JPH1012088A - ポリドームスイッチの構造 - Google Patents
ポリドームスイッチの構造Info
- Publication number
- JPH1012088A JPH1012088A JP8164277A JP16427796A JPH1012088A JP H1012088 A JPH1012088 A JP H1012088A JP 8164277 A JP8164277 A JP 8164277A JP 16427796 A JP16427796 A JP 16427796A JP H1012088 A JPH1012088 A JP H1012088A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- circuit board
- load
- domes
- protruded
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Push-Button Switches (AREA)
- Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 携帯電話機等に用いられる従来例のスイッチ
構成では、スペーサシートと回路基板が接着しており、
荷重が大きくなる。従って、スイッチ押子の径の選択に
冗長性がなく、又、スイッチを押した時に軽快なクリッ
ク感が得られずスイッチが完全に作動しているかの確認
がとれないという問題があった。 【解決手段】 そのため、本発明は、ポリドームスイッ
チの構成において、ポリエステルでドームを形成し、そ
れにスペーサシートを貼り付け、スペーサシートと回路
基板を部分的に接着させ、ドームの周辺部においてスペ
ーサシートと回路基板が接着されないようにする構造と
することにより、上記の問題を解決する。
構成では、スペーサシートと回路基板が接着しており、
荷重が大きくなる。従って、スイッチ押子の径の選択に
冗長性がなく、又、スイッチを押した時に軽快なクリッ
ク感が得られずスイッチが完全に作動しているかの確認
がとれないという問題があった。 【解決手段】 そのため、本発明は、ポリドームスイッ
チの構成において、ポリエステルでドームを形成し、そ
れにスペーサシートを貼り付け、スペーサシートと回路
基板を部分的に接着させ、ドームの周辺部においてスペ
ーサシートと回路基板が接着されないようにする構造と
することにより、上記の問題を解決する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機等に用
いられる音量ボリューム変動用のスイッチに関する。
いられる音量ボリューム変動用のスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来例のスイッチ構造図、図7は
そのスイッチの動作状態を示す図であって、スイッチ1
1は図に示すような構造となっており、スペーサシート
12と回路基板13を接着剤14にて、スペーサシート
全体で接着し、さらに、これらが補強板15に接着され
る構成となっている。
そのスイッチの動作状態を示す図であって、スイッチ1
1は図に示すような構造となっており、スペーサシート
12と回路基板13を接着剤14にて、スペーサシート
全体で接着し、さらに、これらが補強板15に接着され
る構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例の
スイッチの構成では、図7に示すようにスペーサシート
12と回路基板13が接着されており、スイッチを押下
する荷重が大きくなる。従って、スイッチ押子16の径
の選択に冗長性がなく、又、スイッチを押した時に軽快
なクリック感が得られず、スイッチが完全に作動してい
るかの確認がとれないという問題があった。
スイッチの構成では、図7に示すようにスペーサシート
12と回路基板13が接着されており、スイッチを押下
する荷重が大きくなる。従って、スイッチ押子16の径
の選択に冗長性がなく、又、スイッチを押した時に軽快
なクリック感が得られず、スイッチが完全に作動してい
るかの確認がとれないという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明は、ポ
リドームスイッチの構成において、ポリエステルでドー
ムを形成し、それにスペーサシートを貼り付け、スペー
サシートと回路基板を部分的に接着させ、ドームの周辺
部においてスペーサシートと回路基板が接着しないよう
にする構造とすることにより、上記の問題を解決する。
リドームスイッチの構成において、ポリエステルでドー
ムを形成し、それにスペーサシートを貼り付け、スペー
サシートと回路基板を部分的に接着させ、ドームの周辺
部においてスペーサシートと回路基板が接着しないよう
にする構造とすることにより、上記の問題を解決する。
【0005】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態を示す図
であって、(a)は外観図、(b)は側面図、図2は本
発明の実施形態を示す構成図、図3は組立状態を示す図
である。以下図にしたがって説明する。
であって、(a)は外観図、(b)は側面図、図2は本
発明の実施形態を示す構成図、図3は組立状態を示す図
である。以下図にしたがって説明する。
【0006】1はスイッチの電極を設けた凸状ドーム2
を有するポリエステル材からなる電極シートである。3
はポリエステル材等からなるスペーサシートであり、凸
状ドーム2が反転した際の逃げ穴4を有し、接着シート
5が付されている。6は回路基板であり、ポリエステル
基板又はポリイミド基板等が用いられる。7は補強板で
あり、ベーク板、ガラスエポキシ板等々が用いられる。
を有するポリエステル材からなる電極シートである。3
はポリエステル材等からなるスペーサシートであり、凸
状ドーム2が反転した際の逃げ穴4を有し、接着シート
5が付されている。6は回路基板であり、ポリエステル
基板又はポリイミド基板等が用いられる。7は補強板で
あり、ベーク板、ガラスエポキシ板等々が用いられる。
【0007】ドーム電極シート1とスペーサシート3は
接着される。通常スペーサシート3側に接着剤を塗布し
た材料が用いられる(図には接着剤は表示していな
い)。
接着される。通常スペーサシート3側に接着剤を塗布し
た材料が用いられる(図には接着剤は表示していな
い)。
【0008】スペーサシート3の反対側には接着剤又は
両面接着テープで構成される接着シート5を設けてあ
り、これは、2個の凸状ドーム2の中間に位置し、凸状
ドーム2の周辺部には設けていない。接着した電極シー
ト1とスペーサシート3が接着シート5を介して回路基
板6に接着される。さらに、電極シート1と、スペーサ
シート3と、回路基板6が補強板7に接着される構造と
なっている。
両面接着テープで構成される接着シート5を設けてあ
り、これは、2個の凸状ドーム2の中間に位置し、凸状
ドーム2の周辺部には設けていない。接着した電極シー
ト1とスペーサシート3が接着シート5を介して回路基
板6に接着される。さらに、電極シート1と、スペーサ
