを有している。
【0050】表示制御部30-4は、指示手段として機能
する操作部27aが、第1の所定時間(例えば、3秒)
以上連続して操作(押圧)された場合に表示させる内容
を変更する。積算流量計測部30-2により算出される積
算流量は、所定の総流量積算開始タイミングからの全瞬
時流量を積算した積算総流量と、所定のバッチ流量積算
タイミングから予め設定した一定期間内における瞬時流
量の積算値である積算バッチ流量と、からなっており、
積算流量計測部30-2は、積算総流量に対応する積算総
流量データ及び積算バッチ流量に対応する積算バッチ流
量データをそれぞれ格納するメモリエリア30b−1を
備えている。
【0051】また、流量計100は、電源投入時あるい
は操作部27aが第1の所定時間よりも長い第2の所定
時間(例えば、6秒)以上連続して操作(押圧)された
場合に、積算総流量データあるいは積算バッチ流量デー
タをリセットするリセット部30-5と、図示しない1組
の検出端子を有し、瞬時流量計測部30-1により計測さ
れた瞬時流量に対応するパルス数(あるいはパルス周
期)を有する流量パルス信号を生成する出力パルス演算
部30-6と、図示しない1組の検出端子を有し、出力パ
ルス演算部30-6の生成した流量パルス信号に基づいて
図示しない外部の検出装置に流体の流量に対応するパル
ス信号を伝達するパルス出力部35と、を備えて構成さ
れている。
【0052】さらに流量計100は、当該流量計100
の動作電源である電池25の電圧をを検出し、検出した
電池25の電圧が所定の基準電圧よりも低下している場
合に電池電圧低下検出信号を表示制御部30-4及び後述
の電池交換要求信号生成部36に出力する電池電圧検出
部30-7と、電池電圧低下検出信号に基づいて、外部の
制御装置に電池電圧が低下している旨を伝達するための
電池交換要求信号を生成する電池交換要求信号生成部3
6と、を備えて構成されている。
【0053】次に概要動作を説明する。まず、流量計1
00のセンサ部40が流量信号を瞬時流量計測部30-1
に出力する。これにより瞬時流量計測部30-1は、口径
設定スイッチ30-3により予め設定されたセンサ部40
に対応する流体の流路の口径及び流量信号に基づいて、
瞬時流量を算出し、算出した瞬時流量に対応する瞬時流
量データを積算流量計測部30-2、表示制御部30-4及
び出力パルス演算部30-6に出力する。
【0054】積算流量計測部30-2は、入力された瞬時
流量データに基づいて所定の総流量積算開始タイミング
からの全瞬時流量を積算した積算総流量に対応する積算
総流量データ及び所定のバッチ流量積算タイミングから
予め設定した一定期間内における瞬時流量の積算値であ
る積算バッチ流量に対応する積算バッチ流量データを算
出し、メモリエリア30b-1に積算総流量データ及び積
算バッチ流量データをそれぞれ格納する。これととも
に、積算流量計測部30-2は、積算総流量データ及び積
算バッチ流量データを表示制御部30-4に出力する。
【0055】これらの結果、表示制御部30-4は、操作
部27aの操作状態及び口径設定スイッチ30-3の設定
状態に応じて、表示装置26の計測量表示部26bに瞬
時流量、積算総流量、積算バッチ流量あるいは当該流量
計100の制御システムの型式(バージョン)を表示
し、計測量表示部26bに瞬時流量、積算総流量あるい
は積算バッチ流量のいずれかを表示している場合には、
計測量表示部26bの表示内容を表す表示を内容表示部
26aに行う。また、計測量表示部26bに当該流量計
100の制御システムの型式(バージョン)を表示して
いる場合には、口径設定スイッチ30-3の設定状態に対
応する口径を内容表示部26aに表示する。
【0056】出力パルス演算部30-6は、瞬時流量デー
タが入力されると、当該瞬時流量データに相当する瞬時
流量に対応するパルス数(あるいはパルス周期)を有す
る流量パルス信号を生成し、パルス出力部35に出力す
る。パルス出力部35は、流量パルス信号に基づいて図
示しない外部の検出装置に図示しない1組の検出端子を
介して流体の流量に対応するパルス信号を伝達する。
【0057】これにより、外部の検出装置は、流体の流
量(瞬時流量)を把握することが可能となる。また、電
池電圧検出部30-7は電池25の電圧を検出し、検出し
た電池25の電圧が所定の基準電圧より低下している場
合に、電池電圧低下検出信号を表示制御部30-4及び後
述の電池交換要求信号生成部36に出力する。
【0058】これにより表示制御部30-4は、電池25
の電圧が所定の基準電圧より低下している旨を表示装置
26に表示し、電池交換要求信号生成部36は、電池電
圧低下検出信号に基づいて、電池電圧が低下している旨
の電池交換要求信号を生成し、図示しない1組の検出端
子を介して外部の制御装置に伝達する。
【0059】この結果、外部の制御装置は、電池電圧が
低下している旨を認識することが可能となる。これらと
並行して、表示制御部30-4は、操作部27aが、第1
の所定時間(例えば、3秒)以上連続して操作(押圧)
された場合に表示させる内容(瞬時流量、積算総流量、
積算バッチ流量、型式−口径)を変更する。
【0060】また、リセット部30-5は、電源投入時あ
るいは操作部27aが第1の所定時間よりも長い第2の
所定時間(例えば、6秒)以上連続して操作(押圧)さ
れた場合に、積算総流量データあるいは積算バッチ流量
データをリセットする。したがって、リセット動作を自
動的に行え操作性が向上する。
【0061】図2に実施形態の流量計のより具体的な構
成を示すブロック図を示す。図2において、(a)は表
示及び操作パネル面を示す上面図、(b)は流量計の内
部構造を示す断面図、(c)は一部破断側面図である。
図2において、流量計100は、流量を計測すべき流体
が流れる流路の途中に接続される計量部本体1と、この
計量部本体1の上方に90°毎に位置出し可能に取付け
られた計測表示部2と、を備えて構成されている。
【0062】計量部本体1の流路1aを流れる流体に、
渦発生体11によってカルマン渦が発生し、このカルマ
ン渦が渦検出器13に向かって移動し、渦検出器13の
両側を交互に通過するので、カルマン渦が通過する毎に
圧電素子13bに歪み力が作用して電荷が発生する。
【0063】従って、圧電素子13bに発生する電荷を
検出信号としてリード線13b1 を介して取り出し、こ
れを後述する計測表示部2の回路により信号処理するこ
とによって流量を計測することができる。ここで、図3
を参照して、カルマン渦式流量計の動作原理を更に詳細
に説明する。
【0064】流体の流路中に巾dの渦発生体としての障
害物11を配置し、障害物11に対し、流体の流れ方向
側に渦検出器としての薄板13を配置する。これによ
り、障害物11の両側方(図中、上方向及び下方向)に
規則正しく交互に発生する渦Uが薄板13に小さな力を
加え振動させることとなる。
【0065】この場合において、薄板13の振動数を
f、流速をVとすると、振動数f、流速V、巾dの間に
は、 f=St×(V/d) という関係が成立する。ここで、Stは、ストローハル
定数であり、渦発生体11の形状で決まる定数で、図4
に示すように、レイノルズ数の3×103 〜10 5 の広
い範囲で一定の値(約0.2)を維持するのでリニアリテ
ィの良い測定ができる。
【0066】ところで、ストローハル定数St及び障害
物11の巾dは一定値であるので、渦検出器13の圧電
素子13bを用いて振動数fを検出することにより流速
V、ひいては設定された口径より流量を測定することが
できる。このカルマン渦流式の流速計あるいは流量計
は、摺動部がなく、シンプルな構造で、信頼性、耐久性
が優れている他、流体流路には、渦発生体と渦検出器が
あるだけであり流路の絞りが小さいので、圧力損失を小
さくすることが可能となっている。
【0067】計測表示部2は、防水パッキンを介して突
き合わされた下ケース21と上ケース22とからなるケ
ース23、このケース23内に収容されたプリント基板
24及び電源用の電池25、上ケース22の上面に配置
された液晶表示器26及びモード選択ボタン27などに
より構成されている。
【0068】リード線12a及び13b1 は回転軸3の
中空部を通ってプリント基板24上に形成された電気回
路まで導かれている。下ケース21には、図2(c)に
示すように、信号送出用ケーブルCBを外部へ取り出す
ための取出孔CBHが設けられ、埃、水などが内部に入
り込まないようにするためのゴムブッシュRBが設けら
れている。
【0069】ケース23の上ケース22は下ケース21
に対してネジ28によって開閉自在に取付けられ、電気
回路上の各種の設定操作や電池25の交換時に開けられ
