JP3166373B2 - 半導体素子保護用ヒューズ - Google Patents
半導体素子保護用ヒューズInfo
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Description
子を過電流から保護するためのヒューズに関する。
ズの構成を示す断面図である。碍管1の内部が可溶体3
とともに消弧砂2で充填されている。端子部4、5が碍
管1の両端をそれぞれ塞ぐとともに、可溶体3の両端に
半田付けされている。下部の端子部4は、つば部4Aを
備え、パッキング6を介して碍管1にねじ止めされてい
る。一方、上部の端子部5は、覆い板8とパッキング7
とを介して碍管1にねじ止めされている。端子部4、5
にはそれぞれ2個のねじ穴11が設けられてあり、図示
されていない半導体素子に接続される外部の回路導体1
0にボルト9を介して固定されている。
十字状の貫通穴8Aが設けられるとともに、端子部5が
貫通穴8Aに嵌まる十字状の突出部5Aを備えている。
覆い板8は方形の板であり、碍管の端面を覆うように4
個のねじ13を介して碍管に固定されている。図5では
碍管は見えないが、碍管の外周面は覆い板8の外周縁端
に沿う方形であり、碍管の内周面は点線1Aに示すよう
に円形である。また、端子部5の外周縁端も見えない
が、点線5Bに示すように円形であり、4個のねじ12
を介して覆い板8と端子部5とが固定されている。な
お、図5のB−B断面が図4に対応する。
納めるために端子部4、5の間隔寸法より長いものが用
いられる。端子部4に可溶体3の一方端を半田付けした
状態で端子部4を碍管1にねじ止めし、可溶体3の他方
端は碍管1の外部に引き出した状態で端子部5に半田付
けする。次に、可溶体3を消弧砂2とともに碍管1内に
納め、端子部5が覆い板8を介して碍管1にねじ止めさ
れる。
流が可溶体3を通ると、可溶体3が溶断して半導体素子
の回路を遮断する。回路導体10に端子部4、5がそれ
ぞれ2個所で径の大きいねじ9によって固定されている
のは、回路導体10に大電流が流れるのでその固定を強
固にするためである。なお、消弧砂2は可溶体3が電流
で溶断したときに、その電流アークを短時間で遮断させ
るためのものである。
たような従来の装置は、端子部に外部振動が加わると、
可溶体が破断するという問題があった。すなわち、電源
変圧器の磁歪振動や磁性鋼板間の振動などが回路導体を
介して装置の端子部に伝わる場合がある。可溶体は途中
に狭わい部を備えているので、振動を受けると破断する
可能性がある。覆い板の四隅は碍管にねじ止めされてい
るが、中央の端子部は外部振動により変位を受ける。振
動は微小であっても長時間その振動を受けると可溶体は
破断してしまう。また、大容量ヒューズになると、消弧
砂が水ガラスで固着されている。この構成になると端子
部の変位は可溶体には大きなストレスとなる。覆い板は
約3mmの厚さのステンレス材であるが、これをさらに
厚く丈夫なものに変更する構造も考えられる。しかし、
これでは装置の重量とコストとが大幅に増加してしま
う。
溶体が破断しないようにすることにある。
に、この発明によれば、可溶体とともに消弧砂が充填さ
れた碍管と、この碍管の両端をそれぞれ塞ぐとともに、
可溶体の両端にそれぞれ導電接続された端子部とにより
構成され、この端子部の一方が覆い板を介して碍管に固
定されたものにおいて、端子部の間に絶縁体が介装さ
れ、この絶縁体の両端がそれぞれ端子部に固着されてな
るものとし、かかる構成において、端子部がそれぞれ碍
管内部側に嵌合穴を備え、絶縁体の両端がこの嵌合穴に
嵌め込まれてなるものとする。
るものとする、又は、絶縁体が絶縁板であるものとす
る。
棒又は絶縁板などの絶縁体が介装され、絶縁体の両端が
それぞれ端子部に固着される。これによって、端子部が
外部振動を受けても双方の端子部が一体となって変位す
るだけなので、可溶体には破断するようなストレスが加
わらなくなる。
管内部側に嵌合穴を備え、絶縁体の両端がこの嵌合穴に
嵌め込まれる。嵌合穴の開口幅を絶縁体の両端より僅か
に小さく形成しておく。この嵌合穴に絶縁体の両端を嵌
め込んで端子部間を押圧すると、絶縁体と端子部とが強
固に一体化される。
図1はこの発明の実施例にかかる半導体素子保護用ヒュ
ーズの構成を示す断面図である。端子部4、5が碍管1
の内部側に嵌合穴15を備え、この嵌合穴15に絶縁丸
棒14の両端が嵌め込まれている。図2は図1のC−C
断面図であり、絶縁丸棒14は碍管1の軸中心部に配さ
れている。図1、図2のその他の構成は従来の装置と同
じである。同じ部分には同一参照符号を用いることによ
り詳細は説明を省略する。
むことにより、端子部4、5は絶縁丸棒14と一体にな
る。したがって、端子部4、5に回路導体10から振動
が伝わっても可溶体3には変位が伝わらず、可溶体3は
破断しない。絶縁丸棒14は端子部4、5の最も変位し
やすい碍管1の軸中心に配されているが、さらに、複数
本配することによってより強固にすることができる。ま
た、絶縁丸棒14はスぺースをとらないので、複数本の
可溶体3を配するのにも邪魔にならない。また、絶縁丸
棒14は軽量なので従来の装置に対して重量の増加は僅
かでしかない。
