JPH10117953A - 遠赤外線発生容器 - Google Patents

遠赤外線発生容器

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JPH10117953A
JPH10117953A JP28432796A JP28432796A JPH10117953A JP H10117953 A JPH10117953 A JP H10117953A JP 28432796 A JP28432796 A JP 28432796A JP 28432796 A JP28432796 A JP 28432796A JP H10117953 A JPH10117953 A JP H10117953A
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Japan
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far
container
infrared ray
powder
transparent body
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JP28432796A
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Hitoshi Ogasawara
均 小笠原
Toshikazu Matsuhashi
利和 松橋
Junya Kato
純也 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保存物αの保存期間を長くするとともに、保
存物αの変色をも防ぐことのできる食品容器Aを提供す
る。 【解決手段】 食品容器Aを構成する有底容器1と蓋体
2は、可視光線を透過する樹脂あるいはガラス等の透明
体内に、三仙石の粉末を混入し、透明度をある程度保っ
たものである。また、有底容器1と蓋体2の外側には遮
光層3が設けられており、食品容器Aの周囲の光が三仙
石の粉末に届かないように設けられている。三仙石は、
粉末にされたことにより大変大きな表面積となり、それ
ぞれの粉末が発生する遠赤外線は、透明体を透過して内
部の空間に放出される。このため、食品容器A内に収納
された保存物αは、遠赤外線空間に晒され、長期に亘っ
て食品の鮮度が保たれる。また、食品容器Aの周囲の光
が三仙石の粉末に届かないため、遠赤外線の増幅作用が
抑えられ、保存物αが遠赤外線によって焼けるなどの不
具合が発生しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高い温度は勿論、
常温など比較的低い温度でも遠赤外線を発生する遠赤外
線発生体(例えば、台湾産の三仙石、ペルシャ産の黒曜
石、モンゴル産の麦飯石など)を有効利用する遠赤外線
発生容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、高い温度は勿論、常温など比較的
低い温度でも長期に亘って遠赤外線を発生する三仙石が
発見された。この三仙石は、海底火山の噴火によって作
られた自然石であり、原産地の台湾では五色石とも呼ば
れている。
【0003】この三仙石は、未だ未知な部分の多い石
で、常温でも少なくとも赤外線〜遠赤外線を発生するこ
とが解明されている。普通の石や、セラミック等でも、
高温に熱すると、熱いうちは赤外線〜遠赤外線を発生す
るが、この三仙石は、上述のように常温でも赤外線〜遠
赤外線を発生する点で、明らかに相違する。
【0004】この三仙石を有効利用しようとする技術と
して、特開平3−271452号公報に開示された技術
が知られている。この技術は、三仙石の粉末をセメント
等に混入したり、三仙石自体をそのまま利用する技術で
あった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】三仙石の粉末をセメン
ト等に混入すると、表面に露出する三仙石の粉末のみが
遠赤外線を発生するのみとなり、三仙石を混入した効果
が小さい。また、三仙石自体を利用するものも、三仙石
の表面のみによる効果しか得られなかった。
【0006】そこで、三仙石の粉末を透明体内に混入
し、三仙石の表面積を大きく利用する技術を考案した
(公知技術ではない)。この三仙石の粉末を混入した透
明体で食品等の収容物を覆う容器を設けた場合、容器が
周囲から光を受けると、受けた光によって三仙石粉末の
放出する遠赤外線が増幅され、強い遠赤外線によって、