るようになっている。計測表示部2の上ケース21の上
面に配置された表示器26は、下段左側から小さな4桁
数字を表示可能な内容表示部26aと、大きな4桁数字
を表示可能な計測量表示部26bとが配置され、この大
きな4桁数字表示部26bの更に右側に単位表示部が配
置されている。
【0070】単位表示部は、上下に「m3 /h」セグメ
ント表示26cと「L/min」セグメント表示26d
とが配されている。そして、小さな4桁数字表示部26
aの上段には「ECO」セグメント表示26eと「BA
T」セグメント表示26fとが、大きな4桁数字表示部
26b上段には各桁に対応して一列に配列された4つの
バーセグメント表示26gがそれぞれ設けられている。
【0071】小さな4桁数字表示部26aの最上位桁
は、現在の表示状態、現在表示モードを示す状態表示部
として働き、4つのバー表示26gは、点滅のローテー
ションによって流れの有無を表示する流れ表示部として
機能する。なお、図2では全ての表示26a〜26gが
点灯した状態を示しており、実際には、状況に応じてこ
れらが選択的に点灯表示されるようになっている。
【0072】図5に流量計100の詳細回路構成ブロッ
ク図に示す。図5において、30は予め定められた制御
プログラムに従って動作するマイクロコンピュータ(C
PU)であり、制御プログラムを格納したROM30a
及び各種データを格納するデータエリアや各種の処理に
使用するワークエリアなどを有するRAM30bを内蔵
する。
【0073】このCPU30の入力ポートI1 には、上
ケース22の上面に配されたモード選択ボタン27の押
圧によってオン操作されるモーメンタリスイッチからな
る手動操作手段としてのモード切替スイッチ27aが接
続されている。また、入力ポートI2 には、圧電素子1
3bが歪み力を受けて発生する電荷信号を増幅する電荷
増幅回路31の出力信号を波形整形してパルス信号を出
力する波形整形回路32の出力が接続されている。電荷
増幅回路31及び波形整形回路32はアナログスイッチ
41を介して電源VCCが供給されたときのみ動作し、圧
電素子13b、電荷増幅回路31及び波形整形回路32
はセンサ部40を構成している。電荷増幅回路31に
は、アナログスイッチ42を介してコンデンサCが接続
され、アナログスイッチ42のオン・オフにより電荷増
幅回路31に接続される容量を切り替える。波形整形回
路32はハイパスフィルタやローパスフィルタとシュミ
ットトリガ回路を有する。
【0074】また、CPU30の入力ポートI3 及びI
4 には、図2には図示していないがプリント基板24上
に載置されている口径設定スイッチ33a及び単位選択
スイッチ33bがそれぞれ接続されており、これらのス
イッチ33a及び33bはアナログスイッチ43を介し
て電源VCCが供給されたとき、そのオン・オフ状態に応
じてH又はLレベルの信号を入力ポートI3 及びI4 に
印加する。CPU30の入力ポートI5 には、電池電圧
検出部30-7が接続されており、電池25の電圧が低下
すると、CPU30にその旨を通知するための信号を送
出する。
【0075】また、入力ポートI6 にはCPU30をリ
セットする際に操作されるリセットスイッチ33dが接
続されている。上記アナログスイッチ41〜43はその
制御入力がCPU30の出力ポートO1 〜O3 に接続さ
れており、CPU30によってそのオン・オフが制御さ
れるようになっている。
【0076】更に、CPU30の出力ポートO4 には上
ケース22の上面に配された表示装置26が接続されて
いる。CPU30は、計測した流量値データをパルスデ
ータとして出力する出力ポートO5を有しており、出力
ポートO5には瞬時流量データをパルスデータとして外
部の制御装置に伝達、出力するための第1FETトラン
ジスタ35が接続されている。
【0077】より詳細には、第1FETトランジスタ3
5のゲート端子Gが出力ポートO5に接続され、ソース
端子Sが第1流量検出端子T1 に接続され、ドレイン端
子Dが第2流量検出端子T2に接続されている。CPU
30は、当該CPU30の動作電源を入力する電源入力
ポートVCCを有し、電源入力ポートVCCには電池25が
接続されている。
【0078】CPU30の出力ポートO6には、電池交
換要求信号を送出するための第2FETトランジスタ3
6が接続されている。より詳細には、第2FETトラン
ジスタ36のゲート端子Gが出力ポートO6に接続さ
れ、ソース端子Sが第1電池交換検出端子T3 に接続さ
れ、ドレイン端子Dが第2電池交換検出端子T4に接続
されている。
【0079】上記電荷増幅回路31は、図6に示すよう
にオペアンプOPの出力端子と、反転入力端子間にコン
デンサC0 が接続された構成となっており、そのゲイン
(感度)はこのコンデンサC0 により決定される。オペ
アンプOPの入力に接続された圧電素子13bが発生す
る電荷qは力に比例して q∝F であるので、 q∝V2 となって、流量(流速)の2乗に比例した電荷が発生す
ることになる。
【0080】電荷増幅回路31は圧電素子13bが発生
する電荷qを入力し、これを電圧vに変換する。この場
合において、 v=−q/C0 の関係があるので、 v∝−V2 /C0 となる。従って、 v∝−f2 /C0 となり、図7(b)に示すように、出力電圧vは周波数
fの2乗に比例することになる。なお、周波数fと流量
Qの関係は、図7(a)に示すように直線関係にある。
【0081】一般的に、口径の小さなものは発生する電
荷は小さいが周波数は高い。また、口径の大きいものは
発生する電荷は大きいが、周波数は小さい特性を有して
いる。このコンデンサの値は口径毎に特有の値を決定
し、ハードウエアによる対策をとることが考えられる
が、このようにすると機種が増えてしまう。
【0082】そこで、本実施形態では、図8に示すよう
に、口径の小さいときは、容量の小さい第1のコンデン
サC0 のみを有効とし、口径の大きいときは第1のコン
デンサC0 と第2のコンデンサCが有効になるように、
オペアンプOPの出力端子と反転入力端子との間にアナ
ログスイッチ42を介して第2のコンデンサCを接続し
ている。
【0083】また、ROM30a中には、口径設定スイ
ッチ33aによって設定される口径での定格流量の何%
の点でアナログスイッチ42をオン・オフするかを定め
たテーブルが用意されている。よって、口径が設定され
るとこのテーブルの値によって、第2のコンデンサCを
無効にしたり、有効にしたりすることにより、オペアン
プOPの出力端子と反転入力端子との間に接続される容
量を切り替えている。切替点Kの周波数は、図10に示
すように、出力電圧vが飽和しない領域に設定される。
【0084】なお、出力電圧vは、パルス計測を行う周
波数成分f(Hz)を信号情報として含んでいるので、飽
和しないようにして電荷増幅回路で電荷電圧変換を行
い、CPUに周波数(パルス)を入力し、計測、演算し
ているが、アナログスイッチがオンのときには、第1の
コンデンサと第2のコンデンサとが作用し、 v∝−f2/(C0 +C) となる。
【0085】出力電圧vが大きく飽和してしまうと、図
8中、符号a、b、cにおける出力電圧vが飽和してい
ないときの波形(それぞれ、図10(a)、(b)、
(c)参照)がそれぞれ、図11(a)、(b)、
(c)に示すように変形し、波形成形後のパルスが本来
のパルスの両側にミスカウントの原因となるパルスが生
成されてしまうようになる。
【0086】しかしながら、本実施形態のように、2つ
のコンデンサを切替えて電荷増幅回路を構成することに
より、正しい計測を実現することができるとともに、一
機種で広範囲の条件下で用いることができるので機種数
を低減することができコスト低減を図ることができる。
【0087】CPU30は入力信号処置、演算、表示、
出力信号処理を制御プログラムに従って行い、入力ポー
トI2 に1秒間に入力されるパルス数をf(Hz)とする
と、瞬時流量値を次式(1)にて演算する。 Q=ai ×f+bi …(1) ここでai ,bi は流量計の口径、材質などの条件によ
る固有の定数である。
【0088】また、上記式は必ずしも直線的でなく、特
に任意の口径の流量計の低流量側ではリニアリティが優
れない傾向にある。そこで、一つの口径に対して5区間
に区分けし、このために口径毎、区間毎にai 値及びb
i 値をテーブル化してROM内に格納している。
【0089】上記口径設定スイッチ33aは、上述した
計量部本体1の口径、材質によってai 及びbi が異な
り、また電荷増幅回路31のゲインも異なるため、計測
表示部2において設定するためのものである。また、単
位選択スイッチ33bは、瞬時流量計測時にL/min
とm3 /h表示を選択し、積算流量計測時に1L、0.
