JPH1012469A - 相互誘導式コネクタ - Google Patents

相互誘導式コネクタ

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Publication number
JPH1012469A
JPH1012469A JP8175570A JP17557096A JPH1012469A JP H1012469 A JPH1012469 A JP H1012469A JP 8175570 A JP8175570 A JP 8175570A JP 17557096 A JP17557096 A JP 17557096A JP H1012469 A JPH1012469 A JP H1012469A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
male
female
connector
coil
mutual induction
Prior art date
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Pending
Application number
JP8175570A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Niitsu
新津俊博
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Molex LLC
Original Assignee
Molex LLC
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Filing date
Publication date
Application filed by Molex LLC filed Critical Molex LLC
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Publication of JPH1012469A publication Critical patent/JPH1012469A/ja
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 電線を配する構成手段に用いられ、電線が露
出しない技術を提供する。 【解決手段】 雄コネクタ10は、雄側保持体11と、
雄側保持体11から突出する状態と成された雄側凸部1
2とを備え、雄側凸部12を取り囲む状態で上記雄側コ
イル14が巻かれていると共に、雌コネクタ20は、雄
側凸部12が挿入される雌側溝部27を有する雌側保持
体27を備え、雌側溝部27を取り囲む状態で雌側コイ
ル24が巻かれており、雄コネクタ10の雄側凸部12
が雌コネクタ20の雌側溝部27に挿入された状態で
は、雄側コイル14と雌側コイル24が近接していると
共に、雄コネクタ10及び雌コネクタ20の一方が他方
に対して回転可能と成され、しかも、雄コネクタ10の
雄側保持体11及び雌コネクタ20の雌側保持体21
は、雄側取り付け相手体及び雌側取り付け相手体にそれ
ぞれ接続され、雄側取り付け相手体及び雌側取り付け相
手体を互いに回転可能に軸支する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は相互誘導式コネクタ
に係り、更に詳しくは、雄コネクタと雌コネクタとを相
互誘導作用により電気的に接続するコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、トイレに設置された大便器
の便座を保温することが行なわれており、その為の手段
として、便座に電気ヒ−タ−が配設されていると共に、
この電気ヒ−タ−に、便座外部の電気供給源に接続され
た電線が接続されているものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術による
と、上記電気ヒ−タ−に接続された電線は、電気供給源
から電気ヒ−タ−に至るまでの間で、その全て或いは一
部が外部に露出された状態にあった。この為、大便器の
清掃の際に上記電線が引っ掛かったり、更に清掃或いは
点検修理といった理由で上記大便器から便座を取り外す
際、その取り外しが面倒になるといった問題があった。
【0004】従って、本発明の目的とする所は、上記電
線を配する構成手段に用いられ、電線が露出しない技術
を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明は次の技術的手段を有する。即ち、実施例に
