JPH10120072A - ロール状物品のコンテナ - Google Patents

ロール状物品のコンテナ

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JPH10120072A
JPH10120072A JP29744796A JP29744796A JPH10120072A JP H10120072 A JPH10120072 A JP H10120072A JP 29744796 A JP29744796 A JP 29744796A JP 29744796 A JP29744796 A JP 29744796A JP H10120072 A JPH10120072 A JP H10120072A
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JP
Japan
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roll
wall
container
paper
wall portion
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JP29744796A
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English (en)
Inventor
Shoichi Morooka
昭一 諸岡
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Showa Aircraft Industry Co Ltd
Original Assignee
Showa Aircraft Industry Co Ltd
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    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
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  • Packaging Of Machine Parts And Wound Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1に、重量が軽いと共に、使用後の処理が
容易で、場所も取らず、第2に、資源涸渇の危険や燻じ
ょう処理・防虫処理の必要もなく、第3に、衝撃吸収性
に優れると共に、第4に、剛性・強度にも優れ、第5
に、しかも構成が簡単であり、共通部材も多く、積み重
ねも容易な、ロール状物品のコンテナを提案する。 【解決手段】 このコンテナ1は、紙製のハニカムコア
9を芯材とした略板状の頂部2や底部3間に、紙製のダ
ンボール構造で縦の筒状をなす上壁部4と下壁部5とを
配してなる。もって内部に、横状態でロール状物品Bを
収納すると共に、ロール状物品Bの両側に突出した軸芯
Aを、上壁部4と下壁部5間に形成された開口部6を保
持穴13として、挿通,保持する。そして、これらがバ
ンド等の係止部材7にて、一体的かつ固定的に位置決め
保持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロール状物品のコ
ンテナに関する。すなわち、例えば写真のフィルム原反
やアルミ箔材等、軸芯に巻かれたロール状物品や、回転
ロール等の軸芯が付設されたロール状物品を、内部に収
納するコンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のロール状物品は、一般的に直に
置くことが許されないことが多く、従来より専用のコン
テナに収納されていた。そして、このようなロール状物
品を梱包,移動,運搬,保管する専用のコンテナは、従
来、木材製,ダンボール製,ハニカム製等よりなってい
た。すなわち、この種のコンテナは、内部にロール状物
品の収納空間が形成され箱状をなす、木材製や、紙製の
ダンボール製よりなるか、紙製のハニカム製よりなって