01m3 、0.1m3 、1m3 を選択するためのもので
ある。
【0090】リセットスイッチ33dはパワーオンリセ
ットとは別個に設けられたもので、上記スイッチ33a
及び33bを切り替えたときに手動によって初期設定の
ためのリセットができるようにするために設けられてい
る。このリセットスイッチ33dがオン操作されると、
CPU30は、出力ポートO3 に例えばHレベルの信号
を出力してアナログスイッチ43をオンさせてスイッチ
33a及び33bに給電するとともに、各スイッチの状
態に応じて入力ポートI3 及びI4 に印加されるH又は
Lレベルの信号を読み込んで設定状態をRAM30bの
所定のエリアに格納する。
【0091】そして、内容表示部26aにスイッチ33
aで設定された口径を表示し、計測量表示部26bに当
該流量計100の制御システム(ハードウェア及びソフ
トウェア)の型式(バージョン番号)を表示する。より
具体的には、口径15A、バージョンV3.0の場合に
は、図12に示すような表示がなされる。、モード切替
スイッチ27aは、そのオン操作によって3つのモード
の1つを選択し、モード1で瞬時計動作を、モード2で
積算総流量動作を、そしてモード3で積算バッチ動作を
順番に選択する。
【0092】以下、各動作モードの概略を順次説明す
る。瞬時計動作においては、3秒周期のうちの1秒間に
入力ポートI2 に入力されるパルス数を計数する。この
計数したパルス数の逆数はパルス周期となる。
【0093】従って、パルス演算部30-6は、このパル
ス周期に相当する出力パルス信号を生成し、パルス出力
部35に3秒間(=次の計数が終了するまで)出力パル
ス信号を出力する。より具体的には、計数したパルス数
が40[パルス/sec]である場合、パルス周期t
は、 t=1000[msec]/40[パルス] =25[ms] であり、出力パルス信号として、25[ms]毎に一の
パルスを生成することとなる。
【0094】そして3秒周期の残りの時間で、入力され
たパルス数の2回の移動平均、瞬時流量値の演算、補正
演算、積算値の加算、L/minからm3 /hへ、Lか
らm 3 への単位変換、表示器26への表示及び出力ポー
トO2 への出力を行う。なお、パルス計数中の1秒間で
も、他の処理が並列して行われるようになっている。
【0095】表示値は、瞬時流量の3桁表示で行われ、
出力ポートO4 への出力はコード化される。このために
パルス計数して計測を開始する期間の直前から計測を終
了するまえでの間だけ出力ポートO1 に、例えばHレベ
ルの信号を出力してアナログスイッチ41をオンさせ、
アナログスイッチ41を介してのセンサ部40への給電
を制御するようになっている。
【0096】上記積算総流量動作においては、図13に
示すように、表示値が瞬時流量を積算した積算総流量の
8桁表示であること以外は、上記瞬時連続動作と同じで
ある。上記積算バッチ動作においては、図14に示すよ
うに、内容表示部26aの最上位桁26a-1にバッチを
意味する「b」をセグメント表示し、表示値が瞬時流量
を一定時間積算した積算バッチ流量の7桁表示であるこ
と以外は、積算総流量動作と同じである。
【0097】積算バッチ動作時にモード切替スイッチ2
7aを一定時間(例えば、6秒)以上押し続けるとメモ
リエリア30b-1に格納されている積算バッチ流量値デ
ータはクリアされる。この場合において、積算総流量値
データはクリアされずに保持されるが、必要に応じて、
さらに一定時間(例えば、10秒)以上モード切替スイ
ッチ27aを押し続けることにより積算総流量値データ
もクリアするように構成することも可能である。
【0098】なお、CPU30は電圧低下を検出する
と、図15に示すように、「BAT」セグメント表示2
6fを点滅させて電池交換を要求するが、このとき現在
の動作モードで動作を継続しながら、停電の監視を開始
する。電圧低下が解消し、電池電圧の復帰を検出する
と、停電の監視を中止する。この点滅は、0.5秒のオ
ン、0.5秒のオフで行われる。
【0099】また、停電を検出すると、「BAT」セグ
メント表示26fと単位セグメント表示26c又は26
dのみを点灯し、他の表示はブランクにし、かつ出力ポ
ートO3 用のラッチ出力を0にして待ち状態になる。な
お、動作モードによっては「ECO」セグメント表示2
6e(図2(a)参照)も点灯することもある。
【0100】電池交換などによって、停電から復帰し電
圧低下も復帰したときには、CPU30はRAM30b
に保存されている内容によって待ち状態に入る直前の動
作モードに自動復帰して動作を再開する。上述の動作を
節電モードで行うために、増幅回路31や波形整形回路
32などのアナログ回路部分への電源供給は、アナログ
スイッチ41の制御によって、上記1秒間の開始、すな
わち、パルス計測期間の0.5秒前から1秒間の終了まで
1.5秒の間だけ行うようにしている。
【0101】そして、流体が流れているときには、4つ
のバーセグメント表示26gを0.5秒オン、1.5秒オフ
させ、左から右へローテーションさせる。流れがないと
きには、バーセグメント表示26gは消灯させる。な
お、CPU30が待ち状態にあっても、停電動作時を除
き必要なときには表示器26のセグメントを点滅させる
ようになっている。
【0102】以上概略説明した動作の詳細を、図16〜
図19に示すCPU30の処理フローチャートを参照し
て以下詳細に説明する。まず、CPU30は電源投入に
よって又はリセットスイッチ33dのオン操作によっ
て、図16のフローチャートに示すリセット動作を開始
し、予め設定された初期処理を行い(ステップS1)、
表示器26の全セグメントを3秒間0.5秒毎に点灯・消
灯を繰り返して点滅させる(ステップS2)。
【0103】この場合の初期処理においては、RAM3
0b内の所定のメモリエリア(図1のメモリエリア30
b-1相当)に積算総流量データ格納領域及び積算バッチ
流量データ格納領域をリセットして、初期化する。次に
出力ポートO3 にHレベルの信号を出力してアナログス
イッチ43をオンさせる(ステップS3)。
【0104】続いて、口径設定スイッチ33aによって
設定されている口径に関する設定データを読み込み、読
み込んだ設定データをRAM30bの所定のエリアに格
納する(ステップS4)。そして、単位選択スイッチ3
3bによって選択された単位に関する選択データを読み
込み、選択データをRAM30bの所定のエリアに格納
する(ステップS5)。
【0105】次に内容表示部26aにスイッチ33aで
設定された口径を表示し、計測量表示部26bにソフト
ウェアのバージョン番号を表示し(ステップS6)、出
力ポートO3 にLレベルの信号を出力してアナログスイ
ッチ43をオフさせる(ステップS7)。
【0106】アナログスイッチ43をオフさせた後、C
PU30は、後述する流量計処理を行う(ステップS
8)。次に図17のフローチャートを参照して、上記流
量計処理(ステップS8)について説明する。
【0107】まず、CPU30は、モード1の瞬時計動
作を行い(ステップS8a)、瞬時計動作を継続するか
否かをモード切替があるか否かによって判別する(ステ
ップS8b)。ステップS8bの判別において、瞬時計
動作を継続する場合には(ステップS8b;Yes)、
処理を再びステップS8aに移行し、同様の処理を繰り
返す。
【0108】ステップS8bの判別において、瞬時計動
作を継続しない場合には(ステップS8b;No)、C
PU30は、モード2の積算総流量動作を行う(ステッ
プS8c)。次にCPU30は、積算総流量動作を継続
するか否かをモード切替があるか否かによって判別する
(ステップS8d)。
【0109】ステップS8dの判別において、積算総流
量動作を継続する場合には(ステップS8d;Ye
s)、処理を再びステップS8cに移行し、同様の処理
を繰り返す。ステップS8dの判別において、積算総流
量動作を継続しない場合には(ステップS8d;N
o)、CPU30は、モード3の積算バッチ動作を行う
(ステップS8e)。
【0110】次にCPU30は、積算バッチ動作を継続
