JPH1012120A - 筒形ヒューズ - Google Patents

筒形ヒューズ

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Publication number
JPH1012120A
JPH1012120A JP18162496A JP18162496A JPH1012120A JP H1012120 A JPH1012120 A JP H1012120A JP 18162496 A JP18162496 A JP 18162496A JP 18162496 A JP18162496 A JP 18162496A JP H1012120 A JPH1012120 A JP H1012120A
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JP
Japan
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fuse
cylindrical
fuse element
asbestos
present
Prior art date
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Pending
Application number
JP18162496A
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English (en)
Inventor
Naritsuyo Hirahara
成剛 平原
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HINODE DENKI SEISAKUSHO KK
Original Assignee
HINODE DENKI SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 過電流の発生から素早く当該電流を遮断する
ことのできる筒形ヒューズを提供する。 【解決手段】 このヒューズは、ヒューズ素子1と、ヒ
ューズ素子を中空部に配する絶縁性の筒体2とを有する
筒形ヒューズである。本ヒューズには、ヒューズ素子の
一端及び他端に個々に電気的に接続されかつ筒体の両端
開口部をそれぞれ空隙をもって被覆する第1及び第2の
外部電極31,41と、空隙の各々に配された緩衝材6
とが設けられる。緩衝材としては、アスベスト、セラミ
ックシ−トや、少なくとも1つの貫通孔が設けられた平
板状部材を採用することができる。平板状部材の材質と
しては真鍮が挙げられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は筒形ヒューズ、詳し
くはヒューズ素子が絶縁性の筒体に収められた筒形ヒュ
ーズに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より筒形ヒューズは種々のものが提
案されており、また、実用に供されている。例えば概略
的に図6に示されるような縦断面形状を有する筒形構造
のヒューズが知られている。
【0003】上記筒形構造のヒューズにおいて、銀合金
などからなる線状ヒューズ素子1は、セラミクスなど、
電気的絶縁物質からなる円筒体2の中空部を挿通してお
り、その一端は第1の外部電極3と内部電極4との間に
挟持された状態で接続され、他端は第2の外部電極5と
内部電極6との間に挟持された状態で接続される。そし
て、上記円筒体2の中空部には消弧剤としての硅砂7が
充填され、以って上記ヒューズ素子1は硅砂7によって
囲繞される。また、上記外部電極4、6と内部電極3、
5は、上記円筒体2の端部及び開口部を被覆する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、このような
筒形構造のヒューズは交流に対する用途であり、直流回
路に使用する場合は回路時定数が大きい回路では使用す
ることができない。そのため回路電圧より高い電圧のヒ
ュ−ズを使用することにより解決していた。また、該ヒ
ュ−ズはそのまわりにエレメント冷却用と防爆用との為
の消弧剤として珪砂が充填されているため、直流回路に
おける過電流による溶断時には上記珪砂の影響による溶
断後の絶縁が悪くヒュ−ズが再点弧する場合が多く、こ
れによる上記ヒュ−ズの爆発の原因にも繋っていた。
【0005】本発明は上記問題点を解消し、特に消弧剤
としての珪砂を使用せず、且つ過電流溶断時に発生する
エネルギ−を吸収するためのア−クバリヤ−としての緩
衝材を円筒体の両側に設けた筒形ヒューズを提案するこ
とをその課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段として、本発明に係る筒形ヒューズは、ヒューズ
