JPH10122440A - 波付けステンレス鋼鋼管 - Google Patents

波付けステンレス鋼鋼管

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JPH10122440A
JPH10122440A JP29318296A JP29318296A JPH10122440A JP H10122440 A JPH10122440 A JP H10122440A JP 29318296 A JP29318296 A JP 29318296A JP 29318296 A JP29318296 A JP 29318296A JP H10122440 A JPH10122440 A JP H10122440A
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stainless steel
pipe
steel pipe
wave
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Shigeo Matsubara
茂雄 松原
Kazunari Nakamoto
一成 中本
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Nippon Steel Nisshin Co Ltd
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Nisshin Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば地中に埋設される排水管や配線被覆用
管の如くその内部に圧力流体が供給されることはない
が、周面に圧縮荷重を受ける環境下に設置されて使用さ
れるような用途に主として使用される管として、より薄
肉な材料で所望の耐圧縮強度を有し軽量で取扱いが容易
であると共に可撓性を有しておりしかも安価である波付
けステンレス鋼鋼管を提供する。 【解決手段】 周面に山部2と谷部3とから成り山部2
の外径D1と谷部3の外径D2との平均値Hが15〜50mmの
波を連続して形成した肉厚tが略同等で且つ0.3mm以上
の波付けステンレス鋼鋼管1において、波の高さhを山
部2の外径D1の(0.04〜0.16)倍で、波のピッチpを2
〜10mmとし、その単位長さ当りの質量が平均値Hに対応
する外径のJIS G 3448「一般配管用ステンレス鋼鋼管」
に規定されている管又はその外径に最も近い小さな外径
の管より軽くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば地中に埋設
される排水管や配線被覆用管の如くその内部に圧力流体
が供給されることはないが、周面に圧縮荷重を受ける環
境下に設置されて使用されるような用途に主として使用
されるステンレス鋼鋼管であって、より薄肉な材料で所
望の耐圧縮強度を有し軽量で取扱いが容易であると共に
可撓性を有しておりしかも安価である波付けステンレス
鋼鋼管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周面に圧縮荷重を受ける環境下に設置さ
れる金属管、例えば排水管や配線被覆用管の如く地中な
どに埋設される金属管は、その周面に比較的大きな圧縮
荷重が作用するため高い耐圧縮強度が要求されるので、
厚肉の鋼管や銅管が使用されており、中でも耐食性に優
れているステンレス鋼鋼管が広く利用されている。
【0003】このような用途に使用されるステンレス鋼
鋼管としては、規格が整備されているので容易に入手す
ることができ且つ地中に埋設して使用することがある例
えばJIS G 3448「一般配管用ステンレス鋼鋼管」に規定
されているステンレス鋼鋼管が使用されており、この規
格においては所望の耐圧性を有するように、13Su(外径
15.88mm)の肉厚は0.8mmと、20Su(外径22.22mm)及び2
5Su(外径28.58mm)の肉厚は1.0mmと、30Su(外径34.0m
m)〜50Su(外径48.6mm)の肉厚は1.2mmと、それぞれ外
径に対する肉厚が規定されている。
【0004】上記のステンレス鋼鋼管は、要求される所
