JPH10118584A - テレビカメラ撮影窓の洗浄制御装置 - Google Patents

テレビカメラ撮影窓の洗浄制御装置

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JPH10118584A
JPH10118584A JP29724196A JP29724196A JPH10118584A JP H10118584 A JPH10118584 A JP H10118584A JP 29724196 A JP29724196 A JP 29724196A JP 29724196 A JP29724196 A JP 29724196A JP H10118584 A JPH10118584 A JP H10118584A
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JP
Japan
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cleaning
television camera
switch
camera
washing water
Prior art date
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Pending
Application number
JP29724196A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Tanaka
伸行 田中
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Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄水が無駄に使用されることがなく、また
撮影窓の洗浄を容易に行うことができるようにする。 【解決手段】 雲台12で駆動するテレビカメラ11の
撮影窓ガラス13に、ワイパー14が設けられ、雲台1
2の固定部に上記撮影窓ガラス13へ向けて洗浄水を噴
き付ける噴射ノズル17が設けられており、リモート操
作部22には、CPU24、洗浄水スイッチ29A、洗
浄自動スイッチ29B等が配置される。そして、このス
イッチ29Bが押されたときで、テレビカメラ11が所
定の洗浄位置を向いていないときは、テレビカメラ11
を洗浄位置へ自動的に移動させて洗浄動作を行い、その
後テレビカメラ11を元の位置へ戻すよう制御する。上
記洗浄水スイッチ29Aが押されたときも、テレビカメ
ラ11が所定の洗浄位置を向いているときのみ、洗浄水
の噴射を行うようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雲台装置により遠
隔駆動するテレビカメラに用いられ、撮影窓へ洗浄水を
噴射するテレビカメラ撮影窓の洗浄制御装置の内容に関
する。
【0002】
【従来の技術】監視カメラ等のテレビカメラは、雲台に
支持された状態で、鉄塔、ビル屋上等に設置され、離れ
た場所の監視室等で遠隔操作することが行われる。例え
ば、雲台をリモート操作部で駆動することによりテレビ
カメラは、パン(左右方向)、チルト(上下方向)に動
かされ、これによりテレビカメラで捉えられる領域の映
像をモニタ等に表示することができる。
【0003】また、上記のテレビカメラでは、その撮影
窓に設けられたワイパーにより、窓ガラス面の払拭が行
えると共に、雲台側に設けられた噴射ノズル或いは供給
ポンプ等により、洗浄水(ウォッシャー液)を撮影窓へ
噴射して窓ガラスの汚れを落とせるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のテレビカメラでは、上記ウォッシャー液の噴射ノズ
ルが雲台側に固定されていることから、ウォッシャー液
の噴射場所にテレビカメラの撮影窓を向ける必要があ
り、この洗浄の際のテレビカメラの操作が煩雑であると
共に、ウォッシャー液が無駄に使用されることが多いと
いう問題があった。即ち、ウォッシャー液供給パイプ及
び噴射ノズルを、パン、チルトに動かされるテレビカメ
ラ側に配置することは好ましくないため、雲台側に噴射
ノズルを配置する構成が採用される。
【0005】この場合には、ウォッシャー液が供給され
る最適な洗浄位置にテレビカメラを駆動・配置しなけれ
ばならず、この洗浄位置へテレビカメラを動かす操作が
必要となる。しかも、この洗浄位置への操作は、動作の
