JPH10117133A - スイッチング装置及びインテリジェントパワースイッチ - Google Patents

スイッチング装置及びインテリジェントパワースイッチ

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JPH10117133A
JPH10117133A JP26880696A JP26880696A JPH10117133A JP H10117133 A JPH10117133 A JP H10117133A JP 26880696 A JP26880696 A JP 26880696A JP 26880696 A JP26880696 A JP 26880696A JP H10117133 A JPH10117133 A JP H10117133A
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JP
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control signal
switch
reset
semiconductor switch
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JP26880696A
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Kazuto Sugiyama
和人 杉山
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インテリジェントパワースイッチでの異常発
生後に不用意にインテリジェントパワースイッチの異常
状態保持動作が解除されることを防止するスイッチ装置
を提案する。 【解決手段】 オフ状態保持手段23、24のオフ状態
保持動作を解除するための専用の保持動作解除手段4
0、52、T5を設けると共に、オフ状態保持手段2
3、24のオフ状態保持動作の解除を保持動作解除手段
40、52、T5でのみ行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスイッチング装置及
びインテリジェントパワースイッチに関し、特に車両用
の電源供給装置等に用いられる自己保護機能付きのスイ
ッチング装置に適用し得る。
【0002】
【従来の技術】従来自動車においては、イグニッション
キースイッチ、ライトスイッチ、オーディオスイッチ等
の操作スイッチの操作に応じてバッテリからの電源を選
択的に各電気部品(以下、この電気部品を負荷と呼ぶ)
に供給するために、電源線上に多数のスイッチが設けら
れている。
【0003】図3はその概略を示すもので、車両には複
数のジャンクションボックス2,3,……が搭載されて
おり、バッテリやオルタネータ等でなる電源部1の電源
がこのジャンクションボックス2,3,……を介して各
負荷4A,4B,……,5A,5B,……に選択的に供
給される。
【0004】ここでジャンクションボックス2,3内に
は各負荷4A,4B,……,4X,5A,5B,……,5
Yに対応した電源線開閉スイッチ6A,6B,……,6
X,7A,7B,……,7Yが設けられており、これらが
CPU(中央処理ユニット)8,9により開閉制御され
る。
【0005】ここでCPU8は例えば運転席の近傍に配
設された操作スイッチ10A,10B,……,10Mか
らの操作信号を入力し、CPU9は例えばイグニッショ
ンスイッチ11や後部座席の近傍に配設された操作スイ
ッチ12A,……,12Nからの操作信号を入力するよ
うになされている。
【0006】またCPU8,9,……は多重信号線13
によって互いに接続されており、他のジャンクションボ
ックスに関わる操作信号が自分のところに入力された場
合にはこれを多重信号線13を介してそのジャンクショ
ンボックスのCPUに送信する。かくしてCPU8,9
は自分の受け持ちの負荷の対する操作信号の入力に応じ
てその負荷に対応する電源線開閉スイッチ6A,6B,
……,6X,7A,7B,……,7Yをオンオフ制御する
ための制御信号を電源線開閉スイッチ6A,6B,…
…,6X,7A,7B,……,7Yに送出する。
【0007】ところで、近年における半導体製造技術の
進歩に伴って、性能が良くかつ安価な半導体スイッチが
容易に手に入るようになったことにより、上述した電源
線開閉スイッチ6A,6B,……,6X,7A,7B,…
…,7Yとして半導体スイッチを用いた車両が多くなり
つつある。
【0008】この種の電源線開閉スイッチは、一般に半
導体スイッチを過電流や過熱から保護する自己保護機能
を持っており、半導体スイッチに規定以上の電流が流れ
るような場合または半導体スイッチが規定以上の温度ま
で上昇した場合に、半導体スイッチングを強制的にオフ
制御することにより半導体スイッチを過電流や過熱から
保護するようになされている。このような自己保護機能
付きの電源線開閉スイッチは、過電流や過熱が発生した
場合にそれを異常として外部に異常信号を出力するため
の異常出力端子を有することから一般にインテリジェン