望の耐圧性に対応すると共に地中等に埋設されても所定
の耐圧縮強度を有するように外径に対する肉厚を比較的
厚く規定されている。即ち、上記の如きステンレス鋼鋼
管の耐圧縮強度は、長さ50mmの試験片を水平な面を有す
るダイ上に載置し、圧縮試験機に取り付けた水平な面を
有する円柱状パンチにより2mm/minの速度で前記試験
片を押圧し、圧縮量が5mmとなったときの圧縮荷重で示
すと、本発明者らの測定によると、ステンレス鋼鋼管が
SUS 304の焼鈍材である場合には前記20Suで1519N,25S
uで980Nであり、また焼鈍されていないものである場合
には前記20Suで2793N,25Suで1862Nである。
【0005】しかしながら、このようなステンレス鋼鋼
管は、単位長さ当たりの質量が例えば前記20Suの場合に
は0.529kg/m,また25Suの場合には0.687kg/mもあ
り、重いので取扱い難いと共に材料を多く使用すること
になるので高価であるという欠点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の欠点を解消し、その内部に圧力流体が供給されるよ
うな用途に使用されない場合にはより薄肉な材料で構成
しても所望の耐圧縮強度を有していれば圧縮荷重を受け
る環境下で使用できるので、軽量で取扱いが容易である
と共に可撓性を有しておりしかも安価となるように波付
けしたステンレス鋼鋼管を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる課
題を解決すべく鋭意検討した結果、周面に山部と谷部と
から成る波が連続して形成され肉厚が略同等であり、山
部の外径と谷部の外径との平均値が15〜50mmであり、肉
厚が0.3mm以上で且つその単位長さ当りの質量が前記平
均値に対応する外径のJIS G 3448「一般配管用ステンレ
ス鋼鋼管」に規定されている管(対応する外径が存在し
ない場合にはその外径に最も近い小さな外径の管)より
軽く、波の高さが山部の外径の(0.04〜0.16)倍で、波の
ピッチが2〜10mmであれば、周面に圧縮荷重を受ける環
境下において従来使用されていたステンレス鋼鋼管をよ
り薄肉な材料で所望の耐圧縮強度を有し軽量で取扱いが
容易でありしかも安価に提供することができることを究
明して本発明を完成したのである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明に係る波
付けステンレス鋼鋼管について詳細に説明する。図1は
本発明に係る波付けステンレス鋼鋼管の1実施例を示す
部分断面説明図、図2は波付けされていないステンレス
鋼鋼管と本発明に係る波付けステンレス鋼鋼管とに圧縮
荷重を作用させたときの波の高さと圧縮荷重との関係を
示す図、図3は本発明に係る波付けステンレス鋼鋼管に
圧縮荷重を作用させたときの波のピッチと圧縮荷重との
関係を示す図である。
【0009】図面中、1は周面に山部2と谷部3とを有
する波が連続して形成されており、肉厚tが略同等であ
り、山部2の外径D1と谷部3の外径D2との平均値H、
即ち{(D1+D2)/2}がJIS G 3448「一般配管用ステ
ンレス鋼鋼管」に規定されていてその使用量が最も多い
13Su〜50Suに規定されている直径範囲を含む15〜50mm
で、肉厚tが0.3mm以上で且つその単位長さ当りの質量
が前記平均値Hに対応する外径のJIS G 3448「一般配管
用ステンレス鋼鋼管」に規定されている管(対応する外
径が存在しない場合にはその外径に最も近い小さな外径
の管)より軽く、波の高さh、即ち(D1−D2)/2が山
部2の外径D1の(0.04〜0.16)倍で、波のピッチpが2
〜10mmである本発明に係る波付けステンレス鋼鋼管であ
る。
【0010】この本発明に係る波付けステンレス鋼鋼管
1は、後述する如き直管状のステンレス鋼鋼管(以下、
素管と言うことがある)の外周面を押圧せしめる凸条が
内周面に形成されているダイスを、そのダイスの凸条が
素管の外周面を押圧するように素管の軸心に対してダイ
スの中心を偏心させた状態にして素管を送管しながらダ
イスを回転させる方法により製造されるものであるから
その肉厚tは波付け部の全長に亘って略同等であり、ま
た上述した山部2の外径D1と谷部3の外径D2との平均
