JPH1012213A - 鉛蓄電池のセル間接続法とその装置 - Google Patents

鉛蓄電池のセル間接続法とその装置

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JPH1012213A
JPH1012213A JP8155769A JP15576996A JPH1012213A JP H1012213 A JPH1012213 A JP H1012213A JP 8155769 A JP8155769 A JP 8155769A JP 15576996 A JP15576996 A JP 15576996A JP H1012213 A JPH1012213 A JP H1012213A
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JP
Japan
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hole
inter
cell
electrode
lead
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JP8155769A
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English (en)
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Kazutomo Ohashi
一智 大橋
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Yuasa Corp
Original Assignee
Yuasa Corp
Yuasa Battery Corp
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電槽隔壁の貫通孔とセル間接続体の接触面と
の形状を相似形とし、良好なセル間接続状態を得る方法
とその装置を提供する。 【解決手段】 本発明の装置は、電槽9の隔壁7を介し
て隣接する極板群12,12の互いに反対極性のセル間
接続体11,11を、該接続体11,11の背面より電
極チップ1,1で押圧して該隔壁7の貫通孔8内で該接
続体11,11同士を接触させ抵抗溶接する鉛蓄電池の
セル間接続法において、前記貫通孔8は上下方向が水平
方向より短く形成され、前記接続体11,11同士の接
触面15が該貫通孔8と相似形に形成されることを特徴
とするものである。また、本発明の方法は、上記抵抗溶
接するセル間接続装置において、電極チップ1は、前記
貫通孔8の両側より中央で該チップ1と貫通孔8との寸
法差aが大であるか、正面中央全体が切り欠かれている
ことを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は鉛蓄電池のセル間接
続方法とその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の鉛蓄電池のセル間接続方法は、図
4に示すように電槽9のセル室6を仕切る隔壁7に貫通
孔8を設け、該貫通孔8を介して、隣り合うセル室6,
6内の極板群12,12のストラップ10,10に立設
された互いに反対極性のセル間接続体11,11を向か
い合わせて配置し、これら接続体11,11を背面より
電極チップ1,1で貫通孔8内に押し込み、これら接続
体11,11が一定の接触面積を得た時点で電極チップ
1,1に通電して溶接する方法であった。
【0003】通常、この方法を採用する場合は、電槽隔
壁7に設けられた貫通孔8の形状が真円形であり、電極
チップ1の正面形状も図6に示すように真円形であっ
た。しかしながら、最近、電池の容積効率向上の要求が
高まり、接続体11の高さ寸法を小さくして、その分だ
け極板13,14の作用面の高さを高くする工夫がなさ
れている。その一つに、電極チップ1の正面形状を真円
形から図7のように上下方向に短い長円形にし、電槽隔
壁7の貫通孔8の形状も真円形から長円形にしたものが
ある。なお、この時の長円形の断面積は、真円形の断面
積と変わらないようにしてある。
【0004】このようにすると、真円形の直径と長円形
の短直径(上下方向の長さ)との差の分だけ接続体11
の高さ寸法を短くでき、その分だけ極板13,14の作
用面の高さを高くできるので、同一容積における電気容
量を増加できる。なお、貫通孔8の形状は楕円形状でも
よく、電極チップ1の形状は貫通孔8の形状と同一で、
