JP2004298077A - ポット菜園 - Google Patents

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Eiji Ichihashi
映二 市橋
Chiaki Konishi
千秋 小西
Harumi Takahashi
春巳 高橋
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Abstract

【課題】本発明は、芽出しするまでに非常に期間を必要とする野菜や、また芽出しが非常にむずかしい野菜などにおいて、その種苗について予め芽出しを行い、栽培に際し生育増殖を旺盛に行なわせ、高品質の野菜を短期間に収量良く得るポット菜園を得る。
【解決手段】包装容器内に培養土と芽出し種苗とを充填し開口部を閉鎖してなるポット菜園の、該容器の所定位置を開封し、これに水やり、射光、遮光または保温してポット菜園により、地下塊茎植物、塊根植物、地下茎植物、塊根植物およ球根植物植物等の野菜や園芸植物を栽培する。

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、家庭の庭、ベランダ(ぬれ縁)、軒下、テラス、室内など非常に狭い場所で、栽培が難しいと言われる野菜や園芸植物を、熟練や経験を必要とせずに(初心者でも)、非常に簡単に栽培を行うことが可能なポット菜園の改良に関する。
特に、芽出しするまでに非常に期間を必要とする野菜や、また芽出しが非常にむずかしい野菜などにおいて、その種苗について予め芽出しを行い、栽培に際し生育増殖を旺盛に行なわせ、高品質の植物、例えば野菜を短期間に収量良く得るポット菜園に関する。
なお、本発明でいう「ポット菜園」とは、包装容器内に培養土と種苗とを充填し開口部を閉鎖した包装体を意味する。
【0002】
【従来の技術】
本発明者らは、このたび家庭の庭、ベランダ(ぬれ縁)、軒下、テラス、室内など非常に狭い場所で、栽培が難しいと言われる野菜や園芸植物を、熟練や経験を必要とせずに(初心者でも)、非常に簡単に栽培を行うことが可能なポット菜園を開発した。
すなわち、包装容器内に培養土と種苗とを充填し開口部を閉鎖してなるポット菜園、および包装容器内に培養土を充填し、予め該培養土の所定位置に種苗を埋設し、開口部を閉鎖してなるポット菜園、および遮光性を有する包装容器内に培養土と種苗とを充填し開口部を閉鎖してなるポット菜園である。
しかしながら、一般に種苗は芽出しが容易な植物と、芽出しが難しい植物とがあり、特に里芋、ショウガおよびミョウガなどの地下塊茎植物、アスパラガス、ウドおよびミツバなどの塊根植物、フキなどの地下茎植物、ヤマイモおよびこんにゃくなどの塊根植物、またはにんにくなどの球根植物においては、培養土の表面に芽が出るまでに長期間を必要とし、また芽が出ても旺盛に生育せず、栽培の成績が常によいとは限らない欠点を有していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、培養土の表面に芽が出るまでに長期間を必要とし、また芽が出ても旺盛に生育せず、栽培の成績が常によいとは限らない種苗における、上記欠点を解消し、種苗について予め芽出しを行い、栽培を開始後の芽出し種苗の生育、増殖を旺盛に行わせ、高品質の野菜などを短期間に収量良く得るポット菜園を得ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、このような課題を解決するため鋭意研究を重ねた結果、遂に本発明を完成した。すなわち本発明は、包装容器内に培養土と芽出し種苗とを充填し開口部を閉鎖してなるポット菜園を提供する。
【0005】
また本発明は、遮光性を有する包装容器内に培養土と芽出し種苗とを充填し開口部を閉鎖してなるポット菜園を提供する。
【0006】
また本発明は、芽出し種苗が、野菜、果樹、草花の芽出し種苗である前記のポット菜園を提供する。
【0007】
また本発明は、種苗が、栄養繁殖植物体またはその一部である前記のポット菜園を得る。
【0008】
また本発明は、栄養繁殖植物体が、里芋、ショウガおよびミョウガなどの地下塊茎植物、アスパラガス、ウドおよびミツバなどの塊根植物、フキなどの地下茎植物、ヤマイモおよびコンニャクなどの塊根植物、またはニンニクなどの球根植物である前記ポット菜園を提供する。
【0009】
また本発明は、包装容器内に培養土と芽出し種苗とを充填し開口部を閉鎖してなるポット菜園の、該容器の所定位置を開封し、これに水やり、射光、遮光または保温して栽培することを特徴とするポット菜園の栽培法を提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下本発明を詳細に説明する。
【0011】
まず、本発明のポット菜園は、包装容器内に培養土と芽出し種苗とを充填し開口部を閉鎖することにより得られる。
【0012】
本発明において用いられる培養土としては、栽培する野菜、果樹、または草花などに適した窒素、燐酸、カリウムまたはカルシウム等の要素の少なくとも1つ、または化成肥料や有機質肥料等の即効性肥料、緩効性肥料、遅効性肥料、または即効性肥料と緩効性肥料との混合肥料の少なくとも1つ、を含有させたパーライト、ピートモス、ココピート、または通常の培養土等の吸湿性のある園芸用土資材が挙げられる。または上記培養土に必要により化成肥料および/または有機質肥料を施肥した培養土、または園芸用土資材に窒素、燐酸、カリウム、カルシウム、マグネシウム、化成肥料または有機質肥料の少なくとも1つを添加含有せしめた培養土などが挙げられる。
【0013】
次に本発明において用いられる種苗としては、野菜、果樹、草花(花卉)などの芽出しした種苗が挙げられるが、その中で、芽出しした栄養繁殖植物体またはその一部(株分けしたもの、切断処理したもの)の利用が本発明の効果をよりよく奏するので好ましい。
【0014】
