JPH101182A - 植物の伸長を抑制する人工土壌を用いた植物の苗パッケージ品及び苗パッケージ品の輸送方法。 - Google Patents

植物の伸長を抑制する人工土壌を用いた植物の苗パッケージ品及び苗パッケージ品の輸送方法。

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JPH101182A
JPH101182A JP8187998A JP18799896A JPH101182A JP H101182 A JPH101182 A JP H101182A JP 8187998 A JP8187998 A JP 8187998A JP 18799896 A JP18799896 A JP 18799896A JP H101182 A JPH101182 A JP H101182A
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JP
Japan
Prior art keywords
plant
seedling
package
artificial soil
plastic film
Prior art date
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Pending
Application number
JP8187998A
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English (en)
Inventor
Masayoshi Tsukada
正好 塚田
Hodaka Ikeda
穂高 池田
Hiroko Mimura
博子 三村
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TSUKADA KK
Original Assignee
TSUKADA KK
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Publication date
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  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 植物の伸長を抑制する人工土壌を用いた植物
の苗パッケージ品で、輸送性を高め、苗パッケージの切
り取り線で切ると簡易植木鉢として利用し、人工土壌は
燃えるゴミとして廃棄することもできる。 【解決手段】 植物自体に遺伝的処置を加えることな
く、人工土壌を胴体プラスチックフイルムのポットを充
填して、植物の苗を植えて伸長を抑制し、植物の苗保護
プレートと共に密封して、段ボール箱に積み重ねて輸送
性を高めることができる。植物が枯れて不要になった人
工土壌は自然乾燥して燃やすことができるので、燃える
ゴミとして廃棄することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は植物の苗パッケージ
を、胴体がプラスチックフイルムで構成された自立袋
に、人工土壌を底部に充填させて植物の苗を植え、流通
過程の輸送中に植物が損傷しないように保護するプラス
チックプレートを丸めて立てて密封した植物の苗パッケ
ージ品及び該パッケージ品を段ボールに複数個積み重ね
て封入して運搬性を高めた植物苗パッケージ品の梱包輸
送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、植物の生育に関しては、特に農業
の分野に於いては収穫量の増加を期待するところから植
物の伸長は大きければ大きい程良いとされている。一
方、園芸の愛好者が大型園芸店の影響もあり趣味として
高い人気をもってきており、インテリアとしても広く普
及し鉢植え植物に関心が非常に高くなってきている。特
に観葉植物を鑑賞して楽しみながら育てる人達も増大し
てきているが、これらの人達は、植物の伸長は特に望ん
でおらず植物の緑の美しさと花を鑑賞する楽しみを味わ
おうとする人達も増えてきている。この緑の植物を育て
たいという要望は、主に都市で土地も狭く置き場所も狭
い人々の中で多くなってきており、箱形のプランタンや
フラワーポットや植木鉢など小さな容器の需要も大きく
なってきている。しかしフラワーポットは従来素焼きの
植木鉢が一般によく知られている。この植木鉢は重く割
れやすいことから近年プラスチック製のものが主流とな
ってきている。しかし、上述の植木鉢は土を入れると持
ち運びにくく倒れたりすると土がこぼれて面倒であっ
た。また、近年園芸用苗木の要望の増大と、流通方式の
変化から植物を生きたまま流通に乗せる必要性も増大し
ている。植物を生きたまま流通にのせるためには、でき
るだけ植物は小さい方が効率的である。また消費者の手
元に渡るまで、通常は日光に当てたり、水を補給しなけ
ればならず、しかも植物用ポットは解放系を用いなけれ
