JPH10122532A - 移動式廃棄物焼却車 - Google Patents
移動式廃棄物焼却車Info
- Publication number
- JPH10122532A JPH10122532A JP29128396A JP29128396A JPH10122532A JP H10122532 A JPH10122532 A JP H10122532A JP 29128396 A JP29128396 A JP 29128396A JP 29128396 A JP29128396 A JP 29128396A JP H10122532 A JPH10122532 A JP H10122532A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- furnace pressure
- exhaust
- exhaust gas
- filter
- main combustion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Incineration Of Waste (AREA)
- Chimneys And Flues (AREA)
- Gasification And Melting Of Waste (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 安全且つ円滑に排気ガスを外部へ排出させる
とともに、不完全燃焼等によって生ずる不必要な細かい
煤を外部へ放出せずに、無害な燃焼排ガスのみを外部へ
排気し得るようにした移動式廃棄物焼却車を提供する。 【解決手段】 後部コンバートメント内に、主燃焼バー
ナーを配した主燃焼室と、該主燃焼室の上部側に連通さ
れて再燃焼バーナーを配した再燃焼室と、該再燃焼室か
ら取り出される煙道及び該煙道に連通されて燃焼排ガス
を外部に導出する強制排気手段付きの排気筒と、から構
成されており、さらに、該煙道に炉内圧を検出する炉内
圧検出手段と、該強制排気手段の排気量を調節する強制
排気調節手段との間に、該炉内圧検出手段によって検出
された炉内圧の値に応じて該強制排気手段の排気量を制
御する排気量制御機構を介していることを特徴としてい
る。また、焼却後の灰、煤等の排出を防止するために排
気口にフィルターを備えるとともに、該フィルターを安
定させるために、前記排気口上に、前記フィルターを落
とし蓋形状にして被覆させるとよい。
とともに、不完全燃焼等によって生ずる不必要な細かい
煤を外部へ放出せずに、無害な燃焼排ガスのみを外部へ
排気し得るようにした移動式廃棄物焼却車を提供する。 【解決手段】 後部コンバートメント内に、主燃焼バー
ナーを配した主燃焼室と、該主燃焼室の上部側に連通さ
れて再燃焼バーナーを配した再燃焼室と、該再燃焼室か
ら取り出される煙道及び該煙道に連通されて燃焼排ガス
を外部に導出する強制排気手段付きの排気筒と、から構
成されており、さらに、該煙道に炉内圧を検出する炉内
圧検出手段と、該強制排気手段の排気量を調節する強制
排気調節手段との間に、該炉内圧検出手段によって検出
された炉内圧の値に応じて該強制排気手段の排気量を制
御する排気量制御機構を介していることを特徴としてい
る。また、焼却後の灰、煤等の排出を防止するために排
気口にフィルターを備えるとともに、該フィルターを安
定させるために、前記排気口上に、前記フィルターを落
とし蓋形状にして被覆させるとよい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、焼却炉を搭載した
移動式廃棄物焼却車,特に、病院,保健所,その他の各
種医療機関等からの医療廃棄物や動物の死骸等を焼却処
理するために用いる移動式廃棄物焼却車の改良に関す
る。
移動式廃棄物焼却車,特に、病院,保健所,その他の各
種医療機関等からの医療廃棄物や動物の死骸等を焼却処
理するために用いる移動式廃棄物焼却車の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、各種の医療機関等で発生して廃
棄される医療廃棄物や動物の死骸等の処分については、
該廃棄物や死骸等の特質上、これらを徒らに放棄するこ
とで二次感染症を生ずる惧れがあるとか、あるいはその
疑いがある等の衛生面の立場を十分に考慮する必要があ
る。
棄される医療廃棄物や動物の死骸等の処分については、
該廃棄物や死骸等の特質上、これらを徒らに放棄するこ
とで二次感染症を生ずる惧れがあるとか、あるいはその
