JPH10119763A - 索道における脱索事前検出装置 - Google Patents

索道における脱索事前検出装置

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JPH10119763A
JPH10119763A JP29782096A JP29782096A JPH10119763A JP H10119763 A JPH10119763 A JP H10119763A JP 29782096 A JP29782096 A JP 29782096A JP 29782096 A JP29782096 A JP 29782096A JP H10119763 A JPH10119763 A JP H10119763A
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JP
Japan
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cable
proximity switch
rope
receiving device
cableway
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Application number
JP29782096A
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English (en)
Inventor
Yoshinobu Hiranishi
義信 平西
Akiyoshi Kuwano
晃好 桑野
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Nippon Cable Co Ltd
Original Assignee
Nippon Cable Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 索道の索受装置において、索条の脱索を事前
に検出する脱索事前検出装置の提供を課題とする。 【解決手段】 索受装置にセンサブラケットを介して非
接触型センサを固着し、該非接触型センサは索条と一定
の間隔を有しており、該索条が脱索する方向へ移動した
ことを検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術】本発明は索道設備において、索条
を移動可能に支承した索受装置から索条が脱索すること
を事前に検出し防止するための脱索事前検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】索道設備の線路中においては、索受装置
を装着した複数の支柱を立設し、索条を移動可能に支承
して誘導する。この索受装置は通常一般的に、複数の受
索輪を一組とした平衡式のものが多用されており、索受
装置に作用する荷重は受索輪により均等に支承するよう
にしている。このような索受装置において、索条が強風
あるいは搬器の動揺等の原因により受索輪から外れる、
つまり脱索すると危険であり直ちに索条を停止する等の
処置を行う必要がある。
【0003】このようなことから従来、索受装置には移
動する索条が受索輪から外れた場合にこれを電気的に検
出し、この信号により索道の運転を停止するようにした
脱索検出装置が取付られており、現在最も多用されてい
る。しかし、これらの装置は脱索後の状態を検出するも
のであって、事後の対策である。
【0004】近時この問題点を解決するべく、索条が受
索輪から外れる以前に索条の状態を検出して脱索を防止
する方法が提案されている。特開平6−298082号
公報では、索条に1対の検出ローラーを当接させ、受索
輪上の索条が片寄った時にこの検出ローラーが索条より
外れ、これをスイッチで検出し索条の運転を非常停止す
る方法が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】索道においては索条に
は握索装置で搬器が懸垂されており、従って索条の移動
にともないこれら握索装置も移動するため、索条の脱索
に至る検出装置においては握索装置の通過を可能とする
検出装置であることが要求される。本発明の課題は、索
条が索受装置から脱索するのを事前に検出する装置であ
って、索条を握索している握索装置が通過する際にも適
確に検出でき、さらに構造が簡単かつ小型である脱索事
前検出装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的に対応して、本
発明の索道における脱索事前検出装置は、索道で索条を
移動可能に支承して誘導するための索受装置において、
索条と一定の間隔を有して該索条を検出する非接触型セ
ンサと、該非接触型センサを前記索受装置に固着するた
めのセンサブラケットと、を具え前記索条の脱索方向へ
の移動を検出するようにしたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)以下、本発明の詳細を示す一実施の形
態を図を用いて説明する。索道線路中には地形に沿って
複数の支柱(図示せず)が立設されている。該支柱上部
には索道線路に対して直角方向に支柱アームが固着さ
れ、該支柱アーム両端には索受装置を装着する。索受装
置は複数の受索輪を具えており、該受索輪により索条を
移動可能に支承する。索受装置に具える受索輪の数は当
該索受装置に作用する荷重により決定されるが、本実施
の形態においては4輪の受索輪で構成された4輪索受装
置により説明する。
【0008】図1、図2、図3はそれぞれ本発明の脱索
事前検出装置13を具えた4輪索受装置2の正面図、平
面図、側面図である。4輪索受装置2において、受索輪
3、3、3、3は2輪ビーム4、4′にローラーピン
7、7、7、7を介して枢着される。前記2輪ビーム
4、4′には、索条1が支柱アーム10側へ脱索するの
を防止ための内脱索防止プレート4a、4a′が一体に
形成されている。2輪ビーム4、4′は、中心位置にお
いて2輪ビームピン8、8を介して4輪ビーム5に枢着
され、2輪ビームピン8、8を中心として回動可能であ
る。前記4輪ビーム5は、中心位置において4輪ビーム
ピン9を介してブラケット6に枢着され、4輪ビームピ
ン9を中心として回動可能である。ブラケット6は、押
さえ部材11、11及びボルト12、12、12、12
によって支柱アーム10を挟持しており、従ってブラケ
ット6は支柱アーム10上に押圧固着される。このよう