収容物によっては焼けて変色する等の不具合が発生する
(例えば、マグロを入れておくと、強い遠赤外線によっ
て、表面が変色する不具合が発生する)。つまり、収容
物によっては、三仙石粉末の発生する遠赤外線が強すぎ
る不具合が発生する。
【0007】
【発明の目的】本発明は、上記の事情に鑑みてなされた
もので、主な目的は、台湾産の三仙石、ペルシャ産の黒
曜石、モンゴル産の麦飯石などのように、高い温度は勿
論、常温など比較的低い温度でも遠赤外線を発生する遠
赤外線発生体を利用し、収容物の腐敗を防ぐとともに、
変色等の不具合をも防ぐことのできる遠赤外線発生容器
の提供にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の遠赤外線発生容
器は、次の技術的手段を採用した。 〔請求項1の手段〕遠赤外線発生容器は、常温でも遠赤
外線を発生する遠赤外線発生体の粉末が、可視光線を透
過可能な透明あるいは半透明な透明体内に混入され、こ
の透明体によって収容物を覆う容器が構成され、この容
器の周囲に光を通さない遮光層が設けられる。
【0009】〔請求項2の手段〕請求項1の遠赤外線発
生容器において、前記収容物を保存する場合、前記粉末
が混入された前記透明体と前記収容物との間には気体が
存在することを特徴とする。
【0010】〔請求項3の手段〕請求項1または請求項
2の遠赤外線発生容器において、前記粉末が混入された
前記透明体の内面には、複数の凹凸が形成されたことを
特徴とする。
【0011】〔請求項4の手段〕請求項1の遠赤外線発
生容器において、前記収容物が液体の場合、前記粉末が
混入された前記透明体と前記収容物との間には気体が存
在しないことを特徴とする。
【0012】〔請求項5の手段〕請求項4の遠赤外線発
生容器において、前記粉末が混入された前記透明体は、
加熱手段によって直接あるいは間接的に加熱可能に設け
られたことを特徴とする。
【0013】〔請求項6の手段〕請求項1ないし請求項
5のいずれかの遠赤外線発生容器において、前記遮光層
は、光の一部を通すことを特徴とする。
【0014】〔請求項7の手段〕請求項1ないし請求項
6のいずれかの遠赤外線発生容器において、前記遠赤外
線発生体は、三仙石、黒曜石、麦飯石であることを特徴
とする。
【0015】〔請求項8の手段〕請求項1ないし請求項
6のいずれかの遠赤外線発生容器において、前記遠赤外
線発生体の粉末は、平均粒径が0.1μm〜50μmの
範囲内であることを特徴とする。
【0016】
【作用および発明の効果】
〔請求項1の作用および効果〕遠赤外線発生体の粉末が
混入された透明体で構成された容器は、遮光層によって
覆われているので、周囲からの光が透明体内の粉末に晒
されず、透明体に混入された粉末が遠赤外線を増幅して
収容物に照射する不具合が回避される。つまり、光遮断
された粉末が発生する遠赤外線のみで、収容物が保存さ
れる。
【0017】〔請求項2の作用および効果〕粉末が混入
された透明体と収容物との間に気体が存在すると、遠赤
外線が気体に作用し、その気体に触れる部分の収容物の
腐敗が長期に抑えられる。
【0018】〔請求項3の作用および効果〕粉末が混入
された透明体の内面に複数の凹凸が形成されたことによ
り、固形の収容物と透明体との間に気体の部分が形成さ
れる。このように設けられることにより、収容物と透明
体との接触面積が減り、逆に収容物と透明体との間に気
体が介在する面積が増える。そして、気体には遠赤外線
が作用し、有用物の腐敗を長期に抑えるため、透明体の
内面に複数の凹凸が形成されたことにより、収容物の腐
敗が発生する面積を減らすことができる。
【0019】〔請求項4の作用および効果〕収容物が液
体の場合、遮光層を設けることで、透明体内に混入され
た粉末は、内側のみに作用する。また、粉末が混入され
た透明体と収容物との間に気体が存在しないと、粉末が
発生する遠赤外線は液体に作用する。
【0020】〔請求項5の作用および効果〕粉末が混入
された透明体を、加熱手段によって直接あるいは間接的
に加熱すると、粉末の放出する遠赤外線が強くなり、液
体への遠赤外線の作用力を高めることができる。
【0021】〔請求項6の作用および効果〕遮光層は、
光の一部を通す。このように、光の進入量によって、透
明体に混入された粉末が遠赤外線を増幅する度合を調節
でき、収容物に応じた遠赤外線強度を得ることができ
る。
【0022】〔請求項7の作用および効果〕三仙石(特
に、台湾産)、黒曜石(特に、ペルシャ産)、麦飯石
(特に、モンゴル産)は、常温において高い遠赤外線を