疑いがある等の衛生面の立場を十分に考慮する必要があ
る。
【0003】そこで、従来においては、後部コンパート
メント内に焼却炉設備を搭載した移動式廃棄物焼却車を
用い、廃棄物発生源である各医療機関等に出向いた上
で、車載の焼却炉設備によってこれを焼却することが行
われている。
メント内に焼却炉設備を搭載した移動式廃棄物焼却車を
用い、廃棄物発生源である各医療機関等に出向いた上
で、車載の焼却炉設備によってこれを焼却することが行
われている。
【0004】一方、この種の従来の移動式廃棄物焼却車
の場合には、車載焼却炉設備の煙道を後部コンパートメ
ントの外側に開口,もしくは開口可能にしておき、焼却
時の燃焼排ガスについては、該焼却処理自体が高温によ
るものであることから、無害と見做して外部へ自然排気
させるとか、あるいは送風ファンで強制排気させるよう
にしており、また、焼却後の残滓を含む灰についても、
同様に無害であるものと見做し、炉内から取り出して集
積され、且つ規定通りに廃棄処理されるのが通常の形態
である。
の場合には、車載焼却炉設備の煙道を後部コンパートメ
ントの外側に開口,もしくは開口可能にしておき、焼却
時の燃焼排ガスについては、該焼却処理自体が高温によ
るものであることから、無害と見做して外部へ自然排気
させるとか、あるいは送風ファンで強制排気させるよう
にしており、また、焼却後の残滓を含む灰についても、
同様に無害であるものと見做し、炉内から取り出して集
積され、且つ規定通りに廃棄処理されるのが通常の形態
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記高
温による焼却処理に際し、被焼却物の種類如何によって
は、焼却時に発生する比較的高圧の燃焼ガスで炉内圧が
高められ、一時に比較的大量の燃焼排ガスが放出される
ことがあって炉体等を損傷する惧れがあり、しかも、こ
のように高圧で放出される燃焼排ガスは、不完全燃焼に
よって生ずる不必要な細かい煤を伴う場合があり、その
放出回数,ないしは燃焼回数が重なるに従い、結果的に
は、周囲環境に悪影響をもたらすという好ましくない問
題点があった。
温による焼却処理に際し、被焼却物の種類如何によって
は、焼却時に発生する比較的高圧の燃焼ガスで炉内圧が
高められ、一時に比較的大量の燃焼排ガスが放出される
ことがあって炉体等を損傷する惧れがあり、しかも、こ
のように高圧で放出される燃焼排ガスは、不完全燃焼に
よって生ずる不必要な細かい煤を伴う場合があり、その
放出回数,ないしは燃焼回数が重なるに従い、結果的に
は、周囲環境に悪影響をもたらすという好ましくない問
題点があった。
【0006】本発明は、上記のような従来の実情に鑑
み、これらの問題点を解消するためになされたもので、
その目的とするところは、安全且つ円滑に排気ガスを外
部へ排出させるとともに、不完全燃焼等によって生ずる
不必要な細かい煤を外部へ放出せずに、無害な燃焼排ガ
スのみを外部へ排出し得るようにした移動式廃棄物焼却
車を提供することである。
み、これらの問題点を解消するためになされたもので、
その目的とするところは、安全且つ円滑に排気ガスを外
部へ排出させるとともに、不完全燃焼等によって生ずる
不必要な細かい煤を外部へ放出せずに、無害な燃焼排ガ
スのみを外部へ排出し得るようにした移動式廃棄物焼却
車を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係る移動式廃棄物焼却車は、後部コンパー
トメント内に、主燃焼バーナーを配した主燃焼室と、該
主燃焼室の上部側に連通されて再燃焼バーナーを配した
再燃焼室と、該再燃焼室から取り出される煙道及び該煙
道に連通されて燃焼排ガスを外部に導出する強制排気手
段付きの排気筒と、から構成されており、さらに、該煙
道に炉内圧を検出する炉内圧検出手段と、該強制排気手
段の排気量を調節する強制排気調節手段との間に、該炉
内圧検出手段によって検出された炉内圧の値に応じて該
強制排気手段の排気量を制御する排気量制御機構を介し
ていることを特徴としている。また、焼却後の灰、煤等
の排出を防止するために排気口にフィルターを備えると
ともに、該フィルターを安定させるために、前記排気口
に、前記フィルターを落とし蓋形状に被覆させるとよ
い。
に、本発明に係る移動式廃棄物焼却車は、後部コンパー
トメント内に、主燃焼バーナーを配した主燃焼室と、該
主燃焼室の上部側に連通されて再燃焼バーナーを配した
再燃焼室と、該再燃焼室から取り出される煙道及び該煙