指標となる物がないため難しい。そして、洗浄が終了し
た後には、元の撮影位置へテレビカメラを戻す操作が必
要となり、このような復帰操作も煩雑である。
【0006】また、テレビカメラが最適な洗浄位置へ配
置されない状態で、ウォッシャー液を噴射すると、ウォ
ッシャー液が撮影窓ガラスに十分に行き渡らず、噴射を
何回も繰り返すことになり、ウォッシャー液が無駄に使
用される結果となる。
【0007】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、洗浄水が無駄に使用されることが
なく、また洗浄のための操作が容易となるテレビカメラ
撮影窓の洗浄制御装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1請求項の発明に係るテレビカメラ撮影窓の洗浄
制御装置は、テレビカメラを所定方向へ駆動する雲台
と、テレビカメラの撮影窓に設けられたワイパーと、上
記撮影窓へ向けて噴射ノズルから洗浄水を噴射するため
の洗浄水供給装置と、洗浄スイッチを有する操作部と、
を含んで構成されるテレビカメラ撮影窓の洗浄制御装置
であって、上記操作部の洗浄スイッチが操作されたと
き、洗浄水を噴射するための所定の洗浄位置にテレビカ
メラが向いているか否かを判定し、この洗浄位置にある
ときのみ上記洗浄水供給装置による洗浄動作を実行する
制御回路を設けたことを特徴とする。なお、この洗浄位
置は、一つのポイントでもよいが、ある幅を持った所定
範囲としてもよい。第2請求項に係る発明は、上記制御
回路において、洗浄スイッチの操作に基づき、テレビカ
メラが上記所定の洗浄位置を向いていないと判定したと
きには、テレビカメラを所定の洗浄位置へ移動させ、か
つ洗浄動作が終了した後には、洗浄スイッチが操作され
た時点の動作位置へテレビカメラを戻すように、上記雲
台を制御することを特徴とする。
【0009】上記第1請求項の構成によれば、洗浄スイ
ッチをオン操作し、テレビカメラが所定の洗浄位置に配
置されていない場合は、洗浄水が噴射されることはな
い。従って、洗浄水を無駄に使用することもなく、確実
な洗浄を行うことができる。
【0010】第2請求項の構成によれば、例えばテレビ
カメラが洗浄位置を向いていないときには、洗浄スイッ
チをオン操作するだけで、テレビカメラが雲台により最
良の洗浄位置へ自動的にセットされ、この洗浄位置で洗
浄水が噴射される。そして、この後には、テレビカメラ
は元の位置へ自動的に戻される。即ち、テレビカメラを
洗浄のために移動させる場合は、その時点の位置をメモ
リに記憶させ、このメモリ内の位置へ戻すように制御さ
れる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1乃至図3には、実施形態例に
係るテレビカメラ撮影窓の洗浄制御装置が示されてお
り、まずテレビカメラ及び雲台の構成から説明する。図
2及び図3において、テレビカメラ11は雲台12に取
り付けられ、この雲台12が鉄塔等の載置部3に固定さ
れる。この雲台12は、上側の可動部12Aが下側の固
定部12Bに対し回動(パン駆動)するように構成され
る。即ち、図1に示されるように、テレビカメラ11側
に配置される駆動軸G1 を回転させれば、チルト動作が
行われ、載置部3側の駆動軸G2 で可動部12A自体を
回転させれば、パン動作が行われる。
【0012】また、上記テレビカメラ11の前面の撮影
窓ガラス13には、ワイパー14が配置されており、こ
のワイパー14は上側のワイパー駆動部15に接続され
る。そして、上記雲台12の固定部12Bの基台に、洗
浄水(ウォッシャー液)の噴射ノズル17が設けられ、
この噴射ノズル17には、供給パイプ18を介してポン
プ19を有するウォッシャータンク20が接続されてい
る。このウォッシャータンク20は、ポンプ19を作動
させることにより貯留している洗浄水を噴射ノズル17
へ供給することができ、これによって噴射ノズル17か
らは、図示されるように洗浄水が上記撮影窓ガラス13
へ向けて噴射される。
【0013】図1に示されるように、監視室等の遠隔場
所に、リモート操作部22が設けられ、このリモート操
作部22には、操作パネル23、CPU24及びメモリ
25が配置される。この操作パネル23上には、パン
(L,R)及びチルト(U,D)の操作をするジョイス
ティック26、フォーカススイッチ27、ズームスイッ
チ28、洗浄水スイッチ(押し釦)29A、洗浄自動ス
イッチ29B及びワイパースイッチ30(その他、ショ