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来例にあっては、次の問題が指摘されていた。まず第
1に、従来の木材製のこの種のコンテナについては、比
較的重量が重いと共に、使用後の処理が面倒であり特に
場所を取る、という問題が指摘されていた。
【0004】第2に、更に従来の木材製のこの種のコン
テナについては、木材特有の問題として、資源涸渇の危
険が指摘されている。又、特に輸出に際し用いられる場
合には、燻じょう処理・防虫処理を外国から要求される
ことも多く、面倒であるという問題も指摘されていた。
【0005】第3に、従来のダンボール製のこの種のコ
ンテナについては、衝撃吸収性が不足することがある、
という問題が指摘されていた。特に移動,運搬中に、上
下方向に衝撃荷重が加わることが多いが、このような衝
撃荷重の緩和,吸収,緩衝性が不足し、もって、収納さ
れたロール状物品が損傷,破損してしまう事故も、多々
発生していた。
【0006】第4に、従来のハニカム製のこの種のコン
テナについては、全体的な剛性・強度が不足することが
ある、という問題が指摘されていた。そこで、その損
傷,破損に伴い、収納されたロール状物品も損傷,破損
してしまう事故も、報告されていた。
【0007】本発明は、このような実情に鑑み、上記従
来例の課題を解決すべくなされたものであって、請求項
1では、紙製のハニカムコアを用いた頂部や底部と、紙
製のダンボール構造で開口部付の上壁部や下壁部と、係
止部材と、を組み合わせて用いたことにより、請求項2
では、紙製のハニカムコアを用いた頂部や底部と、紙製
のダンボール構造で内保持穴や外保持穴付の上板部や下
板部と、厚紙構造の壁部と、係止部材と、を組み合わせ
て用いたことにより、第1に、重量が軽いと共に、使用
後の処理が容易で場所も取らず、第2に、資源涸渇の危
険や燻じょう処理・防虫処理の必要もなく、第3に、衝
撃吸収性に優れると共に、第4に、剛性・強度にも優
れ、第5に、しかも構成が簡単であり、共通部材も多
く、積み重ねも容易な、ロール状物品のコンテナを提案
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
る本発明の技術的手段は、次のとおりである。まず、請
求項1については次のとおり。すなわち、この請求項1
のロール状物品のコンテナは、軸芯を備えたロール状物
品を横状態で収納するコンテナであって、次の頂部,底
部,上壁部,下壁部,開口部,係止部材等を有してな
る。
【0009】すなわち、該頂部および底部は、中空柱状
のセルの平面的集合体よりなりセル軸を上下方向に向け
た紙製のハニカムコアを芯材とし、該ハニカムコアの外
表面を紙製のスキン材で覆った、横の略板状をなす。
又、該上壁部および下壁部は、紙製のダンボール構造で
同形状の縦の筒状をなし、該頂部下に該上壁部の上端が
接合されると共に、該底部上に該下壁部の下端が接合さ
れ、該上壁部の下端と該下壁部の上端とが当接され、も
って内部に、横状態の該ロール状物品の収納空間が形成
されている。又、該開口部は、該上壁部の下端に対向し
て切欠き形成されると共に、該下壁部の上端にも対向し
て切欠き形成され、かつ、該上壁部の該開口部と該下壁
部の該開口部とが、それぞれ組となって上下対向位置
し、もって該ロール状物品の両側に突出した該軸芯を、
それぞれ挿入,保持する保持穴を形成している。そして
該係止部材は、該頂部,底部,上壁部,下壁部等間を、
一体的かつ固定的に位置決め保持すること、を特徴とす
る。
【0010】次に、請求項2については次のとおり。す
なわち、この請求項2のロール状物品のコンテナは、軸
芯を備えたロール状物品を縦状態で収納するコンテナで
あって、次の頂部,底部,上板部,下板部,壁部,内保
持穴,外保持穴,係止部材等を有してなる。
【0011】すなわち、該頂部および底部は、中空柱状
のセルの平面的集合体よりなりセル軸を上下方向に向け
た紙製のハニカムコアを芯材とし、該ハニカムコアの外
表面を紙製のスキン材で覆った、横の略板状をなす。該
上板部および下板部は、紙製のダンボール構造で横の平