トパワースイッチ(以下、これをIPSと呼ぶ)と呼ば
れている。
【0009】図4に、このIPSの一例を示す。IPS
20は大きく分けて、メインの半導体スイッチとしてn
チャンネルパワーMOS FET21(以下、これを単
にMOS FET21と呼ぶ)と当該MOS FET21
を過電流や過熱から保護するための保護回路部22とか
ら構成されており、保護回路部22はMOS FET2
1に流れる電流値又はMOS FET21から発生する
熱が所定値以上になった場合にMOS FET21を強
制的にオフ動作させることによりMOS FET21を
保護する。なおIPS20は1チップ構成となってい
る。
【0010】IPS20は電源入力端子T1から電源部
1からの電源を入力すると共に制御信号入力端子T2か
らCPU40からの制御信号S1を入力する。ここでI
PS20は、制御信号入力端子T2からスイッチオンを
指令する制御信号S1が入れられると(制御信号入力端
子T2に例えば信号レベルが5〔V〕の制御信号S1が
印加されると)、RSフリップフロップ23のS入力が
「High」になりQ出力が「High」になることによりFE
T24がオン状態となる。
【0011】この結果MOS FET21のゲートには
MOS FET21がオン動作するのに十分な電圧が印
加されることになるのでMOS FET21はオン状態
となり、負荷4には出力端子T3を介して電源部1の電
源が供給されるようになる。
【0012】ところで、このオン状態で例えば負荷4が
故障等により短絡した場合や出力端子T2と負荷4とを
繋ぐ電源線が短絡した場合または電源電圧が過電圧とな
った場合等には、MOS FET21に過電流が流れる
ためMOS FET21が損傷するおそれが生じる。ま
たMOS FET21自体が過熱した場合にもMOS F
ET21が熱破壊するおそれがある。
【0013】このためIPS20においては、コンパレ
ータ25及び26においてMOSFET21に流れる電
流値及びMOS FET21の温度が所定値以上になっ
たか否か監視し、所定値以上になった場合には強制的に
MOS FET21をオフ動作させることでMOS FE
T21の損傷を未然に回避するようになされている。
【0014】具体的に説明すると、コンパレータ25の
非反転入力端にはMOS FET21のソース電圧(抵
抗R1によりソース電流に比例した電圧値に電圧変換さ
れたもの)が入力されていると共に反転入力端にはバイ
アス発生回路27により発生された基準電圧Vrefが入
力され、基準電圧Vrefよりもソース電圧が高い場合に
は正論理を出力する。
【0015】またコンパレータ26の非反転入力端には
MOS FET21の近傍に設けられた温度センサ(図
示せず)から温度に比例した電圧値Vtが入力されてい
ると共に反転入力端には基準電圧Vrefが入力され、基
準電圧Vrefよりも温度電圧値Vtが高い場合には正論理
を出力する。これにより論理和回路28からはMOSF
ET21に過電流が流れた場合又はMOS FET21
が過熱した場合に正論理の論理値が出力される。
【0016】この正論理の信号は異常信号S2として異
常信号出力端子T4を介してCPU40に送出される。
CPU40はこの異常信号S2を入力すると、IPS2
0に異常があったことを多重信号線を介して異常表示部
に送出することにより異常表示を行ったり、他のCPU
に当該異常情報を伝送する。
【0017】また論理和回路28から正論理の論理値が
出力されると、フリップフロップ23はR入力に正論理
の信号が入力されるので、Q出力として負論理を、反転
Q出力として正論理を出力する。この結果FET24が
オフ動作されると共にFET29がオン動作されること
により、MOS FET21のゲートには制御信号S1
に応じたハイレベルの制御電圧が印加されなくなりMO
S FET21はオフ状態とされる。また過電圧の場
合、電源電圧はツェナダイオード30及びダイオード3
1を介して電圧降下されてMOS FET21のゲート
に印加され、電流はMOS FET21のゲートを経て
ソースに流れるようになる。
【0018】なおMOS FET21に設けられたツェ
ナダイオード21AはMOS FET21の寄生のダイ
オードを表し、制御信号入力端子T2と出力端子T3と
の間に設けられたツェナダイオード32は制御信号S1
の信号レベルが所定値以上になった場合にはこれをバイ
パスさせるためのものである。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したI
PS20においては、保護回路部22にフリップフロッ
プ23を設けることにより、一旦過電流や過熱等の異常
が発生すると、次に制御信号S1の信号レベルが負論理
から正論理に立ち上がるまでMOS FET21のゲー
トに電圧を印加しない状態を保持する(すなわちMOS
FET21をオフ制御し続ける)ようになされてい
る。
【0020】ここでこのようにフリップフロップ23を
設けて異常があったときにはスイッチオフ状態を保持す
るようにしたのは次の理由による。すなわちMOS F
ET21の過熱を考えた場合、フリップフロップ23を