ットスイッチ)等が配置される。
【0014】また、上記CPU24では、上記の操作部
材の操作に基づいたリモート操作制御を統轄しており、
上記ワイパースイッチ30が押されたときは、ワイパー
駆動部15によりワイパー14を動作させ、洗浄水スイ
ッチ29Aが押されたときは、ポンプ19を駆動して噴
射ノズル17から洗浄水を噴射する。
【0015】そして、このときの噴射はテレビカメラ1
1が洗浄位置、例えば図3の位置を向いていることが条
件となり、この洗浄位置を向いているか否かがパン、チ
ルトの位置で判定される。即ち、この判定の洗浄位置
は、テレビカメラ11のパンの所定範囲(例えばX1 〜
X2 )及びチルトの所定範囲(例えばY1 〜Y2 )で予
め設定されており、この洗浄位置範囲にあるか否かの判
定を行うことになる。
【0016】また、上記洗浄自動スイッチ29Bが押さ
れたときは、テレビカメラ11の洗浄位置への移動及び
元の位置への復帰を自動的に行う制御を実行する。この
場合の洗浄位置は、一つの所定位置、例えば(X3 ,Y
3 )のパン、チルト位置とする。そして、この洗浄位置
へのテレビカメラ11の移動の際には、その移動前のパ
ン、チルトの位置を上記メモリ25に記憶し、このメモ
リ25の復帰位置データに基づいてテレビカメラ11の
復帰動作を実行することになる。なお、実施形態例で
は、上記スイッチ29A及び29Bを押したとき、同時
にワイパー14を所定時間だけ動作させているが、これ
は任意である。
【0017】実施形態例は以上の構成からなり、その作
用を図4を参照しながら説明する。図4には、図1の洗
浄自動スイッチ29Bが押されたときのCPU24での
制御動作が示されており、ステップ101では、洗浄自
動スイッチ29Bが押されたか否かが判定され、Y(YE
S )のときは、ステップ102へ移行する。このステッ
プ102では、テレビカメラ11が所定の洗浄位置の範
囲にあるか否かの判定が行われ、上述したように、現在
位置(x,y)[x:パン位置、y:チルト位置]がX
1 ≦x≦X2 及びY1 ≦y≦Y2 の範囲にあれば
(Y)、ステップ103へ移行し、この範囲外であれば
[N(NO)]、ステップ104へ移行する。
【0018】そして、ステップ103では、テレビカメ
ラ11が洗浄位置にある状態なので、ポンプ19を作動
して所定量の洗浄水が噴射されると同時に、ワイパー1
4が所定時間だけ駆動される。即ち、実施形態例では、
洗浄水が噴射されるときには、ワイパースイッチ30を
押さなくても、自動的にワイパー14を駆動し、洗浄作
業を更に簡略化している。
【0019】一方、ステップ104においては、現在の
パン及びチルトの位置、例えば(X4 ,Y4 )を記憶
し、次のステップ105にて洗浄位置へのショット(移
動)を実行する。この洗浄位置としては、上記の洗浄位
置範囲において最良の一つの位置として上記の位置(X
3 ,Y3 )が設定されており、この洗浄位置へテレビカ
メラ11が自動的に動かされる。
【0020】そして、次のステップ106では、ポンプ
19を作動して所定量の洗浄水が噴射されると同時に、
ワイパー14が所定時間だけ駆動される。この洗浄水の
噴射は、テレビカメラ11を洗浄位置へ確実に移動させ
た後に行われるので、撮影窓ガラス13の最適な位置へ
洗浄水を噴き付けることができ、洗浄が確実となるとい
う利点がある。その後、ステップ107へ移行し、ここ
では、上記ステップ104でメモリ25に記憶した元の
パン、チルト位置(X4 ,Y4 )へテレビカメラ11が
自動的に戻される。これによれば、洗浄が終了した後
に、元の位置へ戻す操作が不要となる。
【0021】また、図1のリモート操作部22の洗浄水
スイッチ29Aの動作は、図4の鎖線で示されるものと
なり、ステップ101にて、洗浄水スイッチ29Aが押
されたことが判定されると、ステップ102にて、テレ
ビカメラ11が上述した洗浄位置にあるか否かの判定が
行われる。ここで、Yの場合は、ステップ103で洗浄
動作を行うが、Nの場合は、洗浄水スイッチ29Aの押
し操作を無効とする。
【0022】このように、洗浄水スイッチ29Aが押さ
れても、テレビカメラ11が所定の洗浄位置にないとき
は、洗浄動作を行わないようにすることで、洗浄水の無
駄を省くことが可能となる。
【0023】上記の説明では、洗浄自動スイッチ29B
が短い時間の一回の押し操作で図4の動作を実行するよ
うになっているが、この実施形態例では、上記洗浄自動