本発明において、芽出し種苗を用いることは極めて重要であって、すなわち、芽出ししていない種苗を用いる場合は、前述したように培養土の表面に芽が出るまでに長期間を必要とし、また芽が出ても旺盛に生育せず、栽培の成績が常によいとは限らない欠点を有する。
【0015】
これに対し、芽出し種苗を用いるときは、芽出しするまでに非常に期間を必要とする野菜や、また芽出しが非常に難しい野菜などにおいて、栽培開始後、当夜い種苗の生育増殖を旺盛に行なわせ、高品質の植物、例えば野菜を短期間に収量良く得ることが可能となる。
【0016】
種苗の芽出し方法としては、従来公知の任意の手段が挙げられ、たとえば種苗をそのまま、または水または温水に適宜浸漬したのち、濡れた布に包み保温する方法、暖かい土壌に入れ加温する方法など任意の手段が挙げられる。
【0017】
上記栄養繁殖植物体としては、里芋、ショウガ、およびミョウガ等の地下塊茎植物、アスパラガス、ウドおよびミツバ等の塊根植物、フキ等の地下茎植物、ジネンジョ、ナガイモ、イチョウイモおよびコンニャクなどの塊根植物、およびニンニク等の球根植物が好ましい。
【0018】
本発明において、上記栄養繁殖植物体は、そのまま、または乾燥させた後に使用することができるが、乾燥させた後に用いると、保存性が良くなるので好ましい。また、種苗を殺菌剤で処理してから用いると、保存中および栽培中において病原菌の浸入予防と、浸入した病原菌の殺菌をすることができるので好ましい。
【0019】
次に、本発明において用いられる包装容器としては、培養土と種苗とを充填し開口部を閉鎖し得る任意の包装容器が挙げられる。
例えば、防水加工した紙製袋、木製、石製(天然石、石膏ボード、セメントなど)、金属製、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレンまたはプラスチック等の合成樹脂製、ガラス製など任意の素材でできた可撓性(あるいはフィルム状)の袋状包装容器、非可撓性(堅牢性)の包装用箱、同包装用瓶、同包装用缶などが挙げられる。
【0020】
これらの包装容器は、無色透明〜着色不透明の素材まで任意の素材で作られているものが採用できる
しかし、種苗の品種によっては、例えばアスパラガス、ウド、ネギ、ミツバなどにおいては、遮光性を有する包装容器を用いて栽培すると、収穫野菜の可食部の肌(外表面)が淡色、または白色になって、外観が美しくなり、しかも食感が軟らかくなるので、非常に好ましい。また、遮光性包装容器を用いるときは、外から容器内培養土が見えにくく、あるいは見えないので、包装容器全体の外観が美しくなるので好ましい。
【0021】
この場合、遮光性を有する包装容器としては、黒色、青色、茶色あるいは緑色をした外周壁、またはアルミ箔の外周壁を有する包装容器が挙げられる。
このように、遮光性を有する包装容器を使用した場合、本発明のポット菜園が、棚などに長期間陳列されたとき、種苗が包装容器の外周壁を介して外界の日光、電気照明、昼光に晒される危険性は全くなくなり、芽出し、生育することが防止される効果を奏する。
【0022】
また本発明は、包装容器内に培養土を充填した後、該培養土に種苗を埋設するが、その際、予め所定位置に種苗を埋設する。すなわち、種苗によって埋設適所が相違するので、埋設の深さ位置、種苗相互間の間隔などを好適化することは、期待通りの栽培成績を得るために重要となる。反対に埋設適所を無視した場合は、期待通りの栽培成績は得られない欠点を有する。例えば、アスパラガスは、培養土表面より20〜25cm、ウドおよび里芋は8〜13cmが好ましい。
【0023】
次に、このようにして得られたポット菜園を用いて植物を栽培するには、上記ポット菜園の、該容器の所定位置を開封し、これに、水やり、射光、遮光または保温などして植物を栽培する。
【0024】
【実施例】
以下実施例を示して本発明をより具体的に説明する。
【0025】
実施例1
(里芋のポット菜園)
予め、市販されている約36gの里芋(石川早生)の種イモ20個を、野菜の苗を育てるための苗床の土壌(品温約25℃)に入れ、芽が1cm突出した種イモ20個を得た。
5月16日に、即効性肥料の園芸化成S200(協同肥料社製)と緩効性肥料のマグァンプK(ハイポネクスジャパン社製)をそれぞれ3g/Lと4g/Lの割合で、ポットミックス(ホーネンアグリ社製)に添加し、均一に混合して、培養土を作成した。そして、この培養土を37×15×57cmの大きさで、厚さ0.07mmの、白色のポリエチレン製の袋(スタンデイングパウチ)に詰め、これに上記芽出し里芋1個を入れた。次に、空気を抜きながら、該袋をヒートシールして密封し、里芋のポット菜園を作成した。
【0026】
実施例2
(里芋の栽培法)
6月15日にベランダで当該里芋のポット菜園を開封し、約6リットルの水やりをした。この水やりは、栽培期間中、当該培養土が乾燥しないように定期的に行なった。そして、栽培開始1週間後に、当該里芋の萌芽が土壌表面に現れ、その後順調に生育を続けた。その結果、11月14日には、里芋の子イモと孫イモが合計18個、970gと芋茎が320g収穫できた。
【0027】
比較例
また比較のため、上記里芋の栽培法において、上記「芽出し里芋」に代えて、「非芽出し里芋」を用いる以外は全く同様に栽培した。
その結果、比較例においては、栽培開始後3週間後に、当該里芋の萌芽が始まることが判明した。
この結果から、芽出しするまでに非常に期間を必要とする野菜や、また芽出しが非常に難しい野菜などにおいて、その芽出し増殖を早期に旺盛に行なわせることが判る。
そして高品質の植物、例えば野菜を短期間に収量良く得ることが判る。
【0028】
【発明の効果】
以上の結果から、本発明によれば、培養土の表面に芽が出るまでに長期間を必要とし、また芽が出ても旺盛に生育せず、栽培の成績が常によいとは限らない種苗における、上記欠点を解消し、種苗の芽出し増殖を旺盛に行わせ、高品質の野菜などを短期間に収量良く得るポット菜園を得ることができる。