設けずにコンパレータ26による温度検出に基づき実時
間でMOS−FET21のオンオフを制御しようとする
と、MOS−FET21が所定温度以上になりMOS−
FET21をオフ制御すると間もなくMOS−FET2
1の温度が下がるのでMOS−FET21がオン制御さ
れる。そして再びMOS−FET21の温度が上昇する
とMOS−FET21がオフ制御される。そしてこのよ
うなオンオフが短時間で何度も繰り返されるようになる
と負荷4に対して不安定な電源が供給されることになる
ため、フリップフロップ23を設けて、制御信号S1が
一旦負論理とされ再び正論理とされたときに初めてMO
S−FET21をオン状態に復帰させるようにしている
のである。
【0021】ところで、制御信号S1はCPU40に入
力されるイグニッションスイッチのポジション情報S3
や負荷4に対応した操作スイッチからの操作信号S4に
基づきCPU40により形成される。具体的には、負荷
4に対応した操作スイッチがオンされている状態でイグ
ニッションスイッチがオフポジションからオンポジショ
ンに操作されときに制御信号S1は負論理から正論理に
立ち上がる。またイグニッションスイッチがオンポジシ
ョンの状態で負荷4に対応した操作スイッチがオンされ
たときに制御信号S1は負論理から正論理に立ち上が
る。
【0022】このように従来のIPS20では、過電流
や過熱等の異常が発生したときにイグニッションスイッ
チや負荷4に対応した操作スイッチがオンオフ操作され
るまではMOS FET21をオフ制御し続けることが
できるが、イグニッションスイッチや負荷4に対応した
操作スイッチがオンオフ操作されるとフリップフロップ
23の異常保持が解除されてしまい、MOS FET2
1がオン制御されることになる。
【0023】この結果、過電流や過熱の原因となってい
る箇所の修理が行われていない状態で異常保持が解除さ
れるとその箇所の異常状態が一段と悪化したり、さらに
はその異常箇所が基で重大な事故が発生するおそれもあ
る。
【0024】またこれとは逆に例えばイグニッションス
イッチや負荷4に対応した操作スイッチをオンオフ操作
しないとフリップフロップ23の異常保持を解除でき
ず、例えば異常箇所の修理後に、IPS20のみを動作
させて点検を行う場合などに非常に不都合であった。
【0025】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、インテリジェントパワースイッチでの異常発生後に
不用意にインテリジェントパワースイッチの異常状態保
持動作が解除されることを防止すると共に、異常箇所の
修理作業を簡単化できるスイッチング装置及びインテリ
ジェントパワースイッチを提案しようとするものであ
る。
【0026】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明により成された請求項1に記載のスイッチング
装置は、図1の基本構成図に示すように、制御信号入力
端子への制御信号S1の入力に応じてオンされて電源1
を出力端子に接続された負荷4に供給する半導体スイッ
チ21と、当該半導体スイッチ21に過電流が流れたこ
と及び又は当該半導体スイッチ21が過熱したことを検
出する異常検出手段25〜28と、当該異常検出手段2
5〜28により過電流や過熱等の異常が検出された後制
御信号S1の信号レベルを強制的に降下させ続けること
により半導体スイッチ21をオフ状態に保持するオフ状
態保持手段23、24とを有するスイッチング装置にお
いて、オフ状態保持手段23、24のオフ状態保持動作
を解除するための専用の保持動作解除手段40、52、
T5を設けると共に、オフ状態保持手段23、24のオ
フ状態保持動作の解除を保持動作解除手段40、52、
T5でのみ行うようにした。
【0027】以上の構成において、オフ状態保持手段2
3、24のオフ状態保持動作の解除は、例えばイグニッ
ションスイッチ等の操作によっては行われず、専用の保
持動作解除手段40、52、T5でのみ行われるように
なるため、異常発生後に不用意に異常状態保持動作が解
除されることが防止される。
【0028】また本発明により成された請求項2に記載
のスイッチング装置は、図1の基本構成図に示すよう
に、保持動作解除手段40、52、T5は、オフ状態保
持手段23、24のオフ状態保持動作を解除すると共
に、半導体スイッチ21の制御信号入力端子に制御信号
S6を出力して半導体スイッチ21をオンさせるように
した。
【0029】以上の構成において、保持動作解除手段4
0、52、T5により、オフ状態保持手段23、24の
オフ状態保持動作が解除されるのに加えて、イグニッシ
ョンスイッチ等のスイッチの操作をしなくても半導体ス
イッチ21がオンされるので、例えば異常箇所を修理し
た後に半導体スイッチ21をオン制御して点検を行う場
合などの作業性が向上する。
【0030】また本発明により成された請求項3に記載
のインテリジェントパワースイッチは、制御信号入力端
子への制御信号の入力に応じてオンされて電源を出力端
子に接続された負荷に供給する半導体スイッチと、当該
半導体スイッチに過電流が流れたこと及び又は当該半導