するか否かをモード切替スイッチが第1の所定時間(図
中、3秒)以上押されたか否か(操作されたか否か)に
よって判別する(ステップS8f)。ステップS8fの
判別において、モード切替スイッチが押された時間が第
1の所定時間(図中、3秒)未満である場合には(ステ
ップS8f;No)、処理を再びステップS8aに移行
し、以下同様の処理を行う。
【0111】ステップS8fの判別において、モード切
替スイッチが押された時間が第1の所定時間(=図中、
3秒)以上である場合には(ステップS8f;Ye
s)、バッチ流量値データをクリアするか否かをモード
切替スイッチが押された時間が第2の所定時間(図中、
6秒)以上であるか否かによって判別する(ステップS
7g)。
【0112】ステップS8gの判別において、モード切
替スイッチが押された時間が第2の所定時間(図中、6
秒)未満である場合(ステップS8g;No)、すなわ
ち、モード切替スイッチが押された時間が第1の所定時
間以上第2の所定時間未満である場合には、処理をステ
ップS8eに移行し、以下、同様の処理を行う。
【0113】ステップS8gの判別において、モード切
替スイッチが押された時間が第2の所定時間(=図中、
6秒)以上である場合には(ステップS8g;Ye
s)、メモリエリア内のバッチ流量データをクリアし
(ステップS8h)、処理をステップS8eに移行し、
以下、同様の処理を繰り返す。
【0114】図18に流量計測処理のメインルーチンの
処理フローチャートを示す。CPU30は、まず、電池
電圧検出部30-7により検出した電池電圧に基づいて、
電池電圧が低下したか否かを判別する(ステップS1
0)。ステップS10の判別において、電池電圧が低下
している場合には(ステップS10;Yes)、出力ポ
ートO6 を“H”レベルとし(ステップS11)、電池
交換要求信号として、FETトランジスタ36を介して
第1検出端子T3 及び第2検出端子T4に接続された離
れた配置された図示しない外部の制御装置にその旨を通
知し、処理をステップS13に移行する。
【0115】ステップS10の判別において、電池電圧
が低下していない場合には(ステップS10;No)、
出力ポートO6を“L”レベルとする(ステップS1
2)。次に、CPU30は、現在のタイミングが計測周
期の周期開始点であるか否かを判別する(ステップS1
3)。
【0116】この計測周期は、例えば3秒であり、ステ
ップS13の判別において、計測周期の周期開始点であ
る場合には(ステップS13;Yes)、入力ポートI
2 に入力されるパルスを計数する(ステップS14)。
次に、周期開始点から1秒が経過したか否かを判別する
(ステップS15)。
【0117】ステップS15の判別において、周期開始
点から1秒が経過していない場合(ステップS15;N
o)には、再びステップS14に戻り、入力パルス数の
計数を継続する。ステップS15の判別において、周期
開始点から1秒が経過した場合には(ステップS15;
Yes)、出力ポートO1 をHからLレベルにしてアナ
ログスイッチ41をオフさせてセンサ部40への給電を
停止させる(ステップS16)。
【0118】次にCPU30は、ステップS14におい
て計数した入力パルス数に基づいて流量を上記式(1)
に基づいて演算する(ステップS17)。続いて、CP
U30は、得られた流量に基づいて、今回の計測で流体
の流れがあったか否かを判別する(ステップS18)。
【0119】そして、ステップS18の判別において、
流体の流れがなかった場合には(ステップS18;N
o)、バーセグメント表示を消灯し(ステップS2
8)、今回の瞬時表示値を0として(ステップS2
9)、処理をステップS30に移行する。
【0120】ステップS18の判別において、流体の流
れがあった場合には(ステップS18;Yes)、RA
M30a内の所定の積算総流量値エリアに記憶されてい
る前回の計測までの積算総流量値に今回の計測における
流量値を加算する(ステップS19)。
【0121】続いて、CPU30は、RAM30a内の
積算バッチ流量値エリアに記憶されている前回の計測ま
での積算バッチ流量値に今回のバッチ流量値を加算する
(ステップS20)。その後、CPU30は、表示器2
6のバーセグメント表示26gを点滅させながらローテ
ーションさせ、流れがあることを表示する(ステップS
21)。
【0122】そして、CPU30は、得られた流体の流
量が設定値(例えば、定格流量の50%)以上であるか
否かを判別する(ステップS22)。ステップS22の
判別において、得られた流体の流量が設定値未満である
場合には(ステップS22;No)、アナログスイッチ
42をオフしてセンサ部40のゲインを上げる(ステッ
プS23)。
【0123】ステップS22の判別において、得られた
流体の流量が設定値以上である場合には(ステップS2
2;Yes)、アナログスイッチ42をオンしてセンサ
部40のゲインを下げる(ステップS24)。続いて、
CPU30は、前回の計測において得られた流量に基づ
いて、前回の計測において流体の流れがあったか否かを
判別する(ステップS25)。
【0124】ステップS25の判別において、前回の計
測において流体の流れがあった場合には(ステップS2
5;Yes)、前回と今回のパルス計数値を移動平均し
て瞬時表示値とし(ステップS26)、処理をステップ
S30に移行する。ステップS25の判別において、前
回の計測において流体の流れがなかった場合には(ステ
ップS25;No)、今回のパルス計数値(瞬時値)を
瞬時表示値とする(ステップS27)。
【0125】次にCPU30は、表示器26に対して瞬
時流量値又は積算流量値を出力し、瞬時流量値又は積算
流量値を表示する(ステップS30)。次に出力ポート
O5 に対して瞬時流量値又は積算流量値を出力し(ステ
ップS31)、パルス計測の0.5秒前であるか否かを
周期タイマの計時時間によって判別する(ステップS3
2)。
【0126】ステップS32の判別において、パルス計
測の0.5秒前以前である場合には(ステップS32;
No)、待機状態となり、ステップS32の判別を繰り
返す。ステップS32の判別において、パルス計測の
0.5秒前になると(ステップS32;Yes)、出力
ポートO1を“L”レベルから“H”レベルに遷移し
て、アナログスイッチ41をオンさせ(ステップS3
3)、センサ部40への給電を行ってから上記ステップ
S10に移行する。
【0127】図18のメインルーチンの実行中にモード
切替スイッチ27aが操作され、入力ポートI1 がHか
らLレベルに立ち下がると、これに応じてモード切替割
込ルーチンの実行が開始される。図19にモード切替割
込ルーチンの処理フローチャートを示す。
【0128】まず、CPU30は、現在モードを表示器
26の小さい数字表示部26aの最上位桁に点滅表示さ
せ(ステップS41)、アナログスイッチ43をオンさ
せる(ステップS42)。次にCPU30は、モード切
替スイッチ27aの操作が終了し入力ポートI1が
“H”レベルになったか否かを判別する(ステップS4
3)。
【0129】ステップS43の判別において、モード切
替スイッチ27a操作が終了し入力ポートI1が“H”
レベルである場合には(ステップS43;Yes)、1
回目のモード切替スイッチ27aの操作から3秒経過し
たか否かを判別する(ステップS44)。
【0130】ステップS44の判別において、1回目の
モード切替スイッチ27aの操作から3秒が経過した場
合には(ステップS44;Yes)、アナログスイッチ
43をオフさせ(ステップS49)、処理をメインルー
チン(図18参照)に移行する。
【0131】ステップS44の判別において、1回目の
モード切替スイッチ27aの操作から3秒が経過してい
ない場合には、2回目のモード切替スイッチ27aの操
作が有ったか否かを判別する(ステップS45)。ステ
ップS45の判別において、2回目のモード切替スイッ
チ27aの操作が無かった場合には(ステップS45;
No)、処理を再びステップS43に移行し、以下、同
様の処理を繰り返す。
【0132】ステップS45の判別において、2回目の