値Hの管径において、所望の耐圧縮強度を得るために肉
厚tが最低でも0.3mmは必要であるから、波のピッチp
が2mm未満であるとダイスの凸条を素管の外周面に押圧
して山部2と谷部3とを形成する作業が困難であり、ま
た波のピッチpが10mmを超えると山部2の頂部から谷部
3の底部に至る周面が波付けステンレス鋼鋼管1の軸心
に対して小さな角度となるため素管の圧縮強度と比較し
てその耐圧縮強度を向上させることができないので、波
のピッチpは2〜10mmとしている。
【0011】また、山部2の外径D1と谷部3の外径D2
との差の半分である(D1−D2)/2で表される波の高さ
hは、山部の外径D1の(0.04〜0.16)倍であることが必
要である。これは、山部の外径D1の0.04倍未満である
と山部2の頂部から谷部3の底部に至る波の高さhが小
さくて波付けされていない素管(直管状のステンレス鋼
鋼管)の耐圧縮強度と比較してその耐圧縮強度を向上さ
せることができないからであり、また山部の外径D1
0.16倍を超えると波付け加工する際に素管の周面をダイ
スの凸条で押圧したときに亀裂や破断を生じたり,山部
2の頂部から谷部3の底部に至るまでの距離が長くなる
ので波付けされたステンレス鋼鋼管に圧縮荷重が作用し
たときに波に座屈が生じたり不均一な変形が起きて部分
的に大きな圧縮荷重が作用し易くなったりして耐久性が
悪くなるばかりでなく、例えば配線を被覆する場合には
この配線を損傷させたり、排水管として使用する場合に
は管内の流体の流動が円滑にならなくなったりする弊害
が発生するからである。
【0012】このような本発明に係る波付けステンレス
鋼鋼管は、山部2の外径D1と谷部3の外径D2との平均
値HがJIS G 3448「一般配管用ステンレス鋼鋼管」に規
定されていてその使用量が最も多い13Su〜50Suに規定さ
れている直径範囲を含む15〜50mmとなるように、波付け
加工すべき素管の外径が凡そ15.5〜60mmで、その肉厚t
が0.3mm以上で且つ前記平均値Hに対応する外径のJIS G
3448「一般配管用ステンレス鋼鋼管」に規定されてい
る管(対応する外径が存在しない場合にはその外径に最
も近い小さな外径の管)の肉厚よりも薄くしかも波付け
ステンレス鋼鋼管として成形された際にその単位長さ当
りの質量が前記平均値Hに対応する外径のJIS G 3448
「一般配管用ステンレス鋼鋼管」に規定されている管
(対応する外径が存在しない場合にはその外径に最も近
い小さな外径の管)より軽くなるように、加工すべき素
管の外周面を押圧せしめる凸条がその内周面に形成され
ているダイスを、その凸条が素管の外周面に押圧するよ
うにその中心を素管の軸心に対して偏心させて素管を送
管しながらダイスを回転させる方法によリ、波の高さh
が山部2の外径D1の(0.04〜0.16)倍の範囲で、また波
のピッチpが2〜10mmの範囲で適切に選定すれば、亀裂
や破断を生じること無く確実且つ容易に製造することが
できるのである。
【0013】
【実施例】
実施例1 外径が25.4mm,肉厚tが0.5mm,材質がSUS 304であって
焼鈍したものと焼鈍しないものとの素管(直管状のステ
ンレス鋼溶接管)をそれぞれ、内周面に凸条を有するダ
イスをそのダイスの凸条が前記素管の外周面を押圧する
ようにこの素管の軸心に対してダイスの中心を偏心させ
た状態にして素管を送管しながらダイスを回転させる方
法によって表1に示すピッチp及び高さhの波付け加工
を施して本発明に係る波付けステンレス鋼溶接管を製造
した後に、50mmの長さに切断して得られた試験片を水平
な面を有するダイ上に設置し、圧縮試験機に取り付けた
水平な面を有するパンチにより2mm/minの速度で押圧
し、圧縮量が5mmとなる2.5min後の圧縮荷重を測定し
た。このときの波の高さhと圧縮荷重との関係を図2に
示す。
【0014】尚、山部2の外径D1に対して0.16倍より
大きい4.1mmの高さの波を有する波付けステンレス鋼溶
接管を製造しようとしたが、焼鈍の有無に拘らず波付け
部分に亀裂や破損が生じてその製造が困難であった。
【0015】
【表1】
【0016】実施例2 外径が31.8mm,肉厚tが0.5mm,材質が焼鈍されていな