スイッチ29Bを押し続けたときのみ、上記動作を継続
して行う制御を選択できるようになっている。即ち、こ
のスイッチ29Bを押し続けている間は、図4のステッ
プを順に実行し、スイッチ29Bを離すと、その時点で
動作を解除するようにする。ここで、図4のステップ1
05のショット動作を行った後に、洗浄自動スイッチ2
9Bを離した場合は、テレビカメラ11を元の位置へ復
帰させるように制御する。
【0024】このようなスイッチを押し続ける操作の制
御によれば、洗浄のための図4の自動動作を途中で解除
できるという利点があり、緊急の監視等に対応すること
が可能となる。このスイッチを押し続ける操作の制御
と、一回押し操作の制御は、不図示の切替えスイッチで
切り替えるようにしており、使用者側の選択でいずれか
の制御方式を選ぶことができる。
【0025】更に、上記の洗浄水スイッチ29A及び洗
浄自動スイッチ29B(一回押し操作制御)により、洗
浄水を噴射させているとき、スイッチ29A,29Bを
更に押した場合は、噴射する洗浄液を増量するように制
御することができる。この場合も、短い一回の押し操作
で所定量を増量したり、押し続けた時間だけ増量したり
というような制御ができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、第1請求項に係る
発明によれば、洗浄スイッチが操作されたとき、テレビ
カメラが洗浄水を噴射する最良の洗浄位置に向いている
か否かを判定し、この洗浄位置にあるときのみ洗浄動作
を実行するようにしたので、洗浄水が無駄に使用される
ことがなく、洗浄動作を効率よく行うことが可能とな
る。
【0027】第2請求項に係る発明によれば、テレビカ
メラが上記所定の洗浄位置を向いていないと判定したと
きには、テレビカメラを洗浄位置へ移動させ、かつ洗浄
終了後には、元の位置へテレビカメラを戻すようにした
ので、操作者の操作を伴うことなく洗浄動作が自動的に
行われ、撮影窓ガラスの洗浄が容易となるという利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例に係るテレビカメラ撮影窓
の洗浄制御装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の洗浄制御装置を適用した雲台及びテレビ
カメラを示す正面図である。
【図3】図2の雲台及びテレビカメラの側面図である。
【図4】実施形態例において洗浄自動スイッチが押され
たときのCPUでの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1,11 … テレビカメラ、 2,12 … 雲台、 13 … 撮影窓ガラス、 14 … ワイパー、 17 … 噴射ノズル、 19 … ウォッシャータンク、 22 … リモート操作部、 24 … CPU、 25 … メモリ、 29A … 洗浄水スイッチ、 29B … 洗浄自動スイッチ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビカメラを所定方向へ駆動する雲台
    と、 テレビカメラの撮影窓に設けられたワイパーと、 上記撮影窓へ向けて噴射ノズルから洗浄水を噴射するた
    めの洗浄水供給装置と、 洗浄スイッチを有する操作部と、を含んで構成されるテ
    レビカメラ撮影窓の洗浄制御装置であって、 上記操作部の洗浄スイッチが操作されたとき、洗浄水を
    噴射するための所定の洗浄位置にテレビカメラが向いて
    いるか否かを判定し、この洗浄位置にあるときのみ上記
    洗浄水供給装置による洗浄動作を実行する制御回路を設
    けたことを特徴とするテレビカメラ撮影窓の洗浄制御装
    置。
  2. 【請求項2】 上記制御回路は、洗浄スイッチの操作に
    基づき、テレビカメラが上記所定の洗浄位置を向いてい
    ないと判定したときには、テレビカメラを所定の洗浄位
    置へ移動させ、かつ洗浄動作が終了した後には、洗浄ス
    イッチが操作された時点の動作位置へテレビカメラを戻
    すように、上記雲台を制御することを特徴とする上記第
    1請求項記載のテレビカメラ撮影窓の洗浄制御装置。
JP29724196A 1996-10-18 1996-10-18 テレビカメラ撮影窓の洗浄制御装置 Pending JPH10118584A (ja)

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