JPH10122100A - 自動二輪車における燃料噴射装置 - Google Patents

自動二輪車における燃料噴射装置

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JPH10122100A
JPH10122100A JP8297193A JP29719396A JPH10122100A JP H10122100 A JPH10122100 A JP H10122100A JP 8297193 A JP8297193 A JP 8297193A JP 29719396 A JP29719396 A JP 29719396A JP H10122100 A JPH10122100 A JP H10122100A
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JP
Japan
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fuel
passage
throttle body
injection device
valve
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JP8297193A
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Inventor
Hiroshi Yamazoe
博司 山添
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Keihin Corp
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Keihin Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動二輪車の従来の収納空間A内に収納配置
できる燃料噴射装置を得る。 【構成】 内部に絞り弁3を備えた複数の吸気路1Aを
有する多連スロットルボデーFの一側Xに、燃料分配管
Nと燃料噴射弁Jとを備えた燃料分配部Dを固定配置
し、前記燃料分配管の長手方向を、多連スロットルボデ
ーFの吸気路1Aに略直交する長手方向S−Sに沿って
配置する。燃料ポンプPとフューエルフィルターQとを
備えた燃料供給部Gは、多連スロットルボデーFの他側
Yに固定配置され、燃料ポンプPの長手方向は、多連ス
ロットルボデーFの長手方向S−Sに沿って配置され
る。上記により燃料噴射装置Bは、多連スロットルボデ
ーFと、燃料分配部Dと燃料供給部Gとによりユニット
化される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動二輪車における燃
料供給装置に関するもので、そのうち特に、燃料ポン
プ、燃料分配管、燃料噴射弁、複数の吸気路が穿設され
た多連スロットルボデー、を備えた燃料噴射装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車における燃料供給装置とし
て、単一の気化器を複数個用いた多連気化器と、複数の
吸気路、燃料ポンプ、燃料噴射弁、等を備えた燃料噴射
装置と、に大別される。
【0003】多連気化器について、図18、図19、図
20によって説明する。図18は、多連気化器CAを構
成する単一の気化器Cの縦断面図、図19は、単一の気
化器Cを側方に4個配置した多連気化器CAの機関側よ
りみた正面図、図20は、図19の上部平面図、であ
る。図18によって単一の気化器Cについて説明する。
90は、内部を吸気路90Aが貫通して穿設されるとと
もに該吸気路90Aが絞り弁軸90Bに取着された絞り
弁90Cによって開閉制御される気化器本体である。絞
り弁90Cより上流側(図18において右側)の吸気路
90Aの中間部より、上方に向かって負圧作動弁案内筒
90Dが連設されて開口し、この負圧作動弁案内筒90
D内に負圧作動弁91が移動自在に配置される。負圧作
動弁91の上端には、傘状をなす区画体91Aが取着さ
れるもので、この区画体91Aの環状の外周部は、上方
に向かって開口する気化器本体90の上方開口凹部90
Eと、それに対接する有底カップ状をなすカバー92と
によって挟持される。そして、カバー92と、それに対
向する負圧作動弁91を含む区画体91Aの上面とによ
って受圧室91Bが形成され、上方開口凹部90Eと、
それに対向する負圧作動弁91を含む区画体91Aの下
面とによって大気室91Cが形成される。すなわち、吸
気路90Aの一側X(図18において上方)には、負圧
作動弁案内筒90D、大気室91C、受圧室91B、よ
りなる負圧作動部C1が上方に向かって形成される。
【0004】一方、吸気路90Aの他側Y(図18にお
いて下方)には、浮子室本体93が配置され、気化器本
体90の下部と浮子室本体93とによって下方に向かう
浮子室94が形成される。すなわち、吸気路90Aの他
側Y(図18において下方)には浮子室94よりなる燃
料貯溜部C2が下方に向かって形成される。尚、95は
吸気路90Aに開口する低速燃料噴孔、96は負圧作動
弁91の底部に臨んで吸気路90Aに開口する主燃料噴
孔である。
【0005】そして、かかる単一の気化器Cが側方に一
定の取付けピッチをもって4個配置され、ステー97に
よって固定されて4連気化器CAが形成される。4連気
化器において、各単一の気化器Cの絞り弁軸90Bは、
側方に同芯に配置されるとともに隣接する各気化器Cの
絞り弁軸90Bの端部は対向して配置され、この対向端
は連結同調機構98によって同期的に連結される。この
連結同調機構98は実公昭43−964号公報に示され
る。すなわち、4連気化器を構成する各気化器Cの絞り
弁90Cは、前記連結同調機構98によって同期的に回
転するとともにその絞り弁開度を同一開度に同調されて
保持される。
【0006】以上によると、4連気化器CAは、全高
H、全幅W、全長Lの空間内に形成される。この全高H
は、主に負圧作動部C1、吸気路90A、燃料貯溜部C
2の合計された高さによって決定される。又、全長L
は、主に吸気路90Aの長手方向の長さによって決定さ
れる。更に全幅Wは、隣接する各気化器Cの取付けピッ
チによって決定される。
【0007】そして、かかる4連気化器CAは、図2
1、図22に示される如き、自動二輪車の燃料タンクT
の下方、機関Eの右側方、変速機Mの上方、に形成され
る収納空間A内に配置されるものであり、4連気化器C
Aを構成する各気化器Cの吸気路90Aの下流は機関E
に連なる吸気管E1に接続され、吸気路90Aの上流
は、エアクリーナK内に接続される。
【0008】次に、自動二輪車の燃料噴射装置は、特開
昭55−148958号公報に示される。これによる
と、燃料タンク内に燃料ポンプとプレッシャーレギュレ
ターを内蔵し、燃料タンク内をそれらの取付けスペース
としたものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の自動二輪
車の燃料供給装置によると、燃料供給装置は、燃料タン
クTの下方、機関Eの右側方、変速機Mの上方に形成さ
れる収納空間A内に配置されなければならない。ここで
多連気化器にあっては、前述の如くその全高Hは、吸気
路90A、燃料貯溜部C2、負圧作動部C1によって決
定され、その全幅Wは吸気路90Aを含む気化器本体9
0の連装ピッチによって決定され、全長Lは吸気路90
Aの長さによって決定され、且つそれらの主たる構成が
気化器本体90、浮子室本体93、カバー92によるの
で前記収納空間A内に容易に収納配置できるものであ
る。一方、燃料供給装置として燃料噴射装置を用いる場
合、燃料噴射装置の構成が、複数の吸気路が穿設された
多連スロットルボデー、燃料ポンプ、フューエルフィル
ター、燃料分配管、燃料噴射弁、によって構成されるの
で、前記限られた収納空間A内に燃料噴射装置を収納す
ることは困難を極める。
【0010】例えば、前述した自動二輪車の燃料噴射装
置によると、燃料タンク内に燃料ポンプとプレッシャー
レギュレターを内蔵することによって以下の不具合を生
ずる。 燃料タンク内に内蔵空間を形成する為、及び燃料ポン
プなどを燃料タンク内へ挿入する為、に燃料タンクを改
造する必要があり、従来の燃料タンクをそのまま使用す
ることができない。 自動二輪車において、燃料タンクは外部に露出されて
配置される。燃料ポンプ、プレッシャーレギュレターを
内蔵する為の収納空間を燃料タンクに設ける際、燃料タ
ンクの美観を損なうことなく収納空間を設けることは極
めて困難であり、特に燃料タンクの設計的自由度が阻害
される。 燃料タンクのタンク容量は、燃料タンクの満タン時に
おける自動二輪車の航続距離によって決定される。前
記、燃料タンク内に燃料ポンプ、プレッシャーレギュレ
ターを配置したことによると、燃料タンクのタンク容量
はその収納した容積に相当して増加する必要があり、燃
料タンクが大型化して好ましいものでない。 密閉状をなす燃料タンク内に燃料ポンプ、プレッシャ
ーレギュレター、を収納する為には、燃料補給孔の他に
開口部を新たに設け、この開口部を介して燃料ポンプ、
プレッシャーレギュレターを燃料タンク内に挿入し、そ
の後に開口部を閉塞する必要がある。以上によると、そ
の作業性は極めて悪いものである。 メンテナンス時において、燃料タンク内の燃料ポンプ
及びプレッシャーレギュレターは、燃料タンク外へ取り
出される必要があり、メンテナンス作業性が悪い。 自動二輪車において、運転者の顔は、燃料タンクの比
較的近傍に位置し、燃料タンク内に燃料ポンプが配置さ
れたことによって、顔の近傍に燃料ポンプが配置される
ことになる。以上によると、機関の運転音が比較的小な
るアイドリング運転時において燃料ポンプから生起する
ポンプ音が運転者に騒音としてとらえられて好ましくな
い。
【0011】本発明になる自動二輪車における燃料噴射
装置は前記不具合に鑑み成されたもので、その目的とす
るところは、自動二輪車において、多連気化器が収納さ
れる収納空間内に大きな変更することなく配置すること
のできる燃料噴射装置を提供することを第1の目的とす
る。又、自動二輪車への取付け性及びメンテナンス性の
すぐれた燃料噴射装置を提供することを第2の目的とす
る。
【0012】
【課題を解決する為の手段】本発明になる自動二輪車に
おける燃料噴射装置は前記目的を達成する為に、自動二
輪車に搭載される燃料タンクの下方に、機関に連なる燃
料供給装置を備えた自動二輪車において、燃料噴射装置
は、多連スロットルボデーと、燃料供給部と、燃料分配
部と、により形成され;前記多連スロットルボデーは、
側方に隔別して複数設けられる吸気路と、各吸気路内に
配置され、各吸気路を同期的に開閉する絞り弁と、を備
え;燃料供給部は、燃料を吸入し、昇圧して吐出する燃
料ポンプと、燃料ポンプに直列に流路接続され、燃料ポ
ンプより供給される燃料をろ過するフューエルフィルタ
ーと、を備え、燃料分配部は、内部に燃料分配路が穿設
される燃料分配管と、燃料分配路内の燃料を、各吸気路
内に向けて噴射する燃料噴射弁と、を備え;前記、燃料
分配管の長手方向を、多連スロットルボデーの吸気路に
略直交する長手方向に沿って配置するとともに燃料分配
管と燃料噴射弁とを備えた燃料分配部を多連スロットル
ボデーの一側に固定配置し、又、前記、燃料ポンプの長
手方向を多連スロットルボデーの長手方向に沿って配置
するとともに燃料ポンプとフューエルフィルターとを備
えた燃料供給部を、多連スロットルボデーの他側に固定
配置し、一方、燃料ポンプの燃料吸入路を、上方位置に
ある燃料タンクに燃料流入路を、介して接続し、フュー
エルフィルターの燃料吐出路を、燃料流出路を介して燃
料分配路に接続したことを第1の特徴とする。
【0013】又、本発明は、前記第1の特徴に加え、多
連スロットルボデーは、単一の吸気路が穿設された単一
のスロットルボデーによって形成されるとともに、側方
にのびるベース部材の一側に複数の前記スロットルボデ
ーが固定配置され、一方、燃料供給部を構成する燃料ポ
ンプ、フューエルフィルターを、ベース部材の他側に固
定配置したことを第2の特徴とする。
【0014】又、本発明は、前記第1の特徴に加え、多
連スロッルボデーは、複数の吸気路が側方に穿設された
単一のスロットルボデーによって形成されるとともに、
多連スロットルボデーの一側に、燃料分配管と燃料噴射
弁とを備えた燃料分配部を固定配置し、一方、多連スロ
ットルボデーの他側に、燃料ポンプとフューエルフィル
ターとを備えた燃料供給部を固定配置したことを第3の
特徴とする。
【0015】又、本発明は、前記第1の特徴に加え、燃
料ポンプの燃料吐出路からフューエルフィルターを介し
て燃料分配路に連なる高圧配管に、プレッシャーレギュ
レターを配置し、該プレッシャーレギュレターの燃料リ
ターン通路を、燃料流入路に接続したことを第4の特徴
とする。
【0016】又、本発明は、前記第4の特徴に加え、プ
レッシャーレギュレターを、燃料ポンプの燃料吐出路と
フューエルフィルターの燃料吸入路との間の高圧配管に
配置するとともに、多連スロットルボデーの他側に配置
し、該プレッシャーレギュレターの燃料リターン通路
を、燃料流入路に接続したことを第5の特徴とする。
【0017】又、本発明は、前記第4の特徴に加え、プ
レッシャーレギュレターを、フューエルフィルターの下
流側の高圧配管に配置するとともに、多連スロットルボ
デーの他側に配置し、該プレッシャーレギュレターの燃
料リターン通路を、燃料流入路に接続したことを第6の
特徴とする。
【0018】又、本発明は、前記第1の特徴に加え、燃
料タンクの底部に開閉弁を配置し、燃料流入路の上流
を、開閉弁に接続したことを第7の特徴とする。
【0019】更に、本発明は、前記第7の特徴に加え、
燃料タンクの底部に配置される開閉弁を、燃料タンク内