モード切替スイッチ27aの操作が有った場合には(ス
テップS45;Yes)、アナログスイッチ43をオフ
にし(ステップS46)、現在のモードを一つ次のモー
ドとする(ステップS47)。 より具体的には、動作
モード1(瞬時計動作)→動作モード2(積算総流量動
作)→動作モード3(積算バッチ流量動作)→動作モー
ド1(瞬時計動作)→……のようにサイクリックに動作
モードを移行する。
【0133】そして移行先の動作モードについてのデー
タを表示装置26に表示し(ステップS48)、処理を
再びステップS44に移行して以下同様の処理を繰り返
す。ステップS43の判別において、モード切替スイッ
チ27aの操作が継続しており、入力ポートI1が
“L”レベルである場合には(ステップS43;N
o)、入力ポートI1における“L”レベルが6秒以上
継続しているか否かを判別する(ステップS50)。
【0134】ステップS50の判別において、“L”レ
ベル状態の継続が6秒未満である場合には(ステップS
50;No)処理を再びステップS44に移行し、以下
同様の処理を繰り返す。ステップS50の判別におい
て、“L”レベル状態が6秒以上継続した場合には、現
在の動作モードがモード1(瞬時計動作)であるか否か
を判別し(ステップS51)、現在の動作モードがモー
ド1である場合(ステップS51;Yes)には処理を
メインルーチン(図18参照)に移行する。
【0135】ステップS51の判別において、現在の動
作モードがモード1(瞬時計動作)ではない場合には
(ステップS51;No)、現在の動作モードがモード
2(積算総流量動作)であるか否かを判別し(ステップ
S52)、現在の動作モードがモード2である場合(ス
テップS52;Yes)には処理をメインルーチン(図
18参照)に移行する。
【0136】ステップS52の判別において、現在の動
作モードがモード2では無い場合(ステップS52;N
o)、すなわち、現在の動作モードがモード3(積算バ
ッチ流量動作)である場合には、RAM30b内の所定
のメモリエリア(図1のメモリエリア30b-1相当)に
記憶されている積算バッチ流量データをクリア(リセッ
ト)し(ステップS53)、アナログスイッチ43をオ
フにして(ステップS54)、処理をメインルーチン
(図18参照)に移行する。
【0137】以上の説明のように、モード切替割込ルー
チンにおいては、モード切替スイッチ27aを押圧し、
手を離してから、3秒以内に再びモード切替スイッチ2
7aを押圧することにより、動作モードを切り換えるこ
とができる。また、モード切替スイッチ27aを押圧し
たまま、6秒以上経過させることによりRAM内の積算
バッチ流量データをリセットすることが可能となる。
【0138】なお、変形例としては、現在の動作モード
がモード2(積算総流量動作)である場合に、同様にモ
ード切替スイッチ27aを押圧したまま、6秒以上経過
させることによりRAM内の積算総流量データをリセッ
トするように構成したり、さらに長時間(例えば、15
秒)以上モード切替スイッチ27aを押圧し続けること
により、積算バッチ流量データ及び積算総流量データの
双方あるいは積算総流量データのみをリセットするよう
に構成することも可能である。
【0139】以上の実施形態の説明から明らかなよう
に、CPU30は、センサ部40が発生する流体の流量
に応じた信号により瞬時流量を計測する瞬時流量計測部
30-1、瞬時流量計測部によって計測した瞬時流量を加
算して積算流量を計測する積算流量計測部30-2、各種
表示制御を行う表示制御部30-4及び瞬時流量に応じた
パルス数を有する流量パルス信号を生成する出力パルス
演算部30-6として機能している。
【0140】また、CPU30は、リセットスイッチ3
3dと協働してRAM30b内の所定のメモりエリア
(図1のメモリエリア30b-1相当)に格納されている
積算総流量データ又は積算バッチ流量データをリセット
するリセット部30-5としても機能している。
【0141】以上の説明においては、計測装置として流
量計を説明したが、他の電池駆動式計測装置であって
も、同様の構成を採ることにより計測データをFETト
ランジスタを介して離れた場所に伝達することが可能で
ある。
【0142】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、電圧検出
手段は、電池の電圧を検出して電圧検出信号を電圧判別
手段に出力し、電圧判別手段は、電圧検出信号に基づい
て、電池の電圧が所定の基準電圧以下になった場合に、
電圧低下検出制御信号を端子接続手段に出力し、端子接
続手段は、第1検出端子及び第2検出端子に外部の電圧
低下検出用電源が接続され、電圧低下検出制御信号に応
じて第1検出端子と第2検出端子との間の電気的な接続
/非接続を制御するので、第1検出端子と第2検出端子
とは、電圧低下検出制御信号に応じて導通状態/非導通
状態となり、電圧低下検出電源側で第1検出端子−第2
検出端子間の電流あるいは電圧を検出することにより、
電池の電圧を把握することが可能となる。この場合にお
いて、離れた場所で電池の電圧状態を検出するための電
源供給は、電圧低下検出電源側より行われるので、電源
である電池の電力消費を抑制しつつ、離れた場所に電圧
情報を送出することができる。
【0143】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の作用に加えて、端子接続手段のFETトラン
ジスタは、ゲート端子に入力される電圧低下検出制御信
号(の電圧)に応じて第1検出端子と第2検出端子との
間を導通/非導通状態とすることにより、第1検出端子
と第2検出端子との間の電気的な接続/非接続を制御す
ることとなるので、電圧低下検出制御信号として電圧が
印加されるだけであるので、電流が流れることはないの
で、電源である電池の電力を消費せずに、離れた場所に
電圧情報を送出することが可能となる。
【0144】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は請求項2に記載の発明の作用に加えて、表示制御手段
は、電池の電圧が基準電圧以下になった場合に、その旨
を表示手段に表示するので、離れた場所及び設置現場に
おいて容易に電池の交換時期を把握することができる。
【0145】請求項4記載の発明によれば、流量検出手
段は、流体の流量を検出して流量検出信号をパルス信号
生成手段に出力し、パルス信号生成手段は、流量検出信
号に基づいて、流量に対応するパルス数を有する流量パ
ルス信号を端子接続手段に出力し、端子接続手段は、第
1検出端子及び第2検出端子に外部の流量検出用電源が
接続され、流量パルス信号に応じて、第1検出端子と第
2検出端子との間の電気的な接続/非接続を制御するの
で、第1検出端子と第2検出端子とは、流量パルス信号
に応じて導通状態/非導通状態となり、流量検出電源側
で第1検出端子−第2検出端子間の電流あるいは電圧を
検出することにより、流体の流量を把握することが可能
となる。この場合において、離れた場所で流量を検出す
るための電源供給は、流量検出電源側より行われるの
で、電源である電池の電力消費を抑制しつつ、離れた場
所に流量情報を送出することができる。
【0146】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の発明の作用に加えて、端子接続手段のFETトラン
ジスタは、ゲート端子に入力される流量パルス信号(の
電圧)に応じて第1検出端子と第2検出端子との間を導
通/非導通状態とすることにより、第1検出端子と第2
検出端子との間の電気的な接続/非接続を制御すること
となるので、流量パルス信号として電圧が印加されるだ
けであり、電流が流れることはないので、電源である電
池の電力を消費せずに、離れた場所に流量情報を送出す
ることが可能となる。
【0147】請求項6記載の発明によれば、口径表示制
御手段は、外部からの指示に基づいて、測定対象流体の
流路の口径を表示手段に表示し、型式表示制御手段は、
外部からの指示に基づいて、当該流量計の処理回路の型
式を表示手段に表示するので、容易に口径と型式とを確