Claims (6)

  1. 包装容器内に培養土と芽出し種苗とを充填し開口部を閉鎖してなるポット菜園。
  2. 遮光性を有する包装容器内に培養土と芽出し種苗とを充填し開口部を閉鎖してなるポット菜園。
  3. 芽出し種苗が、野菜、果樹、草花の芽出し種苗である請求項1または請求項2に記載のポット菜園。
  4. 種苗が、栄養繁殖植物体またはその一部である請求項1または請求項2に記載のポット菜園。
  5. 栄養繁殖植物体が、里芋、ショウガおよびミョウガなどの地下塊茎植物、アスパラガス、ウドおよびミツバなどの塊根植物、フキなどの地下茎植物、ヤマイモおよびコンニャクなどの塊根植物、またはニンニクなどの球根植物である請求項4に記載のポット菜園。
  6. 包装容器内に培養土と芽出し種苗とを充填し開口部を閉鎖してなるポット菜園の、該容器の所定位置を開封し、これに水やり、射光、遮光または保温して栽培することを特徴とするポット菜園の栽培法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007089488A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Sumitomo Chemical Co Ltd 芋の栽培における施肥方法
JP2007289060A (ja) * 2006-04-25 2007-11-08 Sumitomo Chemical Co Ltd 芋の栽培における施肥方法

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