道に連通されて燃焼排ガスを外部に導出する強制排気手
段付きの排気筒と、から構成されており、さらに、該煙
道に炉内圧を検出する炉内圧検出手段と、該強制排気手
段の排気量を調節する強制排気調節手段との間に、該炉
内圧検出手段によって検出された炉内圧の値に応じて該
強制排気手段の排気量を制御する排気量制御機構を介し
ていることを特徴としている。また、焼却後の灰、煤等
の排出を防止するために排気口にフィルターを備えると
ともに、該フィルターを安定させるために、前記排気口
に、前記フィルターを落とし蓋形状に被覆させるとよ
い。
【0008】従って、本発明移動式廃棄物焼却車装置に
おいては、主燃焼室及び再燃焼室で焼却されて発生する
排気ガスの内圧に応じて、排気筒を通って大気中へ排気
される排気ガスの排気量を自動的に調節することができ
る。
おいては、主燃焼室及び再燃焼室で焼却されて発生する
排気ガスの内圧に応じて、排気筒を通って大気中へ排気
される排気ガスの排気量を自動的に調節することができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る移動式廃棄物
焼却車の一実施形態例につき、図1乃至図3を参照して
詳細に説明する。
焼却車の一実施形態例につき、図1乃至図3を参照して
詳細に説明する。
【0010】図1は、本実施形態例による移動式廃棄物
焼却車の概要構成を模式的に示す断面説明図であり、ま
た、図2及び図3は、同上車載焼却炉設備の煙道に装着
する落とし蓋形状フィルターの平面図及び縦断面図であ
る。
焼却車の概要構成を模式的に示す断面説明図であり、ま
た、図2及び図3は、同上車載焼却炉設備の煙道に装着
する落とし蓋形状フィルターの平面図及び縦断面図であ
る。
【0011】これらの図1乃至図3に示す構成におい
て、本実施形態例による移動式廃棄物焼却車1は、後部
車室(後部コンパートメント)2内の車台3上にあって
焼却炉設備4を搭載してあり、この焼却炉設備4は、大
別して主燃焼室5と、該主燃焼室5の上部側に併設され
て通孔7で連通する再燃焼室6と、該再燃焼室6から取
り出される煙道8とで構成されている。
て、本実施形態例による移動式廃棄物焼却車1は、後部
車室(後部コンパートメント)2内の車台3上にあって
焼却炉設備4を搭載してあり、この焼却炉設備4は、大
別して主燃焼室5と、該主燃焼室5の上部側に併設され
て通孔7で連通する再燃焼室6と、該再燃焼室6から取
り出される煙道8とで構成されている。
【0012】前記主燃焼室5は、前面(後部車室2の図
示しない後面扉を開放した状態で焼却炉設備4の正面に
相当)に両開き扉形式,上下スライド扉形式等による炉
開閉蓋9を配した被焼却物投入口10と、その下部側に
同様な灰取出し蓋11を配した灰取出し口12とをそれ
ぞれに設けると共に、後部壁に形成した燃料噴射孔13
に主燃焼バーナー14の噴射ノズル15を臨ませてあ
り、且つ該室内には、燃焼の自動制御等に用いる燃焼温
度計測用の熱電対16を配してある。
示しない後面扉を開放した状態で焼却炉設備4の正面に
相当)に両開き扉形式,上下スライド扉形式等による炉
開閉蓋9を配した被焼却物投入口10と、その下部側に
同様な灰取出し蓋11を配した灰取出し口12とをそれ
ぞれに設けると共に、後部壁に形成した燃料噴射孔13
に主燃焼バーナー14の噴射ノズル15を臨ませてあ
り、且つ該室内には、燃焼の自動制御等に用いる燃焼温
度計測用の熱電対16を配してある。
【0013】ここで、前記主燃焼バーナー14は、送油
式のロータリバーナー等であってよく、該主燃焼バーナ
ー14は、燃料タンク17からの燃料,例えば、重油,
廃油等の燃料と水タンク18からの水と空気とを調整し
て送るようにして、医療廃棄物等を燃焼させる。
式のロータリバーナー等であってよく、該主燃焼バーナ
ー14は、燃料タンク17からの燃料,例えば、重油,
廃油等の燃料と水タンク18からの水と空気とを調整し
て送るようにして、医療廃棄物等を燃焼させる。
【0014】特に医療廃棄物においては、前記主燃焼室
5の燃焼温度が適正でなく不完全燃焼を起こして未燃ガ
スを発生する場合があり、未燃ガスを完全燃焼させるた
めに、再燃焼室6を設けている。未燃ガスは上へ上昇す
るので、該再燃焼室6は前記主燃焼室5の上部側に併設
されており、該主燃焼室5と該再燃焼室6とは、通孔7
によって連通している。
5の燃焼温度が適正でなく不完全燃焼を起こして未燃ガ
スを発生する場合があり、未燃ガスを完全燃焼させるた
めに、再燃焼室6を設けている。未燃ガスは上へ上昇す