に構成された4輪索受装置2においては、索条1の荷重
は受索輪3、3、3、3により均等に支承され、該受索
輪3、3、3、3における索条1の屈折角はほぼ均等に
なる。このような構造の索受装置は従来より広く用いら
れている。
【0009】つぎに、本発明の脱索事前検出装置13の
構成について説明する。該脱索事前検出装置13は2輪
ビーム4に取付られる。該2輪ビーム4の内脱索防止プ
レート4aには、センサブラケット14を索条1の下方
へ延出固着し、該センサブラケット14には非接触型セ
ンサ、例えば近接スイッチ15を装着する。該近接スイ
ッチ15は索条1が正常な位置、つまり受索輪3、3、
3、3の中央部で支承されているときに前記索条1のほ
ぼ真下に位置し、該索条1とは近接スイッチ15の検出
範囲内において一定の間隔を有しながら索条1を検出す
る。このように構成された脱索事前検出装置13は、4
輪索受装置2に作用する荷重が変化することにより索条
1の屈折角が変化しても、索条1と近接スイッチ15と
の間隔は常に一定に保たれ、また索条に固着して搬器等
を懸垂する握索装置(図示せず)の通過も可能である。
【0010】次に、前述した脱索事前検出装置13の作
用について説明する。図3においては、索条1が正常な
位置すなわち受索輪3、3、3、3の中央部で支承され
て運行している状態である。このとき近接スイッチ15
は、索条1のほぼ真下の位置で該索条1を検出し、ON
の状態である。次に、図4に示すように索条1が強風や
搬器の動揺等の原因で脱索する方向へ移動すると、前記
一定の間隔は保持されなくなり、索条1は近接スイッチ
15の検出範囲から外れ、該近接スイッチはOFFの状
態となる。これら近接スイッチ15のON、OFFによ
る電気信号は、索条1の駆動を制御する制御装置に伝達
され、ONの状態では該索条1は通常に駆動され、OF
Fの状態になったときすなわち索条1が脱索する方向へ
移動すると、直ちに索条1の駆動を停止するようにす
る。このように索条1は脱索する以前にその状態を検出
され、運行を停止することにより脱索を防止することが
できる。
【0011】(実施の形態2)本実施の形態2において
は4輪索受装置2に脱索事前検出装置を2組具えた場合
について説明する。図5において4輪索受装置2の構成
は先の図1に示した4輪索受装置2の構成と均等であ
り、図1と同一の符号を付与している。該4輪索受装置
2には脱索事前検出装置13、13′を具える。該脱索
事前検出装置13、13′は、前記実施の形態1と同様
の構成である。すなわち、2輪ビーム4、4′の内脱索
防止プレート4a、4a′よりセンサブラケット14、
14′を索条1の下方へ延出固着し、該センサブラケッ
ト14、14′には近接スイッチ15、15′を装着し
ており、索条1と一定の間隔を有して検出している。
【0012】以下前述した本実施の形態2における脱索
事前検出装置13、13′の作用について説明する。索
条1が正常な状態のとき、近接スイッチ15、15′は
該索条1のほぼ真下に位置しており、共にONの状態で
ある。つぎに、索条1が脱索する方向に移動すると、前
記実施の形態1の説明と同様に索条1は近接スイッチ1
5、15′の検出範囲から外れ、該近接スイッチ15、
15′は共にOFFの状態になり、この近接スイッチ1
5、15′が共にOFFの状態を条件に索条1の駆動は
直ちに停止され脱索を防止する。
【0013】つぎに、近接スイッチ15、15′のどち
らかが誤動作、あるいは破損等によりOFFの状態にな
り、他方はONの状態であるときは、索道の運転係員に
警報ランプ等によって警報を発し、近接スイッチ15あ
るいは近接スイッチ15′に異常があることを知らせる
ようにする。
【0014】このように構成することにより、近接スイ
ッチ15、15′の誤動作あるいは破損等による索道の
不要な停止をさけ、より確実に脱索の事前検出をおこな
うことができ、また近接スイッチ15、15′の異常も
早期に発見できる。
【0015】以上の実施の形態1および実施の形態2に
おける説明は、索条を下方から支承する索受装置におい
て、本発明の脱索事前検出装置を適用した場合の実施の
形態であるが、索条を上方から圧索支承する索受装置に
おいても本装置の構成を上下に反転することにより適用
し得る。
【0016】
【発明の効果】本発明の脱索事前検出装置は、上述の如
く索条の脱索を事前にかつ確実に検出し、索条の運転を
直ちに検出することで脱索による事故を未然に防止する
ことができ、索道の安全性を高めることができる。さら
に、本装置は簡単な構成でありかつ小型であって、既設
の索道設備にも容易に装着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1における脱索事前検出
装置を具えた4輪索受装置の正面図。
【図2】 本発明の実施の形態1における脱索事前検出
装置を具えた4輪索受装置の平面図。
【図3】 本発明の実施の形態1における脱索事前検出
装置を具えた4輪索受装置の一部断面視側面図。
【図4】 本発明の実施の形態1における脱索事前検出
装置で脱索を事前に検出した状態を示す一部断面視側面
図。
【図5】 本発明の実施の形態2における脱索事前検出
装置を具えた4輪索受装置の正面図。
【符号の説明】
1 索条 2 4輪索受装置 3 受索輪 4、4′ 2輪ビーム 4a、4a′ 内脱索防止プレート 5 4輪ビーム 6 ブラケット 7 受索輪軸 8 2輪ビームピン 9 4輪ビームピン 10 支柱アーム 11 押さえ部材 12 ボルト 13、13′ 脱索事前検出装置 14、14′ センサブラケット 15、15′ 近接スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】索道で索条を移動可能に支承して誘導する
    ための索受装置において、索条と一定の間隔を有して該
    索条を検出する非接触型センサと、該非接触型センサを
    前記索受装置に固着するためのセンサブラケットと、を
    具え前記索条が脱索する方向へ移動し前記一定の間隔よ
    り離れたことを前記非接触型センサが検出するようにし
    たことを特徴とする索道における脱索事前検出装置。
JP29782096A 1996-10-21 1996-10-21 索道における脱索事前検出装置 Pending JPH10119763A (ja)

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