の低位置に開口する第1燃料流入路と、中位置に開口す
る第2燃料流入路と、を切換えることのできるリザーブ
付開閉弁としたことを第8の特徴とする。
【0020】更に又、本発明は、前記第1の特徴に加
え、燃料ポンプは、高圧配管保護用のリリーフ弁を備え
た燃料リリーフ通路を備え、該リリーフ通路の下流を燃
料流入路に接続したことを第9の特徴とする。
【0021】
【実施例】以下、本発明になる自動二輪車における燃料
噴射装置の一実施例を図1から図6によって説明する。
1は、多連スロットルボデーFを構成する単一のスロッ
トルボデーであって図1に示される。(以下、単一のス
ロットルボデー1については単にスロットルボデー1と
いう) スロットルボデー1には、図1において左方から右方に
向けて吸気路1Aが貫通して穿設され、吸気路1Aには
絞り弁軸2に取着されて吸気路1Aを開閉する絞り弁3
が回転自在に配置される。吸気路1Aの一側X(図1に
おいて上方)には、後述する燃料噴射弁を挿入支持する
燃料噴射弁支持孔1Bが穿設され、この燃料噴射弁支持
孔1Bの下方は絞り弁3より下流側(図1において左
方)の吸気路1A内に向かって斜めに開口して形成さ
れ、さらに後述する燃料分配管を支持する取付け腕部1
Cが前記燃料噴射弁支持孔1Bより上流側(図1におい
て右方)に突出して形成される。この取付け腕部1Cの
取付け面1Dは燃料噴射弁支持孔1Bの長手方向に直交
する方向に設けるのが好ましい。又、吸気路1Aの他側
Y(図1において下方)には、後述するベース部材へ取
着する為に平坦面形状をなす取付け面1Eが形成され
る。この取付け面1Eは、吸気路1Aと平行に形成され
る。
【0022】4は、平板状をなし、側方にのびるベース
部材であり、スロットルボデー1の取付け面1Eがこの
ベース部材4の一側4A上に配置される。本実施例にあ
っては、4個のスロットルボデー1が、従来の多連気化
器CAの連装ピッチと略同一状態に側方に配置され、こ
の状態においてベース部材4の一側4A上に各スロット
ルボデー1の取付け面1Eがビス4Cにて螺着される。
従ってベース部材4は、多連スロットルボデーFの吸気
路1Aに略直交する長手方向S−Sに沿って配置され
る。かかる状態において、スロットルボデー1の吸気路
1Aは定められた連装ピッチで、ベース部材4の一側4
A上に、側方に4個固定配置され、多連スロットルボデ
ーFを構成する。このとき各スロットルボデー1の各絞
り弁軸2は同芯に配置され、且つ隣接するスロットルボ
デー1の対向する各絞り弁軸2の対向端は、従来の多連
気化器CAにおいて用いられる連結同調機構98によっ
て同期的に連結されるとともに各絞り弁3の開度は調整
されて同調される。
【0023】次いで、ベース部材4の他側4B(図2に
おいて下側)に燃料ポンプPとフューエルフィルターQ
とにより構成される燃料供給部Gが固定配置される。燃
料ポンプPは公知の電動式燃料ポンプであり、図2にお
いてフューエルフィルターQの左方にあって、且つ、燃
料ポンプPの長手方向が多連スロットルボデーFの吸気
路1Aに略直交する長手方向S−S(いいかえるとベー
ス部材4の長手方向)に沿って配置される。本例におい
て、燃料ポンプPはバンドP3をもってベース部材4の
他側4Bに固定されたが取着方法に限定されるものでな
い。かかる状態において、燃料ポンプPは、ベース部材
4の上部投影面内に配置され、その燃料吸入路P1が左
方に向かい、燃料吐出路P2が右方に向かう。尚、燃料
ポンプPのモーター部へ外部より電流を供給する給電部
としての端子の記載は省略された。図4は、図2に示さ
れる多連スロットルボデーFを上方よりみた際におけ
る、ベース部材4と燃料供給部Gとの位置関係を示すも
ので、燃料ポンプPがベース部材4の上部投影面内に配
置されることがよく示される。
【0024】フューエルフィルターQは、燃料吸入路Q
1と燃料吐出路Q2を備え、内部にろ過部材を収納せる
公知のものであり、図2において燃料ポンプPの右方に
あり、且つベース部材4の他側4B上にバンドQ3をも
って固定配置された。そして、このフューエルフィルタ
ーQもまた前記燃料ポンプPと同様にベース部材4の上
部投影面内に配置される。
【0025】以上によれば、ベース部材4は、多連スロ
ットルボデーFの吸気路1Aに略直交する長手方向S−
Sに沿って配置されるとともに、ベース部材4の一側4
Aが多連スロットルボデーFを構成する各スロットルボ
デー1の取付面1Eに固定配置される。又、燃料ポンプ
PとフューエルフィルターQとにより構成される燃料供
給部Gはベース部材4の他側4B上に固定配置されると
ともに、燃料ポンプPの長手方向が多連スロットルボデ
ーFの吸気路1Aに略直交する長手方向S−Sに沿って
配置される。更に又、燃料ポンプPとフューエルフィル
ターQとにより構成される燃料供給部Gは、ベース部材
4の上方よりみた上部投影面内に配置される。
【0026】而して、燃料ポンプPの長手方向は、多連
スロットルボデーFの吸気路1Aに略直交する長手方向
S−Sに沿って配置され、且つ燃料ポンプPとフューエ
ルフィルターQとにより構成される燃料供給部Gは、多
連スロットルボデーFの他側Y(図において下方)に固
定配置される。
【0027】燃料分配管Nと燃料噴射弁Jとによって構
成される燃料分配部Dは多連スロットルボデーFの一側
X(図2において上方)に固定配置される。すなわち、
燃料分配管Nは、内部に長手方向に沿って燃料分配路N
1が穿設されるとともに、燃料分配路N1から燃料分配
管Nの取付け端面N2に向けて4個の燃料噴射弁挿入孔
N3が開口して穿設される。
【0028】この燃料分配管Nは、その長手方向から多
連スロットルボデーFの吸気路1Aに略直交する方向S
−Sに沿って配置されるもので、このとき燃料分配管N
の取付け端面N2が各スロットルボデー1の取付け腕部
1Cの取付け面1D上に配置され、この状態において、
ビスN4によって燃料分配管Nがスロットルボデー1に
取着される。そして、かかる燃料分配管Nのスロットル
ボデー1への取着時において、各スロットルボデー1に
穿設せる燃料噴射弁支持孔1Bと、それに対向する燃料
分配管Nに穿設せる各燃料噴射弁挿入孔N3内にはそれ
ぞれ燃料噴射弁Jが挿入され、スロットルボデー1と燃
料分配管Nとによって燃料噴射弁Jが挟持されて固定さ
れる。すなわち、各スロットルボデー1の絞り弁3より
下流側の吸気路1A内には、燃料分配路N1に連なる燃
料噴射弁Jが開口する。
【0029】而して、多連スロットルボデーFの一側X
(図2において上側)に燃料分配管Nと燃料噴射弁Jと
よりなる燃料分配部Dが固定配置され、このとき前記燃
料分配部Dは、多連スロットルボデーFの上部投影面内
に略配置される。これは、図3によく示される。
【0030】以上によれば、多連スロットルボデーFの
一側X(上側)に燃料分配管Nと燃料噴射弁Jとによっ
て構成される燃料分配部Dが固定配置され、多連スロッ