発生するとともに、比較的安価であるため、高い品質の
遠赤外線発生容器を、比較的安価に提供することができ
る。
【0023】〔請求項8の作用および効果〕遠赤外線発
生体の粉末の平均粒径を0.1μm〜50μmの範囲内
とすることで、遠赤外線発生容器の透明度を適度に保
ち、かつ遠赤外線発生体の表面積を大きくできることに
よって高い効果を得ることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、本発明の遠赤外線発生容器
を実施例に基づき説明する。 〔第1実施例の構成〕図1は食品容器の断面図である。
この食品容器Aは、有底容器1と、その蓋2とからな
り、内部に食品等の保存物α(収容物の一例)を入れて
保存するもので、有底容器1と蓋2の両方は、透明体内
に遠赤外線発生体の粉末を混入したものである。
【0025】つまり、有底容器1および蓋2は、ポリプ
ロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリカーボネイト樹
脂、アクリル樹脂などの透明あるいは半透明なプラスチ
ックやゴム等の樹脂、あるいは透明あるいは半透明なガ
ラスなど、可視光線を透過可能な透明あるいは半透明な
透明体の内部に、常温でも遠赤外線を発生する遠赤外線
発生体の粉末を混入したものである。
【0026】遠赤外線発生体の粉末として、台湾産の三
仙石の粉末を用いる。この三仙石は、海底火山の噴火に
よって作られた天然石であり、年月をかけて台湾の太平
洋岸に打ち上げられた着色コーデライト系天然石で、そ
の石の表面はざらざらしており、赤色、茶色、緑色、紫
色、銀色等の石の表面に、白い斑点模様が入ったものが
多い。
【0027】この三仙石は、高い温度は勿論、常温など
比較的低い温度でも長期に亘って赤外線および遠赤外線
を発生するもので、遠赤外線発生体として好適なもので
ある。この三仙石自体は、吸着力が大変強く、周囲のゴ
ミ、埃、塵、有機物、無機物等の不純物を吸着するた
め、放置すると周囲に付着した不純物で遠赤外線発生効
果が低下するが、加熱したり、太陽光などの光に晒すこ
とで、遠赤外線発生効力が再生する。
【0028】なお、この実施例では、遠赤外線発生体の
一例として台湾の海岸に打ち上げられた三仙石を用いる
が、海底で採取した三仙石は勿論、ペルシャ産の黒曜
石、モンゴル産の麦飯石、トルマリン、医王石など、三
仙石と同様の特有な性質(常温で遠赤外線を発生する性
質)を有するものであれば、適用可能なものである。
【0029】透明体に混入される遠赤外線発生体の平均
粒径は、三仙石の高い効果を得るために0.1μm以上
が好ましく、また、三仙石の表面積を多くし、かつざら
つきを抑える目的から50μm以下が好ましい。特に、
本実施例のように、食品容器Aに用いる場合は、粉末に
よる表面のざらつきを抑え、遠赤外線発生容器の透明度
を適度に保ち、さらに遠赤外線発生体の表面積を大きく
する目的から粉末の平均粒径は1μm〜5μmの範囲内
が好ましく、この実施例では粉末の平均粒径をほぼ3μ
mとしている。
【0030】透明体に対する粉末の混入割合は、透明体
内に粉末が混入された状態で、透明あるいは半透明を呈
するように設けられている。このように、遠赤外線発生
体の粉末と、透明体との混入割合を、粉末が混入された
状態で、有底容器1および蓋2が透明あるいは半透明を
呈する程度とすることによって、透明体の内部に混入し
た粉末の発生する遠赤外線が食品容器A内に放出され
る。
【0031】食品容器Aを構成する有底容器1と蓋2の
外側の面には、光を通さない遮光層3が設けられてい
る。この遮光層3は、外部の光が透明容器1および蓋2
を構成する透明体に進入し、混入された粉末が遠赤外線
を増幅発生する不具合をなくすものである。なお、遮光
層3の少なくとも内面側をアルミニウム等の反射物で構
成し、食品容器Aの外側に向かった遠赤外線が食品容器
A内に戻るように設けても良い。
【0032】〔実施例の効果〕次に、本発明を適用した
食品容器A(三仙石粉末が混入され、周囲に遮光層3が
設けられた実施例品)と、本発明を適用しない食品容器
(三仙石粉末は混入されるが、周囲に遮光層3が設けら
れない第1比較品)と、本発明を適用しない食品容器
(三仙石粉末が混入されず、周囲に遮光層3が設けられ
ない第2比較品)を用い、外部から内部が視認でるウイ
ンドケースタイプの透明冷蔵室を用いて行った。
【0033】この実験では、保存物αの一例として、比
較的腐りやすいとされる豚肉を用い、腐敗試験を行っ
た。その結果、食品容器内で空気に触れる部分におい