対応する添付図面中の符号を用いてこれを説明すると、
本発明は雄側コイル14を備える雄コネクタ10と、雌
側コイル24を備える雌コネクタ20とから成り、上記
雄側コイル14と雌側コイル24との近接時、コイル相
互間に相互誘導作用を起こす相互誘導式コネクタ1に於
て、上記雄コネクタ10は、雄側保持体11と、当該雄
側保持体11から突出する状態と成された雄側凸部12
とを備え、上記雄側凸部12を取り囲む状態で上記雄側
コイル14が巻かれていると共に、上記雌コネクタ20
は、上記雄側凸部12が挿入される雌側溝部27を有す
る雌側保持体27を備え、上記雌側溝部27を取り囲む
状態で上記雌側コイル24が巻かれており、上記雄コネ
クタ10の雄側凸部12が上記雌コネクタ20の雌側溝
部27に挿入された状態では、上記雄側コイル14と雌
側コイル24が近接していると共に、上記雄コネクタ1
0及び雌コネクタ20の一方が他方に対して回転可能と
成され、しかも、上記雄コネクタ10の雄側保持体11
及び雌コネクタ20の雌側保持体21は、雄側取り付け
相手体及び雌側取り付け相手体にそれぞれ接続され、上
記雄側取り付け相手体及び雌側取り付け相手体を互いに
回転可能に軸支することを特徴とする相互誘導式コネク
タである。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、発明の実施の形態を実施例
にもとづき図面を参照して説明する。相互誘導式コネク
タ1は、雄コネクタ10と雌コネクタ20とから成る。
図2から図4までを参照して上記雄コネクタ10を説明
すると、上記雄コネクタ10は雄側保持体11を備え、
この雄側保持体11が雄側凸部12としての雄側鉄心1
2を保持している。上記雄側鉄心12は、円柱形状を有
し、上記雄側保持体11から突出している。また、上記
雄側保持体11はプラスチックス製の雄側ボビン13を
保持している。上記雄側ボビン13は環状であり、その
内径面側に雄側コイル14が巻かれている。そして、上
記雄側コイル14を貫通する状態で上記雄側鉄心12が
位置している。上記雄側コイル14には、図中省略され
ているが雄側電線15が接続されている。また、上記雄
コネクタ10の外側全面は雄側絶縁体16で覆われてい
る。この雄側絶縁体16に於ては、プラスチックスで覆
ったり、或いはメッキ処理したり、或いは塗装したりす
る方法が考えられる。尚、上記雄側鉄心12は、鉄やフ
ェライトなど透磁率の高い材料から選択することが考え
られる。また、上記雄側絶縁体16は、上述した雄コネ
クタ10の外側全面に限らず、例えば上記雄側保持体1
1の前面11Bと上記雄側保持体11の後面11Aとい
った一部の面を覆っても良い。
【0007】次に、図5から図7までを参照して上記雌
コネクタ20を説明すると、上記雌コネクタ20は雌側
保持体21を備え、この雌側保持体21が雌側鉄心22
を保持している。上記雌側鉄心22は、環状形状を有
し、上記雄側鉄心12が挿入される雌側溝部27が画成
されている。また、上記雌側保持体21はプラスチック
ス製の雌側ボビン23を保持している。上記雌側ボビン
23は環状であり、その内径面側に雌側コイル24が巻
かれている。そして、上記雌側コイル24を貫通する状
態で上記雌側鉄心22が位置している。上記雌側コイル
24には、図中省略されているが雌側電線25が接続さ
れている。また、上記雌コネクタ20の外側全面は防水
の為の雌側絶縁体26で覆われている。この雌側絶縁体
26に於ては、プラスチックスで覆ったり、或いはメッ
キ処理したり、或いは塗装したりする方法が考えられ
る。尚、上記雌側鉄心22は、鉄やフェライトなど透磁
率の高い材料から選択することが考えられる。また、上
記雌側絶縁体26は、上述した雌コネクタ20の外側全
面に限らず、例えば上記雌側保持体21の前面21Bと
上記雌側保持体21の後面21Aといった一部の面を覆
っても良い。
【0008】次に、図1及び図8並びに図9を参照して
上記雄コネクタ10と雌コネクタ20との接続に着目す
る。即ち、上記雄コネクタ10と雌コネクタ20との接
続の際には、上記雄コネクタ10の雄側鉄心12が雌コ
ネクタ20の雌側溝部27内部に挿入される。これによ
り、上記雄コネクタ10の雄側コイル14と雌コネクタ
20の雌側コイル24との2つが近接して並ぶ状態にな
る。そして、上記雄コネクタ10及び雌コネクタ20
は、一方が他方に対して回転可能な状態にもなる。
【0009】次に、上記雄側コイル14及び雌側コイル
24の何れか一方に交流電流を流すと、他方に起電力が
発生する。即ち、互いに絶縁され、且つ誘導作用が起こ
り易い位置におかれたコイル相互間に相互誘導作用が生
じる。そして、上記雄コネクタ10及び雌コネクタ20