板状をなし、該頂部の下面に該上板部が該底部の上面に
該下板部が、それぞれ接合されている。又、該壁部は、
厚紙構造で縦の筒状をなし、該上板部と下板部間に配さ
れ、もって内部に、縦状態の該ロール状物品の収納空間
が形成されている。又、該内保持穴は、該上板部および
該下板部の内側寄りに上下対向して形成され、もって該
ロール状物品の上下に突出した該軸芯を、それぞれ挿
入,保持している。該外保持穴は、該上板部および該下
板部の外側寄りに、上下対向して環状に周設形成され、
もって該壁部の上下端をそれぞれ嵌入,保持している。
そして該係止部材は、該頂部,底部,上板部,下板部,
壁部等間を、一体的かつ固定的に位置決め保持するこ
と、を特徴とする。
【0012】このように、このコンテナは請求項1で
は、紙製のハニカムコアを芯材とした略板状の頂部や底
部間に、紙製のダンボール構造で縦の筒状の上壁部と下
壁部を配してなる。もって内部に、横状態でロール状物
品を収納し、両側の軸芯を、上壁部と下壁部間の開口部
を保持穴として、挿通,保持してなる。そして係止部材
にて、一体的かつ固定的に位置決め保持されている。請
求項2では、紙製のハニカムコアを芯材とした略板状の
頂部や底部間に、紙製のダンボール構造で平板状の上板
部や下板部やそれらの外保持穴を介し、厚紙構造で筒状
の壁部を配してなる。もって内部に、縦状態でロール状
物品を収納し、上下の軸芯を、上板部や下板部の内保持
穴に挿入,保持してなる。そして係止部材にて、一体的
かつ固定的に位置決め保持されている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明を、図面に示す発明の
実施の形態に基づいて、詳細に説明する。図1,図2,
図3,図4等は、本発明の実施の形態の説明に供し、図
1は第1例の分解斜視図、図2は同第1例の外観斜視図
であり、図3は第2例の分解斜視図、図4は、同第2例
の正断面図である。図5はハニカムコアの斜視図であ
る。
【0014】まず、図1,図2の第1例について説明す
る。この第1例は、軸芯Aを備えたロール状物品Bを、
横状態で収納するコンテナ1に関する。そして、次の頂
部2,底部3,上壁部4,下壁部5,開口部6,係止部
材7等を有してなる。
【0015】まず、頂部2および底部3について述べ
る。頂部2および底部3は、中空柱状のセル8の平面的
集合体よりなり、セル軸Cを上下方向に向けた紙製のハ
ニカムコア9を芯材とする。そして、ハニカムコア9の
外表面を、接合された紙製のスキン材10で覆った、横
の略板状をなす。
【0016】このような頂部2および底部3について、
更に詳述する。頂部2および底部3の芯材としては、ハ
ニカムコア9が用いられている。ハニカムコア9は、図
5にも示したように、折曲された母材シートをセル壁1
1として各々独立空間に区画形成された、中空柱状のセ
ル8の平面的集合体よりなる。セル壁11そしてセル8
の断面形状は、図示例のように正六角形状が代表的であ
るが、縦長六角形状,横長六角形状,四角形状,台形
状,その他各種形状のものも可能である。そしてハニカ
ムコア9は、重量比強度に優れ、軽量であると共に高い
剛性・強度を備え、又、整流効果,平面精度,保温性,
遮音性等々にも優れる、という特性が知られている。こ
れと共にハニカムコア9は、更に、セル軸C方向に圧縮
強度を越える荷重を受けると、セル壁11が潰れ,座屈
することにより、荷重を吸収,緩和,緩衝する、という
特性を備えてなる。このハニカムコア9つまりセル壁1
1の母材シートとしては、クラフト紙,アラミド紙,樹
脂を含浸させた強化紙,その他の紙が用いられる。
【0017】又、ハニカムコア9は、外表面に紙製のス
キン材10が接着等により接合され、このようなスキン
材10にて覆われている。スキン材10としては、例え
ば、紙製のダンボール構造のシートが用いられている。
そして、このようなハニカムコア9を芯材とし、スキン
材10にて覆われた頂部2および底部3は、上下対称の
同一形状の共通部材よりなり、上下の肉厚を備えた横の
略板状をなし、例えば正方形等の四角形をなす。12は