素子と、前記ヒューズ素子を中空部に配する絶縁性の筒
体とを有する筒形ヒューズであって、前記ヒューズ素子
の一端及び他端に個々に電気的に接続されかつ前記筒体
の両端開口部をそれぞれ空隙をもって被覆する第1及び
第2の外部電極と、前記空隙の各々に配された緩衝材と
を有することを特徴とする。
【0007】また、前記緩衝材としては、アスベストま
たはセラミックシ−トをもちいることができる。
【0008】さらに、少なくとも1つの貫通孔が設けら
れた平板状部材を採用することもできる。そして、上記
平板状部材の材質として真鍮が挙げられる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面によって本発明の実施
の形態について説明する。
【0010】図1は本発明による一実施例の円筒形ヒュ
ーズの概略縦断面図、図2はその外観図を示すものであ
り、図6に示すものと同部位は同一の符号が付されてい
る。
【0011】図1において、銀合金などからなる可溶体
としての線状ヒューズ素子1は、セラミクスなど、電気
的絶縁物質からなる円筒体2の中空部を挿通する。ま
た、上記ヒューズ素子1の一端は半田付けなどにより、
第1の内部電極30と接続され、他端は第2の内部電極
40と接続される。さらに、上記円筒体2の中空部は、
図6とは異なり、ヒューズ素子1だけが配された空洞と
なっている。そして、上記内部電極30及び40は、円
筒体2の端部を被覆するもので、上記円筒体2の開口部
に沿った中空部30a及び40aを有する円環状に形成
される。
【0012】内部電極30及び40の外側には、第1及
び第2の外部電極31及び41が設けられるとともに、
上記外部電極31、41は、ヒューズ素子1の一端及び
他端と個々に内部電極30、40を介して電気的に接続
され、且つ当該内部電極を含め円筒体2の両端開口部を
それぞれ所定の空隙をもって被覆する。そして、各空隙
には、ガス抜き材或いは緩衝材としてのアスベスト8が
収納されている。この場合、アスベスト8は底部が開口
9された周壁を有する円形の受皿10内に納められてい
る。また、外部電極31及び41には、その中央部に小
さな貫通孔3a、4aが設けられており、上記アスベス
ト8を露出せしめている。
【0013】なお、貫通孔3a,4aは必ずしも設ける
必要はない。また、アスベスト8に代えてセラミックシ
−トを収納してもよい。
【0014】上記構造の筒形ヒューズによれば、過電流
発生時において硅砂7のように溶断途中のヒューズ素子
1が冷却されることがない。よって過電流の発生からヒ
ューズ素子1が完全に溶断するまでの時間を短くするこ
とができる。
【0015】一方、硅砂7を円筒体2の中空部から取り
除いたことにより、ヒューズ素子1の溶断の際の発生ガ
スによる機械的衝撃への対策が必要である。この対策と
しては、ヒューズの破裂を回避するための安全策であ
る。その為に本発明においては、緩衝手段として、円筒
体2の両端開口部と外部電極31、41との間に設けら
れた空間12に、それぞれアスベスト8を配し、その発
生ガスによる衝撃を吸収するようにしている。
【0016】アスベスト8が発生した高圧ガスを吸収す
る作用にはさらに、外部電極31及び41の中央貫通孔
3a、4aも一翼を担っており、上記アスベスト8を通
じた高圧ガスが貫通孔3a、4aから外気へと導出さ
れ、もってアスベスト8と相乗して機械的衝撃の吸収効
果を高めている。
【0017】なお、貫通孔3a、4aは、外部電極に対
し複数設けても良いし、円形に限らず適宜所望の吸収効
果が得られるよう形状を変えても良いことは勿論であ
る。また、上記貫通孔3a、4aから過電流によるヒュ
ーズ素子1の溶断時には高温がでるために必ずしも設け
る必要はない、アスベスト8だけでも相当の効果を期待
することができる。
【0018】かくして過電流の発生から素早く当該電流
を遮断する必要のあるシステムに好適な、しかも高い安
全性を維持したヒューズを実現することができる。
【0019】次に、図3に示すものは本発明に係る筒形
ヒューズの他の実施例の概略縦断面図であり、図4に示
すものはその外観図であり、図1及び図2に示すものと
部位は同一の符号が付されている。
【0020】図3及び図5においては、外部電極31、
41に固着されたリード端子たる延出電極32、42が
設けられ、該延出電極32、42は、その各一端がヒュ
ーズ素子1の一端及び他端に例えば半田付けされて電気
的接続がなされるとともに、その各一端から、円筒体2
の開口部30a、40a、アスベスト8を通って外部電
極31、41に固着されつつそのさらに外部へと延出す
る形状を有している。
【0021】さらに、延出電極32、42の外部露出部
においては、所定の径を有する円形の貫通孔3b、4b
が設けられる。この貫通孔3b、4bには、例えばネジ
などの結合部材が挿通され、図示せぬ平面状電極と延出
電極32、42との固着を容易たらしめることができ
る。
【0022】このようなヒューズにおいても、基本的構
造は図1及び図2と同様であり、同等の効果が発揮され
る。
【0023】これまでの説明においては、円筒形ヒュー
ズを挙げたが、これに限定されることなく、角筒状のヒ
ューズにも適用可能である。要するに、本発明はヒュー
ズ素子を包んで配するための中空部を有する筒形の絶縁
体を用いたヒューズであれば適用が可能なのである。
【0024】また、本発明はヒューズ素子1を、例えば
磁器棒に巻き付けて円筒内に配される形態のヒューズに
も適用可能であることは言うまでもない。
【0025】さらに、緩衝材としてアスベスト8を挙げ
たが、図5aに示されるように、パンチング(複数の貫
通孔)を施した真鍮板6Aを外部電極31,41に固着
して当該空隙内に配設するようにしても、上述と同様の
効果が得られる。また、緩衝効果を上げるべく、このよ
うな真鍮板を当該空隙内に複数並設しても良いし、円形
の貫通孔とは異なる形状の貫通孔を形成してもよい。ま
た、同図bに示されるように、セラミックシ−ト14を
収納してもよい。
【0026】この他にも、上記実施例では種々の手段及
び工程を限定的に説明したが、当業者の設計可能な範囲
で適宜改変することは可能である。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の筒形ヒュ
ーズによれば、過電流の発生から素早く当該電流を遮断
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施例の円筒形ヒューズの構造
を示す断面図
【図2】本発明による一実施例の円筒形ヒューズの外観
【図3】本発明による他の実施例の円筒形ヒューズの構
造を示す断面図
【図4】本発明による他の実施例の円筒形ヒューズの外
観図
【図5】a、bは本発明によるさらに他の実施例の円筒
形ヒューズに用いられる緩衝材の形態を示す説明図
【図6】従来の円筒形ヒューズの構造を示す断面図
【符号の説明】
1……ヒューズ素子 2……円筒体 30,40……内部電極 31,41……外部電極 3a,4a,3b,4b……貫通孔 32,42……延出電極 6A……穴空き真鍮板 8……アスベスト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒューズ素子と、前記ヒューズ素子を中
    空部に配する絶縁性の筒体とを有する筒形ヒューズであ
    って、 前記ヒューズ素子の一端及び他端に個々に電気的に接続
    されかつ前記筒体の両端開口部をそれぞれ空隙をもって
    被覆する第1及び第2の外部電極と、前記空隙の各々に
    配された緩衝材とを有することを特徴とする筒形ヒュー
    ズ。
  2. 【請求項2】 前記緩衝材は、アスベストまたはセラミ
    ックシ−トであることを特徴とする請求項1記載の筒形
    ヒューズ。
  3. 【請求項3】 前記緩衝材は、少なくとも1つの貫通孔
    が設けられた平板状部材であることを特徴とする請求項
    1記載の筒形ヒューズ。
  4. 【請求項4】 前記平板状部材は、真鍮板であることを
    特徴とする請求項3記載の筒形ヒューズ。
JP18162496A 1996-06-21 1996-06-21 筒形ヒューズ Pending JPH1012120A (ja)

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JP18162496A JPH1012120A (ja) 1996-06-21 1996-06-21 筒形ヒューズ

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JPH1012120A true JPH1012120A (ja) 1998-01-16

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JP18162496A Pending JPH1012120A (ja) 1996-06-21 1996-06-21 筒形ヒューズ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017199574A (ja) * 2016-04-27 2017-11-02 太陽誘電株式会社 電子部品用ヒューズ、並びに、ヒューズ付き電子部品モジュール

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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