認することが可能となり、設定確認のための手間を削減
することが可能となる。さらにユーザに対する対応を迅
速に行うことが可能となる。
【0148】請求項7記載の発明によれば、測定対象流
体の流量を検出する流量計において、 瞬時流量算出手
段は、流体の流量を検出して瞬時流量を算出し、瞬時流
量データを積算バッチ流量算出手段及び表示手段に出力
し、積算バッチ流量算出手段は、瞬時流量データに基づ
いて、所定時間の間の瞬時流量を積算し、積算バッチ流
量データを記憶手段及び表示手段に出力し、記憶手段
は、積算バッチ流量データを記憶する。
【0149】これらと並行して、指示手段は、動作モー
ドを指示し、表示制御手段は、指示手段が第1の所定時
間以上連続して操作された場合に、表示手段に表示すべ
きデータを切り換えるために表示制御信号を表示手段に
出力する。表示手段は、表示制御信号に基づいて、瞬時
流量データあるいは積算バッチ流量データのいずれかを
表示し、リセット手段は、指示手段が第1の所定時間よ
り長い第2の所定時間以上連続して操作された場合に記
憶手段に記憶された積算バッチ流量データをリセットす
るので、一の指示手段を用いて表示切替及び積算バッチ
流量データのリセットを行うことができ、構成を簡略化
してコストを低減することが可能となる。
【0150】請求項8記載の発明によれば、請求項7記
載の発明の作用に加えて、電源投入検出手段は、電源が
投入されたことを検出して電源投入検出信号を電源投入
時リセット手段に出力し、電源投入時リセット手段は、
電源投入検出信号に基づいて、記憶手段に記憶された積
算バッチ流量データをリセットするので、いちいちリセ
ット動作を手動で行うことなく積算バッチ流量データの
リセット動作を行わせることができ、正確な積算バッチ
流量計測動作を行わせることが可能となる。
【0151】請求項9記載の発明によれば、瞬時流量算
出手段は、流体の流量を検出して瞬時流量を算出し、瞬
時流量データを積算総流量算出手段及び表示手段に出力
する。積算総流量算出手段は、瞬時流量データに基づい
て瞬時流量を積算し、積算総流量データを記憶手段及び
表示手段に出力し、記憶手段は、積算総流量データを記
憶する。
【0152】これらと並行して、指示手段は、動作モー
ドを指示し、表示制御手段は、指示手段が第1の所定時
間以上連続して操作された場合に、表示手段に表示すべ
きデータを切り換えるために表示制御信号を表示手段に
出力し、表示手段は、表示制御信号に基づいて、瞬時流
量データあるいは積算総流量データのいずれかを表示
し、リセット手段は、指示手段が第1の所定時間より長
い第2の所定時間以上連続して操作された場合に記憶手
段に記憶された積算総流量データをリセットするので、
一の指示手段を用いて表示切替及び積算総流用データの
リセットを行うことができ、構成を簡略化してコストを
低減することが可能となる。
【0153】請求項10記載の発明によれば、請求項9
記載の発明の作用に加えて、電源投入検出手段は、電源
が投入されたことを検出して電源投入検出信号を電源投
入時リセット手段に出力し、電源投入時リセット手段
は、電源投入検出信号に基づいて、記憶手段に記憶され
た積算総流量データをリセットするので、いちいちリセ
ット動作を手動で行うことなく、積算総流量データのリ
セット動作を行わせることができ、正確な積算総流量計
測動作を行わせることができる。
【0154】請求項11記載の発明によれば、電圧検出
工程は、電池の電圧を検出し、電圧判別工程は、検出し
た電池の電圧が所定の基準電圧以下になったか否かを判
別し、端子接続制御工程は、電圧判別工程における判別
による電池の電圧と所定の基準電圧との電圧関係に応じ
て第1検出端子と第2検出端子との間の電気的な接続/
非接続を制御するので、第1検出端子と第2検出端子と
は、電池の電圧と所定の基準電圧との電圧関係に応じて
導通状態/非導通状態となり、第1検出端子−第2検出
端子間の電流あるいは電圧を検出することにより、電池
の電圧を把握することが可能となる。この場合におい
て、離れた場所で電池の電圧状態を検出するための電源
供給は、電圧低下検出電源側より行われるので、電源で
ある電池の電力消費を抑制しつつ、離れた場所に電圧情
報を送出することができる。離れた場所で、容易に電池
の電圧を把握することが可能となる。
【0155】請求項12記載の発明によれば、請求項1
1記載の発明の作用に加えて、表示工程は、電池の電圧
が基準電圧以下になった場合に、その旨を表示するの
で、離れた場所及び設置現場において容易に電池の交換
時期を把握することができる。請求項13記載の発明に
よれば、流量検出工程は、流体の流量を検出し、パルス
信号生成工程は、検出した流体の流量に対応するパルス
数を有する流量パルスを発生し、端子接続制御工程は、
パルス信号生成工程における流量パルスの有無に応じ
て、第1検出端子と第2検出端子との間の電気的な接続
/非接続を制御するので、第1検出端子と第2検出端子
とは、流量パルスの有無に応じて導通状態/非導通状態
となり、第1検出端子−第2検出端子間の電流あるいは
電圧を検出することにより、流体の流量を把握すること
が可能となる。この場合において、離れた場所で流量を
検出するための電源供給は、流量検出電源側より行われ
るので、電源である電池の電力消費を抑制しつつ、離れ
た場所に流量情報を送出することができる。
【0156】請求項14記載の発明によれば、口径表示
制御工程は、外部からの指示に基づいて、測定対象流体
の流路の口径を表示し、型式表示制御工程は、外部から
の指示に基づいて、当該流量計の処理回路の型式を表示
するので、容易に口径と型式とを確認することが可能と
なり、設定確認のための手間を削減することが可能とな
る。請求項15記載の発明によれば、瞬時流量算出工程
は、流体の流量を検出して瞬時流量を算出し、積算バッ
チ流量算出工程は、算出した瞬時流量に基づいて、所定
時間の間の瞬時流量を積算し積算バッチ流量を算出し、
指示工程は、動作モードを指示し、表示制御工程は、指
示工程において、第1の所定時間以上連続して指示が与
えられた場合に、表示装置に瞬時流量あるいは積算バッ
チ流量の何れを表示すべきかを制御し、リセット工程
は、指示工程において第1の所定時間より長い第2の所
定時間以上連続して指示が与えられた場合に積算バッチ
流量算出工程における瞬時流量の積算動作をリセットす
るので、一の指示工程により表示切替及び積算総流用デ
ータのリセットを行うことができ、操作を簡略化して操
作性を向上させることが可能となる。
【0157】請求項16記載の発明によれば、瞬時流量
算出工程は、流体の流量を検出して瞬時流量を算出し、
積算総流量算出工程は、算出した瞬時流量を積算し、積
算総流量を算出し、指示工程は、動作モードを指示し、
表示制御工程は、指示工程において第1の所定時間以上
連続して指示が与えられた場合に、表示装置に瞬時流量
あるいは積算総流量の何れを表示すべきかを制御し、リ
セット工程は、指示工程において第1の所定時間より長
い第2の所定時間以上連続して指示が与えられた場合に
積算総流量算出工程における瞬時流量の積算動作をリセ
ットするので、一の指示工程により表示切替及び積算総
流用データのリセットを行うことができ、操作を簡略化
して操作性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による流量計の概要構成を示すブロック
図である。
【図2】本発明による流量計の一実施形態を示す構造図
であり、(a)は上面図、(b)は断面図、(c)は一
部破断側面図である。
【図3】図2中の流量計の動作原理説明図(1)であ
る。
【図4】図2中の流量計の動作原理説明図(2)であ
る。
【図5】図2中の流量計のより具体的な構成を示すブロ
ック図である。
【図6】図5中の電荷増幅回路の具体例を示す回路図で
ある。
【図7】図6の電荷増幅回路の動作説明図である。
【図8】図6中の一部分の具体例を示す回路図である。
【図9】図8の動作説明図である。
【図10】図8中の回路の一の動作状態における各部の
波形を示す波形図である。