トルボデーFの他側Y(下側)に燃料ポンプP、フュー
エルフィルターQとよりなる燃料供給部Gが固定配置さ
れる。いいかえると、燃料噴射装置Bにおいて、その主
要なる作用をなす構成と、大なる形状をなす構成の全て
と、が多連スロットルボデーFに集約的にユニット化さ
れた。
【0031】そして、前記ユニット化された燃料噴射装
置Bの、全高H、全幅W、及び全長Lは、多連気化器C
Aと略同一寸法内にまとめることができる。すなわち、
全高Hにあっては、気化器本体90の吸気路90Aに相
当する部分に多連スロットルボデーFの吸気路1Aを配
置でき、多連気化器CAの燃料貯溜部C2に相当する部
分に、燃料供給部Gとしての燃料ポンプP、フューエル
フィルターQを配置でき、多連気化器CAの負圧作動部
C1に相当する部分に燃料分配部Dとしての燃料分配管
N、燃料噴射弁Jを配置することができたからである。
又、全幅Wにあっては、各スロットルボデー1の吸気路
1Aの連装ピッチを多連気化器CAの連装ピッチと合わ
せることができ、更には燃料分配管の長手方向及び燃料
ポンプPの長手方向を、多連スロットルボデーFの吸気
路1Aに直交する長手方向S−Sに沿って配置したの
で、多連スロットルボデーFの全幅内に配置できたもの
である。更に全長Lにあっては、多連スロットルボデー
Fの吸気路1Aの長さを多連気化器CAの吸気路90A
の長さに合わせることができ、特に燃料分配部Dの燃料
噴射弁Jを吸気路1Aに対して傾斜して配置したことに
よるものである。
【0032】そして前記ユニット化された燃料噴射装置
B内において、燃料配管は以下のように接続される。燃
料ポンプPの燃料吐出路P2とフューエルフィルターQ
の燃料吸入路Q1とは高圧配管Vとしての第1燃料通路
V1にて接続され、フューエルフィルターQの燃料吐出
路Q2と燃料分配管Nの燃料分配路N1とは、高圧配管
Vとしての燃料流出路V2にて接続される。
【0033】ここで振りかえって図面の説明を行なう
と、図1は図2のZ3−Z3線における縦断面図(燃料
ポンプは断面していない)、図2はユニット化された燃
料噴射装置の正面図、図3は図2の上部平面図、図4
は、ベース部材4に対する燃料供給部Gの配置を示す平
面図、図5は図2のZ2−Z2線における一部断面を含
む側面図、図6は図2のZ1−Z1線における要部縦断
面図、である。
【0034】そして、かかるユニット化された燃料噴射
装置Bが図21、図22に示される燃料タンクTの下
方、機関Eの右側方、変速機Mの上方に形成される収納
空間A内に配置される。このとき、燃料噴射装置Bの全
高H、全幅W、全長Lを前述の如く多連気化器CAの全
高H、全幅W、全長Lと略同一寸法とすることができた
ことにより収納空間A内に容易に収納配置できる。そし
て、多連スロットルボデーFの各吸気路1Aの下流は、
機関Eの各吸気管E1に接続され、吸気路1Aの上流
は、エアクリーナK内に接続される。また、燃料ポンプ
Pの燃料吸入路P1は、低圧配管Uとしての燃料流入路
U1を介して燃料タンクTの底部に接続される。以上に
よってユニット化された燃料噴射装置Bが自動二輪車に
搭載されるとともに低圧配管、高圧配管を含む全ての燃
料流路の接続が完了する。
【0035】そして、機関Eが運転操作されると、燃料
タンクT内の燃料は、その重力によって燃料流入路U1
を介して燃料ポンプPの燃料吸入路P1に達し、この燃
料は燃料ポンプPによって昇圧され、燃料吐出路P2、
第1燃料通路V1、燃料吸入路Q1を介してフューエル
フィルターQへ供給される。そして、フューエルフィル
ターQによってろ過された燃料は、フューエルフィルタ
ーQの燃料吐出路Q2、燃料流出路V2を介して燃料分
配管Nの燃料分配路N1内へ供給され、これによって燃
料噴射弁Jに向けて昇圧されてろ過された燃料が供給さ
れる。一方、燃料噴射弁Jには、図示せぬECU(El
ectronic Control Unit)から噴
射信号が送られるもので、燃料噴射弁Jはこの噴射信号
によってその噴射時間が制御され、所望の燃料が各燃料
噴射弁Jから各スロットルボデー1の吸気路1A内に噴
射供給され、これによって機関Eの運転が行なわれる。
上記作用は、ブロック図的に書かれた図7によってよく
理解できる。
【0036】以上の如く、本発明の燃料噴射装置による
と、多連スロットルボデーFの一側Xに、燃料分配管N
と燃料噴射弁Jとにより構成される燃料分配部Dを固定
配置し、多連スロットルボデーFの他側Yに、燃料ポン
プP、フューエルフィルターQとにより構成される燃料
供給部Gを固定配置してそれらをユニット化し、且つ該
ユニット化された燃料噴射装置Bの全高H、全幅W、全
長L、を従来の多連気化器CAと略同一寸法内にまとめ
ることができたので、自動二輪車の燃料タンクT、機関
E、変速機Mによって形成される従来の収納空間A内に
容易に燃料噴射装置Bを収納配置できたもので、従来の
自動二輪車の構成に何等の変更を加えることなく、自動
二輪車の燃料噴射化を達成できたものである。
【0037】燃料噴射装置Bが、多連スロットルボデー
Fと燃料分配部Dと燃料供給部Gと、によって一体にユ
ニット化されたことによると、燃料噴射装置B自体の組
みつけ作業性が大きく向上するとともに燃料噴射装置B
のアッセンブリー状態における性能保証、品質保証を極
めて高精度に維持、管理でき、もって燃料噴射装置Bの
生産性を著しく向上でき、その製造コストを効果的に低
減できたものである。
【0038】又、自動二輪車への搭載は、ユニット化さ
れた燃料噴射装置Bを収納空間A内に配置して取りつ
け、燃料流入路U1を燃料タンクTへ接続すればよいも
ので、自動二輪車への取りつけ性を飛躍的に向上できた
ものである。特に、自動二輪車において、その収納空間
Aは、四輪車に比較して極めて小なるもので、上記効果
は自動二輪車において極めて大きい。
【0039】又、燃料噴射装置Bのメンテナンス時にお
いて、ユニット化された燃料噴射装置Bを自動二輪車よ
り取り外せば、燃料噴射装置Bを構成する全ての構成部
品を、一回の作業で自動二輪車より取り外すことができ
るものでメンテナンス作業を極めて容易に行なうことが
できる。
【0040】又、機関Eを長期に渡って使用した際、機
関Eの経時変化等によって各絞り弁3の開度を連結同調
機構98を用いて再度同調する必要がある。本発明にな
る燃料噴射装置Bにあっては、かかる際において、燃料
タンクTを自動二輪車より取り外して燃料噴射装置Bの
上方部分を開口し、しかる後に燃料タンクTを燃料噴射
装置Bより上方位置に配置するとともに比較的に長い新
たな燃料流入路をもって燃料タンクTと燃料ポンプPの
燃料吸入路P1とを連結する。そして、機関Eを運転し
た状態において、連結同調機構98を上方より操作して
各絞り弁3の開度を同調する。そして、上記作業におい
て取り外された燃料タンクTと燃料ポンプPの燃料吸入
路P1とを連結する新たな燃料流入路内には、燃料タン
クT内の燃料がその重力によって低圧の燃料として流下