て、第1比較品は、第2比較品の約3〜4倍もち、実施
例品は第2比較品の約5〜6倍もった。このように、空
気の触れる部分の腐敗が抑えられるのは、空気中に遠赤
外線が作用しているためと考えられる。
【0034】遠赤外線発生体の粉末が遠赤外線を放出す
ることにより、有底容器1の内面や、蓋2の内面に不純
物(ゴミ、埃、塵、有機物、無機物等)が吸着するが、
有底容器1の内面や、蓋2の内面を布等で拭き取った
り、あるいは洗うなどして、有底容器1の表面に吸着し
た不純物を容易に取り除くことができる。
【0035】また、内部の保存物αを取り出したり、入
れ換えたりする際や、洗浄する際に、太陽光線など、遠
赤外線を含む光に当てることで、粉末が遠赤外線を発生
する能力が再生され、結果的に長期に亘って遠赤外線に
より保存物αを腐敗から防ぐ効果を維持することができ
る。
【0036】〔第2実施例〕図2は第2実施例を示す蓋
付の食品容器Aの断面図である。上記の実施例では、食
品容器Aの内面を平面に設けた例を示した。このよう
に、内面が平面であると、保存物αの空気の触れる部分
の腐敗が長期に亘って抑えられると、空気に触れない部
分、つまり食品容器Aに接触する部分が腐敗が進む。
【0037】そこで、保存物αが配置される食品容器A
の内面、つまり有底容器1および蓋2の内面に多数の波
状の凹凸4を設け、有底容器1と保存物αとの触れる面
積を減らし、保存物αと空気とが触れる部分を増やし
た。このように設けることにより、食品容器A内におい
て保存物αと空気とが触れる部分が増えるため、保存物
αの腐敗が発生する面積を減らすことができる。
【0038】〔第3実施例〕図3は第3実施例を示す袋
状の食品容器Aの断面図である。上記の実施例では、有
底容器1と蓋2とを組み合わせて食品容器Aを構成した
例を示したが、この実施例ではビニール袋など、柔軟な
透明体の内部に、第1実施例同様の遠赤外線発生体の粉
末を混入した袋Bで、この袋Bの開口部が密閉可能に設
けられている。この袋Bは、多数の波状の凹凸4が設け
られ、袋Bと保存物αとの触れる面積を減らし、保存物
αと空気とが触れる部分が増えるように設けられてい
る。
【0039】〔第4実施例〕図4は第4実施例を示す液
体改良容器の断面図である。上記の各実施例では、収容
物として保存物αを用いた例を示したが、この実施例で
は、収容物として液体βを液体改良容器Cに入れ、その
液体βを改良するものである。液体βに遠赤外線を作用
させると、その液体βのクラスターを小さくすることが
できる。つまり、水に遠赤外線を作用させると、半導体
洗浄水として好適となったり、飲料水に用いることで嗜
好性を高めることができ、注射液や内服液に用いること
で体内への吸収性を高めることができる。また、ガソリ
ン、軽油、灯油等に用いることにより、燃焼性が向上す
るとともに、天ぷら油に用いることに揚げ上がりが良く
なるとともに、油寿命も向上する。
【0040】このように、液体βに遠赤外線を作用させ
る場合、遠赤外線の強度は気体に作用させる場合の数十
倍〜数百倍必要になる。また、液体改良容器C内に液体
βがある場合、液体改良容器Cの周囲に空気があると、
液体改良容器Cの発生する遠赤外線は気体の方に作用
し、液体βには作用しない。
【0041】そこで、液体βに遠赤外線が作用するよう
に設けたものが液体改良容器Cで、第1実施例で示した
食品容器Aと基本的に同じ構成を採用している。つま
り、透明体の内部に遠赤外線発生体の粉末を混入し、液
体βの周囲を完全に覆う透明容器5を備え、その外側を
遮光層3で覆ったものである。
【0042】このように、透明容器5の周囲に遮光層3
を設けることで、遠赤外線発生体の粉末の発生する遠赤
外線を内部の液体βのみに向けることができる。なお、
透明容器5の内部に空気など気体が混入すると、内部に
向かって発生した遠赤外線は、内部に混入した気体に作
用してしまうため、内部に気体が極力混入しないほうが
好ましい。
【0043】また、液体改良容器Cの内側、外側、ある
いは透明容器5の内部には、粉末を加熱する加熱手段6
が設けられている。このように、透明容器5内に混入さ
れた粉末を加熱することにより、粉末の発生する遠赤外
線の強度が大きくなり、内部の液体βに強く作用する。
なお、加熱手段6の一例としては、図4に示すように、
通電によって発熱する電気的発熱体がある。
【0044】さらに、液体改良容器Cの内部には、遠赤
外線を放射するボール7が配置されている。このボール
7は、透明体の内部に、遠赤外線発生体の粉末を混入し