は、一方が他方に対して回転可能な状態で上記相互誘導
作用が生じるものである。
【0010】次に、図10及び図11を参照して、上記
雄コネクタ10及び雌コネクタ20から成る相互誘導式
コネクタ1の具体的な使用状態を説明すると、その1例
として、トイレの大便器30に用いることが考えられ
る。上記大便器30は、便器本体31と、この便器本体
31の上に位置する便座32と、この便座32の上に位
置する蓋33とを備える。上記便座32には便座32全
体を温める為の電気ヒ−タ−が配設されている。そし
て、上記電気ヒ−タ−には、電気供給源につながる電線
が接続されている。そして、この例の電気ヒ−タ−は、
上記便座32が便器本体31上に位置しているときだけ
便座32を温めると共に、上記便座32がはね上げられ
れているときは便座32を温めないようにする為に、電
流をON及びOFFする2次スイッチを有するものであ
る。また、この大便器30は、上記電気供給源からの電
流を流したり、或いは止めたりする為の1次スイッチを
備えている。即ち、上記1次スイッチがONとなってい
る状態で、上記2次スイッチがON/OFFとなるもの
である。
【0011】一方、上記便座32は、上記便器本体31
上に位置させたり、或いは跳ね上げたりして回動させる
為に、便器本体31に対して軸支されているものであ
る。
【0012】こうした構成を有する大便器30に於て、
上記相互誘導式コネクタ1は、上記便座32の軸支部分
として用いられ、しかも便座32の電気ヒ−タ−につな
がる電線の中継部分にもなっている。詳しくは、上記雄
コネクタ10に於ては、雄側保持体11が便座本体31
に組み込まれ、この便座本体31から雄側鉄心12が突
出する状態と成されている。また、上記雌コネクタ20
に於ては、雌側保持体21が便座32に組み込まれ、こ
の雌コネクタ20に上記雄側鉄心12が挿入されてい
る。
【0013】尚、上記雄側保持体11は、上記便器本体
31と一体的に形成しても良いし、予め便器本体31に
上記雄側保持体11をはめ込む溝を形成しておき、その
溝に雄側保持体11をはめ込み接続しても良い。また、
上記雌側保持体21は、上記便座32と一体的に形成し
ても良いし、予め便座32を上記雌側保持体21が接続
できる構造にしておき、その構造部分に雌側保持体21
を接続しても良い。
【0014】次に、上記便座32が便器本体31上に位
置しているとき、上記電気供給源から電気ヒ−タ−へ電
気が供給される。この際、供給される電気は上記相互誘
導式コネクタ1を介して電気ヒ−タ−に流れる。詳しく
は、先ず上記雄側コイル14に交流電流が流れる。これ
により、上記雌側コイル24に起電力が発生し、その電
流が上記電気ヒ−タ−に供給される。また、上記便座3
2がはね上げられた位置にあるとき、上記電気ヒ−タ−
への電流は止まる。
【0015】即ち、上記相互誘導式コネクタ1は、電気
コネクタとしての働きを有し、しかも便座32の軸支部
分の働きも有する。そして、上記大便器30に上記相互
誘導式コネクタ1を使用することにより、露出する電線
がなくなり清掃が簡単になると共に、清掃或いは点検修
理等で上記大便器30から便座32を取り外す際、上記
雄コネクタ10から雌コネクタ20を引き抜くだけで簡
単に取り外すことができ、取り外した便座32を丸洗い
することができる。
【0016】尚、上記相互誘導式コネクタ1の活用範囲
として、大便器に使用する例を述べたが、この他回転部
を有する機器等に使用しても良い。
【0017】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明は、相互誘導作
用が発生する構造の相互誘導式コネクタにより、雄コネ
クタ及び雌コネクタを無接触にて通電させることがで
き、しかも、上記雌コネクタの雌側溝部に対して雄コネ
クタの雄側凸部が挿入されるので、上記雄コネクタ及び
雌コネクタを相互に回転可能にすることができ、これに
より、上記雄コネクタ及び雌コネクタを、それぞれ取り
付け相手体に取り付けたとき、雄側取り付け相手体及び
雌側取り付け相手体を相互に回転可能にすることができ
る。そして、上記相互誘導式コネクタを取り付けた上記
取り付け相手体に於ては、従来のような電線が外側に露
出するといった不具合をなくすことができ、また、雄側
取り付け相手体と雌側取り付け相手体とを簡単に離すこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例で示した相互誘導式コネクタの
接続状態の断面図である。
【図2】本発明の実施例で示した相互誘導式コネクタの
雄コネクタの正面図である。
【図3】本発明の実施例で示した相互誘導式コネクタの
