JPH1012142A - 放電ランプの保護膜形成方法 - Google Patents

放電ランプの保護膜形成方法

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Publication number
JPH1012142A
JPH1012142A JP16257596A JP16257596A JPH1012142A JP H1012142 A JPH1012142 A JP H1012142A JP 16257596 A JP16257596 A JP 16257596A JP 16257596 A JP16257596 A JP 16257596A JP H1012142 A JPH1012142 A JP H1012142A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bulb
glass
protective film
protection film
shape
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP16257596A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Kono
謙司 河野
Masahiro Tokawa
雅弘 東川
Yosuke Mizuyama
洋右 水山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 予め電球形状に形成された片口開口のガラス
バルブの内面への低融点ガラス系保護膜の形成におい
て、バルブの変形が生じない形成方法を提供すること。 【解決手段】 予め低融点ガラス系保護膜4を塗布した
ガラスバルブ1を割型5に装填し、それを700〜80
0℃の加熱炉8に導入し、低融点ガラス系保護膜4の連
続膜化(ガラス化)を行う。このとき同時にノズル6よ
りエアーをガラスバルブ1 内へブローする。 【効果】 割型を用いバルブ開口よりエアーをブローす
ることにより、加熱により軟化したガラスはエアーブロ
ーの圧力によって割型内壁に押さえつけられて、その形
状を維持する。従って、ガラスバルブ1の形状を変える
ことなく低融点ガラス系の保護膜2を形成することが可
能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は放電ランプの保護膜
形成方法に関し、特に、予め電球形状に形成された片口
開口のバルブ内面への保護膜の形成方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】放電ランプの一つである蛍光ランプで
は、図2に示すように、ガラスバルブ1の内面に保護膜
2と蛍光体3とが塗布されるとともに、バルブ1内にア
ルゴンガスと水銀が封入されており、放電により水銀か
ら紫外線が放射され、その紫外線によって蛍光体3が励
起され発光する。
【0003】ところで、蛍光ランプの光束維持率の低下
の原因の一つにガラスバルブ1から拡散するナトリウム
とバルブ1 内の水銀との反応があるが、保護膜2はその
反応を抑える効果があることが知られている。
【0004】特開昭62−176042号公報、特開昭
63−955号公報、特開昭63−225471号公報
に示されているように、ベンディングタイプの蛍光ラン
プ、例えば、丸型蛍光ランプ等においては、ランプ作製
プロセスにおける、700℃〜800℃での加熱、ベン
ディングの工程を利用して、低融点ガラス系の保護膜が
用いられている。その工程において、低融点ガラス系保
護膜は溶融し、連続な膜へと変化する。
【0005】一方、これら従来のいわゆる有電極蛍光ラ
ンプに対する新しい光源として、近年、無電極蛍光ラン
プが実用化されつつある。この種のランプは、文字通り
ランプの内部に電極を持たないため、従来の蛍光ランプ
のように、その寿命が電極寿命に左右されることがな
く、飛躍的な長寿命が達成される点を大きな特長として
おり、地球環境保護や省資源などの観点からも、将来の
普及が強く期待されている。
【0006】このような無電極蛍光ランプのバルブ形状
は、OA機器用光源等の一部用途では直管型も実用化さ
れてはいるものの、主流としては従来の白熱電球代替の
狙いから、白熱電球と同様の球状型が最も多く実用化さ
れており、この種の球状型の無電極蛍光ランプでは、こ
の球状バルブ内面に保護膜が形成され、その上に蛍光体
が塗布される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
球状バルブにおける蛍光体被膜形成および保護膜形成工
程においては、バルブの形状は片口開口である。このよ
うな片口開口のバルブにおいて、上述のような低融点ガ
ラス系保護膜を用いた場合、連続膜化のための高温処理
を施すと、その熱によりガラスバルブが変形し、所望の
低融点ガラス系保護膜の形成ができないという問題があ
った。
【0008】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、予め電球形状に
形成された片口開口のガラスバルブの内面への低融点ガ
ラス系保護膜の形成において、バルブの変形が生じない