【図11】図8中の回路の他の動作状態における各部の
波形を示す波形図である。
【図12】表示装置における表示状態説明図(1)であ
る。
【図13】表示装置における表示状態説明図(2)であ
る。
【図14】表示装置における表示状態説明図(3)であ
る。
【図15】表示装置における表示状態説明図(4)であ
る。
【図16】図5中のCPUの処理動作を示すフローチャ
ートである。
【図17】図10中の1ステップの詳細を示すフローチ
ャートである。
【図18】図5中のCPUの処理動作のメインルーチン
を示すフローチャートである。
【図19】図5中のCPUの処理動作の割込ルーチンを
示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 流量計 25 電池 26 表示装置 26a 内容表示部 26b 計測量表示部 27a 操作部(モード切替スイッチ) 30-1 瞬時流量計測部(CPU) 30-2 積算流量計測部(CPU) 30-3、33a 口径設定スイッチ 30-4 表示制御部(CPU) 30-5 リセット部 30-7 電池電圧検出部 30b RAM 30b-1 メモリエリア 32 波形整形回路 33b 単位選択スイッチ 35 パルス出力部 36 電池変換要求信号生成部 40 センサ部 41〜43 アナログスイッチ I1〜I6 入力ポート O1〜O6 出力ポート

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源として電池を内蔵する計測装置にお
    いて、 前記電池の電圧を検出して電圧検出信号を出力する電圧
    検出手段と、 前記電圧検出信号に基づいて、前記電池の電圧が所定の
    基準電圧以下になった場合に、電圧低下検出制御信号を
    出力する電圧判別手段と、 第1検出端子及び第2検出端子に外部の電圧低下検出用
    電源が接続され、前記電圧低下検出制御信号に応じて前
    記第1検出端子と前記第2検出端子との間の電気的な接
    続/非接続を制御する端子接続手段と、 を備えたことを特徴とする計測装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の計測装置において、 前記端子接続手段は、前記電圧低下検出制御信号がゲー
    ト端子に入力され、前記第1検出端子及び前記第2検出
    端子のうち、いずれか一方の検出端子にソース端子が接
    続され、他方の検出端子にドレイン端子が接続されたF
    ETトランジスタを備えたことを特徴とする計測装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の計測装置
    において、 各種データを表示する表示手段と、 前記電池の電圧が前記基準電圧以下になった場合に、そ
    の旨を前記表示手段に表示する表示制御手段と、 を備えたことを特徴とする計測装置。
  4. 【請求項4】 電源として電池を内蔵し、測定対象の流
    体の流量を検出する流量計において、 前記流体の流量を検出して流量検出信号を出力する流量
    検出手段と、 前記流量検出信号に基づいて、前記流量に対応するパル
    ス数を有する流量パルス信号を出力するパルス信号生成
    手段と、 第1検出端子及び第2検出端子に外部の流量検出用電源
    が接続され、前記流量パルス信号に応じて、前記第1検
    出端子と前記第2検出端子との間の電気的な接続/非接
    続を制御する端子接続手段と、 を備えたことを特徴とする流量計。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の流量計において、 前記端子接続手段は、前記流量パルス信号がゲート端子
    に入力され、前記第1検出端子及び前記第2検出端子の
    うち、いずれか一方の検出端子にソース端子が接続さ
    れ、他方の検出端子にドレイン端子が接続されたFET
    トランジスタを備えたことを特徴とする流量計。
  6. 【請求項6】 測定対象流体の流量を検出する流量計に
    おいて、 各種データを表示する表示手段と、 外部からの指示に基づいて、前記測定対象流体の流路の
    口径を前記表示手段に表示する口径表示制御手段と、 外部からの指示に基づいて、当該流量計の処理回路の型
    式を前記表示手段に表示する型式表示制御手段と、 を備えたことを特徴とする流量計。
  7. 【請求項7】 測定対象流体の流量を検出する流量計に
    おいて、 前記流体の流量を検出して瞬時流量を算出し、瞬時流量
    データを出力する瞬時流量算出手段と、 前記瞬時流量データに基づいて、所定時間の間の前記瞬
    時流量を積算し、積算バッチ流量データを出力する積算
    バッチ流量算出手段と、 前記積算バッチ流量データを記憶する記憶手段と、 表示制御信号に基づいて、前記瞬時流量データあるいは
    前記積算バッチ流量データのいずれかを表示する表示手
    段と、 動作モードを指示するための指示手段と、 前記指示手段が第1の所定時間以上連続して操作された
    場合に、前記表示手段に表示すべきデータを切り換える
    ために前記表示制御信号を出力する表示制御手段と、 前記指示手段が前記第1の所定時間より長い第2の所定
    時間以上連続して操作された場合に前記記憶手段に記憶
    された前記積算バッチ流量データをリセットするリセッ
    ト手段と、 を備えたことを特徴とする流量計。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の流量計において、 電源が投入されたことを検出して電源投入検出信号を出
    力する電源投入検出手段と、 前記電源投入検出信号に基づいて、前記記憶手段に記憶
    された前記積算バッチ流量データをリセットする電源投
    入時リセット手段と、 を備えたことを特徴とする流量計。
  9. 【請求項9】 測定対象流体の流量を検出する流量計に
    おいて、 前記流体の流量を検出して瞬時流量を算出し、瞬時流量
    データを出力する瞬時流量算出手段と、 前記瞬時流量データに基づいて前記瞬時流量を積算し、
    積算総流量データを出力する積算総流量算出手段と、 前記積算総流量データを記憶する記憶手段と、 表示制御信号に基づいて、前記瞬時流量データあるいは
    前記積算総流量データのいずれかを表示する表示手段
    と、 動作モードを指示するための指示手段と、 前記指示手段が第1の所定時間以上連続して操作された
    場合に、前記表示手段に表示すべきデータを切り換える
    ために前記表示制御信号を出力する表示制御手段と、 前記指示手段が前記第1の所定時間より長い第2の所定
    時間以上連続して操作された場合に前記記憶手段に記憶
    された前記積算総流量データをリセットするリセット手
    段と、 を備えたことを特徴とする流量計。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の流量計において、 電源が投入されたことを検出して電源投入検出信号を出
    力する電源投入検出手段と、 前記電源投入検出信号に基づいて、前記記憶手段に記憶
    された前記積算総流量データをリセットする電源投入時
    リセット手段と、 を備えたことを特徴とする流量計。
  11. 【請求項11】 第1検出端子及び第2検出端子に外部
    の電圧低下検出用電源が接続されるとともに、電源とし
    て電池を内蔵する計測装置の制御方法において、 前記電池の電圧を検出する電圧検出工程と、 前記検出した前記電池の電圧が所定の基準電圧以下にな
    ったか否かを判別する電圧判別工程と、 前記判別による前記電池の電圧と所定の基準電圧との電
    圧関係に応じて前記第1検出端子と前記第2検出端子と
    の間の電気的な接続/非接続を制御する端子接続制御工
    程と、 を備えたことを特徴とする計測装置の制御方法。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の計測装置の制御方法