たもので、ボール7の内部には遠赤外線をボール7の外
側に向ける反射体8が入れられている。このように、液
体改良容器Cが設けられることにより、内部に入れられ
た液体βには、大変強い遠赤外線が作用する。
【0045】〔変形例〕上記の実施例では、遠赤外線発
生容器の内部に食品による保存物αや、液体βを入れた
例を示したが、化粧水やクリームなどの化粧品類を入
れ、化粧品の変質を防ぐ容器として利用しても良い。
【0046】上記の実施例では、遮光層3は、可視光線
を完全に遮断する例を示したが、遮光層3の一部に穴を
開ける、遮光層3に多数の穴を開ける、遮光層3自体を
半透明で設けるなど、遮光層3が光の一部を通すように
設けても良い。遮光層3による光の進入量の調節によっ
て、透明体に混入された粉末が遠赤外線を増幅する度合
を調節でき、収容物(例えば、米類など)に応じた遠赤
外線強度を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】食品容器の断面図である。
【図2】食品容器の断面図である。
【図3】食品容器の断面図である。
【図4】液体改良容器の断面図である。
【符号の説明】
1 有底容器(遠赤外線発生体粉末入の透明体) 2 蓋(遠赤外線発生体粉末入の透明体) 3 遮光層 4 凹凸 5 透明容器(遠赤外線発生体粉末入の透明体) 6 加熱手段 α 保存物(収容物) β 液体(収容物) A 食品容器(遠赤外線発生容器) C 液体改良容器(遠赤外線発生容器)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】常温でも遠赤外線を発生する遠赤外線発生
    体の粉末が、可視光線を透過可能な透明あるいは半透明
    な透明体内に混入され、この透明体によって収容物を覆
    う容器が構成され、この容器の周囲に光を通さない遮光
    層が設けられた遠赤外線発生容器。
  2. 【請求項2】請求項1の遠赤外線発生容器において、 前記収容物を保存する場合、前記粉末が混入された前記
    透明体と前記収容物との間には気体が存在することを特
    徴とする遠赤外線発生容器。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2の遠赤外線発生容
    器において、 前記粉末が混入された前記透明体の内面には、複数の凹
    凸が形成されたことを特徴とする遠赤外線発生容器。
  4. 【請求項4】請求項1の遠赤外線発生容器において、 前記収容物が液体の場合、前記粉末が混入された前記透
    明体と前記収容物との間には気体が存在しないことを特
    徴とする遠赤外線発生容器。
  5. 【請求項5】請求項4の遠赤外線発生容器において、 前記粉末が混入された前記透明体は、加熱手段によって
    直接あるいは間接的に加熱可能に設けられたことを特徴
    とする遠赤外線発生容器。
  6. 【請求項6】請求項1ないし請求項5のいずれかの遠赤
    外線発生容器において、 前記遮光層は、光の一部を通すことを特徴とする遠赤外
    線発生容器。
  7. 【請求項7】請求項1ないし請求項6のいずれかの遠赤
    外線発生容器において、 前記遠赤外線発生体は、三仙石、黒曜石、麦飯石である
    ことを特徴とする遠赤外線発生容器。
  8. 【請求項8】請求項1ないし請求項6のいずれかの遠赤
    外線発生容器において、 前記遠赤外線発生体の粉末は、平均粒径が0.1μm〜
    50μmの範囲内であることを特徴とする遠赤外線発生
    容器。
JP28432796A 1996-02-23 1996-10-25 遠赤外線発生容器 Pending JPH10117953A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8015725B2 (en) * 2004-09-21 2011-09-13 Dos-I Solutions, S.L. Method and machine for the sintering and/or drying of powder materials using infrared radiation
KR101417625B1 (ko) * 2013-04-10 2014-07-09 임강준 원적외선 김치항아리
CN104643977A (zh) * 2015-03-01 2015-05-27 叶斌 调料瓶

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