るので、該再燃焼室6は前記主燃焼室5の上部側に併設
されており、該主燃焼室5と該再燃焼室6とは、通孔7
によって連通している。
【0015】前記再燃焼室6は、前部壁に形成した燃焼
噴射孔20に再燃焼バーナー21の噴射ノズル22を臨
ませてあり、且つ該室内には、燃焼の自動制御等に用い
る燃焼温度計測用の熱電対23を配してある。
噴射孔20に再燃焼バーナー21の噴射ノズル22を臨
ませてあり、且つ該室内には、燃焼の自動制御等に用い
る燃焼温度計測用の熱電対23を配してある。
【0016】ここで、前記再燃焼バーナー21には、前
記主燃焼バーナー14と同様に、燃料タンク17からの
燃料,例えば、重油,廃油等の燃料と水タンク18から
の水と空気とを必要に応じて送り、前記主燃焼室5から
通孔7を通って誘導される未燃ガスに接触して、未燃ガ
スを完全燃焼させる。
記主燃焼バーナー14と同様に、燃料タンク17からの
燃料,例えば、重油,廃油等の燃料と水タンク18から
の水と空気とを必要に応じて送り、前記主燃焼室5から
通孔7を通って誘導される未燃ガスに接触して、未燃ガ
スを完全燃焼させる。
【0017】前記再燃焼室6で未燃ガスが完全燃焼し
て、排気ガスは煙道8によって該再燃焼室6と連通して
いる排気筒24を通って、排出される。
て、排気ガスは煙道8によって該再燃焼室6と連通して
いる排気筒24を通って、排出される。
【0018】前記排気筒24は、排気ガスが上へ上昇す
るように、排気口25は上向きになっており、また、強
制的に排気するように、該排気筒24の下端には、排気
ファン26とエゼクター27とが配しており、エゼクタ
ー27によって排気ファン26の風量を制御することに
より、排気ガスの排気量を制御することができ、従っ
て、排気をスムーズに行うことが可能である。さらに、
該排気口25には、フィルター28を備えてあるが、こ
のことについては後述する。
るように、排気口25は上向きになっており、また、強
制的に排気するように、該排気筒24の下端には、排気
ファン26とエゼクター27とが配しており、エゼクタ
ー27によって排気ファン26の風量を制御することに
より、排気ガスの排気量を制御することができ、従っ
て、排気をスムーズに行うことが可能である。さらに、
該排気口25には、フィルター28を備えてあるが、こ
のことについては後述する。
【0019】炉内圧の値に応じて前記エゼクター27の
開度を調節して排気ガスの排気量を安定的にするため
に、前記主燃焼室5と前記再燃焼室6とを連通する通孔
7に炉内圧を検出するための炉内圧検出子31を配して
いる。該炉内圧検出子31によって検出された炉内圧は
配管32により、排気量制御機構33に伝達される。排
気量制御機構33は、炉内圧指示計34と開度調節器3
5と、から構成されており、該炉内圧指示計34によっ
て、炉内圧の値を知ることができる。この値を基にし
て、開度調節器35で前記エゼクター27の開度を制御
する。開度調節器35によって得られたデータは配管3
6によって伝達され、そのデータに応じて前記エゼクタ
ー27に設けた制御モーター37が作動して、該エゼク
ター27に設けた制御バルブ38の開閉度によって、該
エゼクター27が自動的に開閉して、前記排気ファン2
6から排出される風の風量が自動的に制御される。従っ
て、大気中に排気される排気ガスの量を安定させること
ができる。
開度を調節して排気ガスの排気量を安定的にするため
に、前記主燃焼室5と前記再燃焼室6とを連通する通孔
7に炉内圧を検出するための炉内圧検出子31を配して
いる。該炉内圧検出子31によって検出された炉内圧は
配管32により、排気量制御機構33に伝達される。排
気量制御機構33は、炉内圧指示計34と開度調節器3
5と、から構成されており、該炉内圧指示計34によっ
て、炉内圧の値を知ることができる。この値を基にし
て、開度調節器35で前記エゼクター27の開度を制御
する。開度調節器35によって得られたデータは配管3
6によって伝達され、そのデータに応じて前記エゼクタ
ー27に設けた制御モーター37が作動して、該エゼク
ター27に設けた制御バルブ38の開閉度によって、該
エゼクター27が自動的に開閉して、前記排気ファン2
6から排出される風の風量が自動的に制御される。従っ
て、大気中に排気される排気ガスの量を安定させること
ができる。
【0020】図2は前記フィルター28を上から見たと
きの図を示したものであり、また、図3は該フィルター
28を正面から見たときの図を示したものである。
きの図を示したものであり、また、図3は該フィルター