いSUS 304の直管状のステンレス鋼溶接管を、実施例1
と同様の方法によって波付け加工を施して、表2に示す
如き波の高さhが山部の外径D1の凡そ0.06倍である2.0
mmで且つ波のピッチpがそれぞれ3.4,4.2,5.0,6.0,
8.0mmの各波を形成して本発明に係る波付けステンレス
鋼溶接管を製造した後に、実施例1と同様にして圧縮荷
重を測定した。このときの波のピッチpと圧縮荷重との
関係を図3に示す。
【0017】
【表2】
【0018】その結果、波の高さhが高いほど圧縮荷重
が大きく耐圧縮強度が高くなることが図2により、また
波のピッチpが小さいほど圧縮荷重が大きく耐圧縮強度
が高くなることが図3によりそれぞれ確認された。
【0019】比較例 外径が22.22mm〜28.58mm,肉厚が0.5〜1.0mm,材質がSU
S 304の直管状のステンレス鋼溶接管であって、焼鈍し
たものと焼鈍しないものをそれぞれ50mmの長さに切断し
て得られた試験片を、実施例1と同様にして圧縮荷重を
測定した。その結果を表3に示す。尚、表3中に、JIS
G 3448「一般配管用ステンレス鋼鋼管」の規格における
20Suを5及び6に、25Suを7及び8にそれぞれ示した。
【0020】
【表3】
【0021】前記実施例1に示した本発明に係る波付け
ステンレス鋼溶接管は山部2の外径D1と谷部3の外径
2との平均値Hが22.6〜23.9mmであるから、この平均
値Hに対応する外径のJIS G 3448「一般配管用ステンレ
ス鋼鋼管」に規定されている管が存在しないので、その
平均値Hに最も近い小さな外径の管である20Su(外径が
22.22mm,肉厚が1.0mm)と、実施例1に示した波付けス
テンレス鋼溶接管とを対比すると、上述した20Su(外径
22.22mm,肉厚1.0mm)の焼鈍材より成る素管の耐圧縮強
度は表3より1519Nであり、この耐圧縮強度を有し山部
2の外径D1と谷部3の外径D2との平均値Hが前記20Su
の外径22.22mm以上である本発明に係る波付けステンレ
ス鋼鋼管としては、図2より前記直管状のステンレス鋼
鋼管と同様に焼鈍材であって山部の外径が25.4mm,波の
高さが該山部の外径の0.05倍である1.2mmでピッチが4.2
mmで肉厚が0.5mmのものに相当する。両者の単位長さ当
りの質量は、前者が0.529kg/mであるのに対し後者は
0.379kg/mであり、所望の外径及び耐圧縮強度を有す
る直管状のステンレス鋼鋼管に対応する山部2の外径D
1と谷部3の外径D2との平均値H及び耐圧縮強度を有す
る本発明に係る波付けステンレス鋼鋼管は、その肉厚を
1/2で且つその質量を72%に低減することができる
ことが判る。
【0022】また、実施例1の本発明に係る波付けステ
ンレス鋼溶接管に波付け加工を施される素管(直管状の
ステンレス鋼溶接管)の耐圧縮強度は表3より1519Nで
あり、実施例1の如く各種のピッチp,高さhの波を形
成された本発明に係る波付けステンレス鋼溶接管はいず
れも前記素管の耐圧縮強度より高い圧縮強度を有してい
ることが判る。
【0023】また、20Suであって焼鈍されていない素管
の耐圧縮強度は表3より2793Nであり、この耐圧縮強度
を有する本発明に係る波付けステンレス鋼鋼管としては
2次加工性に優れているが耐圧縮強度の低い焼鈍材であ
っても図2より山部の外径が25.4mm,波の高さが該山部
の外径の凡そ0.08倍である2.0mmでピッチが4.2mmで肉厚
が0.5mmのものに相当する。両者の単位長さ当りの質量
は、前者が0.529kg/mであるのに対し後者は0.455kg/
mであり、所望の外径及び耐圧縮強度を有する直管状の
ステンレス鋼鋼管に対応する山部2の外径D1と谷部3
の外径D2との平均値H及び耐圧縮強度を有する本発明
に係る波付けステンレス鋼鋼管は、その肉厚を1/2で
且つその質量を86%に低減することができ、しかも波
付けステンレス鋼鋼管は可撓性を有しているので作業性
にも優れていることが判る。
【0024】前記実施例2に示した本発明に係る波付け
ステンレス鋼溶接管は山部2の外径D1と谷部3の外径
2との平均値Hがいずれも30.3mmであるから、この平
均値Hに対応する外径のJIS G 3448「一般配管用ステン
レス鋼鋼管」に規定されている管が存在しないので、そ