体スイッチが過熱したことを検出する異常検出手段と、
当該異常検出手段により過電流や過熱等の異常が検出さ
れた後制御信号の信号レベルを強制的に降下させ続ける
ことにより半導体スイッチをオフ状態に保持するオフ状
態保持手段とが1チップ上に形成されたインテリジェン
トパワースイッチにおいて、半導体スイッチに電源を入
力するための電源入力端子と、半導体スイッチの出力を
外部に出力するための外部出力端子と、制御信号を入力
するための制御信号入力端子と、異常検出手段により検
出された異常信号を外部に出力するための異常信号出力
端子と、オフ状態保持手段のオフ状態保持動作を解除す
るためのリセット信号を入力するためのリセット信号入
力端子とを設けるようにした。
【0031】以上の構成において、リセット信号入力端
子を設けたことにより、イグニッションスイッチ等の操
作により形成される制御信号に拘わらずオフ状態保持手
段のオフ状態保持動作を解除できるようになる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の具体
例を図面を参照して説明する。図4との対応部分に同一
符号を付して示す図2は、本発明によるスイッチング装
置の一実施の形態を示す。ここでIPS50はリセット
信号入力端子T5を有し、このリセット信号入力端子T
5はフリップフロップ23のS入力端に接続されている
と共にダイオード51を介してFET24のドレインに
接続されている。
【0033】リセット信号入力端子T5にはCPU40
からのリセット制御信号S6が与えられる。CPU40
はこのリセット制御信号S6をリセットスイッチ52の
操作に応じたリセット操作信号S5に基づいて形成す
る。すなわちCPU40はリセットスイッチ52が操作
されたことを表すリセット操作信号S5を入力すると、
ハイレベル(例えば5〔V〕)のリセット制御信号S6
を出力し、リセットスイッチ52が操作されていないこ
とを表すリセット操作信号S5を入力すると、ローレベ
ル(例えば0〔V〕)のリセット制御信号S6を出力す
る。
【0034】これによりIPS50では、フリップフロ
ップ23が異常状態を保持している状態で、リセットス
イッチ52が操作されハイレベルのリセット制御信号S
6が入力されるとフリップフロップ23の異常保持動作
が解除されると共にMOSFET21がオン動作される
ようになる。
【0035】またIPS50では、フリップフロップ2
3が異常状態を保持している状態で、イグニッションス
イッチや負荷4に対応した操作スイッチがオフからオン
に切り換えられた場合でも、ダイオード51によってフ
リップフロップ23のS入力端には制御信号S1は入力
されないのでフリップフロップ23の異常保持は解除さ
れない。
【0036】このようにこの実施形態のスイッチング装
置においては、フリップフロップ23の異常保持動作の
解除をイグニッションスイッチや負荷4に対応した操作
スイッチのオンオフ操作によらずに、専用のリセットス
イッチ52の操作により行うようにしたことにより、イ
グニッションスイッチや負荷4に対応した操作スイッチ
がオンオフ操作された場合でもフリップフロップ23の
異常保持が解除されることはないので、過電流や過熱の
原因となっている箇所の修理が行われていない状態で不
用意に異常保持が解除されることがなくなる。
【0037】またこの実施形態のスイッチング装置にお
いては、リセット制御信号S6をフリップフロップ23
のS入力端に加えてFET24のドレインにも与えるよ
うにしているので、例えば異常箇所の修理後にイグニッ
ションスイッチや負荷4に対応した操作スイッチを操作
しなくても、リセットスイッチ52の操作によりIPS
50を単独で動作させて修理がうまくできたかの点検を
することができる。
【0038】なお上述の実施形態においては、オフ状態
保持手段としてRSフリップフロップ23及びFET2
4が用いられている場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、オフ状態保持手段としてRSフリップフロ
ップ23に代えて例えばJKフリップフロップ等の他の
フリップフロップが用いらた場合でも本発明を適用で
き、オフ状態保持手段は異常検出手段により過電流や過
熱等の異常が検出された後制御信号S1の信号レベルを
強制的に降下させ続けることにより半導体スイッチをオ
フ状態に保持するようなものであればよい。
【0039】また上述の実施形態においては、半導体ス
イッチとしてMOS FET21が用いられている場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、当然他の半
導体スイッチが用いられている場合でも適用することが
できる。
【0040】さらに上述の実施形態においては、車両に
設けられたインテリジェントパワースイッチに本発明を
適用した場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、他の電子機器に設けられたインテリジェントパワー
スイッチに本発明を適用した場合でも上述の実施形態と
同様の効果を得ることができる。