凹部であり、この凹部12は、頂部2の上面そして底部
3の下面にそれぞれ2個ずつ形成され、溝状をなし、係
止部材7の掛け渡し用や、フォークリフトのフォーク爪
の挿通用に用いられる。頂部2および底部3は、このよ
うになっている。
【0018】次に、上壁部4および下壁部5について述
べる。上壁部4および下壁部5は、紙製のダンボール構
造で同形状の縦の筒状をなし、頂部2下に上壁部4の上
端が接合されると共に、底部3上に下壁部5の下端が接
合されている。そして、上壁部4の下端と下壁部5の上
端とが当接され、もって内部に、横状態のロール状物品
Bの収納空間Dが形成されている。
【0019】このような上壁部4および下壁部5につい
て、更に詳述する。上壁部4および下壁部5は、例えば
3層の強化紙製のダンボール構造よりなる。そして、上
下対称の同一形状の共通部材よりなり、図示例では四角
筒状をなすと共に、前述した頂部2や底部3と同一寸法
の断面正方形等の四角形をなす。又、このような上壁部
4の上端が、頂部2下面に接着等にて接合されると共
に、下壁部5の下端が、底部3上面に接着等にて接合さ
れ、かつ、上壁部4の下端と下壁部5の上端とが、内外
面を面一としつつ当接されている。そして、このような
上壁部4,下壁部5,更には頂部2,底部3等にて囲ま
れた内部に、空間的余裕を存しつつ、横状態のロール状
物品Bの収納空間Dが形成されている。ロール状物品B
としては、写真のフィルム原反,アルミ箔材,アルミコ
イル,鉄コイル,ステンレスコイル等、軸芯Aに巻かれ
たタイプのものや、回転ロールその他の軸芯Aが付設さ
れたタイプのものが考えられる。上壁部4および下壁部
5は、このようになっている。
【0020】次に、開口部6について述べる。開口部6
は、上壁部4の下端に対向して切欠き形成されると共
に、下壁部5の上端にも対向して切欠き形成されてい
る。そして、このような上壁部4の下端の開口部6と、
下壁部5の上端の開口部6とが、それぞれ組となって上
下対向位置している。もって、このような左右,上下の
開口部6にて、ロール状物品Bの両側に突出した軸芯A
を、それぞれ挿入,保持する保持穴13が形成されてい
る。
【0021】このような開口部6について、更に詳述す
る。開口部6は、上壁部4の下端や下壁部5の上端に、
それぞれ左右対向して2個、半円状に切欠き形成されて
いる。そして、上壁部4側の2個の開口部6と、下壁部
5側の2個の開口部6とは、左右位置にて、それぞれ上
下で対向すべく設定されている。もって開口部6は、上
下1対となって円形の保持穴13を形成しており、形成
された保持穴13の径が、ロール状物品Bの両側に突出
したシャフト状の軸芯Aに見合った寸法に設定され、も
って軸芯Aを、挿入,位置決め,保持可能となってい
る。開口部6は、このようになっている。
【0022】次に、係止部材7について述べる。係止部
材7は、このような頂部2,底部3,上壁部4,下壁部
5等間を、一体的かつ固定的に位置決め保持する。この
ような係止部材7としては、例えば無端状のゴムバンド
や紐等が用いられ、図示例では、前述した頂部2や底部
3の凹部12を利用して、2本掛け渡されている。もっ
て、この係止部材7にて、頂部2,底部3,上壁部4,
下壁部5等が、一体的かつ固定的に、所定の位置関係に
て保持される。係止部材7は、このようになっている。
図1,図2の第1例のロール状物品Bのコンテナ1は、
このような頂部2,底部3,上壁部4,下壁部5,開口
部6,係止部材7等を有してなる。
【0023】次に、図3,図4の第2例について説明す
る。この第2例は、軸芯Aを備えたロール状物品Bを、
縦状態で収納するコンテナ1に関する。そして、次の頂
部2,底部3,上板部14,下板部15,壁部16,内
保持穴17,外保持穴18,係止部材7等を有してな
る。
【0024】まず、頂部2および底部3について述べ
る。この頂部2および底部3は、中空柱状のセル8の平
面的集合体よりなり、セル軸Cを上下方向に向けた紙製
のハニカムコア9を芯材とする。そして、ハニカムコア
9の外表面を、接合された紙製のスキン材10で覆っ