するので、燃料洩れに対する格別な配慮を必要とするこ
とがない。仮にこの燃料流入路内を昇圧された燃料が流
下するとすれば、燃料流入路自体の耐圧性を高めたり、
あるいは燃料タンクT、燃料ポンプPの燃料吸入路P
1、との接続部のシールについて格別に配慮する必要が
ある。
【0041】又、燃料ポンプPによって昇圧された高圧
燃料は、燃料ポンプPとフューエルフィルターQとを接
続する第1燃料通路V1、及びフューエルフィルターQ
と燃料分配路N1とを接続する燃料流出路V2の高圧配
管V内を流下する。ここで本発明にあっては、ユニット
化され、燃料供給部G、多連スロットルボデーF、燃料
分配管Dが近接して配置された燃料噴射装置B内に前記
第1燃料通路V1及び燃料流出路V2の高圧配管Vが配
置されるので、該通路の長さを短くでき、高価で耐圧性
の高い流路部材の使用を少なくすることができる。又上
記高圧燃料が流れる高圧配管をできるだけ外部へ露出す
ることを抑止できる。一方、燃料タンクTと燃料ポンプ
Pの燃料吸入路P1とを連絡する燃料流入路U1は、前
記高圧配管Vに比較すると、その長さは長いものである
が、該燃料流入路U内は重力によって流下する低圧燃料
が流れるので耐圧性の比較的低い流路部材を使用でき
る。
【0042】又、燃料ポンプPはユニット化された燃料
噴射装置Bの多連スロットルボデーFの他側Yに配置さ
れるので、自動二輪車に前記燃料噴射装置が搭載された
際、燃料ポンプPは燃料タンクTより下方位置に配置さ
れるので、燃料ポンプPのポンプ音が騒音として運転者
にきこえにくい。
【0043】又、側方にのびるベース部材4の一側4A
上に、単一の吸気路1Aが穿設された単一のスロットル
ボデー1を側方に複数配置して固定したことによると、
特に各吸気路の連装ピッチを変更する際、ベース部材4
に対する各スロットルボデー1の取付け位置を変えるこ
とで極めて容易に対応しうるもので、単一のスロットル
ボデー1の汎用性を高めることができる。更に又、燃料
ポンプPの運転時において、燃料ポンプPから熱が発生
する際、あるいは振動の発生する際、ベース部材4の材
料を選択することによって、それらの熱及び振動がスロ
ットルボデー1に伝達されることを抑止できて効果的で
ある。
【0044】次に、図8、図9によって本発明になる自
動二輪車における燃料噴射装置の他の実施例について説
明する。図8はユニット化された燃料噴射装置の正面
図、図9は図8のZ4−Z4線における縦断面図、であ
る。尚、図2に示される第1の実施例とは、スロットル
ボデーが異なるとともにベース部材4が用意されないも
ので、相違する部分についてのみ説明し、同一構造部分
については同一符号を使用して説明を省略する。5は、
単一のスロットルボデーによって形成された多連スロッ
トルボデーであり、複数の吸気路5Aが側方に所望の連
装ピッチにて一体形成される。吸気路5Aの他側Y(図
8において下方)には、多連スロットルボデー5の吸気
路5Aに略直交する長手方向S−Sに沿って取付け鍔部
5Bが一体形成される。そして、多連スロットルボデー
5の一側Xに前記第1の実施例と同様に燃料分配管Nと
燃料噴射弁Jとにより構成される燃料分配部Dが固定配
置され、多連スロットルボデー5の他側Yにある取付け
鍔部5Bの取付け面5Cに、第1の実施例と同様に燃料
ポンプPとフューエルフィルターQとにより構成される
燃料供給部Gが固定配置される。以上によると、多連ス
ロットルボデー5の一側Xに燃料分配部Dが固定配置さ
れ、他側Yに燃料供給部Gが固定配置され、これによっ
てユニット化された燃料噴射装置Bが形成される。
【0045】かかる第2の実施例によると、多連スロッ
トルボデー5は複数の吸気路5Aを備えた単一のスロッ
トルボデーによって形成されることからベース部材を必
要とするものでなく、且つベース部材に対して吸気路を
それぞれ備えた複数のスロットルボデーを取着する必要
がない。又、絞り弁軸2を回転自在に支持する為にスロ
ットルボデーに穿設される弁軸孔5Dの加工精度を向上
できるとともに加工工数を低減できる。これはスロット
ルボデーをセットした状態において、単一のドリルをも
って全ての弁軸孔5Dを一回で加工できることによる。
【0046】而して、部品点数、加工工数、組みつけ工
数、の削減が可能となったもので、更に燃料噴射装置の
製造コストの低減を達成できる。又、弁軸孔5Bの加工
精度を向上できたことによると、図8において図示され
ないが、絞り弁軸2を一本の軸とし、且つ連結同調機構
98を廃止することも可能であり、これによると更にそ
の製造コストを低減できる。
【0047】次に、図10、図11によって第3の実施
例について説明する。図10はプレッシャーレギュレタ
ーを含んでユニット化された燃料噴射装置の上部平面
図、図11は図10のZ5−Z5線における要部縦断面
図、である。尚、本実施例は図1に示される第1の実施
例に対して、プレッシャーレギュレターが配置されたも
ので相違する部分についてのみ説明し、同一構造部分に
ついては同一符号を使用して説明を省略する。
【0048】プレッシャーレギュレターRは公知であ
り、燃料分配管Nの燃料分配路N1を含む高圧配管V内
を流れる燃料圧力を大気圧又は吸気管負圧に対して一定
の圧力に保つ働きをする燃料調圧弁である。プレッシャ
ーレギュレターRは、筐体がダイヤフラム6Aによって
スプリング室6Bと燃料室6Cとに区分され、燃料室6
C内には、燃料ポンプPによって昇圧された高圧燃料を
燃料室6C内へ導入する為の燃料導入路6Dと、燃料室
6C内の燃料を外部へ排出する為の燃料リターン通路6
Eとが開口して設けられ、一方ダイヤフラム6Aと一体
的に形成されたバルブ6Fは、スプリング室6B内に縮
設されたスプリング6Gにより燃料リターン通路6Eを
閉塞する側に付勢される。
【0049】かかるプレッシャーレギュレターRの燃料
導入路6Dは、燃料ポンプPの燃料吐出路P2からフュ
ーエルフィルターQを介して燃料分配路N1に至る高圧
配管Vに接続配置されるもので、このとき注目されるこ
とは燃料リターン通路6Eの下流を燃料ポンプPの燃料
吸入路P1と燃料タンクTとを連絡する燃料流入路U1
に接続したことである。
【0050】以上によると、機関Eの運転時において、
高圧配管V内を流れる昇圧された燃料は、燃料導入路6
Dから燃料室6C内へ流入し、燃料室6Cに充満してダ
イヤフラム6Aを介してバルブ6Fを押し下げ、設定圧
力においてスプリング6Gと釣り合い、高圧配管V内の
燃料圧力を一定の設定圧力に保持する。一方、前記によ
ってバルブ6Fが燃料リターン通路6Eを開放したこと
によると、燃料室6C内の燃料は燃料リターン通路6E
内に流入し、この燃料は、燃料流入路U1内へ戻され
る。このように燃料リターン通路6E内を流れるリター
ン燃料を燃料流入路U1内へ戻したことによると、燃料
リターン通路6Eと燃料流入路U1との合流部より上流
側(上流側とは燃料タンクT側である)の燃料流入路U