シート3と、回路基板6が補強板7に接着される構造と
なっている。
【0009】図4は動作状態を示す図、図5は特性曲線
を示す図である。
を示す図である。
【0010】図5はこのドームの荷重・ストロークを示
す特性曲線で、P0 が最大荷重、P1 が押付荷重、(P
0 −P1 )がクリック荷重である。
す特性曲線で、P0 が最大荷重、P1 が押付荷重、(P
0 −P1 )がクリック荷重である。
【0011】図4に示すように凸状ドーム2の上方から
押子8又は押子9で押すと凸状ドーム2は荷重が加えら
れ、P0 点で反転(座屈)を生じる。P1 の荷重のとこ
ろで、凸状ドーム2の電極が回路基板6と接触し導通が
ONされる。荷重を除くと、凸状ドーム2は元に復帰す
る。
押子8又は押子9で押すと凸状ドーム2は荷重が加えら
れ、P0 点で反転(座屈)を生じる。P1 の荷重のとこ
ろで、凸状ドーム2の電極が回路基板6と接触し導通が
ONされる。荷重を除くと、凸状ドーム2は元に復帰す
る。
【0012】以上のように、スペーサシート3と回路基
板6とが全面的には接着されていないため、図4に示す
ようにドームの周辺部が少し持ち上る。そのため、クリ
ック荷重が大きくなる。すなわちP0 が小さくなる。
板6とが全面的には接着されていないため、図4に示す
ようにドームの周辺部が少し持ち上る。そのため、クリ
ック荷重が大きくなる。すなわちP0 が小さくなる。
【0013】スイッチ(電極シート1)を押すと、クリ
ック荷重が大きいので、指に感じるクリック感が明確に
なる。
ック荷重が大きいので、指に感じるクリック感が明確に
なる。
【0014】又、押子の径が小さくなると、荷重P0 が
小さくなる。P1 もそれに伴って小さくなる。従って、
小さな荷重で、大きなクリック荷重が得られ、明確なク
リック感を出すことが可能となる。
小さくなる。P1 もそれに伴って小さくなる。従って、
小さな荷重で、大きなクリック荷重が得られ、明確なク
リック感を出すことが可能となる。
【0015】ここで、図7に示す従来例の動作において
は、スペーサシート12と回路基板13が接着剤で、ス
ペーサシート全体で接着しており、荷重が大きくなり指
に感じるクリック感が不安定となる。
は、スペーサシート12と回路基板13が接着剤で、ス
ペーサシート全体で接着しており、荷重が大きくなり指
に感じるクリック感が不安定となる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ポ
リドームスイッチを構成するスペーサシートと回路基板
とが全面的には接着されない構造としたことにより、小
さな荷重で大きなクリック荷重が得られ、明確なクリッ
ク感を出すことが可能になった。
リドームスイッチを構成するスペーサシートと回路基板
とが全面的には接着されない構造としたことにより、小
さな荷重で大きなクリック荷重が得られ、明確なクリッ
ク感を出すことが可能になった。
【図1】本発明の実施形態を示す図
【図2】本発明の実施形態を示す構成図
【図3】本発明の実施形態を示す組立図
【図4】本発明の実施形態の動作状態図
【図5】本発明の実施形態の特性曲線図
【図6】従来例の組立図
【図7】従来例の動作状態を示す図
1 電極シート 2 凸状ドーム 3 スペーサシート 4 逃げ穴 5 接着シート 6 回路基板 7 補強板 8,9 押子
Claims (1)
- 【請求項1】 スイッチの電極を設けた凸状ドームが形
成されたポリエステル材からなる電極シートと、 前記凸状ドームが反転した際の逃げ穴を有し、接着シー
トが付されたポリエステル材等からなるスペーサシート
と、 前記電極シートと前記スペーサシートが接着シートを介
して接着されるポリエステル材等からなる回路基板と、 前記電極シートと前記スペーサシートと前記回路基板が
接着されるベーク板等からなる補強板とから構成され、 前記スペーサシートと前記回路基板が部分的に接着さ
れ、前記凸状ドームの周辺部において前記スペーサシー
トと前記回路基板が接着されていないことを特徴とする
ポリドームスイッチの構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8164277A JPH1012088A (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | ポリドームスイッチの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8164277A JPH1012088A (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | ポリドームスイッチの構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1012088A true JPH1012088A (ja) | 1998-01-16 |
Family
ID=15790041
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8164277A Pending JPH1012088A (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | ポリドームスイッチの構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1012088A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1215696A2 (de) * | 2000-12-14 | 2002-06-19 | Siemens Aktiengesellschaft | Tastaturanordnung für eine elektrische Vorrichtung |
CN102087927A (zh) * | 2010-08-17 | 2011-06-08 | 江苏传艺科技有限公司 | 单层防水薄膜开关 |
-
1996
- 1996-06-25 JP JP8164277A patent/JPH1012088A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1215696A2 (de) * | 2000-12-14 | 2002-06-19 | Siemens Aktiengesellschaft | Tastaturanordnung für eine elektrische Vorrichtung |
EP1215696A3 (de) * | 2000-12-14 | 2004-03-10 | Siemens Aktiengesellschaft | Tastaturanordnung für eine elektrische Vorrichtung |
CN102087927A (zh) * | 2010-08-17 | 2011-06-08 | 江苏传艺科技有限公司 | 单层防水薄膜开关 |
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