ばならなかった。また、園芸店において植物の苗を出荷
する場合、個別に陶器やプラスチック成型品の鉢に植え
替える商品形態をとっている。従って、植物用ポットを
段ボールに積み重ねて運搬することはできず、流通コス
トも高くなり商品の単価を押し上げる結果になってい
る。また、植物の時期が終了して土を処分しようとして
も、ゴミ収集車は収集せず道路の隅とか公園に廃棄して
いることが多く見られる。また、現在、農業の分野に於
いては水耕栽培が増加してきており、根を付けたままで
出荷できる可能性が非常に高まっているが、根を包むべ
き土壌もしくは人工土壌の選択がなされていないため
に、生産者の段階で根を削除してから出荷するため、消
費者に渡る頃には鮮度が低下している状態に陥る。これ
らの問題を解決する方法として、いろいろな方法、例え
ば農業の分野に於いては、水耕栽培の器具一式を商売店
に設置するなどの方法が模索されているが、いずれの方
法に於いても満足できる方法とは言い難い。そこで、本
発明者らは、植物の伸長を抑制する人工土壌および植物
の伸長を抑制する人工土壌を用いた梱包方法を開発する
ことにより、これらの問題を一挙に解決した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の園芸用鉢植えも
のにおいては、まず密閉して積み重ねて段ボール等に封
入して流通形態に乗せて輸送することは、鉢と土の重さ
が作用して搬送中に植物が潰れるという問題があり、か
つ、封入することによって、植物が搬送中に極端に弱っ
たり病気にかかる問題点があった。しかも、植物の時期
が過ぎて廃棄するとき、土の処分に困る問題点があっ
た。
【0004】本発明は、植物苗パッケージの底部に人工
土壌を充填させた自立袋に苗を植えて、輸送中の苗の損
傷を防ぐため、プラスチックフイルムを丸めて保護し、
密封することにより植物の苗を損傷することなく消費者
へ届けることができる植物の苗パッケージ品を提供する
ここと、植物の保護ブレートと共に密封することによっ
て、複数個積み重ねて段ボール箱に封入して輸送できる
方法を提供することを目的としている。また、植物が枯
れて不要になった人工土壌は乾燥すると燃やすことがで
きるので、用すみ後は土は燃やすかゴミ収集時に収集で
きることも可能にしている。
【0005】また、水耕栽培の野菜は少量カップに入れ
た人工土壌で野菜の根を包めば、長時間新鮮さを維持す
ることができる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の植物苗パッケージ品に於いては、胴体がプ
ラスチックフイルムで形成された自立袋に植物の伸長を
抑制する人工土壌を充填させて植えた植物の苗と、長方
形の透明プラスチックを略円筒形に曲げた植物保護プレ
ートとを密封した園芸の苗パッケージ品である。
【0007】また、上記の人工土壌の代わりに底部に培
土を充填して、植物の苗を植え、園芸の苗パッケージ品
としてもよい。
【0008】また、胴体がプラスチックフィルムで形成
した自立袋の底部に人工土壌を充填させて、植物の苗を
植え、胴体の上端付近に小孔を1個または複数個開けて
密封してもよい。
【0009】そして前記植物苗パッケージ品の輸送方法
としては、胴体がプラスチックフィルムで形成した自立
袋の底部に人工土壌を充填して、植物の苗を植え流通過
程で植物の苗が損傷しない保護プレートと共に、密封し
た園芸の苗パッケージ品を段ボール箱に複数個積み重ね
て封入して輸送する方法がある。
【0010】また、野菜を長期に新鮮さを維持する場合
は、少量カップに人工土壌を入れて野菜の根を包み注水
すれば、野菜の伸長を抑制して新鮮さを保つことができ
る方法がある。
【0011】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例にもと
づき図面を参照して説明する。図1は本発明に係る実施
例を示す平面図であり、図のように植物の苗パッケージ
1は胴体がプラスチックフィルム2で構成され、底材3
もプラスチックフィルムで構成された自立袋からなって
いる。
【0012】植物の苗パッケージの胴体1は図1及び図
2で示すように、平面が矩形状のプラスチックフィルム
を側面部2を前後2枚を合わせて、左右の溶着部1aで
接着され、円筒形を形成し、下部にはプラスチックフィ
ルム底部材3aがたたまれている状態では側面部2の内
側に折り込まれるようになっており、底部材3aは側面
部2に弧状の加熱溶着され、側面部2が円筒形を形成す
る場合は、底部は略植木鉢の形状をなしている。このよ
うに植物苗パッケージ品は図1に示すように底部3に人
工土壌を充填すると、略円筒形となり人工土壌4の量と
重さにより安定して自立するようになっている。これに
苗8を植えて、苗を保護するため長方形のプラスチック
フィルムを円筒形に曲げた保護プレート5を挿入し植物
の苗パッケージ上端1cを溶着密封する。植物苗パッケ
ージ品には切り取り線6が表示されている。円筒形の側