28を正面から見たときの図を示したものである。
【0021】前記フィルター28は円筒状になってお
り、上面,底面及び側面は細かい金網状に形成されてい
る。該フィルター28は円筒状に成している前記排気筒
24に着脱可能に嵌入できるとともに、該フィルター2
8を長時間使用可能にするために、排気ガスが該フィル
ター28の底面及び側面に送られるように、該排気筒2
5よりやや径を小さく成している。
り、上面,底面及び側面は細かい金網状に形成されてい
る。該フィルター28は円筒状に成している前記排気筒
24に着脱可能に嵌入できるとともに、該フィルター2
8を長時間使用可能にするために、排気ガスが該フィル
ター28の底面及び側面に送られるように、該排気筒2
5よりやや径を小さく成している。
【0022】前記フィルター28には、該フィルター2
8が外れる恐れがないように、落とし蓋形状に形成され
ている。実施例では、排気筒24,フィルター28を円
筒状に成したが、排気筒24は必ずしも円筒状にする必
要はなく、筒状であればよい。また、フィルター28の
落とし蓋の形状は排気筒24の形状に応じて変えればよ
い。従って、上記実施態様例により、フィルター28に
よって、灰、煤等の排出を防止することができる。
8が外れる恐れがないように、落とし蓋形状に形成され
ている。実施例では、排気筒24,フィルター28を円
筒状に成したが、排気筒24は必ずしも円筒状にする必
要はなく、筒状であればよい。また、フィルター28の
落とし蓋の形状は排気筒24の形状に応じて変えればよ
い。従って、上記実施態様例により、フィルター28に
よって、灰、煤等の排出を防止することができる。
【0023】
【発明の効果】以上、実施態様例によって詳述したよう
に、本発明によれば、以下に記載されるような効果を有
する。
に、本発明によれば、以下に記載されるような効果を有
する。
【0024】請求項1において、炉内圧を検出すること
により、排気ガスの排気量を調節できるので、排気ガス
を一定の排気量で排気することができるとともに、未燃
ガスの爆発等による焼却炉の損傷や外部に対しての危険
を防ぐことができる。従って、安全且つ円滑に焼却する
ことができ、結果的に本装置を長期間使用することがで
きる等の特長を有する。
により、排気ガスの排気量を調節できるので、排気ガス
を一定の排気量で排気することができるとともに、未燃
ガスの爆発等による焼却炉の損傷や外部に対しての危険
を防ぐことができる。従って、安全且つ円滑に焼却する
ことができ、結果的に本装置を長期間使用することがで
きる等の特長を有する。
【0025】請求項2において、排気口にフィルターを
備えることにより、再燃焼室で焼却して出た灰、煤等の
排出を防止することができ、従って、無害な排気ガスの
みを排出することができる。よって、環境に悪影響を及
ぼすことが解消され、特に本発明は医療機関周辺で焼却
行為を行うことが多く、抵抗力が少ない患者等に、排気
ガスにより、病気を悪化させたり、他の病気を併発させ
たりする等を有効且つ適切に防止でき、併せて、構造的
にも極めて簡単で容易に実施できる等の実用上有益な特
長を有するものである。
備えることにより、再燃焼室で焼却して出た灰、煤等の
排出を防止することができ、従って、無害な排気ガスの
みを排出することができる。よって、環境に悪影響を及
ぼすことが解消され、特に本発明は医療機関周辺で焼却
行為を行うことが多く、抵抗力が少ない患者等に、排気
ガスにより、病気を悪化させたり、他の病気を併発させ
たりする等を有効且つ適切に防止でき、併せて、構造的
にも極めて簡単で容易に実施できる等の実用上有益な特
長を有するものである。
【0026】請求項3において、フィルターを落とし蓋
形状にすることにより、移動中若しくは排気ファンによ
る強制送風によってフィルターが外れる恐れがなくなる
だけでなく、従前からある排気筒より上方へ突出するこ
となく、美観を損ねることもない。さらに天井を有する
場合であっても、フィルターが天井から上に突出するこ
ともない利点を有する。
形状にすることにより、移動中若しくは排気ファンによ
る強制送風によってフィルターが外れる恐れがなくなる
だけでなく、従前からある排気筒より上方へ突出するこ
となく、美観を損ねることもない。さらに天井を有する
場合であっても、フィルターが天井から上に突出するこ
ともない利点を有する。
【図1】本発明移動式廃棄物焼却車の一部断面側面図。
【図2】フィルターの平面図。
【図3】フィルターの一部断面正面図。