形成方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、予め電球形状に形成された片口開口のガラス
バルブ内面へ低融点ガラス系保護膜を塗布するととも
に、その低融点ガラス系保護膜を加熱により連続膜化
(ガラス化)する工程において、前記バルブをその外面
を密に保持する割型内に収容するとともに、前記バルブ
の開口よりエアーをブローしながら低融点ガラス系保護
膜をガラス化したことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】このように、予め電球形状に形成された片口開
口のバルブへの保護膜の形成において、割型を用いバル
ブ開口よりエアーをブローすることにより、加熱により
軟化したガラスはエアーブローの圧力によって割型内壁
に押さえつけられて、その形状を維持する。従って、ガ
ラスバルブの形状を変えることなく低融点ガラス系の保
護膜を形成することが可能になる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態に用
いられる装置の概略構成図であり、図中、1は開口1a
を有する電球形状のガラスバルブで、その内面には後述
の方法により低融点ガラス系の保護膜4が形成される。
5は割型で、その形状は上記ガラスバルブ1の外形と合
致している。6はエアーブロー用のノズルで、その先端
6aはバルブ1の球状部分に位置している。7はバルブ
1の開口1aを覆う円板状のキャップ、8は加熱炉であ
る。
【0012】なお、上記キャップ7はガラスバルブ1の
開口端に軽く載置されているだけであり、キャップ7に
よってガラスバルブ1 内を完全に密閉するものではな
く、ノズル6を固定するためのものでもある。
【0013】次に、保護膜の形成方法について説明す
る。予め低融点ガラス系保護膜4を塗布したガラスバル
ブ1を割型5に装填し、それを700〜800℃の加熱
炉8に導入し、低融点ガラス系保護膜4の連続膜化(ガ
ラス化)を行う。このとき同時にノズル6よりエアーを
ガラスバルブ1 内へブローする。
【0014】このように、割型を用いバルブ開口よりエ
アーをブローすることにより、加熱により軟化したガラ
スはエアーブローの圧力によって割型内壁に押さえつけ
られて、その形状を維持する。従って、ガラスバルブ1
の形状を変えることなく低融点ガラス系の保護膜2を形
成することが可能になる。
【0015】
【発明の効果】本発明は上記のように、予め電球形状に
形成された片口開口のガラスバルブ内面へ低融点ガラス
系保護膜を塗布するとともに、その低融点ガラス系保護
膜を加熱により連続膜化する工程において、前記バルブ
をその外面を密に保持する割型内に収容するとともに、
前記バルブの開口よりエアーをブローしながら低融点ガ
ラス系保護膜をガラス化したことにより、加熱により軟
化したガラスはエアーブローの圧力によって割型内壁に
押さえつけられて、その形状を維持する。
【0016】従って、本発明によれば、片口開口のガラ
スバルブであるにもかかわらず、その形状を変えること
なく低融点ガラス系の保護膜をバルブ内面に形成するこ
とが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に用いられる装置の概略構
成図である。
【図2】本発明に係る放電ランプの要部拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ガラスバルブ 2 保護膜 3 蛍光体 4 低融点ガラス系保護膜 5 割型 6 エアーブロー用のノズル 7 キャップ 8 加熱炉

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め電球形状に形成された片口開口のガ
    ラスバルブ内面へ低融点ガラス系保護膜を塗布するとと
    もに、その低融点ガラス系保護膜を加熱により連続膜化
    (ガラス化)する工程において、前記バルブをその外面
    を密に保持する割型内に収容するとともに、前記バルブ
    の開口よりエアーをブローしながら低融点ガラス系保護
    膜をガラス化したことを特徴とする放電ランプの保護膜
    形成方法。
  2. 【請求項2】 前記エアーブローは、前記バルブの開口
    より挿入されたノズルによってなされるものであること
    を特徴とする請求項1記載の放電ランプの保護膜形成方
    法。
JP16257596A 1996-06-24 1996-06-24 放電ランプの保護膜形成方法 Withdrawn JPH1012142A (ja)

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JP16257596A JPH1012142A (ja) 1996-06-24 1996-06-24 放電ランプの保護膜形成方法

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JPH1012142A true JPH1012142A (ja) 1998-01-16

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Effective date: 20030902