た、横の略板状をなす。このように、この第2例の頂部
2および底部3は、前述した第1例の頂部2および底部
3に準じるので、同符合を付しその説明は省略する。頂
部2および底部3は、このようになっている。
【0025】次に、上板部14および下板部15につい
て述べる。上板部14および下板部15は、紙製のダン
ボール構造で横の平板状をなす。そして、頂部2の下面
に上板部14が、底部3の上面に下板部15が、それぞ
れ接合されている。すなわち、上板部14および下板部
15は、例えば3層の強化紙製のダンボール構造よりな
り、同一形状の共通部材であると共に、頂部2や底部3
と同一寸法の正方形等の四角形をなす。そして、このよ
うな肉厚を備えた横の平板状をなす上板部14は、上面
が頂部2の下面に、又、同様の下板部15は、下面が底
部3の上面に、それぞれ接着等により接合されている。
上板部14および下板部15は、このようになってい
る。
【0026】壁部16は、厚紙構造で縦の筒状をなし、
上板部14と下板部15間に配され、もって内部に、縦
状態のロール状物品Bの収納空間Dが形成されている。
すなわち壁部16は、例えば紙を複数枚重ねて固めた厚
紙構造をなし、図示例では縦の円筒形状をなし、その径
が、頂部2,底部3,上板部14,下板部15等より寸
法的に小さく設定されている。そして内部に、空間的余
裕を存しつつ、縦状態のロール状物品Bの収納空間Dが
形成されている。壁部16は、このようになっている。
【0027】更に、上板部14および下板部15には、
内保持穴17や外保持穴18が形成されている。まず内
保持穴17は、上板部14および下板部15の内側寄り
に上下対向して形成され、もってロール状物品Bの上下
に突出した軸芯Aを、それぞれ挿入,保持する。図示例
の内保持穴17は、上板部14および下板部15の中央
に、上下対向しつつ円形の貫通穴として形成されてい
る。そして、内保持穴17の径は、ロール状物品Bのシ
ャフト状の軸芯Aに見合った寸法に設定され、もって、
軸芯Aを挿入,位置決め,保持可能となっている。
【0028】外保持穴18は、上板部14および下板部
15の外側寄りに、上下対向して環状に周設形成され、
もって壁部16の上下端をそれぞれ嵌入,保持する。図
示例の外保持穴18は、上板部14および下板部15の
外側寄りに、上下対向しつつ、円形で環状の貫通穴とし
て周設されている。図示例では、縦の円筒形状をなす壁
部16の肉厚に見合った内・外径に設定され、もって壁
部16の上下端を、嵌入,位置決め,保持可能となって
いる。なお、図示例の内保持穴17や外保持穴18は、
貫通穴として形成されているが、めくら穴として形成し
てもよい。内保持穴17および外保持穴18は、このよ
うになっている。
【0029】次に、係止部材7について述べる。この係
止部材7は、頂部2,底部3,上板部14,下板部1
5,壁部16等間を、一体的かつ固定的に位置決め保持
する。この係止部材7については、前述した第1例の係
止部材7に準じるので、同符合を付し、その説明は省略
する。係止部材7は、このようになっている。
【0030】なお、図4中19は緩衝板であり、この緩
衝板19としては、例えば紙製のハニカムサンドイッチ
パネル(前述したハニカムコア9の上下開口面にスキン
材10が接着されたもの)が用いられる。そして緩衝板
19は、収納空間D内の上下部において、ロール状物品
Bの上下面と、上板部14下面や下板部15上面との間
に、それぞれ介装され、もって、ロール状物品Bを上下
不動に位置決めすると共に、外部荷重からロール状物品
Bを緩衝,保護すべく機能する。20は、緩衝板19の
中央に形成された貫通穴20であり、前述した上板部1
4や下板部15の内保持穴17と対向位置し、もって、
ロール状物品Bの軸芯Aが貫挿される(なお図3では、
このような緩衝板19等の図示は省略)。図3,図4の
第2例のロール状物品Bのコンテナ1は、このような頂
部2,底部3,上板部14,下板部15,壁部16,内
保持穴17,外保持穴18,係止部材7,緩衝板19等
を有してなる。
【0031】本発明は、以上説明したように構成されて