貫通孔断面積に対して接続体11の接触面積が20〜5
0%になるように直径を決めている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】貫通孔8の断面積は、
電池の放電最大電流や振動時の機械的強度等によって決
定されるものであるが、該断面積の全てを充満するよう
に溶接するには、電極チップ1で押し出された接続体1
1の接触面の形状が大きな影響を与える。すなわち、理
想的な接触面の形状は、貫通孔8の形状に対して真の相
似形になることであり、電極チップ1と貫通孔8の形状
が従来のように真円の場合は、真の相似形に形成でき
た。しかしながら、電極チップ1と貫通孔8を長円形
(楕円形を含む。以下同じ)にした場合は、図8に示す
ように接触面15が上下方向に膨れ、相似形にならなか
った。この状態で電気抵抗溶接を行うと、抵抗熱で溶け
た溶鉛は、接触面15の外周に沿って溶け始めるため、
貫通孔8内面に到着するのに時間差が生じ、溶接状態に
ばらつきが発生し、最悪の場合、溶接不良が生じるとい
う問題点を有していた。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、貫通孔8と接続
体11の接触面15との形状を相似形とし、良好なセル
間接続状態を得る方法とその装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明のセル間接続方法は、電槽9の隔壁7を介し
て隣接する極板群12,12の互いに反対極性のセル間
接続体11,11を該接続体11,11の背面より電極
チップ1,1で押圧して該隔壁7の貫通孔8内で該接続
体11,11同士を接触させ抵抗溶接する鉛蓄電池のセ
ル間接続法であって、前記貫通孔8は上下方向が水平方
向より短く形成されたものであり、前記電極接続体1
1,11同士の接触面15が該貫通孔8と相似形に形成
されることを特徴とするものである。
【0008】また、本発明の製造装置は、電槽9の隔壁
7を介して隣接する極板群12,12の互いに反対極性
の接続体11,11を該接続体11,11の背面より電
極チップ1,1で押圧して該隔壁7の貫通孔8内で溶接
する鉛蓄電池のセル間接続装置であって、前記電極チッ
プ1の正面形状は、前記貫通孔8の両側より中央におい
て、該チップ1と貫通孔8との寸法差aが大であるか、
または、正面中央全体3が図1(ロ)のように切り欠か
れていることを特徴とするものである。
【0009】そして、前記貫通孔と電極チップ1は、図
5のような長円形であれば、貫通孔8の両側より中央に
おいて、該チップ1と貫通孔8との寸法差aを大にする
ためには、チップ1の正面中央の上下に切欠部4,5を
形成すればよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づき詳細に説明する。 (実施形態1)図1は本発明の装置の一実施形態を示
し、(イ)は要部側面図、(ロ)は要部正面図であり、
1は電極チップ、2は該チップを支持するアームであ
る。電極チップ1の形状は、先端が平たくアーム2に近
づくに従い太くなっている台錐形であり、先端の平たい
部分は正面からみると、上下が水平方向より短い長円形
となっており、水平方向の中央全体3が切り欠かれ、左
右に二分割されている。
【0011】(実施形態2)図2は本発明の装置の他の
一実施形態を示し、(イ)は要部側面図、(ロ)は要部
正面図であり、図1と同一符号は同一名称を示す。本実
施形態の電極チップ1の形状は、正面から見ると、上下
が水平方向より短い長円形となっており、水平方向の中
央の上部と下部に切欠部4,5が形成され、長円形の上
辺と下辺が凹んだようになっている。その他は実施形態
1と同様である。
【0012】
【実施例】次に、本発明のセル間接続方法について説明
する。 (実施例)先ず、図3に示すような6個のセル室6を有
し、隣り合うセル室6,6を仕切る隔壁7に上下方向が
水平方向より短い長円形の貫通孔8を有する電槽9を準
備する。
【0013】次に、図4のように電槽9の各セル室6
に、同極性の極板同士をストラップ10で連結し、該ス
トラップ10の一端にセル間接続体11を立設した極板
群12を収納する。この際、隣り合うセル室6,6のセ
ル間接続体11,11が隔壁7の貫通孔8を介して互い
に反対極性になるように収納する。なお、13は正極
板、14は負極板である。次に、貫通孔8を介して向か
い合うセル間接続体11,11の背面に、実施形態2の
電極チップ1,1の先端を当て、アーム2,2によりそ