    において、 前記電池の電圧が前記基準電圧以下になった場合に、そ
    の旨を表示する表示工程を備えたことを特徴とする計測
    装置の制御方法。
  13. 【請求項13】 第1検出端子及び第2検出端子に外部
    の流量検出用電源が接続されるとともに電源として電池
    を内蔵し、測定対象の流体の流量を検出する流量計の制
    御方法において、 前記流体の流量を検出する流量検出工程と、 前記検出した前記流体の流量に対応するパルス数を有す
    る流量パルスを発生するパルス信号生成工程と、 前記流量パルスの有無に応じて、前記第1検出端子と前
    記第2検出端子との間の電気的な接続/非接続を制御す
    る端子接続制御工程と、 を備えたことを特徴とする流量計の制御方法。
  14. 【請求項14】 測定対象流体の流量を検出する流量計
    の制御方法において、 外部からの指示に基づいて、前記測定対象流体の流路の
    流路の口径を表示する口径表示制御工程と、 外部からの指示に基づいて、当該流量計の処理回路の型
    式を表示する型式表示制御工程と、 を備えたことを特徴とする流量計の制御方法。
  15. 【請求項15】 各種情報を表示する表示装置を有する
    とともに、測定対象流体の流量を検出する流量計の制御
    方法において、 前記流体の流量を検出して瞬時流量を算出する瞬時流量
    算出工程と、 算出した前記瞬時流量に基づいて、所定時間の間の前記
    瞬時流量を積算し積算バッチ流量を算出する積算バッチ
    流量算出工程と、 動作モードを指示するための指示工程と、 前記指示工程において、第1の所定時間以上連続して前
    記指示が与えられた場合に、前記表示装置に瞬時流量あ
    るいは前記積算バッチ流量の何れを表示すべきかを制御
    する表示制御工程と、 前記指示工程において前記第1の所定時間より長い第2
    の所定時間以上連続して前記指示が与えられた場合に前
    記積算バッチ流量算出工程における前記瞬時流量の積算
    動作をリセットするリセット工程と、 を備えたことを特徴とする流量計の制御方法。
  16. 【請求項16】 各種情報を表示する表示装置を有する
    とともに、測定対象流体の流量を検出する流量計の制御
    方法において、 前記流体の流量を検出して瞬時流量を算出する瞬時流量
    算出工程と、 前記算出した前記瞬時流量を積算し、積算総流量を算出
    する積算総流量算出工程と、 動作モードを指示するための指示工程と、 前記指示工程において第1の所定時間以上連続して前記
    指示が与えられた場合に、前記表示装置に前記瞬時流量
    あるいは前記積算総流量の何れを表示すべきかを制御す
    る表示制御工程と、 前記指示工程において前記第1の所定時間より長い第2
    の所定時間以上連続して前記指示が与えられた場合に前
    記積算総流量算出工程における前記瞬時流量の積算動作
    をリセットするリセット工程と、 を備えたことを特徴とする流量計の制御方法。
JP8276458A 1996-10-18 1996-10-18 計測装置及び流量計並びにそれらの制御方法 Pending JPH10124788A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8276458A JPH10124788A (ja) 1996-10-18 1996-10-18 計測装置及び流量計並びにそれらの制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8276458A JPH10124788A (ja) 1996-10-18 1996-10-18 計測装置及び流量計並びにそれらの制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10124788A true JPH10124788A (ja) 1998-05-15

Family

ID=17569729

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8276458A Pending JPH10124788A (ja) 1996-10-18 1996-10-18 計測装置及び流量計並びにそれらの制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10124788A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007235839A (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 Mitsubishi Electric Corp 無線通信型検出器端末
JP2010107441A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Yamatake Corp 充填装置用電磁流量計

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007235839A (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 Mitsubishi Electric Corp 無線通信型検出器端末
JP4726655B2 (ja) * 2006-03-03 2011-07-20 三菱電機株式会社 無線通信型検出器端末
JP2010107441A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Yamatake Corp 充填装置用電磁流量計

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0679058B2 (ja) バッテリーシステム
JP4836115B2 (ja) ガス計量システム
KR200459073Y1 (ko) 콘센트 장치
US20230040685A1 (en) Handheld tattoo device with integrated battery power source, control circuitry, and user interface with touch sensor
JPH10124788A (ja) 計測装置及び流量計並びにそれらの制御方法
KR20090120099A (ko) 계량기 자동 검침 시스템
TWI448692B (zh) 電力資訊顯示介面、顯示方法與其裝置
JP3615921B2 (ja) 流量計
JP3167552B2 (ja) 流量計
CN216428441U (zh) 一种带皂液感应的免接触式多功能龙头
JP3645691B2 (ja) 積算バッチ流量計及びその制御方法
JP3792878B2 (ja) 2線式計測量伝送器及び2線式流量伝送器
JP3387673B2 (ja) 温度表示付流量計
CN104655353A (zh) 一种微功耗数字压力表及压力测量方法
JP3481715B2 (ja) カルマン渦式流量計
JP3494743B2 (ja) 流量計
KR100445975B1 (ko) 계량기의 원격 검침 장치
CN213658073U (zh) 一种管桩泵送生产线称重传感器实时检测装置
JP2001013178A (ja) 電力モニタ
JP3633905B2 (ja) リモコン装置
KR100351190B1 (ko) 가스 원격 검침시스템
CN219274749U (zh) 一种可控硅继电器二合一点焊机
CN212539282U (zh) 一种可监测水质的水表
KR100311742B1 (ko) 계량기 자동 검침 장치
JP4663584B2 (ja) ブレーカ余裕度測定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060117

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060606