いる。そこで以下のようになる。このように、このロー
ル状物品Bのコンテナ1は、図1,図2の第1例では、
紙製のハニカムコア9を芯材とした略板状の頂部2や底
部3間に、紙製のダンボール構造で、縦の筒状をなす上
壁部4と下壁部5とを配してなる。もって内部に、横状
態でロール状物品Bを収納すると共に、ロール状物品B
の両側に突出した軸芯Aを、上壁部4と下壁部5間に形
成された開口部6を保持穴13として、挿通,保持す
る。そして、これらが係止部材7にて、一体的かつ固定
的に位置決め保持されている。
【0032】又、図3,図4の第2例では、紙製のハニ
カムコア9を芯材とした略板状の頂部2や底部3間に、
紙製のダンボール構造で平板状の上板部14や下板部1
5、そしてそれらの外保持穴18を介し、厚紙構造で筒
状をなす壁部16を配してなる。もって内部に、縦状態
でロール状物品Bを収納すると共に、ロール状物品Bの
上下に突出した軸芯Aを、上板部14や下板部15に形
成された内保持穴17に、挿入,保持してなる。そし
て、これらが係止部材7にて、一体的かつ固定的に位置
決め保持されている。そこで、この第1例や第2例のロ
ール状物品Bのコンテナ1は、次の第1,第2,第3,
第4,第5のようになる。
【0033】第1に、このロール状物品Bのコンテナ1
は、頂部2や底部3として紙製のハニカムコア9を、
又、上壁部4や下壁部5更には上板部14や下板部15
として紙製のダンボール構造のものを、更に、壁部16
として厚紙構造のものを、それぞれ用いてなる。もっ
て、全体的にも重量が軽く、使用後は使い捨てとし例え
ば焼却処分すればよく、場所も取らない。
【0034】第2に、このロール状物品Bのコンテナ1
は、このように全体的に紙を用いてなる。そこで、リサ
イクルも容易であり、又、木材を用いた場合のように、
燻じょう処理・防虫処理も不要である。
【0035】第3に、このロール状物品Bのコンテナ1
は、頂部2や底部3に、セル軸C(図5も参照)を上下
方向に向けた、ハニカムコア9を用いてなる。そこで、
移動,運搬中等に上下方向の衝撃荷重が加わった場合に
は、ハニカムコア9が潰れ,座屈することにより、これ
を緩和,吸収,緩衝可能である。
【0036】第4に、このロール状物品Bのコンテナ1
は、図1,図2の第1例では、中央の上壁部4や下壁部
5がダンボール構造よりなり、又、図3,図4の第2例
では、上下内側の上板部14や下板部15がダンボール
構造よりなると共に、中央の壁部16が厚紙構造よりな
る。このように、要部がダンボール構造や厚紙構造より
なるので、全体的な剛性・強度にも優れている。
【0037】第5に、このロール状物品Bのコンテナ1
は、図1,図2の第1例では、紙製のハニカムコア9を
用いた頂部2や底部3と、その間に配されたダンボール
構造の上壁部4や下壁部5と、これらに形成された開口
部6と、位置決め保持用の係止部材7と、からなり、構
成が簡単である。又、図3,図4の第2例では、紙製の
ハニカムコア9を用いた頂部2や底部3と、その内側に
配されたダンボール構造の上板部14や下板部15と、
その間に配された厚紙構造の壁部16と、上板部14や
下板部15に形成された内保持穴17や外保持穴18
と、からなり、構成が簡単である。しかも、頂部2と底
部3、上壁部4と下壁部5、上板部14と下板部15等
は、上下対称の共通部材よりなり、この面からも構成が
簡単である。更に、頂部2や底部3が横の板状をなすと
共に、中央の縦に剛性・強度に優れた、ダンボール構造
で筒状の上壁部4や下壁部5や厚紙構造の壁部16が位
置する。そこで、ロール状物品Bを収納するものの、そ
の積み重ねも安定的かつ容易である。
【0038】なお第1に、上述した第1例や第2例のロ
ール状物品Bのコンテナ1にあっては、内部に1個のロ
ール状物品Bが収納されるようになっていた。しかしな
がら本発明は、これに限定されるものではなく、内部に
複数個のロール状物品Bを収納可能に構成することも勿
論可能であり、この場合には、対応して開口部6や内保
持穴17の数が増加せしめられると共に、各部材の形状
も、正方形や円形ではなく長方形のものとされる。