1の通路径を小径とすることができる。以上によると、
比較的に長い流路長さを有する燃料流入路U1を小径に
できたもので、特に自動二輪車の外観状の鑑点から好ま
しい。又、該燃料リターン通路6Eを燃料タンクTに接
続するのに比較し、燃料リターン通路6Eの流路長さを
短くでき、燃料噴射装置Bをユニット化する上で好都合
である。
【0051】尚、プレッシャーレギュレターRは、スロ
ットルボデー1の一側X、燃料分配管Nの外側方等の空
間部に配置できるので、プレッシャーレギュレターRを
含む燃料噴射装置Bがユニット化された際、その全高
H、全幅W、全長Lは、第1の実施例と略同一の寸法と
することができ、これによって第1の実施例と同様なる
燃料噴射装置Bのユニット化による効果を奏することが
できる。
【0052】次に、図12、図13によって第4の実施
例について説明する。図10に示される第3の実施例と
は、高圧配管Vに対するプレッシャーレギュレターRの
配置が異なる。相違する部分についてのみ説明する。プ
レッシャーレギュレターRの燃料導入路6Dは、燃料ポ
ンプPの燃料吐出路P2とフューエルフィルターQの燃
料吸入路Q1とを連結する高圧配管Vとしての第1燃料
通路V1に接続され、燃料リターン通路6Eは、燃料流
入路U1に接続される。以上によると、第3の実施例と
同様なる高圧配管V内の燃料圧力の制御と、燃料流入路
U1の通路径の小径化を達成できる。そして、特にこの
第4の実施例によると、フューエルフィルターQに供給
される燃料圧力は一定圧力に制御されるので、フューエ
ルフィルターQ内に配置されるろ過部材に過大な圧力が
作用することがないのでろ過部材の耐久性を高めること
ができる。又、フューエルフィルターQ内へ流入する燃
料量は、燃料リターン通路6Eからリターンする燃料分
に相当してその量を減少できるので、ろ過部材のろ過性
能を長期に渡って良好に維持しうる。尚、プレッシャー
レギュレターRは、多連スロットルボデーFの他側Yに
あって、且つ燃料ポンプPとフューエルフィルターQと
の間に固定配置されるので、プレッシャーレギュレター
Rを含む燃料噴射装置Bがユニット化された際、その全
高H、全幅W、全長Lは、第1の実施例と略同一の寸法
とすることができ、これによって第1の実施例と同様な
る燃料噴射装置Bのユニット化による効果を奏すること
ができる。
【0053】次に、図14、図15によって第5の実施
例について説明する。図12に示される第4の実施例と
は、高圧配管Vに対するプレッシャーレギュレターRの
配置が異なる。相違する部分についてのみ説明する。プ
レッシャーレギュレターRの燃料導入路6Dは、フュー
エルフィルターQの燃料吐出路Q2と燃料分配管Nの燃
料分配路N1とを連絡する高圧配管Vとしての燃料流出
路V2に接続され、燃料リターン通路6Eは、燃料流入
路U1に接続される。以上によると、第4の実施例と同
様なる高圧配管V内の燃料圧力の制御と、燃料流入路U
1の通路径の小径化を達成できる。そして、特にこの第
5の実施例によると、プレッシャーレギュレターRに供
給される燃料は、その上流側にあるフューエルフィルタ
ーQによって燃料中の異物が除去されて清浄なる燃料が
供給されるので、バルブ6Fの燃料リターン通路6Eに
対する弁閉塞性を長期に渡って安定して維持できる。
尚、プレッシャーレギュレターRは、多連スロットルボ
デーFの他側Yにあって、且つフューエルフィルターQ
の側方に固定配置されるので、プレッシャーレギュレタ
ーRを含む燃料噴射装置Bがユニット化された際、その
全高H、全幅W、全長Lは、第1の実施例と略同一の寸
法とすることができ、これによって第1の実施例と同様
なる燃料噴射装置Bのユニット化による効果を奏するこ
とができる。
【0054】次に図16によって第6の実施例について
説明する。本実施例は、第1の実施例における燃料タン
クTの底部に開閉弁7を配置し、燃料ポンプPの燃料吸
入路P1に接続される燃料流入路U1の上流を開閉弁7
に接続したものである。本実施例によれば、特にユニッ
ト化された燃料噴射装置Bを、メンテナンスする為に自
動二輪車より取外す際、開閉弁7を閉じることによって
燃料タンクTと燃料噴射装置Bとの燃料流路接続を遮断
することができ、燃料の外部への漏洩がなくメンテナン
ス作業を良好に行なうことができる。又、自動二輪車を
長期に渡って保管する際、運転の停止に当たり開閉弁7
を閉じた状態で機関を運転し、燃料分配路N1内の燃料
が減少した状態で機関を停止すると、燃料噴射装置B内
における残留燃料を減少できるので、燃料噴射装置B内
に残留する燃料の経時変化による燃料劣化を最小に抑止
することができる。これによると、燃料噴射弁Jの弁部
における貼りつきを改善できるとともに長期保管を経て
機関を再始動する際における機関の始動性を向上でき
る。これは、機関の再始動に際し、開閉弁7を開放する
と、新しい燃料が燃料ポンプPを介して燃料噴射弁Jに
供給されるからである。
【0055】次に図17によって第7の実施例について
説明する。本実施例は、第6の実施例の開閉弁7をリザ
ーブ付開閉弁8に代えたものである。このリザーブ付開
閉弁8は、燃料タンクTの底部に配置されるもので、こ
れは、燃料タンクTの低位置に開口する第1燃料流入路
8Aと、中位置に開口する第2燃料流入路8Bと、閉塞
状態とを択一的に選択するもので、このリザーブ付開閉
弁に燃料流入路U1の上流が接続される。
【0056】かかるリザーブ付開閉弁8を用いた場合、
機関の通常運転時においては、第2燃料流入路8Bを介
して燃料流入路U1内へ燃料が供給される。そして燃料
タンクT内の燃料が消費されることによって燃料タンク
Tの燃料液面上に第2燃料流入路8Bが開口すると、第
2燃料流入路8Bを介して燃料ポンプPに対する燃料の
供給が停止されることによって機関は自動的に停止す
る。これによると、運転者は燃料タンクT内の燃料量が
一定量以下になったことを察知し、弁を回動して第1燃
料流入路8Aと燃料流入路U1とを接続し、残留する燃
料によって機関を再び運転し、しかる後に燃料タンクT
内へ燃料の補給を行なうことができる。かかる第7の実
施例によれば、第6の実施例による効果に加え、燃料タ
ンクT内の燃料切れの予告機能を備えることができる。
【0057】更に又、図1に示された前記第1の実施例
に戻って説明すると、燃料ポンプPには、リリーフ弁を
備えた燃料リリーフ通路P4が備えられる。この燃料リ
リーフ通路P4は、燃料分配路N1を含む高圧配管V内
の燃料圧力が、何んらかの理由によって一定の圧力より
上昇した際、リリーフ弁が燃料リリーフ通路P4を開放
して高圧配管V内の燃料を燃料タンクT内へ排出して異
常な燃料の圧力上昇を抑止するものである。ここで、本
発明においては、燃料リリーフ通路P4下流を、燃料ポ
ンプPと燃料タンクTとを接続する燃料流入路U1に開
口したものである。これによると、燃料リリーフ通路P