面部2は透明となっており、開封しなくても、苗の状
態、人工土壌の渇き具合を目視できるようになってい
る。植物苗パッケージ品の上端1cを完全密封するのが
通例であるが、上端付近に小孔を1個又は複数個開口す
ることもできる。
【0013】カップ11に人工土壌14を入れ、水耕栽
培の野菜13の根を包み、中心部を円形12aに開け、
中心部まで割り12bを入れたキャップ12をはめ込ん
だ野菜輸送方法とすることができる。又、キャツプを取
り外したままでも良い。本発明に使用する人工土壌は球
状のパルプ粒Aと枯植物Bまたは醗酵植物片Cとチッ
ソ、リンサン、カリが混入した化成肥料と嫌気性微生物
群Eを加えて撹拌し一定期間醗酵させたものである。
【0014】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0015】植物苗パッケージは胴体をプラスチックフ
ィルムで構成され、予め人工土壌を充填して苗を植え
て、苗が損傷しないようにプラスチックを丸めて保護し
密封している簡単な構成であり、積み重ね梱包輸送がで
き輸送性に優れている。
【0016】消費者に届いたら、植物苗パッケージの胴
体に切り取り線があるので、そこで切り取ればすぐに簡
単な植木鉢として利用することができる。従って改めて
植木鉢を購入して植え替える手間もいらない。注水後の
水はけについては、底部に釘等の先端のとがったもので
3〜4個孔をおければ十分である。人工土壌であり、植
物の伸長が抑制されるので鉢ものの鑑賞に適している。
【0017】また、植物が枯れて人工土壌を捨てる場合
には、乾燥すると燃やすことができるので、ゴミと一緒
の燃やすか、燃えるゴミとして廃棄することができるの
で処置に困ることがない。
【0018】水耕栽培の野菜の根を少量キャップの人工
土壌で包んで出荷すれば、長期間野菜の伸長を抑制して
緑を保ち、必要に応じた葉数をもぎ取って食卓に乗せる
ことも可能である。
【0019】トマトで実験した結果を参考までに述べ
る。植物の伸長を抑制する人工土壌と通常トマト栽培農
家で使用する畑土壌とを用意し、その中に蒔種後2週間
黒土で生育させたトマト(レジナ種)を植えた。ハウス
内に蒔種トマトの栽培と同様な方法で2ケ月間栽培した
後、草丈、葉の枚数、節間の長さを調べた結果は表1の
通り、明らかにトマトの伸長は抑制されているが葉の大
きさ、幹の太さには変化は見られなかったが、草丈は通
常トマト栽培農家が使用する畑土壌に比較して人工土壌
の方が60パーセントの伸長であった。
【0020】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】植物苗パッケージ品の実施例を示す平面図であ
る。
【図2】植物苗パッケージ品の実施例を示す斜視断面図
である。
【図3】水耕栽培の出荷時の商品形態を示した平面図で
ある。
【図4】植物苗パッケージ品の実施例を示す段ボール箱
封入の斜視断面図である。
【符号の説明】
1 胴体プラスチックフィルム 2 側面部 3 底部 4 人工土壌 5 保護プレート 6 切り取り線 7 開口孔 8 苗 9 段ボール箱 10封入部 11少量カップ 12キャップ 13野菜 14人工土壌 15植物苗パッケージ 1a,1b溶着部 1c密封部 3a底材 12a円形 12b割り

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胴体がプラスチックフイルムで構成され
    た自立袋と植物の伸長を抑制する人工土壌を底部に充填
    させて植えた植物の苗と長方形の透明プラスチックを略
    円筒形に曲げた植物の苗保護プレートとを密封したこと
    を特徴とする植物の苗パッケージ品。
  2. 【請求項2】 底部に培土を充填させて植物の苗を植え
    た請求項1記載の植物の苗パッケージ品。
  3. 【請求項3】 底部に人工土壌を充填させて胴体の上端
    付近に3ないし10ミリの小孔を1個又は複数個開けて
    密封した請求項1及び2記載の植物の苗パッケージ品。
  4. 【請求項4】 胴体がプラスチックフイルムで構成され
    た自立袋と植物の伸長を抑制する人工土壌を底部に充填
    させて植えた植物の苗と長方形の透明プラスチックを略
    円筒形に曲げた植物の苗保護プレートとを密封した植物
    の苗パッケージ品を段ボール箱に複数個積み重ねて封入
    して梱包輸送する方法。
  5. 【請求項5】 水耕栽培の野菜等の野菜の根をカップに
    いれた人工土壌で包んで野菜の流通経路に乗せる方法。
JP8187998A 1996-06-13 1996-06-13 植物の伸長を抑制する人工土壌を用いた植物の苗パッケージ品及び苗パッケージ品の輸送方法。 Pending JPH101182A (ja)

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Effective date: 20040608