【0039】なお第2に、第1例のロール状物品Bのコ
ンテナ1は、特に収納されたロール状物品Bの端面が、
損傷されにくいという利点がある。つまり、この第1例
のコンテナ1では、ロール状物品Bが横状態で収納,保
持されるので、縦状態で収納,保持された場合のように
特に下端面が損傷しやすいこともなく、左右端面の損傷
が確実に防止される。もって、収納されるロール状物品
Bが特に損傷しやすい材料・構造よりなる場合にも、適
している。
【0040】
【発明の効果】本発明に係るロール状物品のコンテナ
は、以上説明したように、請求項1では、紙製のハニカ
ムコアを用いた頂部や底部と、紙製のダンボール構造で
開口部付の上壁部や下壁部と、係止部材と、を組み合わ
せて用いたことにより、請求項2では、紙製のハニカム
コアを用いた頂部や底部と、紙製のダンボール構造で内
保持穴や外保持穴付の上板部や下板部と、厚紙構造の壁
部と、係止部材と、を組み合わせて用いたことにより、
次の効果を発揮する。
【0041】第1に、重量が軽いと共に、使用後の処理
が容易で、場所も取らない。すなわち、このロール状物
品のコンテナは、紙製のハニカムコア,紙製のダンボー
ル,厚紙等を用いてなるので、重量が軽いと共に、使用
後は使い捨てとすればよく、場所も取らず焼却も容易で
ある。つまり、前述した木材製のこの種従来例に比べ、
軽量であると共に、使用後の処理が簡単であり場所も取
らない。
【0042】第2に、資源涸渇の危険や燻じょう処理・
防虫処理の必要もない。すなわち、このロール状物品の
コンテナは、全体的に紙を用いてなるのでリサイクルも
可能であり、前述した木材製のこの種従来例のように、
資源涸渇の危険も少ない。同様に全体的に紙を用いてな
るので、特に輸出に際し燻じょう処理・防虫処理が要求
されることもない。
【0043】第3に、衝撃吸収性に優れている。すなわ
ち、このロール状物品のコンテナは、頂部や底部にセル
軸を上下に向けたハニカムコアを用いてなるので、移
動,運搬中等に加わることが多い上下方向の衝撃荷重に
対しては、ハニカムコアが潰れ,座屈することにより、
これを緩和,吸収,緩衝する。つまり、前述したダンボ
ール製のこの種の従来例のように、衝撃荷重の緩和,吸
収,緩衝性が不足するようなことは少なく、この面か
ら、収納されたロール状物品の損傷,破損事故が防止さ
れる。
【0044】第4に、剛性・強度にも優れている。すな
わち、このロール状物品のコンテナは、請求項1では、
上壁部や下壁部がダンボール構造よりなり、請求項2で
は、上板部や下板部がダンボール構造よりなると共に、
壁部が厚紙構造よりなる。このように、要部がダンボー
ル構造や厚紙構造よりなるので、全体的な剛性・強度に
優れており、前述したハニカム製のこの種従来例に比
し、損傷,破損しにくく、もってこの面からも、収納さ
れたロール状物品の損傷,破損事故が防止される。
【0045】第5に、しかも構成が簡単であり、共通部
材も多く、積み重ねも容易である。すなわち、このロー
ル状物品のコンテナは、請求項1では、所定の頂部,底
部,上壁部,下壁部,開口部,係止部材等からなり、
又、請求項2では、所定の頂部,底部,上板部,下板
部,壁部,内保持穴,外保持穴,係止部材等からなる。
このように、このコンテナは構成が簡単であり、コスト
面にも優れている。しかも、頂部と底部、上壁部と下壁
部、上板部と下板部等は、それぞれ上下対称の共通部材
とすることができ、この面からもコスト面に優れてい
る。更に、収納される物がロール状物品ではあるが、こ
のコンテナでは、頂部や底部が横の略板状をなす等によ
り、積み重ねも安定的かつ容易に可能である。このよう
に、この種従来例に有した課題がすべて解決される等、
本発明の発揮する効果は、顕著にして大なるものがあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るロール状物品のコンテナについ
て、発明の実施の形態の第1例の説明に供する、分解斜
視図である。
【図2】同発明の実施の形態の第1例の説明に供する、
外観斜視図である。
【図3】同発明の実施の形態の第2例の説明に供する、