4の通路長さは、燃料リリーフ通路P4を燃料タンクT
内へ戻すのに比較して大きく短縮することができ、自動
二輪車における配管の自由度を大きく高めることができ
るとともに美観をそこねることがない。又、この燃料リ
リーフ通路P4は低圧配管Uとしての燃料流入路U1に
接続されるので、燃料リリーフ通路P4から燃料流入路
U1内への燃料の排出を何等阻害することがなく、良好
に行なうことができる。
【0058】
【発明の効果】以上の如く、本発明になる自動二輪車に
おける燃料噴射装置によると、燃料分配管の長手方向
を、多連スロットルボデーの吸気路に略直交する長手方
向に沿って配置するとともに燃料分配管と燃料噴射弁と
を備えた燃料分配部を多連スロットルボデーの一側に固
定配置し、燃料ポンプの長手方向を多連スロットルボデ
ーの長手方向に沿って配置するとともに燃料ポンプとフ
ューエルフィルターとを備えた燃料供給部を、多連スロ
ットルボデーの他側に固定配置したので、燃料噴射装置
の全高H、全幅W、全長Lを従来の多連気化器と略同一
寸法内にまとめることができ、従来の自動二輪車の構成
に何等の変更を加えることなく、自動二輪車の従来の収
納空間に配置でき、自動二輪車の燃料噴射化を達成でき
たものである。
【0059】又、燃料噴射装置が、多連スロットルボデ
ーと燃料分配部と燃料供給部と、によって一体にユニッ
ト化されたので、燃料噴射装置の自動二輪車に対する組
みつけ作業性を大きく向上できるとともに性能保証、品
質保証を極めて高精度に維持、管理でき、その製造コス
トを効果的に低減できる。
【0060】又、自動二輪車への搭載は、ユニット化さ
れた燃料噴射装置を収納空間A内に配置して取りつけ、
燃料流入路を燃料タンクへ接続すればよいもので、自動
二輪車への取りつけ性を飛躍的に向上できたものであ
る。
【0061】又、燃料噴射装置Bのメンテナンス時にお
いて、ユニット化された燃料噴射装置Bを自動二輪車よ
り取り外せばよいので、メンテナンス作業性を向上でき
る。
【0062】又、各絞り弁の開度を連結同調機構を用い
て再度同調する際、燃料タンクを自動二輪車より取外
し、燃料タンクと燃料ポンプとを新たな燃料流入路をも
って連結すればよいので、絞り弁の同調作業を容易に行
なうことができる。
【0063】又、燃料供給部、多連スロットルボデー、
燃料分配管が近接されてユニット化され、且つ高圧配管
がユニット化された燃料噴射装置内に配置されるので、
高圧配管の通路長を短くできて配管の自由度を高めるこ
とができ、更に高圧配管が自動二輪車の外方へ露出する
ことを抑止できる。
【0064】次に、側方にのびるベース部材の一側上
に、単一の吸気路が穿設された単一のスロットルボデー
を側方に複数配置して固定したことによると、各吸気路
の連装ピッチの変更を容易に行なうことができ、単一の
スロットルボデーの汎用性を高めることができる。又、
このベース部材の材料選択により、燃料ポンプに生起す
る熱及び振動がスロットルボデーに伝達することを抑止
できる。
【0065】次に、複数の吸気路が側方に一体に穿設さ
れた単一のスロットルボデーによって多連スロットルボ
デーを形成し、多連スロットルボデーの一側に、燃料分
配管と燃料噴射弁とを備えた燃料分配部を固定配置し、
多連スロットルボデーの他側に、燃料ポンプとフューエ
ルフィルターとを備えた燃料供給部を固定配置したこと
によると、部品点数、加工工数、組みつけ工数を削減で
きて燃料噴射装置の製造コストの低減を達成できる。
【0066】次に、高圧配管に、プレッシャーレギュレ
ターを配置し、該プレッシャーレギュレターの燃料リタ
ーン通路を、燃料流入路に接続したことによると、燃料
流入路を小径にできて自動二輪車の外観上好ましい。更
に燃料リターン通路の通路長さを短くすることができ、
燃料噴射装置をユニット化する上で好ましい。
【0067】次にプレッシャーレギュレターを、燃料ポ
ンプの燃料吐出路とプレッシャーレギュレターの燃料吸
入路との間の高圧配管に配置するとともに多連スロット
ルボデーの他側に配置し、プレッシャーレギュレターの
燃料リターン通路を、燃料流入路に接続したことによる
と、フューエルフィルターのろ過部材の耐久性の向上と
ろ過性能を長期に渡って良好に維持できる。
【0068】次に、プレッシャーレギュレターを、フュ
ーエルフィルターの下流側の高圧配管に配置するととも
に多連スロットルボデーの他側に配置し、該プレッシャ
ーレギュレターの燃料リターン通路を燃料流入路に接続
したことによると、プレッシャーレギュレターのバルブ
の弁閉塞性を長期に渡って安定して維持できる。
【0069】次に燃料タンクの底部に開閉弁を配置し、
燃料流入路の上流を、開閉弁に接続したことによると、
燃料噴射装置のメンテナンス作業性を向上できるととも
に自動二輪車の長期に渡る保管時において、燃料噴射弁
の弁部における貼りつきと、機関の再始動性を向上でき
る。
【0070】次に燃料タンクの底部に配置される開閉弁
を、燃料タンク内の低位置に開口する第1燃料流入路
と、中位置に開口する第2燃料流入路と、を切換えるこ
とのできるリザーブ付開閉弁としたことによると、燃料
タンク内の燃料切れの予告機能を備えることができる。
【0071】次に、燃料ポンプに高圧配管保護用のリリ
ーフ弁を備えた燃料リリーフ通路を備え、該リリーフ通
路の下流を燃料流入路に接続したことによると、燃料リ
リーフ通路を短くできて自動二輪車の配管の自由度を高
めることができるとともに外観をそこねることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる自動二輪車における燃料噴射装置
の縦断面図であって、図2のZ3−Z3線における縦断
面図。
【図2】ユニット化された燃料噴射装置の正面図。
【図3】図2の上部平面図。
【図4】ベース部材4に対する燃料供給部Gの配置を示
す平面図。
【図5】図2のZ2−Z2線における一部断面を含む側
面図。
【図6】図2のZ1−Z1線における要部縦断面図。
【図7】本発明になる自動二輪車における燃料噴射装置
のブロック図。
【図8】本発明になる自動二輪車における燃料噴射装置
の他の実施例を示す正面図。
【図9】図8のZ4−Z4線における縦断面図。
【図10】本発明になる自動二輪車における燃料噴射装
置の他の実施例を示す正面図。
【図11】図10のZ5−Z5線における縦断面図。
【図12】本発明になる自動二輪車における燃料噴射装
置の他の実施例を示す正面図。
【図13】図12におけるベース部材に対する燃料供給
部Gの配置を示す平面図。
【図14】本発明になる自動二輪車における燃料噴射装
置の他の実施例を示す正面図。
【図15】図14におけるベース部材に対する燃料供給
部Gの配置を示す平面図。
【図16】本発明になる自動二輪車における燃料噴射装
置の他の実施例を示す要部縦断面図を含む正面図。
【図17】本発明になる自動二輪車における燃料噴射装
置の他の実施例を示す要部縦断面図を含む正面図。