の平均値Hに最も近い小さな外径の管である25Su(外径
が28.58mm,肉厚が1.0mm)と、実施例2に示した波付け
ステンレス鋼溶接管とを対比すると、上述した25Su(外
径28.58mm,肉厚1.0mm)の焼鈍材より成る素管の耐圧縮
強度は表3より980Nであり、この耐圧縮強度を有し山
部2の外径D1と谷部3の外径D2との平均値Hが前記25
Suの外径28.58mm以上である本発明に係る波付けステン
レス鋼鋼管としては、図3より前記直管状のステンレス
鋼鋼管と同様に焼鈍材であって山部の外径が31.8mm,波
の高さが該山部の外径の0.06倍である2.0mmでピッチが
8.0mmで肉厚が0.5mmのものに相当する。両者の単位長さ
当りの質量は、前者が0.687kg/mであるのに対し後者
は0.445kg/mであり、所望の外径及び耐圧縮強度を有
する直管状のステンレス鋼鋼管に対応する山部2の外径
1と谷部3の外径D2との平均値H及び耐圧縮強度を有
する本発明に係る波付けステンレス鋼鋼管は、その肉厚
を1/2で且つその質量を65%に低減することができ
ることが判る。
【0025】
【発明の効果】以上に詳述した如く本発明に係る波付け
ステンレス鋼鋼管は、周面に山部と谷部とから成る波が
連続して形成され肉厚が略同等であり、山部の外径と谷
部の外径との平均値が15〜50mmであり、肉厚が0.3mm以
上で且つその単位長さ当りの質量が前記平均値に対応す
る外径のJIS G 3448「一般配管用ステンレス鋼鋼管」に
規定されている管(対応する外径が存在しない場合には
その外径に最も近い小さな外径の管)より軽く、波の高
さが前記山部の外径の(0.04〜0.16)倍で、波のピッチが
2〜10mmであるから、山部の外径と谷部の外径との平均
値に対応する外径のJIS G 3448「一般配管用ステンレス
鋼鋼管」に規定されている直管状のステンレス鋼鋼管
(対応する外径が存在しない場合にはその外径に最も近
い小さな外径の直管状のステンレス鋼鋼管)と比較し
て、薄肉且つ軽量であるにも拘らず同程度の耐圧縮強度
以上の耐圧縮強度を有しており、取扱いが容易であると
共に、可撓性を有していて屈曲自在であるから施工効率
に優れており、しかも少ない材料で安価に製造すること
ができる。
【0026】このように種々の効果を奏する本発明に係
る波付けステンレス鋼鋼管は、その工業的価値の非常に
大きなものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る波付けステンレス鋼鋼管の1実施
例を示す部分断面説明図である。
【図2】波付けされていないステンレス鋼鋼管と本発明
に係る波付けステンレス鋼鋼管とに圧縮荷重を作用させ
たときの波の高さと圧縮荷重との関係を示す図である。
【図3】本発明に係る波付けステンレス鋼鋼管に圧縮荷
重を作用させたときの波のピッチと圧縮荷重との関係を
示す図である。
【符号の説明】
1 本発明に係る波付けステンレス鋼鋼管 2 山部 D1 山部の外径 3 谷部 D2 谷部の外径 h 波の高さ p 波のピッチ t 肉厚

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周面に山部(2)と谷部(3)とから成る波
    が連続して形成され肉厚(t)が略同等であり、山部(2)
    の外径(D1)と谷部(3)の外径(D2)との平均値(H)が15
    〜50mmであり、肉厚(t)が0.3mm以上で且つその単位長
    さ当りの質量が前記平均値(H)に対応する外径のJIS G
    3448「一般配管用ステンレス鋼鋼管」に規定されている
    管(対応する外径が存在しない場合にはその外径に最も
    近い小さな外径の管)より軽く、波の高さ(h)が山部
    (2)の外径(D1)の(0.04〜0.16)倍で、波のピッチ(p)
    が2〜10mmであることを特徴とする波付けステンレス鋼
    鋼管。
JP29318296A 1996-10-16 1996-10-16 波付けステンレス鋼鋼管 Withdrawn JPH10122440A (ja)

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