分解斜視図である。
【図4】同発明の実施の形態の第2例の説明に供する、
正断面図である。
【図5】ハニカムコアの斜視図である。
【符号の説明】
1 コンテナ 2 頂部 3 底部 4 上壁部 5 下壁部 6 開口部 7 係止部材 8 セル 9 ハニカムコア 10 スキン材 11 セル壁 12 凹部 13 保持穴 14 上板部 15 下板部 16 壁部 17 内保持穴 18 外保持穴 19 緩衝板 20 貫通穴 A 軸芯 B ロール状物品 C セル軸 D 収納空間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸芯を備えたロール状物品を横状態で収
    納するコンテナであって、次の頂部,底部,上壁部,下
    壁部,開口部,係止部材等を有してなり、 該頂部および底部は、中空柱状のセルの平面的集合体よ
    りなりセル軸を上下方向に向けた紙製のハニカムコアを
    芯材とし、該ハニカムコアの外表面を紙製のスキン材で
    覆った、横の略板状をなし、 該上壁部および下壁部は、紙製のダンボール構造で同形
    状の縦の筒状をなし、該頂部下に該上壁部の上端が接合
    されると共に、該底部上に該下壁部の下端が接合され、
    該上壁部の下端と該下壁部の上端とが当接され、もって
    内部に、横状態の該ロール状物品の収納空間が形成され
    ており、 該開口部は、該上壁部の下端に対向して切欠き形成され
    ると共に、該下壁部の上端にも対向して切欠き形成さ
    れ、かつ、該上壁部の該開口部と該下壁部の該開口部と
    が、それぞれ組となって上下対向位置し、もって該ロー
    ル状物品の両側に突出した該軸芯を、それぞれ挿入,保
    持する保持穴を形成しており、 該係止部材は、該頂部,底部,上壁部,下壁部等間を、
    一体的かつ固定的に位置決め保持すること、を特徴とす
    るロール状物品のコンテナ。
  2. 【請求項2】 軸芯を備えたロール状物品を縦状態で収
    納するコンテナであって、次の頂部,底部,上板部,下
    板部,壁部,内保持穴,外保持穴,係止部材等を有して
    なり、 該頂部および底部は、中空柱状のセルの平面的集合体よ
    りなりセル軸を上下方向に向けた紙製のハニカムコアを
    芯材とし、該ハニカムコアの外表面を紙製のスキン材で
    覆った、横の略板状をなし、 該上板部および下板部は、紙製のダンボール構造で横の
    平板状をなし、該頂部の下面に該上板部が該底部の上面
    に該下板部が、それぞれ接合されており、 該壁部は、厚紙構造で縦の筒状をなし、該上板部と下板
    部間に配され、もって内部に、縦状態の該ロール状物品
    の収納空間が形成されており、 該内保持穴は、該上板部および該下板部の内側寄りに上
    下対向して形成され、もって該ロール状物品の上下に突
    出した該軸芯を、それぞれ挿入,保持し、 該外保持穴は、該上板部および該下板部の外側寄りに、
    上下対向して環状に周設形成され、もって該壁部の上下
    端をそれぞれ嵌入,保持し、 該係止部材は、該頂部,底部,上板部,下板部,壁部等
    間を、一体的かつ固定的に位置決め保持すること、を特
    徴とするロール状物品のコンテナ。
JP29744796A 1996-10-18 1996-10-18 ロール状物品のコンテナ Pending JPH10120072A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007012115A1 (en) * 2005-07-27 2007-02-01 Strang Lpp Nominees Pty Ltd Improvements to cargo stowage and transport
KR100822036B1 (ko) 2006-07-04 2008-04-15 (주)우신특수포장 롤형상 제품 종이포장용기

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