【図18】従来の多連気化器の縦断面図。
【図19】従来の多連気化器の正面図。
【図20】図19の上部平面図。
【図21】自動二輪車の簡略側面図。
【図22】図21の簡略上部平面図。
【符号の説明】
A 自動二輪車における収納空間 B 燃料噴射装置 D 燃料分配部 F 多連スロットルボデー G 燃料供給部 J 燃料噴射弁 N 燃料分配管 N1 燃料分配路 P 燃料ポンプ P1 燃料吸入路 P2 燃料吐出路 Q フューエルフィルター Q1 燃料吸入路 Q2 燃料吐出路 R プレッシャーレギュレター S−S 多連スロットルボデーFの吸気路に略直交する
長手方向 U1 燃料流入路 V 高圧配管 V1 第1燃料通路 V2 燃料流出路 1 スロットルボデー 1A,5A 吸気路 4 ベース部材 5 多連スロットルボデー 6E 燃料リターン通路 7 開閉弁 8 リザーブ付開閉弁 X 多連スロットルボデーFの一側 Y 多連スロットルボデーFの他側

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動二輪車に搭載される燃料タンクの下
    方に、機関に連なる燃料供給装置を備えた自動二輪車に
    おいて、燃料噴射装置Bは、多連スロットルボデーF
    と、燃料供給部Gと、燃料分配部Dと、により形成さ
    れ;前記多連スロットルボデーFは、側方に隔別して複
    数設けられる吸気路1Aと、各吸気路1A内に配置さ
    れ、各吸気路1Aを同期的に開閉する絞り弁3と、を備
    え;燃料供給部Gは、燃料を吸入し、昇圧して吐出する
    燃料ポンプPと、燃料ポンプPに直列に流路接続され、
    燃料ポンプPより供給される燃料をろ過するフューエル
    フィルターQと、を備え、燃料分配部Dは、内部に燃料
    分配路N1が穿設される燃料分配管Nと、燃料分配路N
    1内の燃料を、各吸気路1A内に向けて噴射する燃料噴
    射弁Jと、を備え;前記、燃料分配管Nの長手方向を、
    多連スロットルボデーFの吸気路1Aに略直交する長手
    方向S−Sに沿って配置するとともに燃料分配管Nと燃
    料噴射弁Jとを備えた燃料分配部Dを多連スロットルボ
    デーFの一側Xに固定配置し、又、前記、燃料ポンプP
    の長手方向を多連スロットルボデーFの長手方向S−S
    に沿って配置するとともに燃料ポンプPとフューエルフ
    ィルターQとを備えた燃料供給部Gを、多連スロットル
    ボデーFの他側Yに固定配置し、一方、燃料ポンプPの
    燃料吸入路P1を、上方位置にある燃料タンクTに燃料
    流入路U1を、介して接続し、フューエルフィルターQ
    の燃料吐出路Q2を、燃料流出路V2を介して燃料分配
    路N1に接続したことを特徴とする自動二輪車における
    燃料噴射装置。
  2. 【請求項2】 前記、多連スロットルボデーFは、単一
    の吸気路1Aが穿設された単一のスロットルボデー1に
    よって形成されるとともに側方にのびるベース部材4の
    一側Xに複数の前記スロットルボデー1が固定配置さ
    れ、一方、燃料供給部Gを構成する燃料ポンプP、フュ
    ーエルフィルターQを、ベース部材4の他側Yに固定配
    置したことを特徴とする請求項1記載の自動二輪車にお
    ける燃料噴射装置。
  3. 【請求項3】 前記、多連スロッルボデーFは、複数の
    吸気路5Aが側方に穿設された単一のスロットルボデー
    5によって形成されるとともに多連スロットルボデーF
    の一側Xに、燃料分配管Nと燃料噴射弁Jとを備えた燃
    料分配部Dを固定配置し、一方、多連スロットルボデー
    Fの他側Yに、燃料ポンプPとフューエルフィルターQ
    とを備えた燃料供給部Gを固定配置したことを特徴とす
    る請求項1記載の自動二輪車における燃料噴射装置。
  4. 【請求項4】 前記、燃料ポンプPの燃料吐出路P2か
    らフューエルフィルターQを介して燃料分配路N1に連
    なる高圧配管Vに、プレッシャーレギュレターRを配置
    し、該プレッシャーレギュレターの燃料リターン通路6
    Eを、燃料流入路U1に接続したことを特徴とする請求
    項1記載の自動二輪車における燃料噴射装置。
  5. 【請求項5】 前記、プレッシャーレギュレターRを、
    燃料ポンプPの燃料吐出路P2とフューエルフィルター
    Qの燃料吸入路Q1との間の高圧配管Vに配置するとと
    もに多連スロットルボデーFの他側Yに配置し、該プレ
    ッシャーレギュレターの燃料リターン通路6Eを、燃料
    流入路U1に接続したことを特徴とする請求項4記載の
    自動二輪車における燃料噴射装置。
  6. 【請求項6】 前記、プレッシャーレギュレターRを、
    フューエルフィルターQの下流側の高圧配管Vに配置す
    るとともに多連スロットルボデーFの他側Yに配置し、
    該プレッシャーレギュレターの燃料リターン通路6E
    を、燃料流入路U1に接続したことを特徴とする請求項
    4記載の自動二輪車における燃料噴射装置。
  7. 【請求項7】 前記、燃料タンクTの底部に開閉弁7を
    配置し、燃料流入路U1の上流を、開閉弁7に接続した
    ことを特徴とする請求項1記載の自動二輪車における燃
    料噴射装置。
  8. 【請求項8】 前記、燃料タンクTの底部に配置される
    開閉弁を、燃料タンクT内の低位置に開口する第1燃料
    流入路8Aと、中位置に開口する第2燃料流入路8B
    と、を切換えることのできるリザーブ付開閉弁8とした
    ことを特徴とする請求項7記載の自動二輪車における燃
    料噴射装置。
  9. 【請求項9】 前記、燃料ポンプは、高圧配管保護用の
    リリーフ弁を備えた燃料リリーフ通路P4を備え、該リ
    リーフ通路の下流を燃料流入路U1に接続したことを特
    徴とする請求項1記載の自動二輪車における燃料噴射装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6843219B2 (en) 2002-07-30 2005-01-18 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Fuel supply arrangement for a motorcycle engine
US6971371B2 (en) * 2003-09-30 2005-12-06 Honda Motor Co., Ltd. Air-fuel mixing and delivery apparatus for an internal combustion engine

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