【0041】
【発明の効果】上述のように請求項1に記載の発明によ
れば、オフ状態保持手段のオフ状態保持動作を解除する
ための専用の保持動作解除手段を設け、オフ状態保持手
段のオフ状態保持動作の解除を当該保持動作解除手段で
のみ行うようにしたことにより、異常発生後に不用意に
異常状態保持動作が解除されることが防止され、この結
果異常箇所の異常状態が一段と悪化したり、さらにはそ
の異常箇所が基で重大な事故が発生することが回避し得
るスイッチング装置を実現できる。
【0042】また請求項2に記載の発明によれば、保持
動作解除手段によって、オフ状態保持手段のオフ状態保
持動作を解除するのに加えて半導体スイッチをオンさせ
るようにしたことにより、異常箇所を修理した後に半導
体スイッチをオン制御して点検を行う場合などの作業性
を向上し得る。
【0043】さらに請求項3に記載の発明によれば、リ
セット信号入力端子を設けたことにより、制御信号に拘
わらずオフ状態保持手段のオフ状態保持動作を解除でき
るよなインテリジェントパワースイッチを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスイッチング装置の基本構成を示
すブロック図である。
【図2】実施形態のスイッチング装置の構成を示す接続
図である。
【図3】車両用電源供給装置の構成を示す接続図であ
る。
【図4】従来のスイッチング装置を示す接続図である。
【符号の説明】 1 電源(電源部) 4 負荷 21 半導体スイッチ(パワーMOS F
ET) 23、24 オフ状態保持手段(フリップフロッ
プ、FET) 25〜28 異常検出手段(コンパレータ、バイ
アス発生回路、論理和回路) 40、52、T5 保持動作解除手段(CPU、リセッ
トスイッチ、リセット信号入力端子) S1、S6 制御信号(制御信号、リセット制御
信号)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御信号入力端子への制御信号の入力に
    応じてオンされて電源を出力端子に接続された負荷に供
    給する半導体スイッチと、当該半導体スイッチに過電流
    が流れたこと及び又は当該半導体スイッチが過熱したこ
    とを検出する異常検出手段と、当該異常検出手段により
    前記過電流や過熱等の異常が検出された後前記制御信号
    の信号レベルを強制的に降下させ続けることにより前記
    半導体スイッチをオフ状態に保持するオフ状態保持手段
    とを有するスイッチング装置において、 前記オフ状態保持手段の前記オフ状態保持動作を解除す
    るための専用の保持動作解除手段を具えると共に、前記
    オフ状態保持手段の前記オフ状態保持動作の解除を当該
    保持動作解除手段でのみ行うようにしたことを特徴とす
    るスイッチング装置。
  2. 【請求項2】 前記保持動作解除手段は、前記オフ状態
    保持手段の前記オフ状態保持動作を解除すると共に、前
    記半導体スイッチの制御信号入力端子に制御信号を出力
    して前記半導体スイッチをオンさせることを特徴とする
    請求項1に記載のスイッチング装置。
  3. 【請求項3】 制御信号入力端子への制御信号の入力に
    応じてオンされて電源を出力端子に接続された負荷に供
    給する半導体スイッチと、当該半導体スイッチに過電流
    が流れたこと及び又は当該半導体スイッチが過熱したこ
    とを検出する異常検出手段と、当該異常検出手段により
    前記過電流や過熱等の異常が検出された後前記制御信号
    の信号レベルを強制的に降下させ続けることにより前記
    半導体スイッチをオフ状態に保持するオフ状態保持手段
    とが1チップ上に形成されたインテリジェントパワース
    イッチにおいて、 前記半導体スイッチに前記電源を入力するための電源入
    力端子と、 前記半導体スイッチの出力を外部に出力するための外部
    出力端子と、 前記制御信号を入力するための制御信号入力端子と、 前記異常検出手段により検出された異常信号を外部に出
    力するための異常信号出力端子と、 前記オフ状態保持手段の前記オフ状態保持動作を解除す
    るためのリセット信号を入力するためのリセット信号入
    力端子とを具えることを特徴とするインテリジェントパ
    ワースイッチ。
JP26880696A 1996-10-09 1996-10-09 スイッチング装置及びインテリジェントパワースイッチ Withdrawn JPH10117133A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005253125A (ja) * 2004-03-01 2005-09-15 Toyota Motor Corp 車両用電源システム
CN107896100A (zh) * 2016-10-03 2018-04-10 英飞凌科技股份有限公司 用于减少电流消耗的方法、电路和系统

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