雄コネクタの側面図である。
【図4】本発明の実施例で示した相互誘導式コネクタの
雄コネクタの断面図である。
【図5】本発明の実施例で示した相互誘導式コネクタの
雌コネクタの正面図である。
【図6】本発明の実施例で示した相互誘導式コネクタの
雌コネクタの側面図である。
【図7】本発明の実施例で示した相互誘導式コネクタの
雌コネクタの断面図である。
【図8】本発明の実施例で示した相互誘導式コネクタの
雄コネクタ及び雌コネクタの接続前の斜視図である。
【図9】本発明の実施例で示した相互誘導式コネクタの
雄コネクタ及び雌コネクタの接続状態の斜視図である。
【図10】本発明の実施例で示した相互誘導式コネクタ
を取り付ける大便器の斜視図である。
【図11】本発明の実施例で示した相互誘導式コネクタ
を大便器に取り付けた状態の部分拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 相互誘導式コネクタ 10 雄コネクタ 11 雄側保持体 12 雄側鉄心 13 雄側ボビン 14 雄側コイル 20 雌コネクタ 21 雌側保持体 23 雌側ボビン 24 雌側コイル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雄側コイル14を備える雄コネクタ10
    と、雌側コイル24を備える雌コネクタ20とから成
    り、上記雄側コイル14と雌側コイル24との近接時、
    コイル相互間に相互誘導作用を起こす相互誘導式コネク
    タ1に於て、 上記雄コネクタ10は、雄側保持体11と、当該雄側保
    持体11から突出する状態と成された雄側凸部12とを
    備え、上記雄側凸部12を取り囲む状態で上記雄側コイ
    ル14が巻かれていると共に、上記雌コネクタ20は、
    上記雄側凸部12が挿入される雌側溝部27を有する雌
    側保持体27を備え、上記雌側溝部27を取り囲む状態
    で上記雌側コイル24が巻かれており、 上記雄コネクタ10の雄側凸部12が上記雌コネクタ2
    0の雌側溝部27に挿入された状態では、上記雄側コイ
    ル14と雌側コイル24が近接していると共に、上記雄
    コネクタ10及び雌コネクタ20の一方が他方に対して
    回転可能と成され、しかも、上記雄コネクタ10の雄側
    保持体11及び雌コネクタ20の雌側保持体21は、雄
    側取り付け相手体及び雌側取り付け相手体にそれぞれ接
    続され、上記雄側取り付け相手体及び雌側取り付け相手
    体を互いに回転可能に軸支することを特徴とする相互誘
    導式コネクタ。
JP8175570A 1996-06-14 1996-06-14 相互誘導式コネクタ Pending JPH1012469A (ja)

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JP8175570A JPH1012469A (ja) 1996-06-14 1996-06-14 相互誘導式コネクタ

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JP8175570A JPH1012469A (ja) 1996-06-14 1996-06-14 相互誘導式コネクタ

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JPH1012469A true JPH1012469A (ja) 1998-01-16

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ID=15998399

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JP8175570A Pending JPH1012469A (ja) 1996-06-14 1996-06-14 相互誘導式コネクタ

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JP (1) JPH1012469A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019192857A (ja) * 2018-04-27 2019-10-31 矢崎総業株式会社 コネクタ、及び、電力供給システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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