1 移動式廃棄物焼却炉 2 後部車室 3 車台 4 焼却炉設備 5 主燃焼室 6 再燃焼室 7 通孔 8 煙道 9 炉開閉蓋 10 被焼却物投入口 11 灰取り出し蓋 12 灰取り出し口 13 燃料噴射孔 14 主燃焼バーナー 15 噴射ノズル 16 熱電対 17 燃料タンク 18 水タンク 20 燃焼噴射孔 21 再燃焼バーナー 22 噴射ノズル 23 熱電対 24 排気筒 25 排気口 26 排気ファン 27 エゼクター 28 フィルター 31 炉内圧検出子 32 配管 33 排気量制御機構 34 炉内圧検出計 35 開度調節器 36 配管 37 制御モーター 38 制御バルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F23G 5/50 ZAB F23G 5/50 ZABP F23J 15/00 F23L 17/00 601C F23L 17/00 601 F23J 15/00 J
Claims (3)
- 【請求項1】 後部コンパートメント内に、主燃焼バー
ナーを配した主燃焼室と、該主燃焼室の上部側に連通さ
れて再燃焼バーナーを配した再燃焼室と、該再燃焼室か
ら取り出される煙道及び該煙道に連通されて燃焼排ガス
を外部に導出する強制排気手段付きの排気筒と、から構
成されており、さらに、該煙道に炉内圧を検出する炉内
圧検出手段と、該強制排気手段の排気量を調節する強制
排気調節手段との間に、該炉内圧検出手段によって検出
された炉内圧の値に応じて該強制排気手段の排気量を制
御する排気量制御機構を介していることを特徴とする移
動式廃棄物焼却車。 - 【請求項2】 前記排気筒の端部に配している排気口
に、灰、煤等の排出を防止するためのフィルターを備え
た請求項1に記載の移動式廃棄物焼却車。 - 【請求項3】 前記フィルターを安定させるために、前
記排気口に、該フィルターを落とし蓋形状に被覆させた
請求項2に記載の移動式廃棄物焼却車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29128396A JPH10122532A (ja) | 1996-10-15 | 1996-10-15 | 移動式廃棄物焼却車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29128396A JPH10122532A (ja) | 1996-10-15 | 1996-10-15 | 移動式廃棄物焼却車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10122532A true JPH10122532A (ja) | 1998-05-15 |
Family
ID=17766879
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29128396A Pending JPH10122532A (ja) | 1996-10-15 | 1996-10-15 | 移動式廃棄物焼却車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10122532A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000020800A1 (es) * | 1998-10-01 | 2000-04-13 | Caronte Servicios Funerarios, S.A. | Sistema de incineracion transportable |
-
1996
- 1996-10-15 JP JP29128396A patent/JPH10122532A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000020800A1 (es) * | 1998-10-01 | 2000-04-13 | Caronte Servicios Funerarios, S.A. | Sistema de incineracion transportable |
ES2160460A1 (es) * | 1998-10-01 | 2001-11-01 | Caronte Servicios Funerarios S | Sistema de incineracion transportable. |
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