れぞれの電極チップ1,1を互いに近づけて、セル間接
続体11,11を貫通孔8内に押し込んで行く。この時
の貫通孔8と電極チップ1との位置関係は、正面からみ
ると図5のようになり、貫通孔8とチップ1との寸法差
aは、貫通孔8の両側より中央の方が大きくなってい
る。そして、アーム2,2が所定の距離になれば、該ア
ームの移動を止め、電極チップ1、1に電流を流して貫
通孔8内の接続体11、11同士を抵抗溶接してセル間
接続を完成する。
【0014】(従来例)図7に示すような上下方向が水
平方向より短く中央が切り欠かれていない長円形の電極
チップ1を用いて実施例と同様にしてセル間接続を行っ
た。
【0015】なお、実施例および従来例において、アー
ム2,2の移動を止めた時のセル間接続体11,11の
接触面15の形状を観察した。その結果を表1に示す。
表1における数値は、接触面15の理想とする形状(電
極チップ1の形状と相似形のもの)に対する上下方向の
膨らみの寸法(mm)を示す。
【0016】
【表1】
【0017】また、実施例と従来例で各3個ずつ鉛蓄電
池を作製し、それぞれのセル間接続体(電池1個につき
5か所)を引き剥がし、溶接面を観察した。その結果を
表2に示す。
【0018】
【表2】
【0019】以上のとおり、電槽隔壁7の貫通孔8の形
状を上下方向が水平方向より短い長円形とし、電極チッ
プ1の形状を上下方向が短く、中央部の一部または全部
が切り欠かれた長円形にすると、隣接するセル間接続体
11,11の接触面15が貫通孔8の形状と略相似形に
なり、溶接状態にばらつきが生じず、良好な接続が得ら
れる。
【0020】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
セル間接続部の接触面の形状が貫通孔の形状と略相似形
になり、良好なセル間接続状態が得られる。また、本発
明のセル間接続部の形状が上下方向が短い長円形あるの
で、セル間接続体の高さ寸法を短くでき、容積効率に優
れた鉛蓄電池を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)は本発明の装置の一実施形態を示す要部
側面図であり、(ロ)は同要部正面図である。
【図2】(イ)は本発明の装置の他の実施形態を示す要
部側面図であり、(ロ)は同要部正面図である。
【図3】本発明の方法に係る電槽の斜視図である。
【図4】従来の方法および本発明の方法に係る説明図で
ある。
【図5】電極チップと貫通孔の位置関係を示す要部正面
図である。
【図6】(イ)は従来の装置の一実施形態を示す要部側
面図であり、(ロ)は同要部正面図である。
【図7】(イ)は従来の装置の他の実施形態を示す要部
側面図であり、(ロ)は同要部正面図である。
【図8】従来の装置で押圧した時のセル間接続体の接触
面の形状を示す断面図である。
【符号の説明】
1 電極チップ 3 電極チップの正面中央全体 4,5 切欠部 6 セル室 7 隔壁 8 貫通孔 9 電槽 10 ストラップ 11 セル間接続体 12 極板群 15 接続体の接触面 a 貫通孔と電極チップとの寸法差
【手続補正書】
【提出日】平成8年9月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電槽の隔壁を介して隣接する極板群の互
    いに反対極性のセル間接続体を該接続体の背面より電極
    チップで押圧して該隔壁の貫通孔内で該接続体同士を接
    触させ抵抗溶接する鉛蓄電池のセル間接続法において、
    前記貫通孔は上下方向が水平方向より短く形成されたも
    のであり、前記接続体同士の接触面が該貫通孔と相似形
    に形成されることを特徴とする鉛蓄電池のセル間接続
    法。
  2. 【請求項2】 電槽の隔壁を介して隣接する極板群の互
    いに反対極性のセル間接続体を該接続体の背面より電極
    チップで押圧して該隔壁の貫通孔内で該接続体同士を接
    触させ抵抗溶接する鉛蓄電池のセル間接続装置におい
    て、前記電極チップは、前記貫通孔の両側より中央にお
    いて該チップと貫通孔との寸法差が大であるか、また
    は、正面中央全体が切り欠かれていることを特徴とする
    鉛蓄電池のセル間接続装置。
  3. 【請求項3】 前記電極チップは、正面中央の上下に切
    欠部を有することを特徴とする請求項2記載の鉛蓄電池
    のセル間接続装置。
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