半導体素子保護用ヒューズの構成を示す断面図である。
端子部の嵌合穴に絶縁板16の両端が嵌め込まれる。そ
の他の構成は図2と同じであり、図3のD−D断面は図
1と同様になる。絶縁板16を端子部の嵌合穴にきつく
嵌め込むことにより、端子部と絶縁板16とが一体にな
り、振動が端子部に伝わっても可溶体3は破断しない。
絶縁板16は、可溶体3を端子部に半田付けした後に、
可溶体3の幅方向(図3の上下方向)から碍管内部に挿
入することができるので半田付け作業において絶縁板1
6が邪魔になることはない。
されていれば可溶体に振動が伝わらないので、絶縁体の
形状は、必ずしも丸棒や板状でなくてもよく任意でよ
い。すなわち、円筒形や角柱形であってもよい。また、
その個数も任意であり、可溶体の配設に邪魔にならない
ように構成されてあればよい。さらに、絶縁体と端子部
とは固着されていればよいので、その固着方法は図1、
図2の実施例のように必ずしも嵌め合い構造でなくても
よい。すなわち、接着剤による固着方式でもよく、ま
た、絶縁丸棒の場合、その一方側の端部にねじ部を形成
し、このねじ部を端子部側に設けられたねじ穴にねじ込
む構成とし、絶縁丸棒の他方側だけを嵌め合い構造とし
てもよい。
絶縁体を介装したことにより、振動の激しい回路導体に
取り付けても可溶体が破断することがなくなった。ま
た、上記構成において、絶縁体と端子部との固着を嵌め
合い方式としたことにより、絶縁体と端子部とが強固に
固着され信頼性が大幅に向上した。
とにより装置重量の大幅増大を抑えることができた。ま
た、絶縁丸棒を複数配することにより、端子部との固着
強度を増すことができる。さらに、また、絶縁体の形状
を絶縁板とすることにより、可溶体の半田付け作業の後
で絶縁板を碍管内に挿入することができ、半田付け作業
が容易になった。
ューズの構成を示す断面図
護用ヒューズの構成を示す断面図
断面図
6,7:パッキング、8:覆い板、9:ボルト、10:
回路導体、11:ねじ穴、14:絶縁丸棒、15:嵌合
穴、16:絶縁板、4A:つば部
Claims (4)
- 【請求項1】可溶体とともに消弧砂が充填された碍管
と、この碍管の両端をそれぞれ塞ぐとともに、可溶体の
両端にそれぞれ導電接続された端子部とにより構成さ
れ、この端子部の一方が覆い板を介して碍管に固定され
たものにおいて、端子部の間に絶縁体が介装され、この
絶縁体の両端がそれぞれ端子部に固着されてなることを
特徴とする半導体素子保護用ヒューズ。 - 【請求項2】請求項1記載のものにおいて、端子部がそ
れぞれ碍管内部側に嵌合穴を備え、絶縁体の両端がこの
嵌合穴に嵌め込まれてなることを特徴とする半導体素子
保護用ヒューズ。 - 【請求項3】請求項1又は2記載のものにおいて、絶縁
体が絶縁丸棒であることを特徴とする半導体素子保護用
ヒューズ。 - 【請求項4】請求項1又は2記載のものにおいて、絶縁
体が絶縁板であることを特徴とする半導体素子保護用ヒ
ューズ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00708693A JP3166373B2 (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | 半導体素子保護用ヒューズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00708693A JP3166373B2 (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | 半導体素子保護用ヒューズ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06215684A JPH06215684A (ja) | 1994-08-05 |
JP3166373B2 true JP3166373B2 (ja) | 2001-05-14 |
Family
ID=11656285
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00708693A Expired - Fee Related JP3166373B2 (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | 半導体素子保護用ヒューズ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3166373B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111933496B (zh) * | 2020-06-22 | 2023-03-21 | 南京萨特科技发展有限公司 | 一种纽扣式熔断器及制造方法 |
-
1993
- 1993-01-20 JP JP00708693A patent/JP3166373B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH06215684A (